住 友 信 託 銀 行 年金信託部 確定拠出年金室 <目 次> 1.トピックス ・・・P.1 2.確定拠出年金事務に関するご連絡 ・・・P.5 3.確定拠出年金事務のポイント ・・・P.6
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この項では、確定拠出年金に関する最新のトピックスをご紹介させていただきます。◆年金制度の改正法について
・平成 16 年 6 月 5 日、年金制度の改正法が成立しました。この内容の多くは公的年金(厚生年金、国民年金) に関する事項ですが、企業年金に関する事項も含まれており、確定拠出年金に関する事項として、大きくは以下 の①~⑤の変更が行われる予定となっています。 ・このうち、①~③の平成16年10月施行部分については、政省令通知等の改正予定内容を厚生労働省から一般 に公開し、意見を求める手続き(いわゆるパブリックコメント手続き)が完了しており、①、②については、先 日8月13日に政令が公布されて内容が確定しています。また、③については、8月24日に省令が公布され一部につ いて詳しい内容が確定しており、今後、更に通知が公開され、詳しい内容が判明していくこととなります。 ・なお、④、⑤については、施行予定が来年10 月であり、改正法以外には内容が確定していない状況です。 ・ここでは、①、②については公布された政令により決定した内容を中心に、③については省令とパブリックコ メント手続きで公開された改正予定内容を中心に、④、⑤については改正法を中心に解説いたします。 ①拠出限度額の引上げ (平成 16 年 10 月施行) ②他制度からの移換限度額の廃止 (平成 16 年 10 月施行) ③規約の変更手続きの簡素化 (平成 16 年 10 月施行予定) ④中途退職時の脱退一時金受取要件の緩和 (平成 17 年 10 月施行予定) ⑤中途退職者に係る脱退一時金相当額の移換の受入 (平成 17 年 10 月施行予定) <始めに> 平素は確定拠出年金の運営にあたり、格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。 さて、私どもではこの度、事業主様への確定拠出年金に関する定期的な情報提供を目的として、「すみし んDC NEWS LETTER」を発刊することといたしました。原則年 4 回の季刊で発行し、メールにて送付 させていただきます。 貴社が確定拠出年金を運営する上で、お役に立つ情報を提供していきたいと考えておりますので、今後と も何卒宜しくお願いいたします。VOL.1 2004 年 夏号
・なお、この改正に伴って規約の変更など具体的な対応が必要になるケースがあります。これについては、別途、 法令の確定後、対応等をご相談させていただきます。
①拠出限度額の引上げ
(平成 16 年 10 月施行) ○ 年金制度改革における公的年金の給付水準の引下げ等を踏まえて、公的年金を補完して、老後の所得の拡 充を図るため、以下のように確定拠出年金の拠出限度額が引き上げられます。 企業型 他の企業年金制度がない場合 月額 36,000 円 46,000 円 他の企業年金制度がある場合 月額 18,000 円 23,000 円 個人型 企業年金がない場合 月額 15,000 円 18,000 円 自営業者等 月額 68,000 円 変化なし <各プランにおける対応の必要性> ・拠出限度額は規約記載事項です。そのため、改正による引上げを適用するには、規約の変更承認が必要と なる場合があります。 ・ただし、拠出限度額の変更を事業主様が特に希望されない場合(変更は任意です)には、上記手続は不要 です。 ・本件に関する具体的なお手続きにつきましては、詳細が決まり次第、別途ご案内いたします。②他制度からの移換限度額の廃止
(平成 16 年 10 月施行) ○ 現在は、他制度(厚生年金基金、確定給付企業年金、適格退職年金、退職一時金)からの過去勤務部分を 確定拠出年金へ移換する場合には、確定拠出年金の拠出限度額及び過去勤務期間を基に計算される移換限 度額が設けられていますが、改正法ではこの移換限度額が廃止されます。 ○ なお移換元制度側の移換(上限)額を確定するルールは従来通りで変更はありません。 <各プランにおける対応の必要性> ・移換限度額がある為に、厚生年金基金や適格退職年金等から一部の資産しか確定拠出年金へ移換できず、 当該制度に未移換資産が残っている場合、新たに労使合意を得て規約を変更した上で、残っている資産を 確定拠出年金へ移換することが可能です。 ・この件について具体的な検討を希望される場合には、弊社担当までご相談ください。③規約の変更手続きの簡素化
(平成 16 年 10 月施行予定) ○ 複数事業所が実施する 現在の制度では、厚生局へ規約の変更を申請する際に、労働組合または従業員の過半数を代表する者の同 規約の変更手続きの簡素化の同意を得る必要がありました。このため、規約の変更が1つの実施事業所にのみ影響する場合にも、全 実施事業所について同意を得なければならず、規約変更の手続きが非常に煩雑になっていました。 今回の法改正によってこの点が改善され、規約においてあらかじめ、「規約変更の内容が、すべての実施 事業所に係るものでない場合、当該変更に係る事業所以外の事業所についても同意あったものとみなすこ とができる」旨を定めているときは、他の事業所の同意は不要とすることが可能となりました。 具体的に、この手続き簡素化が可能な主な事項としては、以下が挙げられます。 ・当該事業所の運営管理手数料 ・当該事業所の加入資格 ・当該事業所の掛金 ・当該事業所の名称 等 ○ 軽微な事項の規約変更手続きの簡素化 軽微な規約の変更とは、省令(確定拠出年金法施行規則第5条)で定める変更です。現行の制度では、こ れら軽微な規約の変更にも労使合意が必要となっております。改正後は、軽微な変更のうち、特に軽微な ものとして省令で定める以下の事項の変更による規約変更については、労使合意が不要となります。 ・事業主の住所 ・実施事業所の所在地 ・運営管理機関及び資産管理機関の住所 <各プランにおける対応の必要性> ・「複数事業所が実施する規約の変更手続きの簡素化」を希望する場合には、規約の変更承認が必要と考え られます。 ・本件に関する具体的なお手続きにつきましては、詳細が決まり次第、必要に応じてご案内いたします。
④中途退職時の脱退一時金受取要件の緩和
(平成 17 年 10 月施行予定) ○ 積立資産が極めて少額の場合に、手数料で資産が減少又は滅失してしまうのを防ぐため、脱退一時金の受 取要件が緩和されます。 ○ 下記①は従来からある脱退一時金の要件の緩和ですが、②は新しい仕組みとして導入されます。これは、 移換にかかる手数料で相当額がかかってしまう場合があるため、資産額が少額であれば、企業を退職した 際に払い出してしまった方が加入者にとって利便性が高いという考えによるものです。 現在 改正後 ①企業型から個人型へ 移 換 後 に 脱 退 す る ための条件 個人型で制度上掛金を納められ ない者(第3 号被保険者等) ・加入期間3 年以下 個人型で制度上掛金を納められ ない者(第3 号被保険者等) ・加入期間3 年以下 又は ・資産額が50 万円以下 ②企業型から直接脱退 するための条件 現在はありません。 資産額が15,000 円以下 ○ ただし、上記は厚生労働省案として示された内容であり、具体的な金額は今後政令で示されることになり ます。<各プランにおける対応の必要性> ・上記②についてはすべてのプランで規約の変更承認が必要となります。 ・ただし、詳細が未定ですので、内容が決まり次第、別途ご案内いたします。
⑤中途退職者に係る脱退一時金相当額の移換の受入
(平成17年10月施行予定) ○ 改正法によって、中途脱退者について、各企業年金制度の間、各企業年金制度と企業年金連合会との間で、 脱退一時金相当額の移換が可能となります。 ○ 具体的には、厚生年金基金・確定給付企業年金の間で、相互の規約に予め定めることによって、転籍・転 職者の移換が可能とされています。加えて、厚生年金基金・確定給付企業年金から、企業年金連合会へ移 換することも可能とされています。 ○ また、厚生年金基金、確定給付企業年金、企業年金連合会から確定拠出年金(企業型・個人型)への移換 が可能とされています。 <各プランにおける対応の必要性> ・本件については、詳細が全く未定ですので、内容が決まり次第、別途ご案内いたします。 確定拠出年金 (個人型) [国民年金基金 連合会] 確定拠出年金 (企業型) 企業年金 連合会 ★ 厚生年金基金 確定給付企業年金 ① ③ ② ② ④ ④ ④ 確定拠出年金 (個人型) [国民年金基金 連合会] 確定拠出年金 (企業型) 企業年金 連合会 ★ 厚生年金基金 確定給付企業年金 確定拠出年金 (個人型) [国民年金基金 連合会] 確定拠出年金 (企業型) 企業年金 連合会 ★ 厚生年金基金 確定給付企業年金 ① ③ ② ② ④ ④ ④ :追加案 :現行 ① 現行では、元の厚生年金基金への復帰者のみ可 ② 現行では、双方の規約において、予め権利義務の移転・ 承継について合意している場合のみ可能 ③ 現行では、厚生年金基金の加入員期間のある者のみ可 ④ 代行部分の支給義務は企業年金連合会へ移換 ★ 厚生年金基金連合会が、役割の拡大に伴って名称変更 :追加案 :現行 :追加案 :現行 ① 現行では、元の厚生年金基金への復帰者のみ可 ② 現行では、双方の規約において、予め権利義務の移転・ 承継について合意している場合のみ可能 ③ 現行では、厚生年金基金の加入員期間のある者のみ可 ④ 代行部分の支給義務は企業年金連合会へ移換 ★ 厚生年金基金連合会が、役割の拡大に伴って名称変更2
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この項では、確定拠出年金事務について、変更になった事項等をご紹介させていただきます。◆60歳未満退職者向け案内について
・確定拠出年金の運営に関して事業主様のお役に立てるよう、標記資料について以下のPDFファイルのよう に作成しております。 ・こちらを印刷して60歳未満で退職される方への案内としてご活用ください。 ・ただし、プランごとに異なる内容があるため、以下の2点が空欄となっています。 ① P2 下段の事業主返還に関する部分 ② P10 上段の「地元の金融機関」を必要に応じてご紹介いただく部分 ・このため、PDFファイルをアクロバットリーダーで開いて上記の空欄の部分にカーソルを合わせていただ くと、数字や文字を入力していただくことができますので、お手数ですが、入力の上、印刷していただきま すようお願いいたします。 ただし、入力したデータを保存することはできないため、印刷の都度、入力していただくことになりますが、 その点はご了承ください。 【廃版】3
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この項では、確定拠出年金の事務について、皆様からよくいただくお問い合わせや参考となるワンポイント等を ご紹介させていただきます。◆よく発生するミス「CSV形式のデータが不完全となっている」
拠出金データファイル、従業員データファイル等の各種データファイルをフロッピーディスクで授受する場 合は、CSV形式※ ※ご参考 「CSV 形式」とは?Comma Separated Value format の略語です。
1行のテキストデータの中でカンマを区切り文字にして複数要素のデータが記録されるデータフォーマット形式です。 Microsoft Excel で作ったファイルを CSV 形式として保存する場合は、シートの列はセル毎にカンマにより区切られ、 行は1行毎に改行記号で区切られます。 また書式などの情報は取り扱えず、文字・数値のみ取扱い可能です。 当該形式で作成されたデータファイルは、アプリケーションやバージョンが異なる場合でもデータの遣り取りが可能 のため、データ授受用のフォーマット形式として広く利用されています。 <CSV形式のデータファイルに不備が生じる主な原因> ○CSV形式のデータファイルを作成した後で、追記や修正する際に、不備が生じたケースが多く見られます。 直接CSV形式のファイルをダブルクリックして Excel でファイルを開き、「上書き保存」してしまうとデ ータに不備が生じます。 ○CSV形式のファイルをダブルクリックすると、多くの場合、自動的に Excel にてファイルが開かれます。 Excel はもともと数字や数式を扱う為の表計算ソフトなので、例えば「0001」としていた場合、勝手に数字 のゼロを抹消して、「1」だけに変換してしまうのです。この状態で掛金額等を修正した後、「上書き保存」 すると、結果としてプランコードや従業員番号等に不備のあるデータとなってしまいます。 (例) 従業員番号が「000123」の場合 で事業主様に作成していただき、弊社へご提出していただいております。 ところが、ご提出いただいたデータに不備があり、再度ご提出していただいているケースが多くあります。 以下では、この不備が発生する主要な原因と、その対策をご紹介いたします。 第1段階:CSV形式のデータファイルをダブルクリックする 第2段階:Excel でデータファイルが立ち上がる エクセルでファイルを開いた時点で従業員番号「000123」は、「123」へと 自動的に変換されてしまいます。 第3段階:他の項目を追記・修正して「上書き保存」する。
<CSV形式のデータの正しい追記・修正方法> ○CSV形式のデータファイルに追記・修正する必要がある場合、弊社では以下の【方法1】でご対応いただ くことをお奨めします。 但し、以下にご注意すれば【方法2】でも正しくデータファイルを作成いただく事が可能です。 【方法1】CSV形式で保存していただく前に作成した Excel ファイルに追記・修正して、再度CSVデー タファイルを作り直す。 フロー図のようにデータファイルに追記・修正する必要が生じた場合(①②)には、必ずデータ作成に 使用した元のExcel ファイルに修正(③④)を行い、そこから再度あらためてCSV形式のデータファ イル(⑤)を作成いただきます。 【方法2】CSV形式のデータファイルを「Notepad」もしくは「メモ帳」からファイルを開き、追 記・修正して「上書き保存」する。 直接、CSV形式のデータファイルに追記・修正される場合は、絶対に Excel ではファイルを開かない で下さい。 「アプリケーションから開く」から必ず「Notepad」もしくは「メモ帳」でファイルを開いて「上書き 保存」してください。 (手順) ①デスクトップにファイルを保存する ②ファイルにマウスを合わせ、右クリックを1回する ③下記<画面1>のような画面が表示されるので、「アプリケーションから開く(H)」を選択し、さらに 「Notepad」もしくは「メモ帳」を選択する。 ④<画面2>のような表示がされますので、この画面で修正を行ってから「上書き保存」します。 ①CSV形式で保存 ②ミスが発覚 ③こちらを修正 ④修正して保存 ⑤CSV形式で保存
<画面1> <画面2> CSV形式のデータファイルを Notepad で開き、追記・修正される場合には、操作ミスにより対象外の 箇所まで変更してしまうケースがございます。入力にはご注意ください。 なお、同じデータ項目を複数箇所修正する場合には「編集(E)」→「置換(R)」の機能をご利用される と間違いが少なく便利です。Notepad を使用される場合にはご利用ください。 このCSV形式のデータファイルの取扱いに関して疑問点等ございましたら、下記弊社窓口までご連絡 ください。 部署名 :年金信託部 確定拠出年金室 電話番号:03-3497-5163 E-mail :[email protected] 以上