EMC
®
BACKUP AND RECOVERY
FOR VSPEX FOR VIRTUALIZED
MICROSOFT
®
EXCHANGE 2013
バージョン 1.3
設計および実装ガイド
Copyright © 2013-2014 EMC Corporation. All rights reserved.(不許複製・禁無断転載) 5 月, 2014 発行 EMC Corporation は、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。この情報は予告なく変更される ことがあります。 この資料に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に記載される情報に関す る、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示の保証はいたし ません。
EMC²、EMC、および EMC ロゴは、米国およびその他の国における EMC Corporation の登録商標または商標です。他のすべての 名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。 ご使用の製品に関する規制等についての最新情報は、EMC オンライン サポート(https://support.emc.com)を参照してください。 EMC ジャパン株式会社 〒151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1新宿マインズタワー http://japan.emc.com お問い合わせは http://japan.emc.com/contact
はじめに 5 このガイドの目的...6 対象範囲...6 必ず読んでおくべき資料...6 ソリューション概要とサイズ設定 9 ソリューション概要とサイズ設定...10
Microsoft Exchange Server 2013 の概要... 11
EMC バックアップ/リカバリ ソリューションの概要...11
EMC Avamar 重複排除バックアップ ソフトウェアとシステム... 12
EMC Data Domain 重複排除ストレージ システム... 13
vSphere Data Protection Advanced... 13
EMC Powered バックアップ/リカバリ ソリューションのサイズ設定... 14 Exchange のバックアップ/リカバリに関する考慮事項 17 Avamar マルチストリーミングによるバックアップ... 18 増分バックアップ... 18 スクラッチ スペースのリカバリ要件...19 Exchange Server バックアップの構成 21 Avamar バックアップ戦略の概要...22 スタンドアロン環境でのオン デマンド バックアップ... 22 高可用性環境でのオン デマンド バックアップ... 22
Exchange Server 2013 DAG 環境の非統合バックアップ...23
Exchange Server 2013 DAG 環境の統合バックアップ... 24
VDP Advanced バックアップ戦略の概要... 26
VDP Advanced を使用した Exchange Server バックアップの構成... 27
Avamar および Data Domain バックアップ戦略の概要... 27
ソリューション検証の方法論 29 バックアップ/リカバリ検証の方法論... 30 Avamar のリカバリ手順... 30 VDP Advanced のリカバリ手順...31 参照資料 33 ドキュメント... 34 第 1 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章
目次
第
1 章
はじめに
u このガイドの目的...6 u 対象範囲...6 u 必ず読んでおくべき資料...6 はじめに 5このガイドの目的
このソリューション ガイドでは、VSPEX®実証済みインフラストラクチャと仮想化Microsoft Exchange のための EMC®Powered バックアップ/リカバリ ソリューションの設計、実装、サイ ズ設定の方法について説明します。
仮想化Microsoft Exchange Server 2013 向け EMC VSPEX には次の機能があります。
u 仮想化ソリューションを一貫したパフォーマンス レベルでホストできる検証済みのソリュ
ーションをお客様に提供します。
u お客様がVSPEX 実証済みインフラストラクチャで仮想化 Exchange 2013 を迅速に一貫
して導入および保護できるようにします。
u VMware vSphere または Microsoft Hyper-V 仮想化ソフトウェア上で稼働します。 u 高可用性EMC VNX®ファミリーを活用して、ストレージ レイヤーにストレージを提供しま
す。
u EMC のバックアップ/リカバリ製品 (EMC Avamar®、EMC Data Domain®、VMware VDP
(vSphere Data Protection)Advanced など)を活用します。
対象範囲
このソリューション ガイドでは、次の構成を使用して、仮想化 Exchange Server 環境の EMC Powered バックアップ/リカバリ ソリューションを設計、実装、サイズ設定する方法を説明し ています。
u VDP Advanced および Data Domain DD2200 システム。VMware vSphere 上で稼働す
るExchange Server 2013(最大 125 台の仮想マシン)を保護します。
u EMC Avamar。VMware vSphere および Microsoft Hyper-V で稼働する Exchange Server
2013 を保護します。
u EMC Avamar および EMC Data Domain システム。125 台を超える VM がある VMware
vSphere 上で稼働する Exchange Server 2013 を保護します。
u EMC Avamar および EMC Data Domain。Microsoft Hyper-V で稼働する Exchange
Server 2013 を保護します。
必ず読んでおくべき資料
EMC.com および Powerlink Web サイトで入手できる次のドキュメントに目を通すことを推奨 します。
ソリューション概要
「仮想化Exchange 2013 用 EMC VSPEX 実証済みインフラストラクチャ」ドキュメントを参考 にしてください。
Exchange 向け設計および実装ガイド
次のVSPEX 実装ガイドを参考にしてください。
u 設計ガイド: 仮想化 Microsoft Exchange 2013 用 EMC VSPEX
u 実装ガイド: VMware vSphere で仮想化された Microsoft Exchange 2013 用 EMC
VSPEX
u 実装ガイド: Microsoft Hyper-V で仮想化された Microsoft Exchange 2013 用 EMC
VSPEX
VSPEX 実証済みインフラストラクチャ
EMC コミュニティWeb サイトの VSPEX 実証済みインフラストラクチャ ドキュメントを参考にし てください。
はじめに
第
2 章
ソリューション概要とサイズ設定
この章では、このソリューションで使用されるEMC Powered バックアップ/リカバリ製品であ る仮想化Exchange Server 2013 用 VSPEX 実証済みインフラストラクチャの概要と、バック アップ/リカバリ ソリューションのサイズ設定に関する重要なガイダンスについて説明しま す。
u ソリューション概要とサイズ設定...10 u Microsoft Exchange Server 2013 の概要... 11 u EMC バックアップ/リカバリ ソリューションの概要...11
ソリューション概要とサイズ設定
次の図は、Exchange Server 2013 をサポートする VSPEX 実証済みインフラストラクチャを構 成するアーキテクチャを示しています。
この例には次のコンポーネントが含まれます。
u VMware vSphere クラスター上の 2 台の Exchange メールボックス サーバー。 u 2 台の Exchange クライアント アクセス サーバー。
u バックエンド ストレージ機能を提供するために VSPEX 実証済みインフラストラクチャの
一部として検証されたEMC VNX シリーズ。
u NFS データストアには、Exchange Server 仮想マシン ブート ボリュームが VMDK(仮想マ
シン データ ファイル)形式で格納されます。
u iSCSI ネイティブ ディスクには Exchange Server データベースとログが RDM 形式で格納
されます。
u バックアップ/リカバリ機能を提供するために VSPEX 実証済みインフラストラクチャの一
部として検証されたEMC Powered バックアップ/リカバリ システム。
図 1 仮想化 Microsoft Exchange 向け VSPEX 実証済みインフラストラクチャとサポート インフラストラ クチャ コンポーネントを含むソリューション アーキテクチャ
詳細については、「必ず読んでおくべき資料(6 ページ)」を参照してください。
Microsoft Exchange Server 2013 の概要
Microsoft Exchange Server 2013 は、企業およびお客様が共同作業と情報共有を行えるよ うにするエンタープライズ メールおよび通信システムです。 EMC は、一連のストレージ プラ ットフォーム、ソフトウェア、サービスでExchange Server 2013 を拡張します。
Exchange Server 2013 で、Microsoft は、DAG(データベース可用性グループ)やオンライン メールボックスの移動などの機能を導入することで、HA(高可用性)と DR(災害復旧)への 新しい統一されたアプローチを提示しています。 DAG 構成では、次のことができます。 u データベース レベルのレプリケーションとフェイルオーバーが実行されるメールボックス 復元構成でメールボックス サーバーを実装する。 u 各メールボックス データベースの 2 個以上のコピーを構成する。 DAG はメールボックス サーバーの障害発生中または保守中にExchange を保護しますが、他のデータベース コピーにレプリケーションされる可能性のある論理的なデータベース破損に対する保護 は提供しません。 u ポイント イン タイム リカバリ ソリューションで VSS バックアップを実装して、論理的な破 損から環境を保護する。 Exchange Server 2013 構成には、次のサーバーの役割が含まれます。 u メールボックス サーバー: メールボックスおよびパブリック フォルダーをホストします。 u クライアント アクセス サーバー: クライアント プロトコルをホストします。 たとえば、POP3
(Post Office Protocol 3)、IMAP4(Internet Message Access Protocol 4)、HTTPS(Secure Hypertext Transfer Protocol)、Outlook Anywhere、Availability service、Autodiscover service、Web service などが挙げられます。
u ハブ トランスポート サーバー: Exchange 組織内でメールをルーティングする。 u エッジ トランスポート サーバー: トポロジーの境界に配置され、Exchange 組織の送受
信メールをルーティングします。
u ユニファイド メッセージング サーバー: PBX(Private Branch eXchange)システムを
Exchange Server 2013 に接続します。
最初の3 台のサーバーの役割は、すべての Exchange 組織で必須のコンポーネントです。
EMC バックアップ/リカバリ ソリューションの概要
このセクションでは、仮想化Microsoft Exchange 2013 向け VSPEX ソリューションのバック アップ/リカバリ オプション、推奨される EMC Powered バックアップ/リカバリ構成、ガイダン スを示します。 仮想化アプリケーション環境に合わせて最適化されたEMC バックアップ/リカバリ ソリュー ションには、次のような特長があります。 u VSPEX と Exchange 2013 の導入を迅速に行うための信頼性と効率性を提供する。 u バックアップ時間の90%短縮とリカバリ時間の 30 倍高速化の実績を持つソフトウェア を使用して、信頼できる保護を実現する。 u EMC 保護ストレージを使用し、エンド ツー エンドの検証と自動修復を提供してリカバリ を確実に成功させ、信頼性を高める。 u 大幅な削減を実現する。 業界をリードする重複排除で次の削減が可能になります。 l バックアップ ストレージ:10~30 分の 1。 l バックアップ管理時間:81%。 l WAN 帯域幅:99%(効率的な DR)。 ソリューション概要とサイズ設定
u 7 か月という短い回収期間。 EMC Powered バックアップ/リカバリ ソリューションでは、 環境の拡大に応じて、バックアップ/リカバリ構成を単純かつ効率的に拡張できる。
EMC Avamar 重複排除バックアップ ソフトウェアとシステム
EMC Avamar は、包括的なソフトウェア/ハードウェア ソリューションにより高速で効率的な バックアップ/リカバリを可能にします。 可変長の統合型重複排除テクノロジーを搭載した Avamar は、物理環境、リモート オフィス、エンタープライズ アプリケーション、NAS(ネットワ ーク接続型ストレージ)サーバー、デスクトップ/ラップトップ、仮想化環境の毎日の高速フル バックアップを容易に実行できます。EMC AVE(Avamar Virtual Edition)は、VMware ESX/ESXi 4.1 または VMware ESXi 5.0/5.1/5.5 環境で VM として実行されるシングル ノード サーバーです。
㽷
VMware ESX/ESXi 5.5 には AVE 7.0 SP1 以上が必要です。 AVE には次のような機能があります。
u Avamar ソフトウェア最新バージョンを SUSE Linux と統合する。
u すべてのAvamar クライアント バックアップのターゲットとして自律的に稼働し、物理 Avamar システムまたは別の AVE へのレプリケーションを実行する。 Avamar プラグ インは、データベース全体からさまざまなオブジェクト レベル(メールボックス や個々のメール アイテムなど)までの Exchange データのバックアップ/リカバリ操作をサポ ートします。このプラグ インは、バックアップを実行する優先クラスター ノードを指定する PSOL(優先サーバー順リスト)を定義する機能も備えています。 PSOL の最初のサーバーが 使用できない場合、Avamar は PSOL の次のサーバーを使用してバックアップを実行しま す。 Windows 用 Avamar クライアントを使用して Exchange 環境の他のコンポーネントをバ ックアップし、Exchange データベースと、関連する Exchange サーバーをリカバリできるよう にします。 AVE はマルチ ノード Avamar サーバーには拡張できず、VM のサイズ再設定をサポートしま せん。 ストレージ容量を増やす場合は、次のいずれかを実行します。 u 追加のAVE VM を導入し、VM 上のバックアップ ワークロードを分割する。 u 別のAvamar サーバーにデータをレプリケーションし、サイズが小さい方の VM を削除 する。 サイズが大きい VM を作成し、Avamar サーバーから大きい方の VM にデータを レプリケーションする。 Avamar 仮想マシン イメージ保護を使用して仮想マシンを保護することで、デスティネーショ ン ホストに Avamar クライアントをインストールすることなく仮想マシンをリストアできます。 デスティネーション ホストが Exchange メールボックス サーバーの役割を持つ場合は、 Exchange VSS(ボリューム シャドウ(コピー)サービス)のバックアップからデータベースをリ ストアできます。
Avamar Exchange VSS プラグ インはバックアップを実行し、ベースとなる Avamar Windows クライアントを使用します。 災害レベルのリカバリの場合は、VMware または Hyper-V を使 用してOS のイメージ レベル リストアを実行します。 OS レベルのリカバリが完了したら、 Avamar プラグ インを使用して Exchange データをリカバリします。 㽷 VMware または Hyper-V のイメージ レベル保護の実装はこのガイドでは扱いませんが、こ のオプションを使用することでベースのオペレーティング システムをリカバリできます。 次の図は、Exchange 環境での Avamar のインストールと構成プロセスのおおまかな概要を 示しています。 ソリューション概要とサイズ設定
図 2 Exchange 2013 のインストール マップ
EMC Data Domain 重複排除ストレージ システム
バックアップとアーカイブ ワークロードの高速のインライン重複排除が可能な EMC Data Domain 重複排除ストレージ システムは、ディスクのバックアップ、アーカイブ、災害復旧を 変革し続けています。
次の構成でData Domain システムを Avamar のバックアップ ターゲットとして使用すること を推奨します。
u VSPEX プライベート クラウド ソリューションと VMware vSphere。
u Microsoft Hyper-V 向け VSPEX プライベート クラウド ソリューション(VM 300 台以上)。
Data Domain デバイスを Avamar のバックアップ ターゲットとして使用することができます。 Avamar クライアントおよびプラグ インのインストールは、Avamar デバイスをバックアップ タ ーゲットとして使用する場合と同じ方法で行います。 Data Domain システムを Avamar のバ ックアップ ターゲットとして使用する場合は、Avamar Manager ソフトウェア アプリケーション でData Domain システムが検出された後に、Avamar データセット定義のインターフェイスで 対応するボックスを選択してバックアップ ターゲットを指定します。
vSphere Data Protection Advanced
実行しているVM が 125 台以下の VMware ベース VSPEX では、お客様は VDP Advanced for Exchange を選択できます。EMC Avamar テクノロジーによって強化された VDP
Advanced は、Exchange 固有のプラグ インと組み合わせた高速で効率性の高いイメージ レベル バックアップ/リカバリを提供して、導入をできるだけシンプルにします。
ソリューション概要とサイズ設定
VDP Advanced では、vCenter インスタンスごとに最大 10 個の VDP Advanced システムを 使用できます。 VDP Advanced 仮想アプライアンスには次の特長があります。 u 最大8 TB の容量を提供する。 u 最大400 のコンカレント VM バックアップをサポートする。 u vCenter サーバー インスタンス内で他の VDP Advanced 仮想アプライアンスから独立し て稼働する。 VDP Advanced 仮想アプライアンス内で各 VM の重複排除が個別に実行 されます。 グローバル重複排除を利用する場合は、Data Domain 保護ストレージ アー キテクチャを実装します。 u 高い効率性を提供する。 VDP Advanced は、業界をリードする特許取得済みの可変長 重複排除アルゴリズムを使用して、ストレージと帯域幅の消費を最小限に抑えます。 CBT を使用してバックアップ/リカバリ時間を短縮し、アプリケーション ダウンタイムのコ ストを最小限に抑えます。 u 復元力を提供する。 VDP Advanced はディスクをエージェントレスのイメージ レベルでバ
ックアップし、Microsoft Exchange(細分性の高い Exchange メールボックス リカバリを含 む)、SQL Server、SharePoint に対してゲスト レベルでアプリケーションの整合性を保つ 保護を提供します。 暗号化されネットワーク効率の高いバックアップ データ レプリケー ションが、オフサイトでのデータ バックアップを可能にして、ビジネス継続性とコンプライ アンスを確実にします。
u 簡素化する。 VDP Advanced は、vCenter Server と完全に統合され、エンド ツー エンド
の管理を提供します。次のような特長のあるvSphere Web クライアントを使用します。 l 使い慣れたユーザー インターフェイス。製品の使用と管理が簡単になります。 l 柔軟性が高くて簡素化されたスケジュール。vSphere 管理者の運用オーバーヘッド を削減します。 VDP Advanced を使用すると、イメージ レベルおよびファイル レベルの高速で効率的なバッ クアップ、リカバリ、レプリケーションと、信頼性、拡張性、効率性に優れたストレージ保護の 利点が得られます。
組み込み型データ
レプリケーション
vSphere レプリケーション機能は、稼働している VM の VMDK の変更をセカンダリ ロケーシ ョンのVMDK ファイルにコピーすることで、VM のオフライン コピーを提供します。 コピー操 作のたびにセカンダリ ロケーションの VM のレプリカが作成されます。vSphere レプリケーシ ョンは最大24 のコンカレント ポイント イン タイム レプリカをサポートします。 ユーザー定義 のRPO(目標復旧時点)が、レプリケーション操作の頻度を決定します。 RPO の間隔は、15 分から24 時間まで設定できます。 VDP Advanced が提供する組み込み型レプリケーション ソリューションでは、重複排除およ び暗号化されたバックアップ データをセカンダリ ロケーションにレプリケーションできます。 VDP Advanced のレプリケーション ソリューションは、vSphere レプリケーションよりも長期間 の保持を同等以下のRPO で提供します。 VDP Advanced レプリケーションを使用すると、レ プリカをセカンダリ ロケーションに 30~60 日間保存し、RPO のインターバルを 24 時間以 上にすることができます。 VDP Advanced レプリケーションは、次のタイプのデスティネーションをサポートします。 u VDP Advanced u EMC Avamaru EMC Avamar と Data Domain
EMC Powered バックアップ/リカバリ ソリューションのサイズ設定
次の表は、「「Design Guide: EMC VSPEX for Virtualized Microsoft Exchange 2013」」での前提 /リカバリ オプションを示しています。
表 1 EMC Powered バックアップ/リカバリ ソリューションの推奨構成 最大 125 台の VM 200 台の VM 300 台のVM 600 台のVM 1000 台のVM VSPEX プライベート ク ラウドとVMware vSphere VDP Advanced Avamar 7 Data Domain DD2200
Data Domain DD2500 Data Domain DD4200 VSPEX プライベート ク ラウドとMicrosoft Hyper-V Avamar Business Edition(M1200) Avamar 7
Data Domain DD2500 Data Domain DD4200
㽷
サイズ設定は、開始時と日常の共通性、アプリケーションの変更率、ビジネスに要求される 保持期間によって大きく変わる場合があります。
たとえば、「「Proven Infrastructure Guides for VSPEX」「 for virtualized Microsoft Exchange」」の 前提をもとに、保持期間を大きく変更しただけでも、Data Domain アプライアンスに必要な容 量が増加する可能性があります。 u 100 台の VM に対して 30 日間の保持期間を使用する構成では、Data Domain DD2200 を使用する。 u 1000 台の VM に対して 3 年間の保持期間を使用する構成では、Data Domain DD4200 を使用する。 㽷 VDP 仮想アプライアンスはアップグレードできません。 このソリューションのサイズ設定 要件を慎重に検討してください。
本ガイドでは以降、Avamar の導入と Avamar/Data Domain の導入における設計と実装を 中心に説明します。 㽷 常にVSPEX サイジング ツールを使用して、環境の正式なサイズ設定メトリックを用意するよ うにしてください。 ソリューション概要とサイズ設定 EMC Powered バックアップ/リカバリ ソリューションのサイズ設定 15
第
3 章
Exchange のバックアップ/リカバリに関する考慮事
項
このセクションでは、Avamar、Data Domain と連携した Avamar、Data Domain と連携した VDP Advanced のいずれかを使用して VMware vSphere による Exchange 向け VSPEX プラ イベート クラウド環境をバックアップする場合のバックアップ戦略の概要を説明します。
u Avamar マルチストリーミングによるバックアップ... 18 u 増分バックアップ... 18 u スクラッチ スペースのリカバリ要件...19
Avamar マルチストリーミングによるバックアップ
Avamar マルチストリーミングにより、複数プロセッサを使用して最大 6 個のバックアップ ジ ョブを並列処理できます。
ストリームごとに個別のプロセッサ コアが必要になります。 Avamar マルチストリーミングを 使用することで、Avamar サーバーまたは Data Domain システムにバックアップ データを保 存するときにバックアップ パフォーマンスが向上します。 マルチストリーミングを構成して、 バックアップをボリュームまたはデータベースによってグループ化できます。 ボリュームによ ってデータベースのサイズが異なる場合(たとえば、G:\は 500 GB、H:\は 100 GB、Z:\は 100 GB)、大きなデータベースをバックアップするストリームではボリュームを解放するまで の時間が長くなります。 バックアップ パフォーマンスのバランスをとるには、次のいずれかの方法でデータをバック アップします。 u ボリューム(すべてのボリュームの全体サイズがほぼ同じである場合)。 u データベース(すべてのデータベースの全体サイズがほぼ同じである場合)。 㽷 ボリューム間で各データベースのサイズをほぼ同じにし、各ボリュームにほぼ同じ数のデー タベースが含まれるようバランスを取った場合、データベースとボリュームのどちらでもバッ クアップ パフォーマンスは同じになります。
Avamar マルチストリーミングでは、Windows Exchange VSS プラグ インの基本要件に加え て、追加のコンピューター ハードウェアおよびリソースが必要になります。 マルチストリーミ ングの使用には注意が必要です。 㽷 Avamar マルチストリーミングを使用する際には、クラスター化された環境または DAG 環境 を使用することを推奨します。これは、シングル ストリームとしてデータをバックアップする場 合よりCPU 使用率が高くなるためです。 アクティブな Exchange サーバー ノードのマルチス トリーム バックアップを実行した場合、バックアップ プロセスはメール サーバーのパフォー マンスとエンド ユーザーに影響を与える可能性があります。
増分バックアップ
ほとんどの環境で管理者は毎日のフル バックアップを構成します。 大規模な環境では、バ ックアップを完了する時間が、利用可能なバックアップ ウィンドウを超える場合があります。 バックアップ完了までの時間が、利用可能なバックアップ ウィンドウを超える場合、次の理 由が考えられます。 u データベースが大きすぎて所要時間内に完了できない。 u 各サーバー上でマルチストリーミングされるデータベースの数がバックアップの最大数 である6 個を超えているために、バックアップ時間の倍増を招いている。 u 使用できるサーバー リソースがサーバーのサイズに対して不足し、バックアップ速度が 低下する。VDP Advanced および Avamar 製品は、Exchange データの増分バックアップを行い、使用 可能なバックアップ ウィンドウ内にバックアップを完了するための機能を提供します。 増分バックアップのスケジュールを構成する場合は、できるだけ多くのフル バックアップを構 成することをお勧めします。 増分バックアップの頻度を最小限に抑えるために、バックアップ
データベースの数やデータベース サイズが大きすぎて、バックアップ ウィンドウ内に同時バ ックアップを実行できない場合は、増分バックアップを最小限に組み入れたスケジュールを 作成することで対応できます。 たとえば、 1. それぞれにデータベースを半分含む 2 つのバックアップ グループ(group1 と group2) を作成します。 2. group1 で増分バックアップを実行し、group2 で 1 日おきにフル バックアップを実行する ようスケジュールします。 3. group2 で増分バックアップを実行し、group1 で上と別の日にフル バックアップを実行 するようスケジュールします。 データベースのフル バックアップを 1 日おきに行うことで、次のメリットがあります。 u 増分バックアップからリストアする必要性が大きく減る。 たとえば、増分リストアを行うの は次の場合だけで済みます。 l 大規模な障害が発生した。 l 前回のバックアップが増分バックアップだった。 l データベース全体をリストアする必要がある。 u Avamar GLR(細分性の高いリカバリ)を使用して、フル バックアップからデータをリカバリ できる。 Avamar GLR を使用してデータをリカバリしたら、Exchange シェルを使用して、 増分バックアップ中にバックアップされたRDB(リカバリ データベース)から細分性の高 いアイテムを展開します。 u RDB に対して差分リストアを適用することなく、その RDB のリストアを実行できる。 㽷 増分バックアップからの頻繁なリカバリは、非常に大規模なExchange 環境を除き、あまり 行われません。
スクラッチ
スペースのリカバリ要件
バックアップをRDB にリストアする前に、Exchange データベースおよびログ ファイル用の十 分な空き領域がある使用可能なボリューム(スクラッチ スペース)があることを確認します。 ボリュームをスクラッチ スペースとして割り当てる際には、次のことを推奨します。 u ボリュームが最大のデータベース インスタンスおよび関連づけられたログ ファイルをサ ポートしていることを確認する。 u 常に使用可能な専用のスタンバイ ボリュームを 1 個用意することを検討する。 u データをRDB にリストアし、Avamar GLR 機能(または Exchange 管理シェル)を使用して 細分性の高いリストアを実行する。 u 各Exchange サーバーをマウントできる SAN/NAS デバイス上のスクラッチ スペースを 作成する。 これにより、各サーバー上に予約済みディスク領域を割り当てるのを防ぎま す。 Exchange のバックアップ/リカバリに関する考慮事項 スクラッチ スペースのリカバリ要件 19第
4 章
Exchange Server バックアップの構成
この章では、Avamar、VDP Advanced、Data Domain システムと連携した Avamar のいずれ かを使用してExchange Server をバックアップする場合のバックアップ戦略の概要を説明し ます。 u Avamar バックアップ戦略の概要... 22 u スタンドアロン環境でのオン デマンド バックアップ... 22 u 高可用性環境でのオン デマンド バックアップ... 22 u VDP Advanced バックアップ戦略の概要... 26
u Avamar および Data Domain バックアップ戦略の概要... 27
Avamar バックアップ戦略の概要
Microsoft Exchange 環境向けのバックアップ戦略には、Information Store またはスタンドア ロンのExchange サーバーや DAG 構成のデータベースが含まれる可能性があります。 Avamar でデータベース ファイルをバックアップする場合、バックアップには付随する.log フ ァイルと.chk ファイルが含まれます。
Exchange Information Store には、次のデータが含まれます。
u Exchange データベース(.edb)ファイル。 これには、メールボックス データベースとパブ リック フォルダー データベースが含まれます。 u トランザクション ログ(.log)ファイル。 これらのログ ファイルには、メッセージの作成や変 更などのデータベース操作が格納されます。 Exchange がこれらの操作をコミットする と、操作が.edb ファイルに書き込まれます。 u チェックポイント(.chk)ファイル。 これらのファイルには、Exchange がハード ディスク上 のデータベースに保存した、正常に完了した操作についての情報が格納されます。 Microsoft Exchange 環境向けのバックアップ戦略には、次の Exchange Server 2013 データ オブジェクトを含める必要があります。 u データベース u スタンドアロン(DAG でない)データベース u DAG 環境内のアクティブまたはパッシブ データベース
スタンドアロン環境でのオン
デマンド バックアップ
スタンドアロン環境でオン デマンド バックアップを実行する場合は、Exchange Server 全体 または選択したExchange Server 2013 データ オブジェクトをバックアップできます。 次の図に、スタンドアロンExchange Server のバックアップのワークフローを示します。 図 3 スタンドアロン Exchange Server のバックアップのワークフロー高可用性環境でのオン
デマンド バックアップ
Windows Exchange VSS プラグ インを使用して、高可用性 Exchange 構成のアクティブ ノー ドとパッシブ ノードの両方をバックアップできます。
Exchange Server 2013 では、物理サーバー(ノード)にアクティブ データベースとパッシブ デ ータベースの両方を格納できますが、同じデータベースのアクティブ コピーとパッシブ コピ ーの両方を格納することはできません。 ノード上のすべてのパッシブ データベースをバック
のみをバックアップするオプションを選択します。 ノード上のすべてのアクティブ データベー スをバックアップするには、物理マシン上のすべてのデータベースを選択し、アクティブ デー タベースのみをバックアップするオプションを選択します。 高可用性Exchange 環境では、統合バックアップと非統合バックアップの 2 種類のオン デ マンド バックアップを実行できます。 これらのバックアップ タイプは Avamar バックアップを 表しており、Microsoft が説明する、フェデレーションによる信頼、同一性、認証、プライベー ト クラウドの概念には該当しません。 これらのバックアップ タイプは、バックアップ管理者が パッシブ コピーとアクティブ コピーの組み合わせでバックアップ ジョブを分離する方法を表 しています。
Exchange Server 2013 DAG 環境の非統合バックアップ
非統合バックアップ環境では、管理者は手動でExchange のバックアップ ジョブを分離しま す。 サーバーまたはデータベースを使用できない場合、データベースのバックアップは失敗 します。 バックアップ管理者は、データベースの別のコピーに対してバックアップを実行する 必要があります。 サーバーまたはデータベースを使用できない場合の手動介入を避けるた めに、統合Exchange 環境を構成することを推奨します。
次の図に、Exchange Server 2013 DAG のすべてのデータベースの非統合バックアップを示 します(次の3 個の Exchange サーバーを含む: MBX1、MBX2、MBX3)。各 Exchange サー バーは4 個のメールボックス データベースのアクティブ コピーとパッシブ コピーをホストして います。 図 4 DAG のすべてのデータベースの非統合バックアップ この例では次のとおり。 u 各Exchange サーバーを別々の Avamar クライアントとして構成します。 Exchange Server バックアップの構成
u 各ターゲットExchange データベースはパッシブです。 u すべてのパッシブ メールボックス データベースが確実にバックアップされるように、各 Exchange サーバーのバックアップを実行する必要があります。 これにより、同じデータ ベース(DB1)のパッシブ データベース バックアップが複数できることになります。 これ が原因でAvamar にエラーが発生することはありませんが、この構成には次のデメリッ トがあります。 l バックアップに余分なサーバー リソースとストレージ リソースが必要。 l 同じデータベースの重複したコピーが格納される。 l データベースに対する重複排除の結果に、最大で60%以上の悪い影響がありま す。 これは、Microsoft がログ再生を使用してこれらのコピーを作成しているという 事実の直接的な結果です。データベースのコピーはデータベースのブロック レベル のコピーではありません。 このため、Avamar がこれらのログ再生で作成された Exchange データベースをスキャンすると、バイト順序が異なるものになり、新しい一 意のデータが生成されます。 㽷 Exchange サーバーのパフォーマンスやメール ユーザーへの影響を軽減するために、あら ゆる構成でパッシブ ノードをバックアップすることを推奨します。
Exchange Server 2013 DAG 環境の統合バックアップ
Exchange Server 2013 DAG 環境では、複数のノード間でパッシブおよびアクティブ データベ ースをレプリケーションすることで高可用性を実現できます。 バックアップはパッシブ データ ベースから作成できます。これにより、本番サーバーおよびリソースへの影響が軽減されま す。 DAG 環境で従来のバックアップ方法を使用してすべてのデータベースをバックアップするに は、各Exchange サーバー上のすべてのパッシブ データベースをバックアップする必要があ ります。これは、同じデータベース内に複数のノードにレプリケーションされた複数のパッシ ブ コピーがある場合でも必要です。 ただし、Exchange Server 2013 DAG 用 Avamar 統合バ ックアップ ソリューションでは、次のタスクを実行する必要があります。
u 各サーバーではなく、DAG 名で Exchange データベースをバックアップします。 u 各Exchange データベースのパッシブ コピーに対して、Avamar が DAG 内の各サーバ
ーをポーリングする順序を指定します。 これがデータセットの PSOL(優先サーバー順リ スト)です。
Avamar 統合バックアップの構成
Avamar クライアントを使用して DAG 内の各データベースのパッシブ コピーまたはレプリカ コピーをバックアップするには、以降でDAG 名をポイントする Avamar クライアント リソース を作成します。 DAG をバックアップする際には、個々の Exchange サーバー クライアント リ ソースの代わりに、このクライアント リソースを使用します。 PSOL を指定して、Avamar が Exchange データベースをバックアップするために使用する Exchange サーバーの順序を決 めることができます。 バックアップ オーダーが開始すると、Avamar は PSOL に指定された 順序で、(優先)Exchange サーバーから各データベースをバックアップします。 はじめに Avamar 統合バックアップを構成する前に、Avamar クラスター名を一意の IP と DNS 名に割 り当てる必要があります。 Avamar クラスターの DNS 名は DAG 名ではありません。 次の手 順のステップ3 に特に注意してください。 手順1. DAG の各 Exchange サーバーに、Avamar Windows クライアントと Windows Exchange
Guide」に、Exchange 環境で各サーバーにクライアントとプラグ インの両方をインストー ルする方法が記載されています。
2. [バックアップ ユーザー構成]ツールを実行します。 このツールを使用すると、Avamar サービスからActive Directory サーバーと Exchange サーバーにアクセスして、これらの サーバーの権限を取得できます。
「EMC「 」Avamar 7.0 for Exchange VSS User Guide」の「Avamar クライアント「 」ソフトウェ アのインストール」の章には、このツールの実行方法が記載されています。
3. [Avamar クラスター クライアント構成]ツールを実行して、Exchange DAG 名とのやり取り に使用されるAvamar クラスター リソース名と IP を作成します。
「EMC「 」Avamar 7.0 for Exchange VSS User Guide」にステップごとの手順が記載されて います。
次の図に、Exchange サーバーが 3 台ある DAG クラスターの統合バックアップの例を示 します (MBX1、MBX2、MBX3 の 3 台)。クラスターには 4 つの Exchange データベース があります( DB1、DB2、DB3、DB4)。
Exchange Server バックアップの構成
図 5 DAG クラスターの Avamar 統合バックアップ
この例には次のコンポーネントが含まれます。
l DB1 の 2 個のパッシブ コピーが MBX2 と MBX3 に存在します。 l DB2、DB3、DB4 の 1 個のパッシブ コピーがクラスターに存在します。
l 各データベースのコピーのうち、バックアップする必要があるのは1 個だけです。 l PSOL は、Avamar が MBX2、MBX3、MBX1 の順序で Exchange サーバーを使用し
て、データベースのバックアップを実行することを指定します。
VDP Advanced バックアップ戦略の概要
VMware vSphere Web クライアント インターフェイスは、仮想マシンの FLR などの VM バック アップ/リカバリの選択、スケジュール、構成、管理に使用します。
バックアップの際、VDP Advanced により VM の静止スナップショットが作成され、バックアッ プ データの重複排除が自動的に実行されます。
VDP Advanced を使用した Exchange Server バックアップの構成
Exchange バックアップを構成するには、次のステップを実行します。 手順
1. ジョブ タイプを選択します。
l [Virtual machine image]: vmdk ファイルのスナップショット バックアップを実行しま
す。
l [Full server]: サーバー上にあるすべてのデータベースと付随するログのフル バック
アップを実行します。
l [Select databases]: バックアップする Exchange データベースを指定できます。
2. 目的の Exchange アプリケーションを選択します。
l Exchange 2013 の場合は、[Databases]を選択する。
l Exchange 2007 バックアップの場合は、[Storage Groups]を選択する。
3. Exchange アプリケーションのオプションを選択します。 a. [[Backup Type]]フィールドで、[[Full]]または[[Incremental]]を選択します。 フル バックアップが存在しない場合、バックアップ操作によって、増分バックアップと差分 バックアップが自動的にフル バックアップのレベルにプロモートされます。 4. (増分バックアップの場合のみ)[Circular]ログ有効化データベース オプションを選択し ます。 l [Promote](デフォルト設定): セーブセット内のいずれかのデータベースで循環ログ を有効化したときに、増分バックアップからフル バックアップにプロモートします。 1 個または複数のデータベースで循環ログが有効化されている場合、VDP Advanced によって、各データベースの増分バックアップがフル バックアップにプロモートされま す。 l [Circular]: 循環ログが有効化されているすべてのデータベースの増分バックアップ をフル バックアップにプロモートし、循環ログが有効化されていないデータベースを スキップします。 l [Skip]: 循環ログが無効化されているすべてのデータベースの増分バックアップを 実行し、循環ログが有効化されているデータベースをスキップします。
Avamar および Data Domain バックアップ戦略の概要
Avamar 7.0 以降のバージョンは、Data Domain システムへの Exchange データベースとロ グ ファイルのバックアップをサポートします。 Avamar 6.0.x は、Data Domain システムへの データベース バックアップしかサポートしていませんでした。 このガイドでは説明しません が、このサポートの変更によりAvamar/Data Domain のサイズ設定の以前のパラダイムが 変更されています。これは、約1 MB のサイズのログ ファイルにより Avamar/Data Domain の比率が異なる結果となることがあるためです。 Avamar 7.0 以上のバージョンには次のメリットがあります。 u DB1 の 2 個のパッシブ コピーが MBX2 と MBX3 に存在します。 u DB2、DB3、DB4 の 1 個のパッシブ コピーがクラスターに存在します。 u 各データベースのコピーのうち、バックアップする必要があるのは1 個だけです。 Exchange Server バックアップの構成
u PSOL は、Avamar が MBX2、MBX3、MBX1 の順序で Exchange サーバーを使用して、
データベースのバックアップを実行することを指定します。
第
5 章
ソリューション検証の方法論
この章では、EMC Avamar 重複排除ソフトウェアと VDP Advanced ソフトウェアを使用したリ カバリ操作を実行してバックアップ構成を検証するための手引きと手順を説明します。
u バックアップ/リカバリ検証の方法論... 30
バックアップ
/リカバリ検証の方法論
Exchange バックアップ構成の検証とデータのリストア機能には複数のリカバリ オプションが 必要です。 最高レベルはデータベース全体のリカバリです。 Exchange Server 2013 の場合 は、データベースをRDB(リカバリ データベース)にリカバリします。環境が Avamar GLR(細 分性の高いリカバリ)で構成されている場合は、ほかにも下位レベルの要素を確認する必 要があります。 メールボックスまたは低レベル オブジェクトをリカバリする際には、次の点を検討します。 u Avamar が GLR リカバリを実行できること。 u VDP Advanced が GLR 機能を持たないこと。 まず RDB のリストアを実行してから、 Exchange シェルを使用して、細分性の高いアイテムをアクティブ データベースにリスト アします。Avamar のリカバリ手順
EMC オンライン サポート用 Web サイトにある Avamar Exchange VS の次の主なドキュメント に、さまざまなリカバリのステップの概略が記載されています。
u EMC Avamar 7.0 for Exchange VSS User Guide u EMC Avamar 7.0 操作のベスト プラクティス u EMC Avamar 7.0 管理ガイド
次の図は、Avamar クライアントでのインプレース リカバリに使用できるリカバリ オプション の例です。
図 6 Avamar クライアントで[Restore everything to its original location]を選択したときに使用できる リストア オプション
VDP Advanced のリカバリ手順
Exchange Server 2013 リカバリを構成するには、次のステップを実行します。 手順
1. Avamar の管理 GUI を開き、[[Backup & Restore]]タブを選択します。 2. リカバリするバックアップを選択します。
ソリューション検証の方法論
3. リストア オプションを設定します。
l [[ Restore to Original Location]]: 選択した Exchange Server インスタンスまたはデ
ータベースを元の場所にリストアします。 Exchange コンソール管理アプリケーション のデータベースで、必ず[[Allow database overwrite]]オプションを選択するようにし ます。 リカバリ操作によって、既存のデータは削除され、データベースがリカバリされ たデータに置き換わります。
l [[Restore to Alternate Location]]: 選択した Exchange Server インスタンスまたは
データベースを元の場所とは異なる場所にリストアします。 このオプションを選択す る場合は、次の情報を入力します。
– [Client destination](ドロップダウン ボックスを使用して選択) – [Location path](Windows のフル パス)
㽷
Exchange データベースをリストアする場合、ターゲットの Exchange Server は、バッ クアップが実行されたExchange Server と同じ Exchange Server バージョンとサービ ス パックである必要があります。
l [[Restore into RSG/RDB]]: データを Exchange 2013 RDB(リカバリ データベース)
またはExchange 2007 RSG(リカバリ ストレージ グループ)にリストアします。
l [[Allow database overwrite]]: [Restore to Original Location]オプションを選択す
ると有効化されます。 これを指定すると、リカバリ プロセスによって、Exchange の内 部フラグ「Allow File Restore」が変更され、リストア ジョブに含まれる同じ名前を持つ 既存のデータベースが強制的に上書きされます。 l [[ RSG/RDB name]]: [[Restore to RSG/RDB]]オプションを選択すると有効になり ます。 Exchange データベースのリストア先となる RSG/RDB の名前を指定します。 ま だ存在しないRSG/RDB の名前を指定すると、リカバリ プロセスによって RSG/RDB が作成されます。 既存の RSG/RDB の名前を指定する場合は、[overwrite existing RSG/RDB]オプションを使用して、リカバリ プロセスで RSG/RDB を上書きできるよう にします。
l [[ RSG/RDB database path]]: [[Restore to RSG/RDB]]オプションを選択すると有
効になります。 リカバリ プロセスでデータベースを RSG/RDB にリカバリするのに使 用するフォルダー パス(C:\myrdb など)を指定します。 これはオプションのフィールド です。 このフィールドを空欄にした場合、リカバリ プロセスではデフォルト設定が使用 されます。
l [ Overwrite existing RSG/RDB]: [[Restore to RSG/RDB]]オプションを選択すると
有効になります。 このオプションでは既存の RSG/RDB が上書きされるため、使用す る際には注意が必要です。
「vSphere「 」Data Protection 管理ガイド」の「vSphere Data Protection Advanced 5.1.20」に、これらのオブジェクトをリカバリする方法について詳細情報が記載されてい ます。
第
6 章
参照資料
この章では、EMC Avamar、Microsoft Exchange Server、VMware vSphere を詳細に説明し たドキュメントをまとめています。
u ドキュメント... 34
ドキュメント
次のドキュメントには、追加情報と関連情報が記載されています。 アクセスできないドキュメ ントがある場合は、EMC 担当者までお問い合わせください。
製品ドキュメント
次のドキュメントには、追加情報と関連情報が記載されています。
u EMC Avamar 7.0 for Exchange VSS User Guide u EMC Avamar 7.0 管理ガイド
u VMware 用 EMC Avamar 7.0 ユーザー ガイド u EMC Avamar 7.0 操作のベスト プラクティス
u vSphere Data Protection Administration Guide -vSphere Data Protection Advanced
5.5.5
Other documentation
Microsoft Web サイトで Microsoft Exchange 2013 のドキュメントを参照できます。 http:// www.microsoft.com
VMware Web サイトで VMware vSphere および vCenter のドキュメントを参照できます。
http://www.vmware.com/jp