障害児・者を同胞に持つ青年期きょうだいのきょうだい関係認知とサポート授受に関する研究
2
0
0
全文
(2) 【研究皿】. ったことから,サポート提供行動は精神的不健康を促. 目的 きょうだい関係認知,サポート提供行動の特. 進させるが,幸福感を促進又は低減させることとは関. 徴を把握し,精神的健康との関連を明らかにすること,. 連しにくいと考えられた。. 及び精神的健康に影響を与える要因を明らかにする。. (3)精神的健康に影響を与える変数=GHQ12合計得. 方法 福祉施設2施設に適所・入所している障害者. 点と幸福感平均点をそれぞれ従属変数,7種類のサポ. のきょうだい,自助グループに入会しているきょうだ. ート源からの受領サポート合計,7種類のサポート源. い,調査者が知人を通して調査依頼をしたきょうだい,. への提供サポート合計,きょうだいの年齢,きょうだ. 計40名(平均32.1歳,SD=12,回収率65.6%)を分析. い内位置,Al)Lを独立変数として,強制投入法による. の対象とした。きょうだい関係認知とGHQ12,主観. 重回帰分析を行った(Tab1e3)。その結果,従属変数を. 的幸福感(以下,「幸福感」と表記との偏相関,サポー. 幸福感とした重回帰分析の重決定係数〃は,=.. ト提供行動とGHQ12,幸福感との偏相関を算出し,. 340(pく.05)と有意であった。結果から,「受領サポート. 両者の関係を検討した。さらに,GHQ12,幸福感のそ. 合計」が幸福感を予測することが明らかになった。従. れぞれを従属変数,ADL,受領サポート合計,提供サ. 属変数をGHQ12とした重回帰分析からは,どの項目. ポート合計,基本的属性の各項目を独立変数とし,重. においても有意な関連はみられなかった。したがって,. 回帰分析を行った。. 提供サポートは幸福感を予測せず,幸福感を促進する. 調査内容 (a)フェイスシート:きょうだい及び同. ためには受領サポートが必要であることが示唆された。. 胞の基本的属性。家族構成,同胞の主な介護者。(b)拡. T a b lθ3. 大ADL尺度(細11ら,1994):ADL及び㎜Lに関す. 精神的健逮を従属変数とした重回帰分析の結果 標準偏回帰係数(β). る質問(12項目,3件法)。(c)サポート授受尺度:7種. A D L .31. 一.13. きょうだいの年齢 一.23 きょうだいの性別 一.16. 一.30. 類のサポート源について,サポートを受けた・提供し た経験(4件法)。(d)きょうだい関係認知:研究Iで整理 した内容(45項目,4件法)。(e)サポート提供行動:研. 究Iで整理した内容(14項目,4件法)。(づ精神的健康. 独立変数 幸福感. G H Q12. きょうだい内位置 .23 受領サポート合計 .47・ 目供サポート合計 .16. 一.06 .01. 一.15 .05 .12. ヰp〈.05.業端p〈.01、^ヰヰp〈.O01. 度:GHQ12(本田ら,2001),(∂日本版主観的幸福感尺. 【総合考察】. 度(島井ら,2004)。. 7種類のサポート源への提供サポートは精神的不健. 結果と考察 (1)きょうだい関係認知と精神的健康. 康を予測しないものの,研究Iで得た14項目のサポー. の関連:きょうだい関係認知と精神的健康の関連につ. ト提イ漸手動についてはGHQ12との間で正の相関がみ. いて,Al)L得点を制御変数とした偏相関分析を行った. られた。このことから,サポート提供の中でも家族・. (Tab1e2)。. 同胞への世話に関連したサポート提供は精神的不健康. T a b l o2. を促進する可能性があると考えられる。また,重回帰. ・だい 知と 的 σ). GHQ12 さ1…福寿婁. 分析の結果から,サポート提供を行うのみでは幸福感. 言室知10 .32‡ 言霊会・11. .37 ‡. 認知11 .36‡ 認知5 認知12 .42岬 認知12. .33 ‡. 言型知30 .38 ‡ 書塞知15. .32 ‡. ;≡≡…知33 .36 ^ 言習会1】22. .32 ‡. 同時にサポートを受領することが必要であると思われ. 蕎翌去038 .34 } 書聖会031. .41 舳 .43 舳. る。そのため,きょうだいの精神的健康を促進する支. 認知39 ,46州 認知39 ・ 会1145 .35 ‡ ! 去044. の促進には繋がらず,サポート提供行動を行う際には. .35 ‡. .3丁 ‡. ‡pく.05, ‡‡pく.01, ‡{}p〈.O01. 援について考える際,サポート提供行動を行うことか. 以上から,生活が制限されているという捉え方は精. ら生じる負担を軽減することに加え,サポートの受領. 神的不健康の促進,幸福感の低減,両方と関連がある. を増やす,という視点が必要になる。. と考えられた。. 今後は対象者をより広げて調査を実施するとともに,. (劾14項目のサポート提供行動と精神的健康の関. 幸福感の促進とより関連があるサポート源の種類につ. 連:GHQ12については,「家族の生活の手伝いをする」. いて検討することが必要であると考えられる。. r=、43(pく.O1),等3項目との間で正の相関がみられた。. 主任指導教員 中村菜々子. また,幸福感との間には有意な相関関係はみられなか. 指導教員 中村菜々子. 1123一.
(3)
関連したドキュメント
けいさん たす ひく かける わる せいすう しょうすう ぶんすう ながさ めんせき たいせき
この度は「Bizメール&ウェブ エコノミー」を
我々は何故、このようなタイプの行き方をする 人を高貴な人とみなさないのだろうか。利害得
それでは資料 2 ご覧いただきまして、1 の要旨でございます。前回皆様にお集まりいただ きました、昨年 11
てい おん しょう う こう おん た う たい へい よう がん しき き こう. ほ にゅうるい は ちゅうるい りょうせい るい こんちゅうるい
だけでなく, 「家賃だけでなくいろいろな面 に気をつけることが大切」など「生活全体を 考えて住居を選ぶ」ということに気づいた生
医療的ケアが必要な子どもやそのきょうだいたちは、いろんな
Esta lição trata do uso de ~とき para dar conselhos relacionados a doenças e saúde, como qual remédio tomar para qual sintoma e o que fazer quando não se sentir bem.. -