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健康増進プログラムの効果に関する縦断研究 : 生活習慣及び生活習慣病を中心として

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Academic year: 2021

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(1)健康増進プログラムの効果に関する縦断研究. 一生活習慣と生活習慣病を中心として一                          教科・領域教育学専攻                      生活・健康・総合内容系コース                           M102461 藤本芳英. I研究の背景と目的.   クラム」に基づき、健康増進プログラム開発委員.   近年、急激な社会環境の変化により、高血圧症、.   会が判定区分を作成した。. 糖尿病、脂質代謝異常症等の生活習慣病とその予備.  ア 血圧、質代謝、糖代謝は、「医療優先群・予備. 群が増える傾向にある。生活習噴病は偏った食生活、.   群・正常群」の3区分に分けた。. 運動不足、喫煙等の不健康な生活習慣が大きく影響.  イ 肥満は、BM I、腹囲の判定基準によりr予備.  し、放置していると生活の質を低下させるなどの健 康問題の原因となっている。.   このため、兵庫県は平成17年度に県民の健康づく  りを支援するため「ひょうご健康増進プログラム」.   群・正常群・やせ群」の3区分に分けた。  ウ 内臓脂肪症候群(メタボリック症候群)は、r該.   当群・予備群・該当なし群」の3区分に分けた。 (4)分析内容. を開発した。これを活用している事業所従業員の生.  分析1体格、健診項目、生活習慣について18年度. 活習慣1や健康診断結果データを経年的に比較検討し、.     と21年度を比較し分析した。. 生活習廣と生活習贋病の関連を検討するともに、プ.  分析2喫煙習慣と生活習慣病について18年度と21. ログラムの効果について研究することを目的とした。.    年度を比較し分析した。. 皿 研究方法. (1)平成18年度と平成21年度のいずれも健康増進.  分析3血圧・脂質代謝・糖代謝の分析.  分析4肥満の分析.   プログラムの提供を受けたA事業所職員の7,050.  分析5メタボリック症候群の分析.  名(男性4,930名、女性2,120名)を対象とした。.   分析3から分析5については、生活習贋病、肥満、. (2)調査内容は、健康診断の項目と生活習慣に関す   る質問票を基に分析を行った。. ①健康診断の項目.  メタボの判定結果について、18年度から21年度の  変化を各個人ごとに追跡調査し、改善群(医療優先  群・予備群から正常群)、悪化群(正常群・予備群か.   身長、体重、BM I、腹囲、血圧、中衛旨肪、.  ら医療優先群)に分け、生活習噴1との関係について.  HDLコレステロール、LDLコレステロール、. 検討した。なお、女性はホルモンの影響があるため、. 血糖値、ヘモグロビンAlc.  男性についてのみ分析を行った。. ②運動・栄養・生活習慣の質問調査項日. また、データの集計分析は、エクセル2010で行った. ア運動は「基本的運動習贋」、「生活習贋病予防」、. 皿 結果.   r筋骨格系障害予防」の3つのカテゴリーに基づき   12間の質問を実施した。. 分析1体格、健診項目、生活習慣の比較 (1)健康診断の項目. イ栄養は「食習贋」、「栄養バランス」、「野菜」、r塩.    男性は1%水準で有意に低下した項目は、体重、.   分」、「脂質」、「カルシウム」の6つのカテゴリー.   中性脂肪、HDL、血糖値、女性は、血圧(収縮.   に基づき12間の質問を実施した。.   期)、HDL、血糖値であった。.  ウ生活は「ストレス」、「アルコール」、「タバコ」、. (2)BMI・腹囲.   r生活リズム」、r健康意識」、rよく噛む」の6つ.    男性のBMIは1%水準で有意に改善し、肥満.   のカテゴリーに基づき12間の質問を実施した。.   I・H(BM I25.0以上30.O未満・30.0以上). (3)生活習慣病等の判定区分.   が減少、標準(BM I18.5以上25.0未満)は増.    BM Iは日本肥満学会の判定区分に基づいた。.   如した。女性は肥満Iが増加、やせば減少した。.   肥満、血圧、脂質代謝、糖代謝、内臓脂肪症候群.    男性の腹囲は1%水準で有意に改善し、85cm以.   は、厚生労働省のr標準的な健診・保健指導プロ.   上が減少,85㎝未満は増加した。.

(2) (3)運動・栄養・生活習慣1の項目.  改善群は運動、栄養、生活の15項目のうち1!項目.   1%水準で有意に改善された項目は、次のとおり.  が1%水準で有意に改善した。悪化群では改善項目.  であった。.  がなかった。.  ア 運動習贋. 分析4肥満.   男女とも「基本的運動習廣」、「生活習贋病予防、.   「筋骨格系障害予防」の3項目全てが改善した。. イ 栄養習贋. (1)男性は予備群が減少し、正常群は増加した。   女性は予備群が増加、正常群・やせ群は減少した。. (2)肥満の18年度から21年度への変化.    男性は「食習贋」、「栄養バランス」、「野菜」、r塩.    男性の改善群は1α6%、悪化群はa4%てあっ.   分」、「脂質」の5項目が改善した。.   た。改善群は運動、栄養、生活の15項目のうち.    女性はr食習質」、「栄養バランス」、r脂質」の.   10項目、悪化群は運動、生活のうち4項目が1%.   3項目が改善した。.   水準で有意に改善した。悪化群では栄養の項目で.  ウ 生活習慣.   改善した項目はなかった。.    男性は、rストレス」rタバコ」、r生活リズム」、. 分析5メタボリック症候群.   「健康意識」の4項目が改善した。. (1)男性は該当群・予備群は減少し、該当なし群は.    女性は、「健康意識」のみ改善した。.   増加した。女性は該当群が増加し、予備群・該当.  工 総合評価.   なし群は減少した。.    男性は運動習慣1、栄養習贋、生活習慣の3項目、. (2)メタボの18年度から21年度への変化.   女性は運動習噴1、栄養習贋の2項目が改善した。.    男性の改善群は9.5%、悪化群は5.2%であった。. 分析2 喫煙習贋と生活習贋病.   改善群は運動、栄養、生活の15項目のうち9項目、.   血圧、脂質代謝、糖代謝の医療優先群は、非喫煙.   悪化群は栄養、生活のうち2項目が1%水準で有.  郡より喫煙経験群に多く見られた。.   意に改善した。悪化群では運動の項目で改善した. 分析3生活習慣病(血圧・脂質代謝・糖代謝)の分析.   項目はなかった。. 1血圧. IV考察. (1)男性は医療優先群が増加し、予備群・正常群は. 1 健診結果の一部項目に改善が見られたのは、生活.   減少した。女性も同様であった。. (2)血圧の18年度から21年度への変化.  習贋の改善が影響を与えたと考えられる。. 2 喫煙習慣は生活習贋病等の改善にとって、リスク.    男性の改善群は8,8%、悪化群は7.1%であった。.  ファクターであると考えられる。.   改善群は運動、栄養、生活の15項目中8項目、悪. 3 生活習慣病(血圧、脂質代謝、糖代謝)の医療優.   北群は8項目が1%水準で有意に改善した。. 先群を指摘された者が、生活習廣の改善に取組んだ. 2脂質代謝.  ものの、長年の不適切な生活習贋を短期間の取組み. (1)男性は医療優先群が増加し、予備群・正常群は.  では容易に減少しなかったことによるものと考えら.   減少した。女性も同様であった。. (2)脂質代謝の18年度から21年度への変化.  れる。このため、さらに悪化しないように継続して  生ア瑠慣の改善を実践することが大切である。.   男性の改善群は8.0%、悪化群は12.8%てあっ. 4 肥満、メタボは男性に多く見られたが、運動・栄.  た。改善群は運動、栄養、生活の15項目のうち8. 養・生活習慣1の改善により減少したと考えられる。.  項目、悪化群は6項目が1%水準で有意に改善した。. V まとめ. 3 糖代謝.  生活習贋病予防対策として作成された健康増進プロ. (1)男性は医療優先群・正常群が増加し、予備群は.  グラムは、運動習贋、栄養習慣1、生活習慣の改善に.   減少した。女性は医療優先群・予備群が増加し、.  つながったと考えられ、プログラムの提供は健康づ.   正常群は減少した。.  くりのツールとして有効であると考えられる。. (2)糖代謝の18年度から21年度への変化   男性の改善群は12.5%、悪化群は1.4%であった。.          主任指導教員   松村 京子.          指導教員    鬼頭英明.

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