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建築学科新音響室の音響特性について

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Academic year: 2021

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(1)

建築学科新音響室の音響特性について

著者

塘 一郎, 古川 恵子

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

15

ページ

45-52

別言語のタイトル

Acoustic Properties on the Newly Built

Acoustic Room in Dept. of Architecture

URL

http://hdl.handle.net/10232/12782

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建築学科新音響室の音響特性について

著者

塘 一郎, 古川 恵子

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

15

ページ

45-52

別言語のタイトル

Acoustic Properties on the Newly Built

Acoustic Room in Dept. of Architecture

URL

http://hdl.handle.net/10232/00007761

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建築学科新音響室の音響特性について

塘   一 郎*・古 川 恵 子** (受理 昭和48年5月31日)

Acoustic Properties on the Newly Built Acoustic Room in Dept・ or Architecture

lchir6 TOMO and Keiko FURUKAWA

This studies were carried out about the acoustic properties on the newly built acoustic rooms

in the laboratories or °ept. or Architecture.

ま え が さ       1.残  響  室 本稿はこの度新築された本学建築学科研究棟に設け  1.1残替室の概要 られている大小2つの残響室と無学室についてその概   2つの残響室は図-1のように互に2重の防音廉と2 要を述べ,そしてその音響特性について測定した結果  重の鉄筋コンクリート壁によって隔てられて相接し, を報告したものである. 各室とも対向壁面が不平行で天井は傾斜平面の不整形 ををしている.図中のHは天井高を示す.周壁面の 内面仕上はすべてモルタル塗コテ仕上である.周壁は, 図-1音響実験室 平面図・配置図 *鹿児島大学工学部建築学科・教授 **鹿児島大学工学部建築学科・助手

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46       鹿児島大学工学部研究報告  第15第 両室の隔壁が内部に100mmの空間をもつ厚さ180mm の鉄筋コンクリート2垂壁で,その他はすべて厚さ 200mmの鉄筋コンクリート達である. この両室の隔壁の開口部に設けられた2重の廉およ び出人口廉は厚100mmの鉄筋コンク1)-トを充填し た鉄製防音廉で,その大きさは図中に記した通りであ る.両室の隔壁に設けられた開口部はここに供試壁体 を飲め込んでその透過損失を測定すること夜どに利用 できる.その場合2重の防音廉は全開したとき,廉面 が壁面に密着できるようにしてあるので,室内の残響 時間に殆んど変化をもたらさない. 室容横は大残響室が205.3m8,小残響室が99.33m&, 宝表面積は大残響室が208.7m2,小残響室が134.1m忠 で,夜お壁面と天井面には拡散板の取付や測定に便ず るため約1.5m間隔に9¢製のフックを取付けてある. 1.2 残響室の音響特性 先づ残響時間を図-2に示す方法で測定する.即ち音 源(S)と測定点(Mまたはm)の位置を図-3のよう に選び,各測定点ではダイナミックマイクロホンを床 上1.5mの高さに真上に向けて置き, 63, 125, 250, 500, 1000, 2000, 4000, 8000Hzをそれぞれ中心周波数 とする1/3オクターブ帯域の音圧を各5回宛測定した が,特に低音域においてはSN比(対象音と暗騒音の dB差)をよくするために,夜間暗騒音の少をい時を選 んで測定し,また測定回数も増やした.その結果を平 均値で図-4に示す. この測定結果によると,残響時間はISOの推奨値 (義一l)を充分満たしている.しかし音源の位置によ る残響時間の変動はほとんど認められないが,測定点 による変動は相当大きく,特に音域においては,約± 20%のばらつきがある.従って現状のままでは,拡散 音場は得られていをい.これを拡散音場とするには適 当を拡散体(板)を附加する必要がある. 次に残響室内の音庄分布を測定した結果とその標準 偏差を示すと表-2-1,義-2-2のごとくである.測定点 としては各残響室とも音源から2m以上離し,且つ1m 以上の間隔を保って10点宛選んだ.各測定点ではダイ ナミックマイクロホンを床上1.3mの所で真上に向け て測定した.また測定値の標準偏差は次式によって算 出した.

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塘・古川:建築学科新音響室の音響特性について 47 図-3 残響時間測定位置 I2与   2与0   与00  1000  2000  4000 園 波敏 CH苫) 図-4 有饗宴の残替時間周波数特性 8000

残響時間(紗)

▲ U       β 挿     _ 舶   即   Q d

(6)

48 鹿児島大学工学部研究報告  東15号 義一l ISO 残響時間推奨値 周波数 Hz 残響時間 sec 125 250 500 1000 2000 4000 5.0 5.0 5.0 4.5 3.5 2.0

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n-I 義一2-1大有等室の音庄レベル分布 a:測定点の数 xi:測 定 値 男‥ 測定値の算術平均   中心周波数(Hz)lr 125 1601 200 250 320 400r 500 630 800 1000 1250 1600 2000 250032004000 標準偏差(dB)il2127 1・35E2・17 1・03 1・48 0148i o・63 0・44 0・37 0・46 0・24 0・35 0・24 0・26 0・24 0・32

義-2-2 小有饗宴の音庄レベル分布 中心周波数(Hz) 標準偏差(dB) 125 160 200 250 320 400 197 1.08 1.10 0.68 0.69 この結果によると大残響室では125Hzと200Hzに おいて,小残響室では125Hzにおいて偏差値が大き 500 630 800 1000 1250 1600 2000 2500 3200 4000 0.79 0.62 0.43 0.49 0.21 0.16 0.28 0.39 0.31 0.24 2.無  響  妻 くなっている.従ってこれらの残響室で拡散音場を得   2.1無智室の概要 るには,前述の残響時間の変動に対しても適当を拡散   無響室の平面図は図5-1,断面図は図5-2の如くで, 体(板)の附加が必要である.      またその構造概要を示すと義一3のごとくである.無響 j 初○ 售異 劔劔 〇 i _j

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図-5-1無響窒平面図

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塘・古川:建築学科新音響室の音響特性について      49

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50 鹿児島大学工学部研究報告  第15号 図-6 無響室音庄分布測定方法 この測定結果を特定の周波数について音圧の音源か らの距離に対する分布に書直してみると,図-9-1-図-9-3が得られる.この結果には音源の自由進行球面波 の中心移動距離の補正を施していをいが,低音域につ いては規準点と球面拡散の中心とのずれが大きいこと がわかる.しかし, 200Hz以上の音では, A-A′軸お よびC-C′軸については規準点から3.3mまで, B-B' 軸について2.0mまで自由音場が成立するものとみて 図-7 無響音圧分布測定軸 よい. 要するにこの無智室を自由音場の点からみれば,普 圧分布の状態は良いと云えるが,只,暗騒音レベルが 30-50dB と相当高い値を示している時には対象者の 測定が困難に覆ることも考えられる.これはこの無智 室が建物の平面計画上最上階の5階にあるため,屋根 からの外部騒音の侵入によるものと考えられる. ○ 闇  韻  敏 図-8-1 A-A′軸に沿う音圧分布   r-30, 60, 120, 240cm

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塘・古川:建築学科新書尊重の音響特性について       51

図-8-2 B-B′軸に沿う音圧分布   r-20, 40, 80, 160cm

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鹿児島大学工学部研究報告 集15号 卑■ γ(竹1 図-9-1無響宝達自乗特性(A-A′軸) 0.7        . 6 .O J.1 .S .e zll J書.7ヲJO.1.60 昏 輸 y f1h) 図-9-3 無響宝達自乗特性(C-C′軸)

参照

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