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(2/ 8) 4 月の地震活動概要 4 月に内の震度観測点で震度 1 以上を観測した地震は5 回 (3 月は1 回 ) でした 平成 28 年 (2016 年 ) 熊本地震続報 28 日 14 時 08 分に熊本県熊本地方で発生した M3.6 の地震 ( 深さ 12km) により 熊本県の八代市 宇

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(1)

宮崎県の地震活動概況(2018 年4月)

平 成 30 年 5 月 11 日 宮 崎 地 方 気 象 台 震央分布図(2018 年4月1日~30 日、M0.0 以上、深さ 200 ㎞以浅) 地震の規模(マグニチュードM)は記号の大きさで、震源の深さを記号と色で示しています。 宮崎県で震度1以上を観測した地震に吹き出しをつけています。 深 さ 断面図(震央分布図の投影、深さ 200 ㎞以浅) 本資料は、国立研究開発法人防災科学技術研究所、北海道大学、弘前大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、高知大学、 九州大学、鹿児島大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国土地理院、国立研究開発法人海洋研究開発機構、公益財団法人地震 予知総合研究振興会、青森県、東京都、静岡県、神奈川県温泉地学研究所及び気象庁のデータを用いて作成しています。 また、2016 年熊本地震合同観測グループのオンライン臨時観測点(河原、熊野座)、米国大学間地震学研究連合(IRIS)の観測点(台 北、玉峰、寧安橋、玉里、台東)のデータを用いて作成しています。 (km) Nは図中に表示した地震の数 を示しています。以下同じ。 9日 01 時 32 分に島根県西部 で発生した地震については範 囲外です。

(2)

【4月の地震活動概要】

4月に宮崎県内の震度観測点で震度1以上を観測した地震は5回(3月は1回)でした。

【平成 28 年(2016 年)熊本地震 続報】

28 日 14 時 08 分に熊本県熊本地方で発生した M3.6 の地震(深さ 12km)により、熊本県の八代市、 宇城市および美里町で震度2を観測したほか、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県で震度1を観測し ました。宮崎県では、西都市と椎葉村で震度1を観測しました(図1)。 熊本県熊本地方および阿蘇地方における「平成 28 年(2016 年)熊本地震」の一連の地震活動は、 全体として引き続き減衰しつつも継続しており、現状程度の地震活動は当分の間続くと見られます(図 2、図3)。 図2 震央分布図 (2016 年4月 14 日 21 時~2018 年4月 30 日 24 時、 深さ0~20km、M≧2.0) 2016 年4月~2018 年3月の地震を灰色、4月の地震を赤色で表示。 最大震度7を観測した地震及び4月に宮崎県内で震度1以上を観 測した地震に吹き出しをつけています。 震央分布図中の青・緑・橙・紫・茶・桃色の各線は、地震調査研究 推進本部の長期評価による活断層を示しています。 図3 図2の領域aにおける 地震活動経過・回数積算図 宮崎県 大分県 長崎県 熊本県 図1 震度分布図(観測点別 ×:震央) 鹿児島県 万年山-崩平山断層帯 はねやま 布田川断層帯 日奈久断層帯ひ な ぐ

領域a

くえのひらやま 日出生断層帯 中央構造線断層帯 (豊予海峡-由布院区間) 中央構造線断層帯 (伊予灘区間) ひじう ふたがわ

(3)

9日 島根県西部を震源とする地震(1頁震央分布図範囲外)

9日 01 時 32 分に発生した M6.1 の地震(深さ 12km)により、島根県大田市で震度5強を観測した ほか、中部地方から九州地方にかけて震度5弱~1を観測しました。宮崎県では、高千穂町で震度1 を観測しました(図4)。 今回の地震発生場所から東に約 70km 離れた場所で 2000 年 10 月6日に「平成 12 年(2000 年)鳥取 県西部地震」(M7.3、最大震度6強)が発生し、鳥取県、岡山県、島根県などで、負傷者 182 人、住家 全壊 435 棟、住家半壊 3,101 棟などの被害が生じました(総務省消防庁による)。この地震により、宮 崎県内では、宮崎市、都城市、西都市、高鍋町、川南町、高千穂町、五ヶ瀬町および高原町で震度2 を観測しています。 図4 震度分布図(左図は地域別、右図は観測点別 ×:震央) 宮崎県 熊本県 図6 図5領域a内の地震活動経過図 図5 震央分布図 (1997 年 10 月1日~2018 年4月 30 日 深さ0~30km M≧2.0) ※2018 年4月の地震を赤で表示 図中の茶線は地震調査研究推進本部の 長期評価による活断層を示す

領域a

今回の地震 鹿児島県

(4)

10 日 大隅半島東方沖を震源とする地震

10 日 05 時 09 分に発生した M4.0 の地震(深さ 29km) により、鹿児島県錦江町で震度2を観測したほか、宮崎 県の串間市と小林市、鹿児島県の鹿児島市、指宿市、鹿 屋市、志布志市、大崎町、南大隅町および肝付町で震度 1を観測しました(図7)。 今回の地震の震源付近(図9領域b)は日頃から地震 活動が見られる領域で、M4~5前後の地震が時々発生 しています(図 10)。この領域で発生した地震により宮 崎県で震度1以上を観測したのは、2015 年7月 19 日に 発生した M4.7 の地震(深さ 32km、最大震度3)により 都城市、日南市および串間市で震度2を観測して以来で す。 図8 震央分布図 (1997 年 10 月1日~2018 年4月 30 日 深さ0~90km、M≧2.0) ※2018 年4月の地震を赤で表示

領域a

宮崎県 図 10 図9領域b内の地震活動経過図

A

B

今回の地震

A

B

図9 図8領域a内の断面図(A-B投影)

領域b

図7 震度分布図(観測点別 ×:震央) 鹿児島県 今回の地震

(5)

28 日 日向灘を震源とする地震

28 日 13 時 27 分に発生した M4.3 の地震(深さ 28km) により、宮崎県の宮崎市、日南市、高鍋町および川南町 で震度1を観測しました(図 11)。 今回の地震の震源付近(図 13 領域b)は日頃から地震 活動が見られる領域で、M4~5前後の地震が時々発生 しています(図 14)。この領域で発生した地震により宮崎 県で震度1以上を観測したのは、2017 年7月4日に発生 した M3.7 の地震(深さ 22km、最大震度1)により延岡市、 日向市、西都市、高鍋町、川南町および都農町で震度1 を観測して以来です。 図 12 震央分布図 (1997 年 10 月1日~2018 年4月 30 日 深さ0~90km、M≧2.0) ※2018 年4月の地震を赤で表示

領域a

A

B

今回の地震

A

B

図 13 図 12 領域a内の断面図(A-B投影)

領域b

図 11 震度分布図(観測点別 ×:震央) 宮崎県 今回の地震 図 14 図 13 領域b内の地震活動経過図

(6)

30 日 日向灘を震源とする地震

30 日 02 時 13 分に発生した M3.7 の地震(深さ 33km)によ り、宮崎県の宮崎市、西都市および川南町で震度1を観測し ました(図 15)。 今回の地震の震源付近(図 17 領域b)は日頃から地震活 動が見られる領域で、M4~5前後の地震が時々発生してい ます(図 18)。この領域で発生した地震により宮崎県で震度 1以上を観測したのは、2017 年9月 19 日に発生した M3.5 の地震(深さ 27km、最大震度1)により宮崎市と日南市で 震度1を観測して以来です。 図 16 震央分布図 (1997 年 10 月1日~2018 年4月 30 日 深さ0~90km、M≧2.0) ※2018 年4月の地震を赤で表示

領域a

A

B

今回の地震

A

B

図 17 図 16 領域a内の断面図(A-B投影)

領域b

図 15 震度分布図(観測点別 ×:震央) 宮崎県 今回の地震 図 18 図 17 領域b内の地震活動経過図

(7)

宮崎県内で震度1以上を観測した地震の表(4月1日~30 日)

震源時(年月日時分) 震央地名 緯度 経度 深さ マグニチュード 各地の震度 2018 年 04 月 09 日 01 時 32 分 島根県西部 35 ゚ 11.0' N 132 ゚ 35.2' E 12km M6.1 震度 1 : 高千穂町三田井 2018 年 04 月 10 日 05 時 09 分 大隅半島東方沖 31 ゚ 08.8' N 131 ゚ 21.2' E 29km M4.0 震度 1 : 串間市都井*,小林市真方 2018 年 04 月 28 日 13 時 27 分 日向灘 31 ゚ 51.7' N 132 ゚ 07.0' E 28km M4.3 震度 1 : 高鍋町上江*,川南町川南*,宮崎市松橋*,日南市吾田東* 2018 年 04 月 28 日 14 時 08 分 熊本県熊本地方 32 ゚ 34.1' N 130 ゚ 41.7' E 12km M3.6 震度 1 : 西都市上の宮*,椎葉村総合運動公園* 2018 年 04 月 30 日 02 時 13 分 日向灘 31 ゚ 40.7' N 131 ゚ 51.0' E 33km M3.7 震度 1 : 西都市上の宮*,川南町川南*,宮崎市松橋* (注) 使用した震源要素等は暫定値であり、後日修正することがあります。 *は地方公共団体または、国立研究開発法人防災科学技術研究所の観測点です。

(8)

地震資料に使用される図の見方

宮崎地方気象台では、地方公共団体等による日頃の災害予防の活動を支援するため、宮崎 県の地震活動概況等の資料を作成・公表しています。また、宮崎県で震度4以上の揺れを観 測した場合や津波警報等を発表した場合には、防災対応に資するために「地震解説資料」を 作成・公表しています。今回は、「平成 28 年(2016 年)熊本地震」を例として、これらの資 料に使用される主な図の見方について解説します。 。 解 説 資 料 宮崎地方気象台 図4 地震活動経過図および回数積算図 1.震度分布図(図1) 震度分布図は、各地の震度観測点で観測した震度 を地図上に表示し、地震による揺れの強さや範囲を 表現したものです。震度5と震度6にはそれぞれ強 弱があり、例えば震度6強は「6+」、震度6弱は「6 -」と表示します。また、地震による揺れが広範囲 にわたり多数の観測点の震度がある場合には、図が 煩雑にならないよう、各地域内、各市区町村内で観 測した震度の中で最も大きな震度を代表させて表示 することがあります(図1は地域別の震度分布図の 例)。 2.震央分布図(図2)、断面図(図3) 震央分布図は、地震が発生した場所を地図上に表 示し、地震活動の面的な広がり表現したものです。 表示するシンボルの大きさや形を変えることで、地 震の規模(マグニチュード、以下、「M」)や震源の 深さを表現しています。 また、断面図により地震活動の立体的な広がりを 表現します。図3は、図2の矩形で区切られた領域 を南東方向から見た断面図です。この断面図を見る と、地震活動が深さ20km よりも浅い所で発生して いることが分かります。 3.地震活動経過図と回数積算図(図4) 地震活動経過図は、ある領域内において時間の経 過と共にどの程度の規模の地震が発生したかを表現 したものです。 また、回数積算図は時間経過毎の地震発生数の積 算(合計)数を表現しています。回数積算図を見る ことで、発生した地震の増え具合を把握することが できます。 図4は、図2の矩形で区切られた領域内の地震活 動経過図と回数積算図です。この図を見ると、2016 年4月16 日にM7.3 の地震が発生した後、時間の経 過とともに発生する地震のMは小さくなり徐々に減 衰していますが、活動は継続していることが分かり ます(縦棒は短くなり疎らになるが、折れ線は右上 がり傾向が続く)。 図1 震度分布図(地域別、×は震央) 図2 震央分布図 図3 断面図(A-B投影) B A A B

参照

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