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また 友だちの家へ行き来をしたりして遊んだり 相談しながら町づくりを進めたりするこ とで友だち同士の交流も深めることができる題材と考える 指導について指導にあたっては 事前に学習内容を伝え 家庭で空き箱集めをさせることで本題材へのイメージや意欲を高めさせたい また 制作にあたっては子どもたちの思いが

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Academic year: 2021

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<実践事例2>

第1学年 図画工作科学習指導案

指導者 細井 惠子

1.題材名 ゆめのまち あさじたうん

2.目標

○住んでみたい家をつくったり、遊んだりする活動を楽しもうとする。 (造形への関心・意欲・態度) ○遊んだり想像したりしながら、つくってみたい家のイメージをふくらませる。 (発想や構想の能力) ○紙箱や紙を切る、組み合わせる、はるなど、自分らしい表し方を工夫してつくる。 (創造的な技能) ○自分たちの家を並べて町をつくり、交流して遊ぶ中で互いのよさを感じとる。 (鑑賞の能力)

3.指導について

○児童について 入学して3か月が経ち、子どもたちは学校生活にも慣れ、いろいろな活動を楽しんでいる。 また、絵を描いたり色塗りをしたりすることが好きで、学習の中でも図工科を好きという子 どもが多い。しかしながら、子どもの中には、経験不足や作りたい物のイメージを持つこと ができずに作品がなかなか出来上がらない子どももいる。また、道具の使い方や片付け等に 支援の必要な子どももいる。 これまでの図工の学習では「みてみていっぱいつくったよ」(粘土)「はのけんこうポスタ ー」(絵)「チョッキンパッでかざろう」(工作)「うきうきぼっくす」(工作)などに取り組ん できた。どの学習も喜んで取り組んでいる姿が見られた。「うきうきボックス」では車、動物、 家・・等自分の選んだ箱をもとに作りたい物をそれぞれ考え自分の思いを持つことができた。 しかし、紙の切り方、接着・接合の仕方には個人差が見られた。 本題材については材料集めをするために、事前に内容を伝えていたので楽しみにしている 子どもが多い。

○題材について

本題材は、紙のあき箱を主材料として自分が暮らしてみたいと思う家や建物を、あき箱の 形を生かしたり、組み合わせたり、切り分けたりしながらつくっていくものである。さらに、 自分や家族、家の中に必要なものなど、暮らしの様子を想像しながらつくることで楽しさの 広がっていく題材である。 一人一人の作品が出来上がった後、それらを並べて町づくりをすることで、公園や道路、 町に必要な建物や自然のスペースなど、さらに作りたい物が生まれ、想像を豊かに広げてい くことができる。

(2)

また、友だちの家へ行き来をしたりして遊んだり、相談しながら町づくりを進めたりするこ とで友だち同士の交流も深めることができる題材と考える。

○指導について

指導にあたっては、事前に学習内容を伝え、家庭で空き箱集めをさせることで本題材への イメージや意欲を高めさせたい。また、制作にあたっては子どもたちの思いが生きるようで きるだけ、子どもの自主性を大切にしたい。 一次では、教科書の作品を見ながら、家の形や家の中の様子、町の様子等、気がついたこ とを自由に話し合わせ、イメージをふくらませる。そして、そのイメージをもとに自分の住 んでみたい家について考え、発表し合い、活動への意欲を高めさせる。 二次では箱を選び、組み合わせたり、重ねたりする時間を十分にとり、自分のつくってみ たい家のイメージを十分にふくらませる。組み合わせ方が決まったら、のりやボンド、セロ ハンテープ、ホチキス等での接合の仕方を伝え、材料に合った接合の仕方を考えさせる。ま た、あき箱の組み合わせ方をいくつか示し、発想の手がかりとさせる。 家のおおまかな形ができ上がったら、本時では部屋の中や外の様子、家で暮らす家族や動 物等を想像しながら、作らせる。小さな空き箱や色紙、カップ等、用意した材料の特徴を生 かして作るよう助言する。また、材料や用具のコーナーも設け、自由に使わせる。でき上が ったら、見合う時間を設け、お互いの作品づくりの交流ができるようにする。 三次では、自分たちの家を並べ、町づくりをする。お互いの家を行き来したりして遊びな がら、友だちの作品のよさを感じとらせたい。最後に自分の作品の工夫したところや友だち の作品のよさを見つけ、「作品カード」や「きらりカード」に書き、発表し合う場を設定する。

4.指導計画(全6時間)

次 題 目 時 学 習 活 動 評価規準 一 自分が住んでみたい夢 の家を発表しよう。 1 ○自分が住んでみたい家の夢 を発表し合い、想像を広げる。 ・住んでみたい 家を自分で想像 することを楽し んでいる。 二 あき箱を組み合わせて 自分の夢の家をつくろ う。 4 本時 ( (3/4) ○あき箱や身近な材料を組み 合わせて、自分の家のおおま かな形をつくる。 ○部屋の中や外の様子、家で 暮らす自分や家族、動物など を想像しながらつくる。 ・材料に触れな がら、自分がつ くってみたい家 への思いをふく らませている。 ・あき箱を切る、 組み合わせる、 紙を折る、はる など、自分の思 いに合った表し

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方を工夫してい る。 三次 友だちと町をつくって 一緒に遊ぼう。 1 ○自分たちの家を並べて、町 をつくり、遊びながら互いの よさを感じとる。 ○「きらりカード」に自分の がんばったところや友だちの うまいところを書き、発表す る。 ・自分たちの家 を並べて町をつ くり遊びながら 互いのよさを感 じとっている。

5.準備物

教師:画用紙、色画用紙、折り紙、木工用ボンド、ガムテープ、ホチキス、セロハンテ ープ、洗濯バサミ カラーペン、たこ糸、クリップ等 児童:あき箱、カップ、クレパス、クーピー、のり、はさみ、ストロー、毛糸 カップ、ペットボトルのふた・・等

6.本時案

(1)題目 自分の夢の家をつくろう (2)主眼 家の中の様子や家で暮らす自分や家族、動物などをつくりたいイメージに合 った材料を選び、思いを広げながらつくることができる。 (3)本時の準備物 教師:画用紙、色画用紙、折り紙、木工用ボンド、ホチキス、セロハンテープ、洗濯 バサミ カラーペン、カッター、錐、新聞紙・・等 児童:組み合わせた箱、あき箱、カップ、クレパス、クーピー、のり、はさみ ストロー、ペットボトルのふた、湿らせた布・・等 (4)展開 学習活動 時 支援及び指導上の留意点 備 考 1.本時の学習活動を 知る。 10 ○本時の活動の確認をする。 ・ 組み合わせてできた家に置きたい物や飾り たい物、住んでいる人や動物などを作り、 自分の思う夢の家を作ることを確認する。 ・事前に本時で作ろうと思っている物を考え させ、使う材料を選ばせておく。 ・作りたいと思っていた物を思い出させる。 へやのなかやそとのようす、じぶんやかぞ くなどをくふうしてつくろう。

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2.自分の思う夢の家 をつくる。 3.本時の学習のまと めをする。 30 5 「カーテンをつくりたい。」 「エレベーターをつくりたい。」 「階段をつくりたい。」 「サッカーのできる部屋を作りたい。」 ・・・・等 ・作りたい物は集めたどの材料で作ろうと思 っているか発表させる。 テーブル、テレビ・・小さい箱、カップ カーテン・・折り紙 エレベーター・・箱、ひも ・前時の学習から、接着の上手だった子ども の作品を紹介する。 ・はさみやテープカッター等の扱いにも気を つけるよう伝える。 ○小さい箱や色紙、カップ等集めた材料を使 って製作させる。 ・児童の様子に応じて活動を見守り、困って いる子どもには教科書を見せたり、自由に友 だちの作品も見ていいことを伝え、支援をす る。 ・ 試行錯誤しながら構想を練っていく活動を 大事にする。 ・「材料コーナー」「用具コーナー」を設けて おき、自由に使わせる。 ○本時の感想を発表させ、次時の予告をする。 ・本時の頑張りを認め、次時の予告をし、意 欲を高めさせる。 <用具> テ ー プ カ ッ ター ガムテープ 両面テープ ボンド ホチキス <材料> あき箱 カップ ストロー たこ糸 ペ ッ ト ボ ト ルのふた モール 等

7.考 察

(1)地域・人材・素材との出会わせ方について

○ この授業に入る1か月くらい前、子どもたちに教科書の拡大写真を見せながら学習の 内容を知らせ、箱の準備をさせた。子どもたちはテイッシュ箱やお菓子の箱、化粧品の 箱等、いろいろな大きさの箱を、集まったら少しずつ持ってきていた。箱が集まってく る中で「早くしたい。」という声が聞かれ、ほとんどの子どもたちがこの学習を楽しみに していることがうかがえた。 また、本時の学習に向け、子どもたちに箱以外に必要と思う材料を出させ、家庭の協

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力も得ながら、カップ、トイレットペーパーの芯、ペットボトルのふた、綿、ストロー 等、いろいろな材料を集めた。たくさんの材料があったことは、子どもたちのイメージ をふくらませ、作りたい物をいろいろと考える上で効果的だった。

(2)創作意欲をひき出す場の設定について

○ あき箱を自由に組み合わせておおまかな家の形を作らせる際、たくさんの箱の中から 自由に箱を選び、「どの箱を組み合わせ、どんな家の形にするか」を考えながら組み合わ せる時間を1時間取った。試行錯誤しながらいろいろな組み合わせを考え、自分の作り たい家に対する子どもたちのイメージをふくらませる上で有意義な時間になったと思う。 ○ 接着のための材料として、工作用ボンド、のり、テープ、ホッチキス・・等を準備し た。この授業の前の学習で、工作用ボンドは薄く延ばして少し時間をおくことやのりは 接着するまで洗濯ばさみで止めておく等、前の学習で学んだ接着の方法を理解している 子どもも見られた。しかし、中にはどの材料にも同じ接着剤を使って、うまく接着でき ず悩んでいる子どもも見られたので、その都度、適する接着剤を伝えた。今後も工作の 学習の中で接着について教えていくとともに、経験を重ねていくなかで習得していけれ ばと思う。

(3)他との関わりから、「おもい」をふくらませる工夫について

○ 材料の箱は基本的に自分が用意したものを使わせ、足りない子どもには教師が準備し たものを使わせた。その中で、箱を組み合わせる時にたくさん用意することができた子 どもが使わない箱を友だちに分ける様子も見られた。どの箱にしようかと悩んでいた子 どもにとっては、選択する材料が増え、さらにおもいをふくらませることができた。 ○ どんな作品にしたいか自分の考えを持てないで思い悩んでいる子どもには、グループ の子どもの作品を参考にするよう声をかけたり、教科書の作品を見せたりした。取りか かるまでに時間を要した子どもも見られたが、同じグループの友だちの作品を見ながら、 少しずつ作り上げることができていた。 ○ 本時の最後に「友だちの作品を見てみよう」と声をかけたが、自分の作品を作ること に夢中で見て歩く子どもは少なかった。困りのある子どもにとって友だちの作品を見る ことは効果的だが、そうでない子どもにとっては見合う時間を次時の初めに取る方法も 考えられた。 ○ 自分の家が出来上がった後、それぞれの家を並べて「ゆめのまち あさじたうん」作 りをした。お互いの作品を見合い、人や動物などを作ってできた町で楽しく遊ぶ姿が見 られた。また、友だちの作品を見て、さらに手を加えている子どもの姿も見られた。

参照

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