子育て支援センターにおける食育に対する取り組みの現状と推進に向けての方策
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(2) ることを目的に,兵庫県N市内の幼稚園に附設され. 師紹介,指導者研修であり,幼稚園では情報提供で. ている支援センターで,学生が主体的に企画・運営. あった。. した活動(平成20年3月から12月まで11回実施). 3 子育て支援センターにおける食育活動の実践と. を自ら評価した結果を分析した。評価の項目は,①. 言判面. 内容・目標が対象にあっているか,②展開はよかっ. 管理栄養士養成大学の4回生の中から食育に関心. たか,③スタッフ数は適切か,④媒体は適切か,⑤. を持っ女子大生8人が参加した。活動日時,内容に. 一子どもの様子,⑥親の様一子,⑦スタッフの対応は適. ついては,施設内指導員と協議のうえ決定し,施設. 切か,⑧内容に合った時間か,⑨感想,⑩課題とし. 内にプログラムを掲示し,参加を呼びかけた。活動. た。. 内容・方法・媒体等は学生が企画製作し,内容は活 動を進めながら随時計画した。また,子どもが参加 でき,一方通行にならないような内容で1回あたり. ㎜ 結果. 1 子育て支援センタ]での食育実施状況調査結果. の活動時間は準備をのぞき30分程度とした。活動の. 調査対象施設数168施設のうち,回収できたのは. 対象は,子育て支援センターを利用している子ども. 72施設,回収率42.3%であった。. とし,参加者数は子ども3人から20人,親は2人か. 子どもを対象とした食育活動を実施している割. ら10人で,年齢は乳児から6歳までと幅広かった。. 合は,全施設では33.8%であったが,幼稚園・保育. 学生の参加は1回の活動当たり4人から7人であっ. 所では実施割合が高く,サークル・サロンで砥し噸. た。内容については,好き嫌い,食べ物のはたらき,. 向であった。食育活動の内容は,食事マナーが最も. 食べ物の名前,手洗い,箸の持ち方,料理と食材等. 多く,次いで野菜の摂取,おやつ,バランスの良い. 身近なテーマをとりあげ,紙芝居,クイズ,ダンス. 食事が多く,好き嫌いや歯磨きについても多く実施. 等体験型とした。紙芝居等の媒体はオリジナルのも. されていた。食育活動の方法では,絵本を含む芝居,. ので手作りとし,子どもの興味をひくようなキャラ. エプロンシアター,ゲーム,おやっづくりを含む調. クターやカード,シールを作り工夫した。内容で評. 理,お話等が実施されていたが,方法が限定されて. 価が高かったのはお箸の持ち方で親子とも積極的に. いる施設もあった。食育活動を実施していない理由. 参加していた。. としては,方法がわからない,要望がない,スタッ フ不足等であった。. w 考察. 保護者を対象とした食育活動は,全体では39.1%. 子育て支援センターで食育を推進するためには,. で実施されていたが,子どもを対象とした場合と同. ①食育の方法や内容についての情報を提供すること,. 様にサークル・サロンで砥し傾向であった。食育活. ②食育を実施するための外部のマンパワーを活用す. 動の内容は,バランスの良い食事が最も多く,野菜. ること,③子育て支援センターの設置場所別の二一. の摂取,おやつ,好き嫌い,朝食の順で実施されて. ズを把握したうえで,必要な支援を行うこと等が重. いた。方法では,講演会が最も多く実施されていた。. 要ではないかと考える。そのためには,食育を推進. 実施していない理由では,要望がない,方法がわか. するためのコーディネーターを誰が担うべきかにつ. らないが多かったが,施設によって違いがみられた。. いて,今後,検討することが必要であることが示唆. 2 保育所・幼稚園等の食育に関する意識調査. された。. 保育士,幼稚園教諭,子育て支援関係者265人の うち222人から回答を得た。食育実施についての関 係機関との連携で多かったのは,保育所では保健セ ンター,保健所で,幼稚園では教育委員会,小学校. であった。外部への支援希望内容は,保育所では講. 一387一. 主任指導・指導教員 岸田恵津.
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