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定容燃 焼容器 による予混合乱流燃 焼 の実験的研 究

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Academic year: 2021

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(1)

走容燃焼容器による予混合乱流燃焼の実験的研究

(火炎の微視的構造 とフラクタル次元)

2 8 5

定容燃 焼容器 による予混合乱流燃 焼 の実験的研 究

(火 炎 の微視 的構造 とフラクタル次元)

友松 重樹1)・田坂 英 紀2)

Expe r i me ● nt alSt udyf orPr e mi xe dTur bul e ntCombus t i on us l ngCons t antVbl umeCombus t i onBomb

( Re l at i onbe t we e nmi c r os c opi cf l ames t r uc t ur eandf r ac t aldi me ns i on)

Shi gekiTOMOMATSU,Hi denor iTASAKA

A

bstract

Thepur pos eoft hi ss t t l dyi st hequa n t i t a t i vee va l ua t i onofr e l a t i onbe t we e nf la mes t r uc t ur ea ndt ur bul e nc e ofga snow unde rt ur bul e ntpr e m i xe dc ombus t i on.Tome a s ur es i mpl y ,c ons t a ntvol umec ombus t i o nbomb whi c hi se qul PPe dt ur bul e nc ec ont r olde vi c ei sus e d.Thea ut hor sme a s ur e dt hega snow byLa s e rDoppl e r Ve l oc i me t e r ,a ndc a l c ul a t e dt ur bul e nc ei nt e ns i t ya sc ha r a c t e r i s t i cva l ueofga snow.Fl a mes t r uc t ur ewa s me a s ur e d a sc r os ss e c t i ona li ma geby l a s e rs he e tme t hod.To e va l ua t ef la mes t r uc t ur equa n t i t a t i ve l y , pe r i phe r y/pe r i phe r yofi de a lc i r c l e ,c ha r a c t e r i s t i cofune ve nne s sa ndf r a c t a ldi me ns i onwhi c hi sc a l c ul a t ed bybox‑ c ount i ngme t hodwe r eus e d・The s eva l uee xpr e s sc ompl e xi t yofna mef r on ts ha pe.Box‑ c ou nt i ng me t hodc a ne val ua t ef la mes ha pewhi c hi sc hi ppe dof fpa r toft her i m.

Asr e s ul t s ,t hea ut hor sf わundt ha t ,i nt her a ngeof0. 1 4‑2. 1 4m/ soft ur bul e nc ei n t e ns i t y ,une ve nne s sor na mef r onti nc r e a s e dwi t ht ur bul e nc eofga snowa ndf la megr owt h.Al t hough,i ns pi t eofna mes i z e ,na me gr e wupwi t hc ons t a ntdi me ns i one ve r yt ur bul e nc ei nt e ns i t y.

Ke yWor ds :Tur bul e ntc ombus t i on,Cons t a ntvol umec ombus t i onbomb,Ga snow,Fl a mes t r uc t ur e

,

Fr a c t a ldi me ns i on

1

.まえがき とにより,乱流予混合燃焼における火炎の微視的構造 とフ ラクタル次元の関係を調査することを目的 とした.

予混合乱流燃焼において,ガス流動 と燃焼には非常に密

接な関係があ り,両者はお互いに影響を及ぼ しあっている

2.定容燃焼容器

と考えられている.特に,乱れ と燃焼の関係については様々

な研究がなされてきたが,乱流予混合燃焼における燃焼促 進機構は未だ解明されていないのが現状である.

本研究では,乱れ強 さを制御することができる定容燃焼 容器を用いて, レーザ ドップラ流速計による容器内ガス流 動計測および レーザシー ト法による火炎断面計測を行 うこ

1)

機械システム工学科助手

2 )

機械システム工学科教授

本研究で使用 した定容燃焼容器の概略図を図

1

に示す.

燃焼室は,高さ

1 2 0

… ,幅

2 4 4

… ,奥行き

1 2 0

… , 香 積約

3 3 0 0 c m

3の直方体に近い形をしてお り,上・下面および 前後の対向する側面には,幅

9 0 m

m,高さ

9 0 m

m の可視化 用観測窓が設けられている.下面の観測窓を交換すること により,燃焼実験時には点火プラグ等を取 り付けることが できる.また,燃焼室下部や側面には,プラグホール,予

(2)

2 8 6

宮 崎 大 学 工 学 部 紀 要

3 3

混合気の吸 ・排気 口などが設けられている.また,観測窓 の無い対向する側面には,ガス流動発生装置が設置 されて お り,外部のモータにより駆動 した.

( Fr o n tvi e w) Pressure i ndi cat or

Wi ndow

⊂ 幣 A: √

′.. メ

冒嗣 I I I l i ‑ I IA ‑ = ≡

i

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仁 』 も . ′ ' .

g

Fi g. 1 Cons t a ntvol umec ombu st i o nbomb

Z

iVe r ti c aldi re c ti o n

x 一 Si deyi nd o ydi re c ti o n

Fi g. 2 Me a s ur e me n tpos i t i o n

3.容器 内ガス流動計測

容器内のガス流動を把握するために,本研究では後方散 乱 レーザ ドップラ流速計を使用 し,容器側方および上方か らガス流動の

3

方向計測を行った.容器内におけるガス流 動計測位置を図 2に,計測結果の例 としてモータ軸および 側方観測窓方向の計測位置における Z方向乱れ強 さを図 3

に示す.

計測の結果,可視化範囲内では, どの計測位置 ・方向に ついても主流速は乱れ強さに対 して小 さいものであ り,そ れぞれの測定点における乱れ強 さも

3

方向についてほぼ等 しい状態になっていた.また,図

3

か らもわかるように, 乱れ強 さについては,測定位置毎の差がほとん どみ られず, 分布はほぼ一様であった.

Mot ors ha 允dke c t i on Si dewi ndoⅥ′ di r e c t i on

[S\

u I] J(1

!Su

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n q Jn ト 3 2

xOyO x Oyl OxO y20x Oy30xO y40xl OyO x20yO x30yO x 40yO

Meas u ri ngpoi nt

lmm

, r r m]

Fi g. 3 Tur bul e nc ei nt e ns i t y

4.火炎断面計測

火炎断面計測は

、N d ‑ Y A G

パルス レーザを用いた レーザ シー ト法により、点火後の設定時刻における火炎断面撮影 を行った.火炎断面計測システムの概略図を図 4に示す.

厚 さ

0 . 3

m のシー ト状にした レーザ光を容器側方より入射 して容器内にレーザシー トを形成 し,点火後の設定時刻に, 容器上方からモノクロ

C C D

カメラで撮影することにより, 火炎断面画像の撮影を行った. レーザシー ト光源には,発 光時間

5 ‑7 ns

N d ‑ Y A G

パルス レーザを使用 したため,現 象が時間的に積算されることはない.

火炎断面計測には,当量比

1

のプロパン‑空気予混合気 を用い,実験条件は,乱れ強さを

O m /

S

,0 . 1 4 m /

S

,

0

. 7 6 m /

S,

(3)

走容燃焼容器 による予混合乱流燃焼の実験的研究

(火炎の微視的構造 とフラクタル次元) 287

2 .1 4 m/

Sとし,点火後の設定時刻 に撮影を行った.

レーザシー ト法による火炎断面画像の例 として,乱れ強 さ 2.14m/S,点火後 6msの火炎断面画像 を図 5に示す.

この画像 を 2値化 し,輪郭線 を抽 出 した後,火炎形状特性 値の算出を行った.

Fi g. 5 Fl a mec r os ss e c t i o ni ma g e

本研究では,火炎の複雑 さを評価す るために,ボ ックス カ ウンテ ィング法 (1)によ り輪郭線のフラクタル次元を算 出 した.ボ ックスカ ウンテ ィング法は,碁盤の 目のように, 画像 を等間隔

8

の格子状の領域に分割 し,図形の一部が含 まれ るよ うなボ ックスの数

N

8か ら次元を推定す る方法で ある.格子間隔 ∂を変化 させてい くと

,N8

と∂には式 (

1)

が成 り立っ.

Ⅳ∂‑

C ・ ∂

β

(1)

また,フラクタル次元は, Nb‑ ∂を両対数プ ロッ トし た ときの勾配

D

であ り,式

(2)

で表 され る.

D = ‑

(2)

しか し,早い時刻に撮影 した火炎は,画像全体に対 して 小 さいものであ り, ∂の値が大きい場合 には誤差を生 じて しま うため,∂の値 を広 く変化 させて

l o gN8‑1 0 g

∂プロッ ト全体か らフラクタル次元を推定す る必要がある.また, 従来(2)

8

近傍処理によ り輪郭線の抽出を行っていたが, 格子間隔を 1画素 とした場合に,実際の輪郭線が含まれ る ボ ックスの数 と輪郭構成画素が一致するよ うにす るため,

4

近傍処理にて輪郭線を抽出 した.

既報3)において,図

6

のよ うに,l

o g N6‑1 0 g

∂は

2

つの 区間で

Na ‑C ・∂D

を満た してお り, この傾 向は,乱れ強 さを変えた場合でも全ての条件で見ることができた.この ことか ら,火炎の輪郭線画像は,

2

つのフラクタル次元を 持つ と考えら, ∂が小 さい区間のフラクタル次元はより高 い解像度で撮影 した場合には違 う値 をとる可能性があると 考えられたため,乱れ強 さ0.

7 6 m/

Sと2.1

4 m/

Sの条件につ いて,火炎を標準の約

4

倍に拡大 して撮影 を行った.

1 2 3 4

1 0ga Fi g. 6 1 0 岳

N

6‑1 0 g ∂

既報での撮影条件は 512×512

Pi xe

l,空間分解能 0.2

0.22… ,今回の空間分解能は 0.048×0.048 である.

それぞれの解像度 で撮影 した画像 か ら求 めた フラクタ ル次元の時間経過を図 7,8に示す.図中の各プロッ トは, 同一時刻 に撮影 した

1

0枚の輪郭画像か ら算出 したフラク タル次元の平均値である.また,プ ロッ トの形は乱れ強 さ を,プロッ トの色はフラクタル次元を算出 した区間を表 し てお り,

7

において白色のプロッ トは 6‑0.22‑1.76m, 黒色のプ ロッ トは 6‑1.76‑3.10mm,図

8

においては 6‑

0.048‑1.54mである.

(4)

2 8 8

宮 崎 大 学 工 学 部 紀 要

3 3

これ らの図か ら,測度 ∂が小 さい範 囲 (

a‑0 . 2 2‑

1 . 7 6 m m )

では乱れ強 さ毎のフラクタル次元にほ とん ど差は 無 く,どの時刻においても 1.1以下 となっていることがわ かった.

6

1 . 7 6 ‑3 .1 0 m

mでは,火炎がある程度成長 した

3m s

以降で,乱れ強 さが大 きい方がフラクタル次元は大 きく なってお り,乱れ強 さ毎にほぼ一定の値 となっていた.

以上の結果か ら,乱れ強 さ

0 . 1 4‑2 .1 4 m /

Sの範囲では, 乱れ強さが大きくなると火炎面上の凹凸が増加 し,火炎の 成長 とともにその凹凸は増加 してい るが,

6

1 . 7 6‑

3 . 1 0 m

では火炎は大 きさに関係 なく乱れ強 さ毎にほぼ一 定のフラクタル次元を保ち

, a‑0 . 0 4 8

1 . 7 6 m

において 火炎断面輪郭線のフラクタル次元は 1.0‑1.1の範囲でほ

とん ど変化 しないことがわかった.

u O

!S

u

atu

!P

tt3tuh

u O

!Suatu!Pt空3tuh

I . 3

1 . 2

2 4 6 8 1 0

Ti n ℃ a Re ri かt i o n l ms ] Fi g. 7 Fr ac t a l d i me n s i o n

5 10

T

ina洗e

r i g l i

t

i o n l ms ]

Fi g. 8

Fractald

i m

en

s i o n

5.

結論

定容燃焼容器 を用いて,ガス流動計測および火炎断面計 測を行い,予混合乱燃焼における乱れ強 さと火炎断面輪 郭線のフラクタル次元に関する検討を行った結果,以下の 結論を得た.

1.本研究で計測 した乱れ強 さ

0 . 1 4 ‑2 .1 4 m /

Sの範囲では, 乱れ強 さを大きくす ると火炎面上の凹凸は増加 し,火 炎の成長 とともに凹凸が増加 しているが, ∂が

1 . 7 6

上では火炎は大きさに関係なく乱れ強 さ毎にほぼ一定 のフラクタル次元を保 ち

, a‑0 . 0 4 8 ‑1 . 7 6

において火 炎断面輪郭線のフラクタル次元は

1 . 0

1 .1

の範囲であ

ることがわかった.

参考文献

1)高安秀樹,フラクタル,朝倉書店

,1 9 8 6

2)

友松重樹,田坂英紀, レーザシー ト法による火炎断面 計測 (火炎面抽出方法の検討),宮崎大学工学部紀要,

3 0

,p2 7 9 ‑ 2 8 4,2 0 01

3)

友松重樹,田坂英紀,定容燃焼容器による予混合乱流 燃焼の実験的研究 (乱れ強 さと火炎形状の評価),宮 崎大学工学部紀要,第

31

,p 2 6 7 ‑ 2 7 0 ,2 0 0 3

参照

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