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オリーヴ炭疽病菌々絲の伸長に及ぼす2.4-Dの影響について-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

オリーダ炭療病菌舟練の伸長に及ぼすく

2・4rDの恕攣について

内∴藤中人・谷 和一

Effect of 2.4−D in culture medihm on the

mycelialgr◎Wth′Of G■ね伽頑わわあ吻

oJfがαγ朗,循 ALM.

By

Nakato NAITO And Toshika2;u TANl

(Laboratoryof Phytopathology.)

Ⅰ緒

葡物義‘ノレモ・シが縫物朽廃薗顛の轟育た及ぼす影恕について払渡外に於て眈た れ等たよれば,病原菌初発育に勤しても高等植物に於けると同株忙,抑制乃至促進効果・を衣わす尊が明てら かとされてゐる・即ちM王CHELS叩等ぐ6)ほAc助0叩C甜ざ¢α∂査・gざに劃す・る2・4−Dの酸,エス妄 ル,塩の影響について,苫EVER等(2・)は拘飽海秒dぬ明通〟扁,Gあ∂占咋g最之gαβ,廠壷め融購− 如γ査■玖あ2グcgcγ才αβに劃する三種鄭)形態の2,4−−Dの影軌こつ普敵背し七ゐるが,いづれも菌脱の伸長も≒・封 して動乱作用がみられたことを償掃してゐる・又二m甲AG?(4)はヘテロオーキシンの耶JJ占才ね f拍タcオ,αダニ湖中8柁J肋ゐ占わわわ′わ如才ゐ,0抑(加g〝ざみg頭0わ′わゐ〟ぶに封し,鮎とHARDS 等(12)拭

a−Naphthalen acetic acid,2A−・D,indole−31−・aCetic acid,2,4舟血ichloropheIloxy acetic acidが

S′・ぶた・♪桓イわりjJrり描,か〃J右 ∧tJ.川〟)り・′J/l、/川∫♪(j・抑/,JJJ冊、り川l、ハざ 拓かざJJ川JJJJざ..1∫八・り汀仇J∫

Cαク:成ゐgに勤して抑制及び促進効果をこ示したと報告してゐる・更に,■cHムwDHARY 等(3)ぬよれげ,

Alterwaria teクIuis の発芽が β−・indolacetic、、左cid,bhenoxy acetic aムid で抑制及び促進され

β−naphthoxy acetic acidでは抑制された・BERDUCOU(1)も叉,β−ind01acetic acidの促進効果

が飽cgグ・去■α虎クZクごα∂αグ・わ7α,胸cタグ・才〃gα措g抑αに封してみられたと発表してゐる・しかるに本邦に於て

は,この種に関する研究がはなはだ後々たるもめで,わづかに麓藤(5)の相熱病菌と栢胡肺葉柏病菌の 胞手鼻芽が2.4−・D紅より抑臥されたとの報告をみるノのみである.

筆者等(8,9)をま既にオリーグ洪症’病菌の分生胞子並に数躍鋳柄菌夏胞子の発芽に及ぼす2.4−D及び α一 naphthalen acetic acidの影響について報督したが,更にオリ,ザ茨疫病薗(GloeoiPori’um olivarum ALMEIDA)の菌顔の伸長に及ほす影響につき2.3実験したのでこ1に報告すること\する. Ⅱ 実験材料及び方法 本巽験に用ひられた2・4−Dは市販の日産化学製品2.4−・Dナトリウム塩(1aq.)で,中習(10)の方港麿. より本研究窒で分析した結果によると,2小4−Dナトリウム塩としての純度は88..86%’(水分6“碍%,、不純 物4・55%)であつね 本級告に示す2・4−Dの濃度好,この分析結果を基準としたナトリウム塘の含畳をも つで表わした. 培蕃基中に2・4−・D教混入すれば,2・4−Dそのものゝ影響ではなく,他物質との反応により第二次的な成 分が出来て,それの作用が菌鰊の伸長に影響してく′るとの懸念はあるが,該剤の混入によりpHの変異も 来さす,叉何ら定性的な化学反応を示さなかった朗よりして,・一応そのま1の形で存在するものとして巽 j険を:行った.この間題に関Lてはっ MICHAELSON 等(6)も,2.41−Dの注加に.よって培養基中の物質と −− 24・−

(2)

の結合はなかったと報じてゐる.叉,高波下での2.4TDの分解も考えられるので,オ・−トクい−ヴで作製 した培養基の申へ所定鱒該剤を加えて,後帯びコツ卒で1時間投菌した・ 供試菌は昭和25年1月20日オ・リー・ヴの被害鼎より分離したものである・ Ⅱ 濃度及び温度とあ喪係 2 昧河藤氏稀薄哲油寒天埼蕃基上に多数形成せられた分社胞子をf凱■、た.2・・4−・Dの放尿は0・32,0・08,0・02,

0.005,0.0005,、0.00005%の6区とし,一各々に就き3簡宛のベトサ皿を供用し,夫々150,200,250,300C

の恒温器申に申さめ,3日,5日,7日後に薗責の痕径な各直角な2方向に測定し,其の平均値を.■もって熟練 の発育度を比較した・巽験結果は第1,第2,第3,第 の関係について昧筆者の一人内藤(8)も報骨したが,今回皐同一菌を月ヨひたに鱒ゝゝわらす,多少前回と 差異があられ転が,これは分離後相当日数経過したためではないかと恩はれる. 第1義歯辣の伸長牢及鱒す2・4・−D鹿渡並温度の■影静欝咽実験結果(箪倖粍) 標準区卜0・32%‡0りOS%l′0‖02%】▲0小005%fo一・0005%

謡養蒜j混。。度匝養日数l

0‖00005% .− 25 −

(3)

偏 考i・−ほ測麺Lなかったもの

第2表 南緯の伸長に及ぼす2.4−・D濃度.並温度の影響・第2回英除籍果(翠偉粍)

吋..

第3表 菌轟の伸長に及ぼす2・4−・D濃度並温度の影響・第3回実験結果(畢位粍)

(4)

300

第4義 歯轟の伸長に及ほす2.4−D演慶並温度の影響・第4回実験結果(肇位粍)

霊二二望・i

(5)

59い8 19.O l 滅.2 50..O 1 56,5 第5表 菌淋の伸長も;及ほす24rD浪度並濁度の影執.総平均(単位粍)

0…02%、′卜0・005%

標準区∴卜0小32%・、‘lo…0竿%

謡攣姦卜況ミ。旋1培削疲l

0・000S宛、loい0000亨% ._ 28、−

(6)

第2囚抑制効果と温度との関係 飴考:左列より属鈴蘭煎汁,稀薄鯨油,稀 癒昏油,ベタ下ソあ脊療養姦 」ヒ段より c・腰準区,Ⅰ.0叫005%,2仙 ○・0005%,3・0・02%,4・0・08%,5l9・3

2%

備考;縦軸目盛は対標準区指数を荒す。 (1)居鈴薯煎汁(2)稀薄臨池(3)べ プトこ/ 第6嚢 ′培養日数と抑制効果との関係(指数) 培養劃\況 曜 矧

。。政一

培萱毎日数 t O..㍊凋i O.OSヲ占 0り舵% 上0∴鵬豪 0.ノ0005%】0.0000S% − 29_

(7)

さて爪上表に示す申く,抑制琴果は各湿度により,叉培茸基の種類により異ってゐるが,馬鈴薯煎汁に 於ては150Cで0・005.%迄,200∼250で0・02%迄,30。で如08%迄抑制効野ミみられ痴尊薗納に於・て払 150で00005%迄,200∼300ではb・005%迄,ペプl・=/加用合成に於て軋各温度ともP.00物’迄抑制効果 がみられた.RicHARDS(ユ2)によれば,P如の∽γCgざ,4動毎朝毎∴対極適句碑吻,脾〟グ・d頭0グ・α の 菌薪の伸長は,大体10⊥2から10−8Mol」の2.4−−Dで抑制された.、本実験に於て,椰帥効奥の顧菅にあらわれ てゐるのは,馬鈴薯煎汁ではα32∼0・08%,穣轟複軌ペプトン加用合成で酎32∼0・02%で挙る1・この洩 度をMol・に換算すれば,前者は約1・4×10・ ̄9∼3・6×10‘ ̄3如0し後者札的1・4×10 ̄℡γ0・9×1町$Mol・で ,ほぼ抑制効率の嘩度は同じ七みてよかろ 漁慶の高い居で臥外親よりしセ著し、く標準区と異つでゐた二郎ち菌糸は不規如な隆起の病癖程塊状をな し,本菌特有の着色もなく,年透噴の白みがかった次色で,表面は擬潤状態を示してゐた.分生胞子・堆の 形成は,肉眼的にみて0叫00005%,0.0005.%では腰準区と差兵はなかったが,0一005%に於て精々悪く,0.02 %■以上の濃度でほはな昧だしく悪からた. 次に抑制効果の温度との関係についてみる・P小C・MARTH,F・F・DAVIS(7)軋ヤマガラシ,へラオr′† ヲに対・して2・4・−Dは高温樫健烈に作用したと発表してゐる・叉,筆者等(10)の行づた蚕豆鋳病菌夏胞子 の発芽に及ぼす影響も温度が高くなるにしたがって抑制効果が大となった.本突放を抑制濃度からみた結 果よりすれば,むしろ・逆で低温程佐渡庶でも抑制効児があらわれてゐるu しかしながら,菌系の伸長を標 準区に対する指数で衣わした場合に.は(図2)0・32.%,0.08%の区■で吋、いづれの培養基でも温度の上昇と 共に・抑軌効児が大となつてゐる..稀薄哲油に於ては0.02.%では殆んど雄健による変化はない・愚鈴薯煎汁 の0〃02%,稀薄醤油の0.005%,ペプトンの0.02%,0.005%に於ては その越となって,運慶の上昇と共 に抑制効果が減少してゐる.この校に濃度の高低により抑制効果と温度との関係が異ってゐることは興味 挙る問題と思はれる・ RICHARDS(12)匹よれば,成長に及ほす影響は,成長の初期,全閉及び後期の段階にあらわれる3つ の型がある.本菌に封する抑制効果がいづれの段階に著しくあらわれるかをみるために,培養日数3日ま −・30・−

(8)

で,3日より5日まで,5日より7日までの醜聞に於ける単位月数の菌轟の伸長を腰準区のそれで除したもので 比較分析した(第6表)・馬鈴薯煎升の0・08%以上,穏滞藩札ペ1701こンの0‖02%■以上の磯野では培養日 数3 ある、.しかしながらこの硯象が菌森の伸長と膚法的な関係にあるかどうかは窮間である.本実験は鎮静に 分生胞子・を用いたために;発育初期惟於ては分生胞子の発芽に際して起る生理的な何かが原因してこのよ うな結凝とな・つであらわれたので屯まなかろうかとも推察されるが,この点は今儀追求しセみるつもりであ る. 病原菌芙削こ及ばす植物ホルモンの促進的効果については,眈蓮の如く多数の例がみられる.筆者等(9) のさ卓に.行ったオり「ヴ荻症病菌分生胞子の発芽に際しても,aLnaphthalenacetic a6id及び2.4⊥IDは 発芽率を高めた‥該菌の薗錬の伸長に.対↓て捻 300C の隠鈴馨煎汁とペプトン加用合成の2種類の培養 基疫放て促進作用が明瞭にあちわ牲た(第5表,図1)・RICHARDS(12)によれば,2A−・−D並に2・4・

5.Tは10・−jから10T4Mol.で菌の伸長を促進L・たが,本葉験の0.0005%,0.00005%裸約2×ユ.0−・5ん2×10一6Moi.

に相督する濃度でぁるから,比較的低蘭鹿で嘩進効果があらわれてゐる・ Ⅲ 薫糖濃度と抑制効果との関係 高等枝物が2.4rDにより呼吸作用の上昇を来すことに関しては,海外に於て多数報昔されてゐる.こめ こと昧当然呼吸基質たる淡水化物の消費分解に関連するものであるIL HAMNERl一派,MITCIIELL(13) 等により,2.4−D処理の植物がその組成申より糖類,澱臥 多糖類(ポリサツ丸ラjド),粗描雄琴の衆 水化物を急激に失ふ寄が明らかとされてゐる.薗顆に麿ても,2.4−D処理により呼吸基質の異状な滑費が おこり,無処理区に比し糖琴の不足を来し,それがため拉伸長が阻害蔓れるものとすれば,増発基中に過 剰の糖類卑注入することにより,抑制効果ほ減少するものではなかろうかとも推論される・このような見 地より,筆者等は15.%−,10%,声%の庶糖を各々含有するもの,洪水化物を全くいれないもの,並に療準区 として2.与%庶糖加のペプトン加用合成寒天培養基を二作製し,菌糸の伸長を.・測定した.菌の接種には斧藤曳 稀薄嘗油寒天培養基上に形成した分・生胞子・を用ひ,250C で7日間培養したものに就き調査した.実験線 果は第ワ表の如ぐである. 第ワ●表 庶輝濃度と抑制効果との関係(畢位魔) 数l標 準 区】 0..32% 】 0.(18% OL005% ・−・31−

(9)

第?表堰示す如く,■前遡の筆者等の推論とは避に,無加瀬区に於てのみ著しく抑制効果が減少してゐる が行磨髄澱塵班高い区に於て.は腰準区と何ら差異がなかった.無加糖区に.於ける伸長は代謝基質をペプト ㌢よノり求めたと考える堪はない・した射って2…4−Dの抑削効果は庶糖を基質とした異化過程に.於て始めて あらわれるものであると言へよう・即ち2・4−Dの抑制効果軋既糖の分解作用に関与する酵素系の活性度 喧異状年率すものであるか,、或は分解過程申の物質との二次的な結合により毒性の物質′となるものである かに基因すろもの.ではなかろうかと推察される・この点を更に追求するために∴贋糖より比較的簡単な横 越であ‥る葡萄糖及び鎖状化合物2捜を炭素源とレて抑制効果の差異を比餃実験してみた‥ な曙,第7表中0.32%で若干抑制効鼎のあらわれてゐるの匪,培葦基中に塞天をいれたため或種の炭水 ノ化物が基質しとレて使用等れたためではなかろうかと思はれる・ †栄泰源と抑制効果との開廃 薦糖を加えないペプトン加用合成培養基を常法にしたがつで作製し,そのIL.に対し庶糖25gⅠ.,葡萄 聴25gⅠ.,グリセリン40c.c.,・酒石酸アンモン10gI・一・の剖合でそれぞれ添加し,別に無添加の液体埼蕃基を 用意し,何れも2り4丁−Dを濃度0.08%に調節し,茨菜館の興った培養基上での菌練の萱賂育を比較した.培養 液250cで6日間行はれ,後菌顆を・濾紙にて濾別し,熱湯をも・つセ数回牧瀬痍1050cの悼温器申にて⊥疲 乾燥,デシケ一夕一におさめ冷却後冨盈を測定した・接種株閏膝丈稀薄衝碑寒天堵拳掛二伸長させた菌辟 の先端を約3m血の切片に切取ったもめを用いた.実験には1回に2筒の3角プラス占を使用し,その年均 を以て表わした・なほ,1簡の3角フラスコの中へは20c.c.宛の培養液を分注しれ英鹸結果は第8表に示 す如くである. 弟8表狭素源と抑制効果との関係(単位族) 茨ン素源 種 苗

第1同実験

第 2 回実験 第 3 同実験 ■ 平 均 l対璽票準区 ・▲一鵬 ほ旨 ノ数 C I D C I D

C トⅠ)] C r D ID/CxlOO

101.0 9. 8.6 24..8 如.4 備 考:C…・!・∴2.4−・Dを加へないもの D州・い‖…=‥2‖4・−D O,.08%を加へたもの 即固体培養に於けると同様に,無添加区に於ては2・4・−Dの抑制効輿は全くみられなかったのに対ト,既 糖,葡萄軌グリセリシ添加区でほ著しく薗轟の発育が阻零されね㈲々の茨素軌こ於ける抑削効果を鱒 較瞼討するに,庶糖と葡萄瀕聞には盛典はみられない.グリlセリンでは,糖斯よりはるかにその効力を減 tじてゐる・酒石酸アンモ・ンに澱では楔準区の伸長が無添加区よりも悪いので,茨葉鱒として利用されたと するワ)は炭間であるが,酒石酸アンモyの存在に於て隠抑制効果は無添加区と大差なかった小無添加区と 加瀬区で軋梗準区の薗麻の発育に・鱒当差異があわ,それがため灯抑制効果が異ってくるとも考えられぬ でもない・しかしながら,グリセリン区についてみれば礫準区は加増区よりや」良好な発育を示し,・しか も2・4・∵Dの対便準区指挙が加糖区の9・0,8・6に放し248となづてゐる・したがつて標準区の発育の艮不良に 基因する2・4−Dの抑制革具というものは,この場合考慮に.いれなくとも誕ちでは.なかろうと息ふ庶糖, 葡萄糖・を添加培養した液中に於て私無添加区に此し,2.4−Dの存廃により捻るかに菌耕の伸長が惑い. 】32・−

(10)

即ち無添加区の40・9mg‡・・に対し管糖区28.ユ.mg‡.葡萄糖区23,9mgI.となってゐる.′このことは2.4−D が琴・に糖類の沃素漁としての価値を零にするにとどまらず,更に窮嘗に.作用することを示してゐる. と怠れ,炭素源が異なれば抑制効果にも親房看を生じるのは極めて興味ある問題を∴提供してゐるものと恩 ふ.この点は今後東に.追求してみる・つもりである. Ⅵ 摘 要 (1) 培賽基上に於けるオリ←・ヴ炎症滴菌々紛の生長に及ぼす2.4−Dナ・トリウム塩の影響につき実験を 行った. (2) ペプトン加用合成寒天培養基紅於ては,150,200,250,300C の各温度共0.005%迄抑制効果が みられ,稀薄醤油寒天培養基に於て軋20∼300Cでは0・005%温150c で齢0005%準,叉馬鈴薯煎汁 遼東培提琴に於ては,ユ50CではOuOP5%迄,200,250cでは0・礎%迄,′300cで時P・08%迄抑制効果がみら れ葎・いづれの培姜基共,032。%にては歯髄の伸長は殆んどみられ丸 効果は減退した. (3) 各培養基共,0.32.%,0…08%の高琴庶の区では大体温度の上昇と共に抑制効果を∴増す傾向卑示した が,それ以下の濃度■では温度による差が殆んどみられないか,むしろ逆の傾向がみられた・ (4) 各培養基共,高波度区■では培養日数3日目までよりも5日以後に於て急激に:抑制効果をニあらわし た. (5)伸長促進効果は,馬鉛筆煎汁及びペプトン加用合威の0・0005,叩甲05%の両区の300cに於て明 らかにみられた. (6)ペプトン加用合成寒天培襲基を牒用して抑制効果と庶塘澱慮との関係をみるに,寧・5%以上の既婚 濃度の増加は抑制効果に殆んど影響がない.叉亘黒糖無添加区に於ては抑削効果が殆んどみられなかつrた・ (7)無加糖ペプトン加用合成培養基(液体)中に庶糖,葡萄糖,グリセリン及び酒石酸アンモンを竿 れぞれ添加したものと無添卿のものとに酎ナる鞠麻の生長に・つ郎嘩実験した界無添カロに・於てはぇ4⊥ Dの抑制効果は全々み申年なかったカミ, 酒石酸アン・モンが最も劣った・・ 引 用 文 献

(1)Be■r・dtlCOu(Jeanne):Diff6rence.de sehsibilite,de・Nbcirid galligenaet de Nuria c a,1泉ctiondelまcideindol−β一aCetipue.,C.R.Acad:sci..Paris.,23Ⅰ(5),367−J369,1950

(2)Bever,Wayne M“,and F.L..Slife:正出■ect of2。4−D<in culture・medium on the・grOWth of、thr−ee Pathogenic・fungilPhytopath“,38(i2),1037∼1038,194乳

(L3)Chowdhary,H..P..,and M.,Kamal.:・Effectofβ−indol−3−aCetic acid,phenoxyacetic acid and β一naPh−

thoxyacetic acidon growthof AlieaynYiaienuis,.CurIrent Sci“,19(8),24・7−248.1950・

(4)Defago,G=:王ffectsdeLaneur・ine,de ses composants etde主h畠t6ro・auXine sur・1a cr・Oissance de

frois parssites du bl岳n Phytopath.,Zeitschr。,133),293∼315,1941.

(5)遠藤茂,森本黎二:2.4−Dの鰐熱病歯並に稽胡麻菟枯病菌の胞㌢・発芽に.及ぼす影響(予報),日本砥物病理学会報, 第15巻,韓2・考,100貰,昭和26年(試供婁旨).

(6)Michaelson,Merlee.,L..A”Schaal,andJessl.Fults.:Some effects of24−dichlor・OPhenoxyacetic

acid,its salts and esters on severalphysiologic strains of the potato scab or−ganism Actinomyces SCabies(Thaxt.,)Guss小SoilSci.Soc・.Amer・.Proc小,13,267∼270,1948. (7)笠原安夫:新除草剤2.4−Dに就で,農業及園芸,第23雀,5(曙巽,昭和2a年. (8)内藤中人:オリ←・ヴ茨疫病薗の研究,香川県立顔料大学研究報背,籠2巻,籍1.2弓,昭和2晶年. (9)内藤中八,谷利一・:桔物ホルモンがオリーグ茨泡病菌分生胞子の発芽に及ぼナ影響について,香川顔料大学撃術 報督,籠2巻,第1・号,27∼30貫,昭和25年. −・▲33\−

(11)

(10)内藤申八,谷利一こ‥鋳病菌表胞子の発芽に及ぼす躇物ホ7沌ソの影響につしくで,香川顔料大学学術報乱 費2観,

葦3考,167ん177見,昭和26年.

(11)中西佐七郎:2..4−Dのエ撃的製造法,化学工業,第1雀,耗6号,昭和25年仙

(12)Richards,Rebekahruth:Responsesof representative≠■upgito certain gT■OWth−regulating’substance軍. Bot..Gaz..,110(4),523−550,194凱

(13)鴨島瀧夫:2.4−Dの殺軍機構,巣葦及園芸,苑25巻,23a−2さ7巽,昭和25年.

Rdsum(≦

1・ThispそPerdealswiththeresultsofthewriteriexperiments on the effec七Of2A・・dichlor?・

わ鱒ndxjaceticacidmitriuin由1tto

causlngthe61ive anthrIaCnOSe.

2・The relationof?OnC甲tration to the mycelia・1gTOWth was first st豆died by′growing the

myc誠umonpぬtodec云ctiohaIgarCOntaining考%畠ucrose,OnJapaneSeSOyag9rよfter岳ait6s

formula a.ndon synthetic agpar containigpeptOnin the presence of varying cbncns.of 24−D.

Onpepton

t甲ted,SuChas150,200,250alnd30〇C;OnpO七atodecoctionagaritoccurredinO・00年%■a七150C,

inO.02.%at200∼250C,andin O.08%a七300c;OnSOy agar..it、OCCurr・edin Oこ0005%’’at150C,

andin O.00年%at200∼300C.Theinhibiting action was checked gradually with the decrease

t)f/concentration.On the dulture media conta・iningr O.32.%2AqD the grOW抽∴of the mycelium

was severely retarded.

3.1Th占stimulationwasobservedinO.0005a、ndO.00005%on potato decoction ag・ar aS Wellas

pept6n agar・incubated at300C.

4.1n

concentrations than O.02%thisinclin息tion was畠1most unrecognizdble.

5JThもinhibiting・aCtionwaslowerduringtheearlyphase(3dよys)oftestperiodthanthelate

pbaSe.

6.Theinhibiting・aCtion of2.4−D was nbtip.fluencedin the presence of va・rying concns.of

SuCr・OSe fI:Om 2.5 to15%、OnPeptOn agar・However,inthe mediumcontaining no sucroseit

was remarkably disappear・ed.

7..h order・tO COmpare theinhibiting・aCtion of2.4・−Din the differentc?rbonsourcethe causal

fuguSWaSgrOWnintheliquidmedia of pepton containing sucrose,glucose,glycer’in;ammOnium

tartarate and non containing. h the presence of sucrose or glucose theinhibitingaction was

maximum,in g・1ycerin moderate andin ammonium tartarate minimum.h the non containing

mediuminhibtingaCtion was not seen at all.

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