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平成25年度中小企業支援調査 (我が国自動車産業の今後のあり方に係る調査研究)

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(1)

平成

25年度中小企業支援調査

(我が国自動車産業の今後のあり方に係る調査研究)

報告書

2014年2月28日

(2)

1.目的

2.調査の全体像

3.消費税増税および自動車関連税制変更の販売台数への影響分析

4.消費税増税および自動車関連税制変更の経済・税収・雇用への影響分析

26

5.海外における自動車関連税制

40

6.平成26年度税制改正による販売台数への影響

50

7.まとめ

56

目次

(3)

 2012年12月の第2次安倍政権誕生後、円高の是正や米国を中心とした世界経済の回復により、国内自動車産業

にとっては輸出環境が好転している。しかしながら、昨年度調査での有識者インタビューにおいても、新興国拡大

により需要構造は急速に変化しつつあり、為替リスクの低減や生産地の最適化に伴う完成車組立工場の海外移

転が引き続き行われていること、また、海外部品メーカーの国際競争力の向上に伴い、国内部品メーカーの国内

完成車メーカーへの採用率が低下し始めていることなどが指摘されている。このように、国内完成車メーカーの国

際競争力を支えてきた産業基盤自体の弱体化が懸念される状況にある。

 かかる状況において、国内産業基盤を維持・発展させるためには、国内自動車市場の重要性がこれまで以上に

高まっている。量的な問題もさることながら、国際競争力の基盤となりうるか否かといった質的な問題をも含んでい

る。

 これらの問題意識のもと本調査では、国内の自動車産業基盤を維持・発展させるために、国内自動車市場はどう

あるべきか、そしてそのために国内自動車市場をめぐる各種政策、とりわけ税制、購入時補助金といったいわゆ

る経済的手法のあるべき姿について定性的、定量的に調査・分析をおこなうことを目的とする。

 過去の消費税導入(1989年)および引き上げ時(1997年)の状況の検証を踏まえ、 2014年、2015年に予定されて

いる消費税の引き上げは国内自動車市場にどのような影響を与えるか定量的に分析を行う。

 あわせて自動車取得税が削減・撤廃された場合、あるいは他の自動車関連税の減税やグリーン化などの政策が

導入された場合、自動車市場および日本経済への影響はどのようになるかを分析する。

1.目的

(4)

3. 消費税増税および自動車関連税制

変更の販売台数への影響分析

・消費税増税による自動車販売台数への影響分析

・自動車関連税制変更による自動車販売台数

への影響分析

5. 海外における自動車関連税制

・海外における自動車関連税制

・各国の自動車関連税額の比較

4. 消費税増税および自動車関連税制

変更の経済・税収・雇用への影響分析

• 消費税増税による経済・税収・雇用への影響分析

• 自動車関連税制変更による経済・税収・雇用への

影響分析

あるべき自動車税制の検討

2.調査の全体像

6.平成26年度税制改正による販売台数への影響

(5)
(6)

販売台数の推移

0

1,000,000

2,000,000

3,000,000

4,000,000

5,000,000

6,000,000

7,000,000

8,000,000

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

乗用車

貨物車

乗合(バス)

出所:一般社団法人 日本自動車工業会

日本における自動車(乗用車・貨物車・乗合車)の販売台数は、消費税増税前の1996年以降、減少傾向にあり、2011年度は475万台であった。

車種別に見ると、乗用車は、2002年から2006年まで450万台を超える販売台数を記録していたが、リーマンショック後、 400万台前後まで減少しており、2011年

度は401万台であった。

一方、貨物車は、1996年以降減少を続け、1996年度に240万台あった市場は、2011年度は73万台にまで縮小した。

また、1997年度の消費増税の前後で、101万台販売が減少した。

販売台数 推移

(年度)

(台)

(7)

調査内容

1

乗用車への影響分析

消費税増税、および自動車関連税制の変更に伴う乗用車の販売台数への影響を分析した

2

商用車への影響分析

(8)

マクロ推計式①(中長期トレンド予測)・・・ベースケースとして活用

消費税 減税の影響

マクロ推計式②(消費税 減税インパクト)

・・・経済効果・価格効果の内訳分析

パーセンテージと

して反映

シェアシミュレーション

・・・取得税減税・エコカー減税拡充のインパクト分析

パーセンテージと

して反映

取得税 減税・エコカー減税拡充の影響

試算の考え方(乗用車)

(9)

生産年齢人口、金利(短期プライムレート)、ガソリン価格、実質GDPを説明変数とし乗用車新車販売台数の予測式を作成した。中長期的なト

レンドを予測するため、人口や実質GDPなどの長期的に変化する指標、また、購入時に長期的な視点で考慮しやすいガソリン価格や金利を指標

として選んだ。

対象期間(推計期間2002年から2010年)は、消費税増税後比較的安定的に市場が推移し始めた2002年以降とし、東日本大震災の景況で生産が

制限された2011年を除くため2010年までとした。

分析の対象は、軽自動車を含む乗用車である。

推計式

自動車販売台数= -15347370

+ 14.178 ×実質GDP(十億円 )

+ 166.32 × 生産年齢人口(千人)

-648388 ×金利(%)

-5264.8 ×ガソリン価格(円)

R

2

=

0.90873

乗用車新車販売台数 実績および理論値

(t=-4.1236)

(t=2.3958)

(t=4.1512)

(t=-1.9640)

(t=-0.62403)

実質GDP

実質GDPが上昇すると、所得が上昇するため販売台数

にプラスの影響を与える

生産年齢人口

生産年齢人口が増加すると、免許人口が増加するため

販売台数にプラスの影響を与える

金利

金利が上昇すると、自動車ローンの利率が上昇し、販売

台数にマイナスの影響を与える

ガソリン価格

ガソリン価格が上昇すると、自動車の維持費用が上昇

するため販売台数にマイナスの影響を与える

説明変数が自動車販売台数に与える影響

プラス影響を与える項目

マイナス影響を与える項目

マクロ推計式①(中長期トレンド予測)

消費税増税が行われない

場合の2014年の販売台数

は385万台

(千台)

出所:MRI推計

(10)

実質GDP

2012年から2015年にかけて東日本大震災で落ち込んだ経済が回復し、2.2%

のGDP(実質)成長率が見込まれるが、2015年以降2018年にかけては、1%前

半、2020年にかけては1%を下回る低成長にとどまる。

生産年齢人口

15歳~65歳未満の人口は、2011年現在の8,130万人から、2020年には

7,340万人まで減少する。

金利

中長期的に低成長が続く日本経済を踏まえ、1990年代後半から続く低金利状

態を脱することは難しいが、2020年以降緩やかに金利の上昇が見込まれる。

ガソリン価格

新興国におけるガソリン消費の増加を背景に、投機的マネーが石油取引市場に

流れ込み、世界的に石油の取引価格が高止まりしている。

この状態は中長期的に解消されることはなく、2020年にかけて毎年3%~4%

程度石油価格が上昇する。

国内においては、石油価格の上昇に伴いガソリン価格が毎年1%~2%程度上

昇する。

説明変数の将来値シナリオ

プラス影響を与える項目

マイナス影響を与える項目

【参考】日本経済のシナリオ

(11)

名目民間最終消費支出、名目雇用者報酬(一期ラグ) 、名目乗用車価格、消費者物価指数および震災により生産に影響のあった2011年第1~

第4四半期および季節調整のための四半期ダミーを説明変数とし乗用車新車販売台数の予測式を作成した。消費税減税インパクトを推計するに

あたり、より短期的な変動を捕らえられる予測式とするため、雇用者所得や名目乗用車価格、消費者物価指数など価格や短期的な購買力にか

かわる指標や名目民間最終消費支出のようなマインドを示す指標を選択した。

対象期間(推計期間1999年第2四半期から2012年第1四半期)は、消費税増税の影響が収まったと考えられる1999年以降とした。

推計式は以下の通りである。

推計式

ln (乗用車新車販売台数)

=2.87×ln(名目民間最終消費支出)

+0.96×ln(名目雇用者報酬(一期ラグ))

-1.97×ln(名目乗用車価格)

-4.12×ln(消費者物価指数)

-0.27×(2011年第1四半期ダミー)

-0.39×(2011年第2四半期ダミー)

-0.13×(2011年第3四半期ダミー)

-0.10×(2011年第4四半期ダミー)

-0.29×(第2四半期ダミー)

-0.18×(第3四半期ダミー)

-0.28×(第4四半期ダミー)

-5.87

推計期間:1999.2-2012.1

R

2

=

0.782

(t=-2.718)

(t=0.9856)

(t=-0.3997)

(t=-1.737)

(t=-3.097)

マクロ推計式②(消費税 減税インパクト)

(t=-8.366)

(t=-0.4199)

(t=-4.592)

(t=-1.585)

(t=-1.148)

(t=-8.300)

(t=-5.236)

(12)

【参考】販売台数実績および理論値の比較 (乗用車)

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

1,200,000

1,400,000

1,600,000

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年 2012年

販売台数実績

理論販売台数

(台)

第1四半期:1月ー3月

第2四半期:4月ー6月

第3四半期:7月ー9月

第4四半期:10月ー12月

出所:MRI推計

(13)

消費税が5%から8%に増税されることにより販売台数は88.2%にまで減少する。うち経済が停滞することによる減少分は5.7%、自動車価格が

上昇することによる減少分は4.6%と推計される。

これをマクロ推計式①で推計した2014年の販売台数384.6万台に適用すると、消費税8%増税時の販売台数は339.5万台(▲45.1万台)であり、

自動車価格の上昇による減少分は17.5万台と推計される。

マクロ推計式②(消費税 減税インパクト) 分析結果

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

70.0%

80.0%

90.0%

100.0%

▲5.7%

▲4.6%

▲1.5%

88.2%

100%

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

384.6万台 ▲21.8万台

▲17.5万台

▲5.8万台

339.5万台

マクロ推計式② 分析結果

消費税増税 影響分析結果

出所:MRI推計

(14)

 2012年に販売された車種から販売台数、ボディタイプ等を考慮し代表となる55車種を選定した(緑色車種)。

 その他の車種については代表55車種に紐付けることでセグメント化を行った(白色車種、セグメント毎に記載)。

注1:JATOデータにおいて販売価格等スペックの不明な車種は除く

注2:小型車と普通車の区分は車種の競合関係や販売台数等を鑑みMRIにより分類を行った

出所:JATOデータよりMRI作成

軽自動車

NISSAN MOCO

TOYOTA AQUA

HONDA FIT

TOYOTA ALPHARD

NISSAN ELGRAND

MAZDA PREMACY

BMW SERIES 1

MERCEDES C-CLASS

NISSAN CLIPPER RIO

TOYOTA VITZ

HONDA AIRWAVE

TOYOTA LANDCRUISER

NISSAN CARAVAN

SUBARU IMPREZA

BMW SERIES 3

CHRYSLER GRAND VOYAGER

NISSAN KIX

TOYOTA IQ

HONDA CIVIC

TOYOTA LANDCRUISER PRADO

NISSAN CIMA

MITSUBISHI COLT

ALPINA B3

DODGE JC

NISSAN OTTI

TOYOTA PASSO

HONDA CR-Z

TOYOTA VANGUARD

NISSAN ELGRAND

MITSUBISHI COLT PLUS

ALPINA B5

MERCEDES A-CLASS

NISSAN PINO

TOYOTA COROLLA AXIO

HONDA FIT

TOYOTA VELLFIRE

NISSAN FAIRLADY Z

MITSUBISHI DELICA D 2

ALPINA B6

MERCEDES B-CLASS

NISSAN ROOX

TOYOTA ALLION

HONDA FIT ARIA

TOYOTA CAMRY

NISSAN FUGA

MITSUBISHI DELICA D 3

ALPINA B7

MERCEDES C-CLASS

HONDA N BOX

TOYOTA AURIS

HONDA FREED

LEXUS HS

NISSAN GT-R

MITSUBISHI LANCER

BMW SERIES 3

MERCEDES CL-CLASS

HONDA LIFE

TOYOTA COMFORT

HONDA STEP WGN

TOYOTA SAI

NISSAN MURANO

SUBARU DEX

BMW SERIES 5

MERCEDES CLS-CLASS

HONDA VAMOS

TOYOTA COROLLA AXIO

HONDA INSIGHT

TOYOTA CROWN

NISSAN PRESAGE

SUBARU IMPREZA

BMW SERIES 6

MERCEDES E-CLASS

HONDA ZEST

TOYOTA COROLLA FIELDER

MAZDA DEMIO

LEXUS IS

NISSAN PRESIDENT

SUBARU TREZIA

BMW SERIES 7

MERCEDES GL-CLASS

MITSUBISHI EK-WAGON

TOYOTA COROLLA RUMION

SUZUKI SWIFT

LEXUS RX

NISSAN SKYLINE

SUZUKI ESCUDO

CADILLAC CTS

MERCEDES GLK-CLASS

MAZDA CAROL

TOYOTA IST

DAIHATSU BE-GO

LEXUS SC

NISSAN SKYLINE CROSSOVER

SUBARU LEGACY

CADILLAC SRX

MERCEDES M-CLASS

MITSUBISHI EK-SPORT

TOYOTA PASSO SETTE

DAIHATSU BOON

TOYOTA ALLION

NISSAN STAGEA

SUBARU FORESTER

CHEVROLET CORVETTE

MERCEDES R-CLASS

MITSUBISHI PAJERO MINI

TOYOTA PORTE

DAIHATSU BOON LUMINAS

TOYOTA AVENSIS

NISSAN TEANA

SUBARU OUTBACK

CHRYSLER 300

MERCEDES S-CLASS

MITSUBISHI TOWN BOX

TOYOTA PREMIO

DAIHATSU COO

TOYOTA BLADE

NISSAN X-TRAIL

SUZUKI KIZASHI

CITROEN C4

MERCEDES SL-CLASS

SUBARU PLEO

TOYOTA PROBOX WAGON

SUZUKI JIMNY SIERRA

TOYOTA CAMRY

NISSAN JUKE

AUDI A3

CITROEN C5

MERCEDES SLK-CLASS

SUBARU R1

TOYOTA SUCCEED WAGON

SUZUKI SOLIO

TOYOTA CENTURY

NISSAN LEAF

AUDI A4

DODGE NITRO

MERCEDES V-CLASS

SUBARU R2

TOYOTA PASSO

SUZUKI SPLASH

TOYOTA CROWN

NISSAN SERENA

ALFA ROMEO 159

HUMMER H3

VOLVO C70

MITSUBISHI I

TOYOTA BELTA

SUZUKI SWIFT

TOYOTA CROWN COMFORT

NISSAN X-TRAIL

AUDI A4

HYUNDAI GRANDEUR

VOLVO S60

MAZDA AZ WAGON

TOYOTA IQ

SUZUKI SX4

TOYOTA CROWN MAJESTA

HONDA ACCORD

AUDI A5

HYUNDAI I30

VOLVO S80

MAZDA AZ OFFROAD

TOYOTA VITZ

VOLKSWAGEN POLO

TOYOTA ESTIMA L

HONDA CIVIC

AUDI A6

HYUNDAI JM

VOLVO V50

MAZDA SCRUM WAGON

TOYOTA RACTIS

AUDI A1

TOYOTA FJ CRUISER

HONDA CROSSROAD

AUDI A7

JAGUAR XF

VOLVO V60

SUBARU STELLA

TOYOTA BB

CHEVROLET MW

TOYOTA HARRIER

HONDA CR-V

AUDI A8

JAGUAR XJ

VOLVO V70

MITSUBISHI I

TOYOTA BELTA

CHEVROLET SONIC

TOYOTA HIACE WAGON

HONDA EDIX

AUDI Q5

JAGUAR XJ SERIES

VOLVO XC60

MITSUBISHI TOPPO

TOYOTA IST

CITROEN C3

TOYOTA HILUX SURF

HONDA ELYSION

AUDI Q7

JAGUAR XK SERIES

VOLVO XC70

SUBARU LUCRA

TOYOTA PORTE

CITROEN DS3

TOYOTA IPSUM

HONDA INSPIRE

AUDI RS5

JAGUAR X-TYPE

VOLVO XC90

SUBARU SAMBAR DIAS WAGON

TOYOTA RACTIS

CITROEN DS4

TOYOTA ISIS

HONDA LEGEND

AUDI S3

JEEP CHEROKEE

VOLKSWAGEN GOLF

SUZUKI ALTO

TOYOTA RAUM

CITROEN GRAND C4 PICASSO

TOYOTA MARK X

HONDA ODYSSEY

AUDI S4

JEEP GRAND CHEROKEE

VOLKSWAGEN JETTA

SUZUKI ALTO LAPIN

TOYOTA RUSH

FIAT 500

TOYOTA MARK X ZIO

HONDA STREAM

AUDI S5

JEEP PATRIOT

VOLKSWAGEN TOURAN

SUZUKI CERVO

TOYOTA SIENTA

MINI COUNTRYMAN

TOYOTA PREMIO

HONDA CR-V

AUDI TT

JEEP WRANGLER

VOLVO C30

SUZUKI EVERY WAGON

TOYOTA VITZ

MINI MINI

TOYOTA RAV4

HONDA EDIX

AUDI TT RS

LAND ROVER DISCOVERY

VOLVO S40

SUZUKI WAGON R

NISSAN CUBE

PEUGEOT 207

TOYOTA WISH

HONDA S2000

AUDI TTS

LAND ROVER FREELANDER

SUZUKI JIMNY

NISSAN NOTE

SMART CABRIO

TOYOTA CROWN HYBRID

MITSUBISHI DELICA D 5

PEUGEOT 3008

LAND ROVER RANGE ROVER

SUZUKI MR WAGON

NISSAN BLUEBIRD SYLPHY

SMART CITY-COUPE

LEXUS RX

MAZDA BIANTE

PEUGEOT 308

LAND ROVER RANGE ROVER SPORT

SUZUKI PALETTE

NISSAN TIIDA

SMART FORTWO

TOYOTA HARRIER HYBRID

MAZDA MPV

PEUGEOT 407

LOTUS EUROPA

DAIHATSU MIRA

NISSAN TIIDA LATIO

VOLKSWAGEN NEW BEETLE

TOYOTA ESTIMA

MITSUBISHI DELICA D 5

PEUGEOT 508

BMW X1

DAIHATSU COPEN

NISSAN WINGROAD

VOLKSWAGEN POLO

TOYOTA ESTIMA L

MITSUBISHI GALANT FORTIS

PEUGEOT RCZ

ALFA ROMEO 147

DAIHATSU ESSE

NISSAN LAFESTA HIGHWAY STAR

TOYOTA NOAH

MITSUBISHI LANCER

RENAULT MEGANE

ALFA ROMEO GIULIETTA

DAIHATSU MOVE

NISSAN BLUEBIRD SYLPHY

TOYOTA VANGUARD

MITSUBISHI OUTLANDER

RENAULT WIND

BMW X1

DAIHATSU TERIOS KID

NISSAN CEDRIC

TOYOTA VELLFIRE

MITSUBISHI PAJERO

VOLKSWAGEN PASSAT

BMW X3

DAIHATSU TANTO

NISSAN CREW

TOYOTA VOXY

MITSUBISHI RVR

VOLKSWAGEN PASSAT CC

BMW X5

DAIHATSU ATRAI WAGON

NISSAN DUALIS

TOYOTA ESTIMA HYBRID

SUBARU EXIGA

VOLKSWAGEN SCIROCCO

BMW X6

NISSAN JUKE

TOYOTA PRIUS

MAZDA AXELA

VOLKSWAGEN SHARAN

BMW Z4

NISSAN LAFESTA

TOYOTA PRIUS ALPHA

MAZDA DEMIO

VOLKSWAGEN TIGUAN

FORD EXPLORER

NISSAN LAFESTA JOY

LEXUS CT

MAZDA ROADSTER

VOLKSWAGEN TOUAREG

NISSAN NOTE

LEXUS GS

MAZDA RX-8

VOLVO XC60

NISSAN NV200

LEXUS IS

MAZDA VERISA

NISSAN WINGROAD

LEXUS LS

MAZDA CX-7

LEXUS RX

MAZDA ATENZA

小型車

普通自動車

NISSAN MARCH

(15)

 55セグメントの交差価格弾力性マトリクスを用いて販売台数への影響を算出した。

 購入時と保有時の価格弾性値は異なるとの仮定から、購入時コストの変化と保有時コストの変化に分解し、それぞれ交差価格弾力性マトリクスを用いた。

55セグメント

購入時コストの

変化

購入時コストにかかる

交差価格弾力性マトリクス

※アンケートより導出

55セグメント

保有時コストの

変化

保有時コストにかかる

交差価格弾力性マトリクス

※アンケートより導出

55セグメント

販売数への

影響

×

×

購入時コストによる影響

保有時コストによる影響

シェアシミュレーション 販売台数への影響算出

項目

内容

調査手法

インターネットアンケート

調査期間

■2012年7月23日~7月25日

調査対象者

■普通免許保有者

■2015年(平成27年)末までに自動車(新車)を購入する予定がある者

サンプル数

■2012年・2013年内に自動車(新車)を購入する予定がある:2000s

■2014年・2015年内に自動車(新車)を購入する予定がある:2000s

ウェイトバック条件

■次期購入希望車(第一希望)の割合が2011年の販売構成割合

■販売時期の割合をスクリーニング前の割合になるようウェイトバックを行った

アンケート調査実施概要

(16)

 例えば市場において、車Aの価格が上昇すると、車Aの販売台数は減少すると共に、競合関係にある車Bや車Cの販売台数が増加する。この現象を表現したのが、

交差価格弾力性マトリクスである。

 対角線上にある弾性値、X

AA

、 X

BB

、 X

CC

はマイナスの値となり、その他の弾性値はプラスとなる。

 交差価格弾力性マトリクスに各車の価格変化をインプットすることで、各車の需要への影響がアウトプットされる。

車Aの需要

車Bの需要

車Cの需要

・・・

車Aの価格上昇

X

AA

X

AB

X

AC

車Bの価格上昇

X

BA

X

BB

X

BC

車Cの価格上昇

X

CA

X

CB

X

CC

Output

販売構成の変化、保有、等への影響

Input

税制変更等による

価格の変化

車Aの価格が

1%上昇した時

車Cの需要が

X

AC%変化

X

AC>0)

車Cの価格が

1%上昇した時

車Cの需要が

X

CC%変化

X

CC<0)

交差価格弾力性マトリクス

【参考】交差価格弾力性マトリクスとは?

(17)

出所:経済産業省

(18)

シェアシミュレーション 試算結果

シェアシミュレーション 分析結果

 消費税増税によって、販売台数は3.8%減少する。ただし、この結果は、シェアシミュレーションの性格上、自動車価格の変動による影響のみを意味する。

 これに対し、自動車取得税を減税することで2.1%、エコカー減税拡充により2.8%販売が拡大する。

出所:MRI推計

90.0%

95.0%

100.0%

105.0%

▲3.8%

100%

2.1%

2.8%

101.1%

(19)

384.6

339.5

349.4

362.0

0.0

50.0

100.0

150.0

200.0

250.0

300.0

350.0

400.0

450.0

消費税 5%

消費税

8%に増税

取得税

減税

取得税 減税

エコカー減税拡充

乗用車 試算結果まとめ

▲45.1万台

9.9万台

12.6万台

 消費税増税により、販売台数は45.1万台減少する。

 それに対し、取得税を減税することで9.9万台、エコカー減税・グリーン化特例を拡充することで12.6万台販売台数が増加し、最終的に362万台となる。

乗用車 販売台数 試算結果

(万台)

出所:MRI推計

(20)

マクロ推計式

消費税増税、取得税減税・エコカー減税拡充の影響

消費税・取得税・保有税等の前提条件の変更

(21)

経常利益(一期ラグ) 、全産業景況DI、名目商用車価格、および震災により生産に影響のあった2011年第1~第4四半期および季節調整のた

めの四半期ダミーを説明変数とし商用車新車販売台数の予測式を作成した。価格に対する需要への影響を計るため、経常利益および名目商用

車価格を指標として選択し、景気に対する需要への影響を計るため全産業景況DIを指標として選択した。

対象期間(推計期間2004年第2四半期から2012年第1四半期)は、商用車に対する規制が強化された後の2004年度以降とした。

推計式は以下の通りである。

推計式

ln(商用車新車販売台数)

=0.032×ln(経常利益(一期ラグ))

+0.009×(全産業景況DI)

-2.68×ln(名目商用車価格)

-0.31×(2011年第1四半期ダミー)

-0.40×(2011年第2四半期ダミー)

-0.20×(2011年第3四半期ダミー)

-0.16×(2011年第4四半期ダミー)

-0.15×(第2四半期ダミー)

-0.10×(第3四半期ダミー)

-0.15×(第4四半期ダミー)

+24.61

推計期間:2004.2-2012.1

R

2

=

0.712

(t=0.266)

(t=4.168)

(t=-0.595)

(t=-2.427)

(t=-3.019)

マクロ推計式

(t=1.116)

(t=-1.602)

(t=-1.310)

(t=-2.402)

(t=-1.642)

(t=-2.386)

(22)

【参考】販売台数実績および理論値の比較 (商用車)

(台)

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2

四半期

3

四半期

4

四半期

1

四半期

2004年度

2005年度

2006年度

2007年度

2008年度

2009年度

2010年度

2011年度

販売台数実績

理論販売台数

第1四半期:1月ー3月

第2四半期:4月ー6月

第3四半期:7月ー9月

第4四半期:10月ー12月

出所:MRI推計

(23)

(万台)

68.8

61.9

63.9

64.3

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

消費税 5%

消費税

8%に増税

取得税

減税

取得税 減税

エコカー減税・グリーン化特例拡充

(概算)

商用車 試算結果まとめ

▲6.9万台

2.0万台

0.4万台

 消費税増税により、販売台数は6.9万台減少する。

 それに対し、取得税を減税することで2.0万台、エコカー減税・グリーン化特例を拡充することで0.4万台販売台数が増加し、最終的に64.3万台となる。

商用車 販売台数 試算結果

出所:MRI推計

(24)

0.0

50.0

100.0

150.0

200.0

250.0

300.0

350.0

400.0

450.0

500.0

消費税

5%

消費税8%に増税

取得税減税

取得税減税

エコカー減税・グリー

ン化特例拡充

乗用車

商用車

乗用車+商用車 試算結果

▲52.0万台

11.9万台

13.0万台

 消費税増税により、販売台数は52.0万台減少する。

 それに対し、取得税を減税することで11.9万台、エコカー減税・グリーン化特例を拡充することで13.0万台、合計24.9万台(減少台数の約48%)販売台数が増

加し、全需は426.3万台となる。

乗用車+商用車 新車販売台数 試算結果

453.4万台

401.4万台

413.3万台

426.3万台

(万台)

出所:MRI推計

(25)

消費税

5%

消費税8%に増税

取得税減税

取得税減税

エコカー減税・グリーン

化特例拡充

乗用車

商用車

乗用車+商用車 試算結果(自工会推計)

▲58.0万台

13.3万台

14.5万台

 自工会試算の消費税増税による影響▲58.0万台をもとに試算すると、取得税減税で+13.3万台およびエコカー減税・グリーン化特例拡充により+14.5万台とな

り、押し戻し分として合計27.8万台の需要増が見込まれる。

乗用車+商用車 販売台数 試算結果

461万台

403万台

416万台

431万台

出所:消費税増税の影響は日本自動車工業会、他はMRI推計

(26)

消費税増税および自動車関連税制変更の販売台数への影響分析 まとめ

 乗用車の販売台数は、消費税増税により減少する。取得税を減税することでその減少分の22%、エコカー減税・グ

リーン化特例を拡充することで同28%を緩和することが出来る。

 商用車の販売台数は、消費税増税により減少する。取得税を減税することでその減少分の29%、エコカー減税・グ

リーン化特例を拡充することで同6%を緩和することが出来る。

 これらをあわせると、消費税増税により、58.0万台の需要が減少するが、取得税減税およびエコカー減税・グリー

ン化特例の拡充により27.8万台(約48%)押し戻すこととなる。

 消費税増税による全需58万台減少は全需の1割を超えており、自動車市場にとって大きな影響があるといえる。

 需要減少の要因として、経済自体の落ち込みがあるため需要減少分全てを補うことは難しいが、取得税減税やエ

コカー減税・グリーン化特例の拡充により約48%を押し戻すことが可能である。

(27)
(28)

調査内容

1

経済への影響分析

消費税増税による自動車販売台数減がもたらす経済波及効果および自動車関連税制の変更による販

売押し上げがもたらす経済波及効果について都道府県別に試算を行った

2

雇用への影響分析

「1.経済への影響分析」と共に、消費税増税、自動車関連税制変更に伴う雇用への影響について都道

府県別に試算を行った

3

税収への影響分析

経済・雇用への影響分析と共に、都道府県別の地方税への影響および国税への影響について試算を

行った

※なお、ここから先の経済・雇用・税収への影響は、自工会推計による消費税増税の影響台数とその値に基いて試算した

自動車関連税制変更に伴う効果台数を用いて試算を行った。

(29)

影響台数 都道府県別

(消費税増税、自動車関連税制変更)

地域別生産額

自動車販売単価

経済・雇用への影響分析 試算の考え方

地域別販売額

都道府県別生産台数

影響台数 都道府県別

(消費税増税、自動車関連税制変更)

影響台数 都道府県別

(消費税増税、自動車関連税制変更)

都道府県別販売台数

地域別産業連関表

地域別波及効果

(生産)

地域別波及効果

(販売)

都道府県別産業別生産額表

都道府県別波及効果

(生産)

都道府県別波及効果

(販売)

地域別波及効果

(生産)

インプット

試算過程

統計

アウトプット

産業別雇用係数

都道府県別雇用への影響

(生産)

都道府県別雇用への影響

(販売)

雇用への影響

(30)

生産額および販売付加価値への影響 (全国合計)

 消費税増税により58万台の販売が減少する。それに伴い、全国での経済波及効果は-4兆1734億円であり、内3兆3499億円は生産減に伴う影響である。部品や

材料など多層構造になる自動車業界では、生産減に伴う経済波及効果は大きくなる。また、雇用への影響は-17.7万人に及ぶ。

 自動車関連税制変更により、経済波及効果としては+1兆9306億円、雇用へは+8.2万人の効果がある。

消費税増税の影響

自動車関連税制

変更の効果

販売台数

-58.0万台

+27.8万台

販売額

-1兆802億円

+5006億円

経済波及効果

-4兆1734億円

+1兆9306億円

生産

-3兆3499億円

+1兆5531億円

販売付加価値

-8235億円

+3775億円

雇用

-17.7万人

+8.2万人

出所:MRI推計

(31)

地域別生産額および販売付加価値への影響

 地域別の影響額では、関東および中部への影響が大きい。これは、関東および中部での自動車生産および販売が多いことが要因である。

 また、近畿よりも中国・九州のほうが影響が大きくなる。これも、販売では近畿のほうが影響が大きいものの、中国や九州は自動車生産が大きいことから影響額

が大きくなる傾向があるといえる。

消費税増税の影響

自動車関連税制変更の効果

0

50,000

100,000

150,000

200,000

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

九州

沖縄

生産額

販売付加価値

(百万円)

-500,000

-400,000

-300,000

-200,000

-100,000

0

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

九州

沖縄

生産額

販売付加価値

(百万円)

出所:MRI推計

(32)

都道府県別生産額および販売付加価値への影響

 都道府県別の影響では消費税増税に伴い、愛知で60億円を超える経済への影響が及ぶと試算される。ついで、東京、神奈川、静岡と自動車生産の多い県が続く。

 雇用への影響では、東京が愛知を抜き一番影響を受け、2.5万人の雇用減となる。これは、販売に関わる業界のほうが雇用係数が高い、すなわち、同じ付加価値

を上げるために多くの雇用を要するためである。したがって、自動車販売の多い、大阪や千葉などの雇用への影響も大きくなっている。

 自動車関連税制の変更に伴い、最も経済効果の大きな愛知において約30億円の経済波及効果および約9千人の雇用創出効果がある。

消費税増税の影響

自動車関連税制変更の効果

愛知

東京

神奈川

静岡

埼玉

広島

大阪

群馬

栃木

福岡

茨城

生産

販売付加価値

(百万円)

東京

愛知

神奈川

大阪

埼玉

静岡

広島

千葉

福岡

兵庫

群馬

(人)

経済波及

雇用

愛知

東京

神奈川

静岡

埼玉

広島

大阪

群馬

栃木

福岡

茨城

生産

販売付加価値

(百万円)

東京

愛知

神奈川

大阪

埼玉

静岡

広島

千葉

福岡

兵庫

群馬

(人)

経済波及

雇用

出所:MRI推計

(33)

【参考】都道府県別経済・雇用への影響 数表

消費税増税の影響

自動車関連税制変更の効果

■都道府県別経済波及効果

(百万円)

■都道府県別雇用への影響 雇

(人)

地域名

生産段階

からの影

流通段階

からの影

合計

地域名

生産段階

からの影

流通段階

からの影

合計

全国計

1,553,071

377,500

1,930,571

全国計

46,292

35,333

81,626

北海道

9,860

14,251

24,111

北海道

458

1,351

1,809

青森

3,747

4,064

7,811

青森

168

427

596

岩手

10,562

3,560

14,122

岩手

254

406

660

宮城

10,223

10,453

20,676

宮城

427

800

1,228

秋田

3,083

2,805

5,888

秋田

161

335

496

山形

6,055

3,450

9,505

山形

227

357

584

福島

12,557

5,524

18,081

福島

423

576

998

茨城

43,317

5,489

48,807

茨城

1,466

612

2,078

栃木

58,211

3,847

62,058

栃木

1,550

428

1,979

群馬

62,351

3,787

66,137

群馬

1,727

446

2,174

埼玉

85,919

12,467

98,386

埼玉

3,024

1,390

4,414

千葉

30,052

9,653

39,705

千葉

1,521

1,168

2,689

東京

149,778

69,301

219,079

東京

6,479

5,011

11,490

神奈川

185,726

16,045

201,771

神奈川

4,069

1,701

5,770

新潟

16,922

7,170

24,092

新潟

713

806

1,519

富山

11,029

3,256

14,285

富山

383

348

731

石川

10,219

3,755

13,974

石川

341

405

746

福井

7,425

2,333

9,758

福井

282

284

565

山梨

8,252

2,293

10,544

山梨

277

261

538

長野

21,866

6,039

27,905

長野

777

663

1,441

岐阜

36,109

6,085

42,194

岐阜

942

657

1,599

静岡

125,086

13,614

138,700

静岡

2,707

1,216

3,923

愛知

270,413

30,282

300,695

愛知

6,525

2,636

9,161

三重

17,934

3,872

21,806

三重

631

423

1,054

滋賀

12,007

2,662

14,669

滋賀

380

313

694

京都

10,214

5,682

15,896

京都

491

653

1,144

大阪

47,143

32,332

79,476

大阪

1,941

2,653

4,594

兵庫

28,357

12,754

41,111

兵庫

1,107

1,208

2,315

奈良

3,869

2,005

5,875

奈良

184

257

440

和歌山

3,382

1,895

5,276

和歌山

146

229

375

鳥取

2,380

1,591

3,971

鳥取

150

173

323

島根

5,920

1,879

7,799

島根

238

220

457

岡山

37,089

6,455

43,544

岡山

879

581

1,460

広島

76,060

11,405

87,465

広島

1,772

988

2,759

山口

26,369

4,255

30,625

山口

604

424

1,028

徳島

1,637

1,970

3,606

徳島

74

197

271

香川

2,480

3,594

6,073

香川

125

304

429

愛媛

3,704

4,181

7,885

愛媛

154

394

548

高知

1,301

2,109

3,410

高知

68

215

284

福岡

39,628

17,664

57,292

福岡

1,003

1,473

2,477

佐賀

4,845

2,011

6,856

佐賀

146

216

362

長崎

19,419

3,234

22,653

長崎

298

348

647

熊本

14,082

4,234

18,316

熊本

345

456

801

大分

9,524

2,704

12,228

大分

263

298

562

宮崎

3,189

2,567

5,756

宮崎

167

288

455

鹿児島

3,351

3,829

7,180

鹿児島

192

451

643

沖縄

424

3,092

3,517

沖縄

30

286

316

■都道府県別経済波及効果

(百万円)

■都道府県別雇用への影響 雇

(人)

地域名

生産段階

からの影

流通段階

からの影

合計

地域名

生産段階

からの影

流通段階

からの影

合計

全国計

-3,349,903 -823,491

-4,173,394

全国計

-99,987

-77,091

-177,078

北海道

-21,207

-31,040

-52,247

北海道

-986

-2,942

-3,929

青森

-8,063

-9,063

-17,126

青森

-363

-954

-1,317

岩手

-22,444

-7,935

-30,379

岩手

-548

-906

-1,454

宮城

-21,904

-23,315

-45,219

宮城

-922

-1,786

-2,708

秋田

-6,617

-6,255

-12,872

秋田

-348

-748

-1,095

山形

-12,964

-7,694

-20,657

山形

-491

-797

-1,288

福島

-26,904

-12,305

-39,209

福島

-913

-1,284

-2,198

茨城

-96,258

-11,950

-108,209

茨城

-3,232

-1,333

-4,565

栃木

-130,390

-8,376

-138,766

栃木

-3,444

-932

-4,376

群馬

-139,775

-8,243

-148,018

群馬

-3,843

-972

-4,815

埼玉

-191,798

-27,137

-218,935

埼玉

-6,691

-3,025

-9,716

千葉

-66,180

-21,006

-87,186

千葉

-3,334

-2,541

-5,875

東京

-330,152 -150,881

-481,033

東京

-14,214

-10,909

-25,123

神奈川

-416,128

-34,924

-451,052

神奈川

-9,015

-3,703

-12,718

新潟

-35,726

-15,585

-51,310

新潟

-1,511

-1,753

-3,264

富山

-23,327

-7,077

-30,404

富山

-812

-757

-1,569

石川

-21,529

-8,163

-29,692

石川

-721

-880

-1,601

福井

-15,674

-5,072

-20,747

福井

-596

-617

-1,213

山梨

-17,420

-4,983

-22,403

山梨

-587

-567

-1,154

長野

-46,051

-13,127

-59,178

長野

-1,646

-1,442

-3,088

岐阜

-75,913

-13,229

-89,142

岐阜

-1,993

-1,428

-3,421

静岡

-262,621

-29,590

-292,210

静岡

-5,725

-2,643

-8,368

愛知

-567,680

-65,818

-633,498

愛知

-13,791

-5,729

-19,520

三重

-38,828

-8,430

-47,258

三重

-1,360

-922

-2,282

滋賀

-25,916

-5,797

-31,713

滋賀

-818

-682

-1,500

京都

-22,054

-12,372

-34,426

京都

-1,056

-1,421

-2,477

大阪

-101,597

-70,396

-171,992

大阪

-4,172

-5,776

-9,948

兵庫

-61,221

-27,768

-88,989

兵庫

-2,384

-2,629

-5,013

奈良

-8,358

-4,366

-12,724

奈良

-395

-559

-954

和歌山

-7,271

-4,125

-11,396

和歌山

-313

-499

-812

鳥取

-5,030

-3,466

-8,495

鳥取

-316

-377

-694

島根

-12,500

-4,095

-16,595

島根

-502

-479

-981

岡山

-77,873

-14,065

-91,938

岡山

-1,854

-1,266

-3,119

広島

-159,246

-24,852

-184,098

広島

-3,728

-2,153

-5,881

山口

-55,529

-9,271

-64,799

山口

-1,275

-924

-2,199

徳島

-3,525

-4,317

-7,842

徳島

-160

-431

-591

香川

-5,352

-7,878

-13,230

香川

-269

-667

-936

愛媛

-7,995

-9,163

-17,159

愛媛

-331

-864

-1,195

高知

-2,800

-4,626

-7,426

高知

-147

-472

-619

福岡

-83,140

-38,548

-121,688

福岡

-2,123

-3,216

-5,339

佐賀

-10,207

-4,388

-14,595

佐賀

-311

-471

-782

長崎

-40,571

-7,059

-47,630

長崎

-631

-761

-1,392

熊本

-29,498

-9,241

-38,739

熊本

-730

-996

-1,726

大分

-19,974

-5,901

-25,875

大分

-557

-652

-1,209

宮崎

-6,711

-5,603

-12,314

宮崎

-356

-629

-984

鹿児島

-7,068

-8,357

-15,425

鹿児島

-408

-985

-1,393

沖縄

-914

-6,639

-7,553

沖縄

-64

-613

-678

(34)

E E

※1

※2

※1 自動車重量税は国税であるが、40.7%を地方譲与税として譲与する

ため対象とした。

出所:総務省HP

※2 地方法人特別税は国税であるが、地方法人特別譲与税として、国が

地方へ再配分を行うため、対象とした。

J および K

J および M

AからD

税収への影響分析 試算対象税目

(35)

税収への影響 試算結果

自動車関連税制変更の効果

消費税増税の影響

 消費税増税に伴う新車販売台数減が及ぼす税収への影響は、国税と地方税を合わせると1937億円である。消費税が864億円減少で最も影響が大きいのに続き、

法人税が292億円、自動車取得税が212億円の減収となる。

 自動車関連税制変更の税収への効果は、国税、地方税を合わせて901億円となる。

消費税

(十億円)

-86.4

内、国税 消費税

(十億円)

-52.9

内、地方税 消費税

(十億円)

-33.5

自動車税/軽自動車税

(十億円)

-1.1

自動車取得税

(十億円)

-21.2

自動車重量税

(十億円)

-2.9

内、国税 自動車重量税

(十億円)

-1.7

内、地方税 自動車重量税

(十億円)

-1.2

法人税

(十億円)

-29.2

内、国税 法人税

(十億円)

-19.3

内、地方税 法人税(交付税)

(十億円)

-9.9

法人住民税

(十億円)

-8.9

法人事業税

(十億円)

-8.6

所得税

(十億円)

-17.8

内、国税 所得税

(十億円)

-12.1

内、地方税 所得税(交付税)

(十億円)

-5.7

個人住民税

(十億円)

-17.7

(十億円)

-86.0

(十億円)

-107.7

国税

地方税

国税

国税 合計

地方税 合計

地方税

国税+地方税

国税+地方税

地方税

地方税

地方税

影響額

消費税

(十億円)

40.0

内、国税 消費税

(十億円)

24.5

内、地方税 消費税

(十億円)

15.5

自動車税/軽自動車税

(十億円)

0.5

自動車取得税

(十億円)

10.1

自動車重量税

(十億円)

1.4

内、国税 自動車重量税

(十億円)

0.8

内、地方税 自動車重量税

(十億円)

0.6

法人税

(十億円)

13.5

内、国税 法人税

(十億円)

8.9

内、地方税 法人税(交付税)

(十億円)

4.6

法人住民税

(十億円)

4.1

法人事業税

(十億円)

4.0

所得税

(十億円)

8.2

内、国税 所得税

(十億円)

5.6

内、地方税 所得税(交付税)

(十億円)

2.6

個人住民税

(十億円)

8.2

(十億円)

39.9

(十億円)

50.2

国税

地方税

国税

国税 合計

地方税 合計

地方税

国税+地方税

国税+地方税

地方税

地方税

地方税

影響額

出所:MRI推計

(36)

記号

アウトプット

A

消費税 増収分(交付税除く)

B

消費税 増収分(交付税分)

C

消費税 減収分(交付税除く)

D

消費税 減収分(交付税分)

E

自動車税・軽自動車税

F

自動車取得税

G

自動車重量税(譲与税)

H

法人事業税(法人特別税を除く)

I

法人事業税(法人特別税)

J

法人住民税

K

法人税(交付税分)

L

所得税(交付税分)

M

個人住民税

消費税8%増税時 減少台数×販売単価の全国値に税率(1.4%)を掛けて、交付税(平成24年度実績)にて都道

府県別に按分

都道府県別に、生産波及額および売上に対する給与支給率と、所得に対する個人住民税率を掛けて算出

都道府県別に自動車重量税(譲与税)の実績と、保有台数の実績から1台当たりの税額を算出し、消費税8%増税

時の保有減少台数(新車販売減少の17%)を掛けて算出

都道府県別に企業の売上高と法人事業税(法人特別税除く)の実績から、売上高に対する法人事業税率を算出し、

経済波及の結果を掛けて算出

売上高に対する法人事業税率(法人特別税)を生産波及額全国値に掛けて、地方法人特別譲与税実績にて、都道

府県別に按分

売上高に対する法人住民税率(法人特別税)を生産波及額全国値に掛けて、地方法人特別譲与税実績にて、都道

府県別に按分

法人税(交付税分)を地方交付税(平成24年度実績)にて都道府県別に按分

所得税(交付税分)を地方交付税(平成24年度実績)にて都道府県別に按分

都道府県別に自動車税・軽自動車税実績と保有台数から1台当たりの税額を算出し、消費税8%増税時の保有減

少台数(新車販売減少の17%)を掛けて算出

都道府県別に自動車取得税の実績と販売台数から1台当たりの税額を算出し、消費税8%増税時の減少台数を掛

けて算出

算出方法

都道府県別に平成26年消費税5%想定時 販売台数×販売単価×税率(0.22%)

平成26年消費税5%想定時 販売台数×販売単価の全国地に税率(0.7%)を掛けて、交付税(平成24年度実績)

にて都道府県別に按分

都道府県別に消費税8%増税時 減少台数×販売単価×税率(1.7%)

都道府県別に算出した地方税 税目一覧および算出方法 概要

(37)

税収への影響 試算結果

自動車関連税制変更の効果

消費税増税の影響

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

愛知

神奈川

東京

北海道

埼玉

大阪

静岡

福岡

兵庫

千葉

広島

(十億円)

-10.0

-5.0

0.0

愛知

神奈川

東京

北海道

埼玉

大阪

静岡

福岡

兵庫

千葉

広島

(十億円)

 都道府県別の税収への影響をみると、最も影響が大きいのは愛知県で、ついで神奈川県、東京都、北海道となる。

 愛知県は、消費地・生産地の両面の性質を持ち合わせているため、消費税・法人税などの減収が影響している。

 また、北海道は、消費税の地方交付金の割合が高いため上位に入っている。交付税が削減される場合、比較的交付税が少ない県から交付金を削減していく場合は、

ここまでの影響は出ないと考えられる。

出所:MRI推計

参照

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