1993年度文教大学生活科学研究所公開講座記録
開講期間平成5年6月12日(土) -7月10日(土) 全5回(毎週土咽日開調) テーマ「家庭と学校のIlIlで」 伝統的親子関係の崩壊がいわれてかなり久し いが、近年においては、出生率の低下、少子社 会の到来、女性の生活意識の多様化、そして自 己実現意欲の高まりなど、新たな展開がみられ ている。本講座では、将来の展望に予断を許さ ないこうした実状の中で、特に家庭と学校の間 で戸惑う児童一生徒の日常生活に魚点をあて、 いかに意義ある充実した親と子の生活、あるい は学校生活を実現していくか、について多面的 に検討していく。 不満を抱く教師たち、希薄化しつつある教師と 親・子どもどうし等の人間関係、活性化しにく いP・丁.A活動、地域に開かれず閉塞化しが ちな家庭や学校等々、今、家庭と学校の11Wには きまざまな問題が指摘きれている。 1.今、何故家庭と学校の川なのか 2.家庭の責任・学校の責任 3.橡々な家庭と学校のかかわり方 -5つの典型的タイプー 4.家庭と学校の共存をめざして 等の視点から考えていきたい。 第3回(6月)「今子どもに何が起きている か」 飾師:秋山胖 1989年11月20日、国連総会で「子どもの権利 に閲する条約」力採択きれ、翌90年9月、国際 条約として発効しました。 92年5月現在、117ヶ国がすでに批准を終え ていますが、日本の国会では未だ批准きれてい ません。 .この条約においては「子どもの最善の利益」 が考噸される、と強調きれています。 しかし、児爾虐待、登校拒否、高校中途退学 者の敵地など、家庭や学校が子どもにとって喜 びにあふれた場所とはなっていない現実が進行 しています。 学校と家庭で今子どもたちに何が起きている のか、私たち親・大人は何をなきねばならない か、を様々な例をあげながら考えてみます。 第1回(6月)「親の変容」 欝師:福田はぎの 個人であることと親であることのあいだには、 無視できない意識・実態のズレが発生・拡大し つつある。何人産むかという以上に産むこと自 体に選択性が高まるというのが、近年の傾向で ある。この根底には、良い意味でも悪い意味で も個人主義化の傾向があり、それはすでに親と なっている人々とも無縁ではない。波風の多い 時代を行く人生80年の長期航路のなかで、「親」 という烙印が個人の行動を決定・方向づける期 間力R限られてきているのである。こうしたなか で「親として」子供の学校・教育をどう受止め 対応していくのか。それにかかわる実態を問題 としたい。 第4回(7月)「生活科のねらいと 家庭での学習」 瞭師:照坂裕之 o新股きれた「生活科」のねらいは「自立」し た人1m、つまり「自学自習」できる人1mへの基 第2回(6月)「家庭と学校の共存を めざして」 鱒師:佐藤啓子 朝食をとらずに登校する子ども、睡眠不足の のため中々授業に身の入らない子ども、親への -63-礎を育てること。そのために、豊かな体験と成 就感を。 。「生活科」の学習は、子どもは楽しいこと・ 好きなことをやっている(遊んでいる)と感じ て、集中できるものであること。「遊び」的な ことも多い。 ・子どもの集中できることを、励まして伸ばし てやる。すると、子どもは自発的に学びはじめ るので、見守ってやること。そして家庭内での 役割(簡単なお手伝いなど)を持たせること。 これが生活科の家庭学習の基本。そしてすべて 第5回(7月)「弁当は鮭がつくるか (学校給食廃止運動を巡って)」 欝師:金子俊 『飽食の時代の今日、学校給食の役割は終 わった」と、昨年6月に本県庄和町当局から突 然発表きれた「学校給食塵1k宜冒」は、たちま ち全国を證争の渦に巻き込んだ。そもそも学校 給食はどのような経緯で開始きれ、どのような 変遷を辿って現在にいたっているのか、そして、 どのような姿力謹まれているのか。本露では、 家庭的・社会的な要綱によった蝿人の社会進出 が著しい現状の中で実施されている学校給食の 実態とその問題点を明砿にしながら教育現場で の学習の基本。 の児愈・生徒の食事について詮じろ。 -64-