• 検索結果がありません。

( 2 ) 平成 23 年 9 月 20 日 ( 隔月 1 回発行 ) 第 249 号 牛肉の出荷 検査方針について 宮城県農林水産部畜産課 1 経緯 7 月上旬に福島県南相馬市の肥育農家が出荷した牛肉から食品衛生法の暫定規制基準値 (500 ベクレル /kg) を超える放射性セシウムが検出された原

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "( 2 ) 平成 23 年 9 月 20 日 ( 隔月 1 回発行 ) 第 249 号 牛肉の出荷 検査方針について 宮城県農林水産部畜産課 1 経緯 7 月上旬に福島県南相馬市の肥育農家が出荷した牛肉から食品衛生法の暫定規制基準値 (500 ベクレル /kg) を超える放射性セシウムが検出された原"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

宮城県畜産協会ホームページ

み や ぎ

畜 産 情 報

発 信 基 地

U R L http://miyagi.lin.gr.jpEメール info@mygchiku.or.jp

も く

C O N T E N T S

発   行   所 編 集 発 行 人 印   刷   所 菅 原 章 夫 宮城県知事 村 井 嘉 浩 ㈱東北プリント 仙台市宮城野区安養寺三丁目11番24号 電話 022−298−8473 PRINTED WITH SOY INKTM 古紙パルプ配合率 70%の再生紙と、 植物性大豆油インキを使用しています。 牛肉の出荷・検査方針について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 「食べて応援しよう」キャンペーンin歌津中学校・・・・・・・・ 3 肉用牛肥育経営緊急支援事業について・・・・・・・・・・・・・ 4−5 平成22年度生乳需給状況及び平成23年度計画生産について・・・ 6−7 〈畜試便り〉  膨軟化もみ米で配合飼料を一部代替した  黒毛和種肥育の発育と産肉成績について・・・・・・・・・・・・ 8 〈衛生便り〉死亡牛のBSE検査成績について・・・・・・・・・ 9 牛乳・乳製品フェア2011 ハートフル♥ミルクランド・・ 9 平成24年度宮城県農業大学校入学生を募集  (一般入試試験:前期)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 〈農業大学校生の抱負〉私の夢と目標・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 〈新人紹介〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11−12 「食べて応援しよう」キャンペーンin歌津中学校(平成23年9月10日㈯ 歌津中学校)

(2)

牛肉の出荷・検査方針について

宮城県農林水産部畜産課

1 経 緯 7月上旬に福島県南相馬市の肥育農家が出荷した牛肉から食品衛生法の暫定規制基準値(500ベクレル/kg)を超え る放射性セシウムが検出された原因は、肥育農家が肉牛に与えた稲わらに高濃度の放射性セシウムが含まれていたこ とであることが判明しました。これらの稲わらは、福島第一原子力発電所事故後に水田から収集され、または収集後、 外部で保管されていたことが確認されています。 この事態を受け、7月13日に、原発事故後に収穫した県内の稲わら(以下、「事故後稲わら」)の放射性物質測定を 実施したところ、3地点すべてで国が定める粗飼料中の放射性物質の暫定許容値(300ベクレル/kg)を上回る結果と なりました。 県では、直ちに県内の全肥育農家に対し、事故後稲わらの給与自粛と給与した肥育牛の出荷自粛を要請しました。 また、県内全肥育農家を対象に、事故後稲わらの給与状況の聞き取り調査と事故後稲わらの放射性物質の測定を実施 したところ、最高で暫定許容値の約26倍の濃度の放射性セシウムが検出されました。 7月25日から27日までの間に既に流通していた本県産の牛肉から、国の暫定規制値(500ベクレル/kg)を超える放 射性セシウムの検出が相次いで確認されました。 これらは県内の複数の市町村で飼養された牛であり、地域的な広がりが見られることから、7月28日に原子力災害 対策本部長(内閣総理大臣)から、原子力災害対策特別措置法に基づき、県内で飼養される牛について、出荷制限が 指示されました。 政府は制限解除のルールとして、適切な飼養管理を徹底した上で、県が「出荷・検査方針」を策定して検査体制を 整えることを示し、8月19日に牛の出荷制限の一部解除が認められ、品質管理のための計画のもとで、出荷が再開い たしました。 2 「出荷・検査方針」 本県産の牛肉の安全性を確保するための「出荷・検査方針」については、以下の項目のとおり定め、実施していく こととしております。 (1)適切な飼養管理の徹底 ① ・事故後汚染稲わらについて、処分までの間、清浄な稲わらと明確に区分して管理し、管理状況について定期的 に巡回し確認 ② ・当該事故後汚染稲わらについては、利用停止と隔離を確実に行うため、畜舎・住居から離れた場所において、 スプレー等の着色、ブルーシート等による被覆、封印等を実施 ③ 飼養管理状況確認検査の継続(3ヶ月ごと) (2)全頭検査 ① ・事故後汚染稲わらを給与した牛の飼養農家や事故後汚染稲わらについての立入調査未実施農家等については、全 頭検査を実施 ② 対象牛については原則自県内でと畜・検査。ただし、他県で全頭検査できる場合は県外出荷も可能 (3)全戸検査 ① 全頭検査対象農家以外の農家は、初回出荷について自県内でと畜して1頭以上を検査 ② ・①による検査結果がすべて50ベクレル/kg以下となった農家は、2回目以降は県外も含めと畜場への出荷が可 能(3ヶ月間) (4)具体的な出荷計画の作成手続、検査手続、検査結果通知書の発行等 検査スケジュールについては、以下のとおりとしております。 3 出荷・検査の実施状況 8月24日から県内食肉処理場において、と畜が再開し、牛肉の放射性物質の検査を開始しました。初めに一戸一頭 検査から実施し、県外のと畜場への出荷も可能となり、現在は、全頭検査対象農家の出荷まで進んできております。 まだ出荷を控えている方々もおられますが、県内の全肥育農家の御協力により、国の暫定規制値を超える牛肉は出 荷されておりません。(9月20日現在) しかし、残念ながら取引価格の下落が顕著であり、本県産牛肉の信頼回復が急務となっております。 県も牛肉の検査結果通知書の発行や県ホームページでの検査結果の公表に加え、「仙台牛」安全安心宣言(9/12)や 店頭への「宮城県県産牛の安全安心宣言文」の掲示など、機会あるごとに県産牛肉の宣伝や情報提供を実施いたして おります。信頼回復のためには地道な努力が必要となりますので、関係者の皆様の更なる御協力をお願いいたします。 (畜産課企画管理班) ①事故後稲ワラ等(注 2)  未利用の牛  [全戸検査対象農家] 2頭目以降の検査(注 3) 定期的に一戸一頭検査   及び再検査 一戸一頭 検査 ②事故後稲ワラ等(注 2)  利用した牛  [全頭検査対象農家] 全頭検査 (注 3) 出荷制限 解除後 1戸1頭検査(肥育牛飼養農家)終了後 【スケジュール】 注 1:・宮城県が最終飼養地でかつ6ヶ月以上したものを優先的に 実施予定 注 2:・放射性セシウム 300Bq/kg(食肉に供する牛に給与できる 粗飼料の暫定基準値)以上のもの 注 3:出荷計画調整協議会で出荷牛の調整

(3)

「食べて応援しよう」キャンペーンin歌津中学校

社団法人 宮城県畜産協会

本会では、「民間グループ被災畜産農家救済活動事業」の一環として、9月10日(土)に南三陸町立歌津中 学校で宮城県産の畜産物を利用したキャンペーンを開催しました。 当日は、ウガンダ共和国をはじめとする、アフリカ7か国の大使館からも出席し、歌津地域住民との国際 交流会も行われました。 試食メニューは、栗原市一迫の養豚農家千葉さんの豚肉、㈲とんたろうのソーセージ、㈱花兄園のゆでた まご、(農法)モーランドの牛乳、ハートフルランド・ジャージー牧場㈱のアイスクリームなど、それぞれ約 400食分を提供しました。 また、青森県畜産協会より地鶏の「シャモロック」と「リンゴジュース」、企業からは焼きそばや飲み物、 子供用ノベルティーグッツなどの提供がありました。更には、各国のアフリカ大使館からも飲み物等が提供 され、地域住民には大変喜ばれました。 イベント会場では、各業者より畜産物の特価販売が行なわれ、スーパーや商店の少ない避難住民の方々に は好評を得ました。 今回のアンケート調査結果では、イベントの印象が良かったと答えた方が80%を超え、各試食の畜産物も 好評でした。また、「被災地の畜産物を意識して買いたい」と思う人は80%を超える結果となり、県内産の食 材を応援していることがわかりました。 交流会の最後には、アフリカ大使と地元の子供たちとの記念撮影も行われ盛会裡に終了しました。 最後に、本イベント開催にあたり、心よくご協力頂いた畜産業者の皆様方をはじめ、青森県畜産協会、関 係各位に対して心から感謝を申し上げます。 ご承知のとおり、東日本大震災で被災した沿岸地域では一時的な救援措置だけでは回復できない状況にあ ります。今後とも継続的な支援対策が必要であると考えさせられました。 (経営支援課 庄司)

(4)

平成23年3月11日の福島第一原子力発電所の事故発生以降に収集された高濃度の放射性セシウムを含む汚 染稲わらが給与された肉用牛の牛肉から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたこ とにより、肉用牛肥育経営は出荷の停止や自粛を求められたり、枝肉価格低下から資金繰りが悪化し、経営 の継続が困難な生産者が発生している現状にあります。 このため、宮城県畜産協会は、肉用牛肥育経営緊急支援事業実施要綱に基づき、独立行政法人農畜産業振 興機構の補助を受け、宮城県内の肉用牛肥育経営者に対し下記の緊急支援金を交付し、経営の安定を図るも のであります。 なお、本事業の各種支援金相当額は、販売又は東京電力からの賠償金確定後に、宮城県畜産協会へ返還い ただきますのでご承知願います。 また、申請書は平成23年8月26日から農協及び宮城県配合飼料価格安定基金協会等を通じて、順次受付け しております。但し、支援金によって申請書の受付け、交付スケジュール等が異なりますので、最寄りの農 協等または本会あてお問い合わせください。 【問合せ先】   社団法人 宮城県畜産協会 経営支援課  担当:芳賀、石川    〒983−0832 仙台市宮城野区安養寺三丁目11番24号    TEL:022(298)8473  FAX:022(292)5395 ※詳細は、下記に掲載したPR用パンフレットをご覧ください。 支援金の名称 要   件 支援金単価 緊 急 支 援 金 H23年7月28日現在の品種毎月齢範囲牛 1頭当たり5万円 出 荷 遅 延 支 援 金 基準日における品種毎月齢基準超過牛 品種毎単価 廃 棄 支 援 金 H23年7月28日現在の品種毎月齢範囲牛(放射性セシウム500Bq/kg超牛肉が対象) 品種毎単価 価 格 低 下 支 援 金 H23年7月28日現在の品種毎月齢範囲牛(H23年8月26日から12月31日販売牛が対象) 現在算定方法等を検討中

肉用牛肥育経営緊急支援事業について

社団法人 宮城県畜産協会

! 500Bq/kg

(5)

!

!

Bq/kg

!

!

/28

(6)

平成22年度の生乳計画生産は、大幅な減少を回避しつつ、安定的な酪農経営を目指すため、21年度に引き 続き中期的な生乳生産基盤の確保を視野に入れた対応を実施してきました。 1.生乳需給状況 (1)全国 平成22年度の全国の総受託乳量は7,333,990㌧、前年対比96.7%で△3.3%減少し、18年度以降5年連続で前年 を下回りました。地区別には北海道が前年対比で△1.0%減少し、7月を除く月で前年を下回り全国に占める 生産受託実績シェアーは51.6%となっています。一方、都府県は△5.7%減少し依然として生産の回復基調は 見られません。 (2)東北 東北の総受託乳量は590,424㌧、前年対比で△6.7%減少し、夏場の記録的猛暑等の影響により8月以降は前 年を大きく下回り、3月については東日本大震災より酪農家段階で生乳廃棄を余儀なくされ、宮城・福島県 では△50%超える減少となりました。 また、計画生産の生乳供給目標数量(チーズ・全乳哺育を除く)607,198㌧に対しては△25,835㌧の未達と なりました。 (3)用途別販売実績(東北) 用途別販売実績は、飲用牛乳向けが前年度に引き続き、景気低迷や他飲料との競合等により、消費は伸び 悩み、対前年比で△5.9%減少し、16年8月以降80ヶ月連続で前年を下回りました。はっ酵乳等向けは+3.0% と増加し、8月以降は前年を上回って推移しています。特定乳製品向けは飲用牛乳向けが伸び悩んでいるも のの生産量の減少が影響し△19.0%と2ケタの減少となり、チーズ向けについても、△16.7%の減少となりま した。 (4)宮城県 本県の総受託販売乳量は125,290㌧、前年対比で△9.5%減少し、その減少量は1日当たりの乳量に換算する と約36㌧になります。また、生乳計画生産の目標数量135,460㌧に対しては△10,170㌧の未達となり、3団体 とも計画生産目標数量を下回りました。 2.平成23年度生乳計画生産 平成23年度生乳計画生産は国の政策等不透明な情勢にあるものの、これ以上の生産量の減少に歯止めをか け、安定的な酪農経営を目指すため、中期的な生乳生産基盤の確保を視野に入れつつ、前年実績を下回らな いよう目標数量が設定されました。 具体的供給目標数量は、①Jミルクの需要予測のうち、脱脂粉乳ベースの予測数量に基づいた『販売基準数 量』、②中期的に想定される需給動向を踏まえて設定する『特別調整乳数量』、③新たに生乳需要を計画的に 創出する観点から設定する『選択的拡大生産数量』の3つの生産枠合計で設定され、22年度実績見込数量に 対して一律配分されました。  平成23年度の目標数量は、下記のとおりに決定しました。   宮城県 :131,406㌧   みやぎの:・73,695㌧   全農宮城:・21,493㌧   宮城酪農:・36,218㌧ (販売課 菅原 久義)

平成22年度生乳需給状況及び平成23年度計画生産について

東北生乳販売農業協同組合連合会宮城支所

みやぎの酪農農業協同組合

(7)

月 県 10 月 前年比 11 月 前年比 12 月 前年比 1月 前年比 2月 前年比 3月 前年比 22 年度計 前年比 総受託 販売乳量 49,681,794.9 95.5 47,761,456.6 94.7 50,185,706.2 95.3 50,723,345.3 94.8 47,012,107.7 95.6 35,511,028.2 64.7 590,424,319.8 93.3 飲用等向け 飲 用 牛 乳向け 36,660,448.9 92.9 34,977,802.6 96.8 33,417,254.2 96.2 33,322,388.3 93.9 32,776,176.7 95.2 24,693,514.2 71.7 411,661,355.8 94.1 ( う ち 学 乳向け) 3,021,609.5 98.7 3,299,471.7 111.2 2,652,120.7 99.4 2,341,143.0 100.6 3,259,749.3 100.5 1,541,099.0 70.7 31,066,890.3 98.5 は っ 酵 乳 等向け 6,287,287.0 117.6 5,595,379.0 108.5 5,413,777.0 116.0 5,556,656.0 113.9 5,148,051.0 117.9 3,093,859.0 59.6 67,148,995.0 103.0 乳製品向け 特 定 乳 製品向け 3,298,607.0 74.2 3,983,159.0 66.3 7,397,131.0 75.8 9,350,833.0 87.9 6,555,141.0 79.6 6,213,681.0 50.5 77,400,287.0 81.0 (うち委託 加工向け) 0.0 0.0 0.0 0.0 505,234.0 0.0 509,466.0 0.0 558,041.0 0.0 0.0 0.0 3,098,680.0 0.0 生 ク リ ー ム等向け 3,075,921.0 131.5 2,856,810.0 104.1 3,616,890.0 118.1 2,152,541.0 105.4 2,236,699.0 128.4 1,321,076.0 53.4 29,750,750.0 100.0 チーズ向け 357,051.0 77.5 345,906.0 87.0 338,254.0 76.0 338,447.0 76.6 293,800.0 75.3 187,298.0 43.6 4,431,472.0 83.3 全乳哺育向け 2,480.0 42.1 2,400.0 42.1 2,400.0 40.7 2,480.0 42.1 2,240.0 42.1 1,600.0 27.2 31,460.0 45.4 平成 22 年度全国生乳受託実績 月 地区名 10 月 前年比 11 月 前年比 12 月 前年比 1月 前年比 2月 前年比 3月 前年比 22 年度計 前年比 北海道 309,000 98.1 289,648 97.9 311,800 98.6 317,440 98.5 290,657 99.3 323,006 99.4 3,787,734 99.0 都府県 289,727 94.6 280,564 93.8 293,666 94.1 298,761 94.2 277,500 94.4 282,080 96.2 3,261,176 94.3 全 国 598,728 96.4 576,212 95.9 605,465 96.4 616,201 96.4 568,157 96.9 608,086 92.7 7,333,990 96.7 平成 22 年度東北生乳受託・用途別販売実績 月 県 10 月 前年比 11 月 前年比 12 月 前年比 1月 前年比 2月 前年比 3月 前年比 22 年度計 前年比 青 森 県 5,686,662.0 96.7 5,553,105.0 95.5 5,915,182.0 97.1 5,888,304.0 95.9 5,452,684.0 95.6 4,761,431.0 76.1 68,876,999.0 95.5 岩 手 県 17,404,373.0 97.7 16,631,814.0 97.2 17,455,377.0 97.0 17,269,814.0 95.3 16,156,019.0 96.3 13,485,500.0 71.9 204,903,574.0 95.2 宮 城 県 10,727,353.0 94.5 10,287,948.0 93.1 10,801,122.0 94.1 11,091,928.0 95.2 10,253,547.0 96.2 5,811,734.0 49.0 125,290,281.0 90.5 秋 田 県 2,458,306.0 93.7 2,380,363.0 93.9 2,498,833.0 94.0 2,538,723.0 94.8 2,353,780.0 96.2 2,308,340.0 84.6 29,981,688.0 93.4 山 形 県 5,978,952.9 91.6 5,778,927.6 90.6 6,074,991.2 91.5 6,331,699.3 92.0 5,799,692.7 92.7 6,033,274.2 85.6 75,104,816.8 92.9 福 島 県 7,426,148.0 94.6 7,129,299.0 94.4 7,440,201.0 95.1 7,602,877.0 94.9 6,996,385.0 95.6 3,110,749.0 38.0 86,266,961.0 91.4 計 49,681,794.9 95.5 47,761,456.6 94.7 50,185,706.2 95.3 50,723,345.3 94.8 47,012,107.7 95.6 35,511,028.2 64.7 590,424,319.8 93.3 平成 22 年度宮城県生乳受託販売実績 (標準進度率 100.0%) 項目 団体名 販売乳量 前年比 進度率 未達・超過 前年実績 目標数量 みやぎの 70,212,278 91.7 93.7 △ 4,708,722 76,583,209 74,921,000 全農宮城 20,530,456 89.0 91.0 △ 2,026,544 23,056,452 22,557,000 宮城酪農 34,547,547 89.0 91.0 △ 3,434,753 38,831,855 37,982,300 宮 城 県 125,290,281 90.5 92.5 △ 10,170,019 138,471,516 135,460,300 (単位:トン・%) (単位:kg・%) (単位:kg・%) (単位:kg・%)

(8)

10 250 275 300 325 350 375 400 425 450 475 500 525 550 575 600 625 650 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 対照区平均 試験区平均 生後月齢 体 重︵ ㎏ ︶ 宮城県は平成22年度の飼料用米作付面積が1,459haと全国第1位の生産県となり、鶏、豚への給与事例が増えてきて います。一方、牛に対する飼料米の給与事例は少なく、給与法について詳細な検討がされていないのが現状です。 今回、山形県農業総合研究センター畜産試験場にて開発,調製された膨軟化もみ米(飼料米を加工処理し発酵させ た飼料)を、配合飼料の一部を代替する形で黒毛和種肥育牛に給与したところ、慣行法と同等の発育・枝肉成績が得 られたので紹介します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 給与結果 生後10から28ヶ月齢の肥育期間において,飼料給与を日本飼養標準(中央畜産会)によるTDN充足率が100%、CP 充足率が120%前後となるように設計した慣行法(対照区)と、慣行法に必要な配合飼料の一部を乾物当たり15ヶ月齢 で5%、19ヶ月齢で10%、23ヶ月齢で15%膨軟化もみ米で代替し、この際、不足するTDN及び粗タンパクを充足させ るため大豆粕を併せて使用した試験区の2区を設定し、各区6頭ずつで給与試験を行いました。 その結果、試験区は対照区と同等の飼料摂取量となり、膨軟化もみ米で配合飼料の一部を代替しても、増体や飼料 摂取量に影響が無いことがわかりました(図1、表1)。 2 産肉成績 上記のとおり、膨軟化もみ米を配合飼料の一部(5%~15%)を代替する給与方法を行った場合、慣行法と同等の枝 肉成績が得られることがわかりました。(表2)。 3 利活用の留意点 (1)本試験の期間中、慣行法では、配合飼料として市販配合飼料(CP15%、TDN80%:乾物中)を使用しました。 この他の飼料として、稲ワラ及び脱水ビール粕(水分67%)を併用しました。 (2)膨軟化もみ米はTDN76.8% CP10.3%(乾物中)のものを使用し、TDN、CPの不足を補うため、TDN86.8%、 CP52.2%(乾物中)の市販大豆粕(フレークタイプ)を併用しました。   4 今後に向けて 昨今、和牛本来の「おいしさ」や、オレイン酸に代表される「脂肪の質」が脚光を浴びています。諸説の中に「炊 いた余米を食べさせると脂肪の質が変わる」という話がありますが、今回の膨軟化もみ米はまさにそのことをヒント にして開発された飼料です。 消費者に美味しいと評価される肉を作るためにはどうしたらよいか?をテーマに、現在は試験場のみならず、県内 肥育農家での給与試験が進められているところです。 ただし、今回使用した膨軟化もみ米は、県内ではまだ製造・販売がされておりません。給与する場合は当試験場及 び山形県農業総合研究センター畜産試験場が提供する調製技術を習得し、自分で製造することが必要となります。 興味をお持ちの方は、畜産試験場までお問い合わせください (酪農肉牛部肉牛チーム 齊藤 陽介)

〈畜試便り〉

膨軟化もみ米で配合飼料を一部代替した黒毛和種肥育牛の

発育と産肉成績について

宮城県畜産試験場

月 齢 対照区 試験区 10-15ヶ月 粗飼料総摂取量(㎏)濃厚飼料総摂取量(㎏) 1,129.8592.6 1,111.7570.6 期間内日増体重(㎏/日) 0.79 0.78 16-24ヶ月 粗飼料総摂取量(㎏)濃厚飼料総摂取量(㎏) 1,976.8438.6 2,020.0302.8 期間内日増体重(㎏/日) 0.69 0.64 25-28ヶ月 粗飼料総摂取量(㎏)濃厚飼料総摂取量(㎏) 163.4870.9 134.1900.9 期間内日増体重(㎏/日) 0.48 0.46 10-28ヶ月 粗飼料総摂取量(㎏)濃厚飼料総摂取量(㎏) 1,194.63,977.5 1,007.44,032.7 期間内日増体重(㎏/日) 0.68 0.65 図1 体重の推移 表1 飼料摂取量及び増体

区 No. 性別 父 母の父 出荷月齢 格付 枝肉重量(㎏) 面積(㎠)胸最長筋 バラ厚(㎝) 皮下脂肪厚(㎝) 基準値歩留 BMSNo. 脂肪交雑等級 BCSNo. 光沢 等級 締まり きめ 等級 BFSNo. 光沢と 等級

対照区 M1 雌 安敏波 安 谷 29.0 A3 348.5 61 6.2 2.1 75.3 3 3 4 3 3 3 3 3 3 5 5 M2 去 奥北茂 安 福 28.8 A4 439.0 53 7.2 2.7 73.2 6 4 4 4 4 4 4 4 3 5 5 M3 雌 南安平 茂 勝 28.6 A4 377.5 62 6.2 2.6 74.5 5 4 4 4 4 4 4 4 3 5 5 M7 去 南安平 茂糸波 28.5 A5 447.5 64 7.6 3.1 74.4 8 5 4 5 5 5 5 5 3 5 5 M8 去 勝 緑 安 平 28.4 B2 400.5 46 6.0 3.4 71.4 3 3 4 3 3 2 3 2 3 5 5 M9 去 茂糸桜 糸晴波 28.3 A3 383.0 60 7.0 2.8 74.6 5 4 4 3 3 4 4 4 3 5 5 試験区 M4 雌 奥北茂 糸 福 29.1 A5 340.5 48 7.7 3.4 73.5 8 5 3 5 5 5 5 5 3 5 5 M5 雌 安敏波 糸 竜 28.7 A4 364.5 49 7.1 4.3 72.1 6 4 4 4 4 4 4 4 3 5 5 M6 雌 南安平 茂重波 28.5 A3 393.0 52 7.1 2.9 73.4 5 4 3 4 4 3 4 3 3 5 5 M10 去 南安平 茂 勝 29.0 A3 449.5 64 7.2 4.2 73.2 4 3 4 3 3 3 3 3 3 5 5 M11 去 茂糸桜 安 谷 29.0 A3 425.5 52 7.5 2.0 74.1 4 3 4 3 3 3 3 3 3 5 5 M12 去 南安平 安 谷 29.0 A2 392.0 53 7.1 3.6 73.0 3 3 4 3 3 2 3 2 3 5 5 試験区 平均 394.2 53 7.3 3.4 73.2 5.0 3.7 3.7 3.7 3.7 3.3 3.7 3.3 3.0 5.0 5.0 対照区 平均 399.3 58 6.7 2.8 73.9 5.0 3.8 4.0 3.7 3.7 3.7 3.8 3.7 3.0 5.0 5.0 表2 産肉成績

(9)

今年の牛乳・乳製品フェアは復興を強く信じる 「純真な心」、そしてハートが燃え上がるような「情 熱」をもって企画しました。純真とは助け合い、支 え合うピュアな心を表し、情熱とは復興へ向かう力 強さ・エネルギーを表します。今年のシンボルマー クはこのイメージで作成されており、ミルククラウ ンを「復興に向かうはじける力」に見立て、そこか らハートが生まれ、助け合い・支えあう心を表現し、 みんなが笑顔に、元気になることを願い、ハートに 「笑顔」を入れました。みんなの心を元気にするイ ベントを開催します。 イベント内容として「生産者、処理団体、販売団 体、消費者のみなさんの復興へ向けての想い」を メッセージにして作るハートステッカー、ワンコイ ンチャリティー抽選会、地産地消にこだわった復興 応援メニューのおいしいミルクセミナー、子ども達 に勇気と希望を届けるヒーローショー「破牙神ライ ザー龍」「シージェッター海斗」、県内のキッズが 歌やダンスを繰り広げ宮城の元気をアピールする、 「みやぎキッズ元気パフォーマンス」。そのほかに も「牛乳が日本を元気にする」をスローガンにした MILK・JAPAN運動も展開し、消費者とのコミュニ ケーションを深めてまいります。みなさまのご来場 お待ちしております。 開催期日 平成23年10月15日(土)・16(日) 午前10時~午後4時まで 開催場所 仙台市 勾当会公園

<衛生便り>

死亡牛のBSE検査成績について

宮城県仙台家畜保健衛生所

牛海綿状脳症特別措置法の施行により平成14年7 月から24カ月齢以上の死亡牛の届出が義務化され、 さらに平成15年4月から24カ月齢以上の死亡牛につ いてのBSE検査が義務付けられました。 それにより養牛農家では、24カ月齢以上の牛が死 亡するごとに牛の個体識別番号及び飼養者住所氏名 等の必要事項を記入した「死亡牛処理整理表」を添 えて死亡牛をへい獣収集処理業者へ収集処理を依頼 することになります。依頼を受けた収集業者は、死 亡牛のBSE検査を受け陰性が確認された個体を県外 の化成処理場へ搬入します。精製された肉骨粉は最 終的に焼却処分されています。 現在までに国内で確認されたBSE患畜は36頭です が、県内ではBSE患畜は確認されおりません。 県内で検査した死亡牛についての傾向を見てみる と頭数では夏季(7・8・9月)と冬期(12・1月) に増加する傾向が見られます。(表)。また、2歳 以上の飼養頭数に対する死亡割合では肉専用種雌 で1.2%に対し乳用種雌では8.8%と高くなっていま す。死亡月齢別分布では、乳用種雌では60カ月齢前 後で1.5%とピークを示すのに対し、肉専用種雌で は190ヵ月齢まで0.5%前後で推移します。平成23年 の3月・4月の検査頭数は東日本大震災の影響によ り、収集処理業者の対応及び家畜保健衛生所の検査 体制が整わず、平年の半分以下の頭数でした。この 間、特例によりBSE検査未実施の死亡牛は、化成処 理施設等に搬入され適切に処理されていました。 これまでのBSE検査データから、24カ月齢以上の 死亡牛において品種特性や季節変動があることがわ かりました。農家の皆様は、夏期の暑熱対策や冬期 の寒冷対策に加え、特に搾乳牛は飼養管理・搾乳管 理に十分注意され、生産性向上と経済性を考慮し、 少しでも長く供用期間を伸ばし個体の能力を充分に 引き出すよう努力していただければと思います。 (防疫班 飯渕良廣) 表 1 年次別月別 BSE 検査頭数 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 H21 201 157 160 176 183 171 230 210 214 197 181 209 H22 232 187 191 155 186 195 261 360 346 195 148 222 H23 190 186 92 23 162 159 208 年 月 (単位 : 頭)

牛乳・乳製品フェア2011

ハートフル♥ミルクランド

宮城県牛乳普及協会

(10)

土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 水 木 金 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 10月 11月 NAR 地 方 競 馬 全 国 協 会 岩手競馬(盛岡・水沢開催)10・11月 開催予定表 ※開催期間中の重賞レース ・10/17(月)第31回若駒賞(盛岡)・10/23(日)第1回OROターフスプリント(盛岡)・10/24(月)第43回不来方賞(盛岡) ・11/6(日)第34回北上川大賞典(盛岡)・11/13(日)第39回南部駒賞(盛岡)・11/21(月)第24回ダービーグランプリ(盛岡) 盛 岡 盛 岡 盛 岡 盛 岡 盛 岡 盛 岡 盛 岡 盛 岡 盛 岡 現在、私の家では酪農経営 をしており、現在、経産牛30 頭、未経産牛29頭を飼育して います。また、草地3haあ り、牧草は自家のものを使っ て経営をしています。 私は将来、家を継ぎ家の規 模拡大をしたいと考え宮城県 農業大学校に入学しました。 現在、入学して1年がたちま した。 1年生の時は先進農家に40日間の研修に行き、大 規模農家で規模拡大するために必要なことをたくさ ん指導してもらいました。2年生になり、この学校 に入学した1番の理由でもある家畜人工授精師の資 格取得を目標に日々取得ための勉強に励んでいま す。 私は大学校を卒業後は就農する予定です。就農後 は、乳牛の頭数を増やし、規模拡大をしようと考え ているので、そのためには家畜人工授精師の資格が 必要だと考えました。特に、私の家族の中で人工授 精師免許をもっておらず、よりよい条件で授精させ るためにも絶対に人工授精の資格を取得したいと 思っていました。 人工授精の技術を生かした我が家の経営改善を考 えて見ました。最初に、故障する牛が多い方なので、 親牛が肢蹄が強く、体格がよい乳牛に改良できるよ うな種雄牛を選定し人工授精を検討します。次に、 受胎率は全国平均より上回っていますが、牛群のな かには受胎率が低い牛もいるので、受胎率の悪い牛 は徐々に淘汰していき、受胎率の良い牛を揃え、繁 殖成績を向上させていきたいと思います。さらに、 牛群内での個体毎に見ると乳量のばらつきがあるの で、乳量の多い乳牛から後継牛を生産そして自家育 成し、乳量の向上も目指していきたいです。これら のことを通して、牛群全体の能力水準を上げ、ワン ランク上の経営をまず実現し、その後増頭に向けて 施設整備を進めたいと考えています。 私は、残りの学校生活でたくさんのことを学び、 体験して就農後のために何事にも一生懸命に取り組 んでいきたいと思います。

平成24年度宮城県農業大学校

入校生を募集

(一般入試試験:前期)

本校は、農業の近代化と経済社会の発展に対応で きる、高度な知識・技術を身につけ優れた農業経営 者と農村地域の指導者を育成することをねらいとし て昭和52年4月に設立された農業大学校です。 平成20年7月には専修学校の機能を付加し、平成 21年4月に校名を「宮城県農業大学校」に変更しま した。平成24年度入校生の一般入校試験(前期)が 下記により行なわれますので、多数の出願をお待ち しております。 記 ◇募集人員(推薦入校試験分も含む) ・畜産学部15名、水田経営学部15名、園芸学部15名、 アグリビジネス学部10名 ◇受験資格 ・高等学校卒業者(平成24年3月卒業見 込みの者を含む)又はこれと同等以上 の学力があると認められ、本県農業の 振興に貢献する意欲がある者 ◇募集期間 ・11月16日(水)~11月29日(火)当日消印 有効 ◇試験日時 12月16日(金)午前8時45分~ ◇合格発表日 12月22日(木)午前10時 ◇試験場所 宮城県農業大学校名取本部教場 ◇試験科目 ・①・筆記試験・必須科目(60分)国語総 合・選択科目(60分)数学Ⅰ、生物Ⅰ、 農業科学基礎、環境科学基礎から1 科目を選択・小論文(60分 800字)      ②面接試験・個人面接(15分程度) ◇専修学校のメリット ①・卒業生に「専門士(農業専門課程)」の称号が 付与されます。 ②・卒業生の4年制大学への3年次編入学が可能と なりました。 ◇利用できる支援事業 ①・就農支援資金の貸付(無利息、5万円/月以内、 就農予定者対象) ②・(財)みやぎ農業担い手基金の助成(1.5万円/ 月、就農予定者対象) ③・(独)日本学生支援機構の奨学金(第一種:無 利息、第二種:利息付) ※・詳しくは、宮城県農業大学校教務部学生班・教務 班(電話022−383−8138)までお問い合わせくだ さい。

〈農業大学校生の抱負〉

私 の 目 標

宮城県農業大学校畜産学部 2年 酪農専攻 

今野 忠勝

(11)

地方競馬全国協会からのご案内

「地方競馬の馬主になりたい!」という方は地方競馬全国協会までご連絡下さい。 地方競馬の馬主登録制度についてご案内いたします。 なお、地方競馬の馬主情報については、地方競馬サイト(http://www.keiba.go.jp/)でもご覧になれます。 (担当:競走関連部登録課 電話03−3583−2142)

〈新人紹介〉

宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所 畜産振興部 

千葉 将彦

はじめまして。この度、宮城県北部地方振興事 務所栗原地域事務所畜産振興部に配属になりまし た千葉将彦と申します。出身は宮城県です。獣医 師免許取得は39歳と他の獣医師の先生方よりも遙 かに遅い取得となりました。当初は、東洋大学工 学部土木工学科卒業、東洋大学大学院工学研究科 土木工学専攻博士前期課程修了(伯野元彦東京大 学名誉教授・前東京大学地震研究所所長のもとで振 動工学を研究){工学修士号取得}し、製鉄会社に 就職、橋梁設計に携わっておりました。 平成17年4月に、33歳で、麻布大学獣医学部獣医学科(高橋貢名誉 教授に師事)に編入学致しました。獣医師を目指した理由は、祖父千葉 治郎が財団法人麻布獣医畜産学校を昭和3年3月に卒業、蹄鉄の装蹄師 課程も修了し、獣医師(装蹄師)となり、当時の盛岡高等農林学校に2 年間、在学の後、地元宮城県栗原郡若柳町を拠点に、宮城県や岩手県の 馬を診る獣医師として、仕事をしてまいりました。祖父の長男で、私の 伯父である千葉治敏も祖父の意志を継いで、日本獣医畜産大学を卒業、 獣医師免許を取得し、宮城県農業共済組合連合会に入会、獣医師職とし て仕事をしてまいりました。つまり、祖父の孫の世代で、3代目として、 獣医師を継ぐ者がいなかったことや、もともと動物が好きで、乗馬をやっ ていることもあり、30歳代半ば前に獣医師を目指すことになりました。 2度目の大学生時代、15歳年下の学生方と再び大学で学んだことは、貴 重な経験となりました。 私の先祖は、代々、現在の宮城県栗原市や登米市一帯で暮らしてま いりました。地元宮城県のために、残された人生を捧げたい、という気 持ちで、宮城県職員を志願致しました。地元、仙台、宮城、東北のため に、常に奉仕の気持ちで、全力で取り組んで参ります。 どうぞ、皆様、宜しく御願い申し上げます。

〈新人紹介〉

宮城県畜産試験場

斉藤 隼人

はじめまして、平成23年4月より宮 城県畜産試験場種豚家きん部養豚家き んチームに配属となりました、斉藤隼 人と申します。仙台市の出身で、地元 の高校を卒業後岩手大学に進学し、今 年の3月に岩手大学大学院修士課程を 修了しました。大学ではシバヤギや牛を用いて繁殖に 関わるホルモンの研究をしていました。 畜産試験場では系統豚「しもふりレッド」を担当し ています。本格的に豚を扱うのは初めての経験なので、 周囲の方々には大変迷惑をかけていますが、先輩方の 丁寧な指導により毎日を充実して過ごすことができて います。 自分の知識のなさを痛感する毎日ですが、宮城県の 畜産に一日でも早く貢献できるよう全力で取り組んで いきたいと思います。今後ともご指導よろしくお願い します。

〈新人紹介〉

東部家畜保健衛生所

江頭 宏之

はじめまして、平成23年度から宮城県 東部家畜保健衛生所防疫班に配属となりま した江頭宏之と申します。出身は東京都文 京区で、今年の3月に神奈川県の麻布大学 獣医学部獣医学科を卒業しました。 大学では伝染病学研究室に在籍してお り、在学中に起こった鳥インフルエンザや 口蹄疫の発生などをみて公務員獣医師の重要性を感じ、家 畜保健衛生所に勤めて家畜伝染病の防疫業務に携わりたい と思っておりました。そのため家畜保健衛生所に勤めるこ とができ、大変嬉しく思っております。仕事を始めて4ヶ 月ほど経ち、少しずつ宮城県での生活や職場には慣れてき ましたが、今まで畜産に携わった経験があまりなく、牛や豚、 鶏などの扱いが不慣れです。早く扱いに慣れ、スムーズに 採材や検査など出来るようになっていきたいです。また宮 城の地理や方言などにも現在苦戦しております。まだまだ 分からない事や出来ない事だらけですが、1つずつ出来な いことを減らしていき、少しでも宮城県の震災からの復興 のお役に立ちたく思います。仕事を安心して任せてもらえ るような一人前に早くなることが今の目標です。今後とも 御指導よろしくお願いいたします。

〈新人紹介〉

宮城県畜産試験場

伊藤  智

はじめまして。平成23年4月より宮 城県畜産試験場酪農肉牛部乳牛チーム に配属となりました伊藤智と申します。 出身は仙台市で、北里大学獣医畜産学 部獣医学科を今年卒業しました。 大学では、仔馬に化膿性肺炎を引き 起こすRhodococcus・equiが保有する病 原性プラスミドについて研究を行っていました。また、 市職員や馬関係者の方々と馬産地としての馬の活用方 法や在来馬の在り方を考え、他国との馬産業の違いを 学ぶなど様々な角度から畜産に関わり、貴重な経験が できたと思います。 畜産試験場では乳牛の飼養管理や繁殖技術担当して います。まだまだ勉強不足を痛感する毎日ですが、諸 先輩方のご指導のもと多くの経験を積んでいきたいと 思います。そして、宮城の畜産のさらなる発展と東日 本大震災からの復興に少しでも力になれるように頑 張っていきたいと思います。今後ともご指導のほどよ ろしくお願い致します。 【お詫びと訂正】畜産みやぎ第 248 号(平成 23 年 7 月 20 日発行)12 ページの〈人の動き〉みやぎの酪農農業協同組合(平成 23 年 4 月 1 日付け) 伊藤 絵美 氏 の新役職に誤りがありましたので、お詫びを申し上げますとともに訂正願います。  誤:指導課指導係長 ⇒ 正:指導課指導係

(12)

〈新人紹介〉

宮城県畜産試験場

佐久間晶子

はじめまして。平成23年度4月より 宮城県畜産試験場・ 種豚家きん部・ 原種 豚チームに配属となりました、佐久間 晶子と申します。白石市出身で、宮城 県仙台向山高校理数科、麻布大学獣医 学科を卒業し、今に至ります。 大学では病理学研究室に所属し、症 例報告でcanine・cutaneous・clear・cell・adnexal・carcinoma の一例を発表し、卒業論文では2009年に発生した新型 インフルエンザに自然感染した豚の肺炎病変について 比較検討致しました。 現在所属する畜産試験場では、養豚業務や診療、試 験研究を行っております。基礎系の研究室であったた め現場仕事に不安がありましたが、諸先輩方に豚の扱 い方からご指導頂き、獣医療だけでなく、豚の交配・ 分娩・肥育・出荷などの養豚も学んでおります。また 外部研究機関との共同研究にも関わることができ、現 場仕事と研究の両方を肌身で感じることができるため、 毎日楽しく仕事をしています。これからもよろしくお 願い致します。

〈新人紹介〉

NOSAI宮城 県南家畜診療センター

山口  猛

平成23年度4月より宮城県農業共済 組合連合会に獣医師として採用となり ました、山口猛と申します。出身は宮 城県仙台市、出身大学は岩手大学です。 趣味はバイクとスノーボードです。 大学では臨床繁殖学研究室に所属し、 それまでほとんど馴染みのなかった牛と触れ合う機会 に恵まれました。また長期休暇を利用してNOSAI 宮城での実習を体験し、獣医師として食の安全・安心 に関わることのできるこの仕事にやりがいを感じ、就 職を希望しました。 3.11の大震災による混乱のさなかにもかかわらず、職 員の皆様には温かく迎えていただき、感謝しています。 一日も早く一人前の獣医師として農家の方々のお役に たてるよう励んでまいりますので、よろしくお願いい たします。

〈新人紹介〉

みやぎの酪農農業協同組合

伊藤 絵美

平成23年4月よりみやぎの酪農農業協 同組合の指導課指導係に配属となりまし た、伊藤絵美と言います。出身は、宮城 県栗原市です。小牛田農林高等学校を卒業 後、東京農業大学の農学部畜産学科へ進学 しました。大学では家畜飼養学研究室に所 属し、飼料の配合設計や成分分析などにつ いて勉強してきました。 卒業後は、服飾雑貨の販売の仕事をしていましたが、小 さい頃から夢だった酪農の仕事を諦めきれず、卒業して二 年後に群馬県吾妻郡にある牧場で初めて酪農の仕事をしま した。酪農の仕事の一つ一つが初めてで、搾乳作業や哺乳、 用語などを覚えるまで色々と苦労しましたがとても充実し た毎日でした。その後、北海道での酪農を経験してみたい と思い、北海道鶴居村にある牧場に就職しました。 宮城に戻ってからは、一年ほどですが臨時ヘルパーとし て酪農の仕事をしてきました。 まだまだ、勉強不足な点が多いですが先輩方の指導のも と、たくさんの経験と知識を得て、少しでも組合員のみな さんに貢献できるよう頑張りたいと思いますので、ご指導 のほどよろしくお願い致します。

〈新人紹介〉

NOSAI宮城 中央家畜診療センター

福田 純子

はじめまして、平成23年度よりNO SAI宮城中央家畜診療センターに勤 務しております、福田純子と申します。 出身は神奈川県横浜市、出身大学は北 里大学獣医学部です。卒業後はNOS AI山形で産業動物の獣医師として米 沢や鶴岡等の地で6年間働いておりました。この度、 結婚を機に宮城県に来ることになりました。 この仕事をしていて思うのは、家畜の命や生産物は 畜産物として人の命や健康へ直結することであり、非 常に責任ある仕事だと感じています。臨床現場の最前 線で働くことに、緊張感を持って当たりたいと思いま す。 宮城の復興と畜産の発展に少しでも貢献できたらと 思っておりますので、よろしくお願い致します。

参照

関連したドキュメント

2018 年 2 月 4 日から 7 日にかけて福井県嶺北地方を襲った大雪は、国道 8

地方創生を成し遂げるため,人口,経済,地域社会 の課題に一体的に取り組むこと,また,そのために

しかし他方では,2003年度以降国と地方の協議で議論されてきた国保改革の

一部の電子基準点で 2013 年から解析結果に上下方 向の周期的な変動が検出され始めた.調査の結果,日 本全国で 2012 年頃から展開されている LTE サービ スのうち, GNSS

一方、区の空き家率をみると、平成 15 年の調査では 12.6%(全国 12.2%)と 全国をやや上回っていましたが、平成 20 年は 10.3%(全国 13.1%) 、平成

❸今年も『エコノフォーラム 21』第 23 号が発行されました。つまり 23 年 間の長きにわって、みなさん方の多く

その他 わからない 参考:食育に関心がある理由 ( 3つまで ) 〔全国成人〕. 出典:令和元年度食育に関する意識調査 (

【大塚委員長】 ありがとうございます。.