rw diff
樋口さぶろお
龍谷大学理工学部数理情報学科
計算科学☆演習II L09(2015-06-12 Fri)
最終更新: Time-stamp: ”2015-06-12 Fri 08:53 JST hig”
今日の目標
rw / diffが,それぞれラグランジュ / オイラー, 標本ナントカ と 母ナントカであることを説明 できる.
確率変数 R とQ=f(R) の確率密度関数の関
係が説明できる http://hig3.net
略解:連続型確率変数と擬似乱数
L09-Q2
Quiz解答:連続値確率変数の母平均値と母分散
1 E[X] = 54.
2 V[X] = 3748. L09-Q3
Quiz解答:連続的な値をとる疑似乱数
1 d o u b l e g e t r a n d o m (d o u b l e y ){
2 d o u b l e r ;
3 i f( y<1 . 0 / 3 ){
4 r =3.0/4∗y + 1 . 0 / 4 ;
5 } e l s e {
6 r = 3 . 0 / 8∗( y−1 ) + 3 . 0 / 4 ;
7 }
8 r e t u r n r ;
9 }
L09-Q5
Quiz解答:連続的な値をとる疑似乱数
g(y) =
{10y (0≤y < 15)
1
4(y−15) + 2 (15 ≤y <1)
http://hig3.net → 計算科学☆演習IIに類題の動画解説あります.
確率変数の変数変換・rwとdiff 確率変数の変数変換
ここまで来たよ
1 略解:連続型確率変数と擬似乱数
2 確率変数の変数変換・rwとdiff 確率変数の変数変換
3 rwとdiff
rwはラグランジュ表現, diffはオイラー表現 rwは標本ナントカ, diffは母ナントカ
変数変換 例で考えます.
Q: 連続型確率変数(‘正方形クッキーの面積 or クッキー生地の質量’).
確率密度関数
fQ(q) = {1
36 (64≤q <100) 0 (他)
R=g(Q) =√
Q: これも連続型確率変数(‘クッキーの一辺’), 問
確率密度関数fR(r) =?
Excel に貼った標本
Q R=√
Q
81 9.00
96 9.80
... ...
64 8.00
確率変数の変数変換・rwとdiff 確率変数の変数変換
L09-Q1
クッキーの一辺
1 確率密度関数から E[R]を計算しよう.
2 確率密度関数から R <9となる確率を求めよう.
3 R の標本 8,8,8.5,9,9.5 から E[R]を推定しよう.
4 Qの標本 64,64,81,81,81 からE[R]を推定しよう.
Rの確率密度関数fR(r)は?
原理
P(g(a)≤R < g(b)) =P(a≤Q < b)
∫ g(b)
g(a)
fR(r) dr=
∫ b
a
fQ(q) dq
確率変数の変数変換・rwとdiff 確率変数の変数変換
確率密度関数の原理+おぼえ方 f(r) drは変数変換しても不変
f
R(r) dr = f
Q(q) dq
fR(r) = 1
dr
dq(q)fQ(q) ただし,右辺でq =g−1(r).
確率変数の変数変換・rwとdiff 確率変数の変数変換
cont1 の種明かし
getrandom で[0,1)一様乱数Y(=Q) から別の乱数 R を生成するのは, 実はこれ利用してた.
fQ(q) =fY(y) = {
1 (0≤y <1) 0 (他)
r=g(y) =Ay+B.
fR(r) = {1
g′ ·1 = A1 (B≤r < A+B)
0 (他)
fQ(q) =c(定数)のとき,fR(r) = gの傾きc
横軸 q,縦軸 r,グラフ r=r(q) =g(q).
1 y
1 2 s
1 y
1 2 s
1 y
1 2 s
1 y
1 2 s
gの傾き大⇔
fR(r) 小.
確率変数の変数変換・rwとdiff 確率変数の変数変換
L09-Q2
Quiz(確率変数の変換)
[0,1)一様分布に従う連続型確率変数 Y と,R=g(Y) = eY で定まる連 続型確率変数 R を考える.
1 E[R2]を求めよう.
2 R <2 となる確率を求めよう.
3 R の確率密度関数 fR(r) を求めよう.
ここまで来たよ
1 略解:連続型確率変数と擬似乱数
2 確率変数の変数変換・rwとdiff 確率変数の変数変換
3 rwとdiff
rwはラグランジュ表現, diffはオイラー表現 rwは標本ナントカ, diffは母ナントカ
rwとdiff rwはラグランジュ表現, diffはオイラー表現
ラグランジュ表現
確率は忘れて,ウォーカーが大勢(下では6人)いる状況を考えよう.
ラグランジュ表現 数式的
x(m)(t): ウォーカー番号m番の,時刻 t の座標. 上の状況なら
x(0)(t) = 1, x(1)(t) = 2, x(2)(t) = 2, x(3)(t) = 3, x(4)(t) = 1, x(5)(t) = 2.
C的
x[m] ウォーカー番号m番の座標(時刻 tとともに,この変数を更新) int x[6]; /*配列の宣言*/
または,
int x[]={1,2,2,3,1,2};/*配列の宣言兼代入*/
オイラー表現
数式的
U(x, t): 時刻 t に,座標 x にいるウォーカーの人数. 上の状況なら
U(0, t) = 0, U(1, t) = 2, U(2, t) = 3, U(3, t) = 1, U(他, t) = 0.
C的
U[x] 座標 x にいるウォーカーの人数(時刻 tとともに更新) int U[100]; /*配列の宣言. 100−1 =x座標の上限*/
または
int U[]={0,2,3,1,0,0,...};/*配列の宣言兼代入*/
rwとdiff rwはラグランジュ表現, diffはオイラー表現
ラグランジュ表現とオイラー表現の比較
ラグランジュ表現 オイラー表現
座標の値 intでもdoubleでも int限定(配列の添字) ウォーカー
の区別
あり なし
得意な問
彼はどこ ? そこに何人 ?
シューティ ング
自機,
ボスキャラ 雑魚キャラ
ブロック崩 し
弾 ブロック
テトリス 落下前 落下後
ランダムウ ォーク (例 え話)
X (t) P (x, t)
ここまで来たよ
1 略解:連続型確率変数と擬似乱数
2 確率変数の変数変換・rwとdiff 確率変数の変数変換
3 rwとdiff
rwはラグランジュ表現, diffはオイラー表現 rwは標本ナントカ, diffは母ナントカ
rwとdiff rwは標本ナントカ, diffは母ナントカ
確率の場合: UとP の対応
x(m)(t), U(x, t) で,ランダムウォークのサイズN のサンプルを表現する こともできる.
x(0)(t), x(2)(t), . . . , x(N−1)(t).
度数 U(x, t). 性質
∑∞ x=0
U(x, t) =N.
相対度数 u(x, t) = N1U(x, t). 性質
∑∞ x=0
u(x, t) = 1.
サンプルサイズ N →+∞ で, 相対度数 u(x, t) → 母分布P(x, t)
と期待されるので,P(x, t) のことを考えるのに,u, U でイメージしても いい.
rwとdiff rwは標本ナントカ, diffは母ナントカ
rw,simは標本ナントカ
サイズN の標本x(0)(t), . . . , x(N−1)(t)をまず抽出し,それを使って 母期待値E[ϕ(X(t))] を推定せよ⇝
標本期待値ϕ(X(t)) = 1
N[ϕ(x(0)(t)) +· · ·+ϕ(x(N−1)(t))].
特徴
標本を抽出するところで乱数を使用
シードごとに異なる
結果
標本ナントカを求めて推定している. 厳密な結果ではない(=統計誤 差がある). 信頼区間とか考える.
確率シミュレーション. ほぼどんな量でも計算できる.
rwとdiff rwは標本ナントカ, diffは母ナントカ
diff,diffexpectは母ナントカ 母分布 P(x, t) をまず計算し,それを使って
母期待値E[ϕ(X(t))] を計算せよ⇝ 母期待値E[ϕ(X(t))] =
+∞
∑
x=−∞
ϕ(x)P(x, t).
特徴
漸化式使用. 乱数不要. いつでも同じ結果.
母ナントカを厳密に求めている
誤差は数値計算 誤差のみ.
今後出てくるもっと難しい問題には適用できないことがある. 2人 ウォーカーとか,P(X(0) = 0かつX(10) = 5) とか出てくると計算 できない.
L09-Q3
Quiz(ラグランジュ表現とオイラー表現)
(座標が整数値のみをとる離散型の)ランダムウォークを考える.
6羽のペンギンが,座標x= 0,1,2, . . . ,9の範囲をランダムウォークする. ある時刻tに,x= 1 に2羽,x= 3 に3羽,x= 8 に1羽いるとする.
1 ラグランジュ表現を用いたとき,配列x[] のサイズはどれだけ必要 か. また,時刻tに配列の各要素はどのような値をとるか.
2 オイラー表現を用いたとき,配列 U[]のサイズはどれだけ必要か. また,時刻tに配列の各要素はどのような値をとるか.
配列のサイズとは,元の型の変数を何個集めたかという個数. int x[SIZE]; のSIZE.
rwとdiff rwは標本ナントカ, diffは母ナントカ
L09-Q4
Quiz(オイラー表現)
ランダムウォークのオイラー表現,または,拡散方程式の数値解法のプロ グラムで,時刻 t におけいて ウォーカーの座標がX(t) =x である確率 P(x, t) が,すでに計算され,配列 u[x+XOFFSET]に格納されているとす る. ただし,x=−20,−19, . . . ,14,15 .
#define XOFFSET 20 double u[36];
1 E[X(t)]を計算してdouble ex; に代入するプログラム(の一部) を 書こう.
2 P(X(t)≤5)を計算してdouble px;に代入するプログラム(の一 部) を書こう.
両者を同時に計算する1個のプログラム(の一部)でもよい.
お知らせ
Mathラウンジ=チューター 月火水木昼.
スケジュール
2015-06-24水3計算科学演習 初夏のプチテスト 30ピーナッツ出題計画
(来週確定)
u(x, t) の漸化式を数値的に解く=偏微分方程式の数値解法
(diff1,pde1)
連続型確率変数に対応する擬似乱数を生成する(cont1) 未定x1
2015-06-24水4特別講義
2015-06-24水5数理情報演習履修説明会
eラーニング予習問題ふつうのペースにもどってます. 次は2015-06-16 火23:55締切
manaba出席カード提出 https://attend.ryukoku.ac.jp