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ドイツ法における民法上の組合の法人性 : Thomas Raiserの見解

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(1)

ドイツ法における民法上の組合の法人性 : Thomas Raiserの見解

その他のタイトル Zur Behandlung der BGB‑Gesellschaft als juristische Person im deutschen

Gesellschaftsrecht

著者 福瀧 博之

雑誌名 關西大學法學論集

53

3

ページ 485‑529

発行年 2003‑09‑30

URL http://hdl.handle.net/10112/12165

(2)

ドイツ法における民法上の組合の法人性

( V e r e i n )

(A mt sg er ic ht )

の社団登記簿

(V e r e i n r e g i s t e r )  

への登記

一︑私は︑別の機会に︑

ドイツ法における﹁民法上の組合の権利能力をめぐる議論﹂を取り上げたことがある︒その

(1 ) 

意図は︑その小論の表題の示すように︑﹁民法上の組合﹂そのものよりも︑むしろ︑﹁権利能力﹂または﹁法人格﹂と

いった概念の理解を深めることにあった︒たとえば︑設立中の会社に関して︑﹁設立中の会社は︑設立の登記前であ

は認められないが︑したがって︑それは

(2 ) 

団﹄に他ならない﹂︑といった説明の可能性を検討するための準備作業の一とすることであった︒

二︑そこで︑取り上げたのは︑

Hu be r

しかし︑権利主体性は認めるべきであり︑

(3 ) 

ドイツ民法の規定に立ち返って詳細な議論を展開する

Hu be r

ドイツ民法においては︑経済的事業の経営

( w i r t s c h a f t l i c h e r   Ge sc ha f  t s   b e t r i e   b)

を目的と

Th om as   Ra is er

の見解

ドイツ法における民法上の組合の法人性

﹃権利能力ある社

(3)

しかしながら︑

目的とする社団は︑特に州による権利能力の賦与

(b es on de re s t a a t l i c h e   Ve rl ei hu ng ) 

(5 ) 

︵ドイツ民法二二条︶︒必要な登記または権利能力の賦与がない場合には︑その社団は︑

﹁権利能力を有しない

( n i c h t r e c h t s f a h i g )

(6 ) 

︵ドイツ民法五四条︶︒他方︑ドイツの支配的見解によれば︑民法上の組合は︑合有的共同体︹合手的共同体︺

(G es am   t h an ds ge me in sc ha f  t )

または合有的組合

(G es am t h a n d s g e s e l l s c h a f   t )

であるとされており︑﹁権利能

力を有する﹂と考えられている︒しかし︑そう考えるときには︑

るのではないか︒﹁権利能力を有しない﹂社団が民法上の組合として

Hu be

rは︑このような矛盾を回避するために︑

いう表現は︑実は︑法人格の有無を意味するものであると説明している︒それによれば︑結局︑﹁権利能力のある社 団﹂および﹁権利能力のない杜団﹂とは︑﹁自己固有の法人格のある社団﹂および﹁自己固有の法人格のない社団﹂

(8 ) 

というのと同義であるということになる︒

Hu be

rによると︑さらに︑民法上の組合は︑それが合有的組合

(G es am th an ds ge se

s c h a f t )  

り︑そのようなものとして︑法取引に参加している限りは︑当然に﹁権利能力﹂を有するものであり︑固有の権利義

(9 )

1 0

)  

(G es am th an ds ge se ll sc ha ft ) 

に固有の権利能力を認める実際的な意味は︑ る ﹂ 取得するものとされている (

Ei nt ra gu ng ) 

によって

民法上の組合は︑

( R e c h t s f a h i g k e i t

) ﹂を取得し

その法人との違いは︑

﹁権利能力を有しない﹂社団には︑﹁組合に関する規定が適用され

ドイツ民法五四条は︑それ自体︑矛盾した規定とな

(7 ) 

﹁権利能力を有する﹂ことになるからである︒

ドイツ民法一︱一条︑二ニ条および五四条における﹁権利能力﹂

として組織されてお

は︑それに帰属している構成員の全体と同じであるという点にある︒また︑合有的組合

とりわけ︑そのような法的構成に基づいてのみ組合債務に関する責任の

によってのみ﹁権利能力﹂を

(4 ) 

︵ドイツ民法一︱一条︶︑また︑経済的事業の経営を

(4)

ドイツ法における民法上の組合の法人性

問題を適切に提起し︑また︑それに答えることができるという点にある︒

三︑このような

Hu be r

の説明は︑概ね︑ドイツの支配的な見解に従うものであり︑自然人および法人だけでなく︑

( 1 2 )  

( 1 3 )  

めるものである︒

しかし︑他方︑これに対しては︑﹁自然人および法人のみが権利能力を有しうる﹂

認められるのであれば︑それは法人格を認めるものである︑

( 1 4 )  

有的組合﹂を法人と理解するものである︒

R a i s e r

のであり︑自然人でなくて︑権

利能力を認められるものがあれば︑それは法人に他ならない︑民法上の組合︑または︑﹁合有的組合﹂に権利能力が

と説く見解も見られる︒民法上の組合を始めとする﹁合

そこで︑本稿では︑そのような見解の代表的なものの一を取り上げて︑検討することにする︒

Th om as

( 1 5 )  

見解である︒換言するならば︑本稿は︑先に取り上げた支配的見解とは違う視点からドイツ法における民法上の組合︑

合有的組合︑権利能力︑法人格などをめぐる問題の理解を深めることをその目的とするものであり︑先の研究の補充

と発展を意図するものである︒本稿に︑﹁ドイツ法における民法上の組合の法人性

Th om as

と題する所以である︒

(1)福瀧博之「権利能力と法人格について•序説—|

U l r i c h   H ub er の権利能力と法人格の理解ー

│l

﹂関西大学法学論集五三

巻一号一頁︒

( 2

) 有力な学説は︑設立中の会社と成立後の会社の同一性を認めるいわゆる同一性説に言及して︑﹁設立中の会社を権利能力 なき社団として把えるならば︑その権利主体性を肯定し︑それに相応した権利能力を承認する方向で理論構成を試みてこそ︑

首尾一貰した法理論としての同一性説が生かされることになるのてはなかろうか﹂と説いている︒上柳克郎

1 1鴻常夫

1 1竹内

R a i s e r

(5)

翌迅踪ITT11 I111II¥t' 回(回<<)

苦米躍・海婆白萎ぐ印辻迅§(~索翌・苦~1(0母)111011恨匹〔三以型母者抵〕~\a0...)全...)'i‑¥.JQ廿'"旦科べぐ心蛾ぶ俎I旦匁

「送葉器ミ終枷#巴」竺「送歪淫兵

~!{clti巨」や硲!{cl,..\)~,("'\>J旦終!{clQゃ竺終二全0...)ふ忍「逹歪淫-R~!{clti巴」や竺 埒心茶’器1:;:;lQ~霜国芸や~!{cl全ふ坦-<*竺醤袋ふ菜終~,..\)+,--!{clぷ「避歪器ミ」竺~!{cl

茶'「坦-<翌竺裔給公菜終~,..\)>("'\

リ刈旦終!{clQゃ母炉八全0i‑¥J如印如「送葉淫宍」→「迅‑<茫」4竺'匡鞣や竺終全00全°

(m) Ulrich Huber, Rechtsfahigkeit, juristische Person und Gesamthand, Festschrift fi.ir Marcus Lutter (2000) S. 107. 

(‑tj<)§21 BGB Ein Verein, dessen Zweck nicht au£einen wirtschaftlichen Geschaftsbetrieb gerichtet ist, erlangt Rechts‑

fahigkeit durch Eintragung in das Vereinregister des zustandigen Amtsgerichts. 

(LD)§22 BGB Ein Verein, dessen Zweck au£einen wirtschaftlichen Geschaftsbetrieb gerichtet ist, erlangt in Ermangelung  besonderer reichsgesetzlicher Vorschriften Rechtsfahigkeit durch staatliche Verleihung. Die Verleihung steht dem Bun‑

desstaate zu, in dessen Gebiet der Verein seinen Sitz hat. 

姦茫忌贄縦Q葉尊如エ忌凶怜心#巨竺'担0忍以旦丑菜迎王旦廿(¥¥J泥志淫ミ如語ヰゃ菜か)刈旦終(¥\J~!{clItHK

旦竺'i‑¥JQ

廿'"終窓竺竺刈ミ勾終'‑./'器室迅旦廿(¥

¥J送歪器ミ如盃芝怜心凶応J凶や硲!{cl.;..! 迂閲迎I~'s:-0送餐坦回1

l要拇芦ヨ王岩.~":-0坦茫王涯器郵(洛口寄毎~)(+<粧醤lll~·P.t--笞干母)H=1 I 1窪訳艇圭°

(句§54BGB Au£Vereine, die nicht rechtsfahig sind, finden die Vorschriften i.iber die Gesellschaft Anwendung. Aus  einem Rechtsgeschaft, das im Namen eines solchen Vereins einem Dritten gegeni.iber vorgenommen wird, haftet der Han‑

delnde personlich ; handeln mehrere, so haften sie als Gesamtschuldner. 

応)Huber, a.a.O. S. 108 f. 逹者・

i

忌王;tti(,--,)ば犀~)L---~\淫゜

(oo) Huber, a.a.O. S. llO. 聴者・宅壬ぢ(一)ギ冨~)L---~\淫゜

(0)) ~'s:-0旦将~\J竺-~葉器‑R(Rechtsfahigkeit) ...\J~'" >いj'~,..\)涅ミゃ’送写瑞途QW}~\rt, (Rechtstrager ; Trager von  Rechten und Pflichten)'慨心竺送写蒋姿Q辛;茫,..¥)終心器‑R(die Fahigkeit, Trager von Rechten und Pflichten zu sein) 

刈~'吋王浬心誤ふ菜!{cl0V gl. Karsten Schmidt, Gesellschaftsrecht, 4. Au(2002)S. 181. リ菜竺兵茶回旦毎2化送歪器 ミ如苓苔...)¥J'「避歪鞣姿Q出辻凶終s::‑.'"!{cl迅走斗Q窪淀」各‘因刈~'"梨囲茶王二ふ菜!{clQ~\J~!{clや埒心応全°心ふ対

迎'案迷K-11

要・咀坦紺豆碧秦(姦甘皿壬~-汁笞<母〔

~lll)!!網・苦記1

H<

母〕回0冨゜

(6)

ドイツ法における民法上の組合の法人性

(K a  p it a l g e s e l l s c h a f

  t )

﹁法人ではなく︑

合有であるとされている人的会社

(2 ) 

その契機の一は︑

一九九四年にドイツにおいて新しい変更法

Ra is er

は ︑

( 1 1 )  

( 1 2 )  

( 1 3 )

  ( 1 4 )  

( 1 5 )

 

( 1 0 )

 

ここで取り上げる論文

Hu be r,

  a.a•O.

Fn. (

3)  

Hu be r, . a   a . O .  

S.   1 39 . 

民法上の組合のほか︑

Hu be r, . a   a . O .   S .   1 1 1 .  

前者

︵ ① ︶   (P

er so ne ng es el ls ch af   t )

﹁新たな変更法から見た合有

U r t e i l   v .  

29 . 

1 .  

2001

I I

331 ¥ o o )   N

福瀧•前出註(l)五一頁以下参照。

ドイッ法では︑

合資会社も合有的組合である︒

BGHZ 

14 6,   341 

(B GH r t  U e i l  

v .  

29 . 

1 .  

2001

I I

331 N

¥ o o )

. 福瀧•前出註(1)―二頁および二七頁註(1)参照。

Th om as   Ra i s e r , e   G sa mt ha nd   un d  j u r i s t s c h P e   er so n  i m  L i c h t   d e s   n

eu en m   U wa nd lu ng sr ec ht s, c  A P 

19 4  ( 19 94 ), 9  4 5.  

①﹁合有的組合も法人である﹂

単に合有的組合にすぎないから︑

( m i t i i r l i c h e   P e r s o n )  

このような見解は︑ と︑法人

権利能力を有する︶

したがって権利能力を有しない﹂

判例および支配的な見解と理論的・体系的には一致しないが︑

においては違うものではない︒他方︑後者︵②︶の場合には︑

のような見解を主張する

R a i s e r

の所説である︒

との間の会社形式の変更

( j 1 1 r i s t i s c h e   P e r s o n )  

(F

or mw ec hs el ) 

(1 ) 

(B GH ) 

に対して批判・攻撃を加えて を一九九四年に発表して以来︑

だけが権利能力を有する﹂とする見解によるときは︑

それとも︑②﹁合有的組合は法人ではなく︑

と解するかのいずれかになるであろう︒前者

結果

結果も違っことになる︒

( R e c h t s f i g u r )   (U mw an dl un gs ge st z)  

BGHZ 

14 6,

341  

(B GH  

︵ ① ︶  

︵合有的組合に権利能力を

本稿において取り上げる 法人と合有との間の形式の

の判例である

(7)

d i e   G

es am th an ds ge me in sc ha ft ) 

Ra is er

(1) 

ドイツの民事法︹ドイツ私法︺

3 ( ) 

変更が︑認められることになったことにある︒

Ra is er

の見解は︑以下において検討するが︑

Ra is er

の分類の基準︵メルクマール︶

の有無に求めざるをえないというのであり︑そうすると︑いわゆる合有的組合は︑法人に数え入れることになるとい

(4 ) 

うのである︒以下において︑より詳しく検討することにする︒

Ra is er

は︑従来のドイツ法のもとにおける﹁合有﹂と

下の①および②︶︑次いで︑新しい変更法においては︑明示的に︑合有的組合と法人との間においても︑同一性を維

(4 ) 

支配的見解における基本的な法形式法人と合有︵合有的共同体︶

( d a s e   d ut sc he   Z r e c h t )   i v i l

O )

は︑結局︑権利能力

( R e c h t s f a h i g k e i t )

は︑共通の目的をもった多数人の結合

に関して︑二つの基本的な形

(G ru nd fi gu re n)

を用意している︒法人と合有的共同体

( d i e j u r i s t i s c h e   P er so n  u nd  

である︒法人は︑法秩序が賦与する固有の権利能力

( R e c h t s f a h i g k e i t )

を有してい

る︒合有的共同体は︑個別的な法的結び付きによって結合した多数人であって︑固有の法人格を享有しないが︑法が

その単位性

( E i n h e i t )

をある程度承認しているものである︒支配的な理論

( d i e he r r sc he nd e  D ok tr in ) 

の間に原理的な︑架橋できない対立を見ている︒この対立は︑それぞれの法形式

(R ec ht sf or m)

は︑両モデル

およびそれぞれの

現実の人的結合をあるモデルまた他のモデルのどちらかに位置付けることを要求するものであり︑合有的共同体をそ

の法的同一性を維持しながら法人に変更し︑あるいは逆に法人を合有的共同体に変更することを排除するものである︒ 持する法形式の変更が認められていること︵以下の③︶を紹介している︒ 人の結合体である団体

(P er so ne nv er ba nd e)

関法

の関係に関する通説的な見解を紹介し

I, 

︵ 以

(8)

ドイツ法における民法上の組合の法人性

的的創造物

( e i n e   Z we ck sc ho pf un g  d e s   R e c h t s )  

に対する疑問は︑ Z w

e i t e i l u n g   d e r   G r u n d f i g u r e n )  

R a i s e r によれば︑合有という形式

( d i e F i g u r   d e r   Ge

sa mt ha n d )  基づいて︑婚姻財産共同体および相続共同体

( d i e e h e l i c h e   G l i t e r g e m e i n s c h a f t n   u d  d i e   E r b e n g e m e i n s c h a f t )   に位置付けられているの区別の基礎に置かれている︒したがって︑今日においても︑なお︑共通の目的を追求す る私法的な多数人の結合は︑すべて︑合有的共同体か法人のいずれかの基本的な形

( G r u n d f i g u r )

(N  i v i l g e s e l l s c h a f t )

(6 ) 

は︑合有的共同体であり︑株式会社︑株式合資会社︑有限会社︑協同組合 ( V e r s i c h e r u n g s v e r e i n u   a f   G e g e n s e i t i g k e i t )  

Pe rs on   en n   u d  G e s e l l s c h a f   t e n )

ドイツ

の伝統に

i i

(N  u or dn un g)   ( S .  

495 

f . )  

﹁法人は法の目

( G e n o s s e n s c h a f t )  

(S  

およびそれが依拠している前提に疑いをかける契機は見出さなかった︒法人の本質 ドイツ民法典の公布︹制定︺以来︑傍らに押しやられたのである︒多くの見解は︑

である﹂とすることで了解したのである︒誰がその創造者であり︑

(7 ) 

その形式によって如何なる目的が追求されているかは︑あまり取り上げられることはなかったというのである︒

R a i s e r

によれば︑法学者は︑

( B

G B

)  

制定後は︑

もはや︑

は︑法人である︒

ができることは自明と看倣されているのである︒また︑分類︹位置付け︺

( d i e

び相互保険会社 (

P a r t e n r e e d e r e i )  

致が見られる︒すなわち︑

に関しても︑現行法上︑

に数え入れること

は組合

は現れていないが︑その考え方は︑法人と組合

( j u r i s t i s c h e  

(4 )( 5)  

( S .  

49 5)  

ドイツ民法には︑それ自体として

(9)

も違うものではないというのである︒

R a i s e r

法上の組合の規定および人的商事会社

( P e r s o n e n h a n d e l s g e s e l l s c h a f t ) を抱かせるものであった︒特に︑

の現実の構造としばしば一致せず︑そして実際の必要を充たすものではなかったようで

(8 ) 

ある︒ドイツ民法

(B GB )

七一八条から七二0

条までの規定は︑不充分であり︑他方︑ドイツ商法

(H GB )

1︱ 一

(9 ) 

条以下のより進んだ規定は︑合名会社および合資会社は︑そもそも何によって法人と区別されているのかという疑問

( 1 0 )  

ドイツ民法五四条の規定は︑体系的には理解しにくいものであった︒同条によれば︑

未登記︹未登録︺

の社団

( n i c h t e i n g e t r a g e n e   V e r e i n e )   いて取り扱われており︑その限りでは︑法人と同置されているが︑

( d s a e   R ch t  d e r   G e s e l l s c h a f t e n )   このような状況のもと︑

ドイツにおいては︑合有に関する多くの研究が行われ︑合有に関する理論の研究は進んだ

R a i s e r は︑代表的なものとして︑

Fl um e

Fl um e は︑主として財産法的な合有の説明を放棄し︑その代わりに合有を人 Gr up pe   vo n  P e r s o n e ) n

( d i e r i j u s t i s c h e   P e r s o n   a l s   O r g a n i s a t i o n )  

であるが︑記述したのであった︒しかし︑

R a i s e r

Fl um

eもまた︑両形式の間には

には︺架橋しがたい相違があるという考えを捨てておらず︑この点において︑

Fl um

は︑伝統とも支配的な学説と e

組織されている組合︹会社︺ 4

96 ) 

関法

( S .  

497 

f. ) 

に関する規定は︑そのような法形式において

は︑団体として

( a l s   K o r p e r s c h a f t e n )

︑法人に関する節にお

しかし︑立法者の意思によれば︑組合に関する法

(8 )

1 1

)  

の下に置かれるべきものだったのである︒

( s .  

496 

f. ) 

のグループとして

︹法人と合有の間

( a l s  

(10)

手 ︺

ドイツ法における民法上の組合の法人性

の持分所有者による︹法︺

それ︹新しい変更法︺は︑組合 人との間においても︑同一性を維持する変更を認めている

形式の新しい組合︹会社︺

︵一九六九年変更法

の財産を新しい組合︹会社︺

一九六九年の変更法

( d a s Um wa nd lu ng s  , 

が︑このシステム

R a i s e r は ︑

( d a s ne ue m   U wa nd lu ng sr ec ht ) 

︹体系︺をあらためて原則的に熟考することを要求していると説いている︒すなわち︑従来︑法は︑

( 1 4 )  

( R e c h t s f o r m ) が法人格を有している場合に限って︵株式法三六二条以下︶︑ある組合︹会社︺

( 1 5 )  

( G e s e l l s c h a f   t ) を他の法形式に同一性を維持しながら変更することを許していたのであり︑さらに︑いわゆる法 律による変更として合有的組合は︑その法律的な概念メルクマールが変わる場合には︑法律の力によって︑その

( 1 6 )  

同一性を失うことなく︑その法形式を変えていたのである︒また︑他方︑

g e s e t z o  v n 

19 69 ) 

のもとでは︑合有的組合から法人への変更︑またはその逆の変更の場合には︑基本な法形式の原

理的な相違のために︑同一性を維持する変更は排除されていると考えられていたのであり︑

( G e s e l l s c h a f t )  

( m i t   <

l e s s e n   E

i n t r a g u n g   i n   < l a s   z u s t a n d i g e   R e g i s t e r ) ︑子)の組gムロ︹ム云社i

0

条 ︑

したがって︑希望する法

そして古い組合︹会社︺を解散する決議と結び付いた形において必要とされていたのである

( 1 7 )  

一九条︑ニ︱条以下︑四一条︑四七条など︶︒これに対して︑新しい変更法は︑明示的に︑合有的組合と法

( 1 8 )  

0

の形式を区別することなく︑単に︑形式を変更する権利主体︹権利の担い

形式の変更に関する決議を

( e i n e n B e s c h l u B   d e r   A n t e i l s i n h a b e r   d e s   fo rm we ch se ln

  , 

de n  R e c h t s t r a g e r s )

要求しているにすぎないのである︒それ︹法形式の変更︺を所定の登記簿に登記することによっ

は︑草案の規定するところによれば︑

③新しい変更法のもとでの再考

(11)

る言明を││権利の担い手︹権利主体︺

( 2 2 )  

歓迎されている︒

R a i s e r

る︒この現行法から引き継がれた表現は︑法形式の変更

( F o r m w e c h s e l )

同一性

( d i e I d e n t i t a t   d e s   R e c h t s t r a g e r s )   e r

r i c h t e n d e n   Um

wa nd lu g)

︑新しい法形式の権利主体︹権利の担い手︺

それは︑経

新しい法形式において存続することになるのである︒政府草案

( R e g i e r u n g s e n t w u r f )

の理由書は︑これに関し

( 1 8 )  

て︑次のように述べている︒変更法二

0

二条一項

(§ 20

A 2

bs . 

UmwG)は︑﹁あらゆる形式の変更に関して妥当す は新しい法形式において⁝⁝︵さらに︶存続するという言明を含んでい は維持されたままであるということを明らかにするものである︒︹法︺形

の財産は︑形式の変更後は︑新しい法形式の権利主体︹権利の担い手︺

産である︒明示的な規定は︑形式を変更する変更の場合には

( 1 9 )  

( e n t b e h r l i c h

︒﹂他の場所では︑次のように述べられている︒草案は︑﹁しかしながら︑形)

( b e i d   e r   f o rm we ch se ln de n  U

mw an dl un g)

︑従来と同様

︵資本会社から人的会社への法形式の変更またはその逆の場合においてそうである︶︑

現行法とは違っている︒変更決議の内容に関する現行法のこのような区々な要求の基礎には︑第一の事例のグループ の場合には︑同一性を維持する変更が問題であり︑これに対して︑第二の事例のグループの場合には︑同一性を維持

する変更は問題になっていない︑ を負っている限りにおいては になくてもよいのである

との見解があるのである︒草案は︑最後に挙げた場合をも︑同一性を維持する形式 の変更として取り扱っているのであるから︑︹法︺形式の変更を財産の譲渡に関する特別な決議に依拠させることは

( 2 0 )

2 1

)  

放棄されているのである︒﹂

( S .

49 8 .)  

R a i s e r

によれば︑このような解決は︑文献︹学説︺

式を変更する権利主体︹権利の担い手︺ 式を変更する権利主体︹権利の担い手︺

の持分所有者が︑

﹃財産の譲渡﹄に関しても決議する義務 ︹現行法においては︑︺設立的変更の場合に

  ( b e 1   e me r 

の場合には︑権利主体︹権利の担い手︺

10

 

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