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1.6倍以上の引抜強度となる.生草電量lkg料たりの引抜強度は、対照区では0.9kg、連続
長繊維区では1.3kg以上となり1.4倍以一上のりI抜強度となる。引抜かれた根系の状態より推
定すると、根系による緊縛範囲はウ30~40cmと考えられる。これは、ほぼ生育密度の11株
/㎡と等しい。1株当たりの平均引抜強度より1㎡当たりに換算すると、対照区が627kg/㎡、
連続長繊維区は1,034kg/㎡以上となる。
5.2志摩試験区
試験結果を表-5,図-3,4に示す。この試験区は勾配が緩いために緑化基礎工を省
き、地山に直接有機質系厚層基材を吹付け造成した箇所を対照区として比較した。優占種
はトールフェスク(TF:K31F)である。生草重量と弓|抜強度との関係は、生草重量が増すにつれ引抜
強度も増すが、対照区より連続長繊維区の引抜強度は高い値となり、宮崎試験区と同様な
傾向を示した。連続長繊維区は地際で切断した場合の値であり、実際の補強・緊縛力はこ
れよりも更に高いものと推定できる。1株当たりの引抜強度を単純平均で比較すると、対
照区は44kg/株、連続長繊維区は92kg/株以上となり、2.1倍以上の引抜強度となる。生章重
量1kg当たりの31抜強度は、対照区では1.5kg、連続長繊維区では2.6kg以上となり1.7倍以
上の引抜強度となる。宮崎試験区よりも志摩試験区が連続長繊維区の31抜強度増加倍率が
高まるのは、緑化基礎工として用いる埋設金網(ラス)の有無及び生育基盤の含水率の差が
現れたものと推定できる。株を構成する1本(茎)当たりの引抜荷重は、対照区は2.2kg/
本、連続長繊維区は2.8kg/本となり1.3倍以上の引抜強度となった.
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表-4試験結果(宮崎)
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図-2生草重量と31抜抵抗の関係(宮崎)
〔比毎F ̄ね旬&)
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上に。[、■比
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台木甲858%吹付厚さ84m■UIin8ケン,79-31フュスワ
生草重量と31抜抵抗の関係(志摩)
図
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125
72
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】6 K31F
平均
18
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9
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47
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67
68
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103
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20
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52
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33
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50
32
45
53
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58
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739
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27
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第24回日本緑化工学会研究発表会研究発表要旨集1993
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△…■俄長■値漢人区ロ…、ロ区(咀殴白碩拭い△’0…K31F
合*申85896吹付厚さ84m■占怠8pp7P-3Iフユスワ
図-4茎数と31抜抵抗の関係(志摩)
以上により、連続長繊維と根系の絡合いに
きた。
植物根系によるのり面保護効果は、水平相
効果と斜出根(垂直根)の杭効果による地山
より、より一層目|抜強度が高まることが確認
できた。
植物根系によるのり面保護効果は、水平根による表層佗育基盤(風化士層)の緊縛・補
強効果と斜出根(垂直根)の杭効果による地山と生育基無の緊結・滑落防止が考えられる。
生育基盤へ連続長繊維を混入することは、”疑似水平根”を生育基盤造成当初より張り巡ら
せることと考えることができる。この”疑似水平根”に牧草の生育による根系が絡合い、そ
の相乗効果により土壌緊縛力が一層高まり、基盤の保持・維持効果が高まるものといえる。
また、牧草が株状になると、株間の中央部が根系の少ない最も弱い部分となる。”疑似水平
根”である連続長繊維の存在は、この弱い部分を補強する点においても効果的と考えられる。
6.おわりに
”疑似水平根”としての連続長繊維と植物根系との絡合いによる相乗的補強効果の噌大に
ついて引抜試験により確認した。試験は生育基盤IITに分散する連続長繊維と根系との絡合
いを考慮し、表層部へ根系を発達させる牧草に対して実施した.31抜試験では、埋設金網
(ラス)を緑化基礎工とした場合や緑化基礎工を併用しない場合は、根系ごと塊状に引抜ける
のに対して、連続長繊維を混入した生育基盤では、根元・地際より切断され;|きちぎれる
現象が認められた。引抜抵抗は切断時に最大荷重が認められ、かつ根系ごと引抜ける場合
よりも大きな値を示すことより、実際の31抜強度は更にこれを上回るものと推定できる。
牧草の根系は、地山の緊迫力が劣りのり面保護効果は劣るものとされてきた。しかし、
連続長繊維による”疑似水平根,,と牧草根系の相乗的補強効果によりのり面の面的補強効果
を高めることが確認でき、これにより、生育基椴の保持・維持の向1:が期待できる.また、
木本類の深い根系による杭効果と連続長繊維・牧草根系による面的補強効果の級み合わせ
を行うならば、更に優れたのり面保護効果を期待できるものと考える。
現時点では、生理・生態的性質の異なる木本噸と牧箪を共存させることは困難である。
施工時期や種子配合により、立地条件に適したどちらかが優占種となり、他を被圧してし
まうことが多いからである。連続長繊維による化育基無の補強を効果的に行なうためには、
下草と木本類の混生が望ましい。今後は、下草の牧草を被圧することなく共存できる木本
類の導入方法、密度管理手法の確立に努めたい。
(参考文献)
1.中野裕司他(1991)有機質系厚層基材吹付工に対する連続長繊維の補強効果(1.11)
第22回日本緑化工学会研究発表回要旨集
2.東電環境エンシ・ニアリンクー(株)他(1985)切取法面跡地等裸地の植生復元に関する研究(Ⅱ)
-99-
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57
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2 506
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18
18
八
八
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表-5試験結果(志摩)
注)A:地上nMで切断、I〕:リI抜け