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減価償却の時期と償却方法によらず,キャッシュ・フロー流列の現在価値の総和が,企業価値を決定

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Academic year: 2021

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(1)

減価償却の時期と償却方法によらず,キャッシュ・フロー流列の現

在価値の総和が,企業価値を決定

後藤 和雄

Enterprise value determined by the sum of present value calculated

from cash flow sequence, is free from any time and/or any

depreciation method

Kazuo GOTO

鳥取大学教育支援・国際交流推進機構教育センター紀要  サージャント教授退職記念号 第15号 抜刷

Tottori University Education Center BULLETIN Special Issue in Commemoration of Professor Sargent

Number 15

(2)

Robertand Charlie Karlsson, eds. Media Clusters: Spatial Agglomeration and Content

Capabilities. Cheltenham: Edward Elgar Publishing, 2011.

Throsby, David & Glen Withers. The Economics of the Performing Arts, Edward Arnold (Australia)

Pty Ltd, 1979, reprinted by Gregg Revivals, Hampshire, 1993.

Throsby, David. “The Production and Consumption of the Arts: A View of Cultural Economics”,

Journal of Economic Literature, Vol. XXXII, 1994, pp. 1-29.

Throsby, David. Economics and Culture, Cambridge University Press, 2001.

小長谷一之・富沢木実編

r マルチメディア都市の戟略-シリコンアレ-とマルチメディアガ

ルチ』東洋経済新報社、

2000.

小長谷一之「都市経済基盤からみた都市再生戦略」『季刊経済研究』第

21 巻第 1 号,大 1998.

小長谷一之「成熟都市への挑戦

1:まちづくりと大南」「同 2:集積と競合の効果」

「同

7:土地・住宅市場と都市開発産業」『大南ニュース』,大阪商工会議所、1998-1999.

小長谷一之「ソフト情報産業のまち

-シリコンアレ-の作り方」『ェコノミスト』11 月 23 日

,毎日新聞社、1999a.

小長谷一之「情報産業による市街地活性化

-アメリカのマルチメディア革命」F 都市問題研

究』第

51 巻第 5 号,大阪市総務局、1999b.

小長谷一之「大阪市におけるソフト情報産業の立地可能性」

『季刊経済研究』

Vol.23,No.1,pp.1-20,2000.

減価償却の時期と償却方法によらず,キャッシュ・

フロー流列の現在価値の総和が,企業価値を決定

後藤 和雄

Keywords: キャッシュ・フロー流列,減価償却,定率償却,定額償却,企業価値

概 要 キャッシュ・フロー流列から計算される現在価値(Present Value, PV)の和で決定さ れる企業価値(Enterprise value, EV)は,任意の時刻および(and/or) どのような償却 方法にも,依存しない。すなわち,企業価値は,キャッシュ・フロー流列を現在価値を 計算する各期の割引率のみで決まる,ことを示した。さらに,無限和および連続和(無 限和を一般化)でも同様な定理が成り立つことを示した。

Enterprise value (EV) determined by the sum of present value (PV) calculated from cash flow sequence, is free from any time and/or any depreciation method (i.e., any declining-balance method, any straight-line method, etc.). Moreover, the same holds true for the case of infinite sum and/or continuous sum (i.e., integral) also.

はじめに

会計学の研究者の友人(故K.本浪)から,次のことを質問された。

会計学では,貸借対照表(Balance Sheet, B/S),損益計算書(Profit and Loss Statement, P/L),キャッシュフロー計算書(Cash Flow statement, C/F)から,企業価値が計算さ れる。資産の減価償却方法には,定率法と定額法がある。実際の企業で研究すると,定 額償却法や定率償却法には無関係に,配当列のみで企業価値が定まる,思われる。 この事実が証明できないか。 であった。会計学では,「このことに関する厳密な証明がなく,経験的に使われている」という,彼 の言葉であった。 この事実を定理1で証明し,各期で割引率(割引方法)が異なる場合は定理2で証明した。さら に,無限回を含めて,連続な場合に一般化(定理3)した。配当列から企業価値が決まるモデルとし て,Edwards-Bell-Ohlson(EBO)モデルや割引配当モデル(Dividend Discount Model,DDM)な どがある[1]。しかし,これらはキャッシュフローが与えられたときに,企業価値を求めるものであ る。原価償却方法の違いで,企業価値には違いがあるのかどうか,という議論はない。

定理1,定理2,定理3は過去に証明した。証明を簡素化し,会計学の友を想い公表する。

(3)

1

キャッシュ・フロー流列と減価償却額

企業価値を評価する場合,各期における償却額に依らないで,キャッシュ・フロー流列の現在価 値の総和が,企業価値になることを証明する。 次のように,第j(j = 1, . . . , n)のキャッシュ・フロー流列cj,と各期の減価償却額の任意の 分配額djが与えられているとする。ただし,減価償却額の総額をd = d1+ d2+· · · + dnとし,利 子率(割引率)をr と仮定する。ただし,d0= 0とする。 期 1 2 · · · j · · · n キャッシュ・フロー c1 c2 · · · cj · · · cn 償却額 d1 d2 · · · dj · · · dn 利子 dr (d− d1)r · · · {d − (d1+· · · + dj−1)}r · · · 利益 c1− d1− dr · · · cj− dj− {d − (d1+· · · + dj−1)}r · · · 定理1  企業価値V は,各期における償却額に依存せず,キャッシュ・フロー流列cj (j = 1, . . . , n)の現在価値の総和 V = n X j=1 cj (1 + r)j で与えられる。ただし,r は利子率(割引率)である。 証明. 減価償却額の総額はd = d1+ d2+· · · + dnである。Dj= d− (d1+ d2+· · · + dj−1) (j = 1, 2, . . . , n + 1)と定義する。このとき,d0= 0であるから,D1= d, Dn+1= 0であり, Dj+1− Dj=−dj である。 したがって,企業価値V は,減価償却総額に,各期利益の現在価値を加えたものであるから, V = d + n X j=1 cj− dj− Djr (1 + r)j = d + n X j=1 cj (1 + r)j− n X j=1 (Dj− Dj+1) + Djr (1 + r)j = d + n X j=1 cj (1 + r)j− n X j=1 Dj(1 + r)− Dj+1 (1 + r)j = d + n X j=1 cj (1 + r)j− " n X j=1 Dj (1 + r)j−1− n X j=1 Dj+1 (1 + r)j # = d + n X j=1 cj (1 + r)j− " D1+ n X j=2 Dj (1 + r)j−1 n X j=1 Dj+1 (1 + r)j # = d + n X j=1 cj (1 + r)j− " D1+ n−1 X j=1 Dj+1 (1 + r)j n X j=1 Dj+1 (1 + r)j # = d + n X j=1 cj (1 + r)j−d Dn+1 (1 + r)n « = n X j=1 cj (1 + r)j. が成り立つ。ただし,D1= d, Dn+1= 0を使った。よって,証明された。 系1. 第n期目での減価償却後の残存価値をvとする。このとき,企業価値VV = n X j=1 cj (1 + r)j + v (1 + r)n

Kazuo GOTO:Enterprise value determined by the sum of present value 34

(4)

1

キャッシュ・フロー流列と減価償却額

企業価値を評価する場合,各期における償却額に依らないで,キャッシュ・フロー流列の現在価 値の総和が,企業価値になることを証明する。 次のように,第j(j = 1, . . . , n)のキャッシュ・フロー流列cj,と各期の減価償却額の任意の 分配額djが与えられているとする。ただし,減価償却額の総額をd = d1+ d2+· · · + dnとし,利 子率(割引率)をrと仮定する。ただし,d0= 0とする。 期 1 2 · · · j · · · n キャッシュ・フロー c1 c2 · · · cj · · · cn 償却額 d1 d2 · · · dj · · · dn 利子 dr (d− d1)r · · · {d − (d1+· · · + dj−1)}r · · · 利益 c1− d1− dr · · · cj− dj− {d − (d1+· · · + dj−1)}r · · · 定理1  企業価値V は,各期における償却額に依存せず,キャッシュ・フロー流列cj (j = 1, . . . , n)の現在価値の総和 V = n X j=1 cj (1 + r)j で与えられる。ただし,r は利子率(割引率)である。 証明. 減価償却額の総額はd = d1+ d2+· · · + dnである。Dj= d− (d1+ d2+· · · + dj−1) (j = 1, 2, . . . , n + 1)と定義する。このとき,d0= 0であるから,D1= d, Dn+1= 0であり, Dj+1− Dj=−dj である。 したがって,企業価値V は,減価償却総額に,各期利益の現在価値を加えたものであるから, V = d + n X j=1 cj− dj− Djr (1 + r)j = d + n X j=1 cj (1 + r)j− n X j=1 (Dj− Dj+1) + Djr (1 + r)j = d + n X j=1 cj (1 + r)j n X j=1 Dj(1 + r)− Dj+1 (1 + r)j = d + n X j=1 cj (1 + r)j " n X j=1 Dj (1 + r)j−1− n X j=1 Dj+1 (1 + r)j # = d + n X j=1 cj (1 + r)j " D1+ n X j=2 Dj (1 + r)j−1 n X j=1 Dj+1 (1 + r)j # = d + n X j=1 cj (1 + r)j " D1+ n−1 X j=1 Dj+1 (1 + r)j n X j=1 Dj+1 (1 + r)j # = d + n X j=1 cj (1 + r)j d Dn+1 (1 + r)n « = n X j=1 cj (1 + r)j. が成り立つ。ただし,D1= d, Dn+1= 0を使った。よって,証明された。 系1. 第n 期目での減価償却後の残存価値をvとする。このとき,企業価値VV = n X j=1 cj (1 + r)j + v (1 + r)n で与えられる。 したがって,企業価値V は,各期における償却額に依存せず,キャッシュ・フロー流列cj(j = 1, . . . , n) の現在価値の総和,と残存価格v の現在価値,との和となる。ただし,r は利子率(割引率)で ある。 証明. この場合は,定理1の証明中において,Dn+1= v でとすればよい。 したがって,企業価値VV = d + n X j=1 cj− dj− Djr (1 + r)j = d + n X j=1 cj (1 + r)j d−(1 + r)Dn+1n « = n X j=1 cj (1 + r)j+ Dn+1 (1 + r)n = n X j=1 cj (1 + r)j + v (1 + r)n で与えられる。よって,証明された。

2

各期間で割引が異なる場合

次のように第j(j = 1, . . . , n)のキャッシュ・フロー流列cj,と各期の減価償却額の任意の分配 額djが,与えられていると仮定する。ただし,減価償却額の総額をd0= 0, d = d1+ d2+· · · + dn として,第j− 1期からj期目の利子率(割引率)をj−1rj(j = 1, . . . , n)とする。 期 1 · · · j · · · n キャッシュ・フロー c1 · · · cj · · · cn 償却額 d1 · · · dj · · · dn 利子 d0r1 · · · {d − (d1+· · · + dj−1)}j−1rj · · · 利益 c1− d1− d0r1 · · · cj− dj− {d − (d1+· · · + dj−1)}j−1rj · · · ただし,0Rjを,1 + 0Rj= (1 + 0r1)(1 + 1r2)· · · (1 + j−1rj)と定義する。 定理2. 企業価値V は,各期における償却額に依存せず,キャッシュ・フロー流列cj (j = 1, . . . , n)の現在価値の総和 V = n X j=1 cj 1 + 0Rj = n X j=1 cj (1 + 0r1)(1 + 1r2)· · · (1 + j−1rj) ! で与えられる。ただし,j−1rj は第j− 1期からj 期目の利子率(割引率)であり, 1 + 0Rj= (1 + 0r1)(1 + 1r2)· · · (1 + j−1rj) である。 証明. 減価償却額の総額はd = d1+ d2+· · · + dnである。Dj= d− (d1+ d2+· · · + dj−1) (j = 1, 2, . . . , n + 1)と定義する。D1= d, Dn+1= 0であり,Dj+1− Dj=−dj である。 したがって,企業価値VV = d + n X j=1 cj− dj− Dj j−1rj 1 + 0Rj = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj n X j=1 (Dj− Dj+1) + Dj j−1rj 1 + 0Rj

(5)

= d + n X j=1 cj 1 + 0Rj n X j=1 Dj(1 + j−1rj)− Dj+1 1 + 0Rj = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj " n X j=1 Dj 1 + 0Rj−1 n X j=1 Dj+1 1 + 0Rj # = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj " D1+ n X j=2 Dj 1 + 0Rj−1− n X j=1 Dj+1 1 + 0Rj # = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj " D1+ nX−1 j=1 Dj+1 1 + 0Rj n X j=1 Dj+1 1 + 0Rj # = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj d−1 +Dn+1 0Rn « = n X j=1 cj 1 + 0Rj + Dn+1 1 + 0Rn = n X j=1 cj 1 + 0Rj である。ただし,D1= d, Dn+1= 0を使った。よって,証明された。 系2. 第n年目での減価償却後の残存価値をvとする。このとき,Dn+1= vであるから, 定理1の証明の最後の行から,企業価値VV = n X j=1 cj 1 + 0Rj + v 1 + 0Rn で与えられる。 したがって,企業価値V は,各期における償却額に依存せず,キャッシュ・フロー流列cj(j = 1, . . . , n) の現在価値の総和,と残存価格v の現在価値,との和となる。ただし,j−1rj は第j− 1期からj 期目の利子率(割引率),1 + 0Rj= (1 + 0r1)(1 + 1r2)· · · (1 + j−1rj) である。 [注] このことは,任意の減価償却法でも成り立つことを示している。

3

連続割引の場合

時刻t∈ [0, T ]でのキャッシュ・フローc(t)と,償却額x(t)は積分可能で,区間[0, T ]での減価償 却額の総額をX とする。利子率r(t)C1級関数(1回連続微分可能)と仮定する。 また,D(t) = X Z t−0 0 x(t)dtとおく。D(t)は時刻tでの未償却額であり,D(T )は償却期間末 での残存価値である。このとき,次の定理が成り立つ。 定理3. 企業価値V は, V = ZT 0 e−R0tr(v) dvc(t)dt + eR0Tr(v) dvD(T ) = ZT 0 exp „ Z t 0 r(v) dv « c(t)dt + exp Z T 0 r(v) dv « D(T ) である。ただし,時刻tでの,キャッシュ・フローc(t),償却額x(t)および,利子率r(t) は積分可能 と仮定する。D(T )は償却期間末での残存価値である。 すなわち,途中の償却額に依存しないで,キャッシュ・フローc(t)と割引率r(t)のみに依存して, 企業価値が決まる。ただし,r(v)は割引率である。e−R0tr(v)dv = exp Zt 0 r(v)dv « は,時刻tでの 価値を,現在価値にする連続割引率である。

Kazuo GOTO:Enterprise value determined by the sum of present value 36

(6)

= d + n X j=1 cj 1 + 0Rj n X j=1 Dj(1 + j−1rj)− Dj+1 1 + 0Rj = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj " n X j=1 Dj 1 + 0Rj−1 n X j=1 Dj+1 1 + 0Rj # = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj " D1+ n X j=2 Dj 1 + 0Rj−1− n X j=1 Dj+1 1 + 0Rj # = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj " D1+ nX−1 j=1 Dj+1 1 + 0Rj− n X j=1 Dj+1 1 + 0Rj # = d + n X j=1 cj 1 + 0Rj d−1 +Dn+1 0Rn « = n X j=1 cj 1 + 0Rj + Dn+1 1 + 0Rn = n X j=1 cj 1 + 0Rj である。ただし,D1= d, Dn+1= 0を使った。よって,証明された。 系2. 第n 年目での減価償却後の残存価値をvとする。このとき,Dn+1= vであるから, 定理1の証明の最後の行から,企業価値VV = n X j=1 cj 1 + 0Rj + v 1 + 0Rn で与えられる。 したがって,企業価値V は,各期における償却額に依存せず,キャッシュ・フロー流列cj(j = 1, . . . , n) の現在価値の総和,と残存価格v の現在価値,との和となる。ただし,j−1rj は第j− 1期からj 期目の利子率(割引率),1 + 0Rj= (1 + 0r1)(1 + 1r2)· · · (1 + j−1rj) である。 [注] このことは,任意の減価償却法でも成り立つことを示している。

3

連続割引の場合

時刻t∈ [0, T ]でのキャッシュ・フローc(t)と,償却額x(t)は積分可能で,区間[0, T ]での減価償 却額の総額をX とする。利子率r(t)C1級関数(1回連続微分可能)と仮定する。 また,D(t) = X Z t−0 0 x(t)dtとおく。D(t)は時刻tでの未償却額であり,D(T )は償却期間末 での残存価値である。このとき,次の定理が成り立つ。 定理3. 企業価値V は, V = Z T 0 e−R0tr(v) dvc(t)dt + eR0Tr(v) dvD(T ) = Z T 0 exp „ Z t 0 r(v) dv « c(t)dt + exp ZT 0 r(v) dv « D(T ) である。ただし,時刻tでの,キャッシュ・フローc(t),償却額x(t)および,利子率r(t) は積分可能 と仮定する。D(T )は償却期間末での残存価値である。 すなわち,途中の償却額に依存しないで,キャッシュ・フローc(t)と割引率r(t)のみに依存して, 企業価値が決まる。ただし,r(v)は割引率である。e−R0tr(v)dv = exp Zt 0 r(v)dv « は,時刻tでの 価値を,現在価値にする連続割引率である。 証明. 連続割引の場合,各時刻tでの利益は,次の表のようになる。 時刻 t キャッシュ・フロー c(t) 償却額 x(t) 利子率 r(t) 利益 c(t)− x(t) − D(t)r(t) 区間[0, T ]での減価償却額の総額X は定数であり,D(t) = X− Zt−0 0 x(t)dtである。 よって,D(t) =−x(t − 0) = −x(t), D(0) = Xである。 企業価値V は,減価償却額に,各期利益の現在価値を,加えたものである。したがって, V = X + Z T 0 e−R0tr(v)dv(c(t)− x(t) − D(t)r(t))dt = X + Z T 0 e−R0tr(v)dvc(t)dt + ZT 0 e−R0tr(v)dv(D(t)− D(t)r(t))dt = X + Z T 0 e−R0tr(v)dvc(t)dt + ZT 0 “ e−R0tr(v)dvD(t)dt = X + Z T 0 e−R0tr(v)dvc(t)dt +heR0tr(v)dvD(t)iT 0 = X + Z T 0 e−R0tr(v)dvc(t)dt + eR0Tr(v)dvD(T )− D(0) = Z T 0 e−R0tr(v)dvc(t)dt + eR0Tr(v)dvD(T ) ( D(0) = X を用いた。) が成り立つ。よって,証明された。 [注意] 定理3は,どのような減価償却法で,(and/or)どの時刻で減価償却しようとも,企業価 値の現在価値は,変わらないという結果を示している。

参考文献

[1] Ohlson, J. A [1995] ”Earnings, Book Values, and Dividents in Equity Valuation”, Contemporary Accounting Research, Vo..2, 1995, pp.661–687.

持分評価における利益と簿価と配当

Title: Enterprise value determined by the sum of present value calculated from cash flow sequence, is free from any time and/or any depreciation method.

(7)

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