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少年野球教室

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Academic year: 2021

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ボールの握り方

野球の練習や試合でも必ず行うのが投げる動作ですね。 キャッチボール、スローイング、ピッチングなど守備面では必ず必要な動作の一つです。 握りについて注意して頂きたいことが2点あります。 縫い目のどこに指を掛けるのか 握ったときの親指の位置について 以上の2点です。一つずつ解説します。

ボールの縫い目に指を掛ける

縫い目のどこに指を掛けるのか?

今現在でもゴク稀にですが、そういう指導をしている人がおられます。 一つだけ言えることは「これは間違っている」ということです。 ※ ひと昔前の握り方 小学生だろうが、プロ野球選手だろうが、基本の握りは全てボールの縫い目に指を掛けて投げることです。 もちろん試合での守備のときはボールを捕ってから縫い目に掛ける時間はありませんが、キャッチボールの とき から意識し、「指先でスピンを掛けて投げる」というイメージができるようになるには日頃から常に練習 しなければ なりません。 いくら投げ方が良くても、フォームが良くても、体が大きくても、握り方をちゃんとしていなければ、「キレのあ るボール」「伸びるボール」は投げられません。 基本的に、小学生から大人までボールの握り方は同じになり、中指と人差し指を縫い目に掛けて握ります。 そのときの指の形は上からみると「二等辺三角形」のようなかたちにならなければなりません。 中指と人差し指がくっついてもダメですし、離れすぎてもダメですが、どれくらいというのはないので握りやす い握りでいいと思います。 握りの力加減は「ギュッと」強く握るのではなく、卵を持つとき割れないような感じで力を抜いて優しく握るよう にして ください。 ひと昔前(20年くらい前)では、「中指と人差し指の第一関節を縫い目に掛けて投げる」という教え方があっ たそう です。

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まず、指の第一関節に縫い目を掛けても、実際投げる時には指にはかかりません! つまり、投げるときに強いスピンをかけることができないんですね。 指に掛けるとは、指先に掛けるということなのです。 握りでいえば、ボールの縫い目の半分〜下を握るのが正しいと言われています。 ※ 正しい握り方 人によってはたった数球でマメができてしまうくらいの負荷が指先に伝わるのです。 ピッチャーだけでなく、全ての野手にも必要な握りです。 肩の弱い選手がノビのある送球や返球ができるのはこの投げ方のためなんです。 野球ではボールというのは、中指・人差し指・親指の3本で握ります。 そのうち親指だけが下の位置にあり、この指一本でボールを支えているのです。 この親指の位置がズレてしまうと、キレイな回転のボールが投げられません。 握りのとき親指は基本的にボールの中心あたりにこなければなりません。 ※ 正しい例 ※ 間違った例 「リリース(投げる瞬間)のときに、指を曲げずにほぼボールを握ったままの状態で、指先に力を入れ、弾く ようにスピンをかけて投げる」 というのが正しい投げ方になるので、リリースの時いかに指先で弾いてスピンをかけられる様な握りをする かが 大事なのです。

握った時の親指の位置について

この握りで投げると軟式球はそこまで負担はきませんが、硬式球になると指先が縫い目に掛かっているの が 「文字通り、痛いほど」分かります。 野手は捕ってからすぐ投げる必要があるため、縫い目を気にしている時間はありませんが、指先に掛けて 投げるという点は全く同じです。 とくに少年野球は変化球は禁止ですから、ストレートを投げているつもりでも、スライダー、シュートになって しまい 審判に注意されてしまうかもしれません。 上のレベルになれば分かりますが、キレイなストレートが投げられて初めて変化球が効果的になるのです。 カットボールやツーシーム、ワンシームなどの微妙な変化の球種はキレイなストレートがあるからこそ使える 球種なのです。

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上記のように親指が人差し指よりに寄っていたまま投げると「スライダー」、 中指寄りに握ったまま投げると「シュート」、 になってしまいます。 これもピッチャーだけではなく、全ての野手に共通して言えることです。

例えば、

内野手がゴロを捌いて送球するときにスライダーになってしまう 外野手がバックホームや中継に送球するとき逸れてしまう 捕手が盗塁阻止の送球をするときシュートしてしまう ということが上げられます。 そういった意味でも、やはり握りというのは全野球選手に共通して大事なことだと言えると思います。 そういう子供たちは、3本(中指、人差し指、薬指)で握って投げさせるとよいでしょう。 指を3本にして、親指を中心に持ってくるか、それでもまだ握れない子供には、 指を3本にして下は親指と小指で支えて投げてもいいです。 するとバランスよく握ることができるので、投げやすくなるでしょう。 いかがでしたか? 握りを変えるだけでノビやキレのあるボールを投げられるようになる子が増えるはずです。 握りを覚えたら次は正しい投げ方になります。 参考文献:野球小僧

まとめ

筆者は小学生〜高校生の色々な子供たちに指導してきましたが、みんな意外に正しいボールの握りを知ら ない子が非常に多かったです。 指導者や保護者の方は、子供達の指(人差指、中指)の縫い目の位置と、親指の位置をしっかり確認して、 指導してあげてください! なお、親指はまっすぐ伸ばして握るのではなく、第一関節を少し曲げるとバランスよく握れるので、少し曲げ て握るようにしましょう。 ストレートのショートバウンドなら捕りやすいですが、変化球になってしまうとバウンドが変化してしまうので非 常に 捕りづらいんです。 なお、小学生(とくに低学年)の子供たちは、まだ手が小さいためボールを2本(中指、人差し指)で握れない 子がほとんどだと思います。

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正しい投げ方 ■目次 1.テークバックについて 2.アーム投げを直す方法 ここでは正しい投げ方Part.1を解説します。 プロ野球選手を見ても、様々な投げ方やピッチングフォームがあります。 正直大まかに言うと、投げ方というのは「どうでも良い」のです。 ※ Part.1(この記事)とPart.2を両方お読みください。 しかし、細かな部分を見てみると、いいピッチャーというのはほとんど共通点があるんです。 まさにこの共通点こそが、基本であり、故障防止にも繋がる「理想の投げ方」になります。 この記事ではピッチャーだけに限らず、全てのポジションに共通する「基本的な正しい投げ方」を解説します。   ・テークバックについて   ・アーム投げを直す方法

テークバックについて

テークバックというのは、投げるときにボールを持つ手を後ろに引く動作のことです。 しかし、絶対にしてはいけないことがあります! テークバックの際、腕を伸ばしてボールを外に向けながら腕を上にあげていくことです。 何故ダメなのかというと次章でも解説しますが、いわゆる「アーム投げ」になってしまいます。 とくに小学生の野球を始めたばかりの子供に多い特徴ですが、ちゃんと原因があります。 ボールを投げる際、ボールを持つ手は下から上へ上がっていきます。 ※ 良い例(ドジャースの前田健太投手)手の甲から上がっている写真 ですので、テークバックは動作の形ではなく、ボールを持つ手の向きを変えてあげてください。

アーム投げを直す方法

皆さんご存じでしょうが、アーム投げは「百害あって一利なし」です。 故障しやすい、コントロールが悪い、など他にもたくさん思いつきますね。 人それぞれの投げやすさや体の違い(大きさや筋肉量、関節の柔らかさや可動域の違い)があるので一概に これにしなさい!というフォームはありません。 このテークバックもプロ野球選手の中には様々な種類がありますが、特別「こうしなさい!」というものはあり そのときに本来であれば、ボールを持つ手の向きが上記の写真のように「手の甲が上」もしくは「小指から上 がる・親指が下向き」状態にしなければいけないのですが、これが、「ボールを外に向けた状態」で腕を上げ 投げてしまうとアーム投げになってしまうのです。 上記でも解説しましたが、アーム投げになる原因は「腕を伸ばして外にボールを向けながら腕を上げていくこ と」でした。 もしくは、説明するときに、テークバックを「手の甲を顔に近づけるイメージでやってみよう」と言ってみてくださ い。 そうすることで、別記事のPart.2で解説する投げる動作で一番大事なトップの位置に繋げることができま す。

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ドッチボールを想像してみてください。 ドッチボールで投げる場合のテークバック状態のとき、ボールが上を向き、手は下にありますよね? ※ 手が下にありボールが上にある図 アーム投げの人はテークバックがこの「ドッチボール投げ」の状態にあります。 よくアーム投げを直すとき、指導者や野球経験のある保護者の方は、 「テークバックで肘から上げろ!」 「投げるときに肘から出せ!」 という指導をされていると思います。 子供たちに説明するときには、 「肘から出すんだよ」ではなく、 「肘を曲げたあとに伸ばして投げるんだよ」 と教えてあげた方が分かりやすいと思います。 野球を始めたばかりの小学生ならクセがついてない分すぐ矯正できるでしょう。 しかし、中学生以上になるとなかなか簡単にはいかないと思うので、すぐにでも指導してあげてください。 クセというのは、月日が経てば経つほど直りにくくなります。 筆者がそうでしたから….涙 Part.2に続く….. ※ 投げ方について、非常に重要な項目をPart.2で解説しています。 Part.2では、   ・トップの位置   ・グローブを持つ手の使い方 を解説いたします。 ボールを下にして、手を上にすることはほぼ不可能(ボールを掴めない限り)なんです。何故かというとボール が 大きいため、手で掴めず落ちてしまうからです。 しかし、そんなことを言ってもアーム投げを直すことはできないんです。というより、子供たちがなかなか理解 してくれません。 そして、上記で説明したテークバックを行えば、腕は自然とトップの位置に上がっていき、自然と体を回転させ て投げることができるのです。

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■目次 1.トップの位置 2.グローブを持つ手の使い方 3.最後に注意点です。

トップの位置

ピッチャーに限らず全てのポジションの選手が投げるときに一番重要なのがこの「トップの位置」です。 そもそもトップの位置とはなんなのか? Part.1の記事で最初に紹介したいいピッチャーの共通点(理想の投げ方)の一つがこのトップの位置なのです。 それではトップの位置とはどこが正しいのかというと、 百聞は一見に如かずですので画像をごらんください。     ※ 画像はトッププレイヤーの前田健太投手と大谷翔平選手です テークバックから上げた手が頭の後ろに位置しているのが分かりますね。 ここが正しい位置なのです。 厳密に言えば、トップの位置を横から見たときに肘が90度以内の角度でなければなりません。(下参照) ※ 現マリナーズ(元楽天)の岩隈投手 腕の肘の角度が90度以内になっているのが分かるかと思います。 弓を引くような状態になるのが分かると思います。 それこそが正しいトップの位置なのです。 このトップの位置次第でこの後の動作がほぼ決まってしまいます。 何度も繰り返しますが、「トップの位置」だけは絶対に全選手に指導するようにしましょう。 テークバックから上がってきたボールを持つ手が頭の後ろ(頭に近い位置)が正しい位置なので す。 頭をふってしまうということは、目先の視点やリリースポイント、バランスが悪くなってしまうためコントロールが つかないということに繋がります。 打つときも投げるときもこのトップの位置という言葉を使いますが、簡単に言うと「ここから始動を始めます よ!」という最初のポイント的な位置のことです。 テークバックなど、多少目をつむることはあっても、このトップの位置だけは絶対に正しい位置になければなり ません。 自分で確認する場合は、両腕を真横に水平にあげ、ボールを持つ方の肘を90度以内に少し折ってくだされ ばトップの位置になります。 肘の角度が90度以内ではこの後の動作で腰を回しながら腕を振れますが、90度以上になってしまうと頭を ふらないと腕が出てこないのです。

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グローブを持つ手の使い方

グローブを持つ手の使い方は、まっすぐキャッチャーに向かって出すのが正しいフォームです。        ※ 左は(現ドジャース)前田健太投手、右は(現ヤンキース)田中将大投手 上記画像を見ていただければ分かると思いますが、真っ直ぐキャッチャーに向かって伸びていますね。 これが正しいグローブを持つ手の使い方です。 それでは、皆さんに聞きたいことがあります。 リリースの瞬間、グローブを持つ手はどうするのがいいと思いますか? ほとんどの人が「グローブを持つ手を引いた方がいい!」と答えるでしょう。 しかし、この認識は間違っているんです。 本当に正しい答えは「グローブを持つ手は止める」ことなんです。 「そんな馬鹿な!」、「実際引いてるじゃん!」と思っている方が大勢いることでしょう。 確かに投げるという一連の動作の中で「引く」ことはあります。 しかしそれは、リリースのときではなく、「トップの位置」のときなんです。 上記の画像をご覧ください。 それを防ぐために、リリースのときはグローブを持つ手を止めるのです。 そうすることにより、バランスが取れ、リリースポイントが安定し、必然的にコントロールが良くなります。 厳密に言えば、テークバックしたあとに、トップの位置に持っていく間にグローブを持つ手を真っ直ぐ出しま す。(下参照) 「グローブを持つ手を引いた勢いでボールを投げる」や「引いた力を利用してボールを投げる」という指導をさ れている方がいるのなら、それは即刻辞めてください!! トップの位置の章でも掲載した画像ですが、グローブを持つ手はどこにありますか?トップの位置にあるとき には既に引いてあるんです! 自分でボールを投げるときに試してみれば分かると思いますが、トップの位置でグローブを引いても「勢い」や 「力」は全く伝わりません。 ましてや、リリースする瞬間にこれ以上グローブを持つ手を引きすぎると、腕がふれない、投た後バランスを 崩す、といった状態に陥ります。 グローブを持つ手を引くことを意識しすぎるあまり、肩が開くのが早くなったり、ショルダーファースト(上体が 前に突っ込む)になってしまうこともあります。

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最後に注意点です。

プロ野球選手の中には、基本を外した選手もいます。 例えば、グローブを持つ手を止めずに引いている選手は、楽天の則本投手です。 上記左側はリリース後の画像で、右側はトップの位置の画像です。 グラブの位置が全然違う場所にあるのが分かりますね。 則本選手の場合、これでもフォームが安定し腕がしっかり振りきれていますので問題ないのです。 このように基本とは違ったフォームの選手もたくさんいますが、これはあくまで「特例」です。 少年野球や中学生などは特例ではなく「基本」をしっかり学んで習得して欲しいと思っています。 それは野球を続けていく上で必ずケガ防止や将来に役立ちます。 子供たちは◯◯選手みたいになりたいから、マネしてみようと思ってしまいます。 参考文献:野球小僧 しかし、上記のような則本選手みたいに、◯◯選手だからこそ出来ているフォームだというパターンは数え切 れないほどあります。 個人個人の関節の柔らかさや可動域、筋肉量、体格など、その辺りをしっかり考察したうえで大人の方は指 導してあげてください。

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ピッチング(フォーム)

ピッチング 正しい”軸足と体重移動”の解説

ピッチングでのフォームPart.1を解説します。   ・正しい投げ方を覚える Part.1   ・正しい投げ方を覚える Part.2   ・正しいボールの握り なお、解説は基本的に右投げのパターンで説明していますのでご注意ください。

ピッチングについて

指導者の方が一番最初に決め、大事だと思っているのはピッチャーでしょう。 とくに小学生から中学生くらいまでは、ピッチャーに一人ズバ抜けた子がいるだけである程度は勝ちあがれます。 それくらい試合の中での重要な占める割合というのはピッチャーはとても大きいのです。 野球というスポーツは、ピッチャーがボールを投げることにより初めてゲームが動きだすスポーツです。 まず、選手と指導者の方はこのピッチャーの持つ重要な役割を改めて考えて欲しいと思います。 その上で、ピッチャーをできそうな子を選び指導してあげてください。 ピッチャーというのは1試合で100球くらい投げます。 各バッターはマウンドにいる一人のピッチャーと勝負しますが、ピッチャーというのは打席に立つ全ての選手 と勝負をしなければなりません。 投げる時の上半身(腕や体の使い方)や基本については、別記事で詳しく解説していますのでそちらをご覧く ださい。 ということはチームの中で一番ボールを投げるわけですから、他の選手に比べて故障のリスクも大きく跳ね上 がります。 ですから、正しい・基本的なフォームをしっかり覚えさせて、常日頃から指導者の方はチェックするようにしてく ださい。

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■目次 1.ピッチングについて 2.膝を高く上げる   ・ヒップファーストという意識は必要ない   ・注意点 3.踏み込む足 4.最後に

膝を高く上げる

ピッチャーのフォームの特徴として、他の野手と違うところはまず膝を高く上げて投げるところです。 詳しくは次章で解説しますが、下半身を使って体全体で投げるためです。  ヒップファーストという意識は必要ない この意識の違いは結構重要なことです!! 正しい下半身の動きをすれば、勝手にヒップファーストになるんです。  注意点 間違っても足を真っ直ぐ上げて、真っ直ぐ下ろすことはしないようにしてください。 その結果、足が開き、膝が外側に割れ、力が外に抜けてしまい、腕が振れなくなってしまいます。 とくに足首を固定してしまうと、体重が後ろにいってしまい、その結果お尻が落ちてしまうことに繋がります。 子供たちには、「足首の力を抜こう」と教えてあげてください。

踏み込む足

ボールを投げるときにステップして踏み込む足を前に出し着地をします。 このステップする足をキャッチャーに向かって真っ直ぐ出しなさいと指導されている方がほとんどだと思います。 この着地する場所は厳密には「真っ直ぐ出しなさい」と言う必要はないのです。 お尻から出そうと意識しすぎると、後ろに腰を捻ったり、必要以上に右肩を下げて左肩を上げたりしてしまい、 バランスを崩してしまいがちです。 子供たちに意識させるのは「上げた膝を内側に入れる(軸足に向けて膝を上げる)」ことを意識させれば良い と思います。 そうすることによって、投げるときに勝手に骨盤が開き、おのずとお尻から出て行くと思います。(子供によっ ては分かりやすいように、言い方を変えてあげてもいいかもしれません!) 他にも、足を上げたときにお尻を下に落としたり、背筋を曲げたり、上げた足の足首を固定する(力を入れる) ことはしてはいけません。 インステップ過ぎるのもダメですし、アウトステップ過ぎるのもダメですが、軸足の、足のサイズ幅くらいならど こに出しても問題ありません。 ただ一つ注意していただきたいのは、投げるときに軸足が斜めになっていると、踏み出す足も斜めにステップ してしまうことです。 別記事⇒キャッチボール Part.1 でも解説しましたが、普段投げる時に重要なことはステップであると述べま したが、ピッチャーに関してはこの「膝を高く上げる」という動作が非常に大事になってきます。 ピッチャーをする子は、キャッチボールの時、最初は野手と同じようにステップを踏んで行い、ある程度距離 が離れてきたところで膝を高く上げピッチングフォームのように投げると良いと思います。 まず投球動作というのは、膝を高く上げ(写真1)、膝を内側に入れて投げることにより、勝手にお尻(写真2) から出て行くようになっています。 このお尻から出て行く動作のことを「ヒップファースト」と呼びますが、投げるときにこれを特別意識する必要は ありません。 何故なら、正しいフォームで投げるからヒップファーストになるのであって、ヒップファーストを練習して正しい フォームになるわけではありません。 筆者も意識して練習したことはないですし、子供たちに指導するときも、下半身を教えるだけで十分直せるのです。

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ですので、指導者の方はステップする足をというより、軸足をチェックしてあげてください。

最後に

こちらの記事では膝を高く上げる、踏み込む足について、解説しました。 ピッチングで大事なのは基本的なバランスのいいフォームを身につけることだと思います。 そのためにはしっかり勉強して子供たちに指導してあげてください。

ピッチング ”正しいプレートの使い方”の解説

ピッチング-フォーム編-Part.1に続きまして、Part.2です。 ■目次 1.プレートの使い方   ・絶対にしてはいけないこと   ・どこを踏んで投げる?-前後編-    ・プレートの前を踏む     ・プレートの後ろを踏む   ・どこを踏んで投げる?-左右編-    ・注意点 2.最後に

プレートの使い方

これはよく質問される問題なのですが、プレートのどこを踏めばいいのかを解説していきます。  絶対にしてはいけないこと それは「プレートに全く触らず投球動作に入ること」です。 右投げの場合、軸足のつま先がホームより(画像1)ならステップ足は一塁側へ、軸足のつま先が二塁方向 に向いていれば(画像2)ステップ足は三塁側に出てしまいます。(画像は下がホーム方向で、上が二塁で 基本の内容をしっかり覚え、反復して何回も何回も練習することでやっと身につくものなので、指導者の方や 保護者の方は諦めずしっかり指導しましょう。 これは野球規則でも決められており、セットポジションであっても、ワインドアップであっても必ず軸足がプレー トに触れていなければなりません。 ※ 記事の内容は基本的に「右投げ」を前提として解説していますので、左投げの場合は指導の際、足の向 き等にご注意ください。

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 どこを踏んで投げる?-前後編-上記でも説明しましたが、プレートに触れていればどこから投げてもとくに問題はありません。 前後のパターンの場合、 というどちらかのスタイルでプレートを踏むことになります。 先に結論を言うと、小学生の場合は前の方を踏むことをオススメします。   プレートの前を踏む 前の方を踏むというのはプレートに直接足を乗せず、スパイクの側面(右側)がプレートに触れるようにします。 メリットとしては、しっかり地面に直接立てるので、膝を上げた状態でもバランスが取りやすいこと。   プレートの後ろを踏む 後ろに掛ける最大の利点として、「体重移動」が非常にやりやすいことが上げられます。 しかし、デメリットもあります。 それはやはりバランスが取れにくいこと! 正直慣れれば何ていうことはないんですが、最初はとにかく投げにくいです。 膝を上げたときにバランスが悪くなり、下手すれば投げる前にフラついてしまうこともあります。  どこを踏んで投げる?-左右編-続いて左右編になります。 これも特別どちら側から投げた方がいいというのもありません。 ただ、小学生なら真ん中からで良いのではないでしょうか。 ここで少しプレートの歴史を見てみましょう。 昔の日本とは真逆の考えですね。 小学生の場合は変化球はありませんので、真ん中から投げるようにしましょう。 ちなみに、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大選手、ドジャースの前田健太選手はツーシームを放るので左 端(一塁側)から投げています。 まずプレートには簡単に分けて、左(一塁側)、右(三塁側)、真ん中、前(ホーム側)、後ろ(二塁側)の5種類 のパターンがあります。 デメリットとしては、プレートに触れている部分がスパイクの側面だけですのでプレートの恩恵(蹴る)は全く受 けられません。 後ろというのは画像を見てもらえれば分かりやすいですが、スパイクの約半分がプレートに乗っています。金 具製のスパイクであればプレートの端っこに金具を掛けて、投げる際にプレートを蹴るという効果を発揮でき 筆者は後ろに掛けて投げていましたし、プロ野球選手で言えば、ロサンゼルス・ドジャースの前田健太選手、 オリックスバファロースの金子千尋選手もプレートに掛けて投げています。 スパイクの右半分くらいしかプレートに乗っていないので、膝を高く上げたときに勝手に重心がホーム寄りに 流れていくので体重移動がやりやすいのです。 とくに小学生は下半身の筋力もできていませんし、フラつく可能性がかなり高いため、プレートは前のほうで 十分だと思います。 筆者は高校生のときからプレートに掛けて投げるように変えましたが、ある程度足腰のできた中学生ならチャ レンジしてみてもいいと思います。 プロ野球選手には様々なところから投げる選手がいますが、選手みな変化球やピッチングスタイルに合わせ てプレートを踏んでいるため小学生の参考にはならないでしょう。 昔は右ピッチャーなら右端を踏む、左ピッチャーなら左端を踏むという固定観念がありました。その理由が「角 度をつけるため」という理由であり、要は「クロスファイア」と呼ばれるボールを投げるのが一般的でした。 打者にとって、ボールゾーン(背中側)からストライクゾーンに入ってくるため打ちにくいという発想があったのです。 しかしアメリカのメジャーリーグではストレートの様な変化球(ツーシームやカットボール)が主流になってお り、ストレートに見せかけた変化球を振らさなければいけないという考えがありました。 ストレートの様な変化球ですから、ボールゾーンから投げていては打者は振ってくれない為、ストライクゾーン から投げるために右投げは左端、左投げは右端から投げているのです。 それが日本にも浸透しており、現に日本でもツーシームやカットボールを投げるピッチャーがほとんどになり ました。そのため各ピッチャーの持つ変化球や投球スタイルで踏むプレートの位置が違うのです。

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  注意点  はっきり言って何の意味もありません。 試合のときの緊急な対策としてなら素晴らしい方法だと思います! そういった意味も含めて、真ん中から投げることをオススメします。

最後に

プレートに関しては少し長めにご紹介しました。

ピッチング ”正しいステップ幅と膝の使い方”の解説

ピッチング-フォーム編-Part.3です。 この記事では体重移動時のステップ幅についてや、踏み出す際の膝の注意点など解説していきます。 ■目次 1.足の踏み出し方    ・教え方 2.ステップ幅はどのくらい? 3.最後に

足の踏み出し方

別記事でも解説しましたが、ピッチャーの場合ヒップファーストを行ったあと、必ず足を踏み出して投げます。 よく、「つま先は内側に入れろ」と言われますが、正直どちらでも構いせん。 真っ直ぐでも、内側でも、外側でも、投げやすいように投げてもらえばいいと思います。 ただし、「膝が外側に割れてしまっては絶対ダメ!」です。 たまにちょっと知識のある指導者の方が、プロ野球選手のマネで理由も知らず「一塁側から投げろ」や、右投 げの子供がよくボールが抜けることがあるから「一塁側から投げろ」という人がおられます。 しかし、ボールが抜けることが多いからという理由だけで一塁側から投げる練習をする暇があるなら、子供た ちに「ボールが抜けない練習」をさせた方がよっぽど子供たちの将来のためになります。 このプレートの踏む位置についてのご質問が非常に多く、注意点でも述べた「意味のない指導」をされている のをたくさん見てきたのでしっかり知っていただきたいという思いから長めに記載しました。 ※ 記事の中の解説は右投げを前提として解説していますので、左投げの人は足の向きなどに注意してご 覧ください。 足を踏み出す位置については以前解説したので省かせていただきますが、この記事で解説していきたいの は「踏み出した際のつま先の角度」についてです。 膝が外側に割れてしまうと、せっかくヒップファーストによって溜まった体重の力が全て外側に逃げていってし まい、投げる腕に力が伝わらなくなってしまいます。 外側に割れないようにつま先は内側にやるという考えで指導している方は多いと思いますが、要は膝さえ割 れなければ問題ないのです。

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※ 画像は高校のときの大谷翔平選手。膝が全く割れていない。 子供たちに指導するときには、踏み出す足の位置より、膝が割れないかをチェックしていただきたいです。  教え方  膝が割れてしまう場合、大抵は踏み出した足の小指側に力がかかってしまっていることが多いためです。 子供たちが分かりやすいように言葉を統一して指導してあげてください。

ステップ幅はどのくらい?

ジャンプしてしまうと、目先がブレるしリリースポイントも定まらないのでコントロールの悪化に繋がります。 ドジャースの前田健太選手やジャイアンツの菅野智之選手などがそうですね。 仮にジャンプをしていなくてもステップ幅の広さにはデメリットがあります。 ステップ幅が広いことで、体重が後ろに残り、体を使ってしっかり腕が振れなくなることです。 上記の理由からステップ幅は多少狭めがいいのではないかと思っています。 基本的には先にも話した通り5歩~6歩くらいで指導してみましょう。 ステップ幅は子供たちの身長などにより一概にこれという幅はありませんが、大体5歩~6歩くらいが目安と 言われています。 自分で足を広げてみて踏み出している位置まで足の届かない子は、分かりやすく言うと投げるときにジャンプ するような形で投げているはずです。 逆にステップ幅の小さめの人は、ブレることなくバランス良く投げれるため、コントロールの良い人が多いイ メージです。 プロ野球選手の中でも、一般的にコントロールのいいピッチャーというのはステップ幅が狭目の人が多い気 がします。 小学生の場合は筋力もできていませんし、股関節の硬い子も多いでしょうから足を十分に広げて投げれる子 は少ないでしょう。 踏み出す足のステップ幅は大きすぎても、小さすぎてもダメですが、どちらかというと、小さすぎる方がまだマ シですね。 つま先を内側にすることで、例えば「インステップになりやすい」や「フォローのときの腰が周りにくい」、「体重 移動のあとにブレーキを掛けにくい」などの原因にも繋がりやすいので真っ直ぐ出すのが無難でしょう。 ※ 体重移動のあとにブレーキを掛ける方法は後々解説いたします。(読売ジャイアンツの菅野智之選手が意 識しているフォーム術です!) 「膝が割れてはダメ」と教えるより、「踏み出した足の親指?親指の付け根に力を入れてみよう!」と教えてみ てください。 膝が割れると言っても子供たちには伝わりにくいと思いますし、この「親指の付け根」という言葉はバッティン グでも非常に大事になってきますので意識させる練習にもなります。

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最後に

この記事では、足の踏み出し方とステップ幅について解説いたしました。 ピッチングというのは、どれか一つだけ完璧にできるようになったとしても成り立ちません。 細かな動作や体の使い方を集約したものがピッチングになります。

ピッチング ”正しいリリースとグラブの使い方、テークバック方法”

こちらのPart. 4では、体の開き、テークバックでボールを隠す、力は0?100を解説していきます。 ■目次 1.体の開き(肩の開き)について 2.テークバックでボールを隠す   ・本当に隠した方がいいの?   ・最低でもトップは隠す 3.力は0~100が基本 4.最後に

体の開き(肩の開き)について

よく「体を開くな」や「肩の開きが早い」という言葉を耳にします。 確かに体の開きが早いと、ボールが抜けやすくなったり、コントロールが定まりにくくなってしまいます。 ですから子供たちには「グローブを止める」という言い方をしてください。 体が開いてしまう場合は、指導者の方はグローブを止める位置と、踏み出す足の膝をチェックしてみてください。

テークバックでボールを隠す

これもよく言われることの一つですね。 筆者もピッチャーだったのでよく分かるのですが、開かないように意識すると、右投げであれば左肩が内側に 入りすぎてしまったり、腕が振れなくなってしまうのです。 体が開いてしまうときは大体、リリースのときにグローブが止まらずに後ろ(背中)の方にいっていたり、足を 踏み出したときに膝が割れている可能性があります。 グローブを止めることによって、体の開きも抑えられ、リリースも安定するので、子供たちには普段の練習か らグローブを止める位置を固定させるようにしましょう。 一般的にも、打者からピッチャーを見たとき、テークバック時に腕やボールが見えてはいけないということで、 「ボールが隠れるようにテークバックをしなさい」と言われています。 ※ 記事の中は右投げを例として解説しているため、左投げの人は足の向きなど逆にならないように注意し てごらんください。 しかし筆者は、「体を開くな」という類の言葉をあまり使わない方がいいと思っています。(小学生や中学生の 場合!) なぜなら、ボールを投げるときは遅かれ早かれ開いてしまわないと投げれないわけで、「開くな」と言われると 子供たちは無理にでも意識をしてしまい、フォームがバラバラになってしまう可能性が非常に高いからです。 指導者の方はチームの目先の結果も大事でしょうが、子供たちの先を見た結果を求めて、長い目で指導して あげてください。 故障のしにくさだったり、体が強くなったり、コントロールが良くなったり、球威が上がったりと野球を続けていく 上で必ず役に立つときがきます。

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 本当に隠した方がいいの? 結論から言うと、これは本当に隠した方がいいです。 しかし、小学生はマネするのにはオススメしません。  最低でもトップは隠す 別記事でも解説していますが、トップの位置の正しいところは頭の後ろです。

力は0~100が基本

力は0~100が基本というのを解説しましょう。 簡単に言うと100の力を出すところはリリースです。 ※ リリースのこの瞬間に100の力を出す もう少し突き詰めると、「トップの位置に持ってくるまでは0」というのが理想といえます。 前田健太選手は以前、メディアの取材でこんなことを言っています。 リリースの瞬間に100の力を出すことは、小学生でもしなければなりません。 リリースでボールを弾くようにスピンを効かせるには100の力がなければ無理なのです。 そして100の力を出すには正しい投球フォームが必要になります。 上記の写真でダルビッシュ有選手の写真を掲載しましたが、テークバック時はかなり背中側に腕が入ってい て打者から丸見えの状態でした。 しかし、トップの位置は打者から見えないところにきているため、正解なのです。トップの位置とは始動します よというスタートの位置なので、これが打者に見えてしまうとタイミングがかなり測りやすくなってしまいます。 頭の後ろにあれば打者からも見えなくなるので、そういう意味でもトップの位置は頭の後ろにもっていくのがい いでしょう。 リリース以外の、例えばテークバック時などに50とか100とか力が入ってしまえば腕が固まってしまい、リ リースのときに100の力で投げられなくなってしまいます。 この0~100という考えで投げている代表的な投手はドジャースの前田健太投手、オリックス・バファローズ の金子千尋選手です。 「今までどれだけ頑張っても150㎞出なかったのに、「0~100」というのを掴んでから 急激に球が早くなりました。力を抜いて投げても150㎞出るようになった。できるだけ力 を抜いて、リリース時に100の力が出せれば必ずいい球がいきます。」 このブログでもピッチングの基本はたくさん載せてきましたが、これが一通りできるようになると、この「0~10 0」という感覚ができるはずなので、正しいフォームを身につけるようにしましょう。 上のレベルになればテークバック時に腕やボールが見えていると、タイミングが取りやすかったり、変化球の 握りなども打者に見えてしまうため隠した方がいいのは事実です。 その他、肩関節の固い子は投げるときに肘が下がってしまいコントロールや球威なども削がれ、最悪は肩 や肘の故障に繋がります。 小学生にとってはあまり重要な項目ではないですが、先を見越して直せるなら早めに直しとくに越したことは ありません。 写真左は現レンジャースのダルビッシュ有選手で右側は阪神タイガースの藤浪選手です。お二人ともテーク バック時に打者から腕やボールが見えるタイプですが、おそらく肩などの関節が非常に柔らかいのでしょう。 しっかり腕が振れているので問題ないのです。 上記ではテークバック時の腕やボールを隠した方がいいと述べましたが、一番大事なのはトップの位置を 隠すことなんです。

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最後に

ピッチングというのはただ投げるだけではなく「本当に奥が深い」ものになります。 一つ一つの細かい動作をチェックし、繰り返し練習をこなしてやっと正しいフォームが身につきます。 チームの練習でも足りない場合がほとんどでしょうから、やはり自宅での個人練習が必須になってきます。 そこでチェックしてあげれるのは指導者ではなく、保護者の方です。 ですので、保護者の方も子供たちと一緒に勉強されてみてはいかがでしょうか。

ピッチングの極意と故障について

こちらの記事ではピッチングの極意と故障について解説していきます。 ■目次 1.ピッチングの極意   ・点を取られないためには   ・正しいフォームとは 2.故障について 3.最後に

ピッチングの極意

ピッチングについては様々な考え方があります。 ひと昔前までは160㎞のボールが投げられれば「バットにあたらない」と言われていました。 しかし、現在では日本ハムの大谷翔平選手が165㎞を計測しましたが、「当てられる」のです。 これは小学生でも大学生でも同じ「根本的な野球の考え」だと思っています。 どちらの考えも点を取られないためですから、正解ですし間違ってはいません。 昔はゾーン(ストライクゾーン)からゾーン外(ボールゾーン)に投げて、その球をいかに打者に降らせるかとい うのが主流でしたが、今はメジャーリーグを始め、ゾーンで勝負し、打ち損じを狙う投球が浸透してきていま このように野球の技術や育成やトレーニング論は常に進歩していきますが、これから先も筆者は「バットに当 たらないボールを投げるのは不可能」だと思っています。 ですので、三振をとるとか打たせないとかではなく、「点をとられないようなピッチング」が大事なのではな いでしょうか? その為には、これまで解説してきたような、投げ方やフォームなどの基本は最も大事であり、さらにトレーニン グや食事なども非常に重要になってきます。 「野球は9人でやるスポーツ」とよく言われますが、実際に、ピッチャーでも守備でも攻撃でも、ボールに直接 向き合っているのは基本的には一人なのです。 このように考えてみれば野球の根源というのは、相手と戦うことではなく、「ボールをどのように操るか」と言っ ても面白いかもしれませんね。 ※ 記事の中は右投げを例として解説しているため、左投げの人は足の向きなど逆にならないように注意し てごらんください。 「三振をとる」「打たせてとる」「タイミングをずらす」などたくさんの考えが挙げられますが、全てに共通している ことは要は「点をとられないこと」だと思います。

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 点を取られないためには  点を取られない  ↓  (そのためには)  ↓  ある程度の球威とコントロール、変化球を磨く  ↓  (そのためには)  ↓  基本的な正しいフォームが必要  ↓  (そのためには)  ↓  トレーニングや練習が必要  ↓  (そのためには)  ↓  正確な知識が必要  と逆算で考えていけば分かりやすいかと思います。  正しいフォームとは 試合は負けることもあれば、勝つこともあるというのは、小学生でもプロ野球選手でも一緒です。 しかし、正しいフォームで投げることができれば、「勝てる確率」「点を取られる確率」というのは確実に減ります。 小学生にはまだまだ 先(将来)があります。

故障について

ピッチャーの人で故障をする確率が高い部位はやはり肩と肘がダントツです。 故障した人全てではないですが、結構共通していることがあり、実はそれは「いいボールを投げる人」でした。 正しいフォームを身につけて欲しい!! 先を見据えて正しいフォームを身につけることは「肩や肘などの故障」から守るためでもあるので、今の結果 より先(将来)を見てあげるようにしてください。 実際に筆者も「野球肘」になってしまい、ピッチャーを断念しましたし、チームの仲間が苦しむ姿もたくさん見て きました。 おそらく、いいボールを投げてられているからバランスの良いフォームだと自分で認識してそのまま投げ続 け、その結果、故障するのではないかと考えました。 筆者もMAX148㎞投げており、遠投も120m程投げていたので、投げるボールにはそれなりに自信を持って いました。 フォームも回りからはキレイな投げ方をしていると言われていましたが、結果的に故障をしてしまい、最終的 には野球が続けられない状態にまで陥ってしまったのです。 筆者こそまさに、バランスの良いフォームだと自分で勝手に判断し故障してしまったダメなパターンの人で す!! 筆者はどうしても150㎞投げたいと思っていたので、大学生になってからピッチングフォームの研究を重ねて 毎日勉強していましたが、もう時すでに遅しでした。 バランスの悪いフォームで何年も投げ続けていたので、肘に蓄積されていた何か悪いものが爆発してしまっ たのでしょう。 高校生くらいになってくれば、ある程度は筋肉量も増えるし、体も大きくなるので、人によっては悪いフォーム でもいい球を投げることができます。 投げているボールの質しか見ていなかった筆者はその時は正しいフォームについての知識もあまりなかった ので、今の子供たちには、声を大にして言いたいです。 では、正しいフォームとはどのようなフォームかということですが、筆者は「バランスのいいフォーム」が正し いフォームだと思っています。 矛盾しているかもしれませんが、バランスのいいフォームが試合で必ず勝てる、必ず点を取られないわけで はありません。 プロ野球選手や大学生でも、フォームのバランスは良くないのに実際に素晴らしい球を投げる投手もたくさん いますが、それは何かしらの筋肉が常人より強かったり、関節が柔らかかったりしているため小学生には参 考になりません。

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子供たちのためです!!! 本当にお願いします!!!

最後に

こちらの記事ではピッチングの極意についてと、故障について解説しました。 これだけは絶対に忘れないようにして、子供たちを指導してあげてください。

絶対マネるべきプロ選手3選~投手編~

コチラでは「絶対マネるべきプロ野球選手3選~投手編~」をご紹介します。 その理由を解説していきますのでご覧ください。 ■目次 1.ピッチャーがマネるべきプロ野球選手   ・解説   ・小学生の憧れの選手 2.マネるだけではダメ 3.まとめ

ピッチャーがマネるべきプロ野球選手

何度でも言いますが、指導者の方や保護者の方は子供たちの今の結果ではなく、先を見てあげてください。 つまりは何が言いたいのかというと、「正しくバランスの良いフォームで投げれば故障しにくい」ということで す。 そういう子供たちを一人でも減らしたい、という思いが強いので本当にこれだけは時間を惜しまず練習してい ただきたいと思っています。 野球が大好きで毎日練習に明け暮れていたのにある日突然「野球ができなくなります」と告げられる絶望感 はたまったものではありません。 小学生にとって、憧れの存在であるプロ野球選手たちですが、マネをしていい選手としない方がいい選手とい うのがあります。

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ピッチャーの子たちが絶対にマネるべき選手をご紹介します。 結論から言うとそれは、   ・ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手(右投げ)   ・読売ジャイアンツの菅野智之投手(右投げ)   ・中日ドラゴンズの大野雄大投手(左投げ) 以上の3人です。 では何故この3人をマネるべきでオススメするのかを解説しましょう。  解説 オススメした3人はとにかく投げるフォームのバランスが断トツに優れています。 指導者の方は、そういうところもしっかり見た上で、野球選手のマネを教えていけばいいと思います。  小学生の憧れの選手 小学生にとって、ヒーローのような憧れを持つプロ野球選手は誰でしょうか? 筆者が今まで子供たちに聞いてきた限りでは、   ・日本ハムファイターズの大谷翔平投手   ・阪神タイガースの藤浪晋太郎投手   ・テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手 などの名前が大多数を占めていました。 つまり、この3人だからこそ生きるフォームであり、小学生がマネをしても確実にいい方向にはいかないのです。 このブログでも参考画像に前田健太投手や菅野智之投手が多いのはそういう理由からです!! 憧れや目標とするには本当に素晴らしい選手ですのでオススメできますが、マネをするということだけ言えば 先ほど挙げた、前田健太投手、菅野智之投手、大野雄大投手をオススメします。 細かく言えば、3人ともトップの位置や足を上げたときのバランスや軸、トップの位置にいくまでの「間」など全 てにおいて非常に抜群のフォームを身につけています。 とくにトップの位置や「間」に関しては、筋力や関節の柔軟性はほとんど関係ないので、小学生でも誰でも練 習すればマネの出来るところになります。 理由は、大きくてかっこいいから、球が速いからなど多数あげられますが、マネるべき選手としては筆者はオ ススメしません。 前述でも述べましたが、この3人はまず身長がかなり高いことが挙げられ、手の長さや足の長さ、関節の柔軟 性が他の選手よりもズバ抜けているのです。 しかし、日本を代表するピッチャーたちであるのは間違いないですし、これからも様々な記録や話題を作って くれる最高の選手たちでしょう。 プロ野球選手の中には、その選手独特の投げ方や、その選手でしかできないような投げ方をしている人がた くさんいます。 例えば、他の人より優れた関節の柔軟性、筋肉の大きさや柔らかさ、骨格の大きさ、身長や体型など全て異 なっており、その選手だからこそ生きるフォームであるというのが本当に多いのです。 その選手たちだからこそのフォームを小学生が取り入れてしまうと、下手すれば怪我に繋がってしまったり、 余計おかしい事になってしまったりという理由などがありオススメできないのです。 その点、先ほど上げた3人は、フォームのバランスなど見る限りでは小学生でもマネの出来る素晴らしい フォームなのです。

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マネるだけではダメ

マネるというのは実際にはフォーム(動き)だけの話になります。 前述したマネるべき3選手も、フォームを身につけただけで素晴らしい投手になったわけではありません。 そういう体つくりの成果もあってフォームというのが成り立っているのです。 小学生や中学生はまだ体が出来上がっていないので、マネできるものにも限界はありますが、   ・現在出来るマネをする      トップの位置など。   ・マネしたいフォームになれるようトレーニングをする     筋力トレーニングや体幹トレーニング、食事など。 という流れが自然だと思います。

まとめ

マネることと、目指すところの違いを把握していただけたでしょうか? この意識を持つだけで練習やトレーニングの意味合いが全く異なってきますので、ぜひ実践してみください。 トレーニング方法や食事に関しては別カテゴリで解説していきますのでそちらも合わせてお読みください。 参考文献:野球小僧 指導者の方は子供たちにそういうことをしっかり説明して、未来像を作る流れを持つと指導しやすいのかと思 います。 というより、素晴らしいフォームを身につけるために、日頃のトレーニングや食事に気を使い、常日頃から大 変な努力をされています。

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ピッチング(実践)

コントロールの”基本,方法,極意,練習法”を解説

ピッチングのコントロール編を解説していきます。 ピッチャーには絶対必要な制球力ですが、その基本や方法、考え方、練習法などご紹介しています。 ■目次 1.コントロールを身につける 2.練習方法   ・リリースポイントをつかむ     ・注意すべきところ3点     ・解説 3.最後に 4.コントロールの極意

コントロールを身につける

ピッチャーにとって最も大事な部分であるコントロールを身につける事について解説していきます。 筆者の思うコントロールが良いと思う基準は、   ・小学生~とにかくストライクを取れること!   ・中学生~ストライクがとれ、ある程度アウトコースに投げれること!   ・高校生~インコースとアウトコースへの投げ分け!   ・大学生~高低、コースへの投げ分け! だと思っています。小学生はストライクが入れば十分です。 それでは、どうすればストライクが入るのか? はっきり言いますが、投げなきゃ覚えません! 筆者は、子供たちのコントロールが悪い原因は指導者にあると思っています。 結局それではいつまで経ってもコントロールは身につきません。 別記事でも解説している正しいフォームを身につけて、何回も何回も暴投を繰り返して、少しずつ身につくも のがコントロールなのです。 コントロールを良くしたい!どうやったら制球力が上がるのだろうか?と悩んでいる小学生や中学生や高校 生、指導者の方などがとても多いかと思います。 ※ 記事の中は右投げを例として解説しているため、左投げの人は足の向きなど逆にならないように注意し てごらんください。 筆者は小学生~高校生まで様々な現場に出向いて指導をおこなってきましたが、指導者からの中で一番質 問の多かったのが「どうやったらコントロールが良くなりますか?」という質問でした。 指導者の方にお聞きしますが、練習や試合のとき子供たちに「しっかり投げろ」「ストライクを放れ」とうるさく 言っていませんか? 子供たちもバカではないので、怒られないようにストライクを投げようと必死に試行錯誤していき、腕の振りを 緩めて投げたりしてしまいます。

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ですから安易にストライクを投げろと絶対に言わないでください。 そんな事は子供たちも分かっているのにストライクが入らないのです。 指導者の方はまずはしっかり、子供たちと向き合ってあげましょう。

練習方法

正しいフォームを身につけただけではコントロールは安定しません。 ある程度の正しいフォームを身につけた前提として、次のステップに進んでみましょう。  リリースポイントをつかむ まず大事なことはリリースポイントをつかむことです。 こればかりは理屈ではなく、たくさん投げて体で覚えるしかないのです。 オススメの練習方法をご紹介します。 それは、思い切りワンバウンドしてキャッチボールする練習です。 ポイントは、しっかり腕を振り切ること!と加減をして投げないこと!です。 そして最終的にノーバウンドで投げさせ、感覚を覚えさせるのです。   注意すべきところ3点     1.必ず相手を使ってキャッチボールさせることと     2.距離は10mくらいの短めでやること     3.足を上げずに広げたままノーステップで投げること   解説     1.例えば一人でネットスローをさせるという手段もありますが、それはバウンドしてどこにいくという感覚      を子供が掴みにくいため、2人ですることをオススメしてします。     2.長めでやるより近めの方が投げやすいからです。     3.踏み出す足を固定することで、リリースポイントをより分かりやすくするためです。 以上の練習を繰り返せばコントロールは少しずつでも身についてくると思います。

最後に

何度も言いますが、ピッチャーにとってストライクを取るというのは一番重要なことです。 3ボール2ストライクの状況で常にストライクを取れるピッチャーが理想なのです。 何故かというと、しっかり指に掛かって投げた球はド真ん中でも中々打たれないからなんです。 コントロールというのは正しいフォームで投げ続け、リリースのポイントや体の使い方を体感で覚えなければ なりませんが、怒られることによりメンタルが萎縮してしまい、それが体にまで響いて本来のフォームで投げら れなくなるのです。 それを時間を掛けてストライクが入るように教えてあげるのは指導者の仕事です。指導者が怒鳴り散らしたり しているのは「自分では指導できません」と言っているようなもので非常に恥ずかしいことなのです。 コントロールを身につけるのは長い時間が掛かる、と指導者が理解していれば、普通の人なら「怒る」という 感情が出てこないハズです。 上記でも言いましたが、正しいフォームにリリースポイントや体の使い方を体感で覚えて初めてうまく投げられ るようになります。 別記事の-フォーム編-でも解説しましたが、0~100の力の使い方が大事であり、その100の力をどの辺り でリリースするのか?というところが非常に重要になってきます。 思い切り投げることで「腕を振るという感覚も身につけられ」、「どのポイントで投げればどこでバウンドするな」 というのが体感で分かるようになります。 それを繰り返し、ある程度まとまって同じところでバウンドさせれるようになったら、バウンドさせる距離を少し ずつ伸ばしていきます。 コースを狙う・低めを狙うというのは、「ド真ん中」に投げられるようになってから挑む次のステップであり、初 めからそんなところを狙ったのでは投げられません。 プロ野球選手でも例えば、ドジャースの前田健太選手はピッチング練習で、ストレートも変化球も基本はド真 ん中にしか投げないそうです。 ド真ん中が打たれるのではなく、指に掛からずに抜けたようなボールがド真ん中にいくから打たれやすいのです。

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他にも、体つくりやストレッチなどのトレーニングも重要になってきます。 それらに関しては別記事でご紹介しますので、もう少しお待ちください。 下記に筆者の考えるコントロールの極意をまとめてみました。

コントロールの極意

つまり、ど真ん中を投げることがピッチングの本当の基本である! by 野球小僧

ピッチング ~配球・構え~

ピッチングの実践編、配球と構えを解説していきます。 内容は小学生の配球、セットポジション,ワインドアップについてです。 ■目次 1. 小学生の配球   ・オススメしたいスローボールの投げ方   ・注意点 2.セットポジションとワインドアップはどちらがいい?   ・セットポジション    ・セットポジションの注意点   ・ワインドアップ    ・ワインドアップの注意点    ・ノーワインドアップ 3.最後に

小学生の配球

プロ野球や高校野球と同じように、小学生でも配球の組み立てが可能です。  オススメしたいスローボールの投げ方 筆者が小学生の試合で見るスローボールは、ほぼ全員「腕を緩めて」投げていました。 それもスローボールなのですが、全国大会あたりに行くと、打者もレベルが上がりますので、空振りはなかな か取れない上に格好の餌食になってしまいます。 コントロールとは、全てド真ん中のリリースポイントを基本としているため、コースや高低に投げるというのは その基本を応用したものである。 とは言っても、小学生は変化球が投げられませんから「ストレート」と「スローボール」の2種類で配球を組み 立てなければなりません。 他にも、コースや高低への投げ分けでの配球もありますが、小学生でできる子供はほとんどいないでしょう。 (投げられれば配球の幅はかなり広がりますし、投げられるに越したことはありません。) いつでも投げられるド真ん中とアウトコースの低めにさえ投げられれば本当に素晴らしいピッチャーだと思い コントロール編でも解説しましたが、小学生はド真ん中に投げるだけで十分なので、それを磨き、スローボー ルを習得すれば、中々打たれることはないかもしれません。 プロでも打つ打者で3割ですから、約7割は打てていないということを頭に置いておけばいいのではないで しょうか? 指導者の皆さんが、コントロールについての考えが多少なりとも変わり、子供たちにとって良い方向へ向 かってくれれば幸いです。 ※ 記事の中は右投げを例として解説しているため、左投げの人は足の向きなど逆にならないように注意し てごらんください。

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やはり腕の振りが緩いので打者も対応できてしまうんです。 そこで腕の振りを変えずにスピードを落とすための「握り」を習得してみてはいかがでしょうか。 2種類ご紹介します。  ・画像1はストレートの握りから、人差し指と中指の間隔を広げただけです。この握りにより投げるときに指に   掛かりにくく、抜けたような感じになるので、球威が落ちます。  ・画像2は低学年の子たちがしっかりボールを握るための握りとして別記事でも紹介した握りになります。普段   の握りから、薬指をプラスするだけなので難しくはないと思います。 上記どちらでもストレート回転で投げれる握りなので、変化球ではありません。  注意点 いきなり試合で使うのではなく、練習のときから指導者の方がしっかり指導してあげてください。

セットポジションとワインドアップはどちらがいい?

セットポジションとワインドアップはどちらがいいと思いますか? 結論から言うと、答えは「どちらでもいい」です。 小学生だからこうしなさい!や高校生だからこうしよう!というのはありません。 実際プロ野球選手でも「自分の投げやすいように」投げていると思います。 それでは、セットポジションとワインドアップの解説をします。  セットポジション ※ 画像は侍JAPANにも選ばれた東北楽天ゴールデンイーグルスの松井投手 多少球威が落ちるというデメリットはありますが、小学生はセットポジションから投げるのはオススメですね。 別記事でも解説しますが、クイックでの投球術も可能になります。  セットポジションの注意点 セットポジションにも注意点があります。 それは、構えた後、足を上げる際のグローブの動きです。 そして、当たり前ですが、投げるときはストレートと同じようにしっかり腕を振って加減せずに投げるようにしま しょう。 セットポジションは全体的にコントロールが良くなりやすいという傾向があり、反対に球速が多少落ちる傾向 があります。 他にも、小学生は足腰や下半身の筋肉がまだ出来上がってない分バランスをしっかり取って投げることがで きます。 変化球ではないと解説しましたが、子供たちの腕の振りやフォームで、審判にチェンジアップと認識される可 能性もあります。 例えば、胸の前に構えている子が、足を上げる前後にお腹の位置まで下げてしまったり、ヘソの前に構えて いる子が、足を上げる前後に胸の位置まで上げてしまったりする子が非常に多いのです。 セットポジションの構えのときグローブの位置は、胸の前かヘソの前で静止する子が多いと思います。(※ 構えのグローブの位置はどこでもいいです!)

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ちなみに筆者も小学生の頃は足を上げる前にグローブから動かしていたのを覚えています。 これはクセになっているので、早めに直してあげることをオススメします。  ワインドアップ ※ 2013年WBC日本代表(侍JAPAN)の阪神タイガース能見投手 ワインドアップは全体的に球威が上がりやすく、コントロールがバラつきやすいという傾向があります。   ワインドアップの注意点 そのため、セットポジションに比べてバランスが取れづらいという傾向があります。  ノーワインドアップ ※ 2017年WBC日本代表(侍JAPAN)の日本ハム大谷投手 上記の注意点を多少は軽減できるノーワインドアップという投げ方もあります。 主にメジャーリーグの投手が多いですが、日本でも大谷翔平選手を始め多くの選手が取り入れてきています。 小学生ならワインドアップよりはコチラをオススメいたします。

最後に

小学生の配球とセットポジション,ワインドアップについて解説いたしました。 次はピッチングの実践編、クイックと牽制について解説します。 参考文献:野球小僧 セットポジションでの構えの位置からグローブを上げ下げするのではなく、そのままの位置から投げるように 指導してあげてください。 どちらも、上のレベルになって苦労しないために身につけておいて間違いないものですので、練習で取り入 れて指導されてみてください。 ノーワインドアップであれば最初から足をプレートに掛けて投げることもできるためバランスも取りやすく、足を 上げる際の勢いもつけられます。 構えの段階で大きく腕を振りかぶり、その勢いで足を高く上げれるため、ヒップファースト時(体重移動時)に 体重が乗りやすくなり球威を高めることができます。 セットポジションは軸足を最初からプレートに掛けて投げることができますが、ワインドアップは足を上げる前 にプレートに足を掛けて投げなければなりません。 とくに小学生の場合は下半身が出来上がってないので、足を上げる際、勢いをつけるとフラついてしまうとい う可能性も出てきます。 何故それがダメなのかというと、そのグローブの動きが無駄な時間になってしまいランナーがいればクセを 盗まれ盗塁を簡単に許してしまうのです。

参照

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 筆記試験は与えられた課題に対して、時間 内に回答 しなければなりません。時間内に答 え を出すことは働 くことと 同様です。 だから分からな い問題は後回しでもいいので