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沖縄の産業振興-(株)トロピカルテクノセンターとの関わり: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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Title

沖縄の産業振興−(株)トロピカルテクノセンターとの

関わり

Author(s)

照屋, 輝一

Citation

南方資源利用技術研究会 ニュースレター(23): 10-16

Issue Date

1991-09-12

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/17015

Rights

南方資源利用技術研究会

(2)

はじめに

れヰヨ来電

ι

〉産主主義

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E

一(欄トロ t' 1J h~ It'j~ ーとの関わり一 側トロ t' 力 )~T~ It!.'j~- 研究開発部長 照 屋 輝 一 沖縄経済は二期にわたる沖縄振興開発計画を通じて社会資本の整備が進み、経済 規模も全国を上回る率で成長し、県民総生産は昭和

6

2

年度実績で

2

4

.

4

6

9

億 円 で 復 帰 時 の 約

5

倍と飛躍的に拡大してきた。然し、これは全国平均の約

2

倍に相当する財政 投資に負うところが大きく、その産業構造は全国と比較して第三次産業に偏重した 消費経済的様相を呈しており、特に産業別県内総生産に占める製造業(工業)の構 成 比 は

6.5%

と全国平均よりも

2

2

.5

ポイントも低く、産業構造上の弱点、となっている。 工業は知識集約型で付加価値が高く、雇用吸収力が大で、またいろいろな形で他 産 業への波及効果を有してその付加価値を高める。地域経済の健全な持続発展を促 進する地域産業のパックボーンとしてその強力な振興を図るべきであり、(掬トロ

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・力jレ T~J センター (T

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C)

設立の役割もそのことと深く関わっている。 1 . 工 業 振 興 の 課 題 沖縄は従来、工業立地上見るべき資源がない、市場規模が小さい、離島県で原材 料や製品の輸送コストが割高であるなどの理由から工業が発展せず、技術の集積が 立ち遅れてきた。そのため工業の立地条件が大きく技術力に左右されるようになっ た今日でも、沖縄の地域特性を活かした工業の高度展開、高い工業集積の実現を困 難なものにしている。技術集積と工業集積は不即不離の関係にあり、工業の発展は その地域の技術集積を高め、技術集積の高さはより一層の工業の発展を招来する好 循環のパターンによる経済発展が実現される。沖縄の場合は、この逆の悪循環パタ ーンに陥っている感は否めない。この悪循環を如何に断ち切るかが工業振興の真の 課題と考えられる。

2

. 工 業 振 興 の た め の 中 核 的 タ ー ゲ ッ ト の 必 要 性 工業の発展が遅れ技術集積が低く悪循環に陥っている地域では、地域の力 (tト・カ ネ.f:J)を分散した総花的な工業振興策では効率が悪く、悪循環を断つことは極めて 困難である。このような地域では、地域の産官学の総力をあげた展開の求心力とな りうる分野を工業振興の中核的タ ゲットとして設定することが望まれる。 その 分野に産官学の分散した技術力、研究開発力を集結し、さらに産官学ともに優先的 にその分野の施設・設備の強化、人材の養成・確保、研究開発費の投入等を強力に 推進する必要がある。これにより、その分野の振興を先導的に実現することで他の 産 業、さらに農林水産業や観光・リゾート産業など他の産業分野の振興・発展を誘 導するわけである。 -

(3)

10-3.中 核 的 タ ー ゲ ッ ト の 選 定 中核的ターゲットには

2

1

世紀に向かつて沖縄での展開に最も有利な条件を備え、 大きな発展性を有し、振興が可能な分野が設定されなければならない。 即 ち 、 沖 縄 の 地 域 特 性 上 有 利 な 展 開 が 可 能 で 、 技 術 ・ 情 報 ・ 人 材 な ど の 技 術 集 積 も比較的優位にあり、内外の経済環境や科学技術の動向などから将来的に有望で、 か っ そ の 振 興 が 他 の 工 業 分 野 や 他 の 産 業 の 発 展 に 大 き な 波 及 効 果 が 期 待 で き る 分 野 であることが望まれる。 工 業 開 発 は 基 本 的 に 魅 力 的 な 資 源 ( 素 材 ・ 条 件 ) を 活 か し 、 こ れ を 市 場 が 求 め る 品 質 、 価 格 の 製 品 に 高 度 の 技 術 に よ っ て 生 産 ・ 加 工 し 、 強 力 な 流 通 ・ 販 売 を 展 開 し ていくことにある。 沖 縄 は 、 そ の 地 理 的 位 置 、 広 大 な 海 域 、 亜 熱 帯 性 気 候 、 独 特 の 歴 史 的 風 土 と 自 然 環 境 に 根 差 し た 伝 統 技 術 ・ 文 化 な ど 独 特 の 地 域 特 性 を 有 し 、 工 業 資 源 と し て も 太 陽 エ ネ ル ギ ー や バ イ オ マ ス ( 生 物 資 源 ) 、 海 洋 資 源 な ど 、 内 外 の 経 済 環 境 や 科 学 技 術 の動向からみても

2

1

世紀に向かつての産業展開上有望な素材・条件となりつつある。 とりわけノfイオマスは、上述の沖縄の地域特性を網羅した形の資源的特性を有し、 さ ら に 技 術 開 発 や 、 市 場 展 開 の 上 で も 他 の 分 野 よ り も 比 較 的 優 位 に あ り 、 し か も い ま 一 つ の モ ノ づ く り 産 業 で あ る 農 林 水 産 業 の 振 興 に も 多 大 の 複 合 的 効 果 が 期 待 で き る 。 即 ち 、 工 業 振 興 の 中 核 的 タ ー ゲ ッ ト と し て は バ イ オ マ ス 分 野 へ の 設 定 が 妥 当 で あろうと恩われる。

4.

中 核 的 タ ー ゲ ッ ト と し て の バ イ オ マ ス 利 用 の 展 開 と

TTC

の 役 割 沖縄地域でのバイオマス利用では、亜熱帯農業の持続発展の上でもサトウキビ、 パ イ ン ア ッ プ ル 、 パ パ イ ヤ 、 ヒ ラ ミ レ モ ン な ど 、 未 利 用 資 源 と し て の ギ ン ネ ム 、 ゲ ッ ト ウ 、 ホ テ イ ア オ イ な ど の 総 合 的 高 度 利 用 が 重 要 で あ り 、 ま た ガ ン や エ イ ズ な ど 難 病 の 予 防 ・ 治 療 に 効 果 を 有 す る 多 様 な 生 理 活 性 物 質 を 含 有 す る 海 洋 生 物 の 利 用 が 期待される。 経 済 大 国 日 本 の 中 で 、 原 料 の 生 産 及 び そ の 利 用 加 工 の 上 で 割 高 と な り や す い コ ス ト を 克 服 し て ゆ く た め に 、 バ イ オ マ ス が 含 有 す る 高 付 加 価 値 物 質 の 分 離 利 用 か ら 最 終 残 漬 の 肥 料 ・ 土 壌 改 良 材 ま で の 総 合 利 用 体 系 の 確 立 が 重 要 で あ る 。 即 ち 、 バ イ オ マ ス 利 用 の 産 業 的 成 功 と そ の 持 続 発 展 の 鍵 は 総 合 的 高 度 利 用 体 系 の 確 立 に あ り 、 強 固な農工の連携、産官学による集中的技術開発、市場開発の強力な展開にある。 側卜ロ t'hh~ lf. ï~-

(T T

C)

は 頭 脳 立 地 構 想 に よ り 、 地 峡 整 備 公 園 、 沖 縄 県 、 具 志 川 市 、 沖 縄 電 力 側 、 他 1市1町 、 民 間33社 の 出 資 に よ り 、 沖 縄 県 の 産 業 振 興 に 資 す る た め の 研 究 開 発 、 人 材 育 成 、 情 報 提 供 事 業 な ど を 事 業 概 要 と し て 平 成

2

1

0

月設立 された第三セクターである。 そ の 事 業 の 核 、 特 に 研 究 開 発 事 業 で は " (沖縄の地域特性に立脚した)

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塾畳二車

熱 帯 地 域 資 源 の 工 業 的 高 度 利 用 分 野 」 を メ イ ン と し 、 そ の 関 連 分 野 " を タ ー ゲ ッ ト

(4)

としている。当然、熱帯・亜熱帯地域資源はバイオマス並びにその関連分野が中心 になるものと考えている。 従って、産業振興の中核的タ ゲットとしてのバイオマス利用の展開の重要な推 進役としての役割が期待される。 T T Cは第三セクタ であるが株式会社でもある。 即ち、 T T Cの役割は、沖縄地域におけるバイオマス利用の産業化を促進するため に、短期的には株式会社として大学や研究機関における研究成果を"固いお米の< ご飯>からくおかゆ>にする" ための事業を、中・長期的には第三セクターとして 大学や研究機関における産業化のシ ズを育てるための事業を強力に推進すること になろう。 おわりに T T Cが沖縄地域の産業振興のための先導的役割を果たし得るためには、地域の 産官学の多大のご支援、ご協力が不可欠であり、変わらぬご指導、ご鞭携をお願い

しT

こし、。 一12-

(5)

-(1991.7.13.Sat.~南方資源利用技術研究会第 11 回総会・特別講演会〉

沖 縄 の 産 業 振 興 一

TTC

との関わりー

(資料集)

/ 照 屋 輝 一 中核的ターゲヴト ノ、,_イコヨーてミ'ニス、 国一l 対縄地域の資源的・技捕的・市場合構性からの中核的ターゲットの選定 「ーサトウキピ

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-イネ一川,"1)ッ

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ライZ 農産系植物---l サツマイモ、キャッサハ 一 │ パインアップlレ l シィークワシャー ι ーザ材、 IVi".fヤ、ちづー、灼ハ F→クマオウ.t/~:;.イ1持、ヤ司モ 林邑系植物→ -~対ニ病、 F卵坤j 「ーギンネム、マングロープ ホテイアオイ、ゲットウ 利用植物---l アオガンピ、クワズイモ I ,トウモロ段、ス元7、 」ーかサ、ト;的、対サノゴ、 7切→ エネルギー源・仕津原料 水 素 メ作‘メタ)-/1,、エタ介舟 却リ

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、炭化水索、植物油 繊維製品・建材 バ イ オ マ ゴロメリン、F同ン、トリチスノ、キ:,-o.

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.t時ー五、チィトぜ、 香料・染料・色素 ホよJ 酢、 初ミン蛍片、イか償 イタル酸、 カニット酸、 L-リY./ デキストリン、ヘミtmト耳、ク此?、スピル砂 多糠類、脂質、ミお札・・・・ 飼・餌科 図

-2

沖 縄 地 域 の バ イ オ マ ス 資 源 の 活 用 の 展 望

(6)

-13-│技術開発要素│ 図-3 サ ト ウ キ ピ の 総 合 高 度 利 用 体 系 酸 ) C ン 筆 ) ン コ 加 一 料 ミ ル 者 平 釘 タ グ 著 ン ン ( ン ピ 、 部 イ ラ ジ ラ 、 酸 系 一 ワ プ 一 プ 酷 乳 ド / ン ン レ ン ン 、 緩 や ) ス イ イ イ イ エ 酸 繊 周 年 一 パ パ サ パ ク 詐 ・ リ 日 ユ ﹁

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一 一 一 一 ン 紙 不 和 ジ ) ) ) } ) リ 和 合 昭 ン 酵 酵 犠 緩 酵 メ / イ 醗 醗 乾 分 醗 ロ 料 総 学 パ ( ( l t f J ノ 銅 の 大

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農 砕 , の 破 パ 縄 ( 沖 一 寸 ﹁ 葉 図 菩 茎 清 山 当 料 資 実 ー14

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古 川 国一5 ゲ ッ ト ウ の 総 合 利 用 体 系 国一6 ギ ン ネ ム の 有 効 利 用 展 開 図 │畜舎排水ドいテイ7オイ栽培池│

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くサイレージ化〉 〈メタン醗酵〉

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ホ テ イ ア オ イ の 総 合 利 用 体 系 -1 5

(8)

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活 性 物 質 農 産 加 工 畜 産 加 工 水 産 加 工 林 産 加 工

加 工 残 ・ 分 離 残 利 用 繊 維 ・ 建 材 / エ ネ ル ギ ー 源 ・ 化 学 原 料 / 化 学 製 品

4

│飼料・餌料 1

4

│肥料・土壊改良材│ の 基 本 的 展 開 ス 資 源 活 用 f'¥イ フ ロ 生 資 源 崎 哲トウキビ・パイン7ヲラ凡・シークワシ+ー・パパヤ・マン三ウ

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1

ヮパ・バナナ・

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ローラ コメ・曹フマイモ・キ+ヲ曹li・ザトウモロコシ ゲットウ・ホテイアオイ.1オ五ンピ・モクマオウ・手ン主ム・マン

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ローゴ 豚・牛・鶏/料均魚介類・海藻/深海ザメ オ マ 図- 8 / 物 剤 品 ウ 生 ) げ ) 幻 製 ト 用 ゥ サ ) 用 ョ 脂

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素 製 ( ( ( ( 業 片 山 門 蜜 、 利 ト 家 的 v h 色/エエエエエれれ積品 質(((・エ加加加加加(((裂 物薬薬科料加産産産産物維材酵学 用 医 農 香 染 品 農 畜 林 水 産 繊 建 醗 化 有 食 副 材 良 改 壌 母 土 酵 / J 料 化作飼 植 寸 ・ 腐内科酵 / h 飼醗 化 H U 酵ン 肥 d 醗タ 堆引/メ 飼 ・ 餌 料 肥 料 ・ 土 壊 改 良 材 エ ネ ル ギ ー 加 工 残 余 資 源 ト ン セ プ

沖 縄 型 の 農 工 複 合 産 業 の -16 -図- 9

参照

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