証券コード：1720
美しい時代へ
－東急グループ 南街区 （渋谷ストリーム） 駅街区東棟 渋谷駅 2018年4月1日 ▶ 2018年9月30日第
16
期 中間報告書
会社概要・株式情報
渋谷駅南街区
プロジェクト
新築工事完成
（渋谷ストリーム 開業）
渋谷再開発事業
010_0448601603012.indd 2 2018/11/19 11:59:38株主の皆様へ
上半期の国内建設市場は、2020年の東京五輪・パラリン ピックに関連する旺盛な建設需要をはじめとして、企業収益 の改善を背景とした設備投資による民間建設投資が堅調に 推移し、市場環境は好調に推移いたしました。 このような情勢下におきまして当社グループは、初年度と なる「中期経営計画2018-2020『Shinka2020』」の基本 方針に則り、「顧客起点と現場力による国内建設事業の強 化」、「戦略事業の拡大による収益多様化の推進」に取り組み、 「 国 内 建 設 事 業 」の 受 注・施 工 の みならず「 不 動 産 事 業 」に お い て 収 益 不 動 産 を 取 得 するとともに「 国 際 事 業 」で は ミャンマーの鉄道工事等を受注いたしました。 当 社 グ ル ー プ の 連 結 業 績 に つ き まして は、売 上 高 は 1,546億円（前年同期比22.8％増）となりました。利益面では、 営業利益は108億円（前年同期比36.3％増）、経常利益は株主の皆様におかれましては、
平素より格別のご高配を賜り
厚く御礼申しあげます。
２０１8年９月３０日をもちまして
第１6期上半期を終了いたしましたので、
事業の概況についてご報告申しあげます。
代表取締役社長 ■上半期までの事業環境と営業状況について
2018年 3月期 （1,259） 3,207 2017年 3月期 （1,034） 2,436 2016年 3月期 （1,150） 2,963 2019年 3月期 3,370 通期予想 900 1,800 2,700 3,600 （1,546） 2018年 3月期 2017年 3月期 2016年 3月期 2019年3月期 60 120 180 240 （79） 214 （95） 172 （47） 181 203 通期予想 （108） 売上高 営業利益1,546
億円108
億円 （単位：億円） （単位：億円） （前年同期比22.8%増） （前年同期比36.3%増） 連結業績の推移 1 010_0448601603012.indd 1 2018/11/19 11:59:43株主の皆様へ
挑戦し実力を蓄えるほか、引き続き不動産事業・国際事業等 への取り組みを加速させ、収益源の多様化を図る所存です。 2018年度（2019年3月期）の連結業績見通しにつきまし ては、売上高3,370億円、営業利益203億円、経常利益216 億円、親会社株主に帰属する当期純利益148億円を予想し ております。以上の業績から、中間配当につきましては1株 当たり中間配当10円と決定いたしました。また、期末配当に つきましては1 6円とし、年 間 配 当 金 は1株 当 たり2 6円を 予定しております。 株主の皆様におかれましては、今後とも倍旧のご支援を 賜りますようお願い申しあげます。 113億円（前年同期比45.5％増）となりました。親会社株主 に帰属する四半期純利益は76億円（前年同期比39.1％増） となりました。 今 後 の 国 内 建 設 市 場につきましては、引き続き好 調に 推移すると予想されます。一方で大都市圏を中心とした複数 の大型再開発工事による需給のひっ迫により、建設コストの 高騰等が懸念されます。 こうしたなか当社グループは、中期経営計画の基本方針に 則った施策を着実に遂行するほか、協力会社との連携により 労務の安定確保および徹底した品質管理に取り組み、渋谷 再開発をはじめとする建設工事を確実に施工し、お客様の 信頼を確固たるものとしてまいります。 また、今後の市場拡大が見込まれる工事分野に積極的に ■通期の見通しおよび配当について
■今後の事業環境と取り組みについて
■ 2018年 3月期 2017年 3月期 2016年 3月期 2019年3月期 （55） 161 （72） 136 （33） 133 148 通期予想 45 90 135 180 60 120 180 240 通期予想 （76） 151.05 128.30 125.00 138.73138.73 2018年 3月期 2017年 3月期 2016年 3月期 2019年3月期 第2四半期 2,497 2,021 2,130 2,488 750 1,500 2,250 3,000 2018年 3月期 2017年 3月期 2016年 3月期 2019年3月期 （78） 221 （99） 188 （52） 197 216 通期予想 60 120 180 240 （113） 2018年 3月期 2017年 3月期 2016年 3月期 2019年3月期 第2四半期 791 663 542 861 250 500 750 1,000 親会社株主に帰属する 当期（四半期）純利益 1株当たり当期純利益 総資産 経常利益 純資産76
億円138.73
円2,488
億円113
億円861
億円 （単位：円） （単位：億円） （単位：億円） （単位：億円） （単位：億円） （前年同期比39.1%増） （前期比12.32円減） （前期比8億円減） （前年同期比45.5%増） 通期予想 （前期比69億円増） ※記載金額は、表示単位未満を切り捨てて表示しております。また、グラフのカッコ内は第2四半期累計期間における数値を表示しております。 ※「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等を当期首より適用しており、2018年3月期以前の「総資産」の数値は当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっております。 ● 2 010_0448601603012.indd 2 2018/11/19 11:59:43東急建設は、SHIBUYA109など、渋谷を代表する施設を施工するとともに、“渋谷のゼネコン”として、 100年に一度といわれるビッグプロジェクトの原動力となり、渋谷の未来を拓く価値創造に貢献しています。
渋谷再開発事業の全体ロードマップ
●渋谷再開発事業の全体ロードマップ 1999 QFRONT 1979 SHIBUYA109 1960年代～ 渋谷再開発 ▶ 1989Bunkamura 2000渋谷マークシティ 2019渋谷駅街区東棟 （渋谷スクランブルスクエア） 2020 銀座線渋谷駅改良工事 2008～ 渋谷駅周辺 大規模プロジェクト ▶ 2027 完成（予定） 2020 東京五輪・パラリンピック 2012 渋谷ヒカリエ 2001 セルリアンタワー 2018渋谷駅南街区 （渋谷ストリーム） 2008 2020 2027 2012年「渋谷ヒカリエ」に続き 2018年9月に「渋谷ストリーム」が開業した。 “エンタテイメントシティSHIBUYA”の実現に向け、 東急建設の「ものづくり」が、また一つカタチに。 ［建物概要］ ● 開業日： 2018年9月 ● 事業主体： 東京急行電鉄、東横線隣接街区の地権者 ● 工事場所： 東京都渋谷区渋谷三丁目２１番３号 ● 延床面積： 約116,000㎡ ● 階数： 地上35階、地下4階 ● 高さ： 約180m渋谷駅南街区
プロジェクト新築工事
（渋谷ストリーム 開業）
完成 ！
3 010_0448601603012.indd 3 2018/11/19 12:00:01所 長として約5年 余り、現 場を率 いてきました。 この工事は、土木と建築がまるでジグソーパズルの ように入り組み、細かなピースを埋めていくことで、 ようやく一枚絵になったと実感しています。 本プロジェクトにおける当社の強みは、一つは渋谷 というまちをよく知っていること。もう一つは東京急 行電鉄株式会社との仕事を継続してやっていること。 そうした経験・ノウハウの積み重ねが、建物の施工から メンテナンス、改修などの維持管理まで織り込んだ、 確かな「ものづくり」につながっているのだと思います。 本プロジェクトの特徴は、土木工事と建築工事が一体となった 大規模開発という点にあります。初めに、道路の拡幅や橋梁の架替 などの区画整理を行い、それ以降も高層棟の建築工事と、渋谷川 の水辺を整備する護岸改修などの土木工事を同時に行いました。 土木と建築という性格の異なる工事が“同居”し、しかもさまざま な工事が集中するなか、当社は、長年培った工程管理の知見と ノウハウを活かし、スムーズな連携を図り難度の高いプロジェクト を完成へと導きました。 本プロジェクトは、国内有数の人口密集地で行う工事のため、 綿密な工程管理を徹底しました。近隣居住者をはじめ、鉄道、高速 道路、河川も隣接するため、多方面の関係先との連携を緊密化。 とりわけ地元での説明会を重ねるなどコミュニケーションに注力 しました。また、保安員、警備員を通常の３倍に増強するなど、現 場周辺の安全確保にも最大限の配慮を行いました。これらの取り 組みにより、地元からも多大な協力をいただくことができ、トラ ブルやクレームなども極めて少ないプロジェクトとなりました。 2027 完成（予定）
渋谷駅の南側エリアに
新たな魅力を生むプロジェクト
本プロジェクトで発揮した
東急建設の強み
渋谷駅南街区 所長藤平 豊久
土木・建築一体で、高難度の工事を進行
綿密な工程管理と、安全への最大配慮
「渋谷駅南街区プロジェクト」は、東横線と東京メトロ副都心線 の相互直通運転により地下化し、利用されなくなった旧東急東横 線渋谷駅のホーム、線路跡地その周辺地区を再開発したプロジェ クト。新たな大規模複合施設「渋谷ストリーム」と、官民連携による 渋谷川および水辺空間の再生・整備により、これまで首都高速3号 渋谷線と国道246号で分断されていた渋谷駅の南側が、クリエイ ティブワーカーを魅了するエリアへと変貌を遂げている。 現時点でのイメージであり、今後の検討により変更の可能性があります © 東京急行電鉄株式会社 — 責任者に聞く — 4 010_0448601603012.indd 4 2018/11/19 12:00:03主な完成工事・受注工事
■土木 ■建築 渋谷ストリーム新築工事 発 注 者：東京急行電鉄株式会社 工事場所：東京都渋谷区 ❷ 東急ステイ 博多新築工事 発 注 者：東急ステイ株式会社 工事場所：福岡県福岡市 ❹ 4 ©渋谷ストリーム ドレッセWISEたまプラーザ 新築工事 発 注 者：レジデンス（株）・大林新星和不動産（株）東京急行電鉄（株）・三菱商事（株）・三菱地所 工事場所：神奈川県横浜市 ❶ WOWOW辰巳放送センター 新C館増築工事 発 注 者：株式会社ＷＯＷＯＷ 工事場所：東京都江東区 ❸ 1 2 3完成工事
5 010_0448601603012.indd 5 2018/11/19 12:00:15主な完成工事・受注工事
新タケタ橋建設工事 発 注 者：ミャンマー連邦共和国建設省 工事場所：ミャンマー連邦共和国ヤンゴン ❺ 建 築 当第2四半期累計期間 億円 ％ 官公庁 70 7.3 民間 446 46.1 東急グループ 62 6.4 海外 0.3 0.0 合計 579 59.8 土 木 当第2四半期累計期間 億円 ％ 官公庁 81 8.4 民間 22 2.3 東急グループ 77 8.1 海外 207 21.4 合計 388 40.2 土 木 388億円 （40.2%） 建 築 579億円 （59.8%） 受注高 968億円 土 木 手取川流域農業水利事業上郷用水路（宮竹サイホン）改修その２工事 発注者：農林水産省 工事場所：石川県白山市 渋谷駅街区開発計画 西口仮設通路新築工事 発注者：東京急行電鉄（株）・東日本旅客鉄道（株）・東京地下鉄（株） 工事場所：東京都渋谷区 田園都市線梶が谷駅可動式ホーム柵設置工事（土木工事その２） 発注者：東京急行電鉄株式会社 工事場所：神奈川県川崎市 ヤンゴン・マンダレー鉄道改善工事 第１期事業 ＣＰ103工区 発注者：ミャンマー連邦共和国運輸・通信省 工事場所：ミャンマー連邦共和国バゴー地域 ❺ ❻ ❼ ❽ 建 築 （仮称）テイネオリンピアセンターハウス新築工事 発注者：加森観光株式会社 工事場所：北海道札幌市 （仮称）PMO西新宿新築工事 発注者：野村不動産株式会社 工事場所：東京都新宿区 川西市清掃事務所整備工事 発注者：川西市 工事場所：兵庫県川西市 玉名市民会館建設工事 発注者：玉名市 工事場所：熊本県玉名市 ❶ ❷ ❸ ❹ 1 3 4 5 受注高の発注者別内訳 8受注工事
6 5 7 2 6 010_0448601603012.indd 6 2018/11/19 12:00:15会社概要・株式情報
この報告書よりさらに詳細な情報や最新情報は当社ウェブサイトをご覧ください。 株式に関する『マイナンバー制度』のご案内 中間配当金領収証による配当金のお受け取りについて マイナンバーの利用開始に伴い、株式の税務関係のお手続きに株主様の マイナンバーが必要となっております。 2015 年 12 月 以 前 より証 券 会 社 等とお 取 引 をさ れて い る株 主 様 は、 2019 年 1 月以降の最初に売却代金や配当金の支払を受ける時までにマイ ナンバーのお届出が必要です。 第１6 期中間配当金は、同封の「中間配当金領収証」により、払渡期間 （平成30年１２月4日～ 平成３1年１月11日）内に、最寄りのゆうちょ銀行または 郵便局にてお受け取りください。なお、配当金は口座振込でもお受け取り いただけます。確実に手間なくお受け取りいただける口座振込をぜひご利用 ください。口座振込のお手続きの詳細につきましては、下記「株式に関する 各種手続きのお問い合わせ先」までお願いいたします。 マイナンバーのお届出等のお手続きの詳細につきましては、下記「株式 に関する各種手続きのお問い合わせ先」までお願いいたします。 株式関係業務におけるマイナンバーの利用 法令に定められたとおり、「配当金に関する支払調書」および「単元 未満株式の買取請求など株式の譲渡取引に関する支払調書」等には 株主様のマイナンバーを記載し、税務署へ提出いたします。 見やすい ユニバーサル デザインフォントを 採用しています。 〒150-8340 東京都渋谷区渋谷一丁目16番14号 TEL 03–5466–5020 環境保全のため、 FSCR認証紙と 植物油インキを 使用しています。 商号 東急建設株式会社英文社名 TOKYU CONSTRUCTION CO., LTD.
創業 1946 年 3 月 12 日 設立 2003 年 4 月 10 日 事業内容 総合建設業 資本金 163 億 5,444 万 7,000 円 従業員数 2,540名 （2018年9月30日現在） 支店 札幌支店・東北支店・ 北陸支店・千葉支店・ 東日本土木支店・都市開発支店・ 首都圏建築支店・東日本建築支店・ 名古屋支店・大阪支店・広島支店・ 四国支店・九州支店 海外事務所 シンガポール・タイ・インドネシア・ ミャンマー・バングラデシュ・ベトナム
