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メタデータ情報基盤構築事業 ( 総務省平成 22 年度新 ICT 利活用サービス創出支援事業 ) 代表組織 : 国立大学法人筑波大学 共同提案者 : インフォコム株式会社 株式会社インフォコム西日本 : 合資会社ゼノン 株式会社ナレッジ シナジー : ロジカルウェブ株式会社 株式会社ジオ ブレーン

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(1)

メタデータ情報基盤構築事業

(総務省平成22年度新ICT利活用サービス創出支援事業)

代表組織

:国立大学法人 筑波大学

共同提案者

:インフォコム株式会社

株式会社インフォコム西日本

合資会社ゼノン

株式会社ナレッジ・シナジー

ロジカルウェブ株式会社

株式会社ジオ・ブレーン

問い合わせ先

:インフォコム株式会社

デジタルアーカイブシステム部 鳥越 直寿

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2丁目34番17号

TEL 03-6866-3640 FAX 03-6866-3360

1

(2)

「メタデータ情報基盤構築事業」

(代表組織:国立大学法人 筑波大学) 共同提案者: インフォコム株式会社、株式会社インフォコム西日本、合資会社ゼノン 株式会社ナレッジ・シナジー、ロジカルウェブ株式会社、株式会社ジオ・ブレーン

• メタデータの相互運用性と利用性の高度化を目的として、メタデータ記述規則等の標準仕様とオープンなメタデータ

情報基盤の仕組みを検証・実証する。

• メタデータ情報基盤では、図書館、博物館、美術館、公文書館、研究機関、民間出版者等の様々な機関が利用する

メタデータ記述規則や語彙の情報を収集し、デジタルコンテンツ提供者やデジタルコンテンツを利用したサービス提

供者等へ一元的に提供する。

• デジタルコンテンツ流通には欠かせないメタデータの流通性、相互運用性の高度化を進め、それによって電子書籍

を含む多様なデジタルコンテンツの利用環境の高度化を進めることができる。デジタルコンテンツ流通の基盤が整備

され、目的とするデジタルコンテンツをすばやく簡単に発見することができることや、多種多様なデジタルコンテンツ

に関するメタデータの相互運用性が確保されることにより、新たなサービスの創出がされる。

運営

運営基盤を設立しサービス運営

プロジェクトの概要

2 2

(3)

1.プロジェクトの狙い

本事業は、デジタルコンテンツ提供者や関連サービスの提供者らに対し、各機関のメタデータ記述規則や語彙の情報をメタデータ情 報基盤システムを通じて一元的に提供できる情報インフラの構築を目指すものである。メタデータ情報基盤システムとは、図書館や 公文書館、博物館、美術館、出版流通事業者といった様々な機関が利用する分野個別のメタデータ記述規則を収集蓄積し、分野横 断的な記述規則等の標準方式を定めた上で、インターネット上で公開・共有・維持管理するシステムである。メタデータ情報基盤シス テムをメタデータスキーマレジストリメタデータスキーマレジストリメタデータスキーマレジストリとして活用することで、産学官民メタデータスキーマレジストリ 産学官民産学官民産学官民ののの誰の誰誰もが誰もが利用もがもが利用利用利用できるできるできるできるサービスサービスサービスサービス基盤基盤基盤の実現を目指している。基盤 3

(4)

2.メタデータとは

メタデータとは、一般的に「データに関するデータ(Data about Data) 」あるいは「データに関する構造

化されたデータ(Structured Data about Data) 」と定義される。

ペットボトルに例えると、通常、ペットボトルには商品名がラベルとして印字されているが、そのラベ

ルをはがしてしまうと中に何が入っているかわからなくなる。何が入っているのかわからないと通常、

人は飲むこと躊躇するだろう。このように液体の入ったペットボトルをデジタルコンテンツ(知的資源)

としてとらえると、メタデータはそのラベルであり、ラベルの表記方法がメタデータスキーマである。

(5)

3.データ形式標準化の意義

HTMLと

とメタデータ

メタデータ

メタデータ

メタデータ

WWWが普及するについれて、さまざまな文書がHTMLで公

開されるようにあったが、メタデータは部分的で、HTMLの

テーブルなどで整形するのみであった。ここからメタデータ

を収集するためには、HTMLを解析してデータ構造を推測、

抽出する「スクリーン・スクレイピング」が行なわれたが、提

供組織ごとにHTMLの記述法もまちまちであったため、メタ

データの共有は非常に困難であった。

スキーマ

スキーマ

スキーマ

スキーマに

に基

基づく

づく

づく

づくXMLにより

により

によりデータ

により

データの

データ

データ

の相互運用性

相互運用性

相互運用性

相互運用性が

が高

高まる

まる

まる

まる

XMLでは、組織のニーズに応じたタグを定義し、その構造

制約をDTD※1やXMLスキーマとして明示できる。これを用い

ることで、HTMLでは十分表現できなかったデータ構造を的

確に示し、コンピュータ処理可能なメタデータを、相互運用

可能な形で公開できるようになった。

次の

のステップ

ステップ

ステップとして

ステップ

として、

として

として

、こういった

こういった

こういった

こういったメタデータ

メタデータの

メタデータ

メタデータ

の記述

記述

記述

記述に

に関

関する

する

する

する

取り

り決

決めを

めを

めを蓄積

めを

蓄積

蓄積

蓄積、

、公開

公開、

公開

公開

、活用

活用

活用ための

活用

ための仕組

ための

ための

仕組

仕組みが

仕組

みが

みが

みがメタデータス

メタデータス

メタデータス

メタデータス

キーマレジストリ

キーマレジストリ

キーマレジストリ

キーマレジストリである

である

である

である。

(6)

4.メタデータ情報とスキーマ

ここでは予備知識として、メタデータの機能、メタデータ記述規則、メタデータ語彙、アプリ

ケーション・プロファイル、スキーマについて確認する。

メタデータの機能

・・

・識別

識別

識別

識別:どんな資源があり、それが具体的に何を指すのかを、他のものと区別して示す。

・・

・記述

記述

記述

記述:

::

:現物を見なくてもそれが何であるかがわかるような概要を記述する。

・・

・発見

発見

発見

発見:

::

:多数の資源の中から、特定のもの、あるいは条件に合致するものを見つける手段を提供する。

・・

・入手

入手

入手

入手:

::

:求める資源がどこにあるか、どうやったら入手できるかの手段を示す。

「メタデータ記述規則」

一貫したメタデータの作成のためには、「メタデータ記述規則」を定める必要がある。「メタデータ記述規則」は、記

述に用いる項目と、その項目は必須か、任意か、などといった取り決めを明示的に定義したものである。たとえば

蔵書目録を作成する場合では、タイトルは必ず1つ、著者は必須で複数可、訳者はあれば必須(任意)といったか

たちで「メタデータ記述規則」を定め、それに従いメタデータを作成する。「メタデータ記述規則」は(1)「メタデータ語

彙」、(2)「構造的制約」、(3)「具体的表現形式」、(4)「記述上のガイドライン」で構成される。

「メタデータ語彙」、「アプリケーション・プロファイル」、「スキーマ」

「メタデータ記述規則」の(1)と(2)以降を分離して階層的にとらえることで、語彙の共通性を高めることができる。す

なわち、既存の標準的なメタデータ語彙をできるだけ利用し、応用に特化した語彙の必要性を最小化しやすくなる。

また、(2)~(4)に関しても、新たに規則を作る場合に既存のものを参考にしやすい、規則間の違いを明確にとらえ

ることができるために規則間の相互運用の可能性を的確に判断しやすい、といった長所を持つ。

これはDublin Core Metadata Initiativeが提案した概念に基づくものであり、(1)を「メタデータ語彙」、(2)以降を「アプ

リケーション・プロファイル(Application Profile)」と呼ぶ。また、独自あるいは標準の語彙、およびアプリケーション・

プロファイルを総称して、メタデータ記述の「スキーマ」と呼ぶ。

(7)

5.各分野でのメタデータ記述の現状

図書館分野 図書館目録では、従来型のパリ原則とISBDをベースにした書誌記述の基本となっているが、書籍などのメタ データについて、「表現形」、「体現形」といったレベルに分けて考える新しいモデルを導入し、それに基づい て記述体系を見直した「書誌レコードのための機能要件」(FRBR)が提案されている。

博物館分野 博物館においては、国際博物館会議の国際ドキュメンテーション委員会 (CIDOC, International Committee for Documentation) よって「博物館資料情報のための国際ガイドライン」(IGMOI, International Guidelines for Museum Object Information)、(CRM, Conceptual Reference Model)が提案された。

そのほか、CDWA(Categories for the Description of Works of Art)、VRA Core 、CIMI Profile 、CHIN(The Canadian Heritage Information Network)などの記述標準化項目案がよく知られている。

文書館分野 文書館分野では、国際文書館評議会(ICA, International Council on Archives)を中心に記録史料記述の標準 化が進められ、「国際標準記録史料記述一般原則」(ISAD(G), General International Standard Archival

Description)が刊行された。

また米国アーキビスト協会(SAA, Society of American Archivists)などが、記録史料記述のためのマーク付け 言語「コード化記録史料記述」(EAD, Encoded Archival Description)を公開している。

電子書籍 主要な電子書籍フォーマットのひとつ、EPUBにおいては、すでに第2版において、メタデータやナビゲーション 情報を記述するオープン・パッケージング・フォーマット(OPF, Open Packaging Format)において、metadata要 素内でタイトル、著者、言語などのメタデータを記述するために、ダブリンコア語彙を採用している。 http://idpf.org/epub 音楽データ CDにはタイトルなどのメタデータを収録するCD-TEXT規格もあるが、多くの音楽CDはこれらのメタデータを含ん でいない。そこでCDのパッケージとしての(アルバム)メタデータ、および各トラックの作品メタデータを独自に 登録する、CDDBと呼ばれる第三者サービスが使われている

以下に分野毎で、国際的な標準化が進められているメタデータの記述規則を一覧する。

メタデータの記述規則は、領域によってさまざまに異なることがわかる。

7

(8)

6.データ表現方式の標準化動向

領域を超えたメタデータの共有のためには、メタデータの記述規則だけでなく、その記述方法(基底

データモデル)の標準的な枠組みが求められる。

メタデータ記述を標準化する流れとして、Dublin Core、RDF、Topic Mapsについて概観する。

・Dublin Core

DCMES(Dublin Core Metadata Element Set)は、さまざまな分野に共通

するプロパティを目録専門家でなくても使えるように整備し、分野を越えた

意味の相互運用性(semantic interoperability)を得ることを狙いとする。

領域やサービスごとに異なるメタデータも、Dublin Coreにマッピングする

ことで、最小限の相互運用性を持たせることができる。

・RDF

Dublin Coreのような共通の語彙を用いてメタデータを交換するため

には、そのデータモデルの記述方法も共通化する必要がある。

RDF

※1

は現在、メタデータ記述の標準として広く支持されているもの

である。RDFは異なる組織やアプリケーションのデータを交換・共有

するための「バス」(データ流通の共通基盤)として機能する。

・Topic Maps

Topic Mapsは、情報/知識を利用者の持つ概念体系に合わせて

分類、整理、体系化、組織化し見つけやすくする。サイバースペース

において高度に構造化された索引のよう役割をする。知的活動を

人に優しく支援することを目指す情報技術である。

※1 RDF(Resource Description Framework) メタデータ等のデータモデルの記述方式。リソース一般の記述方法の枠組

(9)

7.メタデータスキーマレジストリ

メタデータスキーマレジストリ

メタデータスキーマレジストリ

メタデータスキーマレジストリ

メタデータスキーマレジストリに

に求

求められる

められる

められる

められる機能

機能(

機能

機能

((

(1

1)

))

事業の提案概要における「新しいサービスの概要」をふまえ、以下の3つの視点でユースケース

を考えメタデータスキーマレジストリに求められる機能を定義している

1.メタデータ記述規則収集・登録に関する視点

2.コンテンツ提供者がメタデータを付与したり、新たなスキーマを構築するための視点

3.サービス提供者が、コンテンツ提供者のメタデータを利用して高度なサービスを展開するため

の視点

<考

考え

え方

方と

とユースケース

ユースケース

ユースケース

ユースケース>

1.

既存のメタデータ記述規則を標準的な形で表現・公開する

2.

メタデータを記述するために、利用可能なメタデータ記述規則を探す

3.

公開されているメタデータ記述規則を参考に独自のメタデータ記述規則を定義する

4.

異なるメタデータ間での相互運用

5.

複数のメタデータをマッシュアップする

これらの視点、ユースケースを想定し、次のような機能がメタデータスキーマレジストリとして求め

られる。

9

(10)

7.メタデータスキーマレジストリ

メタデータスキーマレジストリ

メタデータスキーマレジストリ

メタデータスキーマレジストリ

メタデータスキーマレジストリに

に求

求められる

められる

められる

められる機能

機能(

機能

機能

((

(2

2)

))

メタデータ

メタデータ

メタデータ

メタデータ記述規則収集

記述規則収集

記述規則収集・

記述規則収集

・・

・登録

登録

登録

登録するための

するための

するための機能

するための

機能

機能

機能

1.

RDF形式の語彙定義を確認しながら登録できる

2.

RDF形式の語彙定義を確認しながら登録できる

3.

表などの半形式的定義をもつ記述規則を対話的に登録できる

4.

スキーマファイルを解析して変換の前処理を行なう

5.

登録スキーマの更新ができる

コンテンツ

コンテンツ

コンテンツ

コンテンツ提供者

提供者

提供者

提供者が

がメタデータ

メタデータを

メタデータ

メタデータ

を付与

付与

付与

付与したり

したり

したり

したり、

、新

新たな

たな

たな

たなスキーマ

スキーマ

スキーマ

スキーマを

を構築

構築

構築

構築するための

するための

するための

するための機能

機能

機能

機能

1.

登録されている記述規則、語彙定義の一覧、詳細を表示できる

2.

登録されている記述規則、語彙定義を検索し、該当するものを表示できる

3.

独自記述規則の作成を支援できる

4.

複数記述規則間の関連を調べ、分かりやすく示すことができる

5.

選択した記述規則に基づくメタデータ記述の支援できる

6.

コンテンツの長期保存・利用のためのメタデータ記述標準

サービス

サービス

サービス

サービス提供者

提供者

提供者が

提供者

がコンテンツ

コンテンツ

コンテンツ

コンテンツ提供者

提供者の

提供者

提供者

のメタデータ

メタデータ

メタデータを

メタデータ

を利用

利用して

利用

利用

して

して高度

して

高度

高度

高度な

なサービス

サービスを

サービス

サービス

を展開

展開

展開するための

展開

するための

するための

するための機能

機能

機能

機能

1.

メタデータスキーマレジストリを検索し、語彙、記述規則を調べることができる

2.

コンテンツ提供者のメタデータをサービス提供者(メタデータ/コンテンツ利用者)が理解で

きるよう、メタデータに用いられている語彙や記述規則を検索して調べることができる。

3.

メタデータ変換の支援

4.

コンピュータによる問い合わせインターフェイス

10

(11)

7.メタデータスキーマレジストリ

メタデータ情報基盤システム 「Meta Bridge」の構築

メタデータスキーマレジストリとして、「メタデータ情報基盤システム」を構築した。

【開発対象】

メタデータ情報基盤システムの開発対象は、主に以下の2つを対象とした。

語彙定義の機能(クラス、プロパティなど)

記述規則定義の機能(使用プロパティ、値制約などの記述規則)

開発フェーズは3つに分割し段階的なリリースとした。

構築スケジュール

【スケジュール】

2010年11月~2011年3月の間、以下の

開発を実施。

第1フェーズの開発 2/15リリース

機能:語彙定義・記述規則についてファイル

による登録、更新

第2フェーズの開発 2/25リリース

機能:語彙定義・記述規則のキーワード検

索、及びRDF/XML、Turtle、TopicMaps形式の

出力。記述規則の画面による追加、更新。

第3フェーズの開発 3/15リリース

機能:メタデータインスタンスの変換

11

(12)

7.メタデータ・スキーマレジストリ

メタデータ情報基盤システム 「Meta Bridge」

メタデータ情報基盤システム 「Meta Bridge」をホスティングサーバー

上に実現しウェブ経由での利用を想定した利用評価を実施した。また

、本システムによるメタデータ記述規則の構築方法や相互運用性に

ついても実証を行った。

「 「「 「Meta Bridge」」」」のののの主主主主なななな機能機能機能機能 語彙定義登録 語彙定義登録 語彙定義登録 語彙定義登録 各機関で管理している語彙定義をユーザが容易に本システムに 登録し、確認できるユーザインターフェースを提供する。 入力方法は、ローカルファイルのアップロード指定、URL指定によ るウェブからの読み込み、テキストエリアへの貼り付けに対応し、 自由度を持たせる設計とした。 記述規則登録 記述規則登録 記述規則登録 記述規則登録 各機関のメタデータの記述規則を本システムに登録し、確認でき るユーザインターフェースを提供。 メタデータインスタンス メタデータインスタンス メタデータインスタンス メタデータインスタンス変換変換変換変換 レジストリに登録されているメタデータの記述規則から、CSV、TS V形式で記述されたメタデータインスタンスをRDF/XML、Trutle、 TopicMaps形式で変換して出力する機能を提供する。 また、RDF/XML、Trutle形式のメタデータインスタンスをダム・ダウ ン(DCマッピング)したRDF/XML、Trutle、TopicMaps形式で出力す る機能を提供。 「MetaBridge」 12

(13)

7.メタデータスキーマレジストリ

メタデータ情報基盤システム 「Meta Bridge」の機能

機能区分 機能区分 機能区分 機能区分 画面画面画面画面・・・・機能名称機能名称機能名称機能名称 語彙 語彙定義登録 ターム詳細表示 バージョン一覧 登録済語彙一覧 語彙定義検索一覧 語彙定義参照 ターム詳細表示 RDF/XML出力 Turtle出力 TopicMaps出力 キーワード検索(語彙定義) 記述規則 記述規則ファイル取込 記述規則編集 記述制約追加編集 記述制約検索 記述規則(構造化)追加編集 参照設定 バージョン一覧 未登録語彙登録 記述規則一覧 機能区分 機能区分 機能区分 機能区分 画面画面・画面画面・・・機能名称機能名称機能名称機能名称 記述規則 ターム検索 記述規則名前空間設定 記述規則検索一覧 記述規則参照 (RDF出力は除く) 記述規則参照(構造化) 記述制約参照 記述制約検索 RDF/XML出力 Turtle出力 TopicMaps出力 dumb downマッピング キーワード検索(記述規則) メタデータインス タンス変換 メタデータRDF生成(CSV取込) メタデータ変換 dumb down コンピュータに よる問い合わせ (API提供) 語彙検索 記述規則検索 メタデータインスタンス変換 13

(14)

7.メタデータスキーマレジストリ

メタデータ情報基盤システム 「Meta Bridge」の画面イメージ

語彙定義編集画面

記述規則編集画面

(15)

8.メタデータ情報共有のためのガイドライン

本プロジェクトでは、「メタデータ情報共有のためのガイドライン」の策定を行った。ガイドラインはデジタルコンテンツ

に関わる様々な機関にとって、メタデータを公開する際に、共有・再利用性の高い記述をするための拠り所となるも

のである。

ガイドラインに基づくメタデータ記述規則の開発・提供を行うことで、メタデータの提供機関のみならず、メタデータの

利用者にとっても利用性の高いメタデータを実現することができるようになり、メタデータを利用した新たな付加価値

の機会を提供できるようになる。

<ガイドライン

ガイドライン

ガイドライン

ガイドラインの

の目的

目的と

目的

目的

と役割

役割

役割

役割>

このガイドラインは、デジタルコンテンツに関わる様々な機関(図書館、公文書館、美術館、博物館、サービス事業者、

出版社等)におけるメタデータの相互利活用のために広く利用されるものでなければならない。

開発・実証成果の推進と普及展開の仕組みを以下に記す。

15

(16)

8.メタデータ情報共有のためのガイドライン

「メタデータ情報共有のためのガイドライン」の概要 ※優先度はA(高)~C(低) 項目 項目項目 項目 指針指針指針指針 優先度優先度優先度優先度 (1)スキーマの選択・ 設計と公開の指針 スキーマを相互運用可能な形で選択・設計する。 A 新たなスキーマを設計する場合、使用語嚢や参照記述規則の定義を尊重し、メタデータを相互運用できるよ う設計する。 A 独自スキーマを設計する場合も、特定領域の知識なしに理解し、交換可能なフォーマットに変換するための 情報・規則を用意する。 B スキーマ定義を、コンビュータ処理可能な標準方法でも表現し、公開する。 C (2)メタデータ記述の 推奨指針 リソースにグローバルな識別子(URI)を与える。 A (コンビュータ処理可能な識別子に加えて)人聞に理解可能なラベルを標準的な方法で与える。 A 標準的で再利用可能な形で、コンテンツの作者を記述する。 B 暖昧さのない標準形式で日時、位置情報を付与する。 B 可能ならばキーワードを統制語嚢で付与する。 B ラベルに読みを与える場合は、言語タグを用いて区別するか、ラベルを構造化して記述する。 C リテラル値のデータ型、言語タグは、目的が明確な場合に限って用い、スキーマで使用を宣言して一貫した 形で与える。 C (3)メタデータの公開 と交換・利用に関する 指針 メタデータの公開には、標準的なデータ表現方法としてRDFを用いる。 A メタデータを正しく理解・利用するためにスキーマを参照し、必要に応じてプロパティの整合調整を行なう。 B データを公開用などに変換する場合は、情報が失われないように構造と粒度を保ち、利用者がダムダウンす る。主要プロパティはあらかじめ単純化値を提供する。 B (4)運用に関する指針 スキーマの管理データを明示し、バージョン管理を行なう。 A メタデータには作者、作成日時、準拠スキーマなどの管理データを付与する。 A データを集約して格納する場合、由来情報とあわせて管理する。 B 16

(17)

9.リンクするデータの広がりとレジストリの役割

閉 閉 閉 閉じたじたじたシステムじたシステムシステムシステムののデータののデータデータはデータははは、、その、、そのそのその中中中中でしかでしかでしかでしか生生生生かせないかせないかせないかせない リンク リンク リンク リンクするするするするデータデータデータデータがががが新新新新たなたな価値たなたな価値価値価値をををを生生生生むむむむ

リンク

リンク

リンク

リンクする

する

するデータ

する

データ

データ

データと

とWEBサービス

サービス

サービス

サービス

WWWが発展してきたのは、さまざまな情報を結びつけるハイパー リンクの力によるところが大きい。情報が一元的に管理されるので はなく、ユーザがそれぞれ作成した文書において、シンプルな方法 で容易に別の文書とのリンクを設けることができる。文書のつなが りはどんどん広がり網の目が密になって「文書文書文書文書のののウェブのウェブウェブウェブ」を織り成 す。読者はリンクをたどることで、関連する情報だけでなく、思わぬ 未知の世界との出会い(セレンディピティ)が得られるようになり、 ウェブの力はネットワーク効果によってどんどん高まってゆく。 (a) 位置データの利用 Google Mapsをはじめ、既に多くの位置情報がインターネット上で提 供されているが、メタデータが標準的方法で提供されることで、例 えば、異なるサービス提供業者が提供する飲食店の情報を一つの 地図上に一括表示させることも可能となる。さらに、データのリンク により、飲食店のメニューの情報から、料理のレシピサイトへのナ ビゲートや食材の直売サイトへのナビゲート等のサービス展開も可 能となる。 (b) 時間データの利用 位置データと並んで時間データは情報リソースを現実世界に結び つける役割を担う。領域を超えた情報活用のための、鍵となるデー タと考えられる。 (c) 商品情報と価格データ 標準的な方法でセマンティックマーク付けによる価格データの明示が行なわれれば、こうした情報を自動収集できるようになる。商品 データを利用した独自のサービス開発も容易になり、さらにセールの情報を位置データ、時間データと組み合わせる応用も考えられる。 (d) ユーザ評価と口コミ 多くのECサイトでは、利用者が感想や評価を書き込む機能を備え、他の利用者が商品を選択するための情報として活用されている。 ユーザ評価を集約するレビューサイトも数多い。またウェブログ、あるいはツイッターなどのマイクロブログによって個人が直接発信す る情報の中にも、商品やコンテンツの感想・評価が無数に存在する。

こういったキーになるメタデータが標準化され、相互にリンクすることで、新たな価値、新たな世界が広がっていく。

17

(18)

9.リンクするデータの広がりとレジストリの役割

リンク

リンク

リンク

リンクする

する

するデータ

する

データ

データ

データの

の広

広がり

がり

がり

がり

博物館・図書館・文書館(MLA)領域では、メタデータ記述の国際的 な標準化が進められているが、これを超えてさらに広くメタデータを 共有するための試みも始まっている。さまざまなOpenなデータをつ なげる、Linked Open Dataという取り組みも広がっている。

多様な領域の「リンクするデータ」を組み合わせて新しい価値を生 み出すためには、語彙レベルだけではなく、データ構造も含めた共 通理解の基盤が不可欠となる。

リンク

リンク

リンク

リンクする

する

するデータ

する

データ

データ

データと

と、

、メタデータレジストリ

メタデータレジストリ

メタデータレジストリ

メタデータレジストリの

の役割

役割

役割

役割

本プロジェクトのメタデータスキーマレジストリは、さまざまな記述規 則の語彙と構造を登録できる。スキーマ登録時には、標準汎用語 彙との関連付けも行なう。アプリケーションは、API経由で登録ス キーマを利用し、データを理解可能な形に変換させることができる メタデータスキーマレジストリに登録された記述規則を利用すれば、 必要なデータを入力し、そこから記述規則に準拠したメタデータを 生成するためのテンプレートを作成するサービスが提供できるだろ う。APIを用いて動的にレジストリに問い合わせ、必要な箇所にメタ データを埋め込むようなブラウザのプラグイン・拡張機能を作ること もできる。 18

(19)

10.領域を超えたビジネス機会

(a) コンテンツコンテンツコンテンツ保有者コンテンツ保有者保有者保有者 まず、コンテンツ保有者、管理者は、自らが保有、管理しているコンテンツに対して、デジタルコンテンツはそのものを、そうでないも のはデジタル化してネットワーク上に置き、利用可能にする必要がある。それらに対してメタデータを付与し、セマンティック・インデック スを作成し、様々な視点からアクセス可能するとともに、その存在を広く発信していく必要がある。そうすることにより、コンテンツにアク セス、利用されるケースが増大していくものと考えられる。デジタルコンテンツのWeb上での販売ももちろん、魅力的なコンテンツを増や していく努力も欠かせない。魅力的なデジタルコンテンツについては、Web上での販売も検討の余地がある。コンテンツの粒度につい ても、より細かい粒度での提供も検討していく必要がある。 (b) コンテンツコンテンツコンテンツコンテンツののの流通業者の流通業者流通業者流通業者 利用者のニーズに合わせて、様々なテーマでセマンティック・インデックスを作成し、複数のコンテンツ保有者が提供しているコンテン ツを、横断的に提供していくことができるようになる。 コンテンツへの客観的な評価情報を付与したり、いろいろな視点からコンテンツ間の関係を見えるようにすることなどにより、提供サ ービスに付加価値を付けることができる。魅力的で有益なコンテンツを増やし、付加価値を付けることにより、流通する量を増大させ、 販売量を増やすことができると考えられる。 (c) コンテンツコンテンツコンテンツコンテンツ製作者製作者製作者製作者 音楽、映画、コミック、ゲーム、アプリケーションソフトウェア、ニュースなど、魅力的なコンテンツを供給すれば、コンテンツの価値を高 め、流通、販売量の増加に繋げることができると考えられる。 (d) ソフトウェアソフトウェアソフトウェアソフトウェア開発者開発者開発者開発者 「識別された主題のネットワーク」環境構築、メタデータ、トピックマップ作成のニーズが高まり、その中において主題中心のコンピュ ータ利用を実現するためのツール、アプリケーションの需要が増えると考えられる。 (e) 行政行政行政行政サービスサービスサービス提供者サービス提供者提供者提供者 行政サービスについての情報発信が有効的に行われ、利用者への周知が徹底し、行政サービスの質、量ともに向上されることがで きる。それにともない、利用者の満足度も向上し、市民活動を活発にすることができると考えられる。 (f) 企業企業企業企業 組織が保有する知識、ノウハウを体系化し、共有可能にする。関連する情報リソースへのアクセスも容易にする。それにより、組織 活動を活発にし、競争力を高めるとともに、次世代への継承を容易にする。 メタデータスキーマレジストリを中心に、RDF、トピックマップなどを用いて、キーとなるデータがリンクしていくことにより、領域を超えたビ ジネス機会が広がる。 それは次のような利用者にメタデータを利用した新たな付加価値の機会を提供できるようになる。 19

(20)

10

10

10

10.

.領域

領域

領域を

領域

を超

超えた

えた

えた

えたビジネス

ビジネス

ビジネス機会

ビジネス

機会

機会

機会

新 新 新 新サービサービサービサービ ス ス ス ス の の の の実現実現実現実現 公的機関 役所 図書館 博物館 美術館学校 など 編集者 ライター 民間企業 出版社ほか メタデータ メタデータ メタデータ メタデータ 情報基盤 情報基盤 情報基盤 情報基盤

市場規模

市場規模

市場規模

市場規模

• 「

「「

「デジタルコンテンツ

デジタルコンテンツ

デジタルコンテンツ市場

デジタルコンテンツ

市場

市場

市場における

における

におけるイン

における

イン

イン

イン

ターネット

ターネット

ターネット

ターネット・

・・

・携帯電話流通分野

携帯電話流通分野

携帯電話流通分野

携帯電話流通分野」

」」

」は

は8500

億円

億円

億円

億円の

の市場規模

市場規模

市場規模

市場規模。

※デジタルコンテンツ協会「デジタルコンテンツ白書2010」、 株式会社電通「2009年(平成21年)日本の広告費」より想定。 ターゲット ターゲット ターゲット ターゲット市場市場市場市場 • 民間企業民間企業民間企業民間企業、、、、図書館図書館図書館、図書館、、公文書館、公文書館、公文書館公文書館、、、大学大学大学大学、、博物館、、博物館博物館、博物館、、美術館等、美術館等の美術館等美術館等ののの産学官民産学官民産学官民産学官民におけるにおけるにおけるネットワークにおけるネットワークネットワークネットワーク上上上上でのでのデジタルコンテンツでのでのデジタルコンテンツデジタルコンテンツ市場デジタルコンテンツ市場市場が市場ががターゲットがターゲットターゲット市場ターゲット市場市場市場 である である である である。。。。 • メタデータメタデータメタデータメタデータ情報基盤自体情報基盤自体情報基盤自体情報基盤自体はは基盤はは基盤基盤基盤システムシステムシステムシステムとしてとして、としてとして、、、メタデータメタデータメタデータメタデータのののの相互運用性相互運用性相互運用性相互運用性のののの確保確保のために確保確保のためにのためにのために運営運営運営する運営する。するする。。本。本本システム本システムをシステムシステムををを活用活用活用活用したした結果したした結果結果結果としてとしてとしてとしてメタメタメタメタ データ データ データ データのののの相互運用性相互運用性相互運用性相互運用性がががが向上向上向上向上ししコンテンツししコンテンツコンテンツコンテンツ流通流通流通流通がががが促進促進促進促進されされ、されされ、、、ターゲットターゲットターゲットターゲット市場市場市場市場のののの活性化活性化し活性化活性化ししし拡大拡大拡大拡大することがすることが目的することがすることが目的目的目的。。。。 • メタデータメタデータメタデータメタデータ情報基盤情報基盤情報基盤情報基盤はは運営主体はは運営主体運営主体運営主体となるとなるとなるとなる非営利非営利非営利の非営利の組織のの組織組織を組織をを立を立立立ちち上ちち上上上げてげてげてげて、、、、蓄積蓄積した蓄積蓄積したしたしたデータデータデータのデータののの民間民間での民間民間でのでのでの利用性利用性利用性を利用性をを高を高める高高めるめる一方める一方一方、一方、、中長期、中長期の中長期中長期のの安定の安定安定した安定したしたした データ データ データ データののの維持管理の維持管理維持管理維持管理のためにのためにのためにのためにメタデータメタデータ情報基盤研究会メタデータメタデータ情報基盤研究会情報基盤研究会情報基盤研究会をををを通通通通じたじた公的機関じたじた公的機関公的機関公的機関とのとのとのとの連携連携連携連携をを継続をを継続継続継続するするするする。。。。

利用者の

感性的な要求

にも

ダイレクト

に応えられる

新しいデジタルコンテンツ提供サービス市場

こんな本が読みたい。⇒ 書籍 こんな所へ行きたい。⇒ レジャー こんなモノがほしい。⇒ ショッピング こんな人に会いたい。⇒ 求人 こんなものが食べたい。⇒ 食事 パソコン パソコン パソコン パソコンでででで 携帯 携帯携帯 携帯でででで

いつでも、どこでも

車 車車 車のののの中中中中でででで でも今は・・・、 ほしいコンテンツをあらかじめ知っているか、 たまたま、ほしいコンテンツに遭遇するのが実情

「こんなことがしたい。」

コンテンツの

流通促進

メタデータの

相互運用

20

参照

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