図書館員の文献紹介と 資料の活用
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⑤ はんざわかんいち 著
『表現の喩楽』
(明治書院)
文章における表現方法の一つに、「比喩」があり ます。事柄を何かに例えることですが、本書では、
作者や作品ごとに「擬喩(村上春樹)」「闇喩(藤沢 周平)」など、論題に合わせて、そんな比喩の用例 が資料と共に述べられています。
比喩、とひとくくりに言っても、使う人や場合 によってその特徴は様々。こんな風に比喩が使わ れているのかと、誤字ではなく、まさにことばの「喩 楽」に触れることが出来る一冊です。(N.T.)
801.6‖Han
⑦ 岸本千佳 著
『もし京都が東京だったらマップ』
(イースト・プレス)
本書では、不動産業で活躍する著者が京都と東 京の街の比較を中心に、制作にいたる背景から、
小さく暮らすことの魅力や街の新しい見方などを 紹介しています。
京都と東京という対比が面白く、説明がわかり やすくイメージのしやすい文章構成になっている ため、両方の都市をあまり知らない人が読んでも 楽しめます。それぞれの町の持つ特性がうまく描 かれているので、観光地としての魅力だけでなく、
生活していく上で参考になる京都の魅力を再認識 させてくれる一冊です。(H. Y.)
291.62‖Kis
⑥ メトロポリタンプレス 編著
『世界の国旗 : 国旗で学ぶ世界の国々』
(メトロポリタンプレス)
世界には多くの国が存在しており、国の象徴と して使用される国旗も一つ一つ違っています。本 書は国旗や国際機関などの旗を200以上取り上げて おり、旗の色や模様に込められた意味だけでなく、
その国の成り立ちや人口、政治体制など最新のデー タも知ることができます。
国旗の意味を知ることで、その国の歴史や国民 性が見えてきます。よく聞く国からあまり知らな い国まで分かり易くまとめられているので、国旗 について知識を深めながら、他国に興味を持ち、
より詳しく知るためのきっかけを作ることができ る一冊です。(F. Y.)
288.9‖Met
⑧ 中島国彦、長島裕子 編
『漱石の愛した絵はがき』
(岩波書店)
本書は、漱石が手元に大切に残しておいた絵は がきの中からセレクトされたものを紹介していま す。差出人は友人や門下生たち、文学者仲間や新 聞記者たち、家族であり、年賀状、全国の読者た ちからの絵はがきも含まれています。絵はがきの 絵の面白さもさることながら、差出人と漱石の関 係や絵はがきにまつわるエピソード、そして絵は がきの書かれた経緯などが解説されているので、
絵を見る楽しさの他に、漱石を取り巻く人々の温 かい人間関係が文面や筆跡から伝わってきます。
一見一読をお勧めしたい本です。 (F. O.)
910.268‖Nat
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