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心理的虐待脅し 侮辱等の言葉や態度 無視 嫌がらせ等によって精神的に苦痛を与えること バカ あほ 等障がい者を侮辱する言葉を浴びせる 怒鳴る ののしる 悪口を言う 仲間に入れない 子ども扱いする 人格をおとしめるような扱いをする 話しかけているのに意図的に無視する 放棄 放置 ( ネグレクト ) 食

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Academic year: 2021

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ど の よ う な 行 為 が 虐 待 か を 知 る

障がい者虐待の例には、次のようなものがあります。また、これらの 虐待が重複して起こる場合もあります。 ● 身 体 的 虐 待 暴力や体罰によって身体に傷やあざ、痛みを与える行為。正当な理由な く身体を縛りつけたり、過剰な投薬によって身体の動きを抑制する行為。 ● 性 的 虐 待 性的な行為やその強要(表面上は同意しているように見えても、本心か らの同意かどうかを見極める必要がある)。 平手打ちする ・殴る ・蹴る ・壁に叩きつける ・つねる ・無理やり食べ物や飲 み物を口に入れる ・やけど・打撲させる ・身体拘束 (柱や椅子やベッドに縛り付ける、医療的必要性に基づかない投薬によって 動きを抑制する、ミトンやつなぎ服を着せる、部屋に閉じ込める、 施設側の管理の都合で睡眠薬を服用させる等) 性交・性器への接触・性的行為を強要する・裸にする・キスする・本人の前でわい せつな言葉を発する、又は会話する・わいせつな映像を見せる

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● 心 理 的 虐 待 脅し、侮辱等の言葉や態度、無視、嫌がらせ等によって精神的に苦痛を 与えること。 ● 放 棄 ・ 放 置 ( ネ グ レ ク ト ) 食事や排泄、入浴、洗濯等身辺の世話や介助をしない、必要な福祉サー ビスや医療や教育を受けさせない等によって、障がい者の生活環境や身 体・精神的状態を悪化、又は不当に保持しないこと。 ● 経 済 的 虐 待 本人の同意なしに(あるいはだます等して)財産や年金、賃金を使った り勝手に運用し、本人が希望する金銭の使用を理由なく制限すること。 食事や水分を十分に与えない ・食事の著しい偏りによって栄養状態が悪化してい る ・あまり入浴させない ・汚れた服を着させ続ける ・排泄の介助をしない ・髪 や爪が伸び放題 ・室内の掃除をしない ・ごみを放置したままにしてある等劣悪な 住環境の中で生活させる ・病気やけがをしても受診させない ・ 学校に行かせない ・必要な福祉サービスを受けさせなかったり、 制限したりする・同居人による身体的虐待や心理的虐待を放置する 「バカ」「あほ」等障がい者を侮辱する言葉を浴びせる ・怒鳴る ・ ののしる・悪口を言う ・仲間に入れない ・子ども扱いする ・ 人格をおとしめるような扱いをする ・ 話しかけているのに意図的に無視する 養護者又は養護者以外の親族が年金や賃金を渡さない ・ 本人の同意なしに財産や預貯金を処分、運用する ・ 日常生活に必要な金銭を渡さない、使わせない

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虐 待 の サ イ ン に 気 づ く

次の表は、障がい者虐待を早期に発見するためのチェックリストです。 これらはあくまで例示なので、完全にあてはまらなくても、類似してい れば障がい者虐待の疑いがあります。 ● 身 体 的 虐 待 の サ イ ン □ 身体に小さな傷が頻繁にみられる □ 太ももの内側や上腕部の内側、背中等に傷やみみずばれがみられる □ 回復状態がさまざまに違う傷、あざがある □ 頭、顔、頭皮等に傷がある □ お尻、手のひら、背中等に火傷や火傷の跡がある □ 急におびえたり、こわがったりする □ 「こわい」「嫌だ」と施設や職場へ行きたがらない □ 傷やあざの説明のつじつまが合わない □ 手をあげると、頭をかばうような格好をする □ おびえた表情をよくする、急に不安がる、震える □ 自分で頭をたたく、突然泣き出すことがよくある □ 医師や保健、福祉の担当者に相談するのを躊躇する □ 医師や保健、福祉の担当者に話す内容が変化し、つじつまが合わない ● 性 的 虐 待 の サ イ ン □ 不自然な歩き方をする、座位を保つことが困難になる □ 肛門や性器からの出血、傷がみられる □ 性器の痛み、かゆみを訴える □ 急におびえたり、こわがったりする □ 周囲の人の体をさわるようになる □ 卑猥な言葉を発するようになる □ ひと目を避けたがる、一人で部屋にいたがるようになる □ 医師や保健、福祉の担当者に相談するのを躊躇する □ 眠れない、不規則な睡眠、夢にうなされる □ 性器を自分でよくいじるようになる

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● 心 理 的 虐 待 の サ イ ン □ かきむしり、かみつき等、攻撃的な態度がみられる □ 不規則な睡眠、夢にうなされる、眠ることへの恐怖、過度の睡眠等がみられる □ 身体を萎縮させる □ おびえる、わめく、泣く、叫ぶ等パニック症状を起こす □ 食欲の変化が激しい、摂食障害(過食、拒食)がみられる □ 自傷行為がみられる □ 無力感、あきらめ、なげやりな様子になる、顔の表情がなくなる □ 体重が不自然に増えたり、減ったりする ● 放 棄 ・ 放 置 ( ネ グ レ ク ト ) の サ イ ン □ 身体から異臭、汚れがひどい髪、爪が伸びて汚い、皮膚の潰瘍 □ 部屋から異臭がする、極度に乱雑、ベタベタした感じ、ゴミを放置している □ ずっと同じ服を着ている、汚れたままのシーツ、濡れたままの下着 □ 体重が増えない、お菓子しか食べていない、よそではガツガツ食べる □ 過度に空腹を訴える、栄養失調が見て取れる □ 病気やけがをしても家族が受診を拒否、受診を勧めても行った気配がない □ 学校や職場に出てこない □ 支援者に会いたがらない、話したがらない ● 経 済 的 虐 待 の サ イ ン □ 働いて賃金を得ているのに貧しい身なりでお金を使っている様子がみられない □ 日常生活に必要な金銭を渡されていない □ 年金や賃金がどう管理されているのか本人が知らない □ サービスの利用料や生活費の支払いができない □ 資産の保有状況と生活状況との落差が激しい □ 親が本人の年金を管理し遊興費や生活費に使っているように思える

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障 が い 者 福 祉 施 設 等 で 働 か れ て い る 方 へ

障がい者福祉施設等で働かれている方は、「自分の施設では虐待が発 生するはずがない」という視点ではなく、「いつでも虐待が発生する可 能性がある」という視点をもつことが重要です。 虐待が発生する視点をもつといっても、施設内で行われているさまざ まなケアにおいて、どのようなことを虐待というのか悩むことがあるか もしれません。「これくらいどこでもやっている・・・」と思うことや、 「職員みんながやっているから・・・」ということはありませんか? 「虐待」と「虐待にはあたらない行為」は、明確に分けることができ ません。虐待が顕在化する前段階には、表面化していない虐待や、その 周辺の不適切なケア等放置しておけば虐待として顕在化する「グレーゾ ーン」の行為があります。

虐待と不適切なケア

「不適切なケア」の段階で発見し、「虐待の芽」を摘むことが大切です。 グレーゾーン 不適切なケア 顕在化した虐待 意図的な虐待 意図的ではない虐待 「緊急やむを得ない」場合以外の身体拘束

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虐待が発生する背景

虐待が発生する背景には、職員個人の知識や、経験不足等に起因する 個別的要因と、個人の知識や経験不足を補うための研修体制がなかった り、またケアの質の向上のための組織的な情報共有の場を設定していな かったりすること等に起因する組織的要因があげられます。 障がい者福祉施設等には、虐待を防止するための責務等を負うことが 定められています。では、虐待を防止するための策として、どのような ものがあるか、次のページをみてみましょう。 虐待や権利擁護に対する 意識の低さ (虐待に関するマニュアル未整備) 風通しの悪い職場環境 職員教育の システムがない 手続きのない 安易な身体拘束 職員が支援等に関する悩みを 相談できる体制がない 職場に相談できる 人間関係がない 障がい特性や対応方法に 関する知識や経験の不足 虐待や権利擁護に関する 知識の不足 業務の負担から起こる ストレス 個別的要因 組織的要因

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虐待防止のための体制

あなたが働いている障がい者福祉施設等では、虐待防止のための体制 が整えられていますか? 実施状況を確認して、できていれば□にチェックしてみましょう。 □倫理綱領がある。 □職員の行動規範がある。 □虐待防止マニュアルがある。 □施設内に権利侵害防止の掲示物がある。 □緊急やむを得ない場合の身体拘束等の手続き、方法が定めら れており、職員に周知されている。 □設置者・管理者が、都道府県の障がい者虐待防止研修を受け、 職員に対して伝達研修が行われている。 □定期的に、全職員向けの虐待防止研修が行われている。 □定期的に、適切な支援を行うための知識と技術を獲得するた めの研修が行われている。 □各部署に虐待防止マネジャーが決められている。 □虐待防止委員会がある。

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虐待防止のための取組み

あなたが働いている障がい者福祉施設等では、虐待防止のための取組 みが行われていますか? 実施状況を確認して、できていれば□にチェックしてみましょう。 未実施のものがある場合や、 実施状況がわからないものがある場合は、 厚生労働省作成の「障害者福祉施設等における 障害者虐待の防止と対応の手引き」を参考に、 職員会議等で話し合ってみてください。 □管理職が日頃から現場を把握し、不適切な対応につながるエ ピソードがないか、職員の配置は適切か注意を払っている。 □可能な限り同性介助を徹底している。 □利用者の金銭及び貴重品を預かっている場合、複数の職員に よるチェック体制のもとに管理されている。 □職員が支援等に関する悩みを相談できる相談体制がある。 □事故・ヒヤリハット報告書を活用している。 □自己チェック表を活用している。 □苦情相談窓口を設置している。 □福祉サービス第三者評価事業を活用している。 □ボランティアや実習生の受入を積極的に行っている。

参照

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