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平成26年度 厚生労働科学研究費補助金(食品安全確保推進研究事業)
分担研究報告書
研究課題名 食品添加物等の遺伝毒性発がんリスク評価法に関する研究
分担研究課題名 微生物試験を用いた発がんリスクの定量的評価手法の構築
研究分担者 山田 雅巳 国立医薬品食品衛生研究所 変異遺伝部 室長
研究要旨
食品添加物のうち指定添加物に関して実施された、遺伝毒性試験データ、細菌を用いる復 帰突然変異試験・哺乳類細胞を用いる染色体異常試験・齧歯類を用いる小核試験他を一覧表 にまとめた。
A.研究目的
食品添加物等の化学物質の発がんリスク評価 を大きく左右するものとして遺伝毒性が挙げら れる。遺伝毒性の有無と、その性質、すなわち DNAとの反応性の強さは、発がんメカニズムと 密接に結び付いている。行政的には、DNA反応 性発がん物質と評価された場合はADIが設定で きず、使用を禁止するか、許容リスクレベルを考 慮した管理が必要となる。我が国においては、食 品添加物に対してこの手法が十分に検討されて いないこと、遺伝毒性試験データを発がんリスク 評価に利用するためには、試験結果の量的評価が 不可欠であることを考慮し、本研究では遺伝毒性 試験データをヒト発がんリスク評価に適切利用 するために、遺伝毒性の量的反応性を考慮した手 法の開発を目指す。
微生物を用いる変異原性試験(Ames試験)に は、本来正確な定量性は無いが、試験に供した化 学物質mg当たりの復帰変異コロニー数を『比活 性値』として、この値が1,000を超えるものは非 常に強いとするなど、変異原性の強さの目安にし ている。昨年度、IARCがヒトに発がん性がある としている物質等のうち28個について発がん性 の強さの指標TD50値とAmes試験の比活性値を 調べたところ、比活性値が1,000を超えることが
高い発がんリスクの指標になっていることが示 唆された。
最終年度は、食品添加物の遺伝毒性試験既存デ ータをin vitro、in vivo合わせて一覧表にした。
B.研究方法
平成25年8月6日現在の指定添加物について、こ れまで実施された細菌を用いる復帰突然変異試 験(Ames試験)、哺乳類培養細胞を用いる染色 体異常試験、齧歯類を用いる小核試験、及び、一 部実施されているコメット試験、トランスジェニ ック動物遺伝子突然変異試験(TG試験)の結果
(陽性、陰性の別)を一覧表にした。出典は以下 のとおり。
石館基、吉川邦衛、祖父尼俊雄、食品添加物の 変異原性試験成績(その1−9)、変異原と毒性、
第12集及び 4、5、トキシコロジーフォーラム 6
−10
Hayashi et al. Food Chem Toxicol、 26、
485-500 (1988)
藤田博 他、Salmonella typhimurium TA97、
TA102、を用いた食品添加物の変異原性試験
(第1−10報)東京都立衛生研究所年報
厚生労働省実施のGLPに則した変異原性試験
(倫理面への配慮)
36 該当しない研究である。
C.研究結果 1)概要
食品添加物のうち、指定添加物436品目(一部 混合物等を含む)について実施されていた遺伝毒 性試験結果を表1にまとめた。293品目について は、Ames試験と染色体異常試験が実施され、91 品目についてin vivoの小核試験が実施されてい た。3つの試験がいずれも実施されているのは、
55品目だった。12品目については肝臓と消化器
(胃もしくは大腸)を対象にTG試験が実施され ていた。結果はいずれも陰性となっている。
2)陽性データについて
着色料のうち4品目についてはコメット試験で DNA損傷性を調べており、赤色104号と赤色105 号は陽性の結果であったが、TG試験の結果は陰 性だった。Ames試験陽性は16品目、染色体異常 試験陽性は43品目、in vivo小核試験陽性は6品目 で、3試験が共に陽性なのは4品目にとどまった。
3)陰性データについて
Ames試験と染色体異常試験が実施されている
293品目のうち、両試験が陰性だったものは233 品目(約80%)だった。その中で13品目について は小核試験が実施されているがいずれも陰性だ った。
D.考察
従来の手法で実施された食品添加物の安全性 評価のうち遺伝毒性に関するものをまとめた。従 来の手法とは、まずin vitroの二試験をスクリー ニングとして実施し、陽性になったものの結果を 精査して、in vivoの小核試験を実施するという ものである。さらに、約10年前からin vivoの遺 伝子突然変異を調べる系としてTG試験が導入さ れ、最終的に遺伝毒性の有無を決定する手法にな っている。現時点では12品目について実施され、
陽性の結果になった品目はまだ無い。マルトール のようにAmes試験、染色体異常試験、in vivo小 核試験が陽性になったものでも、TG試験が陰性 であれば、生体にとって問題となる遺伝毒性は否
定されるストラテジーである。
微生物を用いる遺伝毒性試験、すなわちAmes 試験を用いて発がんの定量性を論じる場合、対象 になるのはAmes試験陽性の場合である。既存の データよりAmes試験が実施されている316品目 のうち陽性だったのは15品目、約5%である。一 方、昨年度、IARCのGroup1のカテゴリーの化学 物質について調べた結果、Ames試験の比活性値 がある17物質のうち、1,000を超えるものが15物 質と、大半を占めていた。以上をまとめると次の 3点になる。
1. Ames試験、染色体異常試験、小核試験が
いずれも陽性であった場合でも、TG試験 が陰性であれば、少なくとも食品添加物の 場合生体にとって問題となる遺伝毒性は 否定されている。
2. Ames試験が陽性になる食品添加物は、既
存データより5%程度と推察される。
3. Ames試験の比活性値が1000を超える場
合、発がん性を持つ可能性が高いと考えら れる。
つまり、Ames試験で陽性になる食品添加物の 数は限られ、最終的にはTG試験で確認すること
からAmes試験に細かい定量性を求める必要は
なく、従来どおり比活性値を目安に次の評価ステ ップに進むことが妥当であると考える。
TG試験による遺伝毒性から発がん性を定量的 に予測する手法についての詳細は、他の分担研究 報告書を参照されたい。
E.結論
指定添加物436品目についての遺伝毒性試験デ ータをまとめた。微生物を用いる遺伝毒性試験に は、定量性を求めるよりもスクリーニングとして 用いる従来のストラテジーでの位置づけが妥当 であると考える。
F.健康危険情報 特になし
G.研究発表
37 1. 論文発表
1) Takeiri A, Wada NA, Motoyama S, Matsuzaki K, Tateishi H, Matsumoto K, Niimi N, Sassa A, Grúz P, Masumura K, Yamada M, Mishima M, Jishage K, Nohmi T: In vivo evidence that DNA polymerase kappa is responsible for error-free bypass across DNA cross-links induced by mitomycin C. DNA Repair, 24, 113-21, 2014.
2. 学会発表
1) 堀妃佐子,田中康浩,堤絵梨,百南綾華,増 村健一,山田雅巳,藤居亙,北川義徳:DMH を用いた F344 系統 gpt delta ラット突然 変異試験と小核試験(末梢血、骨髄、肝臓、
大腸)の統合法の検討. 日本環境変異原学会 第43回大会(2014.12、東京).
2) 山田雅巳,堀端克良,鵜飼明子,木本崇文,
千藏さつき,伊東悟,武藤重治,宇野芳文,
真田尚和,高島理恵,志賀野美幸,高沢博修,
濵田修一,山本美佳,堀妃佐子,堤絵梨,和 田邦生,前田晃央,小坂瑞樹,木村葵,菊月 隆太,荻原庸介,京谷恭弘,足立秀樹,上松
泰明,吉田唯真,成見香瑞範,福田隆之,鈴 木裕太,後藤玄,森田健,本間正充:
Pig-a/PIGRETアッセイに関する短期試験へ
の有用性:MMS共同研究報告. 日本環境変 異原学会第43回大会(2014.12、東京).
3) 須井哉,川上久美子,根岸沙記,増渕恵美,
園原啓太,山田雅巳:ハイ・スループット微 生物遺伝毒性試験法の検討9. 日本環境変異 原学会第43回大会(2014.12、東京).
4) Yamada M、Takamune M、Matsuda T.:
Novel mutation assay with non-selective protocol using a next-generation DNA sequencer. 4th Asian Conference for
Environmental Mutagen Society (2014.12、
Kolkata、India).
H.知的財産権の出願・登録状況 1. 特許取得
なし
2. 実用新案登録 なし
3.その他
なし
38 表1 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(1)
No. 食品添加物 名称 Ames 遺伝毒性試験 CA MN TG 備考(TG対象臓器)
1 亜鉛塩類 (グルコン酸亜鉛及び硫酸
亜鉛に限る。) − −
2 亜塩素酸水
3 亜塩素酸ナトリウム +/− + + 4 亜酸化窒素
5 アジピン酸 − −
6 亜硝酸ナトリウム +/− + − − 肝臓、胃(腺胃)
7 L−アスコルビン酸 − − 8 L−アスコルビン酸カルシウム
9 L−アスコルビン酸2−グルコシド 10 L−アスコルビン酸ステアリン酸エ
ステル − −
11 L−アスコルビン酸ナトリウム − − − 12 L−アスコルビン酸パルミチン酸エ
ステル − −
13 L−アスパラギン酸ナトリウム − − 14 アスパルテーム − − 15 アセスルファムカリウム
16 アセチル化アジピン酸架橋デンプン 17 アセチル化酸化デンプン
18 アセチル化リン酸架橋デンプン 19 アセトアルデヒド
20 アセト酢酸エチル − − 21 アセトフェノン −
22 アセトン − +
23 アゾキシストロビン
24 アニスアルデヒド − − 25 (3−アミノ−3−カルボキシプロピ
ル)ジメチルスルホニウム塩 − − − 26 アミルアルコール
27 α−アミルシンナムアルデヒド − − 28 DL−アラニン − − 29 亜硫酸ナトリウム − − 30 L−アルギニン L −グルタミン酸塩 − − 31 アルギン酸アンモニウム
32 アルギン酸カリウム 33 アルギン酸カルシウム
34 アルギン酸ナトリウム − − 35 アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル − −
36 安息香酸 − −
37 安息香酸ナトリウム − + − 38 アントラニル酸メチル − +
39 アンモニア −
40 イオノン − −
41 イオン交換樹脂
42 イソアミルアルコ−ル − − 43 イソオイゲノール − − 44 イソ吉草酸イソアミル − − 45 イソ吉草酸エチル − −
46 イソキノリン + −
47 イソチオシアネート類 −
48 イソチオシアン酸アリル − +
39 表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(2)
No. 食品添加物 名称 Ames 遺伝毒性試験 CA MN TG 備考(TG対象臓器)
49 イソバレルアルデヒド 50 イソブタノール 51 イソブチルアルデヒド 52 イソプロパノール
53 イソペンチルアミン + + + 54 L−イソロイシン − −
55 5'−イノシン酸二ナトリウム − + −
56 イマザリル −
57 インド−ル及びその誘導体 − −
58 5'−ウリジル酸二ナトリウム − + −
59 γ−ウンデカラクトン − − − 60 エステルガム − −
61
エステル類 ※アントラニル酸シン ナミル,カプリル酸エチル,カプロン
酸アリル,カプロン酸エチル − − 62
2−エチル−3,5−ジメチルピラジン 及び2−エチル−3,6−ジメチルピラ ジンの混合物
63 エチルバニリン − −
64 2−エチルピラジン −
65 3−エチルピリジン +
66 2−エチル−3−メチルピラジン
67 2−エチル−5−メチルピラジン
68 2−エチル−6−メチルピラジン
69 5−エチル−2−メチルピリジン
70 エチレンジアミン四酢酸カルシウム
ニナトリウム − −
71 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム − 72 エーテル類
73 エリソルビン酸 +/− − − − 肝臓、胃(腺胃)
74 エリソルビン酸ナトリウム − − 75 エルゴカルシフェロール − −
76 塩化アンモニウム − + − 77 塩化カリウム − −
78 塩化カルシウム − −
79 塩化第二鉄 − −
80 塩化マグネシウム − −
81 塩酸 −
82 オイゲノール − + − 83 オクタナール − −
84 オクタン酸エチル − − 85 オクテニルコハク酸デンプンナトリ
ウム
86 オルトフェニルフェノール及びオル
トフェニルフェノールナトリウム − 87 オレイン酸ナトリウム −
88 過酸化水素 − + −
89 過酸化ベンゾイル − − 90 カゼインナトリウム − − 91 過硫酸アンモニウム − − 92 カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム − −
40 表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(3)
No. 食品添加物 名称 遺伝毒性試験 備考(TG対象臓器)
Ames CA MN TG
93 カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム − −
94 β―カロテン − ± 95 ギ酸イソアミル − − 96 ギ酸ゲラニル − − 97 ギ酸シトロネリル − − 98 キシリトール
99 5'−グアニル酸二ナトリウム − −
100 クエン酸 − −
101 クエン酸イソプロピル − 102 クエン酸一カリウム及びクエン酸三
カリウム − −
103 クエン酸カルシウム − − 104 クエン酸第一鉄ナトリウム − + 105 クエン酸鉄 − − 106 クエン酸鉄アンモニウム − − 107 クエン酸三ナトリウム − −
108 グリシン − −
109 グリセリン − − 110 グリセリン脂肪酸エステル − − 111 グリセロリン酸カルシウム − −
112 グリチルリチン酸二ナトリウム − + − 113 グルコノデルタラクトン − −
114 グルコン酸 − − 115 グルコン酸カリウム − 116 グルコン酸カルシウム − − 117 グルコン酸第一鉄 − + 118 グルコン酸ナトリウム
119 L−グルタミン酸 − − 120 L−グルタミン酸アンモニウム
121 L−グルタミン酸カリウム − − 122 L−グルタミン酸カルシウム
123 L−グルタミン酸ナトリウム − − 124 L−グルタミン酸マグネシウム
125 ケイ酸カルシウム 126 ケイ酸マグネシウム
127 ケイ皮酸 − −
128 ケイ皮酸エチル − − 129 ケイ皮酸メチル − + 130 ケトン類
131 ゲラニオール − −
132 高度サラシ粉 +/− + −
133 コハク酸 − −
134 コハク酸一ナトリウム − − 135 コハク酸二ナトリウム − ± 136 コレカルシフェロ−ル − − 137 コンドロイチン硫酸ナトリウム − − 138 酢酸イソアミル − −
139 酢酸エチル − + − 140 酢酸ゲラニル − −
141 酢酸シクロヘキシル − −
41 表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(4)
No. 食品添加物 名称 遺伝毒性試験 備考(TG対象臓器)
Ames CA MN TG
142 酢酸シトロネリル − − 143 酢酸シンナミル − + 144 酢酸テルピニル − − 145 酢酸デンプン
146 酢酸ナトリウム − − 147 酢酸ビニル樹脂 − − 148 酢酸フェネチル − − 149 酢酸ブチル − − 150 酢酸ベンジル − − 151 酢酸 L−メンチル − − 152 酢酸リナリル − − 153 サッカリン − − 154 サッカリンカルシウム
155 サッカリンナトリウム − + − 156 サリチル酸メチル − −
157 酸化デンプン
158 酸化マグネシウム − −
159 三二酸化鉄 − − − 160 次亜塩素酸水
161 次亜塩素酸ナトリウム +/− + − 162 次亜硫酸ナトリウム − −
163 2,3−ジエチル−5−メチルピラジン −
164 シクロヘキシルプロピオン酸アリル − −
165 L−システイン塩酸塩 + + − − 肝臓、胃(腺胃)
166 5'−シチジル酸二ナトリウム − + −
167 シトラール − −
168 シトロネラール − − − 169 シトロネロール − −
170 1,8−シネオール − −
171 ジフェニル − − 172 ジブチルヒドロキシトルエン − − 173 ジベンゾイルチアミン − − 174 ジベンゾイルチアミン塩酸塩 − − 175 脂肪酸類
176 脂肪族高級アルコール類 − 177 脂肪族高級アルデヒド類
178 脂肪族高級炭化水素類
179 2,3−ジメチルピラジン −
180 2,5−ジメチルピラジン −
181 2,6−ジメチルピラジン −
182 2,6−ジメチルピリジン − −
183 シュウ酸 − −
184 臭素酸カリウム +/− + + 185 DL−酒石酸 − −
186 L−酒石酸 − − 187 DL−酒石酸水素カリウム − − 188 L−酒石酸水素カリウム − − 189 DL−酒石酸ナトリウム
190 L−酒石酸ナトリウム − + − 191 硝酸カリウム − −
192 硝酸ナトリウム − + − 193 食用赤色2号及びそのア ルミニウムレーキ − +
194 食用赤色3号及びそのア ルミニウムレーキ − + −
42 表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(5)
No. 食品添加物 名称 Ames 遺伝毒性試験 CA MN TG 備考(TG対象臓器)
195 食 用 赤 色 40 号 及 び そ の
ア ルミニウムレーキ#1 − − − 肝臓、大腸 196 食用赤色102号#2 − + − − 肝臓、胃(腺胃)
197 食用赤色104号#3 − − − 肝臓、胃(腺胃)
198 食用赤色105号#4 − − − 肝臓、胃(腺胃)
199 食用赤色106号 − + − 200 食用黄色4号及びそのアルミニウム
レーキ − + −
201 食用黄色5号及びそのアルミニウム
レーキ − + −
202 食用緑色3号及びそのアルミニウム
レーキ − − −
203 食用青色1号及びそのアルミニウム
レーキ − + −
204 食用青色2号及びそのアルミニウム
レーキ − −
205 ショ糖脂肪酸エステル − ± 206 シリコーン樹脂 − − 207 シンナミルアルコール − +
208 シンナムアルデヒド +/− + − − 肝臓、小腸(空腸)
209 水酸化カリウム −
210 水酸化カルシウム − − 211 水酸化ナトリウム −
212 水酸化マグネシウム 213 スクラロース 214 ステアリン酸カルシウム 215 ステアリン酸マグネシウム
216 ステアロイル乳酸カルシウム − − 217 ステアロイル乳酸ナトリウム
218 ソルビタン脂肪酸エステル − ± 219 D−ソルビトール − − 220 ソルビン酸 − −
221 ソルビン酸カリウム − + − 222 ソルビン酸カルシウム
223 炭酸アンモニウム − − 224 炭酸カリウム (無水) − − 225 炭酸カルシウム − + 226 炭酸水素アンモニウム − − 227 炭酸水素ナトリウム − − 228 炭酸ナトリウム − − 229 炭酸マグネシウム − − 230 チアベンダゾール − − 231 チアミン塩酸塩 − − 232 チアミン硝酸塩 − − 233 チアミンセチル硫酸塩 − − 234 チアミンチオシアン酸塩
235 チアミンナフタレン−1,5−ジスルホ
ン酸塩 − −
236 チアミンラウリル硫酸塩 − − 237 チオエーテル類 (毒性が激しいと
一般に認められるものを
238 チオール類(毒性が激しいと一般に認 められるものを除く。)
43 表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(6)
No. 食品添加物 名称 Ames 遺伝毒性試験 CA MN TG 備考(TG対象臓器)
239 L−テアニン − − 240 デカナール − − 241 デカノール − − 242 デカン酸エチル − − 243 鉄クロロフィリンナトリウム − −
244 5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン
245 2,3,5,6−テトラメチルピラジン
246 デヒドロ酢酸ナトリウム − + + 247 テルピネオール − −
248 テルペン系炭化水素類
249 デンプングリコール酸ナトリウム − − 250 銅塩類(グルコン酸銅及び硫酸銅に限
る。) −
251 銅クロロフィリンナトリウム − − 252 銅クロロフィル − − 253 dl −α−トコフェロール − − 254 トコフェロール酢酸エステル
255 d −α−トコフェロ−ル酢酸エステル
256 DL−トリプトファン − − 257 L−トリプトファン − − 258 トリメチルアミン
259 2,3,5−トリメチルピラジン
260 DL−トレオニン − − 261 L−トレオニン − − 262 ナイシン
263 ナタマイシン
264 ナトリウムメトキシド −
265 ニコチン酸 − − − 266 ニコチン酸アミド − −
267 二酸化硫黄
268 二酸化塩素 +/− − + 269 二酸化ケイ素 −
270 二酸化炭素
271 二酸化チタン − −
272 乳酸 − −
273 乳酸カリウム
274 乳酸カルシウム − −
275 乳酸鉄 +/− + − − 肝臓、腎臓 276 乳酸ナトリウム − −
277 ネオテーム
278 γ−ノナラクトン − − 279 ノルビキシンカリウム − − 280 ノルビキシンナトリウム − −
281 バニリン − −
282 パラオキシ安息香酸イソブチル − − 283 パラオキシ安息香酸イソプロピル − − 284 パラオキシ安息香酸エチル − + 285 パラオキシ安息香酸ブチル − − 286 パラオキシ安息香酸プロピル − + 287 パラメチルアセトフェノン − + 288 L−バリン − − 289 バレルアルデヒド
44
表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(7)
No. 食品添加物 名称 遺伝毒性試験 備考(TG対象臓器)
Ames CA MN TG
290 パントテン酸カルシウム − − 291 パントテン酸ナトリウム − − 292 ビオチン
293 L−ヒスチジン塩酸塩 − − 294 ビスベンチアミン − +/−
295 ビタミンA − −
296 ビタミンA脂肪酸エステル − − − 297 ヒドロキシシトロネラール − +
298 ヒドロキシシトロネラールジメチル アセタール
299 ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デ ンプン
300 ヒドロキシプロピルセルロース 301 ヒドロキシプロピルデンプン
302 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 303 ピペリジン
304 ピペロナール + − − 肝臓、腎臓 305 ピペロニルブトキシド − −
306 氷酢酸 − −
307 ピラジン −
308 ピリドキシン塩酸塩 − − 309 ピリメタニル
310 ピロ亜硫酸カリウム − − 311 ピロ亜硫酸ナトリウム − −
312 ピロリジン −
313 ピロリン酸四カリウム − − 314 ピロリン酸二水素カルシウム − − 315 ピロリン酸二水素二ナトリウム − − 316 ピロリン酸第二鉄 − − 317 ピロリン酸四ナトリウム − −
318 ピロ−ル + −
319 L−フェニルアラニン − − 320 フェニル酢酸イソアミル − − 321 フェニル酢酸イソブチル − − 322 フェニル酢酸エチル − −
323 2−(3−フェニルプロピル)ピリジン −
324 フェネチルアミン −
325 フェノ−ルエーテル類 326 フェノ−ル類
327
フェロシアン化物(フェロシアン化カ リウム、フェロシアン化カルシウム及 びフェロシアン化ナトリウムに限る)
328 ブタノール
329 ブチルアミン −
330 ブチルアルデヒド
331 ブチルヒドロキシアニソール − − −
332 フマル酸 − −
333 フマル酸一ナトリウム − − 334 フルジオキソニル
45 表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(8)
No. 食品添加物 名称 遺伝毒性試験
備考(TG対象臓器)
Ames CA MN TG
335 フ ル フ ラ ー ル 及 び そ の 誘 導 体
(毒性が激しいと一般に認められる
ものを除く。) − −
336 プロパノール
337 プロピオンアルデヒド 338 プロピオン酸
339 プロピオン酸イソアミル − − 340 プロピオン酸エチル − − 341 プロピオン酸カルシウム − − 342 プロピオン酸ナトリウム − − 343 プロピオン酸ベンジル − −
344 プロピレングリコール − + − 345 プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル − −
346 へキサン酸 − − 347 へキサン酸アリル − − 348 へキサン酸エチル − − 349 へプタン酸エチル − −
350 L−ペリルアルデヒド − + − 351 ベンジルアルコール − − − 352 ベンズアルデヒド − −
353 2−ペンタノール
354 trans−2−ペンテナール
355 L−ペンテン−3−オール + + − 356 芳香族アルコール類
357 芳香族アルデヒド類
358 没食子酸プロピル +/− + − − 肝臓、胃(腺胃)
359 ポリアクリル酸ナトリウム − − 360 ポリイソブチレン − − 361 ポリソルベート20
362 ポリソルベート60 363 ポリソルベート65 364 ポリソルベート80
365 ポリビニルポリピロリドン
366 ポリブテン − − 367 ポリリン酸カリウム − − 368 ポリリン酸ナトリウム − −
369 d−ボルネオール − −
370 マルトール +/− + + − 肝臓、胃(腺胃)
371 D−マンニトール − − 372 メタリン酸カリウム − − 373 メタリン酸ナトリウム − − 374 DL−メチオニン − − 375 L−メチオニン − −
376 N−メチルアントラニル酸メチル − −
377 5−メチルキノキサリン
378 6−メチルキノリン −
379 5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−シ
クロペンタピラジン
380 メチルセルロース − − 381 メチルβ−ナフチルケトン − −
382 2−メチルピラジン −
383 2−メチルブタノール
46
表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(9)
No. 食品添加物 名称 遺伝毒性試験 備考(TG対象臓器)
Ames CA MN TG
384 3−メチル−2−ブタノール
385 2−メチルブチルアルデヒド
386 trans−2−メチル−2−ブテナール + + −
387 3−メチル−2−ブテナール + + −
388 3−メチル−2−ブテノール + + +
389 メチルヘスペリジン − −
390 dl−メントール − −
391 l−メントール − −
392 モルホリン脂肪酸塩 − −
393 葉酸 − −
394 酪酸 − −
395 酪酸イソアミル − − 396 酪酸エチル − − 397 酪酸シクロヘキシル − − 398 酪酸ブチル − − 399 ラクトン類
400 L−リシン L−アスパラギン酸塩 − − 401 L−リシン塩酸塩 − − 402 L−リシン L−グルタミン酸塩 − − 403 リナロオール − −
404 5'−リボヌクレオチドカルシウム − −
405 5'−リボヌクレオチドニナトリウム − −
406 リボフラビン − + − 407 リボフラビン酪酸エステル − −
408 リボフラビン5'−リン酸エステルナ
トリウム +/− − −
409 硫酸 −
410 硫酸アルミニウムアンモニウム − − − 411 硫酸アルミニウムカリウム − − − 412 硫酸アンモニウム − −
413 硫酸カリウム
414 硫酸カルシウム − −
415 硫酸第一鉄 − + − 416 硫酸ナトリウム − −
417 硫酸マグネシウム − − 418 DL−リンゴ酸 − − 419 DL−リンゴ酸ナトリウム − −
420 リン酸 − −
421 リン酸架橋デンプン 422 リン酸化デンプン
423 リン酸三カリウム − 424 リン酸三カルシウム − 425 リン酸三マグネシウム
426 リン酸水素二アンモニウム − −
427 リン酸二水素アンモニウム − + − 428 リン酸水素二カリウム −
429 リン酸二水素カリウム − − 430 リン酸一水素カルシウム − − 431 リン酸二水素カルシウム − − 432 リン酸水素二ナトリウム − − 433 リン酸二水素ナトリウム −
47
表1(続き) 食品添加物の遺伝毒性試験結果一覧表(10)
No. 食品添加物 名称 Ames 遺伝毒性試験 CA MN TG 備考(TG対象臓器)
434 リン酸一水素マグネシウム
435 リン酸三ナトリウム − 436 リン酸モノエステル化リン酸架橋デ
ンプン
#1/2 コメット試験:陰性 対象臓器:肝臓、胃(腺胃)
#3 コメット試験:陽性 対象臓器:肝臓、胃(腺胃)
#4 コメット試験:陽性 対象臓器:肝臓、胃(腺胃)
48