第7次沖縄県行財政改革プラン 実績の概要
Ⅰ 実施期間
Ⅱ 実施項目の実績
平成26年度から平成29年度までの4年間
「「美ら島」おきなわを実現する行財政運営」を基本理念として、29の実施項目に
取り組んだ結果、目標を達成(達成度90%以上)したのは23項目(79.3%)
実施項目
1 県民への情報提供の充実
2 指定管理者制度に関する運用の強化
3 市町村への権限移譲の推進
4 公社等外郭団体への県関与の見直し
5 公の施設のあり方見直し
6 組織の見直し
7 定数管理の適正化
8 県立芸術大学の改革推進
9 県立看護大学の改革推進
10 総務事務の効率化及び集中化
11 事務事業の見直し
12 行政情報システムの高度化及び効率化
13 内部統制機能の強化
14 契約事務の情報公開の推進
15 21世紀ビジョンの実現に資する人材の育成
16 美ら島アイディアコンペの実施
17 県有財産の総合的な利活用の推進(ファシリティマネジメントの導入)
18 県税収入の確保
19 未収金の解消
20 使用料及び手数料の見直し
21 新たな自主財源の確保
22 県単補助金の見直し
23 特別会計事業の運営適正化
24 埋立事業による土地造成地の売却推進
25 県債発行の抑制と金利負担の軽減
26 県立病院改革の推進(「病院経営安定化計画」の実施)
27 県立病院改革の推進(「県立病院のあり方に関する基本構想」の推進)
28 水道事業及び工業用水道事業の経営基盤強化
29 一般会計繰入金の適正化(公営企業会計への繰出)
達成状況 項目数 割合
◎:目標(計画)を大幅に上回った(達成度110%以上) 4項目 13.8%
○:ほぼ目標(計画)どおり(達成度90%以上110%未満) 19項目 65.5%
△:目標(計画)を下回った(達成度60%以上90%未満) 5項目 17.2%
×:目標(計画)を大幅に下回った(達成度60%未満) 0項目 0.0%
-:その他(取組終了) 1項目 3.4%
△
プラン実績
(達成状況)
○
○
△
○
◎
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
△
◎
△
○
○
◎
○
○
○
△
-
○
Ⅲ 財政効果
実施期間中の主な財政効果は、約121億円(目標額:約58億円)
(単位:千円)
26年度 27年度 28年度 29年度 計
目標額 677,000 622,000 741,000 859,000 2,899,000
実績額 1,668,228 2,076,192 2,361,113 2,753,360 8,858,893
目標額 200,000 200,000 200,000 200,000 800,000
実績額 526,713 543,870 465,815 677,492 2,213,890
目標額 186,000 263,000 316,000 410,000 1,175,000
実績額 904,697 1,388,889 1,690,398 1,899,728 5,883,712
目標額 283,000 143,000 201,000 217,000 844,000
実績額 236,358 129,340 181,971 145,263 692,932
目標額 8,000 16,000 24,000 32,000 80,000
実績額 460 14,093 22,929 30,877 68,359
目標額 308,000 722,000 858,000 1,000,000 2,888,000
実績額 368,222 881,681 995,291 1,023,813 3,269,007
目標額 50,000 181,000 220,000 221,000 672,000
実績額 103,603 205,892 218,133 226,263 753,891
目標額 30,000 30,000 30,000 90,000
実績額 16,080 29,838 29,838 29,838 105,594
目標額 258,000 511,000 608,000 749,000 2,126,000
実績額 248,539 645,951 747,320 767,712 2,409,522
目標額 985,000 1,344,000 1,599,000 1,859,000 5,787,000
実績額 2,036,450 2,957,873 3,356,404 3,777,173 12,127,900
【参考】実施項目:18 県税収入の確保に係る収入率
26年度 27年度 28年度 29年度
97.0% 97.1% 97.2% 97.3%
(+0.2) (+0.3) (+0.4) (+0.5)
97.8% 98.3% 98.6% 98.8%
(+1.0) (+1.5) (+1.8) (+2.0)
(基準値との差)
実施項目:12
行政情報システムの
高度化及び効率化
実施項目
Ⅰ 歳入関係
実施項目:17
県有財産の総合的な
利活用の推進
実施項目:18
県税収入の確保
※収入率の向上(下表
参照)による財政効果
実施項目:19
未収金の解消
※県税を除く7債権に
係る財政効果
実施項目:20
使用料及び手数料の
見直し
Ⅱ 歳出関係
実施項目:11
事務事業の見直し
実施項目:22
県単補助金の見直し
計(Ⅰ+Ⅱ)
基準値:96.8%
計画目標値
(基準値との差)
実績値
Ⅳ 主な実施項目ごとの実績
「県民への情報提供の充実」(実施項目1)
動画サイト等の新たな媒体を展開したこと、県内新聞4紙に沖縄県の取組を掲載することなどに
より、県民が県政情報に触れる機会が広がった。
また、自動翻訳システムの導入により、国内外の外国人が県政情報を入手しやすくなった。
「市町村への権限移譲の推進」(実施項目3)
平成26年度から平成29年度までに1,230件の事務を市町村に権限移譲したことにより、一定
程度の住民への行政サービスの向上と事務の効率化が図られた。
【主な移譲事務】
・旅券法(旅券発給業務等)・・・計画期間中に5市町村に移譲(残り3市)
・墓地埋葬法(墓地等の設置経営の許可事務等)…全ての町村に移譲
引き続き、コンテンツの充実や情報の得やすさなど、アクセシビリティの高いホームページを整備する
とともに、ソーシャルメディアによる広報等を促進していく。
今後の取組
「質」の高い住民サービスの提供を図る観点から、小規模町村を含む概ね10市町村以上に権限
を移譲している水道法等に基づく事務について、重点移譲事務として積極的に取り組むとともに、
適正な事務の執行を図るため、移譲市町村へのアフターフォローを充実させる。
今後の取組
【県ホームページ 動画チャンネル】
【新聞広報「県政プラザ」】
「組織の見直し」(実施項目6)
事務及び事業の運営が簡素かつ効率的なものとなるよう、毎年度、組織体制の見直しを行うとともに、
新たな行政課題や多様化する行政需要に的確に対応するため、必要な組織の再編成を行った。
【各年度の主な実績】
○平成27年度の組織
・医師確保に係る取組強化のため、保健医療政策課に「医師確保対策班」を設置
○平成28年度の組織
・アジア経済戦略構想の推進のため、「アジア経済戦略課」を設置
・沖縄空手の振興のため、「空手振興課」を設置
・子どもの貧困対策の執行体制強化のため、「子ども未来政策課」を設置
○平成29年度の組織
・地域医療構想推進や長寿復活に向けた取組等の強化のため、保健医療部5課を6課に再編
・アジア経済戦略構想の実現に向けた取組強化のため、アジア経済戦略課に「戦略推進室」を設置
○平成30年度の組織
・MICE推進体制強化のため、観光整備課を「MICE推進課」に改称
・新たな振興計画策定のため、企画調整課の企画班を「企画制度班」と「計画班」に分割
引き続き、21世紀ビジョン基本計画を効果的に推進する機動的・弾力的な組織編成を行うと
ともに、県行政の役割や必要性を検証し、組織の見直しを行う。
今後の取組
「定数管理の適正化」(実施項目7)
新たな課題や組織横断的な課題等を着実に解決するための執行体制となるよう、毎年度、配置定数
の見直しを行うとともに、スクラップ・アンド・ビルドを徹底しながら定数の再配置を行った。
【各年度の主な実績】
○平成27年度の定数(対前年度±0人)
アジア経済戦略構想への対応〔+1〕、第6回世界のウチナーンチュ大会への対応〔+4〕など
○平成28年度の定数(対前年度+5人)
辺野古新基地建設問題対策の強化〔+3〕、子どもの貧困対策への対応〔+4〕など
○平成29年度の定数(対前年度+4人) ※別途、 大規模イベント開催対応で+7人
児童虐待への対応強化〔+3〕、沖縄振興公共投資交付金の執行体制強化〔+6〕など
○平成30年度の定数(対前年度±0人)※別途、大規模イベント開催対応で+6人
新たな振興計画策定等〔+7〕、北部基幹病院の整備に向けた取組の推進〔+1〕など
スクラップ・アンド・ビルドを原則とし、基準定員4,135人を維持するとともに、全国規模のイベント
等の時限的または臨時的に発生する業務については別枠とすることで柔軟に対応する。
今後の取組
「総務事務の効率化及び集中化」(実施項目10)
平成27年1月に総務事務センターを設置し、総務
事務を効率化及び集中化したことにより、取扱基準の
均一化による事務処理の適正化及びスキルの蓄積によ
るチェック能力の向上が図られた。
【総務事務センターでの受付の様子】
「事務事業の見直し」(実施項目11)
計画した204件の事務事業について、廃止、終期設定、縮小、権限移譲、委託化、その他(シ
ステムの効率化、類似事業の統合・整理等)の計192件の見直しを行った。(達成率94.1%)
財政効果額は、目標額約6億7千万円に対し、実績額約7億5千万円となった。(達成率
112.2%)
引き続き、給与支給事務の効率化及び集中化を推進するため、関連するシステムとの連携及び
事務手続きの効率化に資する総務事務システムの導入などに取り組む。
今後の取組
これまで数次の計画にわたり「事務事業の見直し」に取り組んできた結果、見込まれる財政効果
が減少していることから、今後は業務プロセスを見える化するなど課題を把握し、事務手続の簡素
化やICTの有効活用等により業務の効率化やコスト削減等に取り組む。
今後の取組
廃止 終期設定 縮小 権限移譲 委託化 その他 計
計画 127 8 6 4 5 54 204
実績 126 7 4 2 3 50 192
達成率 99.2% 87.5% 66.7% 50.0% 60.0% 92.6% 94.1%
H26 H27 H28 H29 計
計画 50,000 181,000 220,000 221,000 672,000
実績 103,603 205,892 218,133 226,263 753,891
達成率 207.2% 113.8% 99.2% 102.4% 112.2%
「事務事業の見直し」実績総括表
(単位:千円)
(単位:件)
【見直し件数】
【財政効果】
「内部統制機能の強化」(実施項目13)
全庁的なリスクマネジメントサイクルの実行、リスクマネジメント研修等の職員研修の実施、リスクマ
ネジメント事例集の作成、行政考査の実施等、職員の法令遵守にかかる意識向上や各部局にお
けるリスク管理体制の強化による適正な業務執行に寄与することができた。
「21世紀ビジョンの実現に資する人材の育成」(実施項目15)
約100名の職員を海外へ派遣し、職員の視野を広げるとともに、研修後はアジア経済施策等を
担当する部局で活躍している。
自治大学校が実施する女性幹部職員養成プログラムに18名の女性職員を派遣し、女性職員の
能力開発を支援した。
【海外現地研修の様子】 【研修報告の様子】
地方自治法の一部改正に伴い、内部統制に関する方針策定等が義務づけられることになったた
め、知事による内部統制に関する方針の策定、必要な体制の整備等、適正な業務執行体制の
強化を図る。
今後の取組
引き続き、人事評価制度と研修制度の連携の充実を図り、職員の能力開発ニーズに対応した
研修メニューを検討・実施などを行う。
今後の取組
【リスクマネジメント事例集】
【沖縄県職員の職務行動規範】
【リスクマネジメント研修の様子】
「県有財産の総合的な利活用の推進(ファシリティマネジメントの導入)」(実施項目17)
施設長寿命化の取組として、予防保全工事の実施及び長寿命化指針を策定した。
また、「沖縄県公共施設等総合管理計画」を策定し、当該計画に基づく各施設類型ごとの個別
施設計画の策定を進めるため、策定要領の整備等を行った。
未利用財産については、民間委託による売却促進を図るなどし、4年間で2,213,890千円の売
却実績となった。
引き続き、沖縄県公共施設等総合管理計画に基づく施設規模・配置・機能等の適正化及びコ
スト縮減の推進に取り組むとともに、財政負担の平準化などを総合的に勘案して老朽県有施設整
備計画を策定し、計画的な老朽施設の更新を行う。
県有財産(土地)については、「将来に備えて保有を検討すべき土地(普通財産)の取扱いにつ
いて(平成30年1月総務部長決裁)」に基づき、未利用財産の処分など有効活用に取り組む。
今後の取組
「美ら島アイディアコンペの実施」(実施項目16)
4年間で136件(83名)の提案があり、職員の企画立案能力及び意識改革の向上に寄与した。
入選提案等については、担当課において、事務事業へ反映させ、沖縄21世紀ビジョンの推進や行
政運営の改善等に貢献した。
引き続き、職員提案制度を実施するとともに、新たに「ひとり一改善運動」を実施して個々の業務
を見直し改善に取り組むことにより、主体的に県行政を推進する意識を高め、県行政の効率的な
運営を図る。
今後の取組
36件
10件
21件
69件
24人
12人 17人
30人
H26 H27 H28 H29
職員提案実績(単位:件・名)
提案件数
提案人数
526,713
1,070,583
1,536,398
2,213,890
200,000
400,000 600,000
800,000
H26 H27 H28 H29
県有地売却実績(単位:千円)
実績額(累計)
目標額(累計)
「県税収入の確保」(実施項目18)
市町村との連携強化等による個人県民税の徴収対策、広報活動、コンビニ・クレジット収納など
納税機会の拡大による自動車税の徴収対策の強化、徴収吏員の技術向上により、収入率
は、98.8%となった。
引き続き、県税収入率の向上のため、県税職員の賦課徴収技術の向上を図りながら、収入未
済額の約9割を占める個人県民税と自動車税を中心に徴収対策を実施する。
今後の取組
97.3
97.8
98.3 98.6
98.8
96.9
97.4
98.1 98.3
H25 H26 H27 H28 H29
収入率の推移(単位:%)
沖縄県
全国平均
「未収金の解消」(実施項目19)
債権管理の現状と課題の整理を行い、県の統一的な方針及び標準マニュアルを整備した。
また、標準マニュアルに準拠した各債権ごとの個別マニュアルを改訂するなど、適切かつ能率的な債
権管理を行うための運用方法を導入し、収入未済額の縮減に取り組んだ。
貸付金、使用料等に係る未収金の解消に向け、数値目標を設定して徴収対策及び発生の未
然防止に係る取組を強化するとともに、適切な債権管理を推進することにより、未収金の解消に向
けた取組を強化する。
今後の取組
8,183,176
7,601,911
7,284,687
6,951,493 6,933,912
8,375,420
7,997,745
7,800,219
7,574,346
7,288,989
H25末 H26末 H27末 H28末 H29末
対象8債権に係る未収金残高(単位:千円)
実績額
目標額
「新たな自主財源の確保」(実施項目21)
県有施設内の自動販売機について、公募制の拡充によ
り貸付料収入が増加し、平成29年度には25年度比で約
39%増の108,252千円(216台)となった。
その他、広告収入として、広報誌、ホームページバナー、
納税通知書封筒に係る広告収入の確保を図った。
また、県有施設へのネーミングライツの導入を検討し、公
募の結果、平成29年4月に西原マリンパークにネーミング
ライツを導入した。
【ネーミングライツの例】
引き続き、歳入確保に向けて、観光振興を目的とする新税の導入について、可能な方策を検討
し、その実現に向けて取り組むとともに、県有施設の余裕スペース等について、自動販売機設置や
ネーミングライツ及び壁面広告等の促進を含めた利活用を図る。
今後の取組
「県単補助金の見直し」(実施項目22)
各年度の当初予算編成作業において、既存補助金等の見直し、廃止、縮減に取り組んだ結
果、各年度の財政効果額の累計は、2,409,522千円となった。
引き続き、行政資源の最適配分、最大活用を図り、多様化・複雑化する県民ニーズに対応する
観点から、県として対応すべき必要性、経費負担のあり方、費用対効果等についてゼロベースで検
証を行い、既存補助金等の見直しに取り組む。
今後の取組
248,539
645,951
747,320 767,712
258,259
511,173
607,694
748,923
H26 H27 H28 H29
見直しによる財政効果額(単位:千円)
実績額
目標額
「県債発行の抑制と金利負担の軽減」(実施項目25)
通常債の発行を毎年度の目標の210億円以内に抑制し、併せて金利動向等を踏まえた借入条
件を設定することにより、将来負担の軽減を図ることができた。
引き続き、通常債(国の経済対策や地方財政政策等に係るもの以外の県債)の発行抑制と
金利動向等を踏まえた借り換えの実施等、県債発行の時期・量・手段の適正化と資金調達手法
の多様化を通じて、総合的な公債管理を推進する。
今後の取組
174
129
203
183
H26 H27 H28 H29
通常債の発行額(単位:億円)
最終予算額
「県立病院改革の推進(「病院経営安定化計画」の実施)」(実施項目26)
「持続的な経営の健全化」に向けて具体的な取組を進めた結果、長期債務の縮減について
は達成できたものの、経常収支の黒字維持については、平成27年度以降、厳しい経営状況と
なっている。
平成29年に策定した「沖縄県立病院経営計画(H29~H32)」について、経営環境の変化
に応じて、収支のあり方等を見直し、県立病院の経営改善を図りながら、県民に安定した医療を
提供するための設備投資や資金確保、地域医療構想も踏まえた県立病院の役割を果していく体
制づくりを推進する。
今後の取組
485
-183
-710
-2,746
経常収支の推移(単位:百万円)
経常収支
H26
H27 H28 H29
「水道事業及び工業用水道事業の経営基盤強化」(実施項目28)
西原浄水場及び久志浄水場の夜間・休日の民間委託を実施し、委託後の運転管理業務は
概ね順調に実施され、水道の安全性に問題がなく、適切に管理できていることを確認した。
また、経費節減等の財政効果は、4年間で目標額124,103千円に対し、126,338千円
(達成率101.8%)の実績となり経営基盤の強化が図られた。
引き続き、「安全で安心な水の供給」、「安定した水の供給」、「健全な経営の持続」、「県民に
信頼され満足度の高い水道」という4つの施策目標を設定し、目標達成に向けた施策、取組を推
進する。
今後の取組
19,306
40,532
33,206 33,294
H26 H27 H28 H29
節減効果額(単位:千円)
実績額