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ごあいさつ 当社は 1960 年に日本における合成ゴムの国産化を始めて以来 順調に業容を拡大し 現在では 合成 With chemistry, we can. ゴム 合成樹脂などの 石油化学系事業 および半導体材料 フラットパネル ディスプレイ材料 戦略事業などの 多角化事業 をグローバルに展開して

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Academic year: 2021

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(1)

こんなところにも

JSR

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www.jsr.co.jp

(平成26年3月31日現在) 105-8640 東京都港区東新橋1-9-2 TEL:03-6218-3500 FAX:03-6218-3682 英文社名 JSR Corporation(証券番号 4185) 設立 昭和32年12月10日 資本金 23,320百万円 従業員数 5,548名(連結)  主要製品 市場名 東証1部 単元株数 100株 [石油化学系事業] エラストマー事業 ● 合成ゴム スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロプレンゴム 等の合成ゴムおよび精練加工品 ● 熱可塑性エラストマー 熱可塑性エラストマーおよび加工品 ● エマルジョン 紙加工用ラテックス、一般産業用ラテックス、アクリルエマルジョン、 原料ラテックスの精製加工品等 ● 機能化学材料 高機能コーティング材料、高機能分散剤、工業用粒子、潜熱蓄熱材料、 遮熱塗料用材料、電池用材料等 ● その他 ブタジエンモノマー等の化成品 合成樹脂事業 ABS樹脂、AES樹脂、AS樹脂、ASA樹脂等の合成樹脂 [多角化事業] ファイン事業 ● 半導体材料 フォトレジスト、CMP材料、実装材料、多層材料等 ● フラットパネル・  ディスプレイ材料 カラー液晶ディスプレイ用材料、反射防止膜材料、機能性コーティング材料等 戦略事業・その他 耐熱透明樹脂および機能性フィルム、ライフサイエンス関連材料、 リチウムイオンキャパシタ、光ファイバー用コーティング材料等 この印刷物で使用している用紙は、 森を元気にするために間伐した木材の 有効活用に役立っています。

インフォメーション

(2)

1 事業概要 2 石油化学系事業 2 合成ゴム 4 多角化事業 4 半導体材料/フラットパネル・ディスプレイ(FPD)材料 6 戦略事業:ライフサイエンス事業 8 戦略事業:リチウムイオンキャパシタ(LIC)事業 もくじ 当社は、1960年に日本における合成ゴムの国産化を始めて以来、順調に業容を拡大し、現在では、合成 ゴム、合成樹脂などの「石油化学系事業」および半導体材料、フラットパネル・ディスプレイ材料、戦略事 業などの「多角化事業」をグローバルに展開しています。 2015年3月期からは、2020年ビジョン達成に向けた第二段階「成長軌道へ」と位置付けた新中期経営 計画「JSR20i6」を開始します。 「JSR20i6」では、「結果を出す」、「グローバル化対応」、「持続的競争力の向上」を3つのミッションとして、 目標達成に向けて取り組んでまいります。 今回の「こんなところにもJSR PART6」では、エコタイヤ、スマートフォン、ライフサイエンス、蓄電デバイ スといった先端分野においてJSR製品がどのように関わっているかを紹介しています。各製品の担当役 員からの一言と事業展開の紹介についても掲載いたしました。

企業理念

ごあいさつ

合成ゴム・エマルジョンを中心とした エラストマー事業と、ABS樹脂を取り扱 う合成樹脂事業とで構成されています。 半導体材料やフラットパネル・ディスプレイ材料と、次の柱となる戦略事業、その他 事業で構成されています。

半導体材料

戦略事業・その他

タイヤや自動車部品などに使用される合成ゴ ムに加えて、合成ゴムと合成樹脂の特徴を併 せ持つ熱可塑性エラストマーおよび印刷用紙 の表面加工用ラテックスに代表されるエマル ジョンを事業展開しています。 最先端半導体の様々な製造工程に使われて 微細化・集積化を支えるフォトレジストやCMP (化学的機械的平坦化)材料、多層材料などを 提供しています。 バイオ医薬など最先端の医療ニーズをとらえ た診断試薬材料やバイオプロセス材料および メディカルポリマーを提供しています。

合成樹脂事業

フラットパネル・ディスプレイ材料

リチウムイオンキャパシタ(LIC)事業 ライフサイエンス事業 自動車部品、家庭電化製品、建材など幅広い 用途に使用されるABS樹脂を中心として事業 展開しています。 スマートフォンやタブレットPC、液晶テレビな どで使用されるカラー液晶パネルを構成する 多数の素材で世界トップクラスです。高画質 用の先端製品や中小型パネル用の高機能製 品を得意としています。 エネルギーを有効活用するための蓄電装置 であるリチウムイオンキャパシタを提供してい ます。

石油化学系事業

多角化事業

事業概要

エラストマー事業

私たちJSRグループの企業理念は、

会社の存在意義を明確にしたものです。

マテリアルが生み出す新たな可能性を追求し、

それにより価値を創造することで

社会に貢献することを目指してまいります。

マテリアルを通じて価値を創造し、

人間社会(人・社会・環境)に貢献します。

(3)

合成ゴム

近年の環境意識の高まりを背景として日本をはじめ、EU、韓国で、エコタイヤの普及を促進するラベリング制度が導入され、 今後アメリカなどでも導入が見込まれています。 JSRの製品である溶液重合SBR(S-SBR)とネオジウムBR(Nd-BR)はエコタイヤに使用されています。

ラベリング制度の拡大・浸透によりS-SBR市場は タイヤ全体を上回る成長率で拡大していく見込みです。 (2010〜2013年平均) (工場建設予定地)

JSR MOL Synthetic Rubber (ハンガリー)

2017年稼働予定 6万トン/年

JSR BST Elastomer (タイ)

2013年第1期稼働 5万トン/年 2016年第2期稼働予定 5万トン/年

JSR (日本・四日市)

6万トン/年

22

万トン/年

2017年

11

万トン/年 2014年

石油化学系事業

サイドウォール

トレッド

断面図 タイヤの転がり抵抗性能とウェットグリップ性能を等級化して表示 する制度です。日本では転がり抵抗性能の等級がA以上で、ウェッ トグリップ性能の等級がa〜dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タ イヤ(エコタイヤ)」と定義し、統一マークを表記しています。 自動車が動いたり止まったりする時に路 面をとらえる力をグリップ性能といい、 特に滑りやすくなる濡れた路面でのグ リップ性能が重要になります。 ラベリング制度 ウェットグリップ性能

用 語 解 説

タイヤの回転を妨げる力の ことで、走行時のタイヤの 変形によるエネルギーロス が主な原因です。 転がり抵抗性能 溶液重合SBR(S-SBR) 「溶液(solution)重合」という方 法で作るスチレン・ブタジエンゴ ム(SBR)です。JSRのS-SBRはエ コタイヤ用に開発したグレード が中心です。独自の構造により タイヤに使用した時のウェットグリップ性能と転がり抵 抗性能を両立させて、タイヤが原因となる燃費ロスを 小さくしています。四日市工場で能力を増強したのに 加えて、タイの新工場の稼働を開始しました。 ネオジウムBR(Nd-BR) 「ネオジウム(ネオジム:Nd)触 媒」を使って作るポリブタジエン ゴム(BR)です。走行中のタイヤ でのゴムによるエネルギーロス が減るので省燃費効果がありま す。トラック・バス用タイヤのトレッド部分にも使用さ れ、摩耗しにくいことからタイヤの長寿命化にも貢献 しています。 JSRの S-SBRが 使われています JSRの Nd-BRが 使われています

エコタイヤを支える合成ゴム

低燃費タイヤ 統一マーク

担当役員から一言

川崎弘一 専務執行役員

JSRのS-SBRの性能および品質については、多くのお客様から高い評価をいただいており、既に広く採用さ れています。また、環境志向の高まりや世界各国でのラべリング制度の拡大などに伴い、今後益々需要が 拡大するものと期待しております。需要拡大に応えるために、2012年末に四日市工場の能力増強を行い、 2013年末にはタイの新工場を立ち上げました。更に第2期の建設も始めています。加えて、特に環境意識 の高い欧州での需要増加が見込まれるため、ハンガリーでの工場建設も決定しました。性能・品質面だけ でなく、グローバルな供給体制を早期に確立して、名実ともに世界No.1のS-SBRメーカーを目指します。 乗用車タイヤ成長率+2%

S-SBR成長率+8%

S-SBRのグローバルな生産体制

JSR S-SBRの生産能力拡大

(4)

LED ガラス基板 ガラス基板 導光板

カラー液晶パネルの基本構造

半導体材料/フラットパネル・ディスプレイ(FPD)材料

最先端技術が詰まったスマートフォンなどのモバイル機器には、 JSRの様々な素材が使用されています。

スマートフォンを支える先端素材

担当役員から一言

永廣泰久 常務執行役員(FPD材料担当)

担当役員から一言

杉本健 執行役員(半導体材料担当)

液晶テレビやタブレットPC、スマート フォンなどに使われている液晶パネル には、用途によって高精彩や省電力な ど様々な要求があります。液晶パネル メーカーの多様な要求に応えるため、 日本だけでなく、顧客に近い韓国、台 湾でも研究開発を行っています。着色 レジストや配向膜といった材料に加え、タッチパネルや導光 板、カメラモジュール用材料等の開発も行っており、総合的な ディスプレイ材料メーカーとして貢献しています。 JSRの半導体材料は、独自の高分子技 術や感光性材料技術を柱として、世界 中の半導体メーカーや半導体製造装 置メーカーなどとのネットワークを活 用することにより、常に最先端の分野 を切り開いております。最新鋭の研究 開発設備を四日市研究所に有し、日米 欧の各地域での生産設備を完備しており、世界トップクラスの フォトレジストをはじめとする高品質の材料を供給することで IoT(Internet of Things)の時代を支えています。

モバイル機器向けパネル用材料のトレンド

液晶テレビ用大型パネルと異なり、小さなパネルサイズの中で、動画、静 止画、文字情報といった様々なコンテンツをクリアかつ色鮮やかに表示す る必要があります。低消費電力や動画の動きの滑らかさなども要求され ます。そのため従来のFPD材料とは異なる新規材料が必要です。 例えば、クリアな画像のための高解像度を実現する高精細画素用スペー サー、バックライト効率を向上させ低消費電力を実現する高透過RGB画 素形成用着色レジスト、液晶の駆動を高度に制御して美しい表示品位を 提供するモバイル用配向膜など、様々な先進的JSR製品が、スマートフォン やタブレットPCなどモバイル機器のパネルに採用されています。 感光性スペーサー 液晶パネルを構成する上下2枚のガラス基板の 間に液晶を入れる隙間を作るための材料です。 配向膜 液晶の層を挟み、液晶分子を一定方向に並べ るための材料です。 着色レジスト 光の三原色である赤・緑・青(RGB)の微小な画 素で構成されているカラーフィルターの各画素 を形成するための材料です。

半導体材料 製造拠点

半導体材料 製造拠点

半導体材料・FPD材料 開発・製造拠点

半導体材料・FPD材料 製造拠点

FPD材料 開発・製造拠点

JSR Micro Korea

JSR Micro Taiwan

JSRマイクロ九州

JSR

JSR Micro N.V.

(日本・佐賀) (日本・四日市) (ベルギー・ルーヴェン) (台湾・雲林県) (韓国・忠清北道)

半導体材料 開発・製造拠点

JSR Micro, Inc.

(米国・サニーベール) モバイル機器には高性能の半導体チップが多く使われ ています。演算処理が得意なマイクロプロセッサーや、 アプリケーションソフトや動画などの記録に使われるメ モリーチップなどです。JSRの最先端半導体材料はこれ ら半導体チップの小型化、低消費電力化、高速化、大容量化に欠かせ ない材料として世界中の半導体メーカーで採用されています。

多角化事業

半導体材料のトレンド

(5)

戦略事業:ライフサイエンス事業

「予防」や「個別化治療」といった医療トレンドの変化に伴い、医薬品も抗体医薬などに代表される バイオ医薬(高分子薬)が使われていきます。 JSRグループでは、診断試薬材料やバイオプロセス材料でバイオ医薬の開発や製造を支えていきます。

バイオ医薬の開発や製造を支える創薬支援材料

担当役員から一言

佐藤穗積 副社長執行役員

高齢化が益々進む中で、健康・医療に関わる市場の大きな成長が見込まれています。JSRは長く診断薬用 粒子の開発・販売を手掛け、国内のみならず海外の診断薬メーカーでも好評を得ております。本技術を生 かし、医学生物学研究所を始めとする提携先との共同開発を通して診断薬、創薬支援試薬事業へと領域 を拡大しています。また粒子技術に半導体材料で培った高度な品質管理技術を融合させ、急速に市場成 長している抗体医薬の精製工程で使用されるプロセス材料の本格販売を開始しました。JSR本来の強み であるエラストマーの医療用途への展開を加え、ライフサイエンス事業を大きな柱に育てていきます。

診断試薬材料

血液検査やインフルエンザテストなどで使われる体外診断用試 薬は、JSR製品の粒子に医薬品メーカーが目的に応じた試薬とし ての性質を付加して製造します。 資本業務提携先であるMBLは国内抗体メーカーのパイオニア で、MBLの保有する技術にJSRグループの高分子技術・バイオ 技術とグローバルな販売体制を融合して、体外診断用試薬や研 究用試薬の原料から診断薬・器具・装置・デバイスへと事業の対 象領域を拡大していきます。 体外診断用試薬や研究用試薬の原料としてラテックス粒子 や磁性粒子を提供し、創薬の研究や臨床試験における分析 とスクリーニング※に貢献します。 抗体医薬製造において、副産物が混ざっている中から目的 の抗体医薬を高純度で効率よく得るための精製工程に貢献 します。

バイオプロセス材料

医薬品メーカーが抗がん剤やリウマチ治療薬のような抗体医 薬を製造する過程で用いる材料です。精製工程向けの製品は その代表です。バイオ医薬品の製造技術が高度化する中、精 製工程のコストが課題となっており、目的の成分を高純度にか つ効率よく精製を行う技術が常に求められています。 国内外ベンチャー企業などとの提携により、市場への製品提 供を早めるとともに効率的な精製工程のソリューションも提供 していきます。

捷和泰(北京)生物科技(J&W)

JSRライフサイエンス

JSR Micro, Inc.

JSR Micro N.V.

(米国・サニーベール) (ベルギー・ルーヴェン) (中国・北京) (日本・つくば)

診断試薬材料

バイオプロセス材料

精製用担体の提供から 高分離能かつ高効率な精製プロセスの ソリューション提供へ メディカルポリマー技術や 試薬を活かした 器具・装置・デバイスへ 原料や試薬から 診断薬等の創薬へ

医学生物学研究所(MBL)との提携など

基礎研究 応用研究 臨床試験 審査・承認 製品 バイオ医薬の創薬プロセス

国内外ベンチャー企業などとの提携

精製用担体

(例)プロテインA担体

「Amsphere

®

Protein A」

試薬原料

中間体 研究試薬

(6)

薄型軽量コンパクトかつ放熱性に優れるラミネート型 と、堅牢性に優れ、空間を効率良く活用して設置できる 角缶型の2つのタイプがあります。 多くのセル製品を使用する場合に、あらかじめセル製 品をまとめて組み込むことにより、利便性を高めた製 品です。

JMエナジー 年産300万セル量産工場建設

2015年 商業生産開始予定

既存工場

ラミネート型セル 角缶型セル 標準モジュール 多連結高電圧モジュール リチウムイオンキャパシタ(LIC)は、 風力・太陽光などの自然エネルギーによる発電の効率的な利用を 可能にし、回生エネルギーの取り込みなど瞬間的に大きなエネルギー を充放電できる蓄電デバイスの一つです。 リチウムイオン電池(LIB)と電気二重層キャパシタ(EDLC)の特長を 併せ持ち、採用実績の拡大を進めています。

エネルギーを有効活用するリチウムイオンキャパシタ ULTIMO

(アルティモ)

® 大 小 小 出力 大 電気二重層キャパシタ LIC 燃料電池 容量 リチウムイオン 電池

量産新工場

セル製品 モジュール製品 JMエナジー JSR100%出資のグループ会社で、LICを世界で 初めて量産化しました。現在、供給体制を強化す るために、新しい量産工場を建設中です。

採用実績拡大

エネルギー回生/ピークアシスト

ブレーキ時などに発生するエネルギーを蓄え、 発進時などのエネルギーとして利用 パワーショベル ハイブリッドバス 瞬時電圧低下補償装置

高電圧・据置型

大容量、高出力

小型・軽量化

携行X線撮像装置

低電圧・据置型

搬送機器

低電圧・移動型

高電圧・移動型

多角化事業 戦略事業:リチウムイオンキャパシタ(LIC)事業

リチウムイオンキャパシタ(LIC)の位置づけ

担当役員から一言

小林英一 執行役員

JSRグループのリチウムイオンキャパシタ(ULTIMO®シリーズ)は、高い信頼性、安全性、耐久性に加えて、電気二重 層キャパシタと比較して、充放電システム全体として60〜70%のダウンサイズ(小型化)が可能であることから、医 療機器、建設機器、産業機器などで着実に採用が拡大しています。各国の燃費・排ガス規制に対応するため、自動車・ 鉄道など移動体用途での検討も進み、昨年は欧州でバスへの搭載も始まりました。本格的な供給体制を整えるとと もに、マテリアルズ・イノベーションの力を活かして、優れたキャパシタを世の中に提供していくことで、年率25%以 上の成長率で伸長する大容量キャパシタ市場でリーディングカンパニーとしてのポジションを狙っていきます。

参照

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