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使用上の留意点 リスクアセスメントシート Ver1 は 児童虐待のリスクの有無 ( 虐待認定の適否 ) や児童虐待の場合のリスク度 ( リスクランク ) のみならず 改善が必要な虐待要因 ( 該当項目 ) 等の把握のめやすとして 支援内容の策定や支援実施状況の定期的な評価等の際 ( 定例支援会議 )

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(1)

H30 年度版

リスクアセスメントシート Ver1 記入解説

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使用上の留意点

「リスクアセスメントシート Ver1」は、児童虐待のリスクの有無(虐待認定の適否)や児 童虐待の場合のリスク度(リスクランク)のみならず、改善が必要な虐待要因(該当項目) 等の把握のめやすとして、支援内容の策定や支援実施状況の定期的な評価等の際(定例支援 会議)等に活用して下さい。 シート上の24小項目の評価だけでは子どもや養育者、家庭生活の詳細状況の十分な把握は 出来ませんので、常に子どもの心身(成長、発達、情緒)の状態把握や養育者に関わる調査 を多角的に実施(初期調査、追加調査)し、十分なマネジメント(調査)のうえでのアセス メント(評価・分析)に繋げて下さい。 ケースイメージ(既把握している家庭や養育者のイメージ)でアセスメントしてしまうと いつ評価しても変化がない結果となるため評価期間内の事実情報に基づいてチェックを入 れることが重要。(定例支援会議開催に合わせ情報収集)

記入・評価について

1 2 回目以降は前回からの変化(項目)について調査し、その背景を把握。 2 初回使用の場合には、虐待態様小項目2「虐待歴の有無」通告元小項目4「関係機関」 虐待親小項目13「被虐待歴」は「該当」(リスク)として加点するが、2 回目以降は点 数加点は不要。 3 ※印番号の「該当」は 2 点、「やや」は 2 カ所で 1 点、「非該当」「不明」は加点なし。 「不明」項目は迅速な調査実施が必要。 4 0 歳児の身体的虐待・ネグレクトはワンランクアップのリスクランク管理。 5 「不明」が8項目以上であれば「評価保留」し追加調査のうえ再アセスメントを実施。 十分な調査が出来ていなければ正確なアセスメントは不可能。 6 児童虐待のリスク把握をするシートであるためリスクランク C 以上は虐待となる。 よって、養護相談等での B 以上は存在しない(一時的に C になる場合はある)。 虐待以外の種別でリスクランク C 以上が継続されていれば虐待認定が必要。

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シート記入説明

「シート記入」

については通算(年度を超えても)何回目になるのかを記入。

「ケース番号」

には受理番号を記入。

「評価日」

は担当者の記入日ではなく、組織としての決定機能である「定例支 援会議」開催日を記入(必要な修正を加え組織決定した年月日)。

「記入者」

はフルネームを記入。「児童氏名」はフルネームを記入。

「年齢」

については乳幼児は月齢まで記入。

虐待の種類

については、子どもの安心安全を脅かす中心となる行為や状態 によって主訴・副訴を認定する。主訴・副訴は状況によって変化を伴うもので あることを認識しておくことが必要。

虐待者と具体行為

については、期間経過に伴う変化がありますのでシート記 入時期の状況を記入。

虐待者

は実際の行為者(若しくは主たる虐待者)を記入。両親の場合もある。 その場合には「父・母」と記入し、それぞれ色分けして○囲みをするか、○△ など囲み印で区別すること。 また、虐待行為を知っていながら放置(黙認)している者も虐待者(ネグレク ト)となる。

行為と頻度

は評価期間内での行為の内容と頻度について記入。 過去情報を混在させないように留意し評価すること。 評価時に子どもが物理的に被害を受けない状況になった場合、例えば親族の家 庭で養育されている場合等は、その親族の養育状況を把握し子どもの状態を調 査したうえでシート余白に「○月○日~親族宅で生活(虐待者と分離生活)に つき」等と記入してリスクが軽減した理由が分かるように記載。

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虐待・傷の程度

子どもの年齢・心身の被害程度・頻度・養育者や家庭環境のリスク度等から重 症度、緊急度を判断する。

重度

=子どもの心身の受傷程度、頻度が高く重症性、緊急性の高い状態。 身体的:乳幼児の顔面、頭部、腹部の受傷は程度や頻度に関わらず養育者の精 神状態の危うさとして重度の判断が必要。 年少児の顔面、頭部、腹部の打撲痕、熱傷、骨折。 ネグレクト:食事を与えられていないための生命リスクに関わる栄養失調等。 生命に関わる医療的治療の拒否による子どもの病態悪化等。 心理的:心理的被害による病理行動(異食、過食、拒食、リストカット不眠、抜毛、 等や放火、暴力、破壊行動、性的逸脱や性的加害)や精神不安定 等。 性的虐待:心身のダメージが大きく将来社会生活に多大な支障をきたすこと(ラ イフコントロール)や養育者の病理性等から重度として判断。 リスクランク A 該当状態(一時保護を念頭の対応が必要な状態)。

中度

=重度より程度、頻度等の重症性が低い状態。 身体的:慢性の傷、打撲痕、火傷等で顔面、頭部、腹部、手足、背中等への軽 い受傷程度ではあるが頻度が高い場合や受傷機転不明が多く連続している場合。 ネグレクト:子どもの生活において安心、安全の配慮不足が認められる状況。 何らかの理由(精神疾患、知的障害等)による保護者の監護力不足による子ど もの危険配慮の不足(火傷、溺水、転落)等。 乳幼児のネグレクトリスクは支援ニーズの早急な把握と具体的支援実施が重要。 心理的:精神不安定(対人関係トラブルの多発、粗暴行為や軽度の病理性等) リスクランク B 該当状態。(リスクランク B 以上は個別ケース会議開催判断。)

軽度

=中度より程度、頻度等の重症性が低い状態。 身体的:打撲痕等の外傷も殆ど目視出来ない程度、頻度も月に数回程度。 ネグレクト:子どもの安心、安全な生活に何らかの不足が見られる状態。 生活環境の乱雑さや身体の清潔維持、食の貧困、生活リズムの乱れ等。 心理的:愛情欲求や承認欲求が強い。他児とのトラブル等。 身体のみならず心理的被害を把握し緩和に向けての支援策を講じることが重要。 リスクランク C 該当状態。

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小項目の評価記入について

※小項目の評価の際は「摘要」欄の該当する箇所に〇囲みをつけるなどし評価 の根拠が分かるように、また、摘要例示以外の理由で「該当」とした場合は余 白部分に根拠を記載しておくこと。父母の場合はそれぞれ色分けして○囲みを するか、○△など囲み印で区別すること(組織として誰がいつ見ても時々の状 況等が分かる資料を作成、保管することが大事)。

虐待態様 小項目1「虐待の継続」

○子どもの「安心・安全」な生活保障を阻害している状況の把握。 虐待の有無、虐待内容、頻度の把握。 1 ヶ月間に 1 回以上は「該当」。数ヶ月間に 1 回程度は「やや」。 原則、調査による目視確認や現場確認と関係機関からの情報等を基に判断。 身体的虐待の場合:養育者の説明内容に関わらず、①養育者の性格特性や疾病 経済的困窮などの状態がある場合で②養育者が支援を拒否している、または虐 待を認めていない場合等改善の動機付けが出来ていない状況であれば、目視出 来る傷、痣等の有無だけでなく子どもの訴えや様子を観察し判断することが必 要。覆す情報がない限りは「継続」状態にあるとの判断が妥当。 暴力行為は軽減しても暴言や支配がうかがえれば「継続」として危機感を持っ て対応することが必要。 例示(主訴:身体 副訴:心理)⇒(主訴:心理 副訴:身体) ネグレクトの場合:養育者の養育能力の問題が根底にあり子どもにとって不利 益な生活が慣習化されている場合は「該当」となる。 養育者の能力や性格等と経済的困窮が関連している場合が多く世代間連鎖での 生活文化の踏襲等もあり継続的な支援が入らなければ「該当」が継続する場合 が多い。若年養育者に因る知識、技術の不足による場合や精神障害、知的障害 に起因する安全配慮の欠如等の場合も身近に日常的な支援の実施者不在ならば 「該当」 「非該当」の場合は「虐待行為」が起こっていないということなの で、子ども小項目7「日常監護欠」も「非該当」となるはずなので留意。 また、教育ネグレクト、医療ネグレクトは養育者の信仰や価値観等の影響があ り生活全般の家庭機能の弱さや親子関係の不全が見られない場合もあるが「該 当」判断。 心理的虐待の場合:養育者の性格特性、精神疾患等や子どもの特性、親子の関 係性等に因る場合が多く当事者の自覚の弱さから改善は簡単に進まない場合が

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多く「該当」状態が継続する蓋然性高い。子どもの情緒面、行動面を観察し被 害状況を把握すること。状態に応じて子どもの心理的ケアの検討が必要。

虐待態様 小項目2「虐待歴の有無」

○養育者や家庭機能の脆弱性(過去の事実から現リスク)の把握。 虐待被害による病院入院や養育困難等も含む施設入所歴等あれば「該当」。 児童相談所等の係属(保護歴や施設入所)、ショートステイの利用、医療機関か らの情報提供や入院歴等それぞれの有無と時期(期間)、理由を把握する。 子どもにとって虐待被害やその心配のある不利益な状況が過去にあったという ことは、その状況が改善されていない限りは同様の状態に陥る蓋然性も高いた め、養育者のパーソナリティや健康状態、現在の生活実態の把握を急ぎ、子ど ものリスクが高いとの共通認識のもと対応することが必要。 但し 2 回目以降のシート採点時には点数加算はしない。

虐待態様 小項目3「性的虐待」

○性的虐待の有無(性的接触等の直接行為や意図的でなくても性への配慮欠如 等の間接的な事柄も含まれる。)や疑い情報の把握。「疑い」レベルでも「該当」。 養育者のパーソナリティや知的レベル、子どもとの親密度、夫婦関係、子ども の年齢、知的レベル等に関連がある場合が多い。ネグレクト家族は養育者やきょ うだい関係の把握も必要。 子どもへの「甘噛み」被害は養育者のパーソナリティーの調査を要する。 併せて、子どもの行動、言動、体調、訴え等に注意を払うこと。母親(父親) が知っている場合もあるので聴取等については慎重を要する為「疑い」レベルで も必ず児童相談所児童虐待対応部署との情報共有が必要。

通告元 小項目4「関係機関」

○通告の信頼性(警察、医療機関から)警察、医療機関からの情報提供も同様 に「該当」として把握。信頼性の高い情報としてリスクを共有することが必要。 警察・医療機関以外は「非該当」

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提供された情報内容は文書記録化(受理年月日・相手・受付者・内容)し組織 内で共有後、保管すること。 但し 2 回目以降のシート採点時には点数加算はしない。

子ども 小項目5「身体的状態」

○子どものリスク要因(育てにくさ)としての身体的状態(各種障害・アレル ギー・虚弱等の有無と程度)発達障害・知的障害・身体的障害・虚弱・発育不 全・内臓疾患等・重度のアレルギー等は「該当」心因性の身体不調(腹痛・頭 痛等)は「やや」だが生活に大きな支障をきたす状態であれば「該当」判断。 発達障害等の子どもは被害リスクが高い(特に障害受容が出来ていない場合)。 養育者から「ききわけがない、言うことを聞かない、片付けが出来ない、落ち 着きがない」との理由で「しつけ」と称しての暴力や暴言を受ける場合が多い。 そのため二次障害として小項目6「精神状態」小項目9「意思・気持ち」に出 現してきたり時間経過と共に小項目8「問題行動」が出現することが多いため 関連付けて子どもの状態を把握することが必要。 また、知的障害等の子どもは言語や運動機能の遅れ等が養育者にとって育児負 担に比べて見返りの乏しさ等に因るストレスが増大する傾向がある。同様に発 育不全や病弱傾向、アレルギー等のある子どもも養育者の心身状態によっては ストレスフルな育児生活を強いられている。よって子どもの心身状態、家族関 係の安定度、育児や家事等への援助者の有無経済的な安定度、住環境、多子等 など様々な家族状況等が大きく絡み合って影響することに留意して家族全体の 育児機能の把握が必要。

子ども 小項目6「精神状態」

○子どもにとって「安心」な精神状態の阻害要因と心理的ダメージの把握。 心理的被害の把握(子どもの心理的安定度は安心安全な生活が脅かされている 状態が一定期間継続されている時に出現する場合が多い。心理的虐待に限らず 性的虐待や身体的虐待の子どもの精神面へのダメージは子どもの人生に多大な 悪影響を与える)。小項目8「問題行動」として出現するため関連付けて把握。 虐待認定の種別に関わらず子どもは心理的に多大なダメージを受けており受傷 年齢、受傷期間や程度により子どもの精神状態やその行動に現れる。 子どもの状態としては「情緒の不安定」「気力の減退」等が出現し「活気、生気

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のなさ」「ぼーっとしている」等が認められる場合もあり「成績低下」や「他者 との関わり低下」等が出現する場合等、現象面では多様であることに留意。 但し、被虐待児がいつも「暗い表情」をして「活気がない」訳ではないので多 面的に調査、把握することが重要。 また、外向的な子どもは粗暴行為「器物損壊」「他者への攻撃」等の他害的行動 が、内向的な子どもは「不眠、拒食、過食、異食、抜毛、リストカット、自殺 念慮など種々の自傷的行動」が出現する場合が多いことが知られている。小項 目8「問題行動」に関連多大。 幼児年齢では、基本的な身辺自立や言葉の遅れ等、養育者の関わりが不足して いると思われる状態や保育者への過度の甘え、他児への乱暴、暴言等は愛情欲 求が満たされていないといった心配がある。そのため、子どもと養育者の関わ り方や子どもの心身の状態を観察する等総合的かつ継続的に把握していく必要 がある。子どもや養育者を詳細観察可能な機関(保育・学校)等との情報共有 が常時必要。 上記例示事項に当てはまれば「該当」。程度や頻度によっては「やや」。

子ども 小項目7「日常監護欠」

○子どもの心身の安心安全な生活全般に係る世話の不足度(ネグレ傾向の把握)。 清潔でサイズの合った気候にそぐう衣類、健康に成長出来るために十分な食事 を適切な時間に摂取、身体の清潔や安心して過ごせる清潔な住環境、年齢発達 に即した適切な関わり方等物心両面についての要評価。 (小項目1と関連大) 状態により「該当」「やや」の判断。あくまで子どもにとってどうなのかという 視点が重要。養育者の機能を支援者(親族等)が補完(具体的な内容等の把握 が必要)し子どもに不利益が認められない状況であれは「非該当」。 「医療放置」(ネグレクト)は生命に関わる事から必要な通院、服薬等の治療が 滞る(歯科、耳鼻科)レベルまで考えられるため養育者の状況等と併せて検討 が必要。この項目は保護者に代わって子どもを監護する機能(祖父母、親族等) があれば「該当」ではないので、その状態によって「やや」「非該当」の判断(具 体的に代替支援状況を把握することが必要)。 意図的ではないネグレクトは虐待親 小項目10「精神状態」同15「虐待自 覚」同16「養育能力」同17「養育知識」と密接に関連していることに留意 し把握。 乳幼児のリスクは高いので、改善に向けての具体的支援が必要。

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子ども 小項目8「問題行動」

○子どもの自傷他害の問題行為の有無 (虐待等の不適切な養育を受けてきて 自尊感情が損なわれている子どもの行為、と養育者にとってそのことが新たな 虐待を生じさせる理由になりえる状態の把握)。 摘要例示以外にも「火遊び」「動物虐待」「いじめ加害」「不登校」「性的逸脱」「リ ストカット」「抜毛」「異食や拒食、過食」等も「該当」。 受けてきた虐待内容、受傷期間、子どものタイプ、性差等によっても異なるが、 現象面では「暴力・盗み・家出」等の外向的タイプと「自傷・徘徊・怠学」等 内向的タイプが知られるところではある。近年では発達障害の二次障害として の非行行動が知られている。いずれにしても親子関係や家庭環境に起因するこ とから背景を把握し適切な支援が親子双方に必要である。小項目6「精神状態」 に関連多大。

子ども 小項目9「意思・気持ち」

○保護者に対する感情(期待や諦め、怯えや拒否、攻撃等)の把握。 子どもの明確な SOS 表示がある場合は保護の検討。 幼児期や学齢前期は表情や態度の観察で「怯え」を把握することは可能。年齢 が上がるにつれ具体的に子ども自身からの言葉や文章等によって把握すること が必要。 また、小項目6「精神状態」や同8「問題行動」として表出される。 虐待を受ける子どもは総じて「自分が悪い」「親の期待に添えてない」といった 思いで「ダメな自分」として自尊感情を損なっている、反面、優しい親を求め 親に認めてもらえるような親にとって良い子になろうと努力をしているのであ る。よって年少児は、「親を嫌う」言動等が、表出されない場合が多く、保育園 への送迎時等の機会に養育者の子どもへの対応と子どもの養育者に対する表情 や態度等から把握していくことが重要。子どもの年齢や虐待の内容(仕打ち)、 頻度、時間経過によって子どもの親に対する気持ちもアンビバレントな感情か ら徐々に「怯え」や「逃避」「諦め」「批判・攻撃」へと変化していくなかで様々 な「問題行動」(小項目8)が出現してくる。

虐待親 小項目10「精神的状態」

○養育者の精神的不安定度と子どものリスク把握。

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精神疾患の病識があり専門的治療をしている場合と病識なく受診していない場 合とではリスクの程度は異なるが、疑いレベルであっても子どもの養育上リス クがあれば「該当」として把握。精神的な「不安定」さや「うつ的」状態につ いても疾病に因るものかどうかは具体的な反応、行動、言動等で把握するしか ないが、周期性があれば精神疾患を疑う。治療中ケースは定期的に病状調査を 行い保護者の育児力について把握することが必要。中断ケースは受診勧奨。 「やや」は病状調査においての医師の見立てと具体的な育児状況を勘案して判 断する。また情緒的不安定の程度によって判断する。 脳外傷による脳のダメージや脳血管障害による人格変異、DV 被害による PTSD や発達障害の二次障害、人格障害、知的障害による精神的未熟もあり判断が難 しいが病名調査よりも重要なのは育児場面でどのような子どものリスクが発生 しているかの調査把握。小項目15「虐待自覚」同16「養育能力」同18「社 会的支援」同「経済問題」等にも関連。

虐待親 小項目11「性格的問題」

○子どもの「安心・安全」を脅かす養育者の性格特性と子どものリスクの把握。 小項目13「被虐待歴」との因果関係が深い。基本的性格の部分なので疾病の 病態とは区別して把握すること。 摘要項目は、精神疾患・人格障害・発達障害・知的レベル・生活経験不足等に 因るものや虐待被害の二次障害等が考えられる。養育者の生育歴や生活史の把 握等で背景要因の一定把握は可能である。日常的に関わりがある機関からの対 人(支援者や子ども)関係エピソードから把握。程度・頻度等で「該当」「やや」 を判断する。 「攻撃的・衝動的」は特定の支援者に対してや特定の事柄では なく常態的な対人関係や対機関の様子で、クレーム等で相手を責め立てること や感情的な言動、行動が常態化している場合は「該当」判断。「未熟」は社会生 活全般における経験不足による場合や思考や行動の短絡性、相手や周辺の気持 ちの理解が及ばない等の精神的未成熟(幼児性の高い)場合、具体的には、対 人関係において易怒性、他罰的、協調性欠如、不平不満等が複合的に表出され る。「偏り」は倫理観、道徳観、宗教観、人生観から生活文化、教育や子育て観 等全てに独自の思考がある場合や中立位置から片側に寄ったバランスの悪さが 顕著な場合「該当」。 「依存」は他人や物質に愛情、支持、援助、保護等求め、それが持続できない と本人にとっては生きていけない状態。具体的には、アルコールや薬物に対す るもの、ゲーム等のように行為に対するもの、人間関係に対するもの等に大別

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され思考や行為のコントロール障害といわれている。精神関係構造が異性関係 や親子関係等にも見られ養育者が子どもに親転移を起こしたり、共依存してい ることもある。他に周囲から「飽きっぽい、忘れっぽい」「大ざっぱ、だらしな い」等と評価されがちな思考パターンや行動のルーズさ等もあるが、疾患や知 的レベルに起因していることもあるため多角的に調査把握が必要。 養育者自身もその性格ゆえの「生きにくさ」を少なからず感じながら「周囲へ の攻撃」や「周囲との遮断」で身を守っている場合等もあることを支援者は理 解しておくこと。 養育者の人格「未成熟」等や精神障害等による「衝動」コントロールが出来な い場合は子どものリスクは年齢の低いほど高くなるので乳幼児はハイリスク。 「夜泣き」のひどい場合や 2 才半位からのいわゆる「イヤだイヤだ期」は虐待 被害が多くなることにも留意が必要。 子ども小項目6「精神状態」同8「問題行動」同9親への「意思・気持ち」と 関連 養育者は養育態勢小項目16「養育能力」・同17「養育知識」同18「社 会的支援」等に関連はするが性格と能力、養育知識は混同されがちなので注意。

虐待親 小項目12「アルコール等」

○アルコール依存や薬物乱用とその疑い 適切な判断力の欠如状態における子 ども「安心・安全」のリスク(ひとり親の場合、子どもの年齢が低いほどリスク大)把握。 依存レベルは、1 日平均アルコール摂取量(ビールなら 500ml3 本・日本酒な ら 3 合・25 度の焼酎なら300ml)以上が長期間続いている場合(厚生労働省) は「該当」。現在の飲酒量のみならず、過去の治療歴や入院歴、病状調査で状態 把握し子どもの養育上のリスクを想定。 状態把握が難しい部分があり判断が難しいが、日常的に酒臭い場合やに昼間か ら酩酊状態があったり、禁断症状や精神面での不安定さ等、心配な状態があれ ば「該当」。子どものリスクは大きい。 薬物情報があれば疑いのレベルでも「該当」とし警察への通報が必要。 小項目10「精神的状態」同11「性格的問題」同16「養育能力」に関連。

虐待親 小項目13「被虐待歴」

○養育者の被虐待歴や施設入所歴の有無・親に愛されなかった思い等の把握。 世代間連鎖の発生リスクの把握と配偶者や家族との関係性、養育者の子どもへ

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の関わり等具体的子育ての状況について子どもの不利益が生じてないか把握。 養育者の自尊感情回復支援の検討も必要。(直接加害者は 3 割だが過保護、過干 渉等不適切な距離感の親子関係としての出現もある。最近の研究では精神疾患 発症は被虐待歴と関連しているとの報告有り。) 可能であれば被虐待の様態、当時の年齢等や現在の親族との関係を調査把握 被虐待の経験のある養育者は支援者に対して、満たされなかった愛情欲求等へ の渇望から我が子よりも自身に気持ちを向けてもらいたい、との思いが強い場 合がある。また、養育者のなかには、子どもへの関わり方や家族の団らん等家 庭のイメージが抱けてない場合もあることを念頭に支援すること。「しつけ」に は被虐待者の被害体験の伝達が多く見られる(小項目10「精神状態」同11 「性格的問題」同12「アルコール等」同14「子への感情」同15「虐待自 覚」に関連がある)。 但し 2 回目以降のシート採点時には点数加算はしない。

虐待親 小項目14「子への感情」

○養育者の子どもに対するマイナス感情(心情)の把握。 養育者の子どもに対する愛着形成(望まない妊娠出産の場合等は大きく関係) 子どもの心身の発達障害への受容(子どもの存在意義)や(子ども小項目5「身 体的状態」同6「精神状態」同8「問題行動」同9「意思・気持ち」虐待親小 項目10「精神的状態」同11「性格的問題」同13「被虐待歴」)との関連が ある。 基本的には、虐待親小項目13「被虐待歴」の影響による小項目10「精神的 状態」・11「性格的問題」によるところが多大。 小項目10「精神的状態」により、子どもへの関わり方が養育者の時々の気分 で違ったりする場合も多くある。子ども小項目6「精神状態」等で子どものダ メージを把握することが重要。 その他「望まない妊娠出産」の場合は愛着形成不全により「無関心」「子ども嫌 い(特定の子どもとの愛着形成不全による場合も)」等が関係する。この場合、 新生児等は生命のリスクが大であるため母子保健情報を共有することが重要。 また、親である配偶者への悪感情や新たなパートナーとの関係重視のための子 どもの存在意義の変化等や子どもの発達能力以上に期待を押しつけ「過干渉」 になったり、それが無理となると「無関心」に転じたりといった場合もある。 摘要に合致すれば「該当」 程度により「やや」の判断。

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養育態勢 小項目15「虐待自覚」

○養育者が自身やパートナーの子どもに対する直接対応や生活環境設定が子ど もにとっては「虐待」(健全な成長発達や安心安全の生活への配慮欠如)にあた るとの認識の有無についてを把握することが必要。これは直接、養育者に対し 調査面談を実施することが必要不可欠。 面談において養育者が生育歴等(世代間連鎖)から自身の子どもへの関わりが 虐待に該当するとの考えが及ばなかった場合や行為の正当性を主張する場合等 いずれも自覚なし「該当」。子どもの気持ちを考えて反省は述べるが真偽が不明 な場合は「やや」として調査継続。 虐待親 小項目13「被虐待歴」や同10「精神的状態」同11「性格的問題」 に関連している。「自覚なし」は介入し改善できる場合もあるが、「体罰容認等」 は「しつけ」と称しての正当化が多く、虐待親小項目13「被虐待歴」の自身 の体験の再現(世代間連鎖)によるものや子どもの発達障害等への理解不足が 多く見られることに留意。虐待行為を認めない場合や行為を正当化し子ども被 害が継続する場合はリスクが大。保育園、学校等モニター機関での子どもの心 身状況の観察把握が必要。個別ケース会議の開催の判断。

養育態勢 小項目16「養育能力」

○養育者の育児に対する意欲レベル(精神疾患や何らかの心因性の意欲減退、 喪失)や知的レベル等の能力(認知)レベルによる養育能力(アビリティ)の把 握。 上記内容は「該当」。飲酒等や常時ではないものの養育者の遊興等のため養育が おろそかになる等不適切な養育状況がある場合は「やや」。 子ども小項目7「日常監護欠」の具体的状態を把握する。 虐待親 小項目10「精神的状態」同11「性格的問題」同12「アルコール 等」同14「子への感情」の関連を把握し養育能力の低さの原因を把握する。 精神疾患の場合は、病状調査を実施しながら養育者の心身状況と子どもの状態 を把握することが必要。 知的レベルに課題がある養育者に対しては、直接的具体的な支援が必要な場合 が多い。具体的で理解し易い内容の提示方法を工夫することが重要となり寄り 添い型支援で生活のどの部分にどういった具体的支援が必要なのかを把握し障 がいサービスの導入等も検討すること等が必要。

(14)

養育態勢 小項目17「養育知識」

○養育者の子どもの成長、発達の段階に見合わない養育知識(リスク)の把握。 必要な養育知識が不足している場合や偏った理解の場合や子どもの生命に直結 するような養育知識の不足や偏り、誤った活用は「該当」。 情報過多での混乱等は「やや」。乳幼児の場合はリスク多大、早急な支援開始と 継続性が必要。子どもの心身の成長、発達、情緒の安定を図り、適切な対人ス キルや社会性を獲得していくのに必要かつ適切な養育者の知識、技術(子育て)。 教育ネグレクト・医療ネグレクト・しつけと称する体罰等は「該当」。 養育態勢小項目16「養育能力」に関連大。知的能力(アビリティ)の問題か 知識の不足(スキル)の問題なのかの把握が必要。

家族環境 小項目18「社会的支援」

○養育者、家族の地域社会との関わり度、親族との関わり度や支援機関の受け 入れ度の把握により社会的孤立の有無やそのレベルを把握することで養育者の 孤立度を把握する。(養育者の孤立は虐待発生率や状態悪化のハイリスク要因) 日常生活での地域住民や親族との関係を把握し身近な支援者の存在の有無と具 体的な支援(内容・方法・頻度)等を把握する。 併せて学校、保育等子どもが関係する機関との関係度の把握。養育者への支 援に関わる機関の受け入れ度や阻害要因の把握。 緊急対応時の資源確保を想定しておくことが大事。養育者自身のパーソナリテ ィや疾病が要因となって自身が関係を拒否しているのか、養育者のパーソナリ ティや生活様式が原因となって地域社会から孤立しているのか判断する(活用 可能な資源の把握)。 近隣住民と殆ど関わりも親族との信頼関係の崩壊もある場合は「該当」。 保健、福祉等の支援の拒否がある場合「該当」保育、学校等子どもに関わる機 関や生活保護等の活用があり一定の関係構築がある場合等は「非該当」支援者 との繋がり程度が養育者の都合による場合「やや」。育児に関して養育者が支援 関係機関と信頼関係を継続していれば親族との不和があっても「非該当」。

家族環境 小項目19「夫婦問題」

○養育者間の不和、DV や失踪、家出や別居等子ども養育上のマイナス要因の把 握。

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ひとり親や複数回の中絶歴のある場合には、子育て生活環境においてリスクの ある場合もあるため生活実態等の把握が必要。 内縁者の存在の有無とパーソナリィティの把握、とりわけ主な養育者にとって や子どもにとってどのような影響を与えているのかを把握することが重要。 再婚の場合、法的に子どもを我が子としているかどうか、子どもにとってどう いう存在なのかを把握することが重要。 摘要項目の評価については「子どもにとってどうなのか」が判断基準であるた め「夫婦不仲や DV」は「該当」となるが、「家出、別居」は加害者との関係の なかで子どもにとっては「安心材料」になる場合もあるし、「再婚」「内縁」も 子どもを可愛がってくれている事実情報があり、子どもにも心配な様子がなけ れば問題ないためいずれも「非該当」となる。継続的実態調査が必要。 「やや」は夫婦不和等の程度となる、虐待態様小項目1「虐待の継続」の判断 基準に合わせて 1 ヶ月間に 1 回以上は「該当」数ヶ月間に 1 回程度は「やや」 子どもの情緒面の把握を継続しダメージの多寡を把握することが必要。

家族環境 小項目20「経済問題」

○経済的な生活破綻の有無やその状態の把握(虐待の発生や悪化の直接的にも 間接的にも要因となっており、直接的にはネグレクト被害、間接的には養育者 の精神的ゆとりのなさが身体的虐待や心理的虐待の発生に関連)。 収入実態の調査把握が必要であり、収入と支出のバランスを把握すること(借 金がどれだけ家計を圧迫しているのか)それが把握出来ねば「生活苦」は実証 できない。(職業、職種、雇用形態の把握により大まかな収入の把握が可能) 養育者のパーソナリィテイや疾病、能力が大きく関係し金銭感覚や計画性の欠 如等で慢性的な困窮が続く場合や人間関係構築のつまずきから転職や失業を繰 り返すための困窮も多い。それらは「該当」。生活保護受給中は原則「非該当」 だが「計画性の欠如」での「該当」はあるので生活保護担当者と要情報共有。 「経済問題」が子どもの生活上、どのような不利益を被っているのかを具体的 に調査把握しなければ支援に繋がらないことに留意。 虐待親小項目10「精神的状態」11「性格的問題」養育態勢小項目16「養 育能力」に関連が大きい。

家族環境 小項目21「生活環境」

○子どもにとっての「健全な成長、発達」「安心・安全」な生活を脅かす環境状 況(ネグレクト)の把握。

(16)

虐待親小項目10「精神的状態」同11「性格的問題」養育態勢小項目16 「養育能力」家族環境小項目20「経済問題」に関係。 いわゆるゴミ屋敷や乱雑な生活環境(屋内外)は、その状態に至った要因を把 握することが改善に向けてのアプローチに必要。 養育者の精神的なダメージ(PTSD)や精神疾患や知的障害、発達障害、経済的 困窮、その複合の場合も多い。年少児は安全の配慮欠如に最も留意し事故被害 (溺水・火傷・転落)を予防するための対策(養育者と共に生活日課場面に合 わせた危険箇所の確認を実施し具体的で視覚的な説明を加える等の工夫が必要) を急ぎ実施する必要がある。 養育者の状態により伝え方や理解を促す工夫をすること(養育者に適切に伝わるこ とが大事)。また、定期的に訪問評価をし環境持続を図ることが重要。 室内での動物多頭飼育に因る子どもの皮膚疾患、ぜんそく等の呼吸器疾患やア レルギー等も関連性があるので子どもの心身状態も併せて確認すること。 電気、ガス、水道の利用状態やトイレ、風呂が使用可能か調査することが必要。

支援者との関係 小項目22「協力態度」

○養育や子どもの安心・安全生活に関する支援への協力態度欠如の把握。 養育者に対して支援者のスタンスや具体的改善課題の提示をして協力を求める ことが最初の「告知」時。子どもとの正しい関わり方(子ども個々の成長発達 に関する知識技術の支援)や子どもの安心・安全のための生活環境改善の提示 が出来ていなければ養育者への改善の動機付けは出来ておらず効果は望めない。 養育者が支援者を評価者(チェッカー)として認識すると自身の子どもへの対 応に対する「うしろめたさ」や虐待行為発覚等への「おびえ」から拒否や攻撃 が強くなる場合もある。支援スタンスを分かりやすく根気よく丁寧に説明して 理解してもらうことが大切。養育者の立場から見える景色(物事)を知ってお くこと。 また、接触困難の判定が支援者の都合にならないよう養育者の生活のなかで都 合のよい日時になっているのか自己点検すること。数回の拒否は想定内と認識 しておくこと。

支援者との関係 小項目23「援助効果」

○提示した支援(改善)プランに対する協力態度や実施した支援に対する効果 の把握。

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小項目22「協力態度」に関連大。通告受理等の初期の段階において養育者と 面談し、「子どもの心身の健全な成長発達」のためには「子どもの安心・安全な 生活環境」を保っていくことで必要であること、そのために協力してもらいた いことを伝える作業が必要不可欠。 そのなかで具体的な支援内容(養育者として子どもへの対応について改善を必 要とする事柄等やその背景要因の緩和等について)を具体的に説明することが 前提となる。そのことに関しての取り組み姿勢や具体的効果についての評価。 協力的態度であっても(改善)効果とのギャップが大きい場合等は「該当」。 改善が見られない場合には、子どもの「安心・安全」を優先した対応への転換 も必要。精神障害や知的障害等のある養育者については、医学的、心理学的な 見立て等も必要。 支援者側の養育者に対する改善を求める直接的、具体的な提示がなければ、養 育者の改善動機にも繋がらず、改善すべき内容も理解できていないため、効果 の評価は出来ない。 初期対応における「告知」が実施されていなければ「協 力態度」も「援助効果」も評価不能となるため、評価は「不明」。

守る人 小項目24「子を守る人」

○子どもの日常生活において安心・安全を守る(虐待から守る機能を有する) 人の存在の有無の把握。 日常的に子どもの安心・安全を守ることが出来る大人がいない場合や、いても 守ることが出来ない場合は「該当」養育者の一方に加害的関わりがあっても他 方がその直接行為を抑止する機能を持っていれば、子どものダメージ(心身) は回避出来る。また、被害を受けたとしても心身のケア機能が働けばダメージ は軽減出来ることとなる。その場合「非該当」。 加害者のパートナーなど加害者ではない同居者や同居親族等がいる場合は加害 者との関係性や支配関係の有無等を把握しておくことが必要。 また、養育者が、ひとり親の場合は、どちらの要素も持っている場合が多いの で子どもの心身の状態を把握して評価することが必要となる。 夜間放置等のリスク情報に対しては養育者の職業、勤務時間等を調査し子ども 単独の生活時間帯等を調査把握し、子どもの年齢が高校生学齢以上であれば「非 該当」 但し、きょうだいの中に乳幼児や小、中学生がいる場合には「該当」。 子どもの年齢、能力等勘案しリスク内容を想定し養育者に改善を伝えることが 必要。(乳児や幼児はハイリスクなので早急の対応が必要)

参照

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