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大学生の食生活の自己管理状況について

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Academic year: 2021

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(1)Title. 大学生の食生活の自己管理状況について. Author(s). 冨岡, 文枝; 若杉, 人美. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. C, 家庭・養護・体育編, 43(1): 33-46. Issue Date. 1992-07. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6710. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部 C)第4 3巻 第1号. ‐ J lofHokkaido Universi ouma ion(Sec tyofEducat i t onロ C)VOL43 ,No.I. 平成4年7月 July, 1992. 大学生の食生活の自己管理状況について. 冨. 岡. 文. 枝・若. 杉. 人. 美*. 07 0 旭川市 北海道教育大学旭川分校家庭科教室 *07 9 旭川市 旭川大学女子短期大学部. 工ndividual understanding in U niversit Student y Dietary H abits. Fumie TOMOKA and Hi tomi WAKASUGI* Hol i l Ie Econon . cs Laboratory, Asahikawa Col 1 ege Hokkaido Uni i i tyofEducat vers on Asahikawa070 *Wol 1 r . en’ sJuni or Col ege Asahikawa Uni ty vers l Asahi kawa079. Abstract Research on universi ty student eat ing habi ts, such as their views on their dietar y. habi ts, whatthey eatfor lunch and the ir reason for choosing whatthey eat were con‐ , ducted wi th257students ofthe Col legeof GeneraI Education taking lunch in the student dining hal l . Theresults are: 1 e and26 emal e students often skip breakfast . 43 .8 % of mal si .2 % off s a statistically ,thi f i f ference between thesexes (P<0 01) signi cantdi T h f e reasons orskipping breakfast ‐ ‐ depended on l i festyle for both sexes Ski in of breakf t d pp g as epended nnore on whether ‐ ive wi stndents l th their fa・ni ly than on whether they cook breakfast the ・nselves. Ther e igni Was also as f i f f cantdi erence between thesexesinthe number。fsnacks reported between. meal s and midnight snacks (P <0 001 P <0 01) emal e students had snacks ‐ , ‐ . More f between n : leals and mーore nnale students had・ nidnightsnacks‐. 2 l f-analys i s ofdietary habi ts,66 . ln these e students and49 .1 % offemal ‐6 % of male students were concernd tha ir di tthe ts“needed to in・prove” and there was a etary habi f i f ference between these numbers (P <0 05) To ethe signi cantdi th the results of r wi g ‐ . thefrequency offoodintake skippinig nneals snacks between nQeals and id i h , n 【 l n g tsna‐ , ,. (33 ).

(3) . 34. ・右 杉 冨 岡 文 枝・若 - / 人 美. 【 lore appropriate views on and to understand the cks, fenQale students seenQed to have n l ion o ftheirdi ts, whi tuat e many nQale students did notrealizetheneed actualsi etary habi. tcan beinlprove. i 1 Qany pointstha toin・prove d tseven thoughthere arel etary habi. ion三 b “ t l ing”,and only9 ri lstudentschoselunchby“f 3 ee ‐8 % y nut . Morethan50 % ofal di hf l t d t h d ff f l d41 The majori ty ofstudents,40 .1 % o emae s u en s, a one s or ‐5 % o maean h ff ttaken % t t i o o t l r e t n ft h d i l e a v e a a lunch. Wi コ Qen s as th one-thi g amou o e a y nu rl rd o , 85 4 % f f l f es or mal forlunch was128 es and134 .4 % for em a es, or energy, . .4 % for mal f l 2 d - 6 8 % 4 f 9 3 i t i i l or maes and d t c un e or . l and76 ‐ .4 % forfemaes m nera s an v am ns ac o lanced di l-ba iveof a wel Thisi f l et 41 s notindicat .Theaboveresults .4 % for emaes. ‐6-57 i ion contained t e studentslack understanding ofthenutr showedthatboth nQale andfemal infood anddid notknow therightalnouts offoodfor a person‐. 緒. 言. 1 ) 近年, 青少年の心身の異常を指摘する声 が高く, なかでも成人病の若年化は年を追う ごとに深 989年厚生省に 「小児成人病予防のた めの研究班」 が出来, 国もその対策に手を 刻化しており, 1 つ け始めた. こう した流れの中で幼児期からの食教育の 必要性が叫ばれ, 中学・高校においても家 庭科の男女共修の実施が進みつつ ある. 理想とする食 生活をイメ ージし, 具体化してゆくに は長期 的で系統的な教育が不可欠である. しかし, 現在大学 生となっ ている男子学生は, 小学校以来食生 活に関する教育は受けていず, さらに大学生となると, 男女を問わず食生活の面で も家庭や学校の 管理から離れて自己管理する者が多くなり, 自己管理能力の有 無が健康にも大きな影響 を及ぼすこ とになる. この様に, 大学生の食生活は, 種々の問題 が露呈される時でもあるため, 食生活に関す ) を した 2 )3 る報告は数多く ある. しかし, これらはアンケー ト調査により, 意識あるいは認識調査 )5 ) をしたものに分けられ 意識と実態を関連させて 4 ものと, 食事調査により栄養摂取の実態調査 , 大学の学生食堂は 一方 ない 筆者の一人が所属する 検討した報告は数少 , 食事の核料理となる主 , . 食・主菜・副菜・汁物などを単品料理の自由選択方式を とっており, かつ, 比較的数多くの料理が 提供されているため, 利用者の料理 選択力や食事構成力を知るには恰好 の場であると考えられた‐ そこで, この学生食堂における昼食時の食事行動, すなわち料理選択理 由や喫食料理とその栄養量 を調べ, さらに自己の食生活 への認識状況との関連から, 食生活の自己管理 状況を調べた‐ その結 果, 今後の食教育 への方向づけの一端が得られたので報告する.. 方. 法. 1. 調査対象及び調査時期 調査対象は旭川市内の国立大学教育学部の学生で, 調査日に学生食堂を利用 した300名とした‐ 7名 (有効回答率87 95名 (回収率98 回収は2 .1%) であ っ た. 調査実施 は .3%), 有効数は25 1 991年6月 であっ た. 表1に調査対象者の学年別・性別 内訳を示した. 又, 集計に用 いた調査対 象者の各種分類内訳を表2に示した. 2. 調査方法 調査は無記名のアンケー ト方式とし, 昼食時, 学生食堂利用者に用紙を配布 し自己記入させた. 調査内容は当日の喫食料理名及 びその選択理由, 現在の食生活状況, 及びそれに対する自己評価な. ( 34).

(4) . 大学生の食生活の自己管理状況について. 表1 男. 35. 調査対象者の学年別内訳 子. 女. 子. 人 (%) 合. 計. 1. 年. 37 (28 ) .7. ) 36 (28 ‐1. 73 (2 84 ). 2. 年. 33(25.6). 58 ( 45 .3). 91 ( 35 ‐4) 38 ( 14 .4). ‐. 3. 年. 4. 年. 30 (23 2) . 25 (19 .4). 8 ( 6 3) . 26 (20 .3). 不. 明. 4( 3 .1). 0( 0 ) .0. 51 (19 8) ‐ 4( 1 .6). A. 計. 129 (100 ) ‐0. 128 (100 ) -0. 257 (100 ) .0. 表2. 調 査 対象 者 の 各 種 分 類 内 訳 男. 子. 女. 人 (%) 子. 合. 計. 学 習 内 容 に よ る 分 類 栄 養 学必 修専 攻. 0 ) 31(24 ‐. そ の 他 の 専 攻. ) 98( 74 ‐0. 94 (73 4) ‐ 34 (26 ) -5. 129 ( 100 ) -0. 128 (100 ) .0. 132 ( 51 4) . 257 (100 0 ‐). 属. 56(43 ) .4. 運 動 部 非 所 属. 7 3(56 .6). 41 (32 ) .0 87 ( 68 0 .). 160 ( 6 23 ). 129 (100 ) ‐0. 128 (100 ) ‐0. 257 (100 0 .). A. 計. 125 (48 ) ‐6. 部 活 内 容 に よ る 分 類 運. 動. 部. 合. 所. 計. 97 ( 37 ) .7. ‐. 生 活 様 式 に よ る 分 類 親. 元. 36 (28 .3). 27 ( 21 .8). 63 (25 1 ‐). 自. 炊. 47 (37 ) .0. 64 (51 6) .. 111 (44 .2). 下. 宿 計. 44 (34 .7) 127 (100 0 .). 33 (26 .6). 合. 124 (100 .0). 77 (30 7 ‐) 251 (100 ) ‐0. 注) 下宿:朝・夕2食付き. どであ っ た‐ 又, 調査日に学生食堂で提供された全料理の栄養 価計算を行い, その数値を20歳, 生活々動強度Dにお ける栄養所要量の1/3を10 0%とした場合の充足率 で示し, 調査対象の喫食 料理から, 個々人の充足率を調べた‐ 尚, 栄養価計算及 び充足率は, 女子栄養大学出版, 栄養価計算 プログラ ム 「BASIC冊4」 を使 用 した. 集計の結果はx2検定とt検定により有意差検定を 行っ た.. 結果と考察 1‐ 食生活の実態 1) 欠食と間食・夜食につ いて 朝食及 び昼・夕食の欠食状況を, 表3・4に示 した‐ 朝食の欠食では男女間に有意の差 (P< 0 ) があり 「よく抜く」 とした男子は43 8%, 女子は262%で男子の欠食が多かっ た 白木 .01 ‐ ‐ . ) 5 ら も大学生の欠食状 況を調べ同様の報告をしている‐ 男子学生の朝食欠食を分類 別に見ると , 栄養学必修専攻と, その他の専攻との 間に有意差 (P<0 01 . ) があり, その他の専攻の欠食者が 多か っ た‐ 運動部所属と非 所属との間には有意差は見 られなかっ たが, 非所属学生で 「よく抜 く」 とした者が5 2 ‐1% と半数以上 であ っ た. 生活様式 別では親元と自炊との間に有意差 (P<. (35 ).

(5) . 冨 岡 文 枝・若 杉 人 美. 36. 0 ) があり, 自炊生の欠食が目立っ た. 女子では生活様式別の親元と自炊の間に有意差 (P .005 ) があり, 男子同様, 自炊生に欠食が多かっ た. 昼食・夕食の欠食者は少ないが, 昼食を <0 .05 「時々抜く」 とした男子が148%, 夕食を 「時々抜く」 とした女子が23 ‐1%あった. 特に下宿 . 「 「 男子で昼食を 時々抜く」 とした者が21 .8 .4%, 自炊女子で夕食を 時々抜く」 とした者が26 % い た‐ 表3. 朝 食 の 欠 食 状 況. (%) ほとんど抜かない. よく 抜く. 時々 抜 く. 22 ‐6. 1 94. 50 ‐0. 21 4. 58 ‐0 28 ‐6. 32 ‐1 52 ‐2. 25 .0 17 .8. 42 ‐9 30 ‐1. 24 .3 57 .4 45 5. 18 .9 19 ‐2 22 7. 56 ‐8 23 .4 31 8. 20 .9 32 .4. 33 ‐0 29 4 ‐. 46 .i 38 .2. 6 25 . 25 .6. 35 9 ‐ 27 .9. 38 .5 46 .5. 14 .8 30 .6 27 3 43 .8 26 ‐2 35 ・2. 22 2 . 35 .5. 63 .0 33 .9 45 4 35 9 ‐ 43 .4 39 ‐6. 男子 学習内容 による分類 栄養学必修専攻 そ の 他 の 専 攻. 部活内容 による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生活様式による分類 親 自 下. ・. 元 炊 宿. 女子 学習内容による分類 栄 養 学 必 修 専 攻 そ の 他 の 専 攻. 部活 内容 による 分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生活様式 による分類. 総計. 親 自 下 男 女 A. 元 炊 値 子 子 計 表4. 1j L3 20 .3 30 .3 25 ‐2. 昼 食 と 朝 食 の 欠 食 状 況. 昼 よく抜く 時々抜く. 夕 食 ほとんど抜かない よく抜く 時々抜く. (%) 食 ほとんど抜かない. 男子 学習内容による分類 栄養学必修専攻 その他の専攻. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運動 部 非 所属. 生活様式による分類 親 自 ト. 元 炊 宿. 0 .0 2 .1. 3 .3 7 1 .5. 96 ‐7 80 .4. 0 .0 2 ‐6. 0 .0 11 .7. 0 0 1 ‐0 8 5 .7. 1 .8 1 .4. 7 .3 1 7 .5. 90 .9 7 9 .2. 2 ‐2 1 ‐9. 4 .4 3 1 .0. 3 9 .4 8 5 .i. 0 0 ‐ 00 71. 7ユ 4″ 79 1. 92 .9 95 ‐3 7 50. 2 ‐7 00 2 .4. 16 .2 64 214. 8 1 .1 9 3 ‐6 762. 1 .1 2 ‐9. 3 .2 8 .8. 9 5 .7 8 8 .3. 1 .2 3 ‐5. 2 2 .0 2 4 .1. 7 6 .8 7 2 .4. 0 .0 2 .3. 7 .7 4 .7. 9 2 .3 93 .0. 2 .7 1 ‐3. 21 .6 23 .0. 7 5 .7 7 5 ‐7. 00 18 29 18 18 1 ‐6. 74 49 53 1 4 .3 5犀 0 1 .1. 9 2 .6 93 .4 91 .2 84 .4 92 ‐6 88 .3. 0 0 ‐ 3 6 ‐ 00 20 18 1 ‐9. 19 .2 26 .8 9 1 ‐2 9ユ 23 .1 1 6 .4. 8 0 .8 6 9 .6 8 0 .0 8 8 ‐9 7 5 .0 8 1 .6. 女子 学習内容による分類 栄養学必修専攻 その他の専攻. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運動部 非所属. 生活様式による分類. 総計. 親 自 下 男 女 合. 元 炊 宿 子 子 計. ( 36 ).

(6) . 学 の t 活の 自 己管 理、、況 につ いて 大学生の食生活の自己管理状況に ついて. 37. 次に間食の頻度を表5に示 した‐ 男女間で有意差 (P<0 ) があり, 間食 は女子の頻度が .001 「 高かっ た. 間食を 「毎日」 する女子は 38 .4 % 週 3 ~ 4 回」 と 合 わ せ る と 77 ‐6 % の者が2日 に1度以上間食していることがわかった‐ 対象者の分類別でも男子に特別な差は見られないが, 女子では親元で 「毎日」 間食をする者が59 ‐3% と高率 であ った‐ 間食で食べることの多い食品 を表6に示した‐ 項目全体で男女間に有意差 (P<0 ) があり, 「スナ ック菓子類」 は男女 .001 「 「プ P 共 多 く 食 べ ら れ て い た が, 「ケ ー キ 類」 (P<0 .01) , 飴 ・ キ ャ ン デ ー 類」 ( <0 -01) , 「 P .01) , 「ア イ ス ク リ ー ム 類」 (P<0 01) が リ ン・ ゼ リ ー 類」 (P<0 ‐01) , 果 物 類」 ( <0 .. 女子に多く, 「軽食類」 (P<0 ) が男子に多く食べられていた‐ .05 表5. 間 食. の. 頻 度. (%). ほとんど毎日. 週3~4回. 16 7 27 1. 36 .7 20 .8. 月3~4回. ほとんどしない. 男子 学 習 内 容 に よ る 分 類 運 運活親 目. 栄養学必修専攻 そ の 他 の 専 攻 部活内容による分類 運. 動. 部. 所. 20 ‐1. 0 ‐0 9 ‐4. 46 .6 42斗. 34 5. 00. 28 ‐2. 16 .9. 1 27. 45 5 42 2 ‐. 25 0 28 ‐3 20 9. 22 ‐2 23 9 ‐ 27 9 .. 11 ‐1 2 ‐2 93. 41 .7 6 45 ‐ 41 9. 4 1 ‐3. 34 .8. 76. 48 5. 部活内容による分類 運 動 部 所 属. 9 .1. 16 3 ‐ 9 .1. 34 2. 運 動 部 非 所 属. 40 2 ‐. 26 ‐3 44 ‐8. 13 .2 8 5 ‐. 26 3 92. 59 ‐3 32 3 . 33 3 24 ‐8 38 4 ‐ 31 ‐6. 25 9 . 41 .9 45 5 24 8 39 .2 32 0. 74 9, 60 72 80 7β. 74 16 ‐1 15 2 43 ‐2 14 .4 28 .8. 属. 運 動 部 非 所 属 生活様式による分類 元 炊 宿. 下. 女子 学 習 内 容 に よ る 分 類 栄養学必修専攻 そ の 他 の 専 攻. 33 .3. 生活様式による分類 親 自 総計. 元 炊 宿 4 子 子 計. 男 女 合. 表6 ス. 間食で食べることの多い食品 (複数回答可) ケ. ナ. ッ ク ‐. 1. 類. 類. 十 キ. 子. 男. 子. 47 .3. 女. 子. 3 ‐1 1 57 8 1 4 .. 合. 計. 52 ‐6. 8 .6. 軽サ ピ. 飴. ン. キ. 食ド ー ンザ ” 類「 ツ. チ等. ヤ ン デ ー. 和 菓 十 子. せ ヱ. プ リ. ル ベ 丁 、 r. ゼ リ 類. 類. 類. 類. 12 ‐4 4 .7. 12 ‐4 25 ‐8. 2 ‐3 4 .7. 6 11 . 86. 8 .6. 19 .1. 3 ‐5. 10 ‐1. (%). 果 十. 了. そ. 物. 三 て. の. 類. 類. 他. 15 5 ‐ 35 9 . 25 ‐7. 3 ‐9 78 ‐. l. 1 秀. ム. 7 6 .0 .2 29 7 21 1 . . 18 ‐4 13 .7. 5 ‐9. 夜食の頻度を表7に示した. 男女間に有意差 (P<0 ) があり 「ほぼ毎 日」 とする男子が10 ‐01 ‐9 「 %, 女子は5 週3~4回 5% とする男子が2 5 0%女子は9 5%と 男子で2日に1度以上 」 , ‐ , ‐ ‐ 夜食をする者が35%以上いた. 対象者の分類別 では, 女子に差は見られなかっ たが, 男子の親元 で夜食をしない者が, 自炊・下宿を20%以上うわまわっ ていた‐ 夜食で食べる事の多い食 品を表 8 に 示 し た‐ 項 目 全 体 で 男 女 間 に 有 意 差 (P<0 0 ) が あ り, 「め ん 類」 (P<0 ), ‐ 05 .01. ( 37).

(7) . 冨 岡 文 枝・若 杉 人 美. 38. ) は男 子に多く, 「プリ ン・ ゼ リー類」 (P< 「軽食類」 (P<0 ), 「ご飯物」 (P<0 ‐01 ‐01 ) は女子に多く, 女子では夜食で 食べる食品も間食で 0 ), 「アイスクリー ム類」 (P<0 ‐05 .05 食べる食品も同じ傾向であった‐ 表7. 夜. 食. 頻 度. の. ほとんど毎日. 週3~4回. 月 3~4回. (%) ほとんどしない. 1 2 ‐9. 19 ‐4. 19 .4. 48 .4. 10 ‐2. 26 ‐5. 13 ‐3. 50 .0. 12 .5 9 ‐6. 23 ‐2 26 .0. 16 ‐1 13 .7. 48 .2 50 .7. 8ユ 85 15 9. 18 .9 29 .8 25 0. 8ユ 17 ‐0 18 2. 64 .9 44″ 40 9. 5 ‐3 6 ‐1. 11 ‐7 3 ‐0. 16 ‐0 12 .1. 67 .0 78 ‐8. 0 ‐0 8 .1. 9 .8 9 .3. 12 ‐2 17 ‐4. 78 .0 65 ‐1. 74 48 59 10 .9 55 82. 74 9寺 11 8 25 .0 9五 17 ‐3. 14 ‐8 15 .9 17 6 14 .8 15 ‐7 15 ‐3. 70 .4 69 .8 6生7 49 .2 69 ‐3 59 ‐2. 男子 学 習 内 容 に よ る 分 類 栄 養学必修専攻 そ の 他 の 専 攻. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生活様式による分類 元 炊 宿. 親 自 下. 女子 学 習 内 容 に よ る 分 類 栄 養 学 必 修 専 攻 そ の 他 の 専 攻. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生活様式による分類 親 自 下 男 女 A. 総計. 元 炊 宿 子 子 計. 表8. 男. 子. 女. 子. 合 ,計. 夜食で食べることの多い食品 (複数回答可). 27 1 18 .7 ‐6 21 . 8 5 5 .5 ‐6 .5 15 16 .2 ‐3 12 .1. 7 1 ‐6 1.1 3 ‐9 20 .3 7 2 .7 18 ‐. 0 ‐8 6 .3 3 .5. 0 .8 8 0 ‐ 0 .8. 2 3 ‐1 ‐3 2 3 9 1 .5 ‐ 7 3 1 . ‐8. (%). 3 .9 5 .5 4 ‐7. 2 ‐3 2 10 . 62. 23 ‐ 0 .8 1 ‐6. 以上の結果から男女 共, 生活様式は欠食・間食・夜食の全てに影響を与えていた. 特に朝食の 欠食に与える影響 が大きく, 朝食を自分で作る かどうかということよりも, 家族の有無が影響し ているようであっ た‐ 特に男子でその傾向が強く, 朝食が用意さ れている下宿生でも半数近くの 者が 「よく抜く」 としていた. また男子では学習内容や部活内容によっ ても朝食の 欠食状況は異 なり, 栄養学を学び運動部に所属 している学生の欠食 が少なく, 男子では栄養や体力, 健康への. 関心を高める教育が欠食防止に役立つと考えられた. 又, 食生活を完全に自己管理しなければな らない自炊の男子では朝食の欠食率は高いが, その分, 昼食・夕食の 「ほとんど抜かない」 率が 下宿や親元より高く, 下宿では夕食を 「よく抜く」 「時々抜く」 者が親元や自炊より多く, それ を補うように夜食をする者が多かっ た‐ 下宿生の欠食 が予想以上に多く夜食の頻度も高い背景に はフ ァ ーストフー ドの店が24時間営業し, 好きなものを好きな時間に食べられる環境に有り な. ( 38).

(8) . いて 大学生の食生活の自己管理状況に 字 の t 、 の 己 官 理、、況 につ ついて. 39. がら, 2食は暗好や喫食時間を考慮せずに提供される事への反動 ではないかと考え られた‐ 女子 では3食平均の 「ほとんど抜かない」 率は自炊が最も低く65 2 ‐6%, 下宿で7 .4%, 親元で78 ‐8 )の報告より 夕食の欠食が多い傾向にあるがこれは女子 %であ っ た. 本調査の女子は, 白木 ら5 , 1 6%が夕食の欠食が多い自炊生 めと思われ の5 であるた , また自炊の女子は男子より調理回数 ‐ )もあるが 本調査では男子より女子の自炊生に夕食の欠食が多く が多いという報告6 , , 調理が面 倒だと感 じたとき, ダイエッ ト志向も手伝っ て欠食してしまうのではないかと考えられた. 又, 女子の問題点として,間食の習慣化という事があげられ,特に親元で間食が多く 「ほとん ど毎 日」 と 「週3~4回」 を合わせると85 ‐2%となっ た‐ 家族のコミ ュ ニケーショ ンの手段として間食 を摂取していると考えられ, 食べる食品も, スナ ック菓子やアイスクリーム類, プリン・ ゼリー 類と暗好品が多く空腹を満たす事より食べる 事を楽しむ姿勢がうかがえた. しか し, こう した暗 )の報告で 好品は塩分・糖質・脂肪の含量が多く本来 の食事に与える影響が心配される‐ 白木 ら5 欠食によるエネルギー不足を間食によっ て補充しようとする食習性を指摘しているが, 欠食の多 い女子自炊生や男子の自炊・下宿生には今後十分な指 導が必要であろう‐ しかし, 食生活が豊か な現代 にあっ ては間食を止めさせるという事より摂取する食品の質と量の適正化を指導してゆく ことが重要な課題であろう. 2) 食品の摂取頻度について 7種類の食品群について, 摂取頻度を表9に示 した‐ 緑黄色野菜を 「ほぼ毎日」 摂取する学生 「 は17 .0%, 淡色野菜を ほぼ毎日」 摂取する学生は41 .2%と低率 であっ たが, 道内の 「大学生 7 ) の食生活と健康」 調査 の結果より高かっ た‐ 乳.乳製品の摂取頻度は 「ほぼ毎日」 が51 .8% 「 3 7%より高い数値であ 「 と前記調査の 1 っ た‐魚介類は ほぼ毎日」 摂取する学生が6 ‐ ‐6%, 週 3回程度」 を合わせても58 ‐6%であっ た. これに対 して肉類では 「ほぼ毎日」 が30 ‐7%, 「週 3回程度」 を合わせると90 ‐1%と高率 であ っ た‐ 「海草類」 「いも類」 を毎 日 食べる学生は1 割程度であ っ た‐ 「ほぼ毎日」 摂取されている割合の高い食品は乳・乳製 品51 ‐8%, 淡色野菜 41 .2 %, 肉 類 31 ‐7 % の 順 で あ っ た‐ 表9. 男 緑. 淡. 黄. 色. 色. 野. 野. 菜. 菜. 乳 ・ 乳 製 品. 海. 草. 類. い. も. 類. 魚. 介. 類. 肉. 類. 女 合 男 女 合 男. 子 子 計 子 子 計 子. 女. 子. 合 男. 計 子. 女. 子. 合 男 女 合 男 女 合 男 女 合. 計 子 子 計 子 子 計 子 子 計. 食 品 の 摂 取 頻 度 ほぼ毎日. 週3回程度. 月 3回程度. 18 ‐0 16 .0 17 0 33 .6 48 ‐8 41 ‐2 47 ‐5 56 0 51 .8 11 .5. 56 .6 61 .6 59 .1 59 ‐0 43 ‐2 51 .1 37 .5 32 .8 35 .2 50 .8. 22 1 ‐ 21 ‐6 21 9 . 5 ‐7 8 ‐0 6 .9 12 ‐5 10 .4 11 .5 32 .0. 9!. 6 10 , 11 ‐6 49 83 83 48 66 32 .2 31 ‐2 31 ‐7. ( 39 ). 46 ‐8 48 ‐8 50 ‐4 64 ‐2 57 ‐3 59 .5 44 .4 52 ‐0 62 ‐8 56 .0 59 ‐4. 41 ‐9 37 ‐0 37 .2 28 ‐5 32 ‐9 29 ‐8 2 49 . 39 .5 4ユ 12 ‐0 81. (%) 年3回程度 33 0 .8 2 .1 1巻 0 ‐0 0 ‐8 25 0 .8 1! 5. 18 37 0β 24 1巻 2 ‐5 1巻 2J 08 08 08.

(9) . ′ ー . m. 右 - 冨 岡 文 枝・若 杉 + ン 人 美. 40. しかし食品の摂取頻度は実際の食生活を正しく反映した結果とは言いがたいものもあっ た‐ す なわち, 本調査を行っ た学生食堂でも, 調査当日, 淡色野菜をま っ たく使用 していない料理は卵 豆腐のみであり, 他の外食産業や家庭においても同じ事 が考えられるが, 淡色野菜を毎日摂取 し ている学 生は半分に満たなかっ た. 調理によっ て形 が変化した淡色野菜を, 野菜摂取 として認識 できなかったのではないかと考えられた‐緑黄色野菜についても同様の事が言え, 「月 3回程度」 の摂取とする学生が20%以上, 「年3回程度」 という現実離れの頻度をあ げる学生もあり, 料 理から使用食品を考え出す能力に欠 けるのではないかと思われた. このことに関し, 男女間に大 きな差はなく, 料理から使用食品を考え だしてゆく力は, 長期の調理経験によっ て養われるもの である が, 現代のように子供の数が減り, 家事労働に子供を参加さ せることが少なくなっ た現状 では, 男子はもちろん, 女子といえ ども調理能力が豊かとは言えず, これに加工食品が加わると, 中身を知るのはさらに困難となる‐ 食生活の自己管理は男女共一生の問題であり, 今後の食教育 の大きな課題になると思われた.. 3) 現在の食生活に対する自己評価と改善点 食生活の現状につ いては男女共問題の多い内容であっ たが, これらの食生活を学生自身どう評 ) 0に示した‐ 男女間に有意差 (P<0 価しているのか知りたいと考え調査した‐ その結果を表1 .05 があり, 女子に 「改善が必要」 と考える者が多かっ た. 対象者分類別にみる と, 男子の生活様式 05 )が による分類で親元と自炊の間, 親元と下宿との間にそ れぞれ有意差 (P<0 , P<0 ‐0 .001 「 た 女子でも有意差が生 だとする学生が多か べ とも 改善が必要」 あり親元に比 て自炊, 下宿 っ . 1に示 した. 男 じるほどではないが, 同じような傾向が見られた. 改善点に関しては結果を表1 ) があり, 「栄養のバランス」 (P<0 ), 「野菜をもっと 女間に項目全体で有意差 (P<0 .002 ‐005 ), 食べる」 (P<0 ) , 「ダイ エ ッ トが 必 要」 (P<0 ) , 「魚 介 類 を も っ と食 べ る」 (P<0 .001 .02 .05. 「甘いものを減 らす」 (P<0 ) の6項目が女子に有意に多 ), 「間食を減らす」 (P<0 .001 ‐01 か っ た.. 表10. 現在の食生活に対する自己評価. (%) よくわからない. 改 善 が 必 要. 今のままで良い. 45 ‐2. 45 .2 36 .7. 11 ‐2. 44 .6 53 .4. 41 .1 0 37 ‐. 14 .3 82. 19 .4 68 .1 54 6. 72 .2 17 .0 36 4. 83 14 9 ‐ 91. 68 ‐1 55 ‐9. 19 .1 32 .4. 7 11 ‐ 11 ‐8. 61 .0 67 .8. 26 ‐8 19 ‐5. 2 12 . 11 .5. 9 51 . 75 .0 63 6 49 .6 66 .1 57 -8. 33 3 ‐ 6 15 ‐ 27 3 38 ‐8 22 .1 30 -5. 14 ‐8 94 91 8 10 . 8 11 . 3 11 ‐. 男子 学習内容 による分類 栄養学必修専攻 そ の 他 の 専 攻. 部活内容 による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生活様式による分類 親 自 下. 元 炊 宿. 51 ‐0. 9 ‐7. 女子 学習内容による分類 栄 養 学 必 修 専 攻 そ の 他 の 専 攻. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生 活様式 による分類. 総計. 親 自 下 男 女 A. .元 炊 宿 子 子 計. ( 40). ・.

(10) . 大学生の食生活の自己管理状況について 表1 1. 41. 現在の食生活に必要な改善点. 栄 養 の バラ ン ス. 野 菜を もっ と 食 べる. 魚 介を もっ と 食べ る. 牛乳を もっ と 飲 む. 3 8 ‐7 3 4 -7. 2 2 ‐6 32 ‐7. 6 1 .1 4 1 ‐3. 2 1 .9 11 .2. 9 .7 61. 37 ‐5 34 .2. 25 ‐0 34 .2. 1 9 .6 1 1 .0. 7 ‐i 15 ‐i. 1 9 .4 4 6 .8 3 86. 22 .2 38 .3 27 ,3. 0丑 21 .3 20 ・5. 5 3 ‐2 41 .2. 41 ‐5 4 4 .1. 4 3 .9 5 4 .0 29 .6 59 .4 51 .5 3 5 .7 5 0 .8 43 ‐3. ダイ エ 甘いも ッ ト が の を減 必 要 ら す. 複数回答 (%). を 減 らす. 食事 量 を 減 らす. を 減 らす. 食 を 減 らす. そ の他. 6 ‐5 11 ‐2. 1 2 ‐9 7 1 ‐3. 0 .0 4 .エ. 6 ‐5 1 3 ‐3. 9 .7 1 3 .3. 6 .5 7 .1. 7 .1 6 ‐8. 54 13 .7. 0 1 ‐7 20 .5. 0 ‐0 5 .5. 7 ‐1 5 1 .1. 1 0 .7 3 1 .7. 7 .1 6 .8. 5 6 ‐ 6 ‐4 20 ・5. 2β 6 .4 1 14. 11 .1 8 .5 11 ・4. 2 2 .2 1 0 .6 82 1. 0分 2 .1 6 ‐8. 56 1 2 .8 5 1 ・9. 28 1 9 ‐1 1 3 ・6. 5 8 ‐ 8 ‐5 68. 31 ‐9 1 .3. 1 6 .0 1 ‐3. 1 8 .1 3 8 ‐2. 23 .4 20 ‐6. 36 .2 29 ‐4. 7 ‐4 1 .3. 7 ‐4 2 .9. 1 9 ‐1 11 .8. 3 .2 59. 41 .5 41 .5. 2 4 .4 276. 2 1 ‐2 17 ‐2. エ 9 ‐5 2 5 ‐3. 1 4 ‐6 26 .4. 29 ‐3 35 .6. 9 .8 8 .0. 9 .8 4 ‐6. 26 .8 1 2 .6. 4 .9 46. 8 1 .5 50 .0 4 5 .5 30 .2 41 .4 35 ‐8. 1 1 ‐1 34 .4 21 ‐2 1 4 ‐7 26 -6 20 ‐7. 1 4 ‐8 1 2 .5 24 ‐2 1 1 .6 ・ 5 1 ‐6 1 3 .6. 33 ‐3 20 ‐3 21 ‐2 70 23 .4 1 5 ‐2. 33 .3 5 1 ‐6 27 ‐3 10 .1 22 .7 6 1 ‐4. 3 3 .3 29 .7 4 2 .4 6 1 .3 33 .6 5 2 ‐0. 1 1 .1 5ユ 1 21 3 ‐1 8 6 ‐ 5 ‐9. 0丑 5J 1 2 .1 11 ‐6 6 3 ‐ 9 ‐0. 74 23 .4 1 5 ‐2 2 1 ‐4 17 .2 14 .8. 0 0 ‐ 7 8 ‐ 3 0 ‐ 70 47 5 ‐9. 間. 食. 夜. 食. 外. 男子 学習内容による分類 栄養学必修専攻 その他の専攻. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 非運動部所属. 生活様式による分類 親 自 r. 元 炊 有 当. 女子 学習内容による分類 栄 養学必修専攻 その他の専攻. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 非運動部所属. 生活様式による分類. 総計. 親 自 下 男 女 合. 元 炊 宿 子 子 計. 以上の結果を食品の摂取頻度と考え合わせると, 女子の食生活に対する評価は適切で, 状況を 正しく評価していると考えられた‐ しかし, 「ダイエッ トが必要」 という項目だけは状況からは )から割り出した 「ふとりす ぎ と 「 ずれており,本調査対象の女子の「肥満とやせの判定図」8 、 」 「 とり ぎみ」 の合計の割合は4 .4%で, ダイエッ トが必要」 とする 23 ‐4 % の 1 / 5 にも満たず, 女子の ダイエッ ト志向の強さがうかがえた‐ 一方男子 では, 女子に比較 して朝食の欠食や夜食の 頻度, 食品の摂取頻度等, 改善すべき 点が多いにもかかわらず, 改善の必要性を認識できないも のが多かっ た‐ 特に親元で認識のずれが顕著であり, 「改善が必要」 と答えたのはわずか1 9 ‐4 %であっ た. 親元で食生活の自立を迫られない男子学生の食生活に対する無関心さが明確に現れた‐ 以上のような食生活への認識能力の性差は, 家庭および学校での教育に負うところが大きいと 考えられ, 今後の家庭科男女共修に大いに期待したい. 2‐ 調査日の昼食時の食行動 1) 料理選択理由 前述の様な状況と認識を持 った学生が, 昼食時にどのような理由で料理を選択するかを調べ, その結果を表1 2に示 した‐ 男女共 「気分」 とする者が50%を越えており, 最も多か った‐ 次い 「見 た 目」 20 9 %, 女 子 は 「見 た 目」 32 0 % で男 子 は 「値 段」 28 , 「値 段」 21 ‐7 %, ‐ ‐ ‐9 % で. あっ た. 「栄養」 によっ て料理を選んだ学生は1 0%に満たなかっ た‐ 対象者を分類 別でみると, 男子の生活様式による分類 で明らかな違いが生じ, 親元では 「気分」 で選 ぶ者が60%を越え, 「値段」 をあげる者は16 7%と低く, 一方下宿 では 「気分」 と 「値段」 が4 3 ‐ .2%と同じ割合と なっ た‐ 女子では, 栄養学必修専攻とその他の専攻とで項目全体に有意差 (P<0 05 . ) があ った. 以上の事より, 前述の食生活の改善点に 「栄養 バラ ンス」 をあ げた者は433%いたが, 実際 . の料理選択時に 「栄養」 を選択理由にあ げた者は9 8%に過 ぎず 認識と行動とにずれがあ っ た‐ , ‐. ( 41 ).

(11) . 冨 岡 文 枝・若 杉 人 美. 42. 表1 2. 調査 日の 昼食 時の 料理選 択理由 値. 段. 栄. 養. 見た目. 男子 学 習 内 容 に よ る 分 類 栄 養 学 必 修 専 攻 そ の 他 の 専 攻. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生活様式による分類 親 自 下. 元 炊 宿. 部 活内容によ る分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生活様式による分類. 総計. 親 自 下 男 女 合. 元 炊 宿 子 子 計. 気. 分. 好. 物. 25 ‐8 6 29 .. 3 .2 10 .2. 6 .5 4 ‐1. 16 .1 22 ‐4. 61 .3 0 50 ‐. 6 ‐5 9 ‐2. 32 ‐1 26 ‐0. 5 ‐4 11 .0. 8 1 ‐ 6 .8. 6 19 ‐ 21 .9. 57 .1 49 .3. 9 8 . 8 2 .. 7 16 . 25 ‐5 43 2. 5β 10 ‐6 91. 28 64 45. 2 22 ‐ 1 19 . 2也 5. 61 .1 57 ‐4 43 2. 83 64 11 4. 22 .3 20 .6. 11 7 ‐ 8 ‐8. 1 ‐1 5 .9. 40 ‐4 11 ‐8. 51 ‐1 58 .8. 19 ‐1‐ 5 .9. 19 .5 23 .0. 12 .2 10 ‐3. 0 ‐0 3 .4. 29 .3 33 ‐3. 46 .3 55 ‐2. 5 19 ‐ 6 12 .. 29 .6 2 17 ‐ 27 3 28 .7 21 ‐9 25 ‐3. 74 15 .6 61 86 10 ‐9 9 .8. 00 4! 00 4 23 3 ‐5. 25 .9 1 28 . 42 4 20 ‐9 32 ‐0 26 .5. 48 .1 56 .3 48 5 52 ‐7 52 .3 52 .5. 25 .9 10 ‐9 15 2 85 14 .8 11 -7. 女子 学 習 内 容 に よ る 分 類 栄 養 学 必 修 専 攻 そ の 他 の 専 攻. 複数回答 (%). ボリューム. 3 ) また男子で 「値段」 で選 ぶ者が女子より多く, 特に下宿生で多かっ た. 岡本らの調 査 でも 「食 生活で気を付けている事」 として, 男子の方 が有意に 「食費」 をあげていた‐ 女子では学習内容 によっ て差があり, 栄養学必修専攻の学生で 「見た目」 を選択理由にあげる者 が多かったが, こ れは栄養バラ ンスや使用 食品を見きわ めるための前段階で あると考えられ, 意識下に栄養バラ ン スを置いた選択行動をしていた と考えられた‐. 2) 喫食料理と栄養素等摂取状況 調査日に提供さ れた料理は, 主菜・副菜セッ トもの2種, 主菜もの3種, 飯井皿もの3種, 麺 井皿もの7種, 副菜もの8種, 白飯, 味噌汁の合計 25種類であっ た. 昼食時の喫食料理数を表 4に, また日本人の栄養所要量, 20~29歳, 生活活動強度亘におけ 3に, 喫食料理の分類 を表1 1 00%とした場合の喫食料理の充足率から個々人の充足率を計算し, 集計 した る数値の1/3を1 5に示した. 喫食料理数 は, 1品喫食者 が男子40 ものを表1 .1% と多く, 一人当 .5%, 女子41 主食に白飯と飯井皿 ものな ど, 飯 たりの平均喫食料理数は, 男子2 .9品であっ た‐ ‐1品, 女子1 者は男子18 6 を選択した者は男子65 .2%であ ‐6%, 女子17 ‐3%, 麺類を選択した .1%, 女子5 か た このことによりエネルギーの り, 主食な しの者は男子16 ‐5%と女子に多 っ . .3%, 女子26 三大栄養素の糖質の 充足率も男子70 6 充足率は男子85 ‐1%に ‐4%と女子が低く, ‐4%, 女子7 4%であるが, 脂肪 た たんぱく質の充足率は男女共に約 9 対して女子54 .4%と低い結果となっ . 無機質, ビタミ ンの充足 率は男子34 4 28 は男子1 .9 %~ ‐4%とかなり高い一方, .4%, 女子13 バ とれた食事とは言いがた いものであった‐ 男 68 .4%と低く, ランスの .6%~57 .2%, 女子41 か た 子を分類別で見ると運動部所属では, 飯を食した者 が67 .9%と高く, さらに副菜も多 っ ‐ 料理選択理 た も良好であ 栄養素の充足率 っ . 平均喫食料理数も2 .2品と他の どの分類より多く, とは考えられな 択をしている 養を考慮した選 いる項目からは栄 点としてあげて 由や食生活の改善 いが, 朝食の欠食 が少ないことからも食べることに関 して積極的な姿勢 が見え, 運動によっ てエ ( 42).

(12) . 、 大学生の食生活の自己管理状況に いて ついて 千 の - 、 の 己看官理、 況 につ. 43. ネルギー消費が増大している運動部所属の学生は毎食を充実させる選択をするものと考えられた. 生活様式の分類 では 「気分」 で選ぶ者が多く, 朝食の欠食が少ない男子の親元では, 麺井皿もの が自炊や下宿より多く, 一方 「値段」 を気にしていない事から, 比較的高価になりがちな主菜も のを選ぶ学生も多かった. その結果, 栄養素の充足率の高低の幅が大きく, バラ ンスに欠けてい た‐ 「値段」 で選ぶ者が多かっ た下宿生ではセ ッ トものや主菜ものより, 「白飯と副菜」 や飯井皿 ものな ど, 比較的安価 で満腹感の得られる料理を選ぶ学生が多かっ た. この料理の組み合わせは, 無機質や ビタミンの充足率を上 げる結果とな っ た. 朝食の欠食が多い自炊生では昼食での栄養補 給を考えてか 「栄養」 や 「ボリ ューム」 を料理選択理由にあげる者が多く, セ ッ トものや主菜も のが親元生に次いで多い反面, 主食なしの割合が高く, 1品料理で済ませる学生も多かっ た‐ 自 炊生は現在の食生活に 「改善が必要」 とする者, 食生活の改善点として 「栄養バラ ンス」 をあげ る者が女子と同じく らい多いが, 料理の栄養に関する知識のなさが, このような結果になっ たと 思われた‐ 次に女子の分類では, 栄養学必修専攻で副菜と白飯を選ぶ者がその他の専攻より多く, また平均 喫食料理数も多か っ た. しかも, その他の専攻では, 主食な しの者が38 2%, 1品喫 ‐ 食者が57 ‐6%と他の どの分類よりも多かっ た‐ この結果, 栄養素の充足率は, エネルギーはも ちろんすべての栄養素とも, 栄養学必修専攻の方が高く, バラ ンスも良かっ た. 栄養学必修専攻 の学生が, 前述の食生活の改善点として多くあげていたのは, 「栄養 バランス」 「魚介をもっ と 食べる」, 「牛乳をもっ と飲む」 な ど, 栄養状態を充実させる点 であっ たが, その他の専攻では 「ダイエッ トが必要」 が多く, 特にダイ エッ トを 「主食を抜く」 ことで実行しているらしく こ , の意識の差が充足率に反映した結果 であっ た. また, その他の専攻の無機質の平均充足率は4 3 ‐5 %, ビタミンの平均充足率は44 9%と他のどの分類より低く 充足率が5 0%を越えていたのは , ‐ ビタミ ンB,のみであっ た‐ 特にカルシウムの充足率が386%と最も低く, 無理なダイエッ トや . 表13. 調 査 日 の昼 食 時の 喫食 料理数 喫 食 料 理 数 (人 数 %) 1. 男子. 親 目 下. 女子. 宿. 学習内容による分類 栄 養学必修専攻 そ の 他 の 専 攻 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属 生活様式による分類 運 運 ・親 目. 総計. 元炊. 学習 内容による分類 栄 養学必修専攻 そ の 他 の 専 攻 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属 生活様式による分類. 下 男 女 合. 元 炊 宿 子 子 計. 品. 2. 品. 3. 品. 4. 品. 平均喫食料理数 5. 品. (品). 43 .3 39 6. 30 0 25 0. 13 3 . 22 9. 10 .0 11 5. 34 10. 2 ‐0 2 ‐1. 35 8 44 5. 264 25 .0. 20 8 19 ‐4. 15 .1 9 .7. 19 14. 2 .2 2 ‐0. 36 ‐1 43 ‐5 37 2. 6 30 ‐ 19 .6 34 9. 22 2 ‐ 21 ‐7 16 3 .. 11 .1 13 ‐0 93. 0 ‐0 2 ‐2 23. 2 ‐1 21 ‐ 20. 352 5 76. 35 ‐2 30 ‐3. 23 .0 9 .1. 55 30. 1 .1 00 .. 20 16. 46 0 38 4. 21 .6 39 .5. 24 ‐3 17 4. 5 ‐4 4 ‐7. 27 00. 2 ‐0 19. 45 .8 36 7 ‐ 48 5 40 5 . 41 .1 40 .8. 41 7 33 ‐3 30 3 26 2 . 33 .9 30 .0. 8 .3 21 6 . 18 2 20 6 ‐ 19 ‐4 20 0. 42 6 ‐7 30 11 ‐1 4β 80. 0 .0 1 ‐7 00 6 1 ‐ 08 12. 17 2 ‐0 20 2 .1 18 20. ( 43).

(13) . 冨 岡. 44. ・右 杉 文 枝・若 形 人 美. 間違 っ たダイ エ ッ トによる若い女性の骨密度の低下が問題 にな っ ている現状を裏付ける結果で 「 4 あった‐ 運動部所属では喫食料理数1品の者が46 .1%と多く, 副菜」 は ‐0%, 主食なしの者が3 48 .8%と, 他のどの分類より少なかった. .8%と他のどの分類より多かった. 又, 飯井皿ものは9 表i 4. 調査 日の 昼食 時の 喫食 料理 主菜・副菜 +常モ爪 工 木 むり セ ッ トもの. (%). 盲 ” 常 副 木. 飯井皿. 麺井皿. も. も. の. の. 占 ロ 僻 鳳. 男子 学 習 内 容 に よ る 分 類 栄養学必修専攻 そ の 他 の 専 攻. 運 運活親目. 部活内容による分類 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 生活様式による分類. 下. 元 炊 宿. 9 ,7. 29 0. 15 -3. 20 .4. 41 .9 40 .8. 29 .0 22 .4. 19 .4 18 ‐4. 35 ‐5 42 ‐9. 12 .5 15 .1. 23 .2 21 .9. 46 .4 37 .0. 28 ‐6 20 .5. 19 .6 17 .8. 39 3 ‐ 42 ‐5. 8 .3 14 .9 18 2. 36 .1 21 .3 13 .6. 25 0 46 .8 50 .0. 19 ‐4 23 ‐4 29 5. 27 .8 14 .9 15 .9. 40 ‐5 40 ‐4 43 ‐2. 女子 学 習 内 容 に よ る 分 類 そ の 他 の 専 攻 部活内容による分類. 栄 養 学 必 修 専 攻. 17 6. 9 .6. 23 ‐4 23 .5. 41 .5 23 .5. 20 .2 7 14 .. 16 .0 6 20 ‐. 41 ‐5 26 .5. 運 動 部 所 属 運 動 部 非 所 属. 17 .1 9 .5. 22 ‐0 23 .8. 48 .8 23 6 ‐. 9 ‐8 23 .8. 14 .6 19 ‐0. 41 .5 34 .5. 7 .4 i2 .5 i5 .2 14 ・0 7 11 . 12 ‐8. 29 ‐6 20 .3 2L2 22 5. 25 .9 45 .3 15 .2 41 ‐1. 14 -8 15 .6 3Q3 24 ・0. 22 2 39 .1 45 ,5 41 .1. 23 ‐4 23Q. 36 .7 38 ・9. 18 .8 21 ・4. 25 ‐9 17 .2 9 ‐1 6 18 ‐ 17 ‐2 17 ‐9. 生活様式による分類. 親 目 総計. 下 男. 女 合. 元 炊 宿 子 子 計. 37 .5 39 ‐3. これらのことから, 運動部所属の女子は, 主菜だけ, あるいは副菜だけという食事をしている 者が多く, その結果エネルギーやたんぱく質・糖質の充足率は他のどの分類よりも低く, ハ フ ノ スに欠けていた. 生活様式 による分類では, 親元の主食な しが37 .1%と, その他の専攻に次い して 「栄養 バラ ンス」 8%であ た 食生活の改善点と 5 喫食料理数1品の者が4 又 で高く, っ . , . より 「ダイエッ トが必要」 「甘いものを減らす」 「間食を減らす」 な どダイ エッ ト志向を示す項 目の割合が高く自己管理している昼食で自分の意思を反映させた食行動を取ったと考え られた. 0%を越えるの 栄養素の充足率はその他の専攻の学生と同様に低く, 無機質・ ビタミ ンの中で5 は唯一 ビタミ ンB,だけ であっ た‐ 一方, 自炊生では3品以上の喫食者, 平均喫食料理数とも親 バ 「 5 元・下宿より多く, 料理も副菜が4 ‐3%と多かっ た. 食生活の改善点の 栄養 ラ ンス」, 料 理選択理由の 「栄養」 をあげた者が他の どの分類より多く, 栄養への関心の高さと, 日頃の調理 の実践力とが相ま っ て充足率の バラ ンスは女子の中で最も良好であった‐ 下宿では喫食料理数1 品の者が48 .5%と親元より多く, 料理としては飯井皿ものが多かっ た. しかし, 主食なしの者は 1 5 .1%と女子の他のどの分類より低く, エネルギーの充足率は自炊生に次いで高か った‐ 以上,栄養素の充足率に影響を与えるのは「白飯」と 「副菜」 の割合と喫食料理数であり, 「健康 ) にもうたわれている様に 「主食.主菜・副菜をそろえて食べる 事 づくりのための食生活指針9 」 」 の意義が本調査からもわかっ た. 又, 女子では栄養学必修専攻や自炊生の様に自分の食生活の問 題点を適確に認識し, かつ 栄養的知識や調理体験の多い者に栄養 バラ ンスを良好にする料理選択 力が出来ていた‐ ( 44 ).

(14) ). な. (. 総計. 子. 子. 宿. 下. 男. 炊. 自. 女. 元. 撮. 親. 響 墨書. 運 動 部 所 属. 部活内容による分類. そ の 他 の 専 攻. 栄 養学 必修専 攻. 女子 学習内容による分類. 宿. 炊. 自. 下. 元. 豊 島. 親. 華 畿. 運 動 部 所 属. 議 罷 業塁審喜義. 栄 養学 必修 専 攻. 男子 学習内容による分類. たんぱく質 脂 肪 糖 質. カノ レシウム 鉄. 調 査日の昼食 時の栄養素等充 足率 ビタミンA ビタミンB, ビタミンBz. ビタミンC. (% ±SD). 76 32 ± 9 399±3 42 55 1±309 432±281 496±367 .5±17 ,7 93 ,9±30 ,8 1 .8±42 ,5 52 ,9±21 ,2 42 ,2±32 ,2 47 ,1 26 . , . , . . , , , 854 ±27 9 9 4 ±3 7 5 1 2 8 4± 6 9 ± 6 9 2 6 7 0 7 4 2 ± ユ 3 ± 5 1 6 8 6 3 2 2 4 3 8 2 6± 3 . , , , , , , ,9 596 ±33犀 349 ±22 ,7 518 ±450 ± 4 3 941±323 1 76 34 4 4 ± 3 2 ,4 2 , , . ,4±56 ,9 5 ,4±26 ,3 43 .7±3 .1 50 .0±26 ,3 46 .9±45 .7 57 ,4±28 ,3 41 ,6士26 ,9 5 ,3 38 ,. 408±269 576±259 380 ±217 4 44 ±382 , , , 77斗±272 93ユ±3 4 5 1 ± 3 8 6 39 ±26 8 448±331 5 20±29 47±565 5 90±29 , , . 65 ,7 5 , , ,2 5 , ,7 429 ±29 ,0 56ユ ±388. 718 ±259 93五±298 1233±514 530±257 44五±415 485±19β , , , , . .. 8 7 4 5 9 3 5 3 7 7 2 3 3 4 9 5 ‐7±2 ・1 9 .9±2 ‐8 1 ‐7±5 ‐4 5 -1±2 ‐2 4 ‐1±3 ‐7 5 ‐3±2 ・2 4 ‐5±4. ± 7 895±383 1 70 30 ± 9 474±351 419±315 407±459 5 2 ± 1 ,8 24 . 4 , , ,0±65 ,6 47 ,9 23 , . , , . , . ,2±28 ,5 41 ,0±28 .2 5 ,5 40 .. 77 ± 8 1 4 376±563 552±2 60 455±360 506±280 495±488 585±292 426±274 544±397 ,7±23 ,8 9 ,9 32 , , , , , , . . , , , , , , . . 72 9± 2 5 6 9 ± 3 2 3 0 7 1 2 5 6 ± 5 8 6 5 2 4± 2 ± 7 2 3 8 6 2 8 1 ± 6 396±355 5 4 8 4 ± 8 46 7±335 , . , . . , . , , , ,3 21 . , , ,2±25 .7 39 .0 25 , , ,. 85巻±2 4 30 4 7ユ ±312 495±375 606 ±3 3 9 ,3 90ユ ±33 ,2 1 ,3±6 ,1 704±28 ,4 42″±41 ,9 6 , , ,8 340±1 ,8 546 ±47,. 83五±305 9 42 ±397 1208±688 6 93 ±293 409±236 652±3 1 84 ±33 0ユ ±46ユ , . , , , . .2 468±42 .2 5 .8 330 ±20 ,9 5. 873±29 00 34 05±219 413 ±275 713±335 393±358 599±349 372 ±269 478 ±410 ,5 1 ,2±39 ,5 1 ,4±69 ,0 7 , , , , , .. 8 2 9 2 8 2 1 9 6 2 o 4 3 3 1 ・3±2 ‐o 9 ‐7±3 ・9 1 .o±6 ・5 6 ・8±2 ‐9 4 ・7±3 ・2 6 ・9±3 ・i 4 ‐4±. 8 9 ± 7 1 ± 4 7 38 ± 0 450±3 4 6 4 .8±26 ± 6 ,5 97 2 ,8 35 , ,1 63 , ,5 32 , , .4 7 .1±31 ,0 46 ,5±43 ,6 65 .9±35 ,7 35 ,9±21 ,1 5 ,2 47 ,. 8 7 7 6 7 3 1 6 47 o 5 3 7 0 2 5 8 ‐o±2 ‐8 9 ・7±3 ‐5 1 ‐7±6 ‐ ‐7±2 ・5 4 ‐8±3 ‐5 7 ‐2±3 ‐4 4 ‐2±3 ‐. 80 ± 7 11 9 ± 6 6 8 8 0±3 0 ± 2 383±404 605±390 282±143 485±464 1 ,3±28 ,2 8 ,1 37 , ,1 68 , , .7 38 ,5±26 ,1 6 ,8 31 , , , , , . , . ,. エネルギー. 表1 5. ぬ .

(15) . 46. 冨 岡 文 枝・若 杉 人. 結. 美. 語. 以上のこ とから, 学校や家庭での 食教育の機 会が少なかっ たと考え られる男子大学 生は, 自己の 食生活に対 して, 問題があるのではないかと思いつつ も意識の中に 「好ま しい食生活」 像がないた め, 多くの人々が頻繁に口にする 「栄養バラ ンス」 ということ以外に適切な改善点を見い だすこと が出来ず, さ らに栄養 バラ ンスの良い食事に対する具体像もないのではないかと思われた. 一方, 女子学生は 「好ま しい食生活」 像を概念として持っ てはいるが, 男子同様, 質・量ともに自分に見 合 った栄養バラ ンスの良い食事の具体像がないので はないか と思われた. 食事が家庭 から, 食品産 業へ, 外食産業へと移行する現代にあっ ては, 食べ手の目に は見えにく い料理の中身 を栄養知識や 調理能力によっ て判断 してゆく ことが, 健康維持の 為に不可欠の事 と考えられ, これまでの学校教 育の中で行わ れてきた食物教育 は実践教育 としての実績を持っ たものではあるが, さ らに, 栄養知 識や調理能力 が具体的な食事の質や量に直結 してゆくよう な内容を加えるこ とが必要ではないかと 思われた‐ 終わりに, 本研究にあたり, コ ン ピューター操作の指導を頂きま した, 北海道教育大学旭川分校 ・菅宮健教授 に謝意を表します‐. 文. 献. o 9 4 198 6 ) 青少年の栄養と健康をめぐる諸問題, 栄養学雑誌, 4 , 101~i 1) 矢野敦雄 ( ・ , 連に付いて , 栄養学雑誌, 46 ) 栄養士課程の女子学生における食生活要因と自覚症状の関 i 9 88 2) 原田まつ子 ( v184 175^. 8 1 0 ) 下宿大学生の食生活と健康に関する意識調査, 栄養学雑誌, 4 1 99 , 63~7 3) 岡本佳子・藤本重子 ( 6 1 4 7 1 3 9 ~ 3 栄養学雑誌 8 ) 女子大生の食生活実態調査, 1 97 4) 石垣志津子 ( , , 6 5 7~2 ) 大学生の食生活に及ぼす欠食の影響について, 栄養学雑誌, 44 1 6 , 25 98 5) 白木まさ子・岩崎奈穂美 ( 3 8 29~1 8 ) 下宿学生の自炊の仕方と食事内容, 栄養学雑誌, 46 198 ,1 6) 馬路泰蔵 ( 生活調査報告 「 おける大学生の食 北海道に と健康 学生の食生活 道事業連合編:大 合連合会北海 7) 大学生活協同組 ) 19 92 ’ 1 9 」, 大学生活協同組合連合会北海道事業連合理事会室, 札幌 ( 6 ) 198 (株),東京 ( 第一出版 図 8) 厚生省保健医療局健康増進栄養課編:肥満とやせの判定表・ , 98 5 ) ( 1 東京 ( 株 第一出版 ), 9) 厚生省保健医療局健康増進栄養課編:健康づくりのための食生活指針,. ( 46).

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