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最後の東北総体を終えて、悔しさがとても残る結果でした

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Academic year: 2021

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◎議 長(菅 原 信 博 議員) 皆さん、お早うございます。出席議員も定足数に達 しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。本 日の会議は、議事日程第5号によって進めます。日程 第1、「一般質問」を行います。発言通告のあった方は、 1番加藤克彦議員、2番菅野修一議員、4番石塚ミツ 子議員、6番加賀正和議員、以上の4名であります。 発言の順序は、議長より指名いたします。なお、質問・ 答弁を含め、1議員1時間の持ち時間制となりますの で、質問に対する当局側の答弁は、質問者の時間制約 もありますのでご協力をお願いいたします。 まず、2番菅野修一議員の発言を許しますので、登 壇を願います。 菅野議員。 〔2番 菅野修一議員 登壇〕 ◎2番(菅 野 修 一 議員) 6月定例会に先の通告に従いまして一般質問を行い ます。 はじめに、本市独自の米の生産調整メリット政策に ついてお伺いします。去る4月 23 日の農業新聞に「米 の生産調整で試算」 廃止なら半値 という一面の大見 出しが目に飛び込んで来ました。発端は前日の4月 22 日、農林水産省では米の生産調整シュミレーションを 発表し、生産調整の強化や緩和、廃止など5つのシナ リオで試算を示し、農政改革の国民的な議論を喚起す るねらいと記されておりますが、石破農相は米の生産 調整見直しを農政改革の柱に据え、「産業政策としての 農政」の必要性を強調していると言われます。具体的 には生産調整の緩和によって、作付けの自由度を高め る目的のひとつに、米価を引き下げ、水田農業の構造 改革を加速化させるということであるとしていますが、 与党内には水田農業再生を掲げ、米の生産調整推進と 食料自給率向上の両立を図る「水田フル活用の定着」 や「担い手や兼業農家を含めて穏健に地域農業を再生 する農政」との間で議論が揺れています。また民主党 は、米の生産調整においては選択制を取り、所得補償 の対象は国が設定する米や麦、大豆など主要農産物の 「生産数量の目標」に従う販売農家に全国平均の販売 価格が生産費を下回れば差額を交付するという制度を 農林漁業再生法案として提出されるようであります。 私達現場にあっては、毎年度変わる対策の名称に昔か ら猫の目農政と揶揄され、混乱を通り越して愛想を尽 かされる事態に陥ってはならないと思うのであります。 実に官僚的発想で理解に苦しんだのは、平成 19 年度の 品目横断的経営安定対策でした。20 年度は地域水田農 業活性化緊急対策で確実な米の生産調整実施に向けて と呼びかけ、21 年度は水田農業構造改革対策との名称 で、パンフレットの見出しには「生産調整を行わなけ れば米価はさらに下落します!」小見出しには「今の 米価を支えているのは、生産調整を実施している方の 努力の証です。生産者全員が、生産調整を確実に実施 することが必要です。」と呼びかけている訳ですので、 生産調整を見直して緩和するという農相発言は生産現 場に混乱を招き、理解に苦しむところであります。 仮に生産調整を撤廃した場合のシナリオでは、1年 目、市場価格 60 ㎏当たり 7,508 円と半値に下落、農家 の手取りは 13,788 円と補填されるので持ち直します。 しかし5年目は市場価格 10,103 円となって手取りは 8,567 円、10 年目は手取り 8,506 円で半値に近づくと 予想されております。これでは、どんなに大規模経営 でコスト削減を図っても、大規模経営ほど大打撃を受 け、稲作の担い手や認定農業者が経営放棄せざるを得 なくなる事が予測されます。 次に現状維持のシナリオでも、日本の人口の減少で 1年目市場価格 15,866 円、手取り価格 13,663 円、5 年目手取り価格 13,231 円、10 年目手取り 12,691 円と だんだん下がってきます。逆に今後生産調整を 10 万㏊ 強化すれば、市場価格 18,365 円、手取り価格 15,493 円ともに、1年、5年、10 年経っても変動せずに推移 するというシナリオであります。私も生産調整を守っ て米価の下落を防ぎ、減反を活用し、自給率の低い大 豆、そば、野菜類、飼料等の生産向上に誘導すべきと 思っています。緩和し市場原理に任せるようなニュア ンスでは賛成できかねます。企業参入し、競争原理に 勝てるだけの稲作経営農家の体力がまだ備わってはい ないし、地域営農社会の崩壊する危険さえも心配され るからです。 本市の米の生産調整は未達成となっております。当 局はその対応に苦慮されていることは承知しておりま すが、近年生産調整実施面積の動向をお尋ねしますと ともに、米の生産調整に協力できない理由をどう把握 されていますか、お伺い致します。 市長は3月定例会の施政方針演説の中で、「生産調整 の確実な実施に向けた取り組みを行っていきます」と 表明されておりますので、当局としての取り組む施策 をお伺い致します。 生産調整が未達成の場合、ペナルティーとして毎年 度本市への減反配分面積が増加しているようです。そ のため毎年度達成の稲作農家にしても、これでもかこ れでもかと減反面積が増加配分になり、ここに大きな

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問題があるわけです。生産調整を全然しない方や未達 成の方は、米の生産調整には無関心を装いあまり悩み もしませんが、減反に協力している達成者は未達成者 のためにさらに減反を強化させられ、頭を悩ましてい る現状に不公平感を強く感じているところで、よく言 われる「正直者がバカを見る」政策だと言われる由縁 でもあるわけです。私はこの辺で、正直者へバカを見 さしちゃいけない市独自の生産調整達成者への大きな メリット政策を打ち出すべきとご提言を申し上げます。 そうすることが、農業を基幹産業とする本市のあるべ き姿であると思いますが、市長のご所見はいかがでし ょうか。 私は3月の定例会総括質疑の中で、新潟県の聖篭町 の生産調整への画期的取り組みを紹介しました。新た に減反を増やした分については、10a当たり 76,000 円を町独自助成を行うということです。生産調整 100%達成に向け、不退転の決意で予算措置をしたと語 られています。本市認定農業者会の役員のある方から、 「本市の生産調整への取り組みは、無力感が漂って困 ります」とご意見を頂きました。その方が県の上部団 体に行きますと、肩身が狭くてとも言われました。本 市の稲作経営をリードする担い手、認定農業者の方々 が肩身の狭い思いをしていることは誠に残念でなりま せん。言わずもがな、市長はじめ市議会議長、当局の 農林課長も国、県に要望陳情活動に赴くに当たっても、 面目憚るところの心境には心からお察しするところで あります。当局におかれましては、まだまだ稲作農家、 農業団体組織、集落に入り込んで語らい、生産調整に 踏み込めるソフト、ハード両面からの市独自のメリッ ト政策を企画立案されますことを強くご期待するとこ ろであります。 2番目に雇用の確保と対策の拡充についてお伺いし ます。アメリカのサブプライムローンのトリックのよ うな金融施策の破綻から端を発し、次々に世界の大手 銀行、証券会社が破産していく中、アメリカの巨大産 業と言われた自動車産業のトップメーカー、GMこと ゼネラルモータースまで連邦破産法適用を申請して倒 産するという世界の大荒恐が今進行しています。日本 経済ももろに直撃を受け、トヨタをはじめとする国内 自動車産業は大減産によって私達の地方部品メーカー までとてつもない打撃を受け、100 年に一度と言われ る大不況で失業者は職を求め、ハローワークを埋め尽 くしている現状であります。まだ景気は谷底から上向 く気配は感じられない状況で、現在ほど雇用の確保と 対策の拡充を求められている時は他にないと思います。 市内企業 20 人以上の事業所のアンケート調査におい ては、3月末で 261 名の雇用調整予定だったものが、 その後5月の連休明けの調査では 295 名と報告されま して、34 名の増となり雇用情勢は一層悪化していると みられます。私の近所の家庭にあっても、20 代の若者 の派遣社員の失業者や今春高卒者の未就職の方もおり、 極めて憂慮する事態となっています。当局の商工労政 係も求職情報のリスト、就職の斡旋にと鋭意努力して おりますし、緊急雇用創出事業やふるさと雇用再生特 別基金事業で、市臨時職員 30 名、事業所5名、計 35 名の雇用が確保されましたが、今後の雇用対策はどう 打ち出していく考えですか、お伺い致します。 また、国の2次補正予算案には、農林関係の雇用の 確保につながる政策が多々あるように見受けられます。 耕作放棄地の再生では、1.耕作放棄地再生利用緊急対 策 150 億円、2.鳥獣害防止総合対策事業4億円、また 森林資源の徹底した活用による林業・木材産業の再生 においては、1.緑の産業再生プロジェクト 1,238 億円、 2.緑の雇用対策として即戦力確保のため「トライアル 雇用」事業や里山保全のための緊急雇用、担い手の定 着対策等を実施 4,000 人 50 億円等々、是非本市の雇用 の拡充に合致するような事業への着手と合わせて農林 業の発展につながるような施策を探し出してほしいと 思います。 3番目に簡易水道石綿管の更新促進についてお伺い します。本市簡易水道全体の資料によりますと、4系 統に区分されまして、古くは昭和 37 年5月より供用開 始された尾花沢市簡易水道、そして昭和 40 年からは細 野延沢簡易水道、昭和 52 年からは宮沢簡易水道、57 年からは畑沢簡易水道が供用開始されたと記されてお ります。供用の一番遅かった畑沢簡易水道は石綿管は ありませんが、尾花沢市簡易水道と細野、延沢簡易水 道、双方とも約 30%前後、合計延長 21.4 ㎞の石綿管 が残存しているようです。簡易水道全体での石綿管の 延長は 20.23%を占め、老朽化も進み水道管の漏水事 故がしばしば発生しております。特に六沢の西側地区 にあっては、今年1月より今日まで9件の漏水事故が 集中し、地域住民生活に多大なる影響を及ぼし、台所、 トイレ、風呂、果ては稲の苗の水まで大きく支障をき たしました。上水道という市民生活の基本を支える極 めて重要なる施設の維持整備は何よりも優先すべき事 業ではないでしょうか。復旧工事の際、石綿管を見ま すと管の径こそ肉厚のようですが、枝切り鋸でスコス コ切れる紙粘土の管のように見えました。これからも 石綿管の漏水事故は続くものと予想されます。1回の

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漏水事故の復旧には、20 万円以上の経費を費やすとの ことで、更新整備を加速すべきと思います。簡易水道 石綿管の今後の更新計画をお伺い致します。 4番目に中央診療所の医師確保の見通しについてお 伺いします。元中央診療所の内科医師奥山先生は市内 新町に独立開業なされ、その後任の医師の確保につい ては、奥山先生の退任申し出以来当局においては、北 村山公立病院や日本医科大を通じて折衝を重ねられて きました。そして当面4月から6月までの3ヶ月間は、 新庄県立病院から週2回、水曜日と金曜日に内科の医 師を派遣して頂き、なんとか外科、内科医師2名によ る入院施設のある地域診療の公設中央診療所として経 営が保たれているわけでありますが、7月からの内科 医師の着任の見通しはついていますかどうかお伺い致 します。 5番目に市営住宅建設に関してお伺いします。若者 が本市に定住してもらうことを願って、21 年度の目玉 事業のひとつとして福原地区統合保育園向かい側に、 12 棟の一戸建て市営住宅を建設するものであります が、来月7月の入札としております。現在大不況下に あって、市内の工務店や大工さん、建築業者は非常に 仕事が少なく、景気がぐっと冷え込んでおります。こ のような時期の発注になるわけですが、この機会を捉 え 12 棟が全て市内の業者が携わって建設してもらう ことを希望するものであります。地元、市内業者への 配慮と 12 棟の入札形態はどのように考慮されており ますかお伺い致します。 以上で壇上からの質問を終ります。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 市長。 ◎市 長(小 野 紀 男 君) 菅野議員にお答えを申し上げます。本市の生産調整 実施面積についてでありますけれども、達成率は 91% 台で推移しております。生産調整の達成に向けて農家 の皆さん方に協力をお願いしているわけでありますけ れども、一部理解が得られず大変残念に思っていると ころであります。ご質問に対する詳細につきましては、 農林課長より答弁いたさせますのでよろしくお願い申 し上げます。 次に雇用の確保と対策の拡充についてであります。 雇用情勢につきましては、依然として厳しい状況が続 いております。このような中、5月の連休明けに第3 回目の雇用状況について調査を実施しました。3月末 までの雇用調整された人数は 241 名でありますが、4 月、5月の雇用調整人数は 54 名で合計 295 名の方が職 を失う見込みであり、前回調査よりも 34 名ほど増加の 見込みであります。20 名未満の事業所につきましても、 訪問のうえ状況把握を行っているところでありますが、 業種によって雇用を維持している事業所、休業状態の 事業所と様々な状況にあります。企業訪問等を通じて 企業の存続と雇用の維持をお願いしながら、金融機関 に対しても円滑な融資の実行をお願いしているところ であります。職を失った方への対策としてましては、 市の無料職業紹介所によります職業紹介や市単独によ る雇用と国の緊急雇用対策事業を活用して、就労先の 確保を図っているところであり、平成 21 年度の国の補 正による各種対策を実施して雇用の確保に努めてまい ります。いずれにしましても、企業による雇用の確保 が第1でありますので、今後の受注拡大に期待をしな がら企業への支援等も含めて対処し、企業の維持と雇 用の確保に努めてまいります。 本市の農業における雇用の実態を見ますと、常時雇 用をしているのは畜産農家や規模の大きな園芸作物の 農家で見受けられる程度であり、他の農家は作物ごと の繁忙期に短期に雇用している状況下であります。本 市の農業経営では、経営環境が厳しく新たな雇用を創 出することは容易ではなく、就職の代替としての受け 皿として離職者の農地や耕作放棄地などを活用した新 規参入就労者などを受け入れていくことを考える必要 があると思われます。農業への就農相談については、 これまで農林課や農業委員会が相談窓口となって農業 体験、農業を勉強したい、農業経営を始めたい、規模 を拡大したい、営農類型を変えたいなどの方々の希望 に応じるために、山形農業支援センターをはじめ関係 機関に紹介するなど様々な支援策を講じております。 次に石綿管の更新促進についてであります。今年の 1月から5月までで六沢地区で9件の漏水事故が発生 し、修理の際は一時断水を伴い大変なご迷惑をおかけ しております。平成 21 年度の老朽管更新事業、これは 厚生労働省の補助事業でありますけれども、原田地区 と六沢地区に分けて実施をし、六沢地区内については 漏水が頻繁に発生した区域の老朽管を付設替えする予 定であります。また国の第1次補正予算でも、当事業 費の増額を申請し老朽管の付設替整備を推進する予定 であります。今後の更新計画でありますけれども、老 朽管更新事業は平成 24 年までの継続事業であり、全体 事業費の増額等を検討し、老朽管更新事業を更に進め たいと考えておりますのでよろしくお願いします。 また国、県道、および市道の道路改良工事の際は、 経費削減の上からも同時施工による老朽管および支障

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管の付設替えを実施しまして、老朽管更新を促進して まいりたいと思っております。 次に中央診療所の医師確保についてであります。去 る6月2日に、日本医科大学を訪問しまして7月以降 の継続派遣をお願いしてまいりました。病院での治療 が終わりますと自宅療養となりますけれども、有床診 療所における回復期までの療養もこれからの医療に必 要と考えておりまして、現在大学病院も医師が大変不 足しておりますけれども、今後の医師派遣については 前向きに検討していきたいとのことでありました。こ れからも、引き続きお願いしまいりたいと考えており ます。なお内科については現在、週2日午前中の診察 に、県立新庄病院から医師の派遣を受け診察しており ますけれども、派遣日数の追加について県に要望して いるところであります。 次に市営住宅建設に関してであります。7月入札予 定の市営住宅は、木造2階1戸建の 12 棟となります。 規模や内容的に、地元業者で施工が十分可能な建物と 思われます。景気浮揚の対策としても、出来るだけ地 元業者が多く入札参加できるよう検討してまいります。 入札参加業者については、指名業者選定基準をもとに、 設計金額により業者ランクで参加できる範囲が決めら れております。今回、入札予定の市営住宅は 12 棟一括 入札でなく、数棟ずつ分割しての入札も可能となって おります。地元業者の方が多く入札に参加でき、市の 景気対策に結びつくように検討しているところであり ます。以上でありますけれども、答弁足らずの点があ りましたら再質問によって答えさせていただきます。 ありがとうございました。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 農林課長。 ◎農林課長(尾 一 成 君) それでは農林関係の補足説明をさせていただきます。 まず生産調整実施面積は、平成 19 年度面積配分 1,384 ㏊に対し、実施面積 1,267 ㏊、達成率 91.5%。平成 20 年度配分面積 1,461 ㏊に対し、実施面積は 1,341 ㏊、 達成率 91.8%でございます。生産調整に協力できない 理由とのご質問でございますが、色々考えられますが、 一つは農業対策に関する不信、不公平感、労働力不足 等々色々考えられます。生産調整の推進につきまして は、ペナルティーがあるわけではなく有効な手段は見 当たらず、誠実にただただお願いしていくしかないと 思っております。それからこの生産調整達成者に対し まして、水田フル活用推進交付金としまして、耕作面 積に 10a当たり 3,000 円がこの程支給されました。本 市では 1,505 名に対し、約 6,400 万円が5月末に支給 なってございます。市独自としての政策としましては、 そばの産地化推進事業、農地利用改善団体支援事業、 エコエリア推進事業を行っております。これ以上の市 単独での負担は、ダム負担金の償還金もあり厳しい財 政状況下でございますので、国、県のメリット政策を 活用しながらお願いしてまいりたいと思います。生産 調整に対するメリット政策の企画立案とのことでござ いますが、積極的に提案してまいりたいとは思います が、地区にはそれぞれ歴史と文化があり、今後、自分 達の地区が将来どうあるべきか、そのためには何をし たらいいかといった現場からのご提案をいただければ、 なお行政も弾みとなって一体となって考えていければ、 よりよい案ができると思いますのでよろしくお願いし ます。生産調整につきましては、平成 21 年4月 17 日、 農政改革関連閣僚会合にて決定されました農政改革の 方向では、水田農業の構造改善は遅れており米関連、 水田農業関連の各種政策の内容について、生産調整実 施者から見て不公平がある等の問題点が指摘されてお り、改めて検証することが必要であると位置づけられ ておりますので、今後その推移を見守ってまいりたい と思います。 それから農林業の雇用についてでございますが、新 規就農者に対しまして先ほど市長が申しましたように、 様々な支援策を講じておりますが、現実には相談や問 い合わせ等の連絡がほとんどない状況でございます。 将来の雇用対策としまして、今年ふるさと雇用再生特 別基金事業によりまして、地域ブランド商品の開発事 業として農産加工センターに、農産物の商品開発を依 頼してございます。また、米粉の生産および加工製品 開発事業につきまして、JAみちのく村山に米粉の商 品開発を依頼しておりますので、こられで新規商品が 開発され活性化につながることを期待しておるもので ございます。 農林業の国の補正事業につきましては、今後予算が 通過した後にいろいろ説明会が予定されておりますの で、本市の雇用の拡充に合致するようなメニューをで きるだけ提案してまいりたいというふうに思っており ます。以上でございます。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 菅野議員。 ◎2番(菅 野 修 一 議員) ただいまご答弁いただきました初めの本市独自の米 の生産調整メリット政策についてでございます。やは り先程も申しましたとおり、生産調整実施者と未実施

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者とのこの不公平感っていうのが大変大きな問題とな っているわけです。それで農林水産省の方もその解消 にって事で、石破農水相のこの度の水田農業の構造改 革というお話もでてきたのではないかと思います。し かしながら、永年にわたってこの生産調整を続けてき まして、そして今年もそういうつもりで皆さんやって いらっしゃると思います。それを手の平を返すが如く と申しますとはちょっとは言い過ぎかもしれませんけ れども、これからのやっぱり農業水田構造改革はやは り議論の的としていかなければならないとは私も思っ ているところです。それで米の生産調整未達成のため の本市にペナルティーが課せられ、そのペナルティー を少しでも軽減しようと昨年は 110 万円余りを支出し まして、網の下米、昔でいう2番米ですね、にして生 産目標数量を下げる処置も実施しているわけでござい ます。生産調整を守って毎年減反を増やしている方、 私はこういう方の不公平感をなくすためにも、やはり 思い切って1億円余りをきちんと生産調整を守ってき ている農家に支援すべきではないかなとこのように思 っているところです。例えば、昨年7月から肥料は大 変高騰しました。1.5 倍∼2倍と稲作経営にはコスト 面では大打撃です。例えば、生産調整達成者には肥料 代の値上げ分を補填するとか、大きく目に見える形の メリット政策で支援があるとなれば、若干は違ってく るんじゃないかなと思うのでございます。これと同時 に、減反に協力できない方の理由をしっかり把握し、 色々な対策を打つというようなことが大事だと思いま して、先程課長よりその理由などもおっしゃってもら いましたけれども、転作するには大変排水対策が不可 欠なのです。排水対策に補助金を出すということを、 また水稲作付け後の主食用米から米粉や飼料用米への 転換を呼び掛けていくことも大事ではないかと思って おります。JAとタイアップして需要先が見つかれば 転換も可能で、生産調整にカウントされます。要する に農家は手取りで主食用米と同等の所得が得られれば、 生産調整に参加すると思うわけです。これは秋の収穫 時期まで積み上げを進められますので、ぜひそういう ことも取り組まれてはいかがでしょうか。ということ でご提案申し上げます。地域水田農業協議会と全国域 のJA関係の機関と連携して、この米粉用米の需要開 拓に努めて欲しいなとこのように思うわけです。 続きまして雇用の確保対策の拡充でございますけれ ども、今失業保険の給付を受けている方、雇用調整で 休んでいる方、給付を受け終わって求職活動をしてい る方、失業保険などなくて失業の方、20 人以下の事業 所の失業者を合わせれば 400 名前後するのではないか と推測されるわけでございます。当局としまして企業 への雇用の繋ぎ止めをお願いしているところとのこと であります。この度の補正予算が成立すれば、本市に 経済危機対策費ということで2億 5,000 万円余りの交 付金が見込まれているとのことでございますが、その 中から雇用対策拡充としてどのような取組みと予算要 求を当局ではしていきますか。このことをお伺いした いなと思います。 さて本市では、今猿の被害が深刻化していますが、 鳥獣害防止総合対策事業の里に出没させない大規模緩 衝帯の整備と緑の雇用対策で、里山保全のための緊急 雇用を組み合わせてやれば雇用が発生し、猿の出没も 抑止され里山が整備されるという一石二鳥ならぬ一石 三鳥の対策事業となると思いますので、特にご検討を 願いたいと思っております。今回は特別なる経済危機 状況なのでありまして、総務、企画、農林、商工の各 課横断的経済雇用対策を練って頂きまして、この度の 難局を乗り切ってもらいたいと思いますけれどもいか がでございましょうか。 次に簡易水道石綿管の更新につきまして、市長の答 弁を頂きました。まず今年も原田地区のみならず、こ れまで多発してきました六沢地区も更新をして頂きま して、本当に嬉しく思います。ただ、まだまだ石綿管 が存在します。出来る限り早い段階に全て更新される ようなことを施策的にも加速化させてお願いしたいな と思っております。 中央診療所の医師確保の見通しについては、6月5 に市長は継続派遣をお願いに行って来ましたとのこと でございます。やはり外科、内科医きちっとそろった 中央診療所、地域医療の中核となす中央診療所の意義 は大切だと思います。そんな意味からもぜひ粘り強く 確保に向けてお願いしたいと思います。 最後の市営住宅の建設に関してでございますけれど も、先程市長の答弁もありましたように、分割してで すね、できるだけ多くの市内の業者が建設に携われる ように、請け負われるようにというような配慮をして いるというようなことでございますので、本当に喜ん でいるところです。何棟ずつというのはまだ決まって はいないのでしょうか。その辺をちょっとお伺いした いなと思います。よろしくお願いします。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 農林課長。 ◎農林課長(尾 一 成 君) はい、まずひとつ排水対策の件でございますが、現

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在の米価状況からすれば、やはり生産調整からだけで なくて畑作が重要と思われます。その際、やはり重要 なのが議員仰せの排水対策だと思います。ただこの排 水対策に関しては、採択要件としましては受益面積が 大きな要素になります。ある程度面積が皆さんまとま っていただければ、私の方も取り組んでいけるものと 思いますので、その辺の情報等あればよろしくお願い したいと思います。 それから米粉でございますが、米粉に限らず飼料作 物としてもその販売先等についてJA等の連携でなん とか確保できれば、推奨できるのではないかと思いま す。 あとサル対策でございますが、今いろんな方策が講 じられて色々実施をされておりますけれども、まだ決 定的なこれならいいだろというふうな策は、今のとこ ろ私の方に情報として入っておりません。案としては 色々あるようですが、その辺の有効性が確認されれば ぜひ私の方でも検討してみたいと思います。以上です。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 総務課長。 ◎総務課長(川 辺 章 君) 経済危機対策の交付金の関係がでておりますので、 お答えさせていただきます。経済危機対策の交付金に つきましては、国全体で1兆円というふうなことでご ざいます。本市におきましては、試算の段階なんです が、2億 5,800 万円というふうな予定がなされている ようでございます。内容的には、20 年度の2次補正で 生活対策交付金というのがあったんですが、主に本市 の場合は修繕なんかにだいぶ溜まっていた修繕なんか に主に使わせていただいたというふうな経過がござい ますが、ほぼ同じような内容のようでございます。今 各課の方にどういった事業が該当しそうな事業がある のかというふうな事で、10 日までに集約をというよう なことで、お願いしているところでございます。 それから雇用の関係ですが、そちらの方でもですね 緊急雇用の関係の補助等が全国で 3,000 億円を追加す るというような事も示されてございますので、そうし たものなんかの内容なんかも見ながらですね、総合的 に今後判断していきたいなというふうに考えていると ころでございます。以上でございます。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(有 路 克 敏 君) お答えをさせていただきます。村山管内におきまし ても、10 月から4月の段階で約求職者が 1,400 人ほど 増加している状況にあります。そういった中で、これ まで緊急雇用ということで、本市には 20 年度補正で 1,800 万円ほど配分なってございます。今回、今総務 課長から話なったように、3,000 億円の中から当市に おきましては、20 年度補正の約 2.4 倍ほど約 4,400 万 円ほどが3年間にわたって交付される見込みと伺って いるところでございまして、さらに上乗せが出来ない かということで要望を出しているところでございます。 これらについては、3ヵ年の配分に基づきまして、21 年度、さらに一つの単位として6ヶ月以内になるわけ ですけれども、20 人前後の雇用を生み出せないかとい うことで、現在検討をさせていただいているところで ございます。 それから全般的に補正にどういうことを要求してい るかということですけれども、現段階でまだ調整中で ありますけれども、基本的には企業の支援いわゆる雇 用を維持するための支援策をなんとか確保できないも のかなというふうに一つは考えております。さらには 販売関係いわゆる商業関係の消費も若干落ちているわ けでございまして、好評を得ましたプレミア商品券の 第2段といいますか、その辺についても現在商業団体 の方と調整をさせていただいているところでございま す。そういったことで雇用の維持を図るために、やは り企業の努力、受注の回復がまず一番大きなポイント ではないかなと思ってます。その他に失業された方、 あるいは失業給付金が終わった方への対策と、この辺 について国の補正でも出てますので、その辺について も私どもの無料職業紹介所なんかを活用しながら、ハ ローワークさんあたりの指導も受けながら、積極的に 支援をしていきたいと思っております。よろしくお願 いします。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 建設課長。 ◎建設課長(石 塚 清 君) お答えいたします。市営住宅の建設が市道をはさみ まして、北側とそれから南側並列で6棟ずつというか たちの中で、南側の方とそれから北側の方、種類が3 種類あるわけでございますので、同じような造りが2 棟ずつというふうなかたちから見れば、2棟ぐらいが 一番ベターなのではないだろうかと検討しているとこ ろでございます。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 菅野議員。 ◎2番(菅 野 修 一 君) ただいま農林課長の方からご説明いただきました。

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私も米作り農家としまして、3町2反の水田のうち1 町2反を減反しており、この減反面積すべてを活用で きれば良いんですけれども、六沢だいこんとか野菜と か大豆などを栽培したいのでありますけれども、排水 の良い畑ではないので、1反歩だけです。残り1町1 反は排水が悪いので牧草地にしたり、1枚の田んぼで もわりに排水のきれのよいところにそばを播いたりし て、あとは保全管理というようなことでほとんどが有 効に活用されていないわけです。やはりこのような土 地条件では、やはり転作は進まないことも事実なわけ でございまして、減反すれば水田が荒れるだけという ことになります。1年作付けしないと1面に柳が生え てきます。5年もかまわないと柳の林になります。六 沢地区のスーパー農道の綱木川沿いを見ていただきま すと、皆様にはお気づきのことでしょうが、この流れ の減反で条件の悪い水田は耕作放棄地、耕作が放棄さ れてヨシノとか柳の林になってしまいました。ですか らやはりなぜ転作に消極的なのか、協力できないのか。 協力すれば手をかけなければ耕作放棄地になって荒れ てしまうという、そういうなことで荒らすまいという この農家魂と申しますか昔からの、そういうことがあ ってなかなか転作には協力できないでいるのではない かなとこのように思っております。それならばやはり むしろ米粉とか飼料米で協力してもらうように、耕作 放棄地再生利用緊急対策も 21 年度補正で出ておりま す。しっかりこう水田に復田する事業に取り組むとか、 農地有効利用支援整備事業、部分的に農地の排水条件 や揚排水施設の更新などを迅速かつきめ細かく行える 事業もあるようなことが記されています。ぜひ当局か らご指導願いたいと思っております。先ほど課長も言 われましたけれども、地域にぜひ入っていただきまし て、色々地域の農業のビジョンとかそういうことを話 し合う中で、この水田をどうしていくのかと、この地 域の水田をどうしていくの。そんなことを徐々に盛り 上げていって、ぜひ地域農業を発展の方向に結びつけ ていただければ、このように思っております。よろし くお願いいたします。 建設課長からは2棟ずつということなので、大変入 札に参加できる業者さんが多いわけでございますので、 大変良い配慮をしたいただいなとこのように思ってお ります。それぞれの1戸建ての予算というのは全て同 じなのでしょうか。時間ですので、後ほどお聞きした いと思います。まず私の質問はこれで終わりにいたし ます。ありがとうございました。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 以上で、菅野修一議員の質問を打ち切ります。

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◎議 長(菅 原 信 博 議員) 次に、1 番加藤克彦議員の発言を許しますので、登 壇を願います。 加藤議員。 〔1番 加藤克彦議員 登壇〕 ◎1番(加 藤 克 彦 議員) 6月定例会において、通告の通り一般質問をおこな います。 入札制度について質問いたします。県では平成 21 年度における入札契約制度の改正を行い、総合評価落 札方式では、実施要綱等の制定、個々の工事に応じた 的確な評価項目・基準を設定し、適切な事務執行と事 務の簡素化を図るとともに、本県の実情にあった運用 をねらいとした「総合評価落札方式運用ガイドライン」 を策定し、また、主に簡易Ⅰ型及び簡易Ⅱ型では地域 貢献活動の実績を必須の評価項目とし、標準型でも選 択項目として設定できることとし、指名停止措置関係 では、低入札価格調査の対象者が辞退した場合、明ら かに調査をうける意思もなく落札決定保留後に辞退し たとき、3ヶ月以上の指名停止措置と低入札制度の失 格数値基準は特に厳しくなり、入札者が提出した積算 内訳書において計上されている各経費の額のいずれか が、当該経費の県積算額に経費の区分ごとの率を転じ て得た額に満たない場合は、失格となる。その基準は 直接工事費の 75%、共通仮設費相当額の 75%、現場管 理費相当額 70%、一般管理費の 30%を下回った場合で ある。数値的判断をし適切であれば、低入札価格調査 を約7日間かけてヒヤリング調査や書類審査を行い決 定する。こうした判断基準を設けることにより品質の 確保、下請け業者の保護や労務者への賃金の不払いを 防止することが目的であります。県の考え方も工事量 の減少や大型工事の減少などを考慮にいれ、雇用の拡 大や地域内要件と評価点の基準を下げてランク付けも 見直し、なるべく地元業者が仕事が出来るように見直 し実施しております。そこで本市でも議会で入札制度 の見直しが問題化されてきましたが、本市では 21 年度 に入札制度の見直しを実施したのかお尋ねします。昨 年までの指名競争入札において 20 社∼30 社の指名で したが、ランク基準に地域要件、貢献度を勘案し選考 指名すべきではないでしょうか。市長のお考えをお聞 きいたします。談合問題等を防止するためにも尾花沢 市独自の入札ガイドラインをつくり、新たなランク基 準をつくり、激減する公共工事を地元で出来るものは 市内業者が受注できるようにすべきであります。7月 に市営住宅が発注になる予定になっていますが、工事 発注については現在 12 棟を分割発注する予定になっ ていると聞いております。分割方法についてどのよう な形態で工事を発注するのかお尋ねします。12 戸ある 住宅を3ないし4分割にし、さらに設備と電気工事に 分け発注することにより、本体工事費が下がり工事の 基準格付けランクも下がり下位ランクの建築業者、工 務店が多く参加できるようになることにより、景気雇 用対策に関連させて、市外業者を除いた指名競争入札 をする事が施策の一つではないでしょうか。そのお考 えをお聞きいたします。 農水省では新しい経済対策に伴う森林整備事業の推 進を4月に決定された経済危機対策に、林道改良につ いての計画を作成するための調査を補助対象に加えま した。こうした補助を活用し、数少ない農林予算を確 保するためにも、森林施業が計画されている路線を対 象に調査を行い、施業の促進につながる林道改良を計 画してはどうでしょうか。地域活性化公共投資臨時交 付金、地域活性化経済危機対策臨時交付金、補正予算 債など地方負担に対して手厚い措置がとられておりま す。積極的に推進し景気対策を図り建設業に対しての 施策として考えてはどうでしょうか。農林課長のお考 えをお聞きいたします。 続いて、太陽光発電について質問いたします。 先進各国の地球温暖化防止会議により、日本は 2010 年までにCO2を6%削減。その具体策としても推奨 しているのが太陽光発電です。発電時のCO2排出は ゼロ。これからの家庭に欠かせないクリーンエネルギ ーとして、国が全力で取り組んでいます。 日本では、各分野のエネルギー消費量が年々増え続 ける一方、そこで今、省エネ化とともに広く求められ ているのが、使用エネルギーの根本的な見直し。とり わけエネルギー消費の多い公共・産業分野では、重要 な課題になりつつあります。深刻化する地球温暖化の 要因のひとつが、石油などの化石燃料消費によるCO 2排出です。化石燃料への依存率が高い日本では、C O2削減も大きな課題になり、その対策として、官民 一体となった自然エネルギー導入が着実に進められて います。もちろん化石燃料への依存の問題点は、環境 問題だけではありません。今主に使われている石油資 源なども近い将来に底を尽き、エネルギー枯渇という 危惧と新しい自然エネルギーへの切り換えは、本市に とっても急務と言えるでしょう。そこで、住宅用太陽 光発電装置設置補助金制度を考えてはどうでしょうか。 また、村山地域地球温暖化対策協議会に本市での加入 業者数はどれぐらいいるのかお尋ねします。

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環境にやさしいエコリフォームと省エネリフォーム 投資減税制度の推進を図ってはどうでしょうか。業者 及び市民の認識度は低く、制度自体を知らない方がほ とんどではないでしょうか。景気対策を図る意味でも、 村山地域地球温暖化対策協議会への入会促進と制度の 周知徹底を図ってはどうでしょうか。本市のお考えを お聞きいたします。 スクール・ニューデールについて、6月5日の山形 新聞の朝刊に載っておりましたが、21 世紀の学校にふ さわしい教育環境の抜本的充実を図るため、学校施設 における耐震化の早期推進、太陽光パネルをはじめと したエコ改修、ICT環境整備等を一体的に実施する ことが目的であります。山形新聞でも景気対策の側面 ばかり目立っているが、これは大きな教育改革と言え、 新しい電子環境をどう使いこなすか先生たちのスキル アップがかぎを握りそうだと記しています。本市のス クール・ニューデール構想を教育長にお聞きいたしま す。また、小中学校の太陽光パネル設置をはじめとし たエコ改修(二重サッシ・断熱材等)を耐震化に併せ て推進していくのか本市のお考えをお聞きいたします。 インフルエンザ対策について、本市でも5月 18 日に 尾花沢新型インフルエンザ対策本部を設置し予防の周 知徹底と情報の提供を行ってきましたが、一時的に予 防用のマスクが品切れ状態になり、実際山形県まで感 染が広がってきた場合の混乱がどこまでなのか予想が 付かないと思います。山形市では市内の幼児、児童、 高齢者のためにマスク 10 万枚備蓄することを決めて、 予防対策を取っています。県民に不安が広がらないた めの対策で、県では備蓄用として持つ治療用タミフル 10 万 2,000 人分に加え、タミフル、リレンザ合わせて 約4万 7,000 人分を新たに購入し、備蓄することを決 めました。そこで本市の市内病院のタミフル、リレン ザの備蓄、在庫量はどれぐらいあるのかお聞きいたし ます。 新型インフルエンザの影響で国内の修学旅行を中 止・延期した公立小学校、中学校、高校などが約 2,600 校に上ることが、文部科学省の調査で明らかになりま した。調査結果によると、国内修学旅行を「中止又は 延期」した学校は 2,594 校、全体の 20.4%で「検討中」 は 1,089 校 8.5%。一方、5月中に予定していた国内 修学旅行を既に実施したか、出発を予定している国内 修学旅行を中止・延期しない学校は 9,063 校全体の 71.1%でありました。この調査結果をみても約2割の 学校しか中止又は延期をしておらず、教育委員会の対 応が早すぎたのではないでしょうか。東根市内の中学 校では5月に予定通り実施したそうです。今問題にな っているキャンセル料を地域活性化経済危機対策臨時 交付金等で負担できるのかお尋ねします。また生徒に 負担がかからないようにすべきであり、早まった措置 を取ったこともあり、本市独自でキャンセル料の補助 を考えてはどうでしょうかお尋ねします。 最後に新しいまちづくりと定住対策について、質問 いたします。本市も2万人を切り、社会情勢の事情に より若年層を中心とした人口の減少を招き、高齢化率 の伸びは著しいものとなっています。高齢化率につい ても今後上昇するこが見込まれており、地域活力や集 落機能の低下が懸念されております。福祉・医療等の 細やかな対応と、高齢化社会に即応できる社会基盤を 構築することが重要な課題となります。雪に強く環境 面にも配慮した新たなまちづくりが必要であり、市民 の大きな希望でもあります。本市の第5次振興計画も 最終年度を迎えておりますが、第5次振興計画の成果 をお聞きいたします。1981 年から5年の歳月をかけ、 尾花沢青年会議所で1万人アンケートを実施しており ます。その結果を重く受け止めており、地域の活性化 策など、今後の行政に生かしていく方針であると当時 当局がコメントを出しております。このアンケート結 果が第4次、第5次振興計画に盛り込まれているのか、 お聞きいたします。また、住民からの提言の中で目立 ったのは企業誘致、市職員の削減、道路が狭すぎる、 交通規制が多すぎる、道徳教育・親子の対話の必要性、 テニスコートや温水プール、野球場、図書館、文化会 館の新設、また、転職業として公務員を望んでいる人 が最も多かったとあります。ほとんどが提言内容通り 実現し完成しておりますが、まだプールだけが実現し ておりません。旧ダイエー跡地の開発も決まり、市内 に新しい民間店舗の計画も予定されているようですが、 本市の商店街活性化と雪に強いまちづくり、プール等 の施設を設置し、生活、産業などあらゆる面を重視し た若者が定住できる新しいまちづくりを、まちづくり 交付金制度を利用して実現すべきだと思います。これ から第6次振興計画を策定する訳ですが、新しいまち づくりについてどのような計画を立てているのか市長 のお考えをお聞きいたします。 花笠ニュータウンもまだ完売しておりませんが、河 北町のひな市通り東地区定住支援補助金などは、県外 者には 100 万円、町外者には 70 万円、町内者には 50 万円の補助と、住宅建築補助は町内建築業者等による 在来工法で住宅を建築する方に 50 万円の補助と、若者 定住子育て支援補助は夫婦のいずれかが 40 歳未満で、

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区画内に住宅を建築・購入する方で町外からの転入す る方には 30 万円、町内の転居者には 20 万円補助を行 っています。最高で 180 万円の補助が受けられるよう になっております。本市でも定住対策促進と転入者増 を図る目的で、市内建築業者に対しての経済景気対策 も兼ねた施策を考えてはどうでしょうか。市営アパー トの空がなく、空室が出ても数多くの申し込みがあり、 抽選により決定していると聞いております。市民のニ ーズに応える為にも民間アパートの空き部屋を市で借 り上げて市営アパートの代わりに賃貸してはどうでし ょうか。空民間アパート利用で定住対策、景気対策の 相乗効果を考えてはどうでしょうか、お尋ねします。 これで壇上からの質問を終わります。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 市長。 ◎市 長(小 野 紀 男 君) 加藤議員にお答えを申し上げます。現行の入札制度 の見直しの内容についてでありますが、3月定例会で ご指摘のありました部分なども併せてまして改正を行 いました。内容については、ランク付けにおいて県の 経営審査における総合評定値を基準としまして、前年 度の工事実績などを加味したものに変更しております。 また、平成 19 年度から工事ランクごとに該当する市内 の全業者を指名する制度をとってきましたが、景気低 迷の中であり急激な変更は避けるべきであると思われ ることから、21 年度においても継続してまいります。 ただ、一部に参加する回数が多く負担になるという声 もあるとのことから、文書にて辞退してもペナルティ ーはない旨を周知しているところであります。 入札指名における地域性を重視することについてで ありますけれども、特殊な工事等以外は基本的に市内 の業者を指名することとしております。ただ、数回に 一回は市内の営業所等も含めて指名する規定になって おります。最低制限価格の設定方法についても、これ までは概ね 60%程度の設定をしておりましたが、国の 指導などもあり、国土交通省の算定方式に準じた内容 に改正をしたところであります。今後とも、より良い 制度を目指して研究を重ねてまいりたいと思いますの で、よろしくお願いを申し上げます。 次に太陽光発電についてであります。現在、経済産 業省による「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」 制度がありまして、補助金額は1㎾あたり7万円とな っております。平均的な住宅用太陽光発電 3.5 ㎾では 24 万 5,000 円の補助金となっております。太陽光は日 照に応じ発電が可能であり、発電量が住宅の消費電力 より多い場合は、電力会社に余剰電力として販売でき るなど多くのメリットがある反面、設備費用が高額で あり、また、日照不足となる冬期間など発電できない 期間や屋根に取り付ける必要があることから、雪対策 なども必要であります。国の補助金のみの制度であり まして、県補助金制度もこれからの取り組みであるこ とから、二酸化炭素排出を減らす代替エネルギーの一 つとして捉えながら今後、調査研究をしていかなけれ ばならないものと思っているところであります。 小中学校への設置についてでありますけれども、教 育長に答弁を求められておるようでありますので、教 育委員会の方から答弁をいたさせます。 次にインフルエンザ対策についてであります。尾花 沢としては、山形県の対策行動計画を基本に、「尾花沢 市新型インフルエンザ対策行動指針」により対策を講 じております。市に対して、山形県知事から4月 30 日付けで「発熱外来の設置準備について」、県内で発生 した場合に備えて市町村に1箇所以上設置するように 要請がありました。なお、発熱外来の設置場所及び医 師会等への協力依頼については、各保健所が調整役と なりますと申し添えてありました。これを受けまして、 市としまして5月7日尾花沢市医師会長の清治先生に、 発熱外来の設置についてご相談に伺ってまいりました が、会長からは、「現段階では設置場所が一般医院では 難しい」とのことでありました。市内医療機関におい ては、山形県の対策本部の当面の対策情報提供と協力 依頼を行っています。具体的な対策については、課長 より答弁をさせます。 次に新しいまちづくりと定住対策についてでありま す。まちづくりの指針となる第5次総合振興計画「人 と自然がおりなすふれあいの里の実現を目指して」が 平成 22 年度をもって終了となります。今年度第6次に 向けてスタートの年と位置付けております。第5次の 計画では、大きな柱として若者が住みたくなるまちづ くりを基本に据えながら、これまで各種施策を講じて まいりました。その一つは、働く場の創設であります。 福原工業団地等への企業誘致活動と支援策を実施し、 雇用の拡大が図られているところであります。また、 農商工業の振興を図り後継者の確保対策を実施してま いりました。特に農業分野においては、米価の低下な どで厳しい農業情勢ではありますが、畜産業や育苗な どにおいて担い手の確保が図られております。 二つ目は、居住や子育て環境の整備についてであり ますが、特定公共賃貸住宅の建設や子育てに配慮した 住宅建設、花笠ニュータウンの造成による定住化も進

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めております。また、保育サービスの充実や医療費の 無料化なども実施してきたところであります。 三つ目は、雪に強いまちづくりであります。流雪溝 のハード面の整備をはじめ、ソフト面においては、平 成 11 年度から定住促進対策事業を導入しまして、4次 にわたり事業の推進に努めております。第6次総合振 興計画につきましては、これらの事業を検証しまして、 産業振興による働く場の確保や子育て環境の整備、あ るいは雪国における快適な環境づくり事業を推進して まいります。また、都市との交流事業や、田舎暮らし 体験、グリーンツーリズムなど移住や定住などを受け 入れられる体制の整備に努めてまいりたいと考えてお ります。多くの市民の皆様のご意見をお聞きしながら、 策定作業を進めてまいりますので、よろしくお願を申 し上げます。 旧ダイエー跡地の利活用についてでありますけれど も、これまで皆様方から利用に向けての多くのご提言 をいただいているところであります。しかしながら、 当該施設は、事業者の破産により管財人の管理下にお かれまして、有効な手立てが見出せない状況にありま した。このたび、民間事業者さんが施設及び敷地を買 い求められ、現在キーテナント募集など事業再開に向 け準備がなされているようであります。本市にとりま しても、再び賑わいがよみがえられることを期待する とともに、推移を見ながら市としましても、どういっ た支援策が得られるのか併せながら、今後対応してま いりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申 し上げます。 中心商店街活性か対策についてでありますけれども、 現在、中心商店街におきましては、花笠どおり振興会、 新町銀座商店街、中新町商店街、昭和通りの各店や各 施設において、それぞれ地元購買活性化に向けた取組 みがなされております。大型店舗の郊外進出によりま して、街中の空洞化など厳しい状況でありますけれど も、各店舗において自慢できる品揃えなど魅力を引き 出し、街中の賑わいが総合的に推進されるよう支援策 を講じてまいりたいと思います。 以上でありますけれども、答弁足らずの点がありま したら、再質問によって答えさせていただきますので、 よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 教育長。 ◎教育長(鈴 木 忠 君) お答えいたします。一つはスクール・ニューデール 構想についてでございますけれども、大変忙しい中で の色んな作業でございました。構想を練るまでには 中々いたりませんけれども、課で対応しておりますの で後ほど課長の方からご説明を申し上げます。 修学旅行につきましていろいろご心配をいただきま してありがとうございます。判断が早すぎたのでない かというふうなご指摘もいただきましたけれども、見 通しの立たない中で命を預かる学校現場の学校長の立 場にありますと、私は保護者との相談のうえ、懸命な 判断ではなかったのかなというふうに考えております。 色んな場で話題になりましたけれども、本市の対応は 良かったのでないかという教育関係者の評価もいただ いているところでございます。それに対しましても、 いろんな後処理の問題があるわけでございます。その ことについては室長の方からいろいろ対応についてお 答えを申し上げます。以上でございます。よろしくお 願いいたします。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) こども教育課長。 ◎こども教育課長(高 橋 徹 君) お答え申し上げます。スクール・ニューデール構想 についてでございますが、今回経済対策ということで スクール・ニューデール構想が国の文部科学省から打 ち出されております。先ほど議員から仰せのようにス クール・ニューデール構想の柱としまして、学校の耐 震化、エコ改修、いわゆるICT化。この3本が大き な柱となっております。昨日午後から県の方で、担当 者説明会がありまして、詳細の説明あったんですが、 その内容を見ますとまだ私もよく読んでないんですが、 総額で1兆 1,000 億円強の巨額な予算になっているよ うでございます。 それで、まず太陽光発電について当初ございました が、それについてお答えしたいと思います。太陽光発 電の小中学校の設置についてでありますけれども、平 成 21 年度国の補正予算、地域活性化経済危機対策臨時 交付金事業の中で地球温暖化対策として公立学校への 太陽光発電導入事業、いわゆるスクール・ニューデー ル構想ではございますが、示されております。低炭素 社会の構築を目指し、二酸化炭素の削減をすることは 我々に課せられた義務であると考えております。学校 も例外ではないと考えております。エコスクールを活 用した環境教育や省エネに関する取組みが求められて いる時代だと、このように感じております。太陽光発 電を学校に導入する考えは大変理想的でございます。 昨日の説明会でも県、全国すべての学校に導入しよう という、そういうふうな文部科学省の号令もかかって

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ございます。ただし、ただ今回の経済対策は非常にま だ早いという。我々が考える時間もないような示され ているのも事実でございますし、今回の経済対策は非 常に魅力的ではあります。ただし本市のような豪雪地 帯では、これから検討すべき課題も非常に多いんでは ないかと、このように考えておりますので、しばらく 時間をお貸しいただければと思います。 あと、先ほど耐震改修に併せまして、先ほどの今の エコ改修等を実施する考えはないかというご質問です が、現在尾花沢小学校校舎体育館、常盤中学校体育館 につきましては、第2次診断を実施中でございます。 7月の末になると思うんですが、県のいわゆる建築士 協会における判定委員会にかかります。その結果を見 てから耐震化対策も考えなければいけないと。今回の 経済対策でも打ち出されておりますが、これは経済危 機対策の方ではなく公共投資臨時対策交付金の方で見 るというふうになってますので、この辺もまだはっき りしてない部分かなりございますので、その辺を推移 を把握しながら、今回このスクール・ニューデール構 想に対して、私どもの教育委員会としまして対処して まいりたい、このように考えてございます。以上でご ざいます。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 教育指導室長。 ◎教育指導室長(細 梅 雅 弘 君) 修学旅行のキャンセルについて、教育長の答弁に補 足してお答え申し上げます。5月中旬に関東方面へ予 定されておりました宮沢中学校、玉野中学校、常盤中 学校、鶴子中学校の3年生の修学旅行は、新型インフ ルエンザの感染拡大の影響を懸念し、保護者と学校が 協議のうえ延期の決定をいたしました。学校からの報 告では、キャンセル料は旅行会社や行程により異なり ますが、生徒一人当たり宮沢中においては 800 円程度、 玉野中は 2,000 円程度、常盤中は 3,000 円程度、鶴子 中は1万円程度の負担が生じております。キャンセル 料補填に関する今後の見通しといたしましては、内閣 府では修学旅行のキャンセル料に対する負担額も経済 危機対策臨時交付金の対象として認められるとの見解 を示しており、このたびの国の1次補正により財政支 援する旨のマスコミ報道もなされております。また、 先般、山形県村山教育事務所より新型インフルエンザ 感染症発生にかかる管内小中学校における修学旅行キ ャンセル状況調査依頼がありました。先ほど答弁申し 上げましたとおり、教育事務所に報告しております。 ただし詳細につきましては、まだ示されておりません。 今後、国・県の動向を注視しながら対応してまいりた いと思っている所存です。なお、延期されました修学 旅行は常盤中学校が7月下旬、他3校は9月中旬から 10 月初旬に実施される予定であります。このキャンセ ル料の補填につきましては、前向きに対処したいと考 えているところであります。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 農林課長。 ◎農林課長(尾 一 成 君) 地域活性化経済危機対策交付金の中で、森林整備事 業で林道というふうなご指摘でございますけれども、 本市におきましては林道銀山線の機能回復としてノミ ネートする予定であります。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 企画課長。 ◎企画課長(渡 辺 修 君) お答えいたします。新しいまちづくりと定住対策に つきまして、先ほど市長から基本的なことについては 答弁があったわけであります。先ほど議員の方から細 部にわたりましてのご質問の中に、1万人のアンケー トの関係の調査をしたものが総合振興支援計画に生か されたのかというふうなご質問でありました。この1 万人のアンケートにつきましては、いろいろ資料を見 ますと当時青年会議所さんの方で1万人を対象に、尾 花沢市と大石田町双方で、いろいろアンケートをとら れたようでございます。内容については、議員仰せの とおりいろんな角度からの質問ってことで、当時の出 稼ぎなんかの多く尾花沢からも行っておりましたんで、 その辺のいろんな意向調査なり、それからいろんな施 設の有効活用なり、それから若者の定住に対してのア ンケートなんかも、当然アンケートの中に示されてお ったようでございます。平成3年から第4次の総合振 興支援計画が策定しておりますので、それ以前の1万 人のアンケート、当然その意向も反映をされて現在に いたっているのではないのかなというふうに思ってご ざいます。プールについてこの部分が今残っているの ではないのかと、新しいまちづくり交付金を使ってそ の辺も考えていくべきなのかというふうなご提言であ ります。この件につきましても、先ほど市長の方から も説明ありましたように、今ダイエーの問題が新たな 民間の事業さんの方で購入をされて、そのプールにつ いてもご検討をしていただいているというお話を聞い ておりますので、その辺の推移を見ていきたいという ふうに考えてございます。当然新しいまちづくり、こ れから第6次に向けまして、多くの市民の皆さんとか

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商店街の皆さんとか農業関係の皆さんとか、いろんな 面でお話をさせていただき、その事業計画を計画の中 にきちんと反映をしていかなければならないというこ とでもありますので、意向調査なんかも当然踏まえな がら対応してまいりたいというふうに思っております。 それから、定住関係でいろいろ河北町の例を参考に 本市でも更なる拡充をすべきではないのかということ で、民間のアパートの空き家を賃貸をしてというふう なご提言をいただきました。定住対策についても、平 成 11 年から第1次対策が始められたわけですが、当時、 民間賃貸の住宅建設の利子補給事業ということで、若 者が住みたくなるようなアパートの建設ということで、 利子補給なんかもいたしまして1次2次というふうな 形で、実施をされたようでございます。いろいろ年次 ごとにいろいろ見直しを図りながら、民間の住宅の入 居者に対しても、その賃貸の月額の1万円を1年間に わたって交付をしていくというふうな制度も設けた時 期もありました。ただいろいろ年が経つにしたがいま して、I・Uターン制度なんかも色んな見直しを図ら なければならないということで、もっと拡充をする部 分ということで、例えば商業施設の助成事業なんかも 当然やっていくべきではないのかというようなことも ありまして、現在はそのI・Uターンなり、その賃貸 に対するいろんな支援策については現在は実施してな いというふうな状況でございます。今、4次ちょうど 中間地点でございますので、今後、5次なり推進をし ていく中で、いろいろな施策を検討をしていきたいな というふうには考えてございます。以上でございます。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 環境整備課長。 ◎環境整備課長(松 本 純 一 君) 村山地域地球温暖化対策協議会についてご質問がご ざいましたので、お答え申し上げます。 この対策協議会について尾花沢市から参画している 事業団体があるかというふうなご質問でございますけ れども、平成 20 年度の総会、6月にありました出席予 定者については、1団体あったように記憶なってござ います。村山総合支庁がこの村山地域地球温暖化対策 協議会の事務局を担当して推進しているものでござい ますけれども、断熱リフォーム時における内窓等の導 入補助金も担当しております。地球温暖化の省エネル ギー対策として、様々このようなリフォームについて 補助金を出すわけでありますけれども、申請・施工す る工務店さんの方からも協議会の会員になっていただ きたいということで、お願いをしているそうでありま す。そういうことで会員になっていただくことで、こ の協議会を行う情報や目的の共有、さらには申請内容 の趣旨なども徹底が図られると思いますので、市民も とより関係者についても周知を図っていきたいと思っ ております。以上でございます。 ◎議 長(菅 原 信 博 議員) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(三 浦 主 税 君) インフルエンザ対策についてでありますけれども、 連休明けに国内発生したということでちょっと心配し ましたけれども、大流行にもいたらず、また弱毒性で あったということで一安心しているところであります。 山形県からは国内発生した場合は、市内に1箇所以上 発熱外来を設置して欲しいというふうな要請がありま した。それで医師会長の方に相談に行ったところ、一 般患者との区分けが困難であるということで、逆に流 行が広がるという状況であって、とりあえずは時間帯 の区分けまでできるかどうか、その辺もこれから大発 生した場合にはそういうことも考えていかなければな らないと考えております。山形県からの対策情報の提 供ってことで医師会とか保健所からも通じて、市内の お医者さんにもかなり情報が入っているようでありま す。5月4日には各医院の入口に当院受診の患者様へ ということで、発熱外来を受けるようにというような 知らせの看板とかチラシとか、5月 18 日付けでは新型 インフルエンザの流行期に備えた外来時診療機関の登 録についてってことで依頼されておりますけれども、 現在のところ山形県から登録された外来診療機関の報 告は受けていない。それから5月 25 日付けで北村山公 立病院からは、発熱外来の設置が5月 16 日に開設され ましたということで、連絡を受けております。6月2 日に、医療機関における新型インフルエンザ感染対策 についての情報提供もなされているようであります。 その中で、インフルエンザの薬として尾花沢市内の医 療機関では、季節性インフルエンザに対応できる分は 常に持っているというような状況であります。ちなみ に、中央診療所では通常インフルエンザの薬について は、3、4人分の在庫を常にまわしているというよう な状況でありますけれども、現在はリレンザで 14 人分、 タミフルで 21 人分、検査キットとして 20 人分を準備 して備えているというような状況であります。なおこ れで不足する場合には、山形県がかなり備蓄している ということでありますので、そちらの方から緊急にま わしてもうらえるということになってますので、よろ しくお願いします。以上です。

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