ハイブリット手術システム
Hybrid（英語）は、2つ（またはそれ以上）の異質のものを組み合わせ 一つの目的を成すものを言う。
日本における大動脈弁置換術数の推移
0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 Isolated AVR A+M A+T A+M+T 単独大動脈弁置換術 8224 cases 合併手術を含む 10633 cases *TAVI 51 cases (2010) 10年間で2倍に増加秋田県 30.7 43.8 高知県 30.1 40.9 島根県 30 39.1 山口県 29.2 38.3 和歌山県 28.4 39.9 山形県 28.3 39.3 徳島県 28 40.2 岩手県 27.9 39.7 愛媛県 27.8 38.7 富山県 27.6 38.4 滋賀県 21.6 32.8 神奈川県 21.5 35 愛知県 21.4 32.4 東京都 21.3 33.5 沖縄県 17.7 30.3 平成24（2012）年現在の高齢化率 2012年 2040年推定 高齢化率上位１０位 高齢化率下位 ５位
0 20 40 60 80 100 120 ＜49 50-59 60-69 70-79 80-89 90-22.1％ 0.9％ 49.1％ ｎ 和医大におけるASに対するAVRの年齢分布
大動脈弁狭窄症は65歳超では患者数が多い
米国における大動脈弁狭窄症の患者数 米国における65歳超の人口 有病率 患者数 手術可能な大動脈弁狭窄症（％） 2005年の米国国勢調査 Cardiovascular Health Study 計算 L.E.K. Consultingによる推定 対処可能な患者数 大動脈弁置換術を受ける年間の患者数 計算 公衆衛生研究所（HRI） • 大動脈弁置換術が有 益と思われる患者の 約25％が実際に手術 を受けている • ガイドラインをより適切 に利用することで、過 度の罹患率／死亡率 の低下につながると思 われる弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン 班長：松田 暉 掲載：Circulation Journal vol.67 SupplementVI(2003)
Optimal timing of symptomatic AS
LVEF ≧50％ → Recommend AVR as early as possible LVEF < 50% → Urgent AVR
Lung et al. Eur Heart J 2005
Factors associated with a decision not to operate
P value Odds ratio 95％CI
LVEF 0.004 ＞50％ 1.00 30～50％ 2.66 1.57～4.64 ≦30％ 7.09 2.42～20.82 Age (y) 0.005 75～80 1.00 80～85 1.90 1.22～2.99 ≧85 3.60 1.47～8.82 Neurological Dysfunction 0.02 3.82 1.23～12.27
大動脈弁狭窄症を有する80代の人における、 さまざまな治療法による生存率 年齢を一致させた対照群 大動脈弁置換術 未治療 弁形成術 大動脈弁置換術＋ 冠動脈バイパス術
適切な選択により、生存率が
人口統計学の標準に近づく
Trend 高度&多様化 Trend 低侵襲性
血管内治療術
• Interventional Radiology • Interventional Neuroradiology • Interventional Cardiology • Interventional Oncology外科治療術
• Vascular Surgery • Cardiothoracic Surgery • Neuro Surgery • Trauma & Orthopedic Surgeryハイブリット手術とは？
心臓領域でのハイブリット手術例
・冠動脈バイパス術＋PCI ・ペースメーカー移植術・交換術 ・レーザーシース式ペースメーカーシステム抜去術 ・カテーテル的心房中隔欠損閉鎖術（ASD closure） ・カテーテル的心室中隔欠損閉鎖術（VSD closure） ・カテーテル的肺動脈弁拡張術（BPV） ・カテーテル的肺動脈弁置換術（PVI） ・カテーテル的大動脈弁拡張術（BAV） ・カテーテル的大動脈弁置換術（TAVI / TAVR） ・経皮的中隔心筋焼灼術（PTSMA） ・ 僧帽弁狭窄症に対する経皮的交連切開術（PTMC) ・カテーテル的僧帽弁尖クリッピング術 （ Mitral Clipping） ・カテーテル的左心耳閉鎖術（LA appendage closure）血管外科領域でのハイブリット手術例
・腹部ステントグラフト内挿術（EVER） ・胸部ステントグラフト内挿術（TEVER） ・下肢末梢バイパス術 ・急性動脈閉塞血栓除去術 ・閉塞性動脈硬化症 血管内治療脳神経外科領域でのハイブリット手術例
・脳血管障害の治療（術中イメージング＆血管内治療の併用） -脳動脈瘤手術（クリッピング術＆コイル塞栓術） -脳動静脈奇形（塞栓術、摘出術） -脳内出血 -脳梗塞 -頚動脈狭窄症（CEA、CAS） ・開頭腫瘍摘出術 ・脊髄動静脈危険摘出術 ・急性期脳卒中の対応 -診断、即治療24
従来のハイブリット手術システム
従来のハイブリット手術システムの長所と短所
長所
短所
・コンパクト ・操作が容易 ・電源設備等が不要 ・移動式により複数の部屋で使用可能 ・視野が狭い ・辺縁に歪みがある ・オーバーヒートによる待機時間 ・出力不足 ・鮮明な画像が得られない胸部大動脈瘤ステントグラフト実施基準
設備機器、人員 手術室あるいは清潔と緊急外科手術対応が確保された血管内治療室に DSA装置が常設されており、大血管手術が可能な体制をもつこと（註 1）。 開心術が可能な手術室で設置型透視装置を備えていること（ハイブ リッド手術室）。また必要な設備及び装置を清潔下で使用できる十分 なスペースがあること。ハイブリッド手術室として以下の基準が必要 である。経カテーテル的大動脈弁置換術 実施施設基準
PHILIPS社製 Allura Clarity FD20
ハイブリット手術システム
MAQUET 社 外科用手術寝台 マグナステーブル
ロール回転 腹部/骨盤/下肢 プロペラ回転
頭部/頸部/腹部
Ergonomic geometry design
Live 3D Guidance
3D-RA
Simulation of stent / graft placement and calculation of aneurysm dimensions
Virtual Stenting
Live 3D Guidance
3D-RA
Key features and clinical benefits
HeartNavigator supports in image guidance for TAVI
• デバイスサイズの決定と手技のプランニングをサポート • 最適な治療アングルをプランニング及びメモリが可能
– 準備時間を最小限により確かな情報を提供
Key features and clinical benefits
HeartNavigator supports in image guidance for TAVI
• デバイスサイズの決定と手技のプランニングをサポート • 最適な治療アングルをプランニング及びメモリが可能
– バーチャルデバイステンプレートにより個々の症例に最適なデバイスサイズを把握
Key features and clinical benefits
HeartNavigator supports in image guidance for TAVI
• ライブイメージガイダンス機能により必要な解剖情報をオーバーレイ表示 – より正確なポジショニングが可能
