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特集「情報システムの新展開」編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会論文誌. Vol.55 No.5 1452 (May 2014). 特集「情報システムの新展開」編集にあたって 大場 みち子1,a). 実社会の情報システムを扱う論文は,情報システムが置. ている論文」は減少し,これまでの取り組みの効果が得ら. かれる組織や社会活動などの文脈との関係を分析・記述す. れつつあると感じている.今後,論文の執筆ワークショッ. ることが不可欠となり,理工学的アプローチと大きく異な. プでは執筆者が情報システム開発事例における新規性や有. る点に特徴がある. 「情報システムと社会環境」研究会(IS. 用性の示し方,量的・質的評価方法について,より具体的. 研究会)は情報システム研究の普及と啓発に寄与すべく,. に学べる仕掛けを検討していきたい.これらの地道な活動. 2003 年以来,毎年情報システム論文の特集号を企画し,良. が,情報システムの発展に寄与することを期待している.. 質な論文を採録してきた.. 最後に,本特集号を出版する上でご協力いただいた特集. 本特集では,過去の特集号と同様の情報システムの分析・. 号編集委員,厳しいスケジュールの中で公平かつ丁寧に査. 設計・構築・運用,情報やデータの管理などの理論と実践,. 読していただいた査読者,スケジュール管理を含めて様々. 情報システムと人間・組織・社会との相互関連,さまざま. な支援をしていただいた学会担当者の方々に心より感謝い. な組織における情報化ニーズをとらえた新しい情報システ. たします.. ムの提案や実践的な開発事例などの広範な対象範囲の論文 を採用することをねらいとした. 投稿された論文は 17 件(取り下げ 2 件を含む)と予定 より少ないもののさまざまな応用領域における論文が投. 「情報システムの新展開」特集号編集委員会. • 編集長 大場みち子(はこだて未来大学). 稿された.採択率は目標の 50%に対し,採録数は 4 件で. 27%(取り下げは除く)となり目標を下回った.しかし,. • 編集委員(五十音順). 幅広い分野から十分な質の論文を掲載することができたと. 阿部 昭博(岩手県立大学). 考えている.不採択となった論文にも大変興味深いテーマ. 井上. のものが多く,完成度を高めて再投稿されることを期待し. 魚田 勝臣(専修大学). たい.. 金田 重郎(同志社大学). 採録された論文の専門性は,情報システムの業務分析手. 明(甲南大学). 神沼 靖子(情報処理学会フェロー). 法から運用管理の分析までの情報システム構築の全プロ. 児玉 公信(情報システム総研). セスをカバーするものであった.情報システムの対象領域. 辻. は,これまでの企業活動に加え,情報教育,災害対策まで. 刀川. 多岐にわたり,評価手法として従来の量的評価だけでなく. 冨澤 眞樹(前橋工科大学). 質的評価が加わってこれまで取り上げられることのなかっ. 畑山 満則(京都大学). た新領域を開拓できたとともに特集号名にふさわしい情報. 樋地 正浩(日立東日本). システムの新展開へつながったと考えている.. 由井薗隆也(北陸先端科学技術大学院大学). 秀一(東海大学) 眞(室蘭工業大学). 情報システム論文は対象とする範囲がきわめて広いこと もあり,論文としての有効性の評価や正確性を確保するこ とが難しい.このような課題については, 「情報システム 論文の執筆ワークショップ」の定期開催を実施してきてい る.今年度は研究会において特集号に向けた論文のアドバ イスの機会を設けるなど質の向上に向けて取り組んだ.課 題の 1 つであった「情報システム開発事例報告にとどまっ 1. a). 公立はこだて未来大学 Future University Hakodate, Hakodate, Hokkaido 041–8655, Japan [email protected]. c 2014 Information Processing Society of Japan . 1452.

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