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日本語学概論 ― ―

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Academic year: 2021

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講座

日本語学概論

―語彙分野について―

田和 真紀子

本稿は、語彙・文法分野を講義する日本語学概論2の語彙分野について、授業で取りあげる内容お よびその指導方法を伊坂淳一(2016)『新ここからはじまる日本語学』(ひつじ書房)に沿って述べるもの である。

はじめに

日本語学概論の授業は、音声・音韻に関する分野と文字・表記に関する分野について講義を行う 日本語学概論1と、語彙・意味に関する分野と文法・構文に関する分野について講義を行う日本語 学概論2とで構成され、共通テキストとして伊坂淳一(2016)『新ここからはじまる日本語学』(ひつじ 書房)を用いる。筆者は日本語学概論2を担当し、基本的に伊坂(2016)の構成に沿って語彙・意味 分野と文法・構文分野について講義を行う。

以下、本稿では、筆者が担当する「日本語学概論2」における語彙・意味分野の授業内容について、

中学高校国語科免許取得の必修科目という面から、主に中学校国語科の学習指導要領の「言葉の特 徴やきまりに関する事項」との関連を指摘しつつ、伊坂(2016)の構成に沿って述べていきたい。

1.

語彙・語彙体系

伊坂(2016)では、「日本語の語彙」の導入として、語彙・語彙体系の解説から始める。

1.1 語と語彙 1.1.1 語の集合

冒頭で語の集合の例を挙げ、その語の集合には、どのような関連性があるかを考えさせる。ここ で使用されている「語」という用語について、特に定義はされていないが、例は単語単位で挙げら れている。この「語」が実際の言語使用の中で、他の語と関連性を持っていることに触れた上で、

「語彙」について、次のように定義している。

単独の語ではなく、語の「集合」ということを考えて、それを語彙といいます。(伊坂2016:76)

また、語彙における集合の枠組みについては、次のように説明している。

ある特定の意味、文法的な機能、社会的な性質というだけでなく、ある時代、ある地域、あ

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る集団、ある世代、ある個人、ある作家、ある作品など、任意のさまざまな切り取りができま す。当然ながら、集合の枠組みが変わればその集合に所属する語も変わってきます。(伊坂 2016:76-77)

ここは、語彙分野の導入でもあり、概念的な「語彙」の理解を促すため、「語彙」・「語の集合」

という用語の歴史的背景について以下、湯浅(2002)による説明を補いたい。

湯浅(2002)によると、「語彙」が〈語の集まり〉の意味で対象化したのは、少なくとも大正期中期 以降昭和初期までで、〈語の集まり〉の意味で登録され一般化したのは、新村出(1949)『言林』からで あるという(湯浅 2002:258-259)。また、現在では一般化されているように思われている、語彙を 集合とみなす見方は、国立国語研究所の語彙調査において数学用語の「集合」の概念を導入したこ とによる。よって、語彙を集合とみる立場は、語彙調査での方法論を背景に 1957、58 年頃に確立 したと考えられる(湯浅2002:264)。

1.1.2 特定の分野の語彙

特定の分野の語彙として、伊坂(2016)は、親族語彙と感情表現語彙を紹介している。伊坂(2016)

以外の例として、前田(2002)の身体語彙および身体語彙史なども紹介する。

1.2 語彙体系

1.2.1 語形と意味の体系モデル

ここでは、オノマトペの語形による体系モデルや、楽器類に関する語彙を例とした上位語・下位 語による体系モデルなどを例として挙げている。特に上位語・下位語に関する語彙の分類体系モデ ルは、小学国語でも「ものの 名まえ」「おみせやさんごっこをしよう」(光村図書 国語科1年下)に おいて語彙理解を促すため上位語・下位語の概念が用いられている単元のため、教職課程の受講生 は正確に理解しておきたいところである。

1.2.2 さまざまな語彙体系モデル

ここでは語彙体系モデルとして、いくつか図表化されたモデルを掲載している。ただし、語彙体 系モデルとして有名な林大(1957)『講座現代国語学Ⅱことばの体系』(筑摩書房)掲載の「星図にな ぞらえた語彙表」が示されていないので、その他の語彙体系モデルとともに紹介し、語彙体系のモ デルやイメージには様々なものがあることを説明する。

2.

語彙の分類

2.1 さまざまな分類の視点

ここからは、語彙の内部分類について紹介・説明するセクションとなる。同じ語彙の中で、目的 や観点に応じて、分類の方法が異なることが理解できるようになること、分類の種類から語彙の扱 い方を知ることを目標としたい。

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2.1.1 品詞による分類

語の分類方法の一つである「品詞」は、国語科において、しばしば文法分野として扱われる。確 かに「品詞」は単語の文法的特徴による分類方法であるため、文法分野でもあり、「語の分類」と いう考え方は語彙分野のものである。特に高校の古典教育では「品詞分解」が定番となっているが、

文法としての「品詞分解」を苦手としたり嫌ったりする生徒が多い。そこで田和(2012)では、高校 の古典入門期において、まず古典本文から「現在もある語・現在にはない語」という観点から「単 語」を発見させるという、単純な二分類を行い、さらに現在もある語について古語辞典を調べるこ とにより、「現在もあるが意味の違う語」という「意味」を加味した三分類を行う。これによって、

文法の導入となる品詞分類の、さらに前段階として、「語彙」からの古典解釈を提唱した。中高国語 科教員免許を希望する教職課程の受講生に品詞分類と絡めて田和(2012)を紹介するとともに、学校 文法の「品詞分類枠」について、受講生同士で問題点を話し合わせる。

2.1.2 理解語彙・使用語彙

ここでは、聞いたり読んだりして理解できる「理解語彙」と自分も話したり書いたりして実際に 使用する「使用語彙」について、いくつか語例を挙げ、それが受講生各人の理解語彙か使用語彙か 尋ね、概念を理解させる。また「理解語彙量の発達」として坂本一郎(1984)「私の基本語彙論」より 表が掲出されており、学齢期の6歳から20歳までの語彙量の目安を知ることができるため、教職課 程の受講生には、自分が希望する学校種の年齢帯の児童・生徒の語彙量を知ることで、コミュニケ ーションを取る際の適切な語の使用を考えさせる。

2.1.3 文体による違い

日本語学において語彙を研究する上で、文体による違いとその種類を知ることは基本中の基本と なる。伊坂(2016)には、一般的に理解されている「文章語/口頭語」、「文語/口語」、「話し言葉/書 き言葉」の区分と説明があり、これらの用語と内容は、日本語学の基礎知識として覚えておいても らいたい。また、「広げよう・深めよう」のコーナーでは、『中学校学習指導要領国語篇』(以下、『中 学指導要領』)の「イ 言葉の特徴やきまりに関する事項」の「(ア) 話し言葉と書き言葉との違い、共 通語と方言の果たす役割、敬語の働きなどについて理解すること。」とあるように、「話し言葉・書 き言葉との違い」が取り上げられている。これを踏まえて、伊坂(2016)は中学校2年の指導事項「話 し言葉と書き言葉の違い、共通語と方言の果たす役割、敬語の働きなどについて理解すること。」を 引用して、「話し言葉・書き言葉」の学習が指定されていることを指摘している。ここでは、実際 の学習指導要領や解説などを資料として、日本語学と国語科との関連を教職課程の受講生に意識さ せたい。

2.2 語種

2.2.1 語の出自

ここでは、語の出自を元にした分類である語種を取り上げる。和語・漢語・外来語それぞれの説 明と混種語についての説明をした後、それぞれの語例を受講生に上げさせて、その特徴を考えさせ

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る。また、伊坂(2016)には「日本語語彙の語種構成」の表が掲載されており、「異なり語数」・「延べ 語数」という用語がここで初めて用いられている。「異なり語数」とは、特定の範囲に限定したテ キスト内で使用されている単語の総数であり、「延べ語数」は単語の種類(見出し語)の数のこと である。最近ではコーパスなどを使用する際にも必要となるため重要な用語であるが、伊坂(2016) には「異なり語数」・「延べ語数」についての説明がないため、ここで解説を補い、実際に「異なり 語数」・「延べ語数」をカウントする作業を学生に行わせることで「異なり語数」・「延べ語数」につ いて理解させたい。

2.2.2 カタカナ語

ここでいう「カタカナ語」とは、公の文書などで多用される外来語のカタカナ表記のことであり、

意味の分かりにくいカタカナ語を頻用することについての問題を指摘している。受講生にも日常で 見かける意味の分からないカタカナ語について、どのように受け止めているか、またどのような時 に問題となるかを考えさせる。

2.2.3 異なる語種間の類義語

異なる語種間で類義語の関係にあるものの意味の違いが、情意的・文体的な差となって現れるこ とを説明し、受講生には、指示対象をほぼ同じくする語において、和語・漢語・外来語という語種 の違いがどのような印象の違いにつながっているか議論させる。

3.

語の意味

3.1 「意味」の意味

3.1.1 一般的な「意味」の使われ方

日常で使用される「意味」ということばから、「意味」の用法に複数あることに気付かせ、その 中から言語研究で扱う「意味」がどれに当たり、またその定義があいまいであることを説明する。

3.1.2 「意味」の実体

語の指し示す指示対象が語の意味そのものではないこと、語の意味とは、指示対象を説明したも の、さらにいうと「意味」をことばによって説明しようとした試みの一つであることをここで理解 させる。

3.2 類義語

3.2.1 意味の比べ方

『中学指導要領』の「イ 言葉の特徴やきまりに関する事項」の(イ)に、「抽象的な概念を表す語句、

類義語と対義語、同音異義語や多義的な意味を表す語句などについて理解し、語感を磨き語彙を豊 かにすること(下線は筆者による)。」とあるように、中学国語科において、類義語と対義語の理解 は「書くこと」につながる重要事項である。また、「意味」を捉える方法として、類義語を相互に

(5)

比較し、両語の使い分けの条件を発見する方法があることを、伊坂(2016)は紹介している。

3.2.2 意味の違いの推論

類義語の意味の違いを、当てはまる構文の推論から少しずつ明らかにする方法を紹介する。ここ で紹介されている方法は、日本語学の語彙・意味分野で、語の用法を記述する際にも使用されてい るものである。

3.3 対義語

3.3.1 〈対義〉のとらえ方

「対義語」は、伊坂(2016)は、対義語には、「慣習的な認識に支えられた、いわば約束事として決 まっている」いわゆる「対となった語」という側面と、語の要素の一つを否定することによって表 される「反対の意味」を表す側面があることを指摘している。

3.3.2 対義語の類型

伊坂(2016)では、対義語の4つの型を紹介しており、指導要領にもある「対義語」を教師の側が 理解する手助けとなるであろう。

①範囲関係1―相補的関係:一方を否定すると他方になる関係

「表:裏」「有罪:無罪」

②範囲関係2―相対的関係:対極的な対象となる関係で、両極間に連続した程度性があり、一方 の否定が必ずしも他方の肯定とならない関係

「大きい:小さい」「善:悪」

③順逆関係:逆方向の動きを意味する関係

「開く:閉じる」「結ぶ:ほどく」

④対互関係:同一の事柄に対して、それを見る視点の違いから生じる反対の関係

「売る:買う」「貸す:借りる」「教える:習う」

類義語および対義語は、小学国語科から中学国語科まで取り上げられているが、日本語学概論を 受講した学生に試験で例示と説明をさせると正答率が低かったため、特に注意して指導したい部分 である。

4.

語構成と語形成

4.1 語構成

4.1.1 語構成の類型

伊坂(2016)では、以下の語構成の類型を挙げている。

①単純語:独立した1語からできている。

②合成語:2語以上が連結してできている。

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②a複合語:独立した2語の組み合わせによってできている。

②b派生語:独立した1語に補助的な意味を添える接頭辞、または接尾辞との組み合わせによっ てできている。

②c:独立した語を反復することによってできる。

4.1.2 語のつくりのとらえ方

複合語や派生語に見られるように、日本語には語と語や語と接辞を連接して、別の新しい語を作 る仕組みがあることを理解させる。新聞の見出しなどが参考例となる。

4.2 語形成 4.2.1 略語

「語構成」と「語形成」の違いは、「語構成」が語の成り立ちを「構成」として静止画的にとらえ た時の視点に立っており、「語形成」が時間経過に沿って新しい語ができる過程を表している点で ある。新語は、合成によってできる合成語だけでなく、語の縮約(すなわち「略語」)でも生じる。

4.2.2 語形成の原理

合成や縮約以外の語形成方法の紹介。学生には各方法に該当する語例を考えさせる。

「混淆・混成」contamination:既存の二語の一部を切り取り、連結させてできた語。

「逆性」back-formation:動詞から名詞が形成されるのが通常の派生過程であるが、名詞から動詞 が派生した例のように、通常とは逆の方向で発生したと考えられる語。

「語源俗解・民間語源」folk etymology 類推analogy:語源や類推によって説明づけられることによ って発生した語。

「異分析」metanalysis:ある語に対して本来とは異なる、多くは非科学的な語構成が意識されるこ

とを異分析と呼び、それによってできた語。

5.

語句・表現の変化

5.1 ことばの「乱れ」意識と変化過程

5.1.1 ことばへの意識

5.1.2 社会的な調査

「ことばが乱れている」と思っている人が一般にどのくらいいるかを、文化庁の「国語に関する 世論調査」をもとに確認する。伊坂(2016)には平成19年度の「国語が乱れていると思うか」という 質問項目の回答をグラフ化したものが掲出されている。学生には、これまで行われてきた「国語に 関する世論調査」の結果等を参考資料として追加し、学生自身の持つ国語に対する意識を確認させ る。

「広げよう・深めよう」のコーナーとして、語形の変化と語義の変化を取り上げている。「変化」

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は通時的な観点によるものなので、日本語史の範疇だが、共時的な現代日本語の現象を考える上で も有用である。以下の語形の変化と語義の変化のパターンについても授業で取り上げる。

「語形の変化」:①音の脱落、②音の添加、③音の交代、④音の融合、⑤音の転倒

「語義の変化」:①指示対象の拡大、②指示対象の縮小、③価値の上昇、④価値の下降

5.2 誤用と非誤用の境界線

5.2.1 「誤用」という意識

伊坂(2016)でも「通常の言語研究は、ことば遣いについて、正しいか、誤りかという判定をする ことはありません。」(p.130)と断っているように、記述的な言語研究では、通常ことばの正誤を扱 わない。しかし、それまで一般的とされていた語形や用法と異なるものを、「誤用」という観点か ら考えることによって、なぜそのような「誤用」が生まれたのか、言語的背景を考えるきっかけと することができる。また、教職課程の学生には、「誤用」という規範的な考え方に基づく観点は有 効である。

5.2.2 境界線上の例

ことばの正誤に関しては、昔から若年層のことばを中年層や老年層が批判するという歴史主義的 認識が存在していた。学生には、なぜ若年層の言葉が「誤用」と思われるのかについて考えさせた い。

6.

ことばと社会

6.1 ことばの社会的変異 6.1.1 『蝸牛考』

ことばの社会的変異、すなわち方言の導入として、方言学(方言地理学)の古典・柳田國男(1875 -1962)『蝸牛考』を取り上げる。柳田の『蝸牛考』と「方言周圏論」は、日本語学の基礎知識とし て、教員採用試験の国語科の専門知識で過去に問われたこともある。方言地理学への理解と、古典 といわれるものの知識を身につけさせたい。

6.1.2 ことばのバリエーション

ここでは方言分布と、ことばの地域差や年齢差などによるさまざまなバリエーションを取り上げ る。方言については、『中学指導要領』の「イ 言葉の特徴やきまりに関する事項」の(ア)に「共通 語と方言の果たす役割」について理解するという文言があるように、国語科では基本的に教育言 語・教室言語としての共通語の習得が目標とされるが、一方で方言は自分の生まれ育った地域のこ とばでありアイデンティティとなるものである。これを指導することになる教職課程の学生には、

特にそれぞれの言語としての特徴と役割を理解させたい。

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6.2 集団語

6.2.1 集団語の性格

「集団語」に関する用語を確認する。

「集団語」:特定の社会集団や専門分野に関わる人々の集まりに特有のことば。

「位相語」:社会的な属性の違いに基づいた集団に特徴的に見られることばの特性。

現在では、「位相語」よりも「集団語」の方が、広く範囲に用いることができる用語である。特 にネット上のスラングなど、ことばの使用される「場」がネットワーク社会にまで拡大している現 代は、社会的な属性の違いに限定された「位相語」では対応できない。警察用語や若者語のような

「集団語」の例をここでは挙げて、その特徴について考えさせる。

6.2.2 女房詞

歴史的な集団語として、中世を中心として使用された「女房詞」を紹介する。時代や背景が異な るとは言え、女性社会の集団語という意味では、本学の学生にとっても親しみを感じると考えられ る。通時的観点から集団語を考えるヒントとして女房詞を紹介する。

7.

語句・表現とイメージ

7.1 語句・表現の印象

7.1.1 語句・表現の印象

7.1.2 心理的印象の測定

7.1.3 直感的な印象と語句の性格

7.1.1で挙げられていた事例の語句・表現の印象を、セマンティック・ディファレンシャル法によ

って調査し、調査結果を掲出している。受講者には、この調査結果と自分の印象とを対照させ、文 章から受ける印象について考えさせる。

7.2 語句・表現と人物像

7.2.1 作中人物の言葉づかい

ここでは、フィクション作品に登場する人物の言葉づかいから、作中人物の人柄を類推させ、フ ィクション作品内の人物造形において言葉づかいが重要な役割を果たしていることに気づかせる。

7.2.2 古典文学の中の人物

7.2.1の作中人物の言葉づかいによる人物造形が、古典文学の中の人物の言葉づかいにも見られる

ことを指摘している。教職課程の受講生には、いわゆる「役割語」が、古典作品にも見られるとい うことは、中学高校の古典の授業において応用できる部分であることに気付かせたい。

(9)

おわりに

以上のように、日本語学概論の語彙分野として、伊坂(2016)に基づき、授業で取り上げるべき用 語・トピックと、想定される授業での取り上げ方について述べてきた。

本学では、担当分野(日本語学)への興味を喚起し、どのような学問分野であるかを知る授業は、

1年次に履修する「日本語学入門・基礎」ですでに終了しており、日本語日本文学科の学生が標準2 年次に履修する「日本語学概論1・2」では、より専門的な知識を習得することを目的とする。その 目的に適った内容を意識して授業を進めていきたい。

参考引用文献

伊坂淳一(2016)『新ここからはじまる日本語学』ひつじ書房

北原保雄監修・斎藤倫明編(2002)『朝倉日本語講座4 語彙・意味』朝倉書店 斎藤倫明・石井正彦編(2011)『これからの語彙論』ひつじ書房

田和真紀子(2012)「語彙から入門する古典教育―『伊勢物語』の「ゐる」の意味分析を例として―」『文学・語学』203 前田富祺(2002)「第11章 語彙史」北原保雄監修・斎藤倫明編(2002)『朝倉日本語講座4 語彙・意味』朝倉書店 文部科学省(2008)『中学校学習指導要領解説国語編』(2017 4 月現在、ネット公開中。http://www.mext.go.jp/

component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2014/04/15/1234912_2_1.pdf)

湯浅茂雄(2002)「第12章 語彙研究史」北原保雄監修・斎藤倫明編(2002)『朝倉日本語講座4 語彙・意味』朝倉書

参照

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