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3人に1人が パワハラ 被害に!? 職場における いじめ 暴力の禁止 防止 の 取り組みを まずはその実態を知ってください 自治労 パワー ハラスメント10万人実態調査報告書 ダイジェスト版 POWER HARASSMENT 自治労は 第81回定期大会 2009 年 8月 の運動方針及び 当面の闘争

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(1)

自治労の 労働安全衛生の マスコット 『危険カモ』

パワハラ

被害

!?

「職場における

いじめ・暴力の禁止・防止」

取り組みを

自治労「パワー・ハラスメント10万人実態調査報告書」

ダイジェスト版

自治労は 第81回定期大会(2009年8月)の運動方針及び 当面の闘争方針で、メンタル不調の要因としても問題視される ようになってきたパワー・ハラスメントについて取り上げました。 そして職場における人権確立のために「 職場のいじめ・暴力 禁止法」(仮称)の検討を進めることとしました。 実際にどんなパワハラが 職場で起きているのか、公務災害 申請や裁判に至らない事案がどれだけ起きているのかを把握 し現状分析するため、全ての地域から多様な立場の組合員 の生の声を聞く「10万人実態調査」を実施しました。

3

人に

1

人が、

POWER HARASSMENT

まずはその実態を知ってください

(2)

言葉も知らなかった

2.3

% 無回答

0.4

% 言葉も内容も知っていた

82.0

%

知っている

97.3

%

言葉は知っていたが 内容は知らない

15.3

% 件数 62,243 図❶

パワハラの周知度

「パワハラ」という言葉を

知っている人

97.3

%

調査対象

自治労の47都道府県本部、

全ての組合員から10万人を抽出

都道府県職・政令市職・市職・町村職・臨時非常勤労組・ 事務組合広域連合・社会福祉協議会・国保協議会・市町村共済・ 全国一般・民間事業所、全国消防職員協議会 ○パワハラの起きる原因と仕事の関係性の実証のため、事務職・技 術職・現業職・保育職・看護職・医療職・消防職・その他の職場 別とした。 ○パワハラが起こる心理的メカニズムを探るため、正規職員だけでなく 嘱託職員・臨時職員・非常勤職員・派遣職員・再任用職員・再雇 用職員等・パート職員・アルバイト職員等全ての職員を対象とした。 実施期間 2010 年 5月末/調査票配布・実施 2010 年11月16日/集計分析完了 回収状況 [組織単位] 466 対象単組中 401単組回収 ▶

86.1

[個人単位] 103,827 人配布 62,243 人回収 ▶

59.9

調査に 参加してくれた 仲間たち

パワー・ハラスメントとは、

「職場において、地位や人間関係で弱い立場の

相手に対して、繰り返し精神的又は身体的苦痛を与えることにより、結果として働く

人たちの権利を侵害し、職場環境を悪化させる行為」を言います。

(職場のハラスメント研究所の定義より)

「パワハラ」という言葉は広く使われて

きている現状にあります。今回の調査で

も、「言葉は知っている」「言葉の内容

も知っている」という回答をあわせれば

97.3%が「知っている」との結果になり

ました。

(3)

男性計 女性計 19.3%22.5% 総計 男性 女性 男性 女性 男性 女性 男性 女性 男性 女性 男性 女性 69.0% 9.7% 17.0% 3.3% 過去3年間に 受けた計 いままでに うけたことが ある計 1.0% 70.6% 9.2% 15.9% 3.4% 0.9% 65.6% 10.8% 19.4% 3.1% 1.1% 86.9% 5.6% 5.6%1.9% 89.1% 3.1% 7.8% 80.2% 2.2% 14.9% 2.1% 0.5% 79.8% 2.1% 16.5% 1.2% 0.3% 71.3% 8.3% 16.5% 3.2% 0.7% 66.8% 11.0% 18.8% 2.8% 0.6% 66.3% 11.9% 16.6% 4.1% 1.1% 59.8% 13.7% 20.7% 4.3% 1.5% 66.7% 13.2% 14.5% 3.9% 1.6% 55.1% 16.4% 22.2% 4.0% 2.2% 72.5% 14.9% 9.9% 1.9% 0.8% 60.8% 8.9% 17.7% 5.1% 7.6% ■重大なパワハラを受けた ■重大かどうかはわからないが受けた  ■3年より以前に受けた ■受けたことはない ■無回答 10代 20代 30代 40代 50代 60代 以上 28.5% 33.3% 7.5% 7.8% 13.1%10.9% 17.0% 17.7% 19.2%19.8% 19.7% 21.6% 28.0%32.6% 20.7% 25.0% 32.6%38.7% 18.4% 26.2% 31.6%42.6% 11.8% 22.8% 26.7%31.7% 20.3% 25,153 11,824 107 64 3,964 2,345 9,480 4,262 7,468 3,087 3,864 1,980 262 79 36,991 30.0% 件数 0 20 40 60 80 100(%) ■重大なパワハラを受けた ■重大かどうかはわからないが受けた  ■3年より以前に受けた ■受けたことはない ■無回答 総計 男性 女性

…21.9

%

…32.5

%

66.2

%

10.6

%

18.5

%

3.4

% 過去3年間に 受けた計 3年以前も 含む

1.3

%

…19.8

%

69.5

%

9.7

%

16.3

%

3.5

%

1.1

%

…24.5

%

62.2

%

11.6

%

21.3

%

3.2

%

1.6

% 件数 62,243 件数 34,565 件数 27,605 0 20 40 60 80 100(%) 図❷

過去3年間でパワハラの被害を受けたことの有無

図❸

過去3年間でパワハラを受けたことの有無(事務職・技術職)

パワハラの被害を

受けた人

3

人に

1

パワー・ハラスメント被害は過去 3 年間では5 人に1 人が

「受けた」と答えており、それ以前も含めれば3 人に1 人

が「被害経験を持つ」と答えています

図❷

男女比全体では大きな差は表れていませんが、事務職・

技術職に限ると10代40 代 50 代 60 代では女性の比率

が高くなっています

図❸

大声で感情的にしかる ◦勤務時間中に自席に呼びつけ て、他の職員にも聞こえるよう に大声で注意をするので、職場 内環境も悪く、士気も下がる。 (事務・女性・40 代) ◦不本意な指示を拒否したら、 「 子どもがいない人はいい 」 「夫婦で稼いでいる人はいい」 などと意味不明なことを言われ て怒鳴られた。 (事務・女性・50 代) 意向を無視した 一方的な指示をする ◦既婚者上司が身体を要求、応 じなかったら口をきかない、無視 する、不要な仕事をさせるなど 仕事上一方的な指示で嫌がら せをする。 (事務・女性・30 代) 性格や容貌をからかったり 非難する ◦容姿をからかう先輩がいる。 (事務・男性・40 代) ◦「職場で嫌われているから気を つけた方がいい」「社会人とし てお粗末だ」などと言われるが 具体的な注意をしてくれない。 (医療・女性・20 代) やたらに権限を振り回す ◦上司の誤りを指摘したら、「評 価や異動の権限は俺にあるん だ」と言われ、評価では勝手な 言い分を書かれて異動させられ た。(現業・女性・40 代)

自由記述

より

(   )

過去3年間では

5人に1人

(4)

0 10 20 30 40 50 60 70 (%) 58.8 63.2 61.0 18.3 24.2 21.3 22.3 18.8 20.5 19.3 14.6 17.0 4.9 5.3 5.1 4.64.84.5 2.72.72.7 4.33.05.6 ■計   ■うち男性 ■うち女性    (N=13,616)   (N=6,818)     (N=6,773) 直属 の 上司 そ の 他 の 上司 仕事上 の 先輩 同僚 住民 ・ 利用者 部下 ・ 後輩 他 の 役所 に 所属 す る 職員 そ の 他 図❹

パワハラの主な行為者

パワハラの被害を

受けた人

3

人に

1

そのほか、「仕事上の先輩」(20.5%)、「その他の上司」(21.3%)、「同僚」 (17.0%)もみられます。「住民・利用者」は5.1%となっています。 パワハラの行為者別に、過去 3 年間に職場で受けた行為をみると、行為者が直 属の上司の場合には、「大声など感情的にしかる」、「意向を無視した一方的な 指示をする」、「ささいなミスをしつこくしかる」などに集中するのに対し、仕事上 の先輩、同僚の場合には、「悪口や陰口で足を引っ張る」、「性格や容貌をからかっ たり非難する」、「仕事仲間とみなさない対応をする」も多くみうけられます。

パワハラ行為者は「直属の上司」と61.0%

が回答している

図❹

ことから、管理職にお

ける女性の登用率が進んでいないことも要因

といえ、また、セクシュアル・ハラスメントと

複合的にパワー・ハラスメント行為がおこな

われていることも背景として考えられます。

直属の上司 ◦スタッフ全員の前で、無能力扱 いをする。(看護・女性・30 代) ◦所属長にパワハラの悩みを聞 いてもらおうとしたら「そういうこ とは言わないこと」と言われて、 逆に追い込まれてしまい不公平 な扱いを受けることになってし まった。(保育・女性・30 代) ◦「あなたと話すとイライラする。 時間の無駄」と言われる。 (看護・女性・20 代) ◦いろんな場面で「親の顔が見 たい」などと繰り返し人前でバ カにする。(技能・男性・30 代) ◦他人の前で恥をかかせるような 言動をする。細かいところを突っ ついて、チクチクと何回も電話 してくる。(保育・女性・50 代) ◦上司の考えが、その都度変わ り、戸惑っているとミスとして指 摘され、「次はクビだよ」と脅 かされる。(現業・女性・50代) 悪口や陰口で足を引っ張る ◦妊娠をきっかけに、それまでやっ ていた仕事をはずされて、陰で 「あてにならない人間には仕事 をさせられない」と言っていると いうことを聞いた。 (看護・女性・30 代) ◦上司が、その場にいない人の 悪口を言って、「そうは思わな いか」と同意を求めてくる。 (事務・女性・30 代) [過去3年間にパワハラを受けた方・2つ以内選択]

自由記述

より 過去5年間では 5人に1人

(   )

(5)

70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 58.4 52.1 64.8 53.6 67.9 49.2 44.4 39.1 49.8 35.637.633.6 34.0 25.6 42.4 27.027.626.3 24.326.721.9 21.2 16.0 26.5 7.7 8.4 7.6 5.3 6.5 4.9 5.7 6.93.6 4.3 3.6 5.0 2.2 3.4 1.0 気分 が 沈 ん で ゆ う う つ に な っ た 不愉快 に な っ た 相手 に 気 を 使 い 避 け る よ う に な っ た 転 勤 ・ 転職 し た く な っ た 辞 め た く な っ た な る べ く 気 に し な い よ う に し た 仕事 に 集中 で き な く な っ た 情 け な い 気持 ち で 自分 を 責 め た 心 療内科 ・ 精神科 に 通院 し た 休 み が ち に な っ た 死 に た く な っ た そ の 他 と く に な い ■計   ■うち男性 ■うち女性    (N=13,616)   (N=6,818)     (N=6,773) 図❺

パワハラ行為を受けた後の状況

70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 57.6 58.6 47.4 54.7 38.4 45.5 41.1 34.6 44.5 32.1 13.3 29.5 34.2 22.5 17.921.8 19.5 5.6 10.64.3 15.7 3.9 7.33.7 0.5 2.5 ■重大なパワハラを受けた ■重大かどうかはわからないが受けた    (N=2,087)           (N=11,529) 気分 が 沈 ん で ゆ う う つ に な っ た 不愉快 に な っ た 相手 に 気 を 使 い 避 け る よ う に な っ た 転 勤 ・ 転職 し た く な っ た 辞 め た く な っ た な る べ く 気 に し な い よ う に し た 仕事 に 集中 で き な く な っ た 情 け な い 気持 ち で 自分 を 責 め た 心 療内科 ・ 精神科 に 通院 し た 休 み が ち に な っ た 死 に た く な っ た そ の 他 と く に な い 図❻

パワハラ行為を受けた後の状況

パワハラを受けて

「死にたくなった」と思った人

5.1

%

被害を受けた後の状況では、

「心療内科・精神科に通院した」が、

「パ

ワハラを受けたことのある」人の 7.7%、「死にたくなった」5.7%

となっています。この割合を自治労組合員全体に置きかえれば、

約 15,000 人が通院、約 11,000 人が死にたくなったと推計でき、

決して少なくない数字です

図❺

。また、そのうち重大なパワハラ

では、この数字が19.5%、15.7%となり、受けたパワハラが重大

であることによって、状況が深刻化することがわかります

図❻

身体に異変を感じた ◦過呼吸になり、それを隠して仕 事を続けるのが辛かった。 (事務・女性・30 代) ◦不眠で感情のコントロールがで きなくなってしまった。 (看護・女性・30 代) ◦1 年間で5キロ痩せて、生理 が止まってしまった。 (現業・女性・50 代) ◦ストレスでPTSDになり、現在 も通院している。 (技能・男性・40 代) ◦円形脱毛症、甲状腺、じん麻 疹などで病院通いをしている。 (保育・女性・50 代) 働けない ◦職場に行けなくなり、うつ病で 休職した。(技能・女性・40代) ◦人との接触の仕方が分からなく なり、仕事が出来なくなった。 (事務・男性・30 代) ◦家にいても、カーテンが開けら れない、電話が怖い状態にな り、買い物にもいけなくなった。 (看護・女性・30 代) ◦周囲には申し訳ないとは思って いるが、電話がこわい。 本人 を見るとドキドキして恐怖心があ るので、出勤出来ないでいる。 (技能・女性・30 代) ◦その人に合わせようと、気を使 い、再度同じことが起こらないか 不安で出勤が出来なくなった。 (看護・女性・50 代) ◦電車に乗れなくなり、検査をし たら胃にポリープができていた。 (事務・女性・50 代) [過去3年間にパワハラを受けた方・4つ以内選択] [過去3年間にパワハラを受けた方・4つ以内選択]

自由記述

より

(6)

50 40 30 20 10 0 (%) 34.0 25.7 42.5 19.4 16.7 22.1 13.6 15.2 11.9 13.515.711.4 4.2 4.3 4.1 2.4 2.3 2.5 1.0 1.2 0.9 5.1 4.3 5.9 40.4 45.4 35.4 職場 の 先輩 や 同僚 に 相談 し た 職場 の 上司 に 相談 し た 相手 に 嫌 だ と わ か ら せ よ う と し た 相手 に 抗議 し た 組合 に 相談 し た 担当部署 や 窓 口 に 相談 し た 弁護士 な ど の 職場外 の 機関 に 相談 し た そ の 他 職場 で は 何 も し な か っ た ■計   ■うち男性 ■うち女性    (N=13,616)   (N=6,818)     (N=6,773) 図❼

パワハラに対して職場でとった行動

[過去3年間にパワハラを受けた方・2つ以内選択] ■相談する ■相談しない ■無回答  総計 男性 女性 総計 男性 女性 39.5% 53.0% 7.4% 44.2% 49.5% 6.3% 33.7% 57.5% 8.8% 54.3% 36.9% 8.8% 56.4% 35.8% 7.8% 51.6% 38.3% 10.1% 組合が職場に 設置した窓口 62,243 34,565 27,605 62,243 34,565 27,605 件数 組合が 専門機関に 設置した窓口 0 20 40 60 80 100(%) 図❽

重大なパワハラを受けた場合の相談窓口への相談意向

■相談する ■どの窓口でも相談しない ■無回答  総計 74.9% 21.0% 4.2%62,243 件数 0 20 40 60 80 100(%) 図❾

パワハラ相談窓口への相談意向

対応は

「何もしなかった」人

40

%

以上

諦め型 ◦相手が女性だし、女性職員な んてそんなものだと思って納得 した。 (事務・男性・40 代) ◦上司がパワハラの事実を知って も、何の対応もしてくれないから。 (事務・男性・30 代) ◦正職員には何を言っても勝てな いと思ったから。 (臨時・女性・40 代) 自責型 ◦自分の無能力が原因であった ため。 (事務・男性・30 代) ◦相手を責める気持ちよりも、自分 を責める感情が強かったから。 (事務・男性・30 代) 精神的ダメージが大きい ◦気力がわかず、何もする気にな れなかった。 (保育・女性・20 代) ◦行動を取ろうと思ってはいたが、 その前に倒れてしまった。 (事務・男性・40 代) 相談が出来なかった ◦以前、管理者に相談したが、 筒抜けで回り回って、自分が 叱られて、何の解決にもならな かった。(医療・男性・30 代) ◦田舎で、閉鎖的なので、ウッ カリ話したら大変なことになると 思った。(事務・女性・30 代) 取った対応としては、「職場や同僚に相談した」 が34%と一番多いものの、「何 もしなかった」が40%を超えています(図❼)。何もしなかった理由としては、「何 をしても解決にならない」という諦めが約52%と半数を超えているのです。また、 「いずれかの窓口に相談する」と74.9%が答えており(図❾)、相談意向が高く、 期待は高いにもかかわらず、現在の受け皿が不十分であることが考えられます。 一方、相談窓口への期待については、「組合が専門機関に設置した窓口」(54.3%)、 「自治体が専門機関に設置した窓口」(49.7%)と、ともに外部窓口への期待が 高く(図❽)、さらに外部、内部ともに組合への期待度が高く現れています。

自由記述

より

(7)

あえて取り組む 必要はない

2.2

% 職場全体で とりくむべきだ

57.1

% 問題が起こったら 取り組めばよい

23.5

% 無回答

2.7

% よくわからない

14.5

% 件数 62,243 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 82.2 77.5 66.2 62.7 54.9 管理職 に 対 す る 研修 安 心 で き る 相談窓 口 の 設置 全員 へ の 研修 パ ワ ハ ラ 防止対策 指針 の 作成 厳 し い 処分 件数 62,243 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 89.4 87.9 91.2 職場全体 の 人間関係 を 悪 く す る 88.0 85.8 90.8 重大 な 人権侵害 で あ る 76.8 73.980.4 職場全体 の 仕事 の 能率 を 下 げ る 54.6 56.7 52.0 パ ワ ハ ラ を す る 人 の 個人的 な 問題 だ 47.7 47.8 47.6 気 に す る と 指示 が や り に く く な る 45.5 46.1 44.9 神経質 に な る と 職場 が ぎ す ぎ す す る 23.8 26.819.5 パ ワ ハ ラ を 受 け る 方 に も 問題 が あ る ■計   ■うち男性  ■うち女性    (N=62,243)    (N=54,565)     (N=27,605) 図

パワハラについて

図

パワハラをなくすための

取り組み姿勢

[「全くそう思う」と「まあそう思う」を合わせた比率] 図

パワハラに関する職場での

取り組みの必要性について

[「ぜひ必要だ」と「まあ必要だ」を合わせた比率]

パワハラは

職場の人間関係を

悪くする」と思っている人

98.4

%

取り組みの必要性については、「職場全体で取り

組むべき」57.1%

図

、必要なのは「管理職

の研修」82.2%、「安心できる相談窓口の設置」

77.5%

図

となっています。

プライバシーが守られない ◦勤相談窓口でプライバシーが守 られなかった場合に、更なる人 間関係の悪化を懸念する。 (技能・男性・50 代) ◦少数職場なので、すぐ誰か分 かってしまう。 (現業・女性・40 代) ◦役所の場合、なぜか相談して いることがすぐ誰かに分かってし まう。 (保育・女性・40 代) 結局は解決されない ◦原因は、個人の資質にあるの で、解決のしようが無いと思う。 (事務・女性・40 代) ◦個人の責任やメンタルの問題 にされてしまいそう。 (事務・男性・40 代) ◦同じ公務員が行っている相談 窓口なら、相談しても意味が無 いと思う。(看護・女性・40 代) 人事管理上なんらかの 不利益が生じる ◦行為者が手を回して、なおさら 状況が悪くなった。 (技能・男性・40 代) ◦相談先の人事課が異動や配 転で不利益な取り扱いをする。 (事務・女性・30 代) 相談した ◦同期や他の職場の仲間に言っ て回った。(保育・女性・20 代) ◦メンタルヘルス相談窓口に相談 した。 (事務・男性・40 代) 消極的な行動 ◦異動願いを書いた。 (事務・男性・30 代) パワハラは「職場の人間関係を悪くする」 98.4%「重大な人権侵害である」 88.0%となり、パワハラが人権問題であるとの認識は高いことがうかがえます。 一方、「個人的な問題である」と54.6%が回答していることから、職場全体の 課題としての意識になっていないこともわかります(図)。

自由記述

より

(8)

 今回の 「パワー・ハラスメント(以下パワハラ)自治労 10 万人実態調査」 では、予想を上回るパワハラの実態と深刻な影響が浮き彫りとなりました。  過去 3 年間では実に5 人に1 人がパワハラ被害を受けており、多くは「不 愉快で頭にきた」「気分が沈んで憂鬱になった」と答えていますが、「死に たくなった」「心療内科・精神科に通院した」 等の深刻な回答も少なくありま せん。そのような状況であるにも関わらず、相談や対策を講じている回答は 少なく、ほとんどが「相談しても解決にならないと思った」 等の諦めの回答 であり、確たる解決策を持たない現状を反映していると言えるでしょう。 ◆  相談先については、組合・自治体が外部に設置した機関への期待度が高く、 中でも労働組合が設置した外部機関への相談希望が最も多くなっています。 自治労の取り組み体制の構築も含めて、本部・県本部・単組での取り組み強 化が求められています。  本部は方針に基づき、「職場のいじめ・暴力禁止法」(仮称)の制定に向けて 検討を開始します。県本部・単組では、 パワー・ハラスメント対策を専門的 に検討する機関の設置や、労安担当者の機能強化等の検討をはじめることが 必要です。すでにセクシュアル・ハラスメント対策委員会を設置している県本 部・単組では、その活用も含めてを検討して下さい。  また、「自治労 10 万人実態調査結果」を受けて学習会の実施や、現行法 活用を含む担当者研修の実施、組合員学習会の実施、パワハラ対策指針の 策定、 外部相談窓口の設置など、 解決策に向けた具体的な取り組みが必要 です。 ◆  今回の実態調査結果を受けて、職場におけるいじめ・暴力を「起きない」「起 こさない」「起こさせない」ため、また「起きてしまった」場合の被害者救済、 行為者(加害者)対策について、 法整備も含めて取り組むことが必要です。 あらためて快適職場とはどういう職場なのかを整理し、働くものの尊厳を守り、 自信を持って公共サービスの提供や仕事ができる環境づくりのために積極的 に行動を起こしていきましょう。 ◆  労働安全衛生法71条の2(事業者の講ずる措置)では、「快適な職場環 境を形成するように努めなければならない」とし、雇用する側の努力義務と して安全で快適な労働環境の提供が求められています。職場の環境整備は 雇用主の責任でおこなわれるべきです。パワハラ対策指針の策定や、管理職 及び職員研修の実施、外部相談窓口の整備等を当局要求に反映させ、パワ ハラ防止・禁止対策の充実を求めていきましょう。

今後

に向けて

労働者の命と、

人権と尊厳を守るために

参照

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