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目 次 2 このレポート( 冊 子 )は 中 学 校 選 択 に 関 する 調 査 から 東 京 調 査 の 結 果 を 中 心 に 報 告 をするものです 全 国 調 査 の 結 果 を 知 りたい 方 は 同 調 査 の 報 告 書 をご 覧 下 さい 調 査 概 要 学 校 選 択 制 保 護

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中学校選択に関する調査

中学校選択に関する調査

(2)

◆目次

このレポート(冊子)は、「中学校選択に関する調査」から東京調査の結果を中心に報告をするものです。

全国調査の結果を知りたい方は、同調査の報告書をご覧下さい。

※公立中高一貫校では適性検査や面接などの方法で選抜するため、一般に「受検」と表記されるが、 本レポートでは、公立中高一貫校も私立中学校・国立大学附属中学校と同様に「受験」と表記した。 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 調査概要 【学校選択制】 選択制実施区では7割が公立中の進学先を検討 【中学受験の予定】 受験希望者の4割が公立中高一貫校を候補に 【受験を言い出した人】 受験を言い出す人の半数は「母親」 【希望進学段階】 大学進学希望が2割増加 【価値観】 子どもたちが「まじめ」になっている 【小学校に対する考え】 小学校への評価が高まったが、要望も強まった 【教育観】 公立中への不安が10ポイント上昇 【受験しない理由】 受験しない子は積極的に公立中学校を選択 【受験させない理由】 8割が公立中学校で十分と考えている 【受験する理由】 受験する理由には大きな変化がない 【受験についての考え】 受験する子の4人に3人が「成長」を実感 【受験する中学校】 「評判のよい」「部活がさかん」な中学校が人気 【受験させる中学校で重視すること】 より多くのことを考慮して受験校を決めている 【受験校数・受験を決めた時期】 希望校の種類によって受験スタイルが異なる 【学習時間】 希望する進学先によって学習時間が分化 【学習塾】 私立・国立希望者は4割が週5回以上通塾 【教育費】 私立・国立希望者の8割が月5万円以上を支出 【教育費の変化】 受験する中学の種類によって教育費が分化 まとめ 保護者 保護者 保護者 保護者 子ども 子ども 保護者 保護者 子ども 保護者 子ども 子ども 子ども 保護者 保護者 子ども 保護者 保護者 子ども

(3)

◆調査概要

東京調査

1988年

全国調査

2007年

経年比較 地域比較 ※本レポートの内容 ※「中学校選択に関する調査報告書」で分析 調査対象:東京23区内の公立小学校13校の 6年生874名とその母親816名 調査時期:1988年10~11月 調査方法:学校通しによる自記式質問紙調査 調査対象:東京23区内の公立小学校に通う 6年生852名とその保護者852名 ※対象者は東京23区内のリストからランダムに抽出。 調査時期:2007年12月 調査方法:郵送法による自記式質問紙調査 調査対象:全国の公立小学校に通う6年生 1,501名とその保護者1,504名 ※対象者は全国のリストからランダムに抽出。 調査時期:2007年12月 調査方法:郵送法による自記式質問紙調査 ※親子で一部にマッチングできないデータがあるため、子ども と保護者のサンプル数が異なる。 ※東京23区内のサンプルは、一部「東京調査2007年」のものと 重なっている。

東京調査

2007年

調査テーマ:小学6年生とその保護者の中学校選択に関する意識と行動

分析の枠組み:以下の通り

※当時の分析結果は、『中学受験-子供と母親に対する意識調査よ り-』(福武書店教育研究所、研究所報Vol.2、1989年)に報告さ れている。 ※調査項目は、経年比較が可能なように配慮したが、次代の変化に併せて、追加・削除などの変更を行っている。 ※東京調査1988年と2007年は、調査対象の抽出方法、調査を実施した時期(月)、調査方法などが異なっており、厳密な比較は できない。調査は、中学校選択に関する大きな動向の変化をつかむことを目的としている。 ※サンプルの詳細については報告書をご参照ください。

(4)

80.6 

9.6  8.1  1.6 

2007年

(852)

導入されている 導入されていない わからない

33.0 

15.9 

39.3 

40.3 

40.0 

42.7 

16.4 

22.8 

13.5 

10.3 

21.4 

4.5 

0.0 

0.0 

0.0 

30.1 

40.8 

17.5 

11.6  0.0 

◆選択制実施区では7割が公立中の進学先を検討

全体では8割が学校選択制が「導入されている」と認識しており、そのうちの7割が子どもをどの公立中学校に進学させるか 「考えた」と回答している。公立中学校への進学を考えていた保護者や公立中高一貫校を希望する保護者は7~8割が「考え た」と答えており、東京のような大都市圏では学校選択制によって進学する中学校を考えることが一般的になっている。

図1:学校選択制

保護者

Q:お住まいの地域では、公立中学校の「学校選択制」が導入されていますか

調査実施時点では 東京23区中19区が 中学校の選択制を導入 保護者

Q:お子様をどの公立中学校に進学させるか考えましたか

2007年全体

公立中学校希望 私立中学校希望 公立中高一貫校 希望(89) まあ考えた よく考えた あまり 考えなかった まったく 考えなかった 無回答・不明 注:学校選択制についての質問で、「導入されている」と回答した保護者のみ回答。 「公立中学校希望」は「子どもに中学受験をさせる予定か」の質問に「いいえ」と回答した人、「私立中学校希望」は同じ質問に「はい」と回答したうえで第一志望 校として「私立中学校」を選択した人、「公立中高一貫校希望」は同じく「はい」と回答したうえで第一志望校として「公立の中高一貫校」を選択した人を示す。

図2:進学先の検討

学校選択制の 実施区の保護者は 7割が進学先を検討 公立中学進学予定の場合、 7割が進学先の学校を どこにするか検討 公立中高一貫校希望者も、 8割以上が公立中学の 進学先を検討している 保護者・全体 無回答・不明 (687) (427) (145)

(5)

67.3 10.2 42.3 0.6 0.3 0.6 私立中学校 国立大学の附属中学校 公立の中高一貫校 その他 わからない まだ決めていない

35.8 

36.9 

8.3 

1.2 

55.6 

61.0 

0.2 

0.9 

1988年

(816)

2007年

(852)

◆受験希望者の4割が公立中高一貫校を候補に

今回のサンプルでは受験率は4割弱で、1988年調査と比べてほぼ横ばいだった。しかし、19年前はほとんどすべてが私立中学や 国立大学の附属中学を受験していたと考えられるが、今回の調査では4割が公立中高一貫校を選択している(複数回答)。 東京都内では公立中学の学校選択制も広まっており、学校選択が多様になっていることがわかる。 保護者

Q:お子様に、中学受験をさせる予定ですか

はい まだ決めていない いいえ 無回答・不明 保護者

Q:受験を考えている学校は、どのような中学校ですか

※複数回答(%)、2007年の数値 8割が 私立・国立中を 希望 4割が 公立中高一貫校を 受験校の候補に

図3:中学受験の予定

図4:受験する中学校の種類

注:受験させる予定かの質問に、「はい」「まだ決めていない」と回答した保護者のみ。324名。 保護者・全体/受験させる 注:サンプルの母体が異なるため、受験率の単純な比較はできない。

(6)

36.6 50.4 56.6 40.9 4.8 6.0 0.2 0.2 0.5 1.2 1.4 1.4 1988年 (631) 2007年 (518) 25.3 34.7 46.2 47.5 19.2 13.1 0.3 0.3 1.7 1.6 4.5 2.2 2.7 0.6 1988年 (292) 2007年 (314)

◆受験を言い出す人の半数は「母親」

受験を最初に言い出す人のおよそ半数は「母親」であり、この傾向は19年前と変わっていない。しかし、19年前と比べると、「子 ども自身」の割合が増え、「父親」の割合が減った。通塾している子に「だれが塾に行くことを決めたか」をたずねた結果で も、「自分」という回答が増えており、通塾や受験について子ども自身が決定することが増えている様子がうかがえる。

Q:中学受験を、最初に思った(言い出した)人はどなたですか

保護者・受験させる

図5:受験を言い出した人

子ども自身 母親 父親 小学校の先生 塾の先生 その他の人 無回答・不明 子ども本人が受験を言い出す 割合が増加

図6:通塾を決めた人

Q:学習塾に行くことは、だれが決めましたか

自分 お母さん お父さん 学校の先生 その他 無回答・不明 注:通塾に関する質問で「行っている」「前に行っていたが、今は行っていない」と回答した子どものみ。 保護者 子ども 注:受験させる予定かの質問に、「はい」と回答した保護者のみ。

(7)

4.9 4.2 8.1 5.5 9.1 4.7 46.7 72.9 6.5 1.8 23.4 10.4 1.3 0.5

1988年

(816)

2007年

(852)

9.6 12.9 12.4 9.3 12.2 3.5 33.7 50.1 0.6 30.8 22.8 1.4 0.8

1988年

(874)

2007年

(852)

◆大学進学希望が2割増加

子どもの回答をみると、「短期大学」「よくわからない」が減少し、「四年制大学・大学院」を希望する割合が5割を超えた。 また、保護者の回答も、「まだ決めていない」が半減し、「四年制大学・大学院」までの進学を希望する者が7割を超えてい る。子ども、保護者ともに、19年前と比べて大学までの進学を希望する割合が増えている。

図7:希望進学段階(子ども)

子ども

Q:将来、どの学校まで進みたいですか

中学校・高校 専門学校 短期大学 四年制大学・大学院 よくわからない 無回答・不明

図8:希望進学段階(保護者)

保護者

Q:お子様を将来、どの学校まで進学させたいと思っていますか

まだ決めていない 無回答・不明 その他 注:1988年調査では、「中学校まで」「高校まで」「専門学校まで」「短大まで」「入るのがやさしい四年制大学まで」「入るのが難しい四年制大学まで」「よくわから ない」から選択。「大学院まで」「その他」は選択肢にはない。2007年調査では「中学校まで」「高校まで」「専門学校まで」「短期大学まで」「四年制大学まで」 「大学院まで」「その他」「よくわからない」から選択。 注:1988年調査では、「中学校」「高校」「各種学校・専門学校」「短大まで」「比較的入りやすいと思われる大学」「入るのが難しいと思われる大学」「その他」「ま だ決めていない」から選択。「大学院まで」は選択肢にはない。2007年調査では、「中学校」「高校」「専門学校」「短期大学」「四年制大学」「大学院」「その他」 「まだ決めていない」から選択。 16.4pt. アップ 子ども/保護者・全体 その他 中学校・高校 専門学校 短期大学 四年制大学・大学院 26.2pt. アップ

(8)

36.8 45.1 46.2 60.1 63.6 66.5 74.3 75.2 84.6 85.6 30.2 65.9 41.3 68.9 45.2 74.5 67.4 60.3 78.0 82.0 86.3 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 何のために勉強するのかわからないときがある 男の子は男らしく、女の子は女らしくすべきだ いい大学を卒業すると将来幸せになれる できるだけ長く子どもでいたい 子どもは勉強しなくてはならない 人に負けるのが嫌いだ 将来、人のためになる仕事がしたい テストは自分の成績がわかるのであったほうがよい いじめられている子を見ると助けてあげたい 自分は今、幸せだと思う 自分の才能を生かせる仕事につきたい 1988年(874) 2007年(852) (%) 73.0

◆子どもたちが「まじめ」になっている

14.0pt. アップ 18.4pt. アップ 8.0pt. ダウン 8.8pt. ダウン 20.8pt. ダウン 「とてもそう思う」+「わりとそう思う」の% 「子どもは勉強すべき」 が大きく増加 19年前と同様に、「自分の才能を生かせる仕事につきたい」「自分は今、幸せだと思う」「いじめられている子を見ると助けて あげたい」などは、「そう思う」という回答が多い。さらに、「テストは自分の成績がわかるのであったほうがよい」「子ども は勉強しなくてはならない」という意識は19年前と比べて高まっており、まじめな回答が増えていることがわかる。

図9:価値観

子ども

Q:次のことについてどのように考えますか

子ども・全体

(9)

21.0  21.8  31.5  42.3  58.1  61.7  66.8  72.2  75.8  78.6  20.1  11.4  11.8  40.5  38.8  44.1  56.6  71.3  59.2  79.4  0 10 20 30 40 50 60 70 80 学校はもっと中学受験のための進学指導をすべきだ 中学受験のためには学校行事を休ませても仕方がない 子どもの能力にあわせてクラスを分けてほしい 学校はもっとクラブ活動など 学習以外のことに力を入れるべきだ 学校は子どもにしつけやマナーをもっと教えるべきだ 学校ではもっと補習授業をすべきである 今の小学校の教育方針に満足している 今の担任の先生の教え方に満足している 学校の先生は忙しすぎる 先生は自分の子どものことをよく見てくれている 1988年(816) 2007年(852) (%)

◆小学校への評価が高まったが、要望も強まった

16.6pt. アップ 10.2pt. アップ 「とてもそう思う」+「まあそう思う」の% 「先生は自分の子どものことをよく見てくれている」は8割、「今の担任の先生の教え方に満足している」「今の小学校の教育 方針に満足している」は7割が肯定しており、学校に対する満足度は高い。しかし、4人に3人が「先生は忙しすぎる」と認識 している反面で、「もっと補習授業をすべき」「しつけやマナーをもっと教えるべき」といった要望が強まっている。

図10:小学校に対する考え

保護者

Q:小学校や先生について、どのような考えをお持ちですか

19.3pt. アップ 17.6pt. アップ 19.7pt. アップ 10.4pt. アップ 7割が 先生の教え方や 学校の教育方針に 満足 学校への要望は 1988年と比べて かなり強まっている 保護者・全体

(10)

25.8 34.7 40.6 48.1 57.1 59.0 67.3 68.6 70.3 77.4 92.5 24.0 55.6 48.2 50.5 54.0 49.2 84.2 71.4 58.2 77.2 89.1 0 20 40 60 80 100 自分は高校(大学)の受験でとても苦労した 子どもには受験の苦しみを味わわせたくない 男は男らしく、女は女らしく教育すべきだ 子どもを一流大学に入れたい 親がしっかりしていないと子どもは受験競争に勝てない 今の学区の公立中学校は不安なことが多い 今の日本は実力より学歴を重んじる社会だ わが子には受験競争を勝ち抜いてほしい 多少無理をしても子どもの教育にはお金をかけたい 受験競争は今後ますます厳しくなるだろう 今の教育にはお金がかかりすぎる 1988年(816) 2007年(852) (%)

10

◆公立中への不安が10ポイント上昇

「とてもそう思う」+「まあそう思う」の% 「今の日本は実力より学歴を重んじる社会だ」を肯定する割合は低下しているものの、「受験競争は今後ますます厳しくなるだ ろう」は8割、「わが子には受験競争を勝ち抜いてほしい」は7割が「そう思う」と答えており、受験に対する意識はまだまだ 強いことがわかる。「公立中学校は不安」「無理をしても子どもの教育にはお金をかけたい」は、肯定率が上昇している。

図11:教育観

保護者

Q:教育に関する次のような意見や考えについて、どのように思いますか

12.1pt. アップ 9.8pt. アップ 16.9pt. ダウン 20.9pt. ダウン 公立中への不安が 10ポイント上昇 保護者・全体 注:一部の項目を図から省略し た。

(11)

31.9 

34.4 

46.2 

57.1 

67.5 

69.3 

76.1 

21.2 

35.5 

29.2 

37.7 

53.4 

55.8 

68.8 

0 10 20 30 40 50 60 70 80

友だちが受験しないから

親が受験をすすめないから

親にお金をかけさせたくないから

受験したい中学校がないから

もっと遊びたいから

受験勉強をしたくないから

近くの公立中学校に行きたいから

1988年(459)

2007年(520)

(%)

11

◆受験しない子は積極的に公立中学校を選択

中学受験をしない子どもは、76.1%が「近くの公立中学校に行きたいから」と回答しており、積極的に地域の公立中学校を選択 していることがわかる。「受験勉強をしたくないから」「もっと遊びたいから」「受験したい中学校がないから」「親にお金を かけさせたくないから」なども10ポイント以上増えていて、受験をしない理由を強く意識するようになっていることがわかる。 子ども

Q:中学受験をしないのは、どうしてですか

「とてもそう思う」+「わりとそう思う」の% 7.3pt. アップ 13.5pt. アップ 14.1pt. アップ 19.4pt. アップ 17.0pt. アップ 10.7pt. アップ

図12:受験しない理由(子ども)

注:受験をしようと思っているかどうかの質問に「いいえ」と回答した子どものみ。 8割が 公立中学に行きたい と回答 子ども・受験しない

(12)

7.9 45.2 55.2 62.2 68.8 80.8 82.7 86.3 8.6 18.7 39.8 39.2 65.4 68.8 85.2 71.8 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 自分(または配偶者)も公立中学校を出たから 子どもが受験を嫌がるから 私立中学校は授業料が高いから 公立中学校で十分だから 通学に便利だから 1988年(454) 2007年(520) (%)

12

◆8割が公立中学校で十分と考えている

中学受験をさせない保護者のうち8割は、「公立中学校で十分」と考えている。また、受験させない理由として、「通学に便利 だから」「公立中学校の教育方針や校風が気に入っているから」などを肯定する割合が増えており、積極的に公立中学校を選択 する保護者が増えていることがわかる。ただし、「私立中学校は授業料が高いから」も増加し、8割が肯定している。 保護者

Q:お子様に受験をさせないのは、なぜですか

7.3pt. アップ 23.0pt. アップ

図13:受験させない理由(保護者)

「とてもそう思う」+「まあそう思う」の% 14.5pt. アップ 12.0pt. アップ 15.4pt. アップ 26.5pt. アップ 8割が 公立中学で十分 と回答 「公立中の校風が 気に入っている」 も大幅増 保護者・受験させない 公立中学校のほうが いろいろな生徒が集まってたくましく育つから 公立中学校の先生のほうが 教え方が上手だと思うから 公立中学校の教育方針や校風が 気に入っているから 注:受験させる予定かの質問に、「いいえ」と回答した保護者のみ。

(13)

3.4 20.2 22.2 22.4 24.6 41.5 43.7 72.7 77.5 1.4 20.2 30.0 5.7 27.9 45.8 41.0 69.1 76.7 0 10 20 30 40 50 60 70 80 学校の先生にすすめられたから 学習塾の先生にすすめられたから 近くの公立中学校はいじめの心配があるから 友だちが受験するから お父さんに言われたから 近くの公立中学校からでは いい高校や大学に行けないから お母さんに言われたから 高校受験をしなくてよいから とても行きたいと思う中学校があるから 1988年(297) 2007年(316) (%)

13

◆受験する理由には大きな変化がない

中学受験をする理由として肯定率が高い上位2項目は、「とても行きたいと思う中学校があるから」「高校受験をしなくてよい から」で、19年前と比べて変化がない。全体に、受験する理由については経年での変化が小さいが、「友だちが受験するから」 が16ポイント上昇し、「近くの公立中学校はいじめの心配があるから」が8ポイント減少した。 子ども

Q:受験しようと思うのは、どうしてですか

図14:受験する理由(子ども)

子ども・受験する 「とてもそう思う」+「わりとそう思う」の% 16.7pt. アップ 7.8pt. ダウン 「行きたい中学がある」 「高校受験をしなくてよい」 が受験理由のトップ2 注1:受験をしようと思っているかどうかの質問に「はい」と回答した子どものみ。 注2:*印は1988年調査では、「近くの公立中学校はいじめや非行の心配があるから」。 *

(14)

57.6 62.9 68.4 70.6 75.9 76.2 79.4 82.9 91.8 47.8 59.2 82.4 51.5 62.6 81.5 67.0 85.9 88.9 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 家族で話し合うことが多くなる 家族が気をつかってくれる 人間として大きく成長する 受験勉強は苦しい お金がたくさんかかる 自分の力を試すことができる 合格するのがとても難しい 1988年(297) 2007年(316) (%)

14

◆受験する子の4人に3人が「成長」を実感

19年前と比べると、「受験勉強は苦しい」「小学校で習わないことも勉強しなければいけないので大変」が減少する一方で、「人 間として大きく成長する」「小学校で習う以外にいろいろなことが勉強できておもしろい」が増加しており、中学受験をポジ ティヴにとらえる子どもが増えていることがわかる。「お金がたくさんかかる」という認識も12ポイント上昇し、8割に迫る。 子ども

Q:中学受験についてどう思いますか

図15:受験についての考え(子ども)

子ども・受験する 「とてもそう思う」+「わりとそう思う」の% 12.4pt. アップ 14.0pt. ダウン 13.3pt. アップ 19.1pt. アップ 5.3pt. ダウン 9.8pt. アップ 子どもも、 受験にお金が かかることを認識 成長や勉強の 面白さも実感 小学校で習う以外に いろいろなことが勉強できておもしろい 小学校で習わないことも 勉強しなければいけないので大変 注1:受験をしようと思っているかどうかの質問に「はい」と回答した子どものみ。 注2:*印は1988年調査では、「小学校で習わないことも勉強しなければいけない」。 *

(15)

38.3 43.1 43.4 48.5 50.0 63.3 67.1 69.3 80.7 47.9 38.3 47.8 40.4 35.7 55.9 69.7 59.3 68.4 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 男女別々の中学校 家から近い中学校 規則が厳しくない中学校 スポーツや芸術などで有名な中学校 制服のすてきな(かっこいい)中学校 有名な大学に合格する人が多い中学校 いじめの心配がない中学校 部活動がさかんな中学校 みんなの評判のよい中学校 1988年(297) 2007年(316) (%)

図16:受験する中学校(子ども)

15

◆「評判のよい」「部活がさかん」な中学校が人気

受験しようと思う中学校についてたずねたところ、「みんなの評判のよい中学校」が19年前から12ポイント増え、8割に達した。 そのほか、「部活動がさかん」「有名な大学に合格する人が多い」「制服のすてきな(かっこいい)」「スポーツや芸術などで有 名」といった項目で肯定率が上昇しており、受験する予定の中学に多くのことを求めるようになっていることがわかる。 子ども

Q:受験しようと思うのは、どんな中学校ですか

子ども・受験する 「とてもそう」+「わりとそう」の% 12.3pt. アップ 9.6pt. ダウン 10.0pt. アップ 7.4pt. アップ 14.3pt. アップ 8.1pt. アップ 男女別学がダウンした 以外はほとんどの項目 で増加・横ばい 注1:受験をしようと思っているかどうかの質問に「はい」と回答した子どものみ。 注2:*印は1988年調査では、「いじめや非行の心配がない中学校」。 *

(16)

33.7 36.0 38.5 65.0 73.8 79.3 81.8 83.5 88.9 90.4 97.2 17.1 61.9 17.2 69.8 59.6 62.0 72.6 83.2 81.5 85.6 93.1 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 制服などのセンスがよい 大学までの一貫教育である スポーツや芸術などで有名である 伝統がある 有名大学に合格する可能性が高い 世間での評価が高い いじめや非行の心配がない 公立校にはできない個性的な教育が期待できる 通学に便利な場所にある 中高一貫教育である その学校の教育方針や校風がよい 1988年(292) 2007年(314) (%)

16

◆より多くのことを考慮して受験校を決めている

「大学までの一貫教育である」ことは、19年前と比べて重視されなくなっている。しかし、そのほかでは、「重視する」の割合が 増加した項目が多く、より多くのことを考慮して受験校選びをしている様子がうかがえる。「世間での評価」といった学校のブ ランドとともに、「有名大学に合格する可能性」「スポーツや芸術」などで、重視する割合が高まっている。 保護者

Q:受験させる中学校を決めるとき、次のことをどれくらい重視しますか

図17:受験させる中学校決定で重視すること

保護者・受験させる 「とても重視する」+「まあ重視する」の% 7.4pt. アップ 25.9pt. ダウン 16.6pt. アップ 17.3pt. アップ 14.2pt. アップ 21.3pt. アップ 9.2pt. アップ 大学一貫がダウンした 以外はほとんどの項目 で増加・横ばい 注1:受験させる予定かの質問に、「はい」と回答した保護者のみ。 注2:一部の項目を図から省略した。

(17)

17

◆希望校の種類によって受験スタイルが異なる

受験校数は「1校」に絞る家庭と「4校以上」を受けさせる家庭の二極に分化している。ただし、私立・国立中学校を希望する場 合は「4校以上」が増加しているのに対して、公立中高一貫校を希望する場合は8割が「1校」のみで、希望校によって大きく異 なる。受験を決めた時期は、公立中高一貫校希望者の半数が「6年生」で決定しているため、経年では遅くなる傾向がみられる。 保護者

Q:何校くらい、受験させるつもりですか

保護者・受験させる 1校 2校くらい 3校くらい 4校以上 わからない無回答・不明 「1校」が増加 「2~3校」が減少 「4校以上」が増加 私立・国立中希望者は 半数が4校以上 保護者

Q:中学受験をさせようと決めたのは、いつですか

1~2年生より前 3年生のころ 4年生のころ 5年生のころ 6年生になって

図19:受験を決めた時期

図18:受験校数

「1~2年生より前」が減少 「5~6年生」が増加 注:受験させる予定かの質問に、「はい」と回答した保護者のみ。 「1~2年生より前」は、2007年調査では「小学校入学以前」と「1~2 年生のころ」を分けてたずねた。 公立一貫校希望者は 半数が6年生で決定 無回答・不明 注:受験させる予定かの質問に、「はい」と回答した保護者のみ。 「私立・国立中学校希望」はそのうち「私立中学校」「国立大学の附属中 学校」を第一志望に選択した人、「公立中高一貫校希望」は同じく「公立の中高一貫校」を第一志望として選択した人を示す。

(18)

1.7  3.8  3.7  14.5  15.9  17.4  31.9  23.1  45.8  40.8  1.0  0.3  1988年 2007年 39.0  27.5  36.2  49.4  16.1  19.4  4.3  2.7  3.3  0.2  1.1  0.8  1988年 2007年 23.7  18.6  24.1  36.1  17.0  18.7  16.0  10.5  18.2  15.2  1.1  0.7  1988年 2007年

18

◆希望する進学先によって学習時間が分化

学習時間について1988年調査と2007年調査を比べると、「1~2時間台」の中間層が増加した。ただし、希望する進学先によっ て学習時間は大きく異なる。「3時間」以上勉強する比率は、公立中学校への進学を希望する子ども(受験しない子ども)は 2.9%にとどまるが、公立中高一貫校を希望する子どもは32.4%、私立・国立中学校を希望する子どもは79.5%である。

図20:学習時間

子ども

Q:ふだん、学校以外で1日にどれくらい勉強しますか(塾での学習を含む)

しない+30分 1時間台 2時間台 3時間台 4時間+4時間以上 無回答・不明

子ども

全体

受験

しない

● 2007年希望中学別 全体では 中間層が増加 受験しない子は 学習時間が増加 受験する子は 学習時間が減少 「しない+30分」が減少 「1~2時間台」が増加 「3時間台以上」が減少 「しない+30分」が減少 「1時間台」が増加 「2時間台以下」が増加 「3時間台以上」が減少 半数以上が「4時間」を超える 4割が「2時間」を下回る 私立・国立中学校 の希望者は、 学習時間が増加 注1:「受験しない」は中学受験をするかどうかの質問に「いいえ」と回答した子ども、「受験する」は同じ質問に「はい」と回答した子どもを示す(子どもの回答で分類)。 注2:「私立・国立中学校希望」は受験者のうち「私立中学校」「国立大学の附属中学校」を第一志望に選択した人、「公立中高一貫校希望」は同じく「公立の中高一貫校」を第 一志望として選択した人を示す(保護者の回答で分類)。 注3:学習時間は1988年調査では「4時間」が選択肢にはなく、「4時間より多い」となっている。また、「1時間」と「1時間30分」を併せて「1時間台」と図示した。 子ども・全体/受験する/受験しない

受験

する

(公立中学校希望) (874) (852) (459) (520) (297) (316) (205) (105)

(19)

19

◆私立・国立希望者は4割が週5回以上通塾

受験をする子どもの9割は学習塾に通っており、この状況は1988年も2007年も変わりない。ただし、公立中高一貫校を希望して いる子どもは2割が塾に通わずに受験をしている。通塾の頻度も希望する進学先によって大きく異なる。週5回以上塾に通って いる割合は、私立・国立中学校を希望する子どもは4割であるのに対し、公立中高一貫校を希望する子どもは1割である。 子ども

Q:学習塾に行っていますか

1988年も2007年も 受験する子の9割は 塾に通っている 子ども・受験する ● 2007年希望中学別

受験

する

希望する学校によって 通塾率が異なる

図21:通塾率(受験する子)

● 2007年希望中学別

受験

する

図22:通塾の頻度(受験する子)

1回・2回 3回 4回 5回 6回・7回以上 無回答・不明 注1:中学受験をするかどうかの質問に「はい」と回答した子どものみ。また、通塾頻度は、そのうちで「塾に行っている」と回答した子どものみ。 注2:「私立・国立中学校希望」は受験者のうち「私立中学校」「国立大学の附属中学校」を第一志望に選択した人、「公立中高一貫校希望」は同じく「公立の中高一貫校」を第 一志望として選択した人を示す(保護者の回答で分類)。 注3:通塾頻度は、1988年調査では保護者に、2007年調査では子どもにたずねている。 子ども

Q:学習塾には、1週間に何回くらい行っていますか。

私立・国立中希望者は 4割が週5回以上通塾 (297) (316) (205) (105) (261) (290) (195) (88)

(20)

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◆私立・国立希望者の8割が月5万円以上を支出

教育費も希望する進学先により分化している。私立・国立中学校を希望している家庭では、月に「5万円」以上の教育費を支出 する比率が51.3%から76.9%に増加した(88年調査では第一志望をたずねていないが、全員が私立・国立中学校希望であると仮 定した)。その一方で、公立中高一貫校を希望している家庭で「5万円」以上支出する比率は、31.8%である。

図23:教育費

注1:受験させる予定かの質問に、「はい」と回答した保護者のみ。 注2:「私立・国立中学校希望」は受験者のうち「私立中学校」「国立大学の附属中学校」を第一志望に選択した人、「公立中高一貫校希望」は同じく「公立の中高一貫校」を第 一志望として選択した人を示す。 注3:「無回答・不明」は除外して比率を算出した。 保護者・全体/受験させる/受験させない 保護者

Q:6年生のお子様1人にかかる教育費は、月平均でいくらぐらいですか

保護者

全体

受験

させない

● 2007年希望中学別

受験

させる

(公立中学校希望) 1万円未満 (750) (709) 1~2万円未満 2~5万円未満 5~10万円未満 10万円以上 (403) (428) (279) (267) (177) (88) 「1~2万円」が微増 「2~5万円」が微減 「5万円以上」が微増 「2万円以下」が増加 「5万円以上」が増加 「5~10万円」が半数を超える 「2~5万円」が半数を超える

(21)

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◆受験する中学の種類によって教育費が分化

「受験させない」家庭では教育費が約300円減少し、「受験させる」家庭では約800円増加したため、受験させるかどうかで1,100 円程度の差が開いた。また、「受験させる」場合でも、どういう中学を受験するかで教育費は大きく異なり、私立中学校を希望 している保護者は教育費を増やしている様子がうかがえる。

図24:教育費の変化

保護者・全体/受験させる/受験させない 保護者

Q:6年生のお子様1人にかかる教育費は、月平均でいくらぐらいですか

注1:教育費の質問について、「無回答・不明」は除いて 数値を算出した。また、回答されたもののうち「40万 円」(2件)は、異常値として算出から除外した。 注2:受験させるかどうかについて、「まだ決めていな い」と回答した人と「無回答・不明」の人は、図から 省略した。 注3:小学校でかかる費用を除き、学用品などは含めて 回答してもらっている。 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 (円)

1988年

(749) 33,267円 全体 32,586円 17,993円 17,671円 受験させない(公立中学校希望者) 56,058円 56,876円 受験させる 38,978円 私立・国立中学校希望 公立中高一貫校希望 どういう中学を受験するかで 教育費が分化する状況に

2007年

(708) 64,541円

(22)

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◆まとめ

●保護者の学校に対する要望が強くなった。

→1988年調査と比べると、小学校に対して、「もっと補習授業をすべき」「しつけやマナーを教えるべき」「能力にあわせ てクラスを分けてほしい」などは20ポイント近く上昇した。

●公立中学に対する不安感が高まった。

→「今の学区の公立中学校は不安なことが多い」の肯定率が、約10ポイント増えて約6割に。学校に対する期待が高まって いる分だけ、不安を抱きやすくなっている状況がうかがえる。

受験する子ども、受験させる保護者は、受験する学校により多くのことを求めるようになっている。

私立・国立中学校や公立中高一貫校に行けば、それらが満たさせると考えているのではないか。

●公立中高一貫校が選択肢の1つになった。

→東京(23区内)では、6人に1人が公立中高一貫校の受験を考え、10人に1人の割合でそこへの進学を第一志望にしている。

●私立・国立中学校の受験と公立中高一貫校の受験はスタイルが大きく異なる。

→私立中学校希望者は中学年段階から準備を始め、1日の学習時間も長く、複数の学校を受験する子どもが多い。これに 対して、公立中高一貫校の希望者は、6年生になってから受験を決めるケースが多く、1日の学習時間も私立中学校希 望者の6割程度の長さで、1校に絞って受験をしている。

公立中高一貫校ができたことにより、受験のスタイルが多様化した。

●中学校の選択について以前よりも考えるようになっている。

→公立中学校に進学する場合も、中学受験をする場合も、その理由として選択される項目が増えている。より多くの理由を 見出して、進路を決定している様子がうかがえる。

●ポジティヴな選択をする傾向がみられる。

→公立中学校に進学する子どもは、8割弱が「近くの公立中学校に行きたいから」と回答している。また、受験する子ども も約8割が「とても行きたいと思う中学校があるから」と回答している。受験する子どもの4人に3人が、受験によって 「人間として大きく成長する」と答えており、前向きな選択をしている。

子ども本人や保護者は、地域の公立中学校に進学することや、中学受験をすることを

ネガティヴにとらえるのではなく、前向きにとらえている。

参照

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