なわとびを用いた表現運動の授業開発 : 子どもが“楽しさ”を感じる授業を目指して
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(2) それぞれの“楽しさ”の要素を◎4点,03点,. た記述から“楽しさ”に関わる記述を抽出し,「リ. △2点,X1点の4段階で児童が自己評価したも. ズムなわとび」特有の“楽しさ”について考察し. のの平均値である。. た。以下に示す“楽しさ”が本分析において明ら. 表1 各授業における“楽しさ”の平均値. かになった“楽しさ”である。. ①考える楽しさ ②選択する楽しさ. ③創る楽しさ 本単元においてはこれらの“楽しさ”を得られ るということが分かった。. (2)rリズムなわとび」単元の改善点. 4.今後の課題. アンケート結果と実践した授業内容とを照ら. 本研究では,“楽しさ”を感じさせる表現運動. し合わせて“楽しさ”の四要素に影響を与えた活. として「リズムなわとび」単元を提案し,実践・. 動や働きかけを考察し,改善点を明確にした。改. 分析を行った。分析を基に改善点を明らかにし,. 善点は以下の6点である。. その改善点を踏まえた修正案を示したことで子 どもが‘‘楽しさ”を感じるリズムなわとびの単元. ①主運動を.6分以上行う。. ② 移動の仕方や隊形の工夫にも重点を置い た創作活動にする。. ③ リズムを意識させながら繰り返しの練習 を行う。. を改めて提案することができたと考える。しかし,. 改めて示した修正案の是非を検証するには至っ ていないため,今後,本研究で示した修正案を実 践し,考察する必要がある。また,「リズムなわ. とび」単元特有の“楽しさ”についても本研究で. ④各授業の評価基準を明確にする。. 提言をした。rリズムなわとび」単元の“楽しさ”. ⑤競争を重視した学習だけではなく技能向. の分析に関しては,少ないデータを用いて行って. 上を目指した学習も取り入れる。. ⑥ミニ発表会は見るポイントを示し,意見 交換の場とする。. いるため精度の高い分析とはいえない。そのため, これらをより説得力のあるものにするため,今後,. 実践を重ねてより多いデータから,rリズムなわ. (3)表現方法の分析. とび」単元における“楽しさ”の類型化を行いた. 「リズムなわとび」単元で児童からどのような. いと考える。. 表現が生起されたカ㍉また曲調の変化によってど. 以上2点が本研究における今後の課題である。. のように表現が変わったかにっいての分析を行 った。この分析より実践単元の成果を述べる。. <註〉. 1) 寺山由美 r『表現連動』を指導する際の困難について一千. ①友だちを関わり合う活動を取り入れたこ とが効果的であった。. ②テンポに変化がある曲を選んだことで児 童のリズム感の育成につながった。,. (4)「リズムなわとび」単元の“楽しさ”. 葉県小学校教員の調査から一」『千葉大学教育学部研究紀要』. 第55巻,2007年,pp179−pp185. 2) 青木恵子 「小学校における表現連動の意義:授業と運動会. 集団演技との不連続性に着目して」『奈良女子大学スポーツ. 科学研究』14.2012年,pp67−pp72。. 児童へのアンケートの自由記述の欄に書かれ 修学指導教員 松下 健二.
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