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看護学生の協同作業認識と大学生活の経験との関連性 (研究ノート)

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Academic year: 2021

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(1)人 間 看 護 学 研 究   13  29-34(2015). 29. 研 究 ノー ト. 看 護 学 生 の協 同作 業 認 識 と 大 学 生 活 の経 験 との 関連 性. 米 田  照美,川 端  愛野,伊 丹  君和,清 水  房枝 滋賀 県立 大学 人 間看護 学部 背 景   協 同 作 業 認 識 を 高 め る こ と は、 将 来 、 学 生 が 社 会 人 と して 働 く上 で も有 益 で あ る。 しか し、 どの よ うな 経 験 を もつ こ とが 学 生 の 協 同 作 業 認 識 を 高 め るの か 明 らか で は な い。 今 回 、 臨 地 実 習 の 経 験 が ほ とん どな い2年 生 と臨 地 実 習 を す べ て 終 了 した4年 生 の 協 同 作 業 意 識 と大 学 生 活 にお け る経 験 を調 査 し た 。 そ して 、 学 生 の 協 同 作 業 意 識 と大 学 生 活 の 経 験(部 活 動 、 ク ラ ブ活 動 の 経 験 、 ボ ラ ン テ ィ ア活 動 の 経 験 、 アル バ イ ト経 験 、 家 庭 で の 生 活 経 験)と の 関 連 性 を 検 討 した 。 方 法   1)対. 象 者:A看. 護 系 大 学 の 看 護 学 生2年 生67名 、4回 生53名 。2)調. 査 方 法:平 成26年7月. 。. 3)調 査 内 容:(1)長 濱 ・安 永 らの 開 発 した 協 同 作 業 認 識 尺 度18項 目、(2)属 性:性 別 、 部 活 ・サ ー ク ル の 所 属 、 希 望 職 種 、 大 学 生 活 の 満 足 度 な ど。4)分 析 方 法:SPSS19 .0を 用 い た(Mann-Whitney のU検 定)。5)倫. 理 的 配 慮:本 調 査 の 目的 ・内 容 、 参 加 の 自由 、 個 人 評 価 に 不 利 益 が な い こ と、 守 秘. 義 務 に つ いて 説 明 し、 同 意 と協 力 を 得 た 。 本 調 査 は公 立 法 人 滋 賀 県 立 大 学 研 究 に関 す る倫 理 審 査 会 の 承 認(第206号)を. 得 て い る。. 結 果   有 効 回 答118部(回. 収 率98%)。. 学 年 は2年 生65名(55%)、4年 志 向 」 に つ い て、2年. 対 象 者 数 は118名 、 性 別 は、 男 性5名(4%)女. 生53名(45%)で. 生 が17.8±3.6(平. よ り も有 意 に 高 か っ た(p<0.05)。2)全. あ った 。1)協. 均 ±SD)点. 、4年. 性113名(96%)、. 同 作 業 認 識 尺 度 の下 位 尺 度 の 「個 人. 生 が16.6±4.0点. で あ り、2年 生 が4年 生. 体 で は、 協 同 効 用 の得 点 に お いて 、 ボ ラ ン テ ィア活 動 有53. 名(39.3±3.6点)が ボ ラ ン テ ィ ア活 動 無65名(36.9±5.7点)よ り、 極 め て 有 意 に高 か っ た(p< 0.001)。3)全 体 で は、 互 恵 懸 念 の 得 点 にお い て 、 家 族 同 居 あ り86名(4.9±2.0点)が 家 族 同 居 な し32 名(4.3±1.9点)よ. り、 や や 高 い傾 向 に あ った(p<0.1)。. 手 伝 い を して い る61名(38.8±4.0点)が. 全 体 で は、 協 同 効 用 の得 点 に お い て 、 家 の. 、 家 の 手 伝 いを して い な い57名(37.1±5.7点)よ. り、 有 意 に. 高 か った(p<0.001)。 考 察   1.学 生 は、 ボ ラ ン テ ィ ア活 動 、 家 庭 生 活 の 経 験 を 通 し、 促 進 的 な相 互 依 存 関 係 の 中 で 協 同 す る経 験 を 積 み 重 ね 協 同 効 用 を 高 め て い る可 能 性 が 考 え られ る。2.下 位 尺 度 の 「個 人 志 向 」 にお いて 、2年 生 が4年 生 よ り も有 意 に高 い の は、 大 学 入 試 な ど競 争 的 関 係 な学 習 環 境 が 経 験 の 新 しい こ と、4年 生 は、 臨 地 実 習 で の 協 同 学 習 経 験 の 影 響 を 受 けて い る こ とが 否 め な い。 今 回 の 調 査 結 果 か ら は、 ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 ・家 庭 生 活 の 経 験 が 臨 地 実 習 な どの 大 学 教 育 の 経 験 との 相 乗 効 果 に よ り、 学 生 の 協 同 作 業 認 識 を高 あ て い る可 能 性 が 考 え られ る。. Relativity with experience of joint work recognition life of student nurse Terumi Yoneda, Fusae Shimizu University. of Shiga Prefecture. 2014年9月30日 連 絡 先:米. Yoshino Kawabata,. Kimiwa Itami,. man Faculty. 受 付 、2015年1月9日. of Nursing. 受理. 田  照 美. 所:滋. 賀 県 彦 根 市 八 坂 町2500. e-mail : yoneda@nurse.. 1.緒.  言.   大 学 教 育 に お い て は、 学 生 を社 会 貢 献 で き る人 材 に育 成 す る上 で、 協 同 学 習 の 理 論 と技 法 が合 致 して お り、 効 果 的 で あ る と言 わ れ て い る1)2)3)。   看 護 系 の大 学 で は、4年 間 とい う限 られ た 期 間 に看 護 専 門職 と して の 知 識 ・技 術 ・倫 理 を学 生 に 習得 させ る た め に様 々 な授 業 方 法 が 行 わ れ て い る。 代 表 的 な 学 習 方 法 と して は、 一斉 授 業(集 団 学習 法)や 体 験 型学 習 、 グル ー.        滋 賀 県 立 大 学   人 間看 護 学 部   基 礎 看 護 学 住. and university. usp. ac. jp. プ ワー ク な どの 小 集 団 学 習 法 、 協 同教 育 法 な どが あ げ ら れ る。 ま た、 学 生 自身 が 主 体 的 ま た は能 動 的 に学 べ る よ う、 自 己学 習 を 促 す プ ロ グ ラム の実 施 や上 級 生 が 講 義 や.

(2) 米 田 照美. 30. 演 習 に 参 加 し指 導 す る学 習 法 やTA参 加 型 の学 習 法 な ど、. 2.調. 査 方 法   自己 記 入 式 質 問 紙 調 査 法. 3.調. 査 時 期:平 成26年7月. 多 様 な 学 習 方 法 が 取 り入 れ られ て い る。   小 集 団 学 習 は、 演 習 ・実 習 ・講 義 を 通 して 、 看 護 教 育 に良 く用 い られ る手 法 で あ り、 中 で も協 同 学 習 は、 学 生 同士 が 協 力 的 な 関 係 を持 ち、 学 び を 深 め あ う効 果 が 期 待 さ れ て い る。 そ の た め、 小 学 校 ・中学 校 の み な らず 、 大.   2年 生 は、1年 生8月 に3日 間 の見 学 中心 の 基 礎 実 習 を修 了 して い る。4年 生 は、 約7ヶ 月 間 に わ た る各 論 の 臨 地 実 習 と3週 間 の 統 合 実 習 な どす べ て の 臨地 実 習 を修. 学 教 育 に お いて も取 り入 れ られ る こ とが 多 い。 ジ ョ ンソ ン&ジ ョンソ ンは、 協 同学 習 に は、互 恵 的 な相 互 依 存性 ・. 了 して い る。. 積 極 的 相 互 作 用 、 グル ー プ 目標 と個 人 の 責 任 の 明 確 化 、. 4.調 1)長. 小 集 団 技 能 の 奨 励 と訓 練 、 グ ル ー プ の 改 善 手 続 き の5っ の 原 理 が あ る と述 べ て い る4)5)。代 表 的 な 学 習 技 法 と し. 査 内容 濱 ・安 永 らの 開 発 した協 同作 業 認 識 尺 度18項 目完. 全 版7)8)9)。. て は、 ア ロル ソ ンの ジグ ソ ー学 習 法 や バ ズ 学 習 法 が 挙 げ.    協 同効 用(9項. られ る6)。.  (3項.   しか し、 上 記 の 協 同 学 習 法 や小 集 団学 習 方 法 は、 それ を受 け る学 生 自身 が 協 同作 業 しな が ら学 び 合 う こ とへ の. 目)の3因. 目),個 人志 向(6項. 目),互 恵 懸 念. 子 か ら構 成 さ れ る。3因. 子18項 目が. 適 正 モ デ ル で あ るか は、 確 証 的 因 子 分 析 が行 わ れ 、 十. 認 識 が 学 習 効 果 や 学 習 活 動 に影 響 す る7)8)9)。よ って 、. 分 な適 合 度 が 示 され て い る。 学 生 の抱 く素 朴 な 認 識 を 考 慮 して、 具 体 的 に作 成 され た もの で あ る。 調 査 に用. 学 生 の 協 同 作 業 認 識 を把 握 した上 で、 教 育 を 行 う必 要 が あ る。.  い た質 問項 目 に対 し、 ど の程 度 同意 で き るか を5件 法 で評 価 す る もの で あ る(1:全 くそ う思 わ な い∼5:.   協 同 作 業 認 識 を高 め る こ とは、 将 来 、 学 生 が 社 会 人 と して 働 く上 で も有 益 で あ る。 しか し、 どの よ う な属 性 や.   とて も そ う思 う)。 協 同 作 業 認 識 尺 度 は 、 協 同 効 用. 経 験 が 学 生 た ちの 協 同 作 業 認 識 を高 め る こ と にっ なが っ て い るの か 明 らか で は な い。 先 ほ ど も述 べ た よ うに看 護 教 育 に お い て は、 他 学 部 と の比 較 に お い て 小 集 団 学 習 法 を取 り入 れ る ケ ー スが 多 い。 特 に3年 後 期 ∼4年 生 前 期.  (協 同作 業 が 効 果 的 で あ る と認 識)を 人 志 向(個 人 作 業 を 好 む 傾 向)と.互. 高 く評 価 し、 個 恵 懸 念(協 同 作. 業 に よ る利 益 を 得 る こ とが 難 しい とい う認 識)を. 低く. 評 価 す る ほ ど、 協 同 作 業 に対 す る認 識 が肯 定 的 で あ る   と判 定 され る8)。. の8ヶ 月 間 に行 わ れ る臨 地 実 習 は、 小 集 団 で 体 験 的 に学 習 す る場 で あ る。 ま た看 護 系 大 学 の特 徴 と して は、 他 学 部 と比 較 して 学 業 と職 業 が 密 接 に連 動 して い る た め、 大 学 教 育 期 間 中 か らす で に職 業 的社 会 化 を 促 され る と言 わ. 表1.対. 象 者 の 属 性(nニ118). れ て い る1°)。 特 に 臨地 実 習 は、 看 護 専 門職 と して の態 度 ・. もた らす 可 能 性 が あ る と考 え られ る。 ま た 、 他 者 と の協. 2年 生      4年 生. 属性. 規 範 を 内 在 化 さ せ る教 育 形 態 と して 挙 げ られ て い る11)。 そ の実 習 経 験 が 学 生 自身 の協 同作 業 認 識 に大 き な変 化 を. (人) . 学生.  .  . (%)   . (人)   . 全体. (%)     . (人)      (%). 53    45%       11865   5. %   2  53%. 5       4°/a. 62.  . 3      96%. 看護師. 36. %    32. %. 8     . 助産師. 10. %. %. 5       13%. 及 ぼ して い る可 能 性 も考 え られ る。. 保健師. 12. %.   今 回 、 臨 地 実 習 を ほ と ん ど経 験 して い な い2年 生 と看. 養護教諭. 同作 業 の 経 験 は、 大 学 内 の演 習 や 臨地 実 習 以 外 の 活 動 に と どま らな い。 大 学 外 で の経 験 が協 同 作 業 意 識 に影 響 を. 性別. 職業. 大学でのクラブ活動経験. 護 基 礎 教 育 にお け る臨 地 実 習 を す べ て 終 了 した4年 生 の 協 同作 業 認 識 を 調 査 し、 臨 地 実 習 が学 生 の 協 同 作 業 認 識 に及 ぼ す 影 響 を 検 討 した い と考 え た。 ま た 、 大 学 に お け. ボランティア活動経験. アルバイト経験. る演 習 ・臨 地 実 習 の経 験 以 外 の部 活 動 、 ク ラ ブ活 動 の経 験 、 ボ ラ ン テ ィ ア活 動 の経 験 、 ア ル バ イ ト経 験 、 家 庭 で の生 活 経 験 か ら も影 響 を受 け て い る可 能 性 も高 い。 それ らの 属 性 の 違 い に っ いて も比 較 検 討 と した い と考 え た。. 大学生活満足度. 大学卒業 目指す自信. 男性. 3. 女性. %. 8       15%. 1%    1. %. 7     . 14°k. 有. 52. 0%    2. %. 1    . 6. 無. 13. 0%    2. 4 %. 37      3. 有. 28 . 43%    2. 47%. 3    4. ゜/a. 無. 37 . 57%    2. 53%. 5    5. %. 有. 54   83%      46    87%       1. 無. 11   17%     7   13%. 1.対 生53名. 象 者   A看 護 系 大 学 の 看 護 学 生2年 生67名 、4年. 家族の同居. 家事手伝い. %. 不満∼やや不満     5   8%   4. %. 1 %. %       1. 9 % %. ある∼やや ある        57   88%    52   9 %       10. 有. ゜/a. 8 %. 満足∼やや満足     60  92%   49  9. 無. 究方 法. 58°/a. 7. ない∼あまりない       8   12%     1. 悩みの相談相手. 皿.研. 51   4%    1. %. 9 % %. 61   95%      51   96%       113       9 % 3    5%     2    4%         5. 4%. 有. 49   75%      37    70%. 86     . 無. 16   25%    16   30%. 32      27%. する∼やや する        35 . 54%    26 . 49%. しない∼あまりしない   30   46%    27   51%. 61     . 73°/a. 52°/a. 57      48%.

(3) 看護学生 の協 同作業認識 と大学生活 の経験 との関連性. 2)属. 31. 性 に関 す る質 問 項 目(表1). て 、 有 の 回 答 が61名(52%)、.   部 活 や サ ー ク ル の 所 属 、 ボ ラ ンテ ィ ア活 動 の 有 無 、 希 望 す る職 種(看. 護 師 ・助 産 師 な ど臨 床 勤 務 ま た は、. 無 の 回 答 が57名(48%). で あ っ た 。 家 族 同 居 有86名(73%)、 (27%)で. 家 族 同 居 無32名. あ った。. 保 健 師 ・養 護 教 諭 な ど保 健 機 関 の勤 務)、 大 学 生 活 の 2.協. 働 作 業 認 識 尺 度 の 学 年 別 比 較 に つ い て(表2). 満 足 、 卒 業 目指 して や って い け るか の 自信 の 有 無 、 ア ル バ イ ト経 験 の 有 無 、 悩 み相 談 相 手 の 有 無 、 家 族 と の.   協 同 作 業 認 識 尺 度 に つ い て 、 表2に. 同 居 の 有 無 、 家 事 の手 伝 い の有 無 等 で あ る。. 下 位 尺 度 の 「個 人 志 向 」 に っ い て 、2年 (平 均 ±SD)点. 5.分. 析方法. が4年.   SPSS19.0を. 用 い て 分 析 実 施(ノ. 定Mann-WhitneyU検. 6.倫. 定)し. 、4年. 示 す と お りで あ る。. 生 が16.6±4.0点. 生 が17.8±3.6 で あ り 、2年. 生. 生 よ り も 有 意 に 高 か っ た(t-0.036,p<0.05)。. ンパ ラ メ ト リ ッ ク 検. た。. 理的配慮. 3.協. 同作 業 認 識 尺 度 と各 属 性 の と の 関連 性 につ いて. 1)ボ. ラ ン テ ィ ア 活 動 の 経 験 の 有 無 で の 比 較(表3).     2年 生 で は 、 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 の 経 験 の 有 が28名.   本調 査 の 目的 ・方 法 ・内容 、 参 加 の 自由 、 個 人 の成 績. (43%)、. 評 価 に は不 利 益 が な い こと、 得 られ た デ ー タ は研 究 目的 以 外 に使 用 しな い こ と、 守 秘 義 務 な ど につ い て 説 明 し、. 協 同 効 用 の 得 点 は 、 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 有(38.8±3.5 点)が. あ っ た 。 . (36.8±4.9点)よ.   質 問 紙 調 査 は 、 配 布 数127部 有 効 回 答118部(98%)で. り、 有 生 で は、 ボ.   ラ ン テ ィ ア 活 動 有 が25名(47%)、. <0.05)。. 、 回 収 率119部(94%)、. あ った 。. %)、. 活 動 無 が28名. 協 同 効 用 の 得 点 は、 ボ ラ ン テ ィ.   ア 活 動 有(39.8±3.6点)が. 究結 果. 生 で は、. ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 無(37.0±6.3点)よ. (53%)で. 皿.研. あ っ た 。2年. 意 に 高 か っ た(t=0.033,p<0.05)。4年. 同意 と協 力 を 得 た。 こ の調 査 の実 施 に あ た り、 公 立 大 学 法 人 滋 賀 県 立 大学 研 究 に関 す る倫 理 審 査会 の承 認 を得 た。. 活 動 無 が37名(57%)で. ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 無. り 、 有 意 に 高 か っ た(t=0.019,p. 全 体 で は 、 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 有 が53名(45. 活 動 無 が65名(55%)で. あ った 。 全 体 で は、 協. 同 効 用 の 得 点 は 、 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 有(39.3±3.6点) 1.対. 象 者 の 属 性 に つ い て(表1). が ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 無(36.9±5.7点)よ.   対 象 者 数 は118名 、 性 別 は 、 男 性5名(4%)女 名(96%)、 (45%)で. 学 年 は2年. 生65名(55%)、4年. 生53名.  . 以 上 の こ と か ら 、2年. 生 、4年. 生 、 全 体 を 通 して も、. 保 健 師18名(15%)、. 養 護 教 諭17名. 表3.ボ. ラ ン テ ィア活 動 経 験 の有 無 の比 較. あ る。.   ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 の 経 験 の 有 無 は 、 有 の 回 答 が53名 (45%)、. り、 極 め て. 有 意 に 高 か っ た(t=0.001,p<0.001)。. あ っ た 。 希 望 す る職 業 は 、 看 護 師68名(58%)、. 助 産 師15名(13%)、 (14%)で. 性113. 無 の 回 答 が65名(55%)で. あ った 。 アル バ イ ト. の 経 験 の 有 無 は 、 有 り の 回 答 が100名(85%)。 が18名(15%)で. 無の回答. あ っ た。 大 学 卒 業 へ の 自信 にっ いて 、. 「あ る ∼ や や あ る」 と の 回 答 が109名(92%)、 ま り な い 」 の 回 答 が9名(8%)で. 「な い ∼ あ. あ った 。 悩 み を相 談. 学年          協同効用         個人志向         互恵懸念 (n)  経験(n)  Mean±SD   中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準 全 体   有(53) . 393±36 .  . 39  0.001**  167±39 .  . 16 . 0132    45±1.9. 2年   有(28) . 388±35 . (65) . 無(37) . 370±63 .   36         184±37 . 4年   有(25) . 398±36 .   40 . (53) . 368±49 . 365 . 無(28) . 385 . 0033* . 0.019 . 165±33 . 164±45 .        167±33 .   17 . 0162 . 49±23. 表2.協. 0.607.   18          5.1±24   15 . 0436 . 0.148. 46±13.   16          42±14. で き る 相 手 の 有 無 に つ い て 、 有 の 回 答 が113名(96%)、 無 の 回 答 が5名(4%)で. 0.189. (118)   無(65)    369±57      36          177±36      i7          49±20. *p<0.05 .  **p<0.01. あ った。 家 事 の 手 伝 い にっ い. 表4.ア. 同作 業 認 識 尺 度 と 学年 間 の比 較. ルバ イ ト経 験 の有 無 の比 較. 学年          協同効用          個人志向         互恵懸念. 協同効用. 学年(n) Mean±SD . 個人志向. 中央値   有意水準   Mean±SD . 全体   380±50    38. 17.2±8.8 . (n)  経験(n)    Mean±SD   中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準. 互恵懸念. 中央値  有意水準  Mean±SD . 中央値  有意水準. 4.1±0.2   .    16.5. 全体   有(100) . 382±50 . (118) . 365±44 . 無(18) . 2年   有(54)  (65)  37.8±5.3    37 . 0.308    17.8±3.6    17 . 0.036*    5.1±2.3   . 4年(53) . 38.2±4.6    39          16.6±4.0    16         . 5 . 0.174 . 16.8±34   . 16  006△    47±20 .     4  0.871. 19.3±50    19          48±2.1    45. 無(1D . 38.1±54   360±44 .   37 . 17.4±34 . 0.321 .   17 . 0.142 . 50±23 .   36       . 19.5±43    19          50±24 .   39 . 19.1±63 .  45   . 0892. 5. 0.364 4年. 4.4±1.4   . 38 .   37       . 4. (118) 2年(65) .  . 4.   有(46) . 383±46 . 0493 .   17 . 0303 . 44±14. 0.714. (53)   無(7)    373±46     37        162±33     16        46±15. *p<0.05. 4p<0.1.

(4) 米 田 照美. 32. い て 、 有 の 回 答 が113名(96%)、.  ボ ラ ン テ ィ ア活 動 の経 験 の有 無 が協 同 効 用 の 向 上 に関 係 して い る可 能 性 が 考 え られ る。 2)ア  . %)で. ル バ イ ト有 無 で の 比 較(表4). ア ル バ イ ト無(19.3±5.0点)よ.  . 以 上 の こ と か ら、 相 談 相 手 の 有 無 が 協 同 効 用 の 向 上 に 関 係 性 が あ る こ と が 考 え ら れ る。. り、. 5)家. 以 上 の こ と か ら、 ア ル バ イ トの 経 験 の 有 無 が 協 同 効. 6名(25%)で. 学 で 卒 業 目指 して や って い く 自信 の 有 無 で の比 較. (35.4±4.2点)よ.     全 体 で は 、 大 学 卒 業 へ の 自 信 に つ い て 、 「あ る ∼ や や あ る 」 と の 回 答 が109名(92%)、 い 」 の 回 答 が9名(8%)で.   い 」(5.4±1.5点)よ. (3.7±0.8点)よ.  . 名(27%)で.   と の 関 係 して い る 可 能 性 が 考 え ら れ る 。 自 信 の あ る 学. 手 無 が2名(4%)で. あ っ た 。4年. (32.5±2.1点)よ. 表5.大. 相 談相. 生 の 協 同 効 用 の得. 点 は 、 相 談 相 手 の 有(38.4±4.5)が. 0.07)。. 1.9点)よ  . 、 相談相 手の無. り 、 や や 高 い 傾 向 が あ っ た(t-. 全 体 で は、 悩 み を相 談 で き る 相 手 の有 無 にっ. 学卒 業 目指 して や って い く自信 の 有無 の比 較. 学年          協同効用          個人志向         互恵懸念. 全 体   有(109). o.ia   17.8±3. 0.482    4.7±2. (118) . 無(9). 8±4.7.  .  . 2年  . 有(57). 0±5.4. 0.316   17.9±3. (65) . 無(8). 3±4.8.  . 4年  . 有(52). 3±4.5. (53) . 無(1).  .  . 16.7±3. 17±3.  . o.oaso. 5.4±1. 0.331   4.9±2 1. 90.17616.6±3.  .  . 6   0.393 . 4 . 5.6±1. 0.126. 5.5.   4.4±1. 4 . 家 族 同 居 な し(4.3±. り、 や や 高 い 傾 向 に あ っ た(t=0.058)。. 家 族 との 同 居 生 活 が 、 互 恵 懸 念 を高 くす る可 能 性 が 考 え ら れ る。 しか し な が ら、2年. 生 に お い て は、 協 同. 効 用 の 向上 に 関 係 性 が あ る こ とが考 え られ る。 6)家. の 手 伝 い の 有 無 で の 比 較(表8).     4年 生 で 家 の 手 伝 い を して い る と答 え た 学 生 は 、26 名(49%)、. し て い な い と 答 え た 学 生 は27名(51%). で あ っ た 。4年. 表7.家. 生 の 、 協 同 効 用 の 得 点 は、 家 の 手 伝 い. 族 同居 の有 無 の比 較. 学年          協同効用          個人志向         互恵懸念. (n)  経験(n)   Mean±SD   中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準 1±5.0. 家 族 同 居 無32. あ った 。 全 体 で の互 恵 懸 念 の得 点 で は、. 家 族 同 居 あ り(4.9±2.0点)が. 生 は、 自信 が な い学 生 と比 較 して、 互 恵 懸 念 が 低 い傾.     4年 生 で は 、 相 談 相 手 有 りが51名(96%)、. 、家族 同居 な し. り、 有 意 に 高 か っ た(t-0.003,p<. 全 体 で は 、 家 族 同 居 有86名(73%)、. 以 上 の こ と か ら、 「大 学 卒 業 へ の 自 信 」 が 互 恵 懸 念. み を 相 談 で き る 相 手 の 存 在 の 有 無 で の 比 較(表6). 0.919. (n)  経験(n)    Mean±SD   中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準   Mean±SD 中央値  有意水準 全体   有(86)    38. ±. 0.619 . 17.1±3.8  . (118)  無(32) . 37. ±.  . 17.7±3.7 . 2年   有(49) . 38. ±. 0.022* . (65) . 無(16) . 35. ±.  . 4年   有(37) . 37. ±. 3. (53) . 39. ±. 39. 無(16) .  . 16       17 . 0.403 . 4.9±2.0  .             4.3±1.9 .   17.4±3.6 .    17    0.188     5.0±2.4. 18.7±3.6 .    19           5.1±2.3.  . み相 談 相 手 の有 無 の比 較. (n) .      4   0.003*.  .     3.  . 16.6±3.6 .      16           3.1±0.8 . 38.1±50    38  0048* . (118)  無(5)    342±40  2年   有(62) . 379±53 . 17.1±37   .    33         194±3      20        56±i3   37 . 0308 . 177±3. 20              5.7±1.2. 4年   有(51) . is   o.zsi . (53) . 384±45 . 無(2)    325±2.1 .   390071△ 325 .   165±3.     . 19.0±4. 0.293.    5.0±2.4. (65)   無(3)    353±49     33        197±4. の手 伝 い の有 無 の比 較. (n)  経験(n)    Mean±SD   中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準   Mean±SD 中央値   有意水準. 0.104. 16  0188    47±20. 17   0.396 .  *p<0.05. 学年          協同効用         個人志向         互恵懸念. 経験(n>   Mean±SD  中央値  有意水準  Mean±SD  中央値  有意水準  Mean±SD  中央値  有意水準. 全体   有(113) . 0.912. 4p<0.1 . 表8.家. 学年                   協同 効用                 個 人志 向                互 恵懸 念. 40.0584      3. 0.174    16.5±4.1      16    0.853      4.8±1.4 . Op<0.1. 表6.悩. 家族. 生 の互 恵 懸 念 の 得. 0.005)。. り、 や や 低 い 傾 向 が あ っ た(t=. 向 に あ る。. あ っ た 。4年. 点 は 、 家 族 同 居 あ り(4.8±1.4点)が. 「自 信 が な. 0.085)。. 、 家族 同居 な し. 生 で は 、 家 族 同 居 有37名(70%)、. 同 居 無16名(30%)で. あ った。 全 体 で 互 恵 懸 念. 家 族 同 居 無1. 生 の 協 同 効 用 の 得 点 は、. り 、 有 意 に 高 か っ た(t=0.022,p.   <0.05)。4年. 「な い ∼ あ ま り な. の 得 点 で は 、 自 信 が あ る(4.7±2.0点)が. 4)悩. あ っ た 。2年. 家 族 同 居 あ り  (38.5±5.5点)が. (表5).  . 族 同 居 の 有 無 で の 比 較(表7).     2年 生 で は 、 家 族 同 居 有49名(75%)、. 用 の 向 上 に 関 係 して い る 可 能 性 が 考 え ら れ る 。 3)大. 相談相. 手 は、 友 人 が 大 多 数 で あ った。. 低 い 傾 向 が あ っ た(t=0.06)。  . 、 相 談 相 手 の 無(34.2±4.0点). よ り、 有 意 に 高 か っ た(t=0.048,p<0.05)。. 無 の 回 答 が18名(15%). で あ っ た 。 全 体 の 個 人 志 向 の 得 点 は 、 ア ル バ イ ト有 (16.8±3.4点)が. あ っ た 。 全 体 の 協 同 効 用 の 得 点 は、 相 談 相 手 の. 有(38.1±5.0点)が. 全 体 で は 、 ア ル バ イ トの 経 験 の 有 無 で は 、 ア ル バ イ.   ト有 の 回 答 が100名(85%)。. 無 の 回 答 が5名(4. o.zsa.    a.a±i.a. 19           5.5±2.1 . 全体    有(61) . 388±40 . (118)  無(57) . 371±57 .  .   36         17.0±37    16          48±17. 39  0009** . 2年   有(35) . 379±39 .   38 . 0.zai . 11.4±39   . ls.i±37 . 11 .   11 . 0854    47±23. 0706 . 54±26. o.zsz. o.zzs. (65)   無(30)    376±67      36          174±35     175           46±i9.     5. 4年   有(26) . 400±39 . (53) . 364±45 . 15.1±32 . 155.   36         17.4±44 . 4050005** .   16. 3.8±1.0. 0001**. △p<0 1  *pく0  05 無(27) . 5.0±1.4. **p<0.01.

(5) 看護学生 の協 同作業認識 と大学生活 の経験 との関連性. を して い る(40.0±3.9点)が. 、 家 の 手 伝 い を して い. な い(36.4±4.5点)よ 0.005,p<0.05)。. 33. り 、 有 意 に 高 か っ た(t=. 異 な る立 場 の 相 手 との 葛 藤 を協 同 の枠 内 で 問 題 解 決 し、. 互 恵 懸 念 の 得 点 で は、 家 の 手 伝 い. を し て い る(3.8±1.0点)が (5.0±1.4点)よ. 家 の 手 伝 い を して い な い. 全 体 で 家 の 手 伝 い を し て い る と答 え た 学 生 は 、61名 (52%)、. して い な い と答 え た 学 生 は57名(48%)で. あ っ. た 。 全 体 で は 、 協 同 効 用 の 得 点 は 、 家 の 手 伝 い を して い る(38.8±4.0点)が (37.1±5.7点)よ. 、 家 の 手 伝 い を して い な い. 家 事 の 手 伝 い の経 験 の有 無 が、 協 同 効 用 の 向 上 に関. 係 性 が あ る こ と が 考 え ら れ る 。 ま た 、4年. 生 にお いて. は 、 互 恵 懸 念 を 低 さ と 関 係 し て い る。 7)大  . ま た、 そ の能 力 は、 学 生 が 近 い将 来 、 就 職 し、 組 織 の 一. 験 が 臨地 実 習 な どの 大 学 教 育 と相 乗 効 果 とな り、 学 生 の 協 同 す る認 識 を 高 め る可 能 性 が 考 え られ る。   学 年 間 の比 較 で は、 下 位 尺 度 の 「個 人 志 向」 にお い て、 2年 生 が4年 生 よ り も有 意 に高 か っ た。 「個 人 志 向」 が 4年 生 よ り2年 生 に有 意 に高 か った の は、4年. り 、 有 意 に 高 か っ た(t=0.009,p.   <0.05)o  . 降 りか か る変 化 に適 応 で き る力 を体 験 的 に習 得 で き る。 員 と して職 場 に 適 応 し、 協 同 して働 くた め の必 要 な能 力 と な る。 今 回 の 調 査 結 果 か らは、 ボ ラ ンテ ィ ア活 動 の 経. り 、 極 め て 低 か っ た(t-0.001,p<. 0.001)o  . 相 互 依 存 関 係 を うま く構 築 ・維 持 す る能 力 を培 うこ とで、. 学 で の ク ラ ブ活 動 の有 無 、 希 望 職 種 に よ る違 い 協 同 作 業 認 識 尺 度 と 「希 望 職 業 」 「大 学 で の ク ラ ブ. 活 動 」 「大 学 生 活 の 満 足 度 」 に 関 し て は 、 有 意 差 は み. 生 と比 較. して、2年 生 の 方 が 大 学 入 試 を 目標 に他 者 と競 争 的 関 係 の学 習 環 境 を 経 験 が 新 しい た め と考 え られ る。 ジ ョ ンソ ン&ジ. ョン ソ ン は、 競 争 的 動 機 づ け に付 随 す る特 徴 と し. て、 「心 配 、 失 敗 の 恐 れ、 競 争 相 手 に対 す る敵 意 、 他 人 の勝 利 を妨 げ よ う と い う関 心 、 自 己志 向性 、 勝 っ こ と を 強 調 す る価 値 観 」 を 挙 げて い る9)。 他 者 と の関 係 性 を 引 き裂 き、 対 立 させ る学 習 環 境 か ら、 対 人 関係 や コ ミュ ニ ケ ー シ ョンな どの 社 会 的 技 能 の育 成 は期 待 で きな い と言.  られ な か っ た。. わ れ て い る。'3)。 近 年 、 新 人 社 員 の早 期 退 職 な ど が 問 題 IV.考 1.協. と な って い る。 そ の よ うな中 、 組 織 の一 員 と して 職 場 に.  察. 適 応 す る た め に は、 学 生 時 代 か ら、 促 進 的 な相 互 依 存 関. 同 作 業 認 識 とボ ラ ン テ ィア活 動 との 関 連 につ いて.   2年 生 も4年. 生 も そ し て 全 体 で も、 協 同 効 用 の 得 点 は 、. 係 を維 持 し、 協 同 す る経 験 を積 み重 ね る こ とが 、 学 生 の 社 会 化 を促 進 す る有 用 な体 験 に な る と考 え る。. ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 有 が ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 の 無 よ り、 極 め.   協 同作 業 に否 定 的 な学 生 は外 的 に動 機 づ け られ 学 習 し、. て 有 意 に 高 か っ た 。 以 上 の こ と か ら、2年. 肯 定 的 な学 生 は内 発 的 動 機 づ け られ学 習 して い る と い う. 生 、4年. 生 、. 全 体 を 通 して も 、 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 の 経 験 が 協 同 効 用 の. 報 告 が あ る9)。本 来 な ら は、 大 学 の 基 礎 教 育(演. 向 上 に 関 係 性 が あ る こ と が 考 え ら れ る。 ボ ラ ン テ ィ ア 活. 地 実 習)を 通 して 、 す べ て の学 生 が協 同作 業 認 識 を 高 め. 動 で は 、 他 者 と 協 力 し合 い 、 連 携 し、 助 け 合 う 援 助 的 な 活 動 経 験 で あ る。 そ の よ うな経 験 を重 ね る こ とで 、 協 同. る こ とが学 習 効 果 を 考 え る上 で も、 社 会 人 と して 働 く上 で も望 ま しい 姿 で あ る。 しか し、 学 生 時代 か ら、 ボ ラ ン. 作 業 認 識 も徐 々 に 向上 して い っ た の で は な い だ ろ うか。. テ ィア や ア ル バ イ ト先 、 家 庭 内 で相 互 依 存 関 係 を う ま く.   ま た 、 調 査 結 果 か ら、 ア ル バ イ トの 経 験 の 有 無 が 協 同. 活 用 し、 他 者 と協 同 す る経 験 を体 験 的 に積 み重 ね る こ と. 効 用 を 高 め る 可 能 性 が 考 え ら れ た 。 ア ル バ イ トは 、 ボ ラ. が で き る な ら、 そ れ は、 学 生 の学 習 や人 間性 の 成 長 に大 い に役 立 っ もの と考 え る。. ンテ ィ ア と異 な り、 賃 金 は発 生 す る もの の 、 学 生 が 他 者. 習や臨. と協 力 し合 い 、 連 携 し、 作 業 す る 経 験 で あ る 。 そ の た め 、 協 同 作 業 認 識 に も 影 響 し た も の と考 え る 。. 2.協.   協 同 効 用 は 、18∼19歳.   家 族 との 同 居 生 活 にお いて は、 互 恵 懸 念 を 高 くす る可. 比 較 す る と18∼19歳 あ る7)。2年. の 年 齢 層 と20代 ∼30代 年 齢 層 と. の年 齢 層 が有 意 に低 い と い う報 告 が. 生 と4年. 同作 業 認 識 と家 庭 で の 生 活 経 験 と の 関連 につ いて. 能 性 が 考 え られ る。 しか しな が ら、2年. 生 に お いて は、. 生 を比 較 した と こ ろ、 有 意 差 は な. 協 同効 用 を高 め る可 能 性 もあ る。 ま た、 家 事 手 伝 いの 経. か った 。 協 同 効 用 が 低 くな る この年 齢 期 に、 ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 や ア ル バ イ ト経 験 を 積 む こ と は 、 他 者 と の 相 互 作. 験 に お い て は 、 家 事 手 伝 い を して い る方 が協 同 効 用 を高 め る可 能 性 が あ る。. 用 経 験 を 重 ね る こ と に な る。.   現 代 の若 者 は、 ラ イ フ ス タ イ ル、 家 族 形 態 な ど個 人 の. 政 治 、 経 済 、 環 境 と言 った人 間生 活 の諸 側 面 で ます ます. 自 由 な選 択 が認 め られ る 「個 人 化 」 が広 が り、 対 人 関 係 の結 び つ きが 以 前 よ り も希 薄 で あ る と言 わ れ て い る'2)。. 協 同 が 必 要 に な っ て い る 」 と述 べ て い る12)。ま た 、 協 同. 促 進 的 な相 互 依存 関係 を構 築 ・維持 す る能 力 を培 う場 は、. に 付 随 す る 特 徴 と して 、 「友 好 性 、 助 け 合 い 、 支 え 合 い 、. 家 庭 内 で も同 じで あ る。 学 生 自身 の家 族 関係 が 相 互 依 存. 気 遣 い 、 尊 敬 、 責 任 感 、 信 頼 感 な ど を 仲 間 に 対 して 持 っ. 関 係 で あ る と した ら、 学 生 が 家 族 の た め に協 力 し、 助 け. よ う に な る 」 こ と を 挙 げ て い る9)。 大 学 時 代 に 促 進 的 な. 合 う経 験 を もっ 可 能 性 も考 え られ る。 ま た、 家 庭 にお い.   ジ ョ ン ソ ン,ジ. ョ ン ソ ン&ヒ. ュ ー ル ベ ッ ク は 、 「技 術 、.

(6) 米 田 照美. 34. て も両 親 、 祖 母 、 兄 弟 な ど異 な り世 代 との 交 流 や 関 係 を.     2004.. 構 築 し、 共 に促 進 的 な相 互 依 存 関係 の な か で 作 業 が で き る経 験 は少 な か らず 存 在 し、 日常 的 に 協 働 作 業 認 識 も培.  . わ れ る可 能 性 が あ る と考 え られ る。. 4)ジ. 3)安. 永 悟:協. ョ ン ソ ン,.D. .     ク,E. . V.結. J.:学. 5) Johnson,.  語.  今 回 、A大 学 看 護 系2年 生4年 生 の協 同作 業 認 識 と そ の属 性 にっ いて 調 査 した。 以 下 の こ とが 明 らか と な っ た。 1.2年. 同 学 習 に よ る 大 学 授 業 へ の 展 望,日. 生 、4年 生 、 全 体 いず れ も、 ボ ラ ンテ ィア活 動 、.   ア ル バ イ トの 経 験 、 家 庭 生 活 の経 験 が 協 同 効 用 を高 め   て い る可 能 性 が 考 え られ る。 ボ ラ ンテ ィ アな ど の活 動   を 通 して 、 促 進 的 な相 互 依 存 関係 を 維 持 し、 協 同 す る. 本 教. 育 心 理 学,vol48,163-172,2009. W/ジ. ョ ン ソ ン,  R.  T/ホ. 習 の 輪,二. 瓶 社,7 . D. W. , &Johnson,. ル ベ ッ. 28,2010.. R. T , Instructional. gole structure: cooperative, competitive, or indiv idualistic. Review of Educational Research, 44, 2 13-240, 1974. 6) Aronson, E. , Blaney, N. T. , Sikes, et. al. Busing and racical tension : The jigsaw route to learning and liking. Psychological Today, Feb. , p43-59, 1975..  経 験 を 積 み 重 ね る こ と は、 学 生 の協 同 作 業 認 識 に影 響. 7)長.   す る。 2.下 位 尺 度 の 「個 人 志 向」 に お い て 、2年 生 が4年 生.     意 欲 に 及 ぼ す 影 響.日 本 教 育 心 理 学 会 第50回 総 会 論. 濱 文 与 ・安 永 悟,(2008).協.     文 集,2-31,2008..   よ り も有 意 に高 か っ た。2年 生 は、 大 学 入 試 な ど競 争. 8)長.   的 関 係 な 学 習 環 境 の経 験 が新 しい こ と、4年 生 は、 臨.     の 開 発,教.  地 実 習 な ど小 集 団 で の協 同学 習 経 験 の 影 響 が 考 え られ. 9)長.   る。.     の 変 化,南. 濱 文 与 ・安 永 悟 ・関 田 一 彦 他:協. 学 生 の 協 同 作 業 に対 す る 認 識. 山 大 学 紀 要,35-42.2009.. 谷 川 美 貴 子:看.     意 識 の 関 係 性,淑. 護 学 生 に お け る職 業 社 会 化 と 職 業 徳 短 期 大 学 紀 要,No.51,167-1.     84, 2012..   本 研 究 は、 ご く一 部 の限 られ た大 学 で の 調 査 で あ る た め、 結 果 の 一 般 化 に は限 界 が あ る。 本 研 究 を ま と め る に. 11)13)白. あ た り、 調 査 に協 力 して下 さ い ま した 看 護 学 生 の 皆 様 に.     会 雑 誌,Vol.32 . 感 謝 申 し上 げ ます 。. 12) Johnson, D. W. , Johnson, R. T, &.   2)杉  . 江 修 治,協. 護 大 学 生 が 看 護 職 を 自己 の 職 業.     と決 定 す る ま で の プ ロ セ ス の 構 造,日. 13)杉 同 学 習 入 門 、 ナ カ ニ シ ヤ 出 版,p29. 64,  2011. 江 修 治,教. 鳥 さ っ き:看. 本看護研究学. No.1,113-123,2009.. Hulubec,. E. J.. Cicles of learning:Cooperation in the classroom ( 3 rd ed). Interaction Book Company.. 文 献 1)杉. 同作 業 認 識 尺 度. 育 心 理 学 研 究,57.24-37,2009.. 濱 文 与 ・安 永 悟,大. 10)長. 謝 辞. 同作 業 の認 識 が 学 習. 育 心 理 学 と実 践 活 動   協 同 学 習 に よ る. 授 業 改 善   教 育 心 理 学 年 報   vol.45,  p156-165,. 江 修 治,協. 同 学 習 の 展 開,中.     (3),  175-190,  1998.. 京 大 学 教 養 論 叢,38.

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