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地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する

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1

平成27年度厚生労働科学研究費補助金(健康安全・危機管理対策総合研究事業) 

分担研究報告書 

地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する 紫外線処理の適用に関する研究

研究分担者  小熊久美子  東京大学先端科学技術研究センター 研究要旨:

地表水を原水とする浄水場への紫外線処理導入の可能性を検討するため、標準粒子を 添加し濁度等の水質を調整した試料を用いて微生物不活化実験を行った。粒子の性状

(素材、色、大きさ)が不活化効率に及ぼす影響を検討するため、カーボンブラック(CB) 粒子(黒、粒径0.2μm)、ポリスチレン粒子(白または黒、粒径0.2μmまたは1.0μ m)を任意の濃度で調整した試験水を用いて、大腸菌および大腸菌ファージMS2 の不 活化特性を調べた。実験の結果、同一の粒径(0.2μm)と粒子濃度(1010個/mL)で粒 子の種類を変えた場合、CBを添加すると不活化率が低下しテーリングが発生した一方、

白のポリスチレン粒子を添加すると不活化率が向上し、白の微粒子が高濃度で存在する ことで紫外線の反射や散乱が生じ不活化に寄与した可能性が示唆された。また、0.2μ m粒子による影響の程度は大腸菌とMS2 で同等であったが、1.0μm粒子の影響は両 者で異なる傾向があり、粒子と微生物の相対的なサイズが影響する可能性が示唆された。

異なる粒子条件で実施した MS2の不活化速度定数を比較した結果、濁度 0.5-1.5 度、

色度 13 度以上、紫外線透過率 56-70%程度と紫外線処理に不利な条件下でも、粒子添 加なしの場合(濁度0.0度、色度0.7度、紫外線透過率97%)と不活化速度に有意差は なかった(ANOVA, p>0.05)。よって、現行の地表水以外への紫外線処理適用要件(濁 度2度以下、色度5度以下、透過率75%以上)を満たす限り、濁質による処理効率の 有意な低下は生じない可能性が示唆された。

A. 研究目的

地表水を原水とする浄水場に紫外線処 理を導入する場合、地表水原水の水質変 動幅が大きいことや、紫外線阻害物質を 含むという懸念が挙げられている(厚生 労働省,2007,パブリックコメント)1)。 しかしながら、北米では地表水を原水と する施設に積極的に紫外線消毒を導入し ており、北米の紫外線を備えた浄水施設 123 箇所を調査した事例 2)では、地表水

(地表水の影響を受ける地下水を含む)

を原水とする施設が全体の76%を占めた。

北米の施設では、原水水質が極めて良好 な特例を除き、地表水を原水とする浄水 場では凝集、沈殿、ろ過処理の後段に紫 外線照射槽を設置することが一般的であ り、台風や豪雨等に伴う原水濁度の急上 昇など地表水に特徴的な水質変動は、紫 外線照射に至る前の処理工程で対応する 設計思想が見られる。一方、日本の地表

(2)

水を水源とする浄水場では、原水および 工程水(

後)

適用 見は の関係 外線処理を ほうが阻害

量によって粒径の影響が異なったとする 研究

と紫外線処理性の関係につい 十分ではない。

そこで本研究では、研究 を以下とする。

1)

の把握、及び変動幅の整理 2)

外線不活化効率に及ぼす影響の調査 3)上記1)2)

運転など実務に資する情報の提供 H26

台風や降雨の後に 加する

処理性に及ぼす影響について 要性が示された

を目的として研究を実施した。すなわち、

標準粒子を用いて濁度や紫外線透過率を 調整した試料を微生物不活化実験に供し、

標準粒子の特性(素材、色、サイズ)が 不活化特性に及ぼす影響を実験的に調査 した。

水を水源とする浄水場では、原水および 工程水(凝集沈澱

)の水質変動について、紫外線処理 適用可能性という

見は乏しい。また、

の関係について、粒径の小さい 外線処理を阻害

ほうが阻害したとする研究

量によって粒径の影響が異なったとする 研究5)が混在し、

と紫外線処理性の関係につい 十分ではない。

そこで本研究では、研究 を以下とする。

1)地表水由来の浄水場試料の水質特性 の把握、及び変動幅の整理

2)濁質粒子の特性(素材や粒径)が紫 外線不活化効率に及ぼす影響の調査 3)上記1)2)

運転など実務に資する情報の提供 26 年度に主に1)に取り組んだ結果、

台風や降雨の後に 加する傾向を確認し

処理性に及ぼす影響について 要性が示された

を目的として研究を実施した。すなわち、

標準粒子を用いて濁度や紫外線透過率を 調整した試料を微生物不活化実験に供し、

標準粒子の特性(素材、色、サイズ)が 不活化特性に及ぼす影響を実験的に調査 した。

水を水源とする浄水場では、原水および 沈澱後および凝集

の水質変動について、紫外線処理 という観点から整理された知

また、粒径と紫外線処理性 について、粒径の小さい

阻害したとする研究 したとする研究

量によって粒径の影響が異なったとする が混在し、水中に含まれる粒子特性 と紫外線処理性の関係につい

十分ではない。

そこで本研究では、研究期間 を以下とする。

地表水由来の浄水場試料の水質特性 の把握、及び変動幅の整理

濁質粒子の特性(素材や粒径)が紫 外線不活化効率に及ぼす影響の調査 3)上記1)2)を踏まえ、装置設計や

運転など実務に資する情報の提供 年度に主に1)に取り組んだ結果、

台風や降雨の後に粒径の大きい粒子が増 を確認し6)、粒径変化が紫外線 処理性に及ぼす影響について

要性が示された。そこでH27

を目的として研究を実施した。すなわち、

標準粒子を用いて濁度や紫外線透過率を 調整した試料を微生物不活化実験に供し、

標準粒子の特性(素材、色、サイズ)が 不活化特性に及ぼす影響を実験的に調査 水を水源とする浄水場では、原水および 後および凝集沈澱ろ過 の水質変動について、紫外線処理

観点から整理された知 粒径と紫外線処理性 について、粒径の小さいほうが

したとする研究3)、大きい したとする研究4)、紫外線照射 量によって粒径の影響が異なったとする 水中に含まれる粒子特性 と紫外線処理性の関係について、知見は

期間全体の目的

地表水由来の浄水場試料の水質特性 の把握、及び変動幅の整理

濁質粒子の特性(素材や粒径)が紫 外線不活化効率に及ぼす影響の調査

を踏まえ、装置設計や 運転など実務に資する情報の提供

年度に主に1)に取り組んだ結果、

粒径の大きい粒子が増 粒径変化が紫外線 処理性に及ぼす影響について検討する必 H27年度は、2)

を目的として研究を実施した。すなわち、

標準粒子を用いて濁度や紫外線透過率を 調整した試料を微生物不活化実験に供し、

標準粒子の特性(素材、色、サイズ)が 不活化特性に及ぼす影響を実験的に調査

2 水を水源とする浄水場では、原水および

ろ過 の水質変動について、紫外線処理の 観点から整理された知 粒径と紫外線処理性 ほうが紫 大きい 紫外線照射 量によって粒径の影響が異なったとする 水中に含まれる粒子特性 知見は

全体の目的

地表水由来の浄水場試料の水質特性

濁質粒子の特性(素材や粒径)が紫 外線不活化効率に及ぼす影響の調査

を踏まえ、装置設計や

年度に主に1)に取り組んだ結果、

粒径の大きい粒子が増 粒径変化が紫外線 検討する必 2)

を目的として研究を実施した。すなわち、

標準粒子を用いて濁度や紫外線透過率を 調整した試料を微生物不活化実験に供し、

標準粒子の特性(素材、色、サイズ)が 不活化特性に及ぼす影響を実験的に調査

B. 

1.

標準粒子 なわち、

0.1-

ン)、ポリスチレン粒子(白、

Polyscience

Polybead® Black Dyed Polyscience

数濃度

の濃度条件については濁度等の水質分析 のみ実施し、微生物試験では採用しなか った。

の粒径は、

た台風・降雨直後の地表水系浄水場原水 の粒径分布

表1.採用した標準粒子の種類と濃度

△:水質分析実施、微生物試験は実施せず、

粒径分布はナノトラック粒度分析計

(UPA Nano sight

図1に各試料(微生物添加前)の外観を 示す。

  研究方法 1.試料の調整

標準粒子として

なわち、カーボンブラック粒子 -0.2μm、 Aqua

ン)、ポリスチレン粒子(白、

は 1.0μm 、 olyscience社製

Polybead® Black Dyed olyscience 社製

数濃度(個/mL

の濃度条件については濁度等の水質分析 のみ実施し、微生物試験では採用しなか った。なお、選定した

の粒径は、H26

た台風・降雨直後の地表水系浄水場原水 の粒径分布のピークに相当する

表1.採用した標準粒子の種類と濃度

△:水質分析実施、微生物試験は実施せず、

粒径分布はナノトラック粒度分析計 UPA-EX150

Nano sight(LM10

図1に各試料(微生物添加前)の外観を 示す。

研究方法 試料の調整

として、表1を選定した。

カーボンブラック粒子 Aqua-Black-001 ン)、ポリスチレン粒子(白、

、 Polybead® Microspheres 社製; 黒、0.2μm

Polybead® Black Dyed 社製)の5種とし /mL)で条件を

の濃度条件については濁度等の水質分析 のみ実施し、微生物試験では採用しなか

選定した0.2μm,

H26 年度の成果として報告し た台風・降雨直後の地表水系浄水場原水

のピークに相当する

表1.採用した標準粒子の種類と濃度

(○:

△:水質分析実施、微生物試験は実施せず、

粒径分布はナノトラック粒度分析計 EX150,NIKISSO

LM10,Malvern

図1に各試料(微生物添加前)の外観を 表1を選定した。

カーボンブラック粒子(黒、

001、東海カーボ ン)、ポリスチレン粒子(白、0.2μm

Polybead® Microspheres 0.2μmまたは1.0μm

Microspheres 種とし、粒子 条件を調整した。

の濃度条件については濁度等の水質分析 のみ実施し、微生物試験では採用しなか 0.2μm,および1.0μm 年度の成果として報告し た台風・降雨直後の地表水系浄水場原水

のピークに相当する6)。 表1.採用した標準粒子の種類と濃度

(○:微生物試験実施

△:水質分析実施、微生物試験は実施せず、

−:試験せず)

粒径分布はナノトラック粒度分析計 NIKISSO)、粒子濃度は Malvern)で測定した。

図1に各試料(微生物添加前)の外観を 表1を選定した。す

(黒、

、東海カーボ 0.2μmまた Polybead® Microspheres,

1.0μm、

Microspheres 、 粒子の個

。一部 の濃度条件については濁度等の水質分析 のみ実施し、微生物試験では採用しなか 1.0μm 年度の成果として報告し た台風・降雨直後の地表水系浄水場原水

表1.採用した標準粒子の種類と濃度

実施、 

△:水質分析実施、微生物試験は実施せず、

−:試験せず) 

  粒径分布はナノトラック粒度分析計

)、粒子濃度は

)で測定した。

図1に各試料(微生物添加前)の外観を

(3)

滅菌済みリン酸緩衝液(

7.2)に、いずれかの標準粒子 たがって調整した後、

IFO3301 加し

滅菌済みリン酸緩衝液(

)に、いずれかの標準粒子 たがって調整した後、

IFO3301 又は大腸菌ファージ

加して試験水とした。

滅菌済みリン酸緩衝液(1/15 mol/L

)に、いずれかの標準粒子 たがって調整した後、微生物(大腸菌

又は大腸菌ファージ

て試験水とした。表2に、微生物添

粒子濃度

(左からCB, W0.2, B0.2

粒子濃度

(左からCB, W0.2, B0.2 1/15 mol/L、

)に、いずれかの標準粒子を表1にし 微生物(大腸菌K12 又は大腸菌ファージ MS2)を添

表2に、微生物添

粒子濃度109個/mL CB, W0.2, B0.2

粒子濃度1010個/mL CB, W0.2, B0.2

図1.標準粒子添加試料の外観

表2.微生物添加後の試験水の水質

3 pH を表1にし

K12

)を添 表2に、微生物添

加後の試験水水質を示す。表2における 粒子濃度

微生物のみを添加した

紫外線透過率、濁度、色度はいずれも 述する

CB, W0.2, B0.2) (左:

/mL

CB, W0.2, B0.2) (左:

図1.標準粒子添加試料の外観

表2.微生物添加後の試験水の水質

加後の試験水水質を示す。表2における 粒子濃度 0 とは、標準粒子を添加せずに 微生物のみを添加した

紫外線透過率、濁度、色度はいずれも 述する分析方法により測定した。

粒子濃度10

(左:W1.0,

粒子濃度10

(左:W1.0, 図1.標準粒子添加試料の外観

表2.微生物添加後の試験水の水質

加後の試験水水質を示す。表2における とは、標準粒子を添加せずに 微生物のみを添加した試料の水質を示す。

紫外線透過率、濁度、色度はいずれも 分析方法により測定した。

108個/mL W1.0, 右:B1.0)

109個/mL W1.0, 右:B1.0)

図1.標準粒子添加試料の外観

表2.微生物添加後の試験水の水質

(‑:不活化

加後の試験水水質を示す。表2における とは、標準粒子を添加せずに

試料の水質を示す。

紫外線透過率、濁度、色度はいずれも 分析方法により測定した。

不活化試験を実施せず)

加後の試験水水質を示す。表2における とは、標準粒子を添加せずに

試料の水質を示す。

紫外線透過率、濁度、色度はいずれも後

せず)

(4)

2.

試験水

撹拌し粒子や微生物を均質化したのち、

内径

混合しながら回分式で照射した。照射 独立

水銀ランプ(

試料表面の紫外線(

外線強度

測定し、その平均値を当該試験日の表面 線量率とした。実験期間を通じ、表面線 量 率 は 概 ね

Bolton and Linden

線量率に、試験水の吸光による深さ方向 の減衰、試料表面での反射、シャーレ表 面の線量率

て試料内平均線量率を算出した。表面線 量率と吸光度は、試験日

使用した。

射時間を乗じ、試料内に到達した平均紫 外線量を算出した。

3.分析項目と 試験水の 分光光度計(

紫外線

積分球式濁色度計(

工業)で測定した。大腸菌 ロモカルト寒天培地(

ファージ

宿主とした重層寒天培地で測定し ニー形成能(

CFU/

forming unit/mL, 残率を算出した

2.紫外線照射 試験水35mL

撹拌し粒子や微生物を均質化したのち、

内径85mmのシャーレに入れて 混合しながら回分式で照射した。照射 独立して3回実施した。光源として 水銀ランプ(GL15

試料表面の紫外線(

外線強度計(UVR

測定し、その平均値を当該試験日の表面 線量率とした。実験期間を通じ、表面線 量 率 は 概 ね 0.275mW/cm

Bolton and Linden

線量率に、試験水の吸光による深さ方向 の減衰、試料表面での反射、シャーレ表 面の線量率分布

て試料内平均線量率を算出した。表面線 量率と吸光度は、試験日

使用した。試料内平均線量率に紫外線照 射時間を乗じ、試料内に到達した平均紫 外線量を算出した。

3.分析項目と 試験水の254nm 分光光度計(UH5300

紫外線透過率に換算した。濁度 積分球式濁色度計(

工業)で測定した。大腸菌 ロモカルト寒天培地(

ファージMS2

宿主とした重層寒天培地で測定し ニー形成能(colony forming unit/mL, CFU/mL)またはプラーク形成能(

forming unit/mL, 残率を算出した

紫外線照射

35mLをボルテックスで

撹拌し粒子や微生物を均質化したのち、

のシャーレに入れて 混合しながら回分式で照射した。照射

実施した。光源として GL15,TOSHIBA 試料表面の紫外線(254nm

UVR-2,TOPCON

測定し、その平均値を当該試験日の表面 線量率とした。実験期間を通じ、表面線

0.275mW/cm Bolton and Linden(2003)

線量率に、試験水の吸光による深さ方向 の減衰、試料表面での反射、シャーレ表 分布の各ファクターを考慮し て試料内平均線量率を算出した。表面線 量率と吸光度は、試験日ごと

試料内平均線量率に紫外線照 射時間を乗じ、試料内に到達した平均紫 外線量を算出した。

3.分析項目と分析手法 254nm吸光度

UH5300,日立)で測定し、

透過率に換算した。濁度 積分球式濁色度計(WA6000 工業)で測定した。大腸菌 ロモカルト寒天培地(Merck

MS2は大腸菌K12A/λ 宿主とした重層寒天培地で測定し

colony forming unit/mL,

)またはプラーク形成能(

forming unit/mL, 以下PFU/

残率を算出した。なお、微生物の初期濃 をボルテックスで2分間 撹拌し粒子や微生物を均質化したのち、

のシャーレに入れて撹拌子で 混合しながら回分式で照射した。照射

実施した。光源として低圧 TOSHIBA)を用い、

254nm)線量率を紫 TOPCON)で 測定し、その平均値を当該試験日の表面 線量率とした。実験期間を通じ、表面線 0.275mW/cm2 で あ っ た 。

7)に従い、表面 線量率に、試験水の吸光による深さ方向 の減衰、試料表面での反射、シャーレ表 の各ファクターを考慮し て試料内平均線量率を算出した。表面線 ごとの測定値を 試料内平均線量率に紫外線照 射時間を乗じ、試料内に到達した平均紫

分析手法 

吸光度(A254[cm-1]

,日立)で測定し、

透過率に換算した。濁度と色度 WA6000,日本電色 工業)で測定した。大腸菌IFO3301はク Merck社)、大腸菌 K12A/λ(F+)を 宿主とした重層寒天培地で測定し、コロ colony forming unit/mL, 以下

)またはプラーク形成能(plaque PFU/mL)により生 なお、微生物の初期濃

- 4 - 分間 撹拌し粒子や微生物を均質化したのち、

撹拌子で 混合しながら回分式で照射した。照射は 低圧

)を用い、

)線量率を紫

)で6回 測定し、その平均値を当該試験日の表面 線量率とした。実験期間を通じ、表面線 で あ っ た 。 従い、表面 線量率に、試験水の吸光による深さ方向 の減衰、試料表面での反射、シャーレ表 の各ファクターを考慮し て試料内平均線量率を算出した。表面線 値を 試料内平均線量率に紫外線照 射時間を乗じ、試料内に到達した平均紫

])は

,日立)で測定し、

と色度は

,日本電色 はク 大腸菌

)を

、コロ 以下 plaque

)により生 なお、微生物の初期濃

度は大腸菌で PFU/mL

(倫理面への配慮)

株を適切に管理された実験室 供したものであり

C.

1.

表 いずれも て

った

一の粒子濃度で比較すると、

い CB

の印象と整合 ここで、

た、地表水を原水とする浄水場 ける原水水質の変動幅(

試験水の水質を比較する。

表3.地表水を原水とする浄水場原水の 度は大腸菌で

PFU/mL のオ

(倫理面への配慮)

本研究は、

株を適切に管理された実験室 供したものであり

.  研究結果

1. 試験水水質の特徴 表 2 より、

いずれも紫外線透過率

ており、紫外線消毒には不利な条件であ った。W1.0

一の粒子濃度で比較すると、

いと濁度は著しく高くなった CBが突出して

の印象と整合 ここで、H26

た、地表水を原水とする浄水場 ける原水水質の変動幅(

月1回ずつ測定、

試験水の水質を比較する。

表3.地表水を原水とする浄水場原水の 水質変動幅

度は大腸菌で 106 CFU/mL

のオーダーとなるよう調整した。

(倫理面への配慮)

、正規に購入した 株を適切に管理された実験室

供したものであり、倫理面の問題はない。

研究結果

試験水水質の特徴

より、不活化実験に供した試料は 紫外線透過率が

おり、紫外線消毒には不利な条件であ W1.0 の濁度は突出して

一の粒子濃度で比較すると、

濁度は著しく高くなった

突出して高く、これは外観(図1)

の印象と整合した。

H26 年度の成果として報告し た、地表水を原水とする浄水場

ける原水水質の変動幅(

回ずつ測定、n=7)を表 試験水の水質を比較する。

表3.地表水を原水とする浄水場原水の 水質変動幅(H26

(*:統計的外れ値に相当)

CFU/mL、MS2 で ーダーとなるよう調整した。

正規に購入した微生物純粋 株を適切に管理された実験室内で試験に 倫理面の問題はない。

試験水水質の特徴

不活化実験に供した試料は が 75%を下回っ おり、紫外線消毒には不利な条件であ

突出して高く、

一の粒子濃度で比較すると、粒子が大き 濁度は著しく高くなった。色度は、

これは外観(図1)

年度の成果として報告し た、地表水を原水とする浄水場A,B ける原水水質の変動幅(9 月−3 月の毎

)を表3に示し、

試験水の水質を比較する。

表3.地表水を原水とする浄水場原水の H26報告6)より)

:統計的外れ値に相当)

で 107  ーダーとなるよう調整した。

微生物純粋 試験に 倫理面の問題はない。

不活化実験に供した試料は を下回っ おり、紫外線消毒には不利な条件であ 高く、同 粒子が大き

。色度は、

これは外観(図1)

年度の成果として報告し A,Bにお 月の毎 に示し、

表3.地表水を原水とする浄水場原水の

:統計的外れ値に相当) 

(5)

原水水質の

(25%

本実験の試験水の B0.2

位範囲 濁度で範囲外

度の変動幅と比較すると、

の10

ね四分位範囲

が高く範囲外であった。

変動幅と比較すると、

原水水質の四分位範囲よりも低い透過率 に相当し、すなわち紫外線処理にとって 不利な条件であることが確認された。

2.

図 係を

紫外線透過率は、粒子原液を段階的 ン酸緩衝液で

度を測定し、透過率に換算した。図 り、

は粒子濃度が 1.0

個/mL

が観察された。粒径が同じ粒子は紫外線 透過率低下の傾向が類似しており、

線透過率 素材や色よりも れた。

原水水質の変動幅 25%値〜75%

本実験の試験水の B0.2の109個/mL 位範囲に入るが、

濁度で範囲外に相当した 度の変動幅と比較すると、

109個/mLと

ね四分位範囲に入るが、それ以外は 高く範囲外であった。

変動幅と比較すると、

原水水質の四分位範囲よりも低い透過率 に相当し、すなわち紫外線処理にとって 不利な条件であることが確認された。

.粒子濃度と紫外線透過率の関係 図2に粒子濃度と紫外線透過率の関 係を示し、その数値データを

紫外線透過率は、粒子原液を段階的 ン酸緩衝液で希釈した試料の紫外線吸光 度を測定し、透過率に換算した。図 り、0.2mの粒子

は粒子濃度が10

mの粒子(

/mLにかけて透過率が

が観察された。粒径が同じ粒子は紫外線 透過率低下の傾向が類似しており、

線透過率の低下に支配的な因子は粒子の 素材や色よりも

れた。

変動幅として四分位 75%値の範囲)と比較すると、

本実験の試験水の濁度は、

/mLは概ね原水水質の四分 に入るが、1010個/mL

に相当した。

度の変動幅と比較すると、

とW1.0の

に入るが、それ以外は 高く範囲外であった。紫外線

変動幅と比較すると、すべての試験水が 原水水質の四分位範囲よりも低い透過率 に相当し、すなわち紫外線処理にとって 不利な条件であることが確認された。

粒子濃度と紫外線透過率の関係 に粒子濃度と紫外線透過率の関 示し、その数値データを

紫外線透過率は、粒子原液を段階的 希釈した試料の紫外線吸光 度を測定し、透過率に換算した。図

の粒子(CB、 109−1010個 粒子(W1.0、B1.0

にかけて透過率が急低下する閾値 が観察された。粒径が同じ粒子は紫外線 透過率低下の傾向が類似しており、

の低下に支配的な因子は粒子の 素材や色よりも粒径であることが示唆さ として四分位範囲

)と比較すると、

は、CB, W0.2, 原水水質の四分 /mLになると

。また、原水色 度の変動幅と比較すると、W0.2、B0.2 の108個/mLは概 に入るが、それ以外は色度 紫外線透過率の すべての試験水が 原水水質の四分位範囲よりも低い透過率 に相当し、すなわち紫外線処理にとって 不利な条件であることが確認された。

粒子濃度と紫外線透過率の関係 に粒子濃度と紫外線透過率の関 示し、その数値データを表4に示す。

紫外線透過率は、粒子原液を段階的に 希釈した試料の紫外線吸光 度を測定し、透過率に換算した。図2

、W0.2、B0.2 個/mLにかけて、

B1.0)は107− 急低下する閾値 が観察された。粒径が同じ粒子は紫外線 透過率低下の傾向が類似しており、紫外 の低下に支配的な因子は粒子の 粒径であることが示唆さ

- 5 - 範囲

)と比較すると、

B, W0.2, 原水水質の四分

になると高 原水色 B0.2 は概 色度 透過率の すべての試験水が 原水水質の四分位範囲よりも低い透過率 に相当し、すなわち紫外線処理にとって 不利な条件であることが確認された。

粒子濃度と紫外線透過率の関係 に粒子濃度と紫外線透過率の関

示す。

にリ 希釈した試料の紫外線吸光 2よ B0.2) にかけて、

−108 急低下する閾値 が観察された。粒径が同じ粒子は紫外線 紫外 の低下に支配的な因子は粒子の 粒径であることが示唆さ

図2

表4

結果を示す。照射は独立して3回実施し

( バーは

れの条件でも、

曲線 された。

で粒子を変えた場合 5に、

径を変えた場合 それぞれ示す。

図2.  粒子濃度と紫外線透過率の関係

表4. 各粒子濃度

3.不活化実験 図3に大腸菌、図

結果を示す。照射は独立して3回実施し

(n=3)、プロットはそ バーは最大値

れの条件でも、

曲線を示し、MS2 された。

図3,4より、

で粒子を変えた場合 5に、同一粒子(ポリ 径を変えた場合 それぞれ示す。

粒子濃度と紫外線透過率の関係

各粒子濃度での紫外線透過率

不活化実験

に大腸菌、図4に

結果を示す。照射は独立して3回実施し プロットはその平均

値と最小値を

れの条件でも、大腸菌は肩のある不活化 MS2は一次反応的に不活化

図3,4より、同一粒径(

で粒子を変えた場合の結果を抽出して図 同一粒子(ポリスチレン

径を変えた場合の結果を抽出して図6に、

それぞれ示す。

粒子濃度と紫外線透過率の関係

紫外線透過率

(−:測定せず)

にMS2の不活化 結果を示す。照射は独立して3回実施し の平均値、エラー と最小値を意味する。

大腸菌は肩のある不活化 は一次反応的に不活化

同一粒径(0.2μ の結果を抽出して図

スチレン白)で粒 の結果を抽出して図6に、

粒子濃度と紫外線透過率の関係

紫外線透過率(%)

(−:測定せず) 

不活化 結果を示す。照射は独立して3回実施し 値、エラー

。いず 大腸菌は肩のある不活化 は一次反応的に不活化

μm) の結果を抽出して図 白)で粒 の結果を抽出して図6に、

(6)

図3

図4

図3. 大腸菌の不活化曲線

図4.  MS2

大腸菌の不活化曲線

MS2の不活化曲線 大腸菌の不活化曲線

の不活化曲線

- 6 - 図5

図5. 0.2m

図6. 白色

の不活化曲線

m粒子添加時の不活化曲線

白色ポリスチレン粒子添加時 の不活化曲線

添加時の不活化曲線

スチレン粒子添加時 添加時の不活化曲線

スチレン粒子添加時

(7)

図5より、

では、

る差はみられないが、

子によって CB

ーリングがみられた一方、

により 料の CB

ポリスチレン粒子は

反射率が高いと推定され、反射や散乱が 不活化に寄与した可能性が示唆された。

次に、

で粒径

実験条件の範囲では 試料がもっとも

て小さい粒子が高濃度で存在するほど散 乱光の寄与が大きい可能性が

また、

腸菌と

粒子の影響は両者で異なる傾向があり、

粒子と微生物の相対的なサイズが る可能性が示唆された。

0.4 そ27nm

た標準粒子の粒径との比較から検討する 余地がある。

よって、

れる割合が高い 図5より、

では、不活化傾向に る差はみられないが、

子によって顕著に差が現れ CB は粒子により

ーリングがみられた一方、

により不活化効率が向上した 料の紫外線透過率

CB の黒色表面が紫外線を吸収し ポリスチレン粒子は

反射率が高いと推定され、反射や散乱が 不活化に寄与した可能性が示唆された。

次に、図6より、

で粒径と濃度が異なる 実験条件の範囲では 試料がもっとも

て小さい粒子が高濃度で存在するほど散 乱光の寄与が大きい可能性が

また、0.2m粒子による影響の程度は大

腸菌と MS2 で同等であったが、

粒子の影響は両者で異なる傾向があり、

粒子と微生物の相対的なサイズが る可能性が示唆された。

0.4m×2m程度の桿菌で、

27nmの球形ウイルスであり、添加し た標準粒子の粒径との比較から検討する 余地がある。例えば、

よって、MS2は透過光によって不活化さ れる割合が高い

表5. MS2 図5より、粒径 0.2m

不活化傾向に粒子の る差はみられないが、1010

顕著に差が現れ 粒子により不活化効率 ーリングがみられた一方、

不活化効率が向上した

透過率や濁度に大差はないが の黒色表面が紫外線を吸収し ポリスチレン粒子はCBに比べて 反射率が高いと推定され、反射や散乱が 不活化に寄与した可能性が示唆された。

図6より、同じ白色ポリスチレン が異なる場合を比較すると、

実験条件の範囲ではW0.2 試料がもっとも不活化効率

て小さい粒子が高濃度で存在するほど散 乱光の寄与が大きい可能性が

粒子による影響の程度は大 で同等であったが、

粒子の影響は両者で異なる傾向があり、

粒子と微生物の相対的なサイズが る可能性が示唆された。大腸菌はおよそ

程度の桿菌で、

の球形ウイルスであり、添加し た標準粒子の粒径との比較から検討する 例えば、大腸菌は散乱光に は透過光によって不活化さ れる割合が高いという仮説を立て、検証

. MS2の不活化速度定数

m の 109個 粒子の素材や色によ

10個/mLでは

顕著に差が現れた。すなわち 不活化効率が低下とテ ーリングがみられた一方、W0.2 は粒子 不活化効率が向上した。これら試 や濁度に大差はないが の黒色表面が紫外線を吸収した一方、

に比べて紫外線 反射率が高いと推定され、反射や散乱が 不活化に寄与した可能性が示唆された。

白色ポリスチレン 場合を比較すると、

W0.2の1010個 不活化効率が高く、概し て小さい粒子が高濃度で存在するほど散 乱光の寄与が大きい可能性が示唆された。

粒子による影響の程度は大 で同等であったが、1.0 粒子の影響は両者で異なる傾向があり、

粒子と微生物の相対的なサイズが影響 大腸菌はおよそ 程度の桿菌で、MS2はおよ の球形ウイルスであり、添加し た標準粒子の粒径との比較から検討する 大腸菌は散乱光に は透過光によって不活化さ という仮説を立て、検証

の不活化速度定数

- 7 - 個/mL 素材や色によ では粒 た。すなわち、

が低下とテ 粒子 これら試 や濁度に大差はないが、

た一方、

紫外線 反射率が高いと推定され、反射や散乱が 不活化に寄与した可能性が示唆された。

白色ポリスチレン 場合を比較すると、

個/mL が高く、概し て小さい粒子が高濃度で存在するほど散

示唆された。

粒子による影響の程度は大 1.0m 粒子の影響は両者で異なる傾向があり、

影響す 大腸菌はおよそ はおよ の球形ウイルスであり、添加し た標準粒子の粒径との比較から検討する 大腸菌は散乱光に は透過光によって不活化さ という仮説を立て、検証

することが今後の課題である。

D.

対数直線的に不活化された て、

し、

と定義

射を繰り返して 差 を

Variance による 意水準

表 均値

併せて、粒子添加なしの条件で得られた kに対する

は 白の

大きくなった。

し の の 料の の

比べて小さく の

k

の不活化速度定数kと粒子添加なしに対する有意差検定結果

(繰り返し回数

することが今後の課題である。

D. 考察

対数直線的に不活化された

て、不活化曲線を最小二乗法で直線回帰 し、その傾きを不活化速度定数

と定義した。各条件下で 射を繰り返して

差 を 一 元 配 置 の 分 散 分 析 ( Variance, ANOVA

による多重比較 意水準αは5%

表5に、MS2

均値(n=3)を左から小さい

併せて、粒子添加なしの条件で得られた に対するp値を示す。

は、CB が濃度が高いほど小さくなり、

白のポリスチレン粒子 大きくなった。

しの試料で観察された の109個/mL、

の109個/mL、

料のk値は有意差が無かった。一方、

の1010個/mL 比べて小さく の109個/mL

k 値が粒子添加なし

(1%有意)。

と粒子添加なしに対する有意差検定結果

(繰り返し回数n=3, *

することが今後の課題である。

対数直線的に不活化された

不活化曲線を最小二乗法で直線回帰 傾きを不活化速度定数

した。各条件下で

射を繰り返してkを算出し、その平均値の 一 元 配 置 の 分 散 分 析 (

ANOVA)に供し、

多重比較で有意差を判定した。有 5%および1%とした。

MS2の不活化速度定数

)を左から小さい

併せて、粒子添加なしの条件で得られた 値を示す。不活化

濃度が高いほど小さくなり、

ポリスチレン粒子は濃度が高いほど 大きくなった。ANOVA

の試料で観察されたk

、B0.2の10

、W1.0 の10

値は有意差が無かった。一方、

/mLではk値が粒子添加なし 比べて小さく(5%有意)、また、

/mLとW0.2の 値が粒子添加なしに比べて

%有意)。粒子添加なしと有意に

と粒子添加なしに対する有意差検定結果

n=3, *:5%有意、

することが今後の課題である。

対数直線的に不活化されたMS2につい 不活化曲線を最小二乗法で直線回帰

傾きを不活化速度定数k [cm した。各条件下で独立に3回ずつ照

し、その平均値の 一 元 配 置 の 分 散 分 析 (Analysis of

に供し、Scheffeテスト で有意差を判定した。有

とした。

の不活化速度定数k

)を左から小さい順に整理し 併せて、粒子添加なしの条件で得られた

不活化速度定数 濃度が高いほど小さくなり、

は濃度が高いほど

ANOVA の結果、粒子な

k値に比べて、

109個/mL 、 108個/mLの 値は有意差が無かった。一方、

値が粒子添加なし

%有意)、また、

の1010個/mL に比べて大きかった 粒子添加なしと有意に

と粒子添加なしに対する有意差検定結果

有意、**:1%有意)

につい 不活化曲線を最小二乗法で直線回帰 [cm2/mJ]

ずつ照 し、その平均値の Analysis of

テスト で有意差を判定した。有

kの平 整理し、

併せて、粒子添加なしの条件で得られた 速度定数k 濃度が高いほど小さくなり、

は濃度が高いほど 粒子な 値に比べて、CB

、W0.2 の各試 値は有意差が無かった。一方、CB 値が粒子添加なしに

%有意)、また、W1.0 /mLでは 大きかった 粒子添加なしと有意にk

有意)

(8)

- 8 - が異なる条件は、濁度 42 度以上、色度 64度以上、透過率5%以下の極端な条件 に相当した。一方、粒径0.2μm粒子を109 個/mL オーダーで添加した試料は、濁度 0.5-1.5 度、色度 13 度以上、紫外線透過

率 56-70%程度と紫外線処理に不利な条

件に相当するにもかかわらず、粒子添加 なしの場合(濁度0.0度、色度0.7度、紫 外線透過率97%)と不活化速度に有意差 はなかった。特に、CBの109個/mL試料 は、色度169度と著しく高いにもかかわ らず、粒子なしと有意差は無かった。よ って、現行の地表水以外への紫外線処理 適用要件(濁度2度以下、色度5度以下、

透過率75%以上)を満たす限り、濁質に よる処理効率の有意な低下は生じない可 能性が示唆された。

E. 結論

素材、色、粒径の異なる標準粒子を任 意濃度で添加した試料について、濁度、

色度、紫外線透過率の変化を分析した。

また、標準粒子試料に大腸菌または大腸 菌ファージ MS2 を添加し、紫外線不活 化実験を行った。その結果、以下の結論 を得た。

(1) 粒子濃度と紫外線透過率の関係につ いて、0.2mの粒子は粒子濃度109− 1010個/mLにかけて、1.0mの粒子は 107−108個/mLにかけて、紫外線透過 率が急低下する閾値が観察された。粒 径が同じ粒子は紫外線透過率低下の 傾向が類似しており、紫外線透過率の 低下に支配的な因子は粒子の素材や

色よりも粒径であることが示唆され た。

(2)カーボンブラック粒子(粒径 0.1− 0.2μm)を添加すると微生物不活化 効率が低下した一方、白色ポリスチ レン粒子(粒径0.2μm)を添加する と不活化効率が向上した。ポリスチ レン粒子は紫外線反射率が高く、反 射光や散乱光が不活化に寄与したも のと推定された。

(3) 粒径0.2μmの粒子による不活化効 率への影響の程度は大腸菌と MS2 で同等であったが、粒径 1.0μm の 粒子の影響は両者で異なる傾向があ り、粒子と微生物の相対的なサイズ が不活化効率に影響する可能性が示 唆された。

(4)異なる粒子条件で実施した MS2 の 不活化速度定数を比較した結果、濁 度0.5-1.5度、色度13度以上、紫外

線透過率 56-70%程度と紫外線処理

に不利な条件下でも、粒子添加なし の場合と不活化速度に有意差はなか った(ANOVA, p>0.05)。よって、

現行の地表水以外への紫外線処理適 用要件を満たす限り、濁質による処 理効率の有意な低下は生じない可能 性が示唆された。

(参考文献)

1) 厚生労働省パブリックコメント「水道施 設の技術的基準を定める省令」の一部改 正等に関する意見募集の結果について, 平成19年4月.

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?AN

(9)

- 9 - KENTYPE=3&CLASSNAME=Pcm1090

&KID=495060159&OBJCD=&GROUP 2) Harold Wright, David Gaithuma, Mark

Health, Chris Schulz, Travis Bogan, Alexander Cabaj, Alois Schmalweiser, Marcia Schmelzer and Janet Finegan-Kelly, 2012, UV disinfection knowledge base, Water Research Foundation, Denver, CO.

pp.104-106.

3) McElmurry S., Ingram S., Khalaf N. and Pillai G. 2011. UV Treatment Efficiency for E. coli in storm water containing different size fractions of suspended solids.

International Water Technology Journal, 1(2):1-9.

4) Walters E., Graml M., Behle C., Müller E.

and Horn H., 2014, Influence of Particle Association and Suspended Solids on UV Inactivation of Fecal Indicator Bacteria in an Urban River, Water Air and Soil Pollution, 225:1822

5) Kollu K. and Ӧrmeci B., 2012, Effect of particles and bioflocculation on ultraviolet disinfection of Escherichia coli, Water Research 46:750-760.

6) 小熊久美子、平成26年度厚生労働科学 研究費補助金「地表水を対象とした浄水 処理の濁度管理技術を補完する紫外線 処理の適用に関する研究」(H26-健危- 一般-004, 代表:大垣眞一郎)平成26 年度研究分担報告書.

7) Bolton R.J. and Linden K., 2003.

Standardization of Methods for Fluence (UV Dose) Determination in

Bench-Scale UV Experiments. Journal of Environmental Engineering 129:209-215.

G. 研究発表 1. 論文発表 該当なし 2. 学会発表

小塩美香, 小熊久美子, Jenyuk

Lohwacharin, 滝沢智. 懸濁粒子の特性 が紫外線の微生物不活化効果に及ぼす 影響. 日本水環境学会年会(徳島)2016 年3月.

H.知的財産権の出願・登録状況 1. 特許取得

該当なし

2. 実用新案登録 該当なし

3. その他

第 50 回日本水環境学会年会優秀発表 賞(クリタ賞)受賞(2016年3月、徳島)

参照

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