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『表現の喩楽』

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Academic year: 2021

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図書館員の文献紹介と      資料の活用

31

⑤ はんざわかんいち 著

『表現の喩楽』

(明治書院)

 文章における表現方法の一つに、「比喩」があり ます。事柄を何かに例えることですが、本書では、

作者や作品ごとに「擬喩(村上春樹)」「闇喩(藤沢 周平)」など、論題に合わせて、そんな比喩の用例 が資料と共に述べられています。

 比喩、とひとくくりに言っても、使う人や場合 によってその特徴は様々。こんな風に比喩が使わ れているのかと、誤字ではなく、まさにことばの「喩 楽」に触れることが出来る一冊です。(N.T.)

801.6‖Han

⑦ 岸本千佳 著

『もし京都が東京だったらマップ』

(イースト・プレス)

 本書では、不動産業で活躍する著者が京都と東 京の街の比較を中心に、制作にいたる背景から、

小さく暮らすことの魅力や街の新しい見方などを 紹介しています。

 京都と東京という対比が面白く、説明がわかり やすくイメージのしやすい文章構成になっている ため、両方の都市をあまり知らない人が読んでも 楽しめます。それぞれの町の持つ特性がうまく描 かれているので、観光地としての魅力だけでなく、

生活していく上で参考になる京都の魅力を再認識 させてくれる一冊です。(H. Y.)

291.62‖Kis

⑥ メトロポリタンプレス 編著

『世界の国旗 : 国旗で学ぶ世界の国々』

(メトロポリタンプレス)

 世界には多くの国が存在しており、国の象徴と して使用される国旗も一つ一つ違っています。本 書は国旗や国際機関などの旗を200以上取り上げて おり、旗の色や模様に込められた意味だけでなく、

その国の成り立ちや人口、政治体制など最新のデー タも知ることができます。

 国旗の意味を知ることで、その国の歴史や国民 性が見えてきます。よく聞く国からあまり知らな い国まで分かり易くまとめられているので、国旗 について知識を深めながら、他国に興味を持ち、

より詳しく知るためのきっかけを作ることができ る一冊です。(F. Y.)

288.9‖Met

⑧ 中島国彦、長島裕子 編

『漱石の愛した絵はがき』

(岩波書店)

 本書は、漱石が手元に大切に残しておいた絵は がきの中からセレクトされたものを紹介していま す。差出人は友人や門下生たち、文学者仲間や新 聞記者たち、家族であり、年賀状、全国の読者た ちからの絵はがきも含まれています。絵はがきの 絵の面白さもさることながら、差出人と漱石の関 係や絵はがきにまつわるエピソード、そして絵は がきの書かれた経緯などが解説されているので、

絵を見る楽しさの他に、漱石を取り巻く人々の温 かい人間関係が文面や筆跡から伝わってきます。

一見一読をお勧めしたい本です。 (F. O.)

910.268‖Nat

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