No. 46
No. 46
20 19.6. 20 20 19.6. 20
PICK UP 2019年度女性の活躍応援塾
浜田敬子講演会
「働く × 女性」
~視点を変えると仕事って楽しい~漂流する少女たち
~JKビジネスの背景 ~
講座レポート
今日から出来る! ! 子連れ防災対策
東京都北区スペースゆう情報誌
特 集
子どもを守るために 我が家が備えるべき
防災対策は?
3 2
私 は
、1 9 89 年 に 朝日 新 聞 社に 入 社 し
、2 0 17 年 に 退 職す る ま で、 長 年 に 渡 っ て 週 刊 誌 に 携 わ り
、『 AE R A
』の 女性 初 の 編集 長 も 経験 し まし た
。 現 在 は
、ビ ジ ネス イ ン サイ ダ ー ジャ パ ン と い う、 オ ンラ イ ン メデ ィ ア の統 括 編 集 長 を務 め てい ま す
。 私 の 入社 当 時は
、 ま さに 86 年 に施 行 さ れ た 男女 雇 用機 会 均 等法 と バブ ル の 影 響 で 女性 が 大量 採 用 され た 時代 で あ り
、 非 常に 多 くの 女 性 が総 合 職 とし て 採 用 さ れま し た。 し か し、 当 時 は女 性 の 寿 退 社が 当 たり 前 で
、一 度 退 職し た 女 性 が 簡単 に 再就 職 で きる 時 代で は あ り ま せ んで し た。 ま さ に 09 年 代 は、 女 性 の 能 力を 活 かせ な か った 企 業に と っ て も
、 能力 が あり
、 働 きた い の に働 け な い 女 性 に と っ て も
、失 わ れ た 10 年 だ っ た と思 い ます
。 09 年 に、 育 児・ 介 護 休業 法 が 改正 さ れ
、 時 短勤 務 の制 度 が でき ま し た。 し か し
、 家庭 と 仕事 の 両 立支 援 制 度が で き た 一 方で
、 今度 は 子 育て 中 の 女性 が 昇 進 な ど か ら 縁 遠 い マミ ー ト ラ ッ ク
*
に 追 い やら れ
、本 当 に やり た い 仕事 を さ せ て もら え なく る 問 題が 起 こり 始 め ま し た
。そ し て
、08 年 の リ ーマ ンシ ョッ
児に 追 わ れ る女 性 は
、自 分 の キ ャリ ア が 見 え な く な り、
「 私 は 何 の た め に 働 い て い る の か
」と 葛 藤 を 抱 え て 数 年 で 疲れ 切 っ て しま う の で す。 社 会 全体 が 変わ ら な け れば
、 女 性が 働 き 続 ける こ とは で き ませ ん
。
03 年 に
、『 A E RA
』の
「女 性 に 優 し い よ り も 正 当 な 評 価 を
」と い う 記 事 の ため に 行 っ たア ン ケ ー トに よ る と、 主 要 95 社 で 働 く女 性 た ち は、 働 く 環境 の 整備 と 同 時 に、 仕 事 への 評 価 や やり が い を 求 め て い る こ と が 分 か り ま し た
。 男性 に よ る
、女 性 の 可能 性 を 狭 めか ね ない 過 剰 な 配慮 よ り も、 具 体 的 に何 を 求 め て い る の か を 聞 く べ き な の で す
。 女性 が 子 育 てを し な が らも
、 正 当な 評 価と や り が いを 感 じ なが ら 管 理 職を 務 めら れ る 会 社や 社 会 をつ く っ て いか な くて は な りま せ ん。 私 自 身 が 女性 管 理 職に な っ て
、お も しろ い と 思 った こ と は、 自 分 で 決断 で きる 点 で す
。責 任 を 伴う 怖 さ も あり ま すが
、 自 分の や り た いこ と を や れる の は大 き い で す。 ま た
、人 を 育 て る喜 び もあ り ま す
。管 理 職 にな る と
、 達成 感 の大 き さ も
、見 え て くる 風 景 も 変わ っ てき ま す よ。
働く ひ と の多 く は
、育 児
・ 介護 だ け で なく
、 家 族の 様 々 な事 情 を 抱え て い ま す。 働 き 方の 設 計 はそ れ を 前提 に 行 わ なけ れ ば なり ま せ ん。 日 頃 のコ ミ ュ ニ ケー シ ョ ンを 大 事 にし
、 お 互い の 環 境 を知 っ てお く こ とが 大 切で す
。 私が 管 理 職に な っ て良 か っ たと 思 っ た のは
、 自 分の 裁 量 で色 々 な 改革 が 出 来 た こ と で す。 逆 風 の 市 場・ 会 社 は
、 こ れま で の 体制 を 変 えた り
、 新し い こ と に挑 戦 す るチ ャ ン スで す
。 外部 の メ ン ター や 社 内の 同 期 とい っ た 横の 関 係 や
、後 輩 に 相談 し
、 巻き 込 ん でい く と 良 いで し ょう
。 女性 た ち の中 に は
、管 理 職 にな る こ と を敬 遠 す るひ と が いま す
。 大き な 要 因 の一 つ は
、経 験 不 足に よ る 自信 の な さ です
。 女 性を 登 用 する な ら ば、 精 一 杯 フォ ロ ー し、 働 き やす く し てあ げ て く ださ い
。 キャ リ ア の道 筋 を 一緒 に 描 い てあ げ るこ と が 必要 で す。 制度 が あ って も 使 いづ ら い ので あ れ ば
、職 場 の 風土 を 変 えな く て はな り ま せ ん。 風 土 をつ く っ てい る の は上 司 で す
。管 理 職 の意 識 改 革を 行 っ てい き ま し ょう
。 管 理職 は
、 長時 間 労 働で 評 価 を しな い こ と。 管 理 職自 身 も 自分 の 仕 事 の仕 方 を 見直 す こ とが 必 要 です
。 部
最 近
、 女 子 学 生 の 間 で は、
「 将 来 は 家 庭と 仕 事 を両 立 し なが ら 長く 務 め た い
」と
、 長 時 間 労 働 や 転 勤 の な い 一 般 職 を選 ぶ 人 が増 え て いま す
。 一般 職 の 仕 事は
、 今 後は A I に取 っ て代 わ ら れ る リ ス ク が 最 も 高 い と 言 わ れ て い ま す
。彼 女 た ちが 能 力 に適 し た 仕事 に 就 け るよ う に する た め にも
、 本 気で 社 会 を 変え て い かな い と もっ た いな い で す よ ね
。「 女 性 に や さ し い
」だ け で は な く
、一 歩 進 んだ そ の 先を 見 据 えた プ ラ ン 設計 が 必 要で す
。 そし て
、 今や
、 働 き方 は 女性 だ け の 問 題で は あ りま せ ん
。若 手 男 性の 意 識 も 明ら か に 変化 し て おり
、 父 親が 忙 し す ぎ る 家 庭 に 育 っ た た め に
、「 自 分 は 育 児 に 携 わ り た い
。育 休 も 取 得 し た い
」と 考 え る男 性 が増 え て いま す
。 また
、求 人の 増 加 によ り
、下 積 み や
、 理 不 尽 な 命令 に 耐 え る 必 要 が な い と考 え る 若 手 男 性 の 離 職 も 増 え て い ま す
。 ノ ルマ を 無 く す 銀 行 さ え 出 て き た よう に
、 男 女 問 わ ず 優秀 な 人 材 を 採 り た い と、 企 業 カ ル チ ャ ー を 変え る 企 業 が 出 始 め てい ま す
。
下 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 密 に と り
、 チ ー ム の ゴ ー ル を 何 に す る の か 定 め
、 一緒 に め ざし て 行 って く ださ い
。
私 は
、 妻の 活 躍 を阻 ん でい る も のの 一つ は 夫 だと 思 っ てい ま す。 妻 が すべ ての 家 事
・育 児 を する 必 要は あ り ませ ん。 夫 へ の交 渉 が 大事 で す
。妻 は
、夫 とケ ン カ にな り 家 庭内 の 雰囲 気 が 悪く なる こ と や、 か え って 効 率が 悪 く なる こと を 心 配し
、 夫 へ遠 慮 しす ぎ て いる よう に 思 いま す
。 あな た が夫 を 変 えれ ば、 家 庭 内だ け で なく
、 夫の 職 場 を変 える こ と にも 繋 が って い くか も し れま せ ん
。「 私 が 夫 を 変 え て、 日 本 を 変 え る!
」く ら いの 気 持ち で 臨 みま し ょう
。
「自 分 で 全 部 や ら な く ち ゃ」 と い う 意識 や
、 人の 力 を 借り た り、 家 事 に手 を抜 く こ と、 働 き 続け る こと な ど への 罪 悪 感 を 捨 て て「 助 け て」 と 言 え る よ う に な っ て く だ さ い。 そ し て、
「 私 は 今、 こ う い う こ と が し た い
」と
、 も う 少し 自 分 の欲 望 に 忠実 に なっ て も 良い ので は な いで し ょ うか
。 ぜ ひ、 女 性た ちに も
、 自分 が 変 わる 意 識を 持 っ てほ し い と 思 い ま す。 自 分 か ら「 こ う い う 仕 事 が や り た い」 と 声 を あ げ、 チ ャ ン ス が 来 た ら 必 ず 掴 む こ と も 大 事 で す
。
1989 年に朝日新聞社に入社。99 年に AERA 編集部へ。記者として女 性の生き方や働く職場の問題、また国際ニュースなどを中心に取材。
2004 年からの副編集長を経て、その後 14 年に女性初の AERA 編集 長に就任。17 年 3 月末で朝日新聞社退社。同年 4 月より世界 17 カ国 に展開するオンライン経済メディアの日本版統括編集長に就任。「羽鳥 慎一モーニングショー」や「サンデーモーニング」などのコメンテーター としても活躍し、ダイバーシティーや働き方改革についての講演など も行う。著書に『働く女子と罪悪感』(集英社)がある。
浜田敬子
(はまだ けいこ)ク 後 に
、女 性 の 採用 や 管理 職 登 用の 流 れ は 再 び停 滞 し てし ま い ます
。 こう し た な か
、 16 年 に
、き ち んと 法 律 で女 性 の 活 躍 推進 法 が 施行 さ れた 影 響 は大 き か っ た と思 い ま す。
日 本 にと っ て 一番 大 事 な問 題 は、 労 働 人 口 の減 少 で す。 日 本の 名 だ たる 企 業 で さ え、 優 秀 な人 材 を採 用 で きな い 状 況 に 陥 っ て い ま す
。 そ こ で
、「 や は り 女 性 や シ ニ ア 層 を 活 躍 さ せ よ う
」と い う 時 代の 流 れ にな っ て きま し た。 働 く 女 性は 増 え たも の の
、そ の 雇用 形 態 の 内 訳を 見 る と、 非 正規 者 数 が増 え て い る のが 現 状 です
。 こ れは
、 正社 員 の 人 が 退職 し
、再 就 職 し よう と す ると
、 非 正 規 やパ ー ト の職 に 就く 人 が 多い た め で す
。女 性 の 就業 継 続 や、 再 就職 が 困 難 と いう 問 題 は、 30 年 経っ て も解 決 し て い ない の で す。 19 年4 月 か ら働 き 方 改 革 が行 わ れ てい ま す が、 ま だま だ 長 時 間 労働 の 職 場は 多 い です
。 夫の 働 き 方 が 変わ ら な けれ ば
、妻 に か かっ て く る 負 担 の 多 さ も 変 わ っ て き ま せ ん
。 こ の 不 均衡 に よ って
、 仕 事や 家 事・ 育
BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長/
AERA元編集長
浜田敬子
視 点を変えると仕 事って楽しい
日 時 平成31年4月28日(土) 14:00~16:00
講演会
2 0 1 9 年 度
女 性 の 活 躍 推 進 応 援 塾 基 調 講 演
経 済 状 況 と と も に 変 わ り ゆ く 女 性 の 労 働 環 境
女 性 に 正 当 な 評 価 と や り が い を 優 秀 な 人 材 の 確 保 が 困 難 な 時 代 女
性 だ け に と ど ま ら な い 働 き 方 の 問 題
コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン こ そ 大 事 に
自 分 が 変 わ る 意 識 を
Profile
完 璧であろうとし、それが叶わないときに抱いてしまう 罪 悪 感からもっと自由になって――
完 璧であろうとし、それが叶わないときに抱いてしまう 罪 悪 感からもっと自由になって――
本年度の女性活躍推進応援塾の基調講演に、女性初 のAERA編集長の経験があり、テレビのコメンテーター としても活 躍中の浜田敬 子さんをお招きしました。ご自 身のこれまでも振り返りつつ、これからの企業や働く人々 がどのように変わっていくべきかを、お話いただきました。
P ic k u p
「 辞 め な い」 と 覚 悟 を 決 め た ら
、「 ど の よ う に 働 く の か」
「 ど の 会 社 で 働 い て い く の か
」な ど
、こ れ ま で と 違 う 選 択 肢や 展 開 が見 え て くる と 思い ま す
。 私 も
、 自分 に 自 信が な い 時期 が あ り まし た
。 しか し
、 これ ま で に気 付 い た のは
、「 リ ー ダー 像 は ひと そ れぞ れ 違 っ て い て 良 い
」と い う こ と
。 自 分 ら し い リー ダ ー をめ ざ し てく だ さ い。 完 璧 で あろ う と し、 そ れ が叶 わ な いと き に 抱 い て し ま う 罪 悪 感 か ら も っ と 自 由 に なっ て も らい た い です
。 自 分を 主 語 に して 物 事 を考 え て みる と
、 人生 が も っ と楽 し く なっ て
、 フッ と 肩 の力 が 抜 け てく る と 思い ま す よ。
*マ ミ ー ト ラ ッ ク… 育 児 を し な が ら 働 く 女 性 が
、 陸 上の ト ラ ッ ク を ぐる ぐ る と 走 る よう な 昇 進 に 縁 が ない キ ャ リ ア コ ー ス に 固定 さ れ た り、 仕 事 の 内 容を 限定 され たり して しま う状 況の こと
。
働く
カケル女 性
同 じ 子 育 て 世 代 で も
、 各 家 庭 で 状 況 は 全 く 違 い ま す よ ね
? 赤 ち ゃ ん が い る 家 庭 で も
、 月 齢 に よ っ て 必 要 な も の は 様 々
。 そ の 他
、 パ パ マ マ の 持 病 の 有 無 や
、 勤 務 地 か ら の 距 離
、 ペ ッ ト の 有 無 と 種 類 も 重 要 で す
。
災害時の避難所では、様々 な心配・不安があります。着 替え場所やトイレ、「生理が きたらどうしよう」といった 女性ならではの心配。子ども の夜泣きや、オムツ替え、周 りに迷惑をかけないか心配と いった、ママとしての不安。
もし自宅が安全なら「自宅非 難」という選択肢もあります。
ライフラインが止まっていて も、そこそこ生活できるくら いの備えがあれば大丈夫。非 常時だからこそ、いつもの家 で過ごせるほうが安心ですよ ね。女性として、ママとして の防災対策も考えましょう。
特 集
地 震 の 他 に も
、 北 区 で は 洪 水 や 土 砂 災 害 な ど に 備 え た「 ハ ザ ー ド マ ッ プ
」を 発 行 し て い ま す
。 北 区
H P や 地 域 振 興 室 で 入 手 で き る の で 活 用 し て く だ さ い ね
。 ま ず は 我 が 家 が 一 番 備 え る べ き 災 害 を 見 極 め ま し ょ う
。
洗 い 出 し た「 自 宅 と 家 族 の リ ス ク
」に 合 わ せ て 防 災 対 策 を 始 め て 見 ま し ょ う
。 今 の 自 分 た ち 家 族 に 必 要 な 食 品 や 日 用 品 の ス ト ッ ク を 少 し ず つ コ ツ コ ツ 増 や す こ と か ら 始 め る と
、 長 く 続 け や す い で す
。
※日常の食品を多めに買い、切らさずに買い足すという行為を 繰り返し、 常に家庭に新しい食品が備蓄される方法。
イラストレーター。防災士。
宮城県在住。3児の母。日本 デザイナー芸術学院仙台校の イラストレーション科を卒業 後、地元情報誌のデザイナー を経てイラストレーターとし て独立。東日本大震災にて被 災し、その時の様子や防災を 伝えるコミックエッセイ「被 災ママに学ぶちいさな防災ア イディア40」(学研プラス)な ど を 執 筆 。 被 災 体 験 を も と に、本当に必要な防災、続け られる防災に取り組む。
いつ起きてもおかしくない大災害に備え、防災の準備はできていますか?
毎日の行動や習慣にちょっとした工夫を加えることで、大切な子どもと家族の命を守ることに繋がります。
東日本大震災を経験されたイラストレーターでありママ防災士でもあるアベナオミさんに、
今日から出来る防災対策についてご紹介いただきます。
5 4
女性が防災に参画すること は、幼い子どもたちを守る ことにも繋がります。自宅 での備えや、被災した際に 地域との連携がとれるよう に、今自分にできることを 始めてみましょう!
実 践
実 践 講演テーマ❶
~災害時の心のケアを学ぶ~
女性 に ガマン を 強いない
防災セミナー
<協力>
NPO法人東京都北区市民活動推進機構
北区NPO・ボランティアぷらざ
講 演 テ ー マ
❷
臨床心理士、東京都北区子ども 家庭支援センター専門相談員 NPO法人子ども家庭リソース センター理事
講 演 テ ー マ
❶
神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーションスクール 設置準備担当教授
医師・医学博士・公衆衛生修士
永田陽子
さん吉田穂波
よ し だ ほ な み な が た よ う こ
さん
「 避難所運営ゲーム(HUG) 」
~男女共同参画の視点から避難所運営を考える~
「 女性にガマンを強いない避難所生活とは 」
HUGは、避 難 者 の 多 様 性 を考慮しながら、避難所に見 立てた図面へ迅速かつ適切に 避難者カードを配置する模擬 体験ゲームです。今回は男女 共同参画の視点を重視し、特 にLGBTや災害時要配慮者へ の対応をグループで検討・実 施しました。振り返りでは、避 難所における運営連携・食糧 管理・男女別の洗濯物干場や 授乳室の設置などが議題とな りました。避難所で共同生活 を送るための柔軟なルール作 りや女性の視点を取り入れる ためにも、多くの女性に地域 の防災に参画していただきた いと思います。
「災害時要配慮者」には乳幼 児・妊産婦が含まれていますが、
実際の災害時には妊婦であるこ とを言えない女性が多くいまし た。一般の避難所では女性と子 どもは心身の安全・安心が守ら れにくく、我慢を強いない避難 所運営が必要です。災害が起き てからは何もできませんが、平 時の備えはできます。自分の防 災力を調べ、行動や習慣に防災 意識を取り入れていきましょ う。そして、困った時に「SOS」
を出すこと、すなわち「受援力」
が 大 切 で す。平 時 か ら、頼 り あうことで地域のきずなが強 まりますし、助けられる命が あります。
自 分 の「競 う」概 念 を 見 つ め 直 す 指 相 撲 ワ ー ク。
災 害 の 時 こ そ、
競 う の で は な く チ ー ム ワ ー ク が 重要となります。
弱者となりがちな女性と子ども達を配慮した避 難所を自分達で運営していく必要性を再認識。
Key Word Key Word 多様な避難者の想定
Key Word Key Word
受援力
他者に助けを求め、快く サポートを受け止める力
ママ達世代も 多く参加されました!
講演テーマ❷
「 被災後の心理と支援時の心得 」
被 災 体 験とは「喪 失 体 験」で す。悲しい事実を受け止め、前 向きに生きられるようになるまで に何年もかかります。もし被災 して心のケアが必要な子どもや 女性を支援する際は、自身も被 災者であることを忘れず、自分 の心身にもアンテナを張ること。
無理に話させず相手のありのま まを受け止める「太陽と北風」の 太陽の役目となり、専門員に繋 ぎましょう。また、災害時の心 のケアは自助グループでの支援 SL※が有効です。地域の人達を 支える役割は、自身の元気を取 り戻す力にもなります。
非常時の環境を普 段の環境にどれだ け近 づ けられるか で、子どものストレ スは軽減されます。
冊子を手に取ることからあなたの 防災への第一歩が始まります。
スペースゆうにも置いております ので、是非お読みください!
※SL(シルバー・ライニング)…被災した子どもの心のケ ア・プログラム。アメリカでは 9.11 や台風カトリーヌ などの多くの被災者に実施されてきた。
Key Word Key Word
自助 グループ
仲間と共に見つめ、
自分の感情を理解する
V OICE
被災後の子どもたち の感情や行動を理解 できた。
HUGでは、これ実 際だっ たら相当まずいぞ…という 混乱を体験できた。
平時からコミュニケーション をとる大切さと周りをまきこ む力。まずは頼んでみる !
受援力の考え方と災害 時の妊婦のサポートの 大切さを知った。
東京都発行
「東京くらし防災」
2 0 0 9 年 に 設 立 し た N P O 法 人 B O N プD ロ ジ ェ ク ト では
、L I N E相 談
、メ ー ル相 談
、電 話 相 談
、面 談
、相 談室
、ネ ット
・ 街 頭 パ ト ロ ー ル
、 ア ン ケ ー ト な ど を 行 い
、 街 中 の 子 た ち の 声 を
、 フ リ ー ペ ー パ ー
『 OV CI ES
』や 講 演 会
、 イ ベ ン ト
、 ラ ジ オ な ど で お 伝 え し て い ま す
。 誰 で も い い か ら 見 つ け て ほ し い と 願 う
、居 場 所 の な い 子 たち は ど こ に で も い ま す
。 彼 女 た ち が 私 た ち の こ と を 知 る 手 段 は S N S が 主 体 と な っ て お り
、 ツ イ ッ タ ー
、 ユ ー チ ュ ー ブ
、
テ レ ビ
、 新 聞
、 友 達 や 学 校 の 先 生 か ら の 紹 介 な ど で す
。 私 た ち は 顔 が 見 え
、 姿 を 感 じ て も ら え る よ う な 支 援 者 を め ざ し
、 ホ ー ム ペ ー ジ 上 で の プ ロ フ ィ ー ル 公 開 や
、 積 極 的 な 働 き か け を 行 っ て い ま す
。
家 に 帰 れ ず
、 公 的 機 関 に も 繋 が れ な い よ う な 子 た ち の 自 立 準 備 の 施 設 と し て
、 17年
7 月 に
、「 ボ ン ド の イ エ
」を 立 ち 上 げ ま し た
。 シ ェ ル タ ー で の 一 時 保 護 は
、 絶 対 に 必 要 な も の で す が
、 婦 人 保 護 施 設 や 支 援 し て く れ る 場 所 に 女 の 子 た ち が な か な か 辿 り つ け て い な い の が 現 状 で す
。 彼 女 た ち の あ り の ま ま の 声 を 聴 き 支 援 へ と 繋 げ る た め は
、 い ろ い ろ な 状 況 や
、 問 題 の 背 景 を 知 っ て お く 必 要 が あ り
、 一 緒 に 過 ご し な が ら 時 間 を か け て 関 係 性 を つ く っ て い か な く て は な り ま せ ん
。 一 人 ひ と り に 見 合 っ た 支 援 や 専 門 機 関 な ど で
、 大 人 た ち へ 繋 い で い く こ と が 私 た ち 支 援 す る 側 の 課 題 で す
。
18 年 度 の 相 談 件 数 は
、 メ ー ル が 万1
47 11 件
、L I NE が 1 万
40 41 件
、 電 話 15 55 件、 面 談 11 49 件、 保 護 6 02 件、 同行 支援 68件
、 他 機 関 連 携 6 6 7 件 で し た
。 10〜 20代 の 女 の 子 た ち の 悩 み は 家 族 に よ る 問 題 が 多 く
、 心 の 状 態 が 不 安 定 で 寂 し さ を 感 じ て い ま す
。「 し ん ど く て 居 場 所 が な い
」「 生 ま れ て こ な け れ ば よ か っ た
」と 言 う 子 や
、眠 れ な い
、 フ ラ ッ シ ュ バ ッ ク
、 摂 食 障 害 な ど の 不 調 を 抱 え る 子 も い ま す
。 他 に も
、 性 被 害
、 ネ ッ ト 被 害
、 ス ト ー カ ー の 相 談 を さ れ る こ と が あ り ま す
。 そ し て
、「 身 近 な 人 に は 知 ら れ た く な い
」と 相 談 を し た が ら な い 子 や
、
「 学 校 の 先 生 に 話 す と 内 容 が 親 に 伝 わ っ て
、 更 に ひ ど い 目 に 遭 う の で は な い か
」
「 も し
、 ち ゃ ん と 保 護 し て く れ な か っ た ら
…
」と 公 的 機 関 へ の 相 談 を 敬 遠 す る 子 も 少 な く あ り ま せ ん
。
彼 女 た ち の 中 に は
、 学 費 や 生 活 費 の た め に ア ル バ イ ト を 探 し
、J K ビ ジ ネ ス を 選 ん で し ま う 子 が い ま す
。S N S や 街 で 出 会 う 人 た ち が
、 彼 女 た ち の 弱 み や 寂 し さ に 言 葉 巧 み に つ け 込 ん で く る の で す
。 私 た ち に 求 め ら れ る の は
、 危 険 を 冒 し て し ま う 彼 女 た ち を 責 め る こ と で は な く
、 寄 り 添 っ て 話 を 聴 く こ と で す
。 中 に は
、 今 は ま だ 相 談 す る こ と を 望 ん で い な い 子 も い る で し ょ う
。 し か し
、 困 っ て い た り
、 悩 ん で い た り す る こ と に 変 わ り あ り ま せ ん
。 彼 女 た ち に は
、 居 場 所 や 相 談 に 踏 み 切 る き っ か け が 必 要 で す
。 み な さ ん も 悩 み を 抱 え る 子 た ち へ の ア ン テ ナ を 立 て
、 彼 女 た ち を き ち ん と 知 ろ う と し て あ げ て く だ さ い
。 そ し て
、 話 を 聴 い た と き は
、 独 り で 抱 え 込 ま ず に
、 相 談 機 関 や
、 専 門 家 へ 繋 げ て い っ て い た だ き た い と 思 い ま す
。
生 き づ ら さ を 抱 え
、 居 場 所 な く 彷 徨 う 10 代
〜 20 代 の「 漂 流 少 女
」。 彼 女 た ち を 様 々 な か た ち で 支 え る
、N P O 法 人 B O N D プ ロ ジ ェ ク ト 代 表 の 橘 ジ ュ ン さ ん と
、 統 括 の K E N さ ん を 講 師 に お 招 き し た 講 座 の 内 容 を ご 紹 介 し ま す
。
漂 流
す る 少 女 た ち
漂 流
す る 少 女 た ち
〜 J K ビ ジ ネ ス の 背 景
〜
児童の性を売り物とする営業の一 つで、主として「JK」、すなわち
「女子高校生」などの児童を雇い、表 向きには性的サービスを行わない健 全な営業を装いながら、「裏オプシ ョン」などと称し、性的なサービス を客に提供させるものが存在してお り、繁華街を抱える大都市を中心 に、多様な形態で現れている。
(平成 29 年 3 月内閣府「若年層を対象とした 性的な暴力の現状と課題」より抜粋)
啓 発 講 座
JKビジネスとは
虐 待、家出、貧困など、「生きづらさ」
を抱える10代20代の女の子を支援するた め、2009年に設立。「聴く、伝える、繋ぐ」
をモットーに、少女たちの声を聴き、支 援 へと繋いでいる。代 表の橘ジュンの著 書に、『漂 流 少女 ~夜の街に居場所を求 め て~ 』( 太 郎 次 郎 社 エ デ ィ タ ス )、
『VOlCE S~キミの声を伝える~』(グラ フ社)、『最下層女子高生~無関心社会の 罪~』(小学館新書)がある。
bond project HP ▼
http://www.bondproject.jp/
心の状態
情緒不安定、寂しい、
苦しい、しんどい、怖い、
居場所がない、自責感
NPO法人 BONDプロジェクト 少女たちの抱える問題の背景 (複数回答)
2017年度bond面談・電話相談より
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 ( 件 )
そ の 他 近 況 報 告 貧 困 性 被 害 援 助 交 際 家 出 ス ト ー カ ー 薬 物 犯 罪 被 害 ネ ッ ト 被 害 引 き こ も り 妊 娠・ 出 産・ 中 絶 L G B T 連 帯 虐 待 家 族 学 校 仕 事 対 人 暮 ら し 健 康 問 題 障 が い 自 傷 行 為 自 殺 願 望 メ ン タ ル ヘ ル ス 心 の 状 態
メンタルヘルス 精神疾患、不眠、フラッ シュバック、トラウマ、
依存症、摂食障害 性被害
虐待、レイプ、セクハラ、
強制わいせつ
2,997 2,528
1,965 1,970
966 526
1,103 1,086 1,749
1,336 3,116
1,943
465 446 462 178379
156 17 266 688 757
1,506
452 532 93
橘ジュンさん
特 集
開催日:2019年2月2日
過去の大災害において、女性・子ども・高 齢者・障害者の声は平時以上に届かず、避 難所生活などで厳しい状況に直面しました。
そのためにも防災には女性の視点が不可欠 です。次にくる災害に備え、女性のための 防災セミナーを実施しました。
開催日:2019 年 3 月 10 日
セミナールポ
ど こ に で も い る 居 場 所 の な い 子 た ち
中 長 期 保 護 の 「 ボ ン ド の イ エ
」 私 た ち に 求 め ら れ る こ と 彼
女 た ち が 抱 え る 問 題 と 不 安
ハ グ し
7 6
印刷/株式会社 清光社 Printed in Japan 令
和 元
年 6 月 20 日 刊 行 物 登 録 番
号 31- 1- 0 2 3
発 行
/ 東 京 都 北 区 総 務 部 多 様 性 社 会 推 進 課
北区 8
ゆ う レ ポ ー ト
46
北区では、DV相談・支援強化のため、専用ダイヤルを開設 しています。専門の相談員が直接お話しを伺います。
北区DV専用 ダイヤル
( 予約不要 )☎ 03 - 3913 - 0015
受付 火~金 9~12時及び13~17時
(祝日、年末年始、施設点検日を除く)
2019年度 スペースゆう年間事業予定
「総務部 多様性社会推進課 」 を新設しました
浜田敬子講演会
講座・講演会・啓発セミナー … *は共催・連携事業
パートナーシップ事業 … 北区と、男女共同参画をめざす団体が協働 して事業を行います。[ ] は団体名
4
月
ねっとわーくまつり *
5
月
男女共同参画週間 下重暁子講演会/『ドリーム』映画会
6
月
子育てママの未来計画
[東京家政大学・板橋区・北区 共催]
7
月
パパ講演会
8
月
子育てママの未来計画
[東京家政大学・板橋区・北区 共催]
ワークライフバランス「子育て女性のための時間管理術」
[ 一般社団法人 AND MAMACO]
9
月
ワーク・ライフ・
バランス講演会 人権講演会
12
月
1
月
2
月
未来を拓くことば
~晶子も みすゞも らいてうも~パートⅡ
[ アゼリア会 ]
出前講座
3
月
スペースゆうでは、さまざまな企画を開催しています。
みなさまのご来館をお待ちしています。
2019 年 4 月 1 日より、北区役所の組織を 一部改正しました。これにより、子ども未来部 男女いきいき推進課は、総務部へ移行し、新 設された総務部 多様性社会推進課に変わりま した。男女共同参画や配偶者からの暴力防止対 策に加え、多様性を認め合う社会の推進をめざ して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
所在地:〒114-8503 東京都北区王子 1-11-1 北とぴあ 5 階 開館日:火曜日~土曜日(9 時 ~21 時)、日曜日(9 時 ~17 時)
休館日:月曜日(祝日と重なるときは翌日も休館)、祝日、年末年始
スペースゆう
(北区男女共同参画活動拠点施設)03(3913)0161 [email protected]
https://www.city.kita.tokyo.jp/tayosei/kurashi/jinken/spaceyu/
03(3913)0081 T E L:
Eメール:
H P:
F A X:
女性の活躍推進応援塾 起業家支援セミナー
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※事業名や開催時期は変更になることがあります。
一般啓発事業
女性の活躍推進応援塾 再就職支援セミナー
孫育て応援 プロジェクト
10
月
女性の活躍推進応援塾 キャリアアップ支援セミナー
子どもから親に発信して実現しよう!
「家庭内ジェンダーギャップ改革」
[NPO法人 ジェンダーイコール]
性の多様性について考えよう!
映画「性別が、ない!」上映・トークイベント [Rainbow Tokyo 北区]
DV防止
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啓発講座 月さ ん か く 大 学
パ パス ク ー ル
パパ ス ク ー ル
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子ども未来部 男女いきいき推進課
総務部 多様性社会推進課
相談はすべて無料です。秘密は厳守します。