T he Text for students pre paring
for the Licensed Tax Accountant examination
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基礎・応用
完成テキスト
固 定 資 産 税
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科目紹介
固定資産税は、田・畑・宅地といった「土地」、住家・店舗・工場・事務所といった「家屋」、機 械装置・器具備品・船舶といった「償却資産」に対し、これらの資産が所在する市町村において課 する税金で、各市町村の大きな財源となっています。 また、資産の保有に対して経常的に課税されることから、資産管理等において特に注目を浴びて いる税金でもあります。 税理士試験では、固定資産税額を算定する問題(計算問題)と、固定資産税に関連する法律を解 答する問題(理論問題)が出題されます。 事務所内の器具備品等 萩原税理士事務所 敷 地 家 屋 償却資産 固定資産 土 地 市町村 課税受講にあたって
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計算の学習方法
計算問題では、固定資産税額を算出させる総合問題が出題され、計算過程を明示しながら罫線の みの答案用紙に解答することとなります。 計算は難易度が高くないため、比較的取り組みやすく、早い段階で合格レベルに達することがで きますが、多くの受験生が高得点をマークする傾向にあり、決して油断できません。 したがって、計算については、基本的な問題を迅速に、かつ、正確に解答する力が要求されるこ ととなります。学習方法としては、まず問題集で個別問題の演習を重ね、ある程度学習が進んだの であれば、総合問題の演習を行い、そして確認テスト、模擬試験で総仕上げを行うことにより実力 を養成します。日々の積み重ねが大切ですから、毎日少しずつ、学習を継続するよう心掛けて下さ い。 また、固定資産税の場合、国税のように解答欄の指示がないので、計算タイトル及び計算過程を 必ず書く様にして下さい。3
合格のための四箇条
固定資産税のボリュームは、所得税法、法人税法、相続税法といった科目の 3 分の 1 程度です。 しかしボリュームが少ないからといって、いいかげんな気持ちで勉強したのでは、合格すること はできません。次に掲げることは、確実に合格するための秘訣として常に念頭に置いて下さい。⑴ 常に合格を志し、最後まで諦めないこと
いくら良い素質を持っていたとしても、本人に合格する気持ちがなければ合格することはでき ません。常に「合格」の二文字を心の中で持ち続けて下さい。⑵ 講義は絶対に休まないこと
「不合格」の通知をもらうためには、講義を欠席することが一番です。途中まで順調に来てい た人が、たった一回の欠席で成績を落としてしまうこともしばしば見受けられます。固定資産税 は特に一回一回の講義の積み重ねが合格へのステップとなりますから、講義は絶対に休まないで 下さい。⑶ 毎日コツコツと継続して勉強すること
「固定資産税はボリュームが少ない」という理由から、一週間に一日だけまとめて勉強し、あ との日はテキストすら開かない様な勉強の仕方をする人がいますが、これでは実力はつきませ ん。毎日コツコツと継続して勉強して下さい。⑷ 理論・計算とも、まんべんなく学習すること
「計算は得意だけど、理論が今一つ」という方が多いようですが、これでは合格することはで きません。その逆も同じです。また、同じ理論の中で得意な部分と不得意な部分がある様でも合 格することはできません。つまり、理論・計算ともまんべんなく学習する必要があります。−0−
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税法条文の基礎知識
⑴ 条文構成
地方税法の体系は以下のようになっており、「地方税法」を中心として各々が重要な役割を果 たしています。 このうち講義で主に使用するのは「地方税法」「地方税法附則」「地方税法施行令附則」です。 名 称 該 当 条 文 略 称 地 方 税 法 第341条〜 法 地 方 税 法 附 則 第14条〜 法附則 地 方 税 法 施 行 令 第49条〜 令 地 方 税 法 施 行 令 附 則 第10条の 3 〜 令附則 地 方 税 法 施 行 規 則 第10条の 2 の10〜 規 地 方 税 法 施 行 規 則 附 則 第 5 条の 3 〜 規附則 地 方 税 法 施 行 規 則 様 式 第23号様式〜 様 式 地 方 税 法 の 施 行 に 関 す る 取扱いについて(市町村税関係) 第 3 章 取扱通知 地 方 税 法 附 則 地方税法施行令 地方税法施行令附則 地 方 税 法 施 行 規 則 地 方 税 法−-−
⑵ 条文の表示
⑶ 税法条文の読み方
① 「及び」「並びに」 「及び」と「並びに」という用語は、その前後の言葉や文節をつなぐため用いられます。両 者とも「いずれも」という同じ意味(併合的連結)ですが、 2 つの言葉や文節をつなぐときに はまず「及び」が用いられます。また、このような文節が複数並列される場合には、大きな意 味の併合的連結には「並びに」が用いられ、その中の小さな意味の併合的連結には「及び」が 用いられます。 ② 「又は」「若しくは」 「又は」と「若しくは」という用語も、その前後の言葉や文節をつなぐため用いられます。 両者とも「どちらか」という同じ意味(選択的連結)であり、①と同様に、 2 つの言葉や文節 をつなぐときにはまず「又は」が用いられます。また、このような文節が複数並列される場合 には、大きな意味の選択的連結には「又は」が用いられ、その中の小さな意味の選択的連結に は「若しくは」が用いられます。 法 3 6 4 ③ 二 地 方 税 法 地 方 税 法 附 則 地 方 税 法 施 行 令 地方税法施行令附則 地 方 税 法 施 行 規 則 第364条 第 3 項⇨条文上、数字で 2 、 3 、 4 、……と表示されている部分。 ( 1 については表示されません。) 第 2 号⇨条文上、漢字で一、二、三、……と表示されている部分。 (この中を更に分ける場合には、イ、ロ、ハ、と表示されます。)−=− ③ 「以上」「以下」「超える」「未満」 これらの用語は、いずれも数量的な限定をする場合に用いられます。 イ≥「以上」と「以下」 その示す数を含み、その数より「上」又は「下」の数を意味します。 ─具体例─ この大会は、20歳以下の選手のみ参加できる。 ⇨20歳の選手は参加できる。 ロ≥「超える」と「未満」 その示す数を含まず、その数より「上」又は「下」の数を意味します。 ─具体例─ この大会は、20歳未満の選手のみ参加できる。 ⇨20歳の選手は参加できない。 ハ≥ 数量的限定の記号の表示方法 ─具体例 1 ─ 規定の重量は、65㎏以上70㎏以下である。 ⇨65㎏≦規定の重量≦70㎏ ─具体例 2 ─ 規定の重量は、65㎏超70㎏未満である。 ⇨65㎏<規定の重量<70㎏ 20以上 20以下 20 20を超える 20未満 20
−03− テキスト、問題集を以下のように有効に使用して下さい。 【固定資産税:復習のスケジュール】 下記の例示を参考に、各自の生活に合わせた学習のスケジュールを設定して下さい。 テキスト・問題集等 を 使 用 し た 学 習 今回の学習内容 次回の学習内容 前 回 の 確 認 ミ ニ テ ス ト テキスト・問題集等 を 使 用 し た 学 習 ← 復 習 復 習 総復習の 確 認 テ ス ト 今 回 の 学 習 内 容 問 題 集 の 個 別 問 題 を 解 答 → → 不 明 点 を テ キ ス ト に て 確 認 問 題 集 の 総 合 問 題 を 解 答 → 不 明 点 を テ キ ス ト に て 確 認 → 次 回 の 学 習 内 容 → 確認テストに向けて問題集を再解答 → 確 認 テ ス ト を 受 験 → 通常学習 確認テスト前学習
各教材を使用した学習方法
第 1 章
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固定資産税の位置づけ
租税には、法人税・所得税などに代表される国税と、住民税・事業税・固定資産税などに代表さ れる地方税がある。 このうち地方税は、課税する者が道府県であるのか市町村であるのかによって、道府県税と市町 村税とに分類され、さらに、その税収入の使途に制限があるのかないのかによって、目的税と普通 税とに分類される。 固定資産税は、市町村が課する「市町村税」であり、かつ、その税収入の使途に制限のない「普 通税」として位置づけられる。2
租税債権の確定方法
租税債権の確定方法の代表的なものとして、賦課課税方式と申告納税方式とがある。 賦課課税方式とは、納付すべき税額を課税する者(課税権者)が確定する方法のことをいい、申 告納税方式とは、納税者の申告によって納付すべき税額が確定する方法のことをいう。 固定資産税では前者の賦課課税方式が採用されている。 申告納税方式 納税者が自ら税額を計算 所得税、法人税、相続税、消費税等 課税権者が税額を決定 固定資産税、不動産取得税、自動車税等 賦課課税方式 地方税 国 税 租 税 目 的 税 道 府 県 税 市 町 村 税 普 通 税 目 的 税 普 通 税1
固定資産税の概要
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固定資産税の課税要件
課税要件とは、課税するために必要となる要件のことをいうが、固定資産税の主な課税要件とし ては、課税客体、課税団体、納税義務者、課税標準等がある。⑴ 課税客体(法342)
課税客体とは、課税の対象となる物件等をいうものであるが、固定資産税の課税客体は「固定 資産」である。 一概に「固定資産」といってもその範囲は非常に広いものであるが、固定資産税の課税客体と なる「固定資産」は、土地、家屋及び事業用の償却資産とされている。 参 考 ◦固定資産税は、従来の「地租」、「家屋税」、「船舶税」、「電柱税」等を昭和25年に廃止するとと もに、これらを統合して創設されたものであり、それぞれの課税客体を引き継いでいる。⑵ 課税団体(法342)
課税団体とは、課税する権限を有する地方団体をいうものであるが、固定資産税の課税団体は 「固定資産が所在する市町村」である。 これは、「固定資産を使用するにあたりその所在市町村から様々な行政サービスを受けており、 その受益の度合に応じて固定資産税を負担すべきである。」という「応益負担的」な考え方に基 づくものである。 A市 甲:所有者(A市在住) 課税 自宅 B市 甲:所有者(A市在住) 課税 別荘−4− 5 10 15 20 25 30 35
⑶ 納税義務者(法343)
納税義務者とは、地方税法の規定により地方税の納税義務があると定められた者をいうもので あるが、固定資産税は、所有者課税主義の考え方がとられており、その納税義務者は「固定資産 の所有者」である。⑷ 課税標準(法341五、法349、法349の 2 )
課税標準とは、課税物件の数量的表現をいうものであるが、固定資産税の課税標準は「固定資 産の価格」である。 ポイント ◦固定資産税の課税標準となるべき価格は、実際に取り引きの際に使われる売買価額ではなく、 適正な時価として市町村長が固定資産評価基準によって決定するものである。⑸ 税 率(法350)
税率とは、課税標準に対する税負担の割合のことをいう。つまり、税額は課税標準に税率を乗 じて算定することとなる。 固定資産税の税率は、本来その市町村の財政状態や住民の意見をふまえ、その市町村の意思に よって定められるべきものであるが、全く基準を設けないとなると、全国を通じて租税負担の均 衡が崩れてしまいかねない。そこで、固定資産税では、通常よるべき税率(標準税率)を定める ことによって、租税負担の均衡を保っている。 ポイント ◦課税標準×税率=税額 ◦標準税率…100分の1≥4⑹ 免 税 点(法351)
租税負担の均衡という見地からすれば、固定資産税はすべての固定資産に対して課税すべきで あるが、零細な課税客体にまですべて課税することとなると、徴税の事務が煩雑となるばかり か、徴税費も増加し、徴税の効率はかえって悪化することとなる。そこで免税点を設け、それに 満たないような零細な課税客体には課税を行わないこととしている。 具体的には、一の所有者の所有する土地、家屋又は償却資産の課税標準となるべき額が土地に あっては30万円、家屋にあっては20万円、償却資産にあっては150万円に満たない場合には原則 として固定資産税を課することができないこととなっている。 A市 甲:所有者(A市在住) 課税 自宅 納税 B市 甲:所有者(A市在住) 乙:使用者 課税 別荘 納税−5− 5 10 15 20 25 30 35
ま
と
め
課 税 客 体 固定資産(土地、家屋、償却資産) 課 税 団 体 固定資産所在の市町村 納税義務者 固定資産の所有者 課 税 標 準 固定資産の価格(適正な時価) 税 率 標準税率…100分の1≥4 免 税 点 土地…30万円 家屋…20万円 償却資産…150万円−6− 5 10 15 20 25 30 35
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賦課期日(法359)
固定資産税は、市町村の会計年度(その年の 4 月 1 日〜翌年 3 月31日)単位で課税することとさ れている。つまり、市町村の一会計年度に一度だけ課税される税金である。 一方、固定資産税の課税客体である固定資産の状況(土地の使用状況、家屋の状態等)や納税義 務者である固定資産の所有者等は、永久に変化しないというものではなく、市町村の一会計年度中 にその状況が変わることも当然予想される。したがって、固定資産の現況に応じた課税を厳密に行 おうとするならば、毎日その固定資産について調査を行う必要があるが、膨大な数に上る課税客体 の一つ一つについて毎日調査することは物理的に無理があり、また事務手続が増加する分、徴税効 率も悪化することとなる。 そこで、地方税法では課税要件を確定する日として賦課期日を定め、この賦課期日における現況 により課税を行うこととしている。特に固定資産税では賦課期日を「当該年度の初日の属する年の 1 月 1 日」と定めている。 具体的には、平成28年度分の固定資産税については平成28年 1 月 1 日が賦課期日となり、この日 の現況によって課税要件を確定し、平成28年度分の課税を行うこととなる。 図 解 1 / 1平成28年(暦年)12/31 4 / 1 A 3 /31 B 1 / 1 賦課期日= 所有者 価 格 異動 ・ 変動 平成28年度−7− 5 10 15 20 25 30 35
具体例
⑴ 下記に掲げる家屋に対して平成28年度分の固定資産税が課されるか否かを判定しなさい。 ① 平成27年11月 9 日に建築された家屋 ⇨課税される ② 平成27年11月 9 日に建築された家屋が平成28年 1 月 2 日に火災により全焼した場合 ⇨課税される ③ 平成27年11月 9 日に建築された家屋が平成27年12月31日に火災により全焼した場合 ⇨課税されない ⑵ 以前からAが所有していた家屋を、平成28年 3 月31日にBに譲渡した場合における平成28 年度分の固定資産税に係る納税義務者を判定しなさい。 ⇨A 図 解 課税される 課税される 課税されない H28 1 / 1 H284 / 1 H293 /31 焼失 Aが所有 Bに譲渡 焼失 aq aw ae Aが納税義務者 s 賦課期日 平成28年度 課税要件の確定−8− 5 10 15 20 25 30 35 参 考 ⑴ 賦課期日を 1 月 1 日としている理由 ◦例えば、平成28年度分の固定資産税を平成28年 4 月(平成28年度の最初)から徴収するため には、当然それまでに課税客体、納税義務者、課税標準等をあらかじめ確定しておかなけれ ばならない。そこで、その手続に要する期間をおよそ 3 ヵ月と想定し、 4 月から 3 ヵ月さか のぼった時点を賦課期日としている。 ◦固定資産税は賦課期日の現況によって課することとなるが、賦課期日において土地の造成、 家屋の増改築、所有者の異動等があった場合には、その正確な把握が困難となる場合が考え られる。そこでそれらの異動が最も少ないと考えられる 1 月 1 日(元旦)を賦課期日として 定めたのである。 ⑵ 台帳課税主義 ◦固定資産税は「台帳課税主義」を採用しており、賦課期日における現況により確定された課 税要件が固定資産課税台帳に登録され、この登録された事項に基づき課税が行われる。 なお、固定資産課税台帳とは、土地課税台帳、土地補充課税台帳、家屋課税台帳、家屋補充 課税台帳、償却資産課税台帳の 5 種類の台帳を総称するものである。
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固定資産税の納期(法362)
地方税を納付すべき期間を「納期」というが、固定資産税の納期は、原則として、 4 月、 7 月、 12月及び 2 月中において、当該市町村の条例により定めることとされている。 このように納期を 4 期に分けているのは、一年度分の税額を一度に納税者から徴収することが納 税者にとって負担が大きいことを考慮し、より円滑な徴収を期するためである。 また、 4 月、 7 月、12月及び 2 月中とされているのは、他の税金の納期との重複をできるだけ避 けるためである。しかし、災害や法改正等があったことにより、市町村が行う税額計算が滞ってし まう場合等も考えられるため、このような場合には別の納期を定めることも認められている。6
固定資産税の徴収方法(法364)
市町村が確定した固定資産税は、普通徴収の方法により徴収される。普通徴収とは、徴税吏員 (通常は市町村長)が納税通知書を納税者に交付することによって地方税を徴収することをいう。 つまり、固定資産税は、市町村が確定した固定資産税額を納税通知書に記載し、これを納税者(固 定資産の所有者)に交付することによって徴収していくこととなる。 納税通知書発付年月日 平 成 X1 年 4 月 8 日 M市市長 〒○○○−△△△△ M市××× 2 丁目 大 原 太 郎 殿 下記の税額を納付して下さい。M 市
市長印
平成 X1 年度 固定資産税都市計画税 納税通知書 都 市 計 画 税 合 計 税 額 納税通知書番号 円 固 定 資 産 税 円 3 3 0 6 2 5 0 1 3 2 2 5 0 0 0 2 9 8 0 0 0 0 2 9 8 0 0 0 0 6 2 8 6 0 0 0 8 8 0 0 0 1 6 2 0 5 0 0 0 4 8 6 0 0 円 円 円 円 円 円 土 地 家 屋 税 額 税率 合 計 課 税 標 準 額 納 付 場 所 第 1期 分 0 ≥ 3 1 0 0 1 ≥ 4 1 0 0 円 円 円 日間 ¥ 3 4 0 0 0 円 円 ¥ 3 4 0 0 0 円 ¥ 3 4 0 0 0 円 ¥ 3 4 6 0 0 円 ¥ 1 3 6 6 0 0 4 1 2 0 4 0 6 6 第 1 期 分 期別 納期限 第 2 期 分 報 奨 金 額 口 座 振 替 金 融 機 関 番 号 第 3 期 分 第 4 期 分 平成X1年4月30日 平成X1年 7 月31日 平成X1年 6 月30日 までに納める場合 M 市 内 各 郵 便 局 を 除 く 上 記 各 所 上記の報奨金額は地方税法第 365条の規定により算定した ものです。 M市指定金融機関及びその 派出所、M市指定代理金融 機関及びその派出所、M市 公金収納取扱店、M市内各 郵便局 当 市 内 M 市 指 定 金 融 機 関 派 出 所 納 期 内 平成X1年 4 月30日 までに納める場合 領 収 証 書 第 1 期 分 税 額 (延滞金がある場 合は合計金額)を 受け取りました。 平成X1年 7 月 1 日 以後に納める場合 平成X1年12月27日 平成X2年 2 月28日 摘要〔
〕
報 奨 金 延 滞 金 領 収 印 合 計 金 額 延 滞 日 数 自至−10− 5 10 15 20 25 30 35
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算 式
固定資産税額は、次の算式によって算出される。 課税標準額×税率=固定資産税額 ポイント ◦「課税標準額」とは、税額算出のために税率を乗ずべき額をいう。 ◦「課税標準額」は、個々の固定資産の課税標準(=価格)を基礎として、市町村ごと、所有者 ごとに求める。2
計算方法
具体例
平成28年 1 月 1 日現在における甲氏所有の固定資産 A市(標準税率を採用)⑴ 課税標準額
① 免税点の判定(法351本文) 固定資産の種類 免 税 点 の 額 土 地 300≤000円 以上で課税 家 屋 200≤000円 償 却 資 産 1≤500≤000円 家屋 12≤345≤000円 土地(宅地) 9≤876≤554円 土地(田) 80≤000円 1≤000≤000円 償却資産(田植機)2
税額計算の基本
−11− 5 10 15 20 25 30 35 ポイント ◦零細な課税客体を排除し、徴税の合理化を図るために「免税点制度」が設けられている。 ◦資産の種類(土地、家屋、償却資産)ごとに価格を合計し、資産の種類ごとに免税点の判定を 行う。 土 地 9≤876≤554円+80≤000円=9≤956≤554円≧300≤000円 家 屋 12≤345≤000円≧200≤000円 償却資産 1≤000≤000円<1≤500≤000円 ② 土地、家屋、償却資産の価格を合計(免税点に満たないものは合計しない。) 9≤956≤554円+12≤345≤000円=22≤301≤554円 ③ ②に千円未満の端数があるときは切捨(法20の 4 の 2 ①) 22≤301≤554円→22≤301≤000円
⑵ 固定資産税額
① 課税標準額×税率=固定資産税額 22≤301≤000円×1≥4100=312≤214円 ② ①に百円未満の端数があるときは切捨(法20の 4 の 2 ③) 312≤214円→312≤200円 ポイント ◦固定資産税の標準税率は1≥4100である。 ◦A市は、固定資産税額(312≤200円)等を記載した納税通知書を甲氏に対して交付することに より固定資産税を徴収する。 ◦甲氏がA市以外の市町村内に他の固定資産を所有している場合には、それぞれの市町村ごとに 課税標準額、固定資産税額を求める。−12− 5 10 15 20 25 30 35
ま
と
め
−平成○年度分− (単位:円) <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ① + = ≧300≤000 ② ≧200≤000 ③ ≧1≤500≤000 ④ ①+②+③= ∴ ≤000円(千円未満切捨) ⑵ 税 額 ⑴×税率= 答 00円(百円未満切捨)アドバイス
◦資産の種類ごとに価格を合計したあと、免税点の判定を忘れないこと。 ◦千円未満切捨、百円未満切捨の表示を忘れないこと。 ◦税率は、問題文から読みとること。−13− 5 10 15 20 25 30 35
範 例
甲市内に次に掲げる固定資産を所有する乙に対して課される平成28年度分の固定資産税額を、 計算過程を明示して算出しなさい。 計算にあたり使用する税率は標準税率とし、免税点の判定は地方税法第351条本文の規定によ るものとする。 A 土 地 の 課 税 標 準 8≤880≤000円 B 土 地 の 課 税 標 準 120≤000円 家 屋 の 課 税 標 準 3≤485≤500円 償却資産の課税標準 1≤250≤000円 −平成28年度分− (単位:円) <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ① 8≤880≤000+120≤000=9≤000≤000≧300≤000 ② 3≤485≤500≧200≤000 ③ 1≤250≤000<1≤500≤000 ④ ①+②=12≤485≤500 ∴12≤485≤000円(千円未満切捨) ⑵ 税 額 ⑴×1≥4100=174≤790 答 174≤700円(百円未満切捨)−2−
問題 1 固定資産税の体系
ランク 標準時間A 2 分 次の⑴〜⑽に当てはまる適当な言葉又は数字を答えなさい。 固定資産税の課税要件 課 税 客 体 ⇨ ⑴、⑵及び事業用の⑶ 課 税 団 体 ⇨ 固定資産が所在する⑷ 納税義務者 ⇨ 固定資産の⑸ 課 税 標 準 ⇨ 固定資産の⑹ 税 率 ⇨ 標準税率は⑺ 免 税 点 ⇨ 課税標準となるべき額が、⑴にあって は⑻円、⑵にあっては⑼円、⑶にあっ ては⑽円に満たない場合には、固定資 産税を課することができない。 〔解答欄〕 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑹ ⑺ ⑻ ⑼ ⑽ 解 答P≥114−3−
問題 2 賦課期日
A 2 分 設問 1 下記の文章中の( )に当てはまる適当な言葉を答えなさい。 賦課期日とは、課税客体、課税団体、納税義務者、課税標準その他の課税要件を確定する日と して地方税法上定められているものであり、固定資産税における賦課期日は、( )で ある。 設問 2 次に掲げる固定資産はいずれも甲が所有するもの(又は所有していたもの)であるが、それぞ れの場合においてS市は甲に対して平成28年度分の固定資産税を課税することができるか否かを 判定しなさい。 なお、⑵、⑶については、取得又は売却の日から 1 月以内に所有権移転登記等を完了している ものとする。 ⑴ 平成27年10月30日にS市内に建築された家屋A ⑵ 平成28年 3 月20日に乙から取得したS市内の土地B ⑶ 平成28年 5 月15日に丙に売却したS市所在の土地C及び家屋D ⑷ 平成28年 6 月 5 日にS市からT市に移設した償却資産E ⑸ 平成28年 1 月25日にU市からS市に移設した償却資産F 〔解答欄〕 設問 1 設問 2 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ ⑸ 解 答P≥114−4−
問題 3 税額計算の基本
ランク 標準時間A 8 分 設問 1 A県B市において下記の土地及び家屋を所有するCに対して課することとなる平成28年度分の 固定資産税額を、計算過程を明示して算出しなさい。 なお、税率は標準税率によるものとし、免税点は地方税法第351条本文の免税点による。 <資 料> Cが所有する固定資産及びその固定資産に対して課する平成28年度分の固定資産税の課税標 準となるべき額は、以下のとおりである。 ⑴ 土 地:20≤858≤750円 ⑵ 家 屋:10≤000≤000円 設問 2 A県B市において下記の固定資産を所有するCに対して課すべき平成28年度分の固定資産税額 を、標準税率により計算過程を明らかにして算出しなさい。なお、免税点は地方税法第351条本 文の免税点による。 平成28年 1 月 1 日現在C が所有している固定資産 平成28年度分の固定資産税の課 税 標 準 と な る べ き 額 土 地 D(宅 地) 86≤151≤250円 土 地 E( 畑 ) 290≤800円 家 屋 F(工 場) 50≤000≤000円 償却資産G(器 具 備 品) 1≤389≤150円 償却資産H(機 械 装 置) 6≤945≤750円 償却資産I(工 具) 787≤500円−5− 〔設問 1 の解答欄〕 −平成28年度分− (単位:円) <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ① ② ③ ①+②= ∴ 円( 円未満切捨) ⑵ 税 額 ⑴× = 答 円( 円未満切捨) 〔設問 2 の解答欄〕 −平成28年度分− (単位:円) <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ⑵ 税 額
−6− 設問 3 次に掲げる土地A、土地B及び家屋Cを所有するDに対して課する平成28年度分の固定資産税 額を、納税通知書の交付単位ごとに計算過程を明らかにして算出しなさい。なお、税率は標準税 率、免税点は地方税法第351条本文の免税点による。 <資 料> 1 ≥ 土地AはE町に所在し、土地B及び家屋CはF市に所在している。 2 ≥ 平成28年度分の固定資産税の課税標準となるべき額 土地A 15≤000≤000円 土地B 20≤000≤000円 家屋C 12≤000≤000円 解 答P≥115
−7− 〔設問 3 の解答欄〕 −平成28年度分・E町所在分− (単位:円) <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ⑵ 税 額 −平成28年度分・F市所在分− <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ⑵ 税 額
−114−
固定資産税の概要
問題 1
⑴ 土 地 ⑵ 家 屋 ⑶ 償 却 資 産 ⑷ 市 町 村 ⑸ 所 有 者 ⑹ (適正な時価)価 格 ⑺ 100分の1≥4 ⑻ 30万 ⑼ 20万 ⑽ 150万 ※ ⑴と⑵を入れ替えて解答した場合には、⑻と⑼の解答も入れ替わります。問題 2
設問 1 当該年度の初日の属する年の 1 月 1 日 設問 2 ⑴ 課税できる ⑵ 課税できない ⑶ 課税できる ⑷ 課税できる ⑸ 課税できない ポイント ◦設問 2 ⑵ 平成28年 1 月 1 日(平成28年度の賦課期日)現在における所有者は乙であるた め、乙に対して課税されることとなる。 ⑸ 平成28年 1 月 1 日現在において当該償却資産が所在する市町村はU市であるた め、U市が課税団体となる(S市は課税することができない)。−115−
問題 3
設問 1 −平成28年度分− (単位:円) <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ① 20≤858≤750≧300≤000 ② 10≤000≤000≧200≤000 ③ ①+②=30≤858≤750 ∴30≤858≤000円(千円未満切捨) ⑵ 税 額 ⑴×1≥4100=432≤012 答 432≤000円(百円未満切捨) ポイント ◦免税点の判定は資産の種類(土地、家屋、償却資産)ごとに行うが、課税標準額における端 数処理(千円未満切捨)は資産の種類ごとに行うのではなく、すべての資産を合計した後に 行う。 設問 2 −平成28年度分− (単位:円) <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ① 86≤151≤250+290≤800=86≤442≤050≧300≤000 ② 50≤000≤000≧200≤000 ③ 1≤389≤150+6≤945≤750+787≤500=9≤122≤400≧1≤500≤000 ④ ①+②+③=145≤564≤450 ∴145≤564≤000円(千円未満切捨) ⑵ 税 額 ⑴×1≥4100=2≤037≤896 答 2≤037≤800円(百円未満切捨) ポイント ◦<固定資産税額>では、次の順序を守って課税標準額を算出すること。 ① 資産の種類(土地、家屋、償却資産)ごとに課税標準を合計 ② 資産の種類ごとに免税点の判定 ③ 免税点以上の資産につき課税標準を合計 ④ 千円未満切捨−116− 設問 3 −平成28年度分・E町所在分− (単位:円) <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 15≤000≤000≧300≤000 ∴15≤000≤000円(千円未満切捨) ⑵ 税 額 ⑴×1≥4100=210≤000 答 E町所在分 210≤000円(百円未満切捨) −平成28年度分・F市所在分− <固定資産税額> ⑴ 課税標準額 ① 20≤000≤000≧300≤000 ② 12≤000≤000≧200≤000 ③ ①+②=32≤000≤000 ∴32≤000≤000円(千円未満切捨) ⑵ 税 額 ⑴×1≥4100=448≤000 答 F市所在分 448≤000円(百円未満切捨) ポイント ◦固定資産税の課税事務は市町村ごとに行うこととされているため、E町に所在する固定資産 (土地A)とF市に所在する固定資産(土地B及び家屋C)については、免税点の判定や課 税標準額及び固定資産税額の端数処理を別々に行うこととなる。