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異文化を体験してみよう②

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Academic year: 2021

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(1)

10

異文化を体験してみよう②

ワーク1

(1) 次のルールでジャンケンゲームをやってみましょう。

   ① グループの中で、リーダーを1人、訪問者を3人決める。

   ② 訪問者は一旦退出し、その間にジャンケンのルールを確認する。

   ③  訪問者を招き入れ、リーダーのかけ声でジャンケンを繰り返す。訪問者が入っ てからは、リーダーのジャンケンのかけ声以外は、喋ってはいけない。

     但し、言葉以外の方法ならば、訪問者にルールを教えてもよい。

   ④ 訪問者は、どのようなルールでジャンケンをしていたかをあてる。

(2)ゲームの感想を書きましょう。

私は…〔 リーダー ・ 訪問者 ・ その他の人 〕(自分の役割に○)

ワーク2

(1)グループにわかれてトランプゲームを行いましょう。

   ① A・Bの2グループにわかれる。

   ②  それぞれのグループで、配付されたシートを黙読し、

ゲームのルールを確認する。(ここからは指定の言葉以 外一切話してはいけない。)

   ③  1回戦: それぞれのグループでルールを確認しなが らゲームを行う。

   ④  1回戦のそれぞれのグループの勝者(1位)の人は、

特命大使としてもう一方のグループに視察に行く。

   ⑤  2回戦: それぞれのグループのルールでゲームを行 い、もう一方のグループの特命大使はその 様子を視察する。

   ⑥  2回戦のそれぞれのグループの勝者2名(1・2位)

の人は、自分のグループが派遣した特命大使から他の グループのルールの説明をうけ(筆談のみ)、特命大使

(2)

   ⑧  3回戦目のルールをワークシートの(2)に記入する。(元のグループに残った 人は、元のルールを記入。グループ特命大使と2名は、もう一方のグループのルー ルを記入。)

   ⑨  それぞれのグループのルールが正しかったかどうかについて、答え合わせをす る。

(2)3回戦目のゲームのルールを書いてみましょう。

カード交換の方法;

「ピー」という言葉の意味;

「ポー」という言葉の意味;

ゲームの「勝ち」;

勝った人はどうするか;

普段の表情;

(3)このゲームを行った感想を書き、互いに意見を発表しましょう。

 ○  特命大使になった人:最初にもう一方のグループに行ったときの感想と、3回戦の ときの感想

 ○ 3回戦でもう一方のグループに行った人:もう一方のグループでのゲームの感想  ○  ずっと最初のグループにいた人:特命大使や他の2人がもう一方のグループに行っ

てしまったときの感想と、自分がずっと同じグループにいたことについての感想 私は…〔 特命大使・もう一方のグループに行った人・ずっと最初のグループにいた人 〕(自分の役割に○)

(4)他のグループの人や他の立場だった人の意見を聞いて、気づいたことを書きましょう。

(5)全体をとおして… このワークを行った感想を自由に書いてみましょう。

(3)

解説10

異文化を体験してみよう②

1 ねらい

 外国につながりのある生徒が増えているにもかかわらず、文化や習慣の違いから、彼ら は戸惑いや暮らしにくさを感じ、他の生徒との交流も誤解や無理解によってなかなか進ま ない状況にある。

 異文化シミュレーションゲームを行うことによって、日常的に異文化の中で暮らすこと や言葉を用いない文化理解の困難さを体験し、他者の文化を理解しようとする姿勢や異文 化を受け入れようとする姿勢を育成する。

 なお、このゲームは異文化シミュレーションゲーム「バーンガ※1」と「バファバファ※2 をもとに考案した。

※1  バーンガ … 神奈川県教育委員会「人権学習ワークシート集Ⅳ 人 権教育実践事例・指導の手引き(高校編第13集)」(p.8~p.9)参照

※2  バファバファ … 2つの文化を作り出し、擬似的に異文化体験を作 り出すことによって自分たちと異なる文化に対する感じ方、行動を 振り返り、異文化間の交流のあり方を考えるゲーム。

2 進め方

(1)ワーク1について

   ① グループ・訪問者の人数は7人以上であれば適宜でよい。

   ② リーダーは立っていて、他の人から見えやすい方がやりやすい。

     訪問者を含め、ジャンケンをする人は車座(いすを用いても良い)になる。

     訪問者は、固まって座っても離れて座ってもよい。

   ③ ジャンケンルールは、リーダーの指示で全員が同じものを出す。

     例えばリーダーが…

     •口を大きく開けたら「パー」、縦に開けたら「チョキ」、結んだら「グー」

     •足を開いたら「パー」、片方前に出したら「チョキ」、閉じたら「グー」

     • ジャンケンの掛け声の前に、「じゃあ始めるよ」というジェスチャーで、手を 頭に当てたら「パー」、鼻に当てたら「チョキ」、口に当てたら「グー」

   ④ 感想記入後、それぞれの役で意見を出し合って共有するとよい。

(2)ワーク2について

(4)

   ② Aグループ、Bグループにそれぞれゲームのルール(<別紙>参照)を配付する。

    •  【*シート*】はAグループ用、【**シート**】はBグループ用である。

異なるシートを配付することを生徒に気づかれないようにする。

    •  各シート内の 『ゲームの進め方』    は、AグループとBグループの共通のルー ルである。

    •  各シート内の 『ルール』    はAグループ・Bグループで異なるルールである。

    •  各シートは生徒それぞれに配付し、1回戦が終わるころ生徒に意識させない ようにそれとなく回収する。

   ③  Aグループ・Bグループでの一回戦の各勝者が、「特命大使」として、相手チー ム(Aグループの特命大使はBグループ、Bグループの特命大使はAグループ)

を視察する。その際、あらかじめ<別紙>【メモ用紙】を渡し、記入してよい。(1)

⑥の説明の際には、見ながら説明してもよい。

   ④  それぞれの回にかかる時間が長い場合は、2人があがって終了としてもよい。

   ⑤  3回戦終了後、(2)を記入させる。その際、3回戦目のルールなので、「特命 大使」と「もう一方のグループに行った人(2回戦の1・2位)」はもう一方のグ ループのルールを記入し、「ずっと最初のグループにいた人」は自分たちのグルー プのルールを記入して、答え合わせの際に使用する。

   ⑥  (3)感想記入後、それぞれの役で意見を出し合い、(4)に気づきをまとめさ せる。

   ⑦ 時間があれば、1回戦(それぞれのルールの下でのゲーム)を2回行ってもよい。

3 解説

(1)ワーク1について

   異文化の中でどのように行動してよいかわからないときの不安感を体験するととも に、言葉を介さずに伝える方法について考える。

(2)ワーク2について

   特命大使や2名の訪問者によって文化が伝わるということと、ルールがよくわから ないという不安感などを体験する。互いのルールへの誤解など、現実に異文化理解の 場面で起こりうることも、ゲームの進行状況によっては体験可能である。

   ゲーム中は、特定の言葉以外話してはいけないが、アイコンタクトやボディランゲー ジは可能なので、言葉を介さない意思疎通の体験も行うことができる。

   2回戦目では、特命大使は1人で別の環境に入って行くが、3回戦目は仲間が一緒 である。それぞれの時の気持ちや互いの感情についても考えてもらいたい。マイノリ ティの人たちが固まる(グループ化する)ことは、批判的に捉えられがちであるが、

文化(立場)を同じくする者同士が互いに結びつき合う気持ちについても考えるきっ かけとしたい。

(5)

<別紙>(コピー用シート)

【*シート*】

(6)

【**シート**】

(7)

【メモ用紙】

カード交換の方法:   

   

   

   

「ピー」という言葉の意味:   

「ポー」という言葉の意味:   

ゲームの「勝ち」:   

勝った人はどうするか:   

普段の表情:   

参照

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