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私が以前にしていた仕事は

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(1)

地域における防犯対策

~犯罪から子どもを守る~

2015年12月5日

加古川市役所 防犯リーダー養成講座 中山 誠

(2)
(3)
(4)

ジョブチューン 11月7日土曜日夜7時からMBSで放映

(5)
(6)

ウソ発見「カードテスト」

被検者:MOZUの西島秀俊 45歳

検査者が後ろを向いている状態で

西島がトランプのハート 2、3、4、5、6

の5枚から1枚を引く

口頭で30秒おきに質問

返答はすべて「いいえ」

ポリグラフの記録から、

西島がひいたカードを当てる?

(7)
(8)

SCR

(9)

( HP

(10)
(11)

11

7

(12)

関西国際大学

人間科学部 人間心理学科 犯罪心理学コース

兵庫県警 警視長 元 姫路警察署長

教授 西岡 敏成

家庭裁判所調査官 少年非行を扱う専門家

教授 坂野 剛崇

静岡県警科学捜査研究所

心理学博士

学科長 教授 中山 誠

20

(13)

本日の話題

犯罪の発生件数

特に、子どもが被害に遭いやすい犯罪とは?

犯罪の暗数とは?

これまでに子供がどんな事件にあっているのか

こどもを守る防犯活動に向けて

*皆さんの知識を試す「

犯罪捜査検定」の実施

(14)

マスコミの報道では「

最近、犯罪はま

すます、凶悪になり、巧妙化して、件

数も大幅に増えている

」というけれど

実際には、1年間にどれくらいの数の

犯罪が発生しているのか?

最近の犯罪情勢

(15)

2015

(

2014

A 1 2,100

B

1,210

C

121

D

12

1

E

1 2,100

(16)

2014

121

(17)

A

B

C

D

E

(18)

1

(19)

A

B

C

D

E

(20)

犯罪心理学検定 第3問

最近の犯罪の件数は、10年前に比べて

A 2倍以上、増えている

B 若干、増えている

C 半分以下に、減っている

D 若干、減っている

E 増えても減ってもいない

(21)

犯罪の認知件数(紺)と犯罪の検挙率(赤) 0 5 10 15 20 25 30 35 0 500000 1000000 1500000 2000000 2500000 3000000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

2002

285

2003

2014

121

(

2001

(20

30

(10p up)

(22)

第3問 最近の犯罪の件数は、10年前に比べて

A 2倍以上増えている

B 若干、増えている

C 半分以下に、減っている

D 若干、減っている

E

増えても減ってもいない?

C

(23)
(24)

2013

A

B

C

2

D

3

E

.

(25)

殺人事件の発生件数と検挙率 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

2013

1,419 1,39 2 1,30 9 1,199 1,301 1,096 1,067 1,052 1,032

938

94.6 96.6 96.8 96.5 95.1 98.0 96.4 97.8 93.3 101.3

10

93

2013

(26)

検挙率が100%をこえたからくり

2013年に発生した殺人事件がすべて検挙されたとする

→検挙率100%

ところが、2012年に発生して、

2012年には逮捕されなかった犯人が、

2013年になってから、逮捕されたら

検挙率は100%を超える

(27)

2013

A

B

C

2

D

3

E

E

(28)

一般刑法犯の認知件数は大幅に減っているが・・・

すべてが減少しているわけではない

近年、件数が増えているのは?

(29)

特殊詐欺の件数と被害金額

10

(

(

2014

559

(30)
(31)
(32)
(33)

警察の手がおよびにくい犯罪とは

被害届が出ない

被害者の社会的立場が弱い(子ども、高齢者)

被害者と同じ

「枠」

の中に、容疑者がいる

学校:いじめ、校内暴力

家庭:虐待(子ども、高齢者)、DV

(34)

0

500

1000

1500

2000

2500

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

(35)

26,939

68

69

884

548

1,117

136

9

94

(36)

今日の話の中で、最も皆さんにしておいてもらいたいこと

(37)

A

B

C

D

E

(38)

暗数

現実に発生した犯罪のうち,犯罪統計では把握されない犯罪数

刑法犯の

認知件数

:警察などの公的機関が認知している犯罪の

件数→

被害届の出された件数

暗数:実社会で起きているが、被害届の出されない犯罪の件数

暗数の発生する理由

犯罪被害に遭ったことを

他人に知られたくはないため

に、未届け

被害者が犯罪被害に遭ったことに

気づいていないために、未届け

(39)

A

B

C

D

E

C

(40)

犯罪捜査検定 第6問 性犯罪で被害届の出る率は?

A 1-2%

B 3-8%

C 9-18%

D 19-29%

E 30-40%

(41)

2000

9.7

2004

14.6

2008

13.3

2012

18.5%

5 2014 1,250 6,250 7,400 3 ,000 2012 5 1 2000 10

(42)

犯罪捜査検定 第6問 性犯罪で被害届の出る率は?

A) 1-2%

B) 3-8%

C) 9-18%

D) 19-29%

E) 30-40%

82-91

(43)

暗数が多くなる(被害届を出さない)理由

被害届の出し方が分からない

警察に届けても、

どうせつかまらない

と思う

泣き寝入り

被害届を出すと、犯人に

仕返しされるのでは

性犯罪の場合

には「

恥ずかしい

」、

「いたずらされたことを

他人に知られたくない

(44)

子供が被害の事件で暗数(被害届を出さない件数)が増えるのは

子どもが自分自身で警察に連絡して被害届を出すことは、まず、無理

子どもが被害にあっても、親や保護者に伝えるとは限らない

(恥ずかしい、

親の言いつけを守らなかった自分も悪い、親に叱られるなどの思い)

子どもから、被害にあったことを聞かされたとしても,

親がいつ、どこで、誰に

といった状況を明確に確認できない

と、警察に被害届を出しづらい

被害届を出すと、

警察に事情を聴かれたりして大ごとになり後々、面倒

子どもが性犯罪の被害にあったことを

他人に知られたくはない

むしろ、子供には、早く、事件のことを忘れさせたい

(45)
(46)
(47)
(48)

2015

8 12

1

(49)
(50)
(51)

犯罪捜査検定第7問 「児童虐待」事件で、我が国の裁判でだされた最高刑は?

A 死刑

B 無期懲役

C 懲役30年

D 懲役15年

E 懲役2年執行猶予5年

(52)
(53)

最悪の虐待事件 下村早苗 の結婚生活

2006年12月、19才で、大学生だった男性とできちゃった婚

2007年 5月、20才で第一子(長女 桜子)を出産。

夫の実家で夫の両親と同居(後に近隣のアパートに転居)

夫は大学をやめて工場で期間工として働き始める

2008年 10月、2人目(長男 楓)を出産

2009年 5月 下村の不倫が原因で離婚。

子ども二人を、23歳の下村早苗がひとりで引き取る

(54)

最悪の虐待事件 被告の離婚後の生活

2009年 5月 下村の不倫が原因で離婚。

子ども二人を、23歳の下村がひとりで引き取る

下村の実父、実母、元の夫およびその家族は全く頼れない

(55)

最悪の虐待事件に至る経緯

3月頃から

育児放棄

子供を託児所に預けることもなく、

部屋に残したまま出勤、仕事が終わるとホストクラブへ

帰宅しない

こともしばしば

子どもを

風呂にも入れず、食事もろくに与えない

2010年6月9日

、子ども達に最後の食事(コンビニの菓子)

玄関は鍵をかけ、部屋の戸に

粘着テープで開かないようして出勤

猛暑の時期だがエアコンがなく、冷蔵庫も空

(56)

最悪の虐待事件に至る経緯

7月30日

「異臭がする」との店へ連絡があり、下村が

約50日ぶりに帰宅

して死体を発見 死因は

餓死

どうして良いか分からず立ち去る

子供達は裸で、遺体は腐敗し、一部が白骨化。

段ボール10箱分のゴミに囲まれ、折り重なるように亡

くなっていた。

(57)

第一審の裁判

検察側:「被告は子供に食事を与えず、部屋の扉に

粘着テープを貼って閉じこめ、約50日間帰宅しなかっ

た」被告に

殺意ありと無期懲役を求刑

弁護側:

保護責任者遺棄致死罪

にとどまると主張

→第一審は殺意を認定し、

懲役30年

(58)

裁判の結果

第二審:「長女らが死に至ることを認識」

し、「積極的に殺害を意図したのではなく、

死んでもやむを得ないという

未必の殺意

あっても、刑法上の殺意は否定されない」

最高裁は2013年3月25日、

上告棄却(懲役30年が確定)

(59)

犯罪捜査検定第7問 この事件で子ども二人を死亡させた下村早苗に言い渡さ れた判決は?

A 死刑

B 無期懲役

C 懲役30年

D 懲役15年

E 懲役2年執行猶予5年

(60)

幼女ばかり4人を殺害した最悪の事件

広域指定117号事件

元被告 宮崎勤

 1988年8月から89年7月

東京都から埼玉県で発生

(61)

広域指定117号事件(宮崎勤) 1988年8月から89年7月

第1事件 1988年8月22日、埼玉県入間市で

4歳の今野真理ちゃん

「涼しいところに行かない」と声をかけ、車に乗せて、八王子市内で殺害

後、遺体にわいせつ行為(のちにビデオが発見される)

 第2事件 1988年10月3日、埼玉県飯能市で、

7歳の小学1年生吉

沢正美

ちゃんに「

道を教えてくれるかい

」と声をかけ、車に乗せ、八王子市

内の山林で殺害後、わいせつ行為。

 第3事件 1988年12月9日、埼玉県名栗村で

4歳の難波絵梨香

ちゃ

んに、「

暖かいところに行こう

」と声をかけて車に乗せる。そのまま、少年自

然の家で「お風呂に入ろう」というと、恵梨香ちゃんが服を脱いだので写真

撮影。殺害後、名栗村の山中に死体遺棄。

(62)

広域指定117号事件(宮崎勤)1988年8月から89年7月

1988年12月20日 「絵梨香」「かぜ」「せき」 「のど」

「楽」「死」の

切り貼りした紙

が難波さんの自宅に郵送

 1989年2月6日、第1事件の被害者の今野真理ちゃ

んの自宅に焼けた骨片が入った

段ボール箱

が置かれる。

「真理」「遺骨」「焼」「証明」「鑑定」

 2月10日、「今田勇子」名で今野真理事件の長文の

犯行声明

が朝日新聞に送られる

(63)

絵梨香ちゃん宅に送り付けられた単語を並び替えると

「絵梨香」「かぜ」「せき」 「のど」 「楽」「死」

ERIKA KAZE SEKI NODO RAKU SHI

IKI KAESASERAREZU KINODOKU

(64)

真理ちゃん宅に送り付けられた単語をアルファベットにして並び替えると

 「真理」「遺骨」「焼」「証明」「鑑定」

 MARI IKOTU YAKU SHOUMEI KANTEI

 MIYAZAKI TUTOMU HAKONIIRE KIE

(65)

広域指定117号事件(宮崎勤) 1988年8月から89年7月

第4事件 1989年6月6日、

5歳の野本綾子

ちゃん

に「

写真を撮ってあげる

」と言って車に乗せたが、

手の

障害のことをからかわれた

ので、殺害。自宅に持ち帰

り、陰部をビデオ撮影。腐敗が進んでくると、頭部、両

手足を切断、飯能市の霊園などに死体遺棄。

のちに、「指をもぎ、醤油をかけて焼いて食べた。ま

た、ビニール袋に溜まった血を飲んだ」と供述

(66)

広域指定117号事件の犯人逮捕

第5事件 1989年7月23日、八王子市で6歳の小

学1年生に「写真を撮らせてくれない」と声をかけ、山

林に連れ込んで全裸にしてビデオ撮影。しかし、尾行

してきた女の子の父親に見つかり、通報で駆け付けた

警察官が強制わいせつの現行犯逮捕。

2

(67)

4名の小学生幼稚園児を殺害

1997年4月14日 第一審 死刑判決

弁護側控訴

2001年6月28日 第二審 控訴棄却

2006年1月17日 上告棄却 死刑確定

2008年6月17日 死刑執行

(68)

学校の休み時間に小学生8名を殺害した事件

池田小学校事件

2001年大阪府池田市

元被告 詫間守

(69)

池田小学校事件 小学生8名殺害 児童13名+教員2名傷害

2001年6月8日10時20分頃、大阪教育大学

附属池田小学校に凶器を持った詫間守(37

歳)が侵入し、

小学1年生1名、2年生7名を殺

害。児童13名・教諭2名に傷害

を負わせる。犯

人は教諭にその場で取り押さえられ、現行犯逮

捕。最後の一人を刺し終えた瞬間、凶器である

出刃包丁を自ら落として、「あーしんど!」と呟いた。

(70)

池田小学校事件 小学生8名殺害 児童13名+教員2名傷害

2003 8 28

9 10

9 26

(71)

小学校4年生の女児を誘拐し、最も長い期間監禁した事件

1990年11月

新潟県三条市

(72)

犯罪捜査検定第8問 子供を誘拐して最も長い期間、監禁したが、被害者 が生きて帰ってきた事件 監禁した期間は何年間?

1年

3年

5年

9年

E 18年

(73)

最長の監禁事件

1990年11月13日に新潟県三条市の路上で、小学校4年生の女

児をナイフで脅し車のトランクに入れて、佐藤宣行が自宅に運ぶ。

監禁中は少女を殴ったり、スタンガンをあてるなどの暴行により、

被害

者は逃げる意欲を喪失

食事は

1日にコンビニ弁当

をひとつ、40数キロあった体重も30キロ台

同居の母親にばれる危険性がある為、

全監禁の間、1回しか入浴さ

せず

部屋から出ることは一度もなく、

トイレにも行かず、ビニール袋の中に

用を足す

(74)

新潟監禁事件

2000年1月28日、自分に対する暴力に耐えかねた母親は、保健所に

相談

強制入院させるため、保健所の職員が向かい、制圧して連れ出します。

この時、佐藤宣行は「もう終わりだ!うまくいってたのに!」と叫ぶ

その後、毛布にくるまれた被害者を発見したため事件が発覚、

監禁期間

が約9年2カ月

裁判は犯人の量刑に重大な影響を及ぼす併合罪の解釈を巡り最高裁

まで争われ、2003年7月に

懲役14年の刑が確定

(75)

被告人の前科

佐藤宣行はこの事件以前にも、下校途中の少女を連

れ去り、わいせつ行為をしようとしたが、それを見ていた同

じ学校の少女が学校へ知らせ、全教師総動員で出向

き、佐藤宣行を取り押さえた為に未遂に終わる

この強制わいせつ未遂で

懲役1年執行猶予3年

の判決

その

執行猶予中に9年2か月に及ぶ監禁事件を起こす

(76)

犯罪捜査検定第8問 子供を誘拐して監禁したが、被害者が生きて帰ってきた事件の監禁年数

A)

1年

B)

3年

C)

5年

D)

9年

E) 18年

(77)
(78)
(79)

奈良市における小学一年生の殺人事件

2004年11月17日奈良県で小学校1年生

の女子児童が行方不明になり,その後,

「娘はもらった」「次は妹を狙う」などのメールが

母親の携帯電話へ。

添付された写真には

衣服をまとっていない姿

11月18日には女児の死体が道路の側溝で

発見

(80)

奈良市における小学一年生の殺人事件

2004年12月30日になって、容疑者を逮捕。

出入りのスナックで、携帯で撮影していた女児の写

真を他の客に見せていた

自宅から幼児ポルノのビデオ100本や雑誌、盗んだ

ものと見られる女児の下着や衣類を約80枚を押収

2006年9月26日死刑判決,弁護側は控訴する

も,10月10日に被告人自らが控訴を取り下げ,

死刑が確定

(81)

奈良市における小学一年生の殺人事件

1988年に大阪市内で数人の小学生への強

制わいせつ事件で

逮捕歴

1991年には5歳の女児の首を絞めたことで

有罪判決

奈良県内の所轄署はこのような

前歴者が管

内に移り住んでいたことすら把握しておらず

(82)
(83)

広島市における小学一年生の殺人事件

2005年11月22日午後,下校途中の女子児童(当

時7歳)が学校を出てから行方不明、同日17時頃に

路上に放置されていた段ボール箱の中から遺体発見。

死因は絞殺、

下半身には性的暴行

の痕跡。頬には涙

の跡があった。

11月30日、ペルー人男性を逮捕

容疑者はペルー国内で

未成年者に対する複数件の性

犯罪の前科があり、

指名手配中

(84)

広島市における小学一年生の殺人事件

取り調べに対し、「悪魔が乗り移った」などと主張した

が,検察は死刑を求刑。

広島地裁は猥褻行為を生前に行ったこと、責任能

力を認めたが、容疑者が過去ペルー国内において犯

した犯罪については、

前科を証明することができない

ため、初犯扱い

となり、

無期懲役確定

(85)

これまでに紹介した子どもに対する凶悪事件の容疑者の共通点はなん でしょうか?

これまでに紹介した子どもに

対する凶悪事件の容疑者の

共通点はなんでしょうか?

(86)

これまでに紹介した子どもに対する凶悪事件の容疑者の共通点

2015年寝屋川事件

中学生に暴行の前科

1988-89年 宮崎勉事件 前科はないが、幼児ら4人を

次々殺害

1990年小学4年生を9年間監禁 直前に同種の事件で

執行猶予中

2001年池田小学校事件

被害者は子どもでないが多数の傷害事件

2004年奈良小1殺害事件

同種の事件で2度の逮捕

2005年広島小1殺害事件 ペルー国内で

同種事件 指名手配中

子どもに対する凶悪事件ではほとんどの事件で前科あり

*子どもに対する性犯罪は繰り返されることが多い

(87)
(88)

子供への性犯罪、再犯の54%が出所1年以内

13歳未満の子供への強制わいせつや強

姦などで服役し、2005年6月以降に

出所した

740人のうち、105人

が再び

性犯罪で摘発

再犯者の54%にあたる57人の犯行が

出所後1年以内

(2010年11月4日 読売新聞)

(89)

犯罪捜査検定第9問 子どもに対する性犯罪防止のために実施された施策は?

A 子どもに対する性犯罪者のうち凶悪のものは必ず、死刑にする

B 子どもに対する性犯罪者は懲役期間を20年以上にして、若いう

ちはなるべく刑務所から出さない

C 子どもに対する性犯罪者は懲役中に矯正プログラムを受けさせる

D 子どもに対する性犯罪者は刑務所を出るときに、体内にGPSを

埋め込んで、いつ、どこにいるかを、つねに警察が行動監視する

E 子どもに対する性犯罪者は刑期を終えた後でも、インターネット

などで住所や仕事先について情報公開し、警戒を呼び掛ける

(90)

性犯罪は刑務所から出さなければいいのか

2004

7

10

2

3

(91)

刑を重くするだけでは不十分なので、2つの制度改善

刑事施設ニ於ケル刑事被告人ノ収容等ニ関スル法律

の改正

(1)

(92)
(93)

アメリカでミーガン法が成立(1994年)

1994年7月29日、ニュージャージ州のミーガン・カンカ

ちゃん(7歳)が自宅向かいに住むジェス・ティメン

デュカス(32歳)に「子犬を見せて上げる」といって自

宅に連れ込まれ、

強姦され、殺される

この事件の

容疑者は過去に複数の幼女強姦事件

3ヶ月後の10月31日、ニュージャージ州議会で、最

初の

ミーガン法成立。

93

(94)

ミーガン法:元受刑者が釈放後も、情報を地域に公開

氏名,社会保険番号,年齢,人種,性別,生年月日,身

長,体重,髪および目の色,住所,居所,雇用の日時場所

有罪判決を受けた年月日と場所,起訴番号,指紋,性犯罪

の内容

釈放前に,郡の検事が性犯罪者の再犯の危険性を1-3まで

の段階で評価し、低危険度であれば

警察のみ

,中危険度であれ

ば,

学校,宗教団体,青年のためにプログラムをおこなう団体

(ボーイスカウトなど)へ,さらに高危険度であれば,

警察官が

性犯罪者の居住する地域に出向いて情報を配付。

(95)

2015/12/5

95

18

5

2

(96)

大阪でも2012年にミーガン法成立

子供に不安を与える行為や子どもを威迫する行

為の禁止、性犯罪の刑期満了者に対する対応

策等について定めた「大阪府子どもを性犯罪から

守る条例」が2012年3月23日府議会で可決。

18歳未満の子供への性犯罪前歴者に出所

後5年間、

住所や連絡先の届け出を全国で初

めて義務付

(97)

犯罪捜査検定第9問 子どもに対する性犯罪防止として実施された施策は?

1. 子どもに対する性犯罪者のうち凶悪のものは必ずは死刑にする

2. 子どもに対する性犯罪者は懲役期間を20年以上にして、若いう

ちはなるべく刑務所から出さない

3. 子どもに対する性犯罪者は懲役中に矯正プログラムを受けさせる

4. 子どもに対する性犯罪者は刑務所を出るときに、体内にGPSを埋

め込んで、いつ、どこにいるかを、つねに警察が行動監視する

5. 子どもに対する性犯罪者は刑期を終えた後でも、インターネットな

どで住所や仕事先について情報公開し、警戒を呼び掛ける

(98)

こどもを守る防犯活動に向けて

子どもに伝えておきたいこととは

子どもから上手に話を聞き出すには

子どもを守るには

(99)
(100)

子供被害のわいせつ・誘拐事件の

発生時間帯

7-12

13-18

19-24

(101)

犯罪捜査検定第10問 子どもはどこで犯罪にあっているか?

A 学校

B 公園のトイレ

C 自宅の中

D 路上

E スーパーなどの駐車場

(102)
(103)

犯罪捜査検定第10問 子どもはどこで犯罪にあっているか?

A 学校

B 公園のトイレ

C 自宅の中

D 路上

E スーパーなどの駐車場

(104)

子どもが、「犯罪の被害者」になりやすい理由

無防備で、警戒心がない

体力的に劣る

だまされやすい

口止めしやすい

(105)

家庭でするべきこと

防犯ベルを持たせる(外から見えるように)

GPS付きの携帯電話をもたせる

危険な場所を教える(通学路の危険マップづくり)

緊急の連絡先を書いたメモを持たせる

大声を出す練習(大きな声で挨拶)

(106)
(107)

公園で遊ぶときの「おやくそく」

ひとりで遊ばない

公園のトイレはひとりでいかない

幼い子どもであれば、親がついて

(108)

友達の家に行くときの「おやくそく」

行き先を告げてでる習慣

帰宅の時間を決める

通る道を決めて、寄り道をしない

不必要なお金は持たない

場合によっては、行き先の親とも連絡(「今、帰

りましたよ」の電話)

(109)

地域でやるべきこと

子供110番の設置

地域のパトロール

不審者を見つけたらメールの一斉

送信

(110)

犯罪の被害に遭ったしまったこどもに接する際の注意点

わいせつ犯の巧妙な口止めとは

正確に子どもの話を引き出すには

被害にあった子どもに、決して言っ

てはいけないこととは

今日の講演の中で最も重要な部分

(111)

わいせつ犯の巧妙な口止め

おじさんと君のふたりの秘密だよ、おかあさんに

は絶対内緒だよ

お父さんやお母さんのこのことを話したら君も叱

られるよ

他の人に言わないでいてくれたら、もう来ないよ

他の人に言えないようなことを君もしたんだよ

(112)

わいせつ被害にあったこども

自分は汚されてしまったという思い

親の言うことを聞かなかったので親

にしかられるかもしれない、

親に見捨てられるのではないか

という

不安

なかなか話をしない

(113)

自分が悪いという意識を持たせない

(114)

被害にあったこどもに対して・・・

悪いのは、体を触ってきたひとであって触られた

子どもは悪く

ない

と言うことを教え込む

被害にあった友達に対して、「触られた方が悪い」といった偏

見を持たせない教育

被害にあっても、立ち直っていける強さを育てておく

そういう被害にあいそうになったら、一所懸命逃げる

親や先生はいつも子どもを信頼して、助けようと精一杯の努

力をしていることを理解させる

(115)

子どもから話を聞きだすために・・・

YES、Noで答えるような質問をしない

○○されたの

××じゃなかったの

誘導が起きたり

子どもの記憶が変わった

りするばかりで

なく、

混乱して適当に答えてしまう

ことがある

5W1H

(116)

正確に子どもの話を引き出すには

感情的にならない

結果を急がない

おびえさせない

同じことを何回も聞かない

矛盾したことをいっても怒らない

被害にあったのは子どもが悪いからではないことを伝え、聞

き取り者は

子どもを信頼していることを理解させる

(117)

被害にあった子どもに、決して言ってはいけないこと

どうして早く言わなかったの

→言いにくいことを話してくれてありがとうという感じで

だから、留守番中に玄関を開けてはだめとあれほど言ったじゃないの

→子供自身も悪い子としたと思わせてしまわないように

あのことはもう、早く忘れなさい

→子供を追い詰めてしまわないように

子供のダメージが深刻と思えたら、専門のカウンセラーに相談する

(118)

普段からの信頼関係の構築

見捨てられたりはしない、話せばわ

かってもらえる、と信頼されている

頭ごなしに叱らない

(119)

皆さんなら、こんなときどういいますか?

岡本拡子・桐生正幸

幼い子どもを犯罪から守る

(北大路書房)

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(132)
(133)
(134)

犯罪者が犯罪をしにくい街とは?

2015/12/5

134

みんなが声をかけあう街

(135)

今日の結論:地域でできる防犯のポイント

まち全体で、子どもは、

ゾーンで守る

(不審者をまちに入れない)

親にも仕事があり、常に子供を監視でき

ないので、

地域の住民が、子どもを見守

、子どもが犯罪に遭う機会を減らす(虐

待、性犯罪)

(136)
(137)

犯罪の起きやすい街とは?

割れ窓理論(Broken Window Theory)

ガラス窓が割れたまま放置されている

街の中にゴミがおちている

2015/12/5 137

地域住民が自分の街に無関心、他人にも無関心

住人以外の人間がまちに入ってきても気づかない

犯罪者が犯罪をやりやすいまち

(138)

酒鬼薔薇聖斗の最近の行動

1997年5月24日

兵庫県神戸市須磨区で小学生を

殺害

「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」名の犯行声明文

 第1事件2月10日 小学生の女児2人ショックレスハンマでーで殴り、 ひとり重傷  第2事件3月16日 小学生女児1名をげんのうで殴り、殺害 1名を刃物で刺し、2週間の怪我

6月28日

14歳の中学生を逮捕

10月13日 関東医療少年院送致

2004年3月10日 東北少年院(中等少年院)仮退院

2005年1月1日

本退院

(139)

神戸連続児童殺傷事件

 「絶歌」の出版 3000万円の印税  ホームページの立ち上げ

http://www.sonzainotaerarenaitomeisa.biz/

参照

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