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62 ページ 基礎知識 1. 昔と今の食の変化 1. 関連科目 社会 消費生活 衣食住 地域の人々の生活 家庭 国際理解 調理の基礎 ( 我が国の伝統的な日常食 ) 2. この節の目標 p.61 で実感した食生活の変化を 本文とデータで確認することで 日本の過去 50 年の食 生活の変化と社会の変化

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Academic year: 2021

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第4章 食べ物とくらしから考える

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調べてみよう 1.昔の食べ物と今の食べ物 1.関連科目 国語 社会 【消費生活・衣食住】地域の人々の生活 家庭 【社会参画】 家族や近隣の人々とのかかわり 【国際理解】 調理の基礎(我が国の伝統的な日常食) 【3R】 物や金銭の使い方と買物・環境に配慮した生活の工夫 2.この節の目標 身近な大人に子どもの頃の食生活を聞くことを通して、ここ数十年間の日本の食生活・ 食習慣の変化を実感としてとらえる。また、食生活の変化の背景に社会の変化(女性の社 会進出や産業の変化、技術の進歩など)があることについても気づきを与える。 3.評価基準 【社会的事象への関心・意欲・態度】 ・ここ数十年の日本の食生活の変化に関心を抱き、背景にある日本の社会の変化の理由な どを積極的に考えようとする態度がみられる。 【家庭生活についての知識・理解】 ・インスタント食品や冷凍食品の増加に伴う食事の変化や、女性の社会進出・就労状況の 変化に伴う家事のあり方の変化について知識を得、理解することができる。 【話す・聞く能力】 ・自分の聞きたい内容を大人にきちんと伝え、答えられた内容についても的確に把握する ことができる。 4.学習の展開方法 ①家庭学習として、身近な大人の子どもの頃の食事について聞いてくるようにする。その 答えと、自分の現在の状況について、ワークシートに記入する。 ②質問に対する自分の回答と大人の回答を比べ、異なる点を挙げる。 ③②で挙げた違いや本文テキストから、現在と数十年前の食生活の違いを考え、まとめる。 ④下のワークシートの例を参考にしながら、食生活の変化の背景にある社会の変化につい て調べる。

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基礎知識 1.昔と今の食の変化 1.関連科目 社会 【消費生活・衣食住】地域の人々の生活 家庭 【国際理解】 調理の基礎(我が国の伝統的な日常食) 2.この節の目標 p.61 で実感した食生活の変化を、本文とデータで確認することで、日本の過去 50 年の食 生活の変化と社会の変化について、客観的に把握できるようにする。 3.評価基準 【観察・資料活用の技能・表現】 ・グラフを通して、食生活の変化の内容を把握できる。 【社会的事象についての知識・理解】 ・日本の過去50 年の食生活の変化について、内容と変化の流れ、社会的背景を理解してい る。 【家庭生活についての知識・理解】 ・日本の過去50 年の食生活の変化について、背景にある家庭のあり方の変化を理解してい る。 4.学習の展開方法 ①p.61 の昔と今の食生活の違いを確認する。 ②自分たちの好きな献立や、家でよく食べる献立を挙げてもらい、肉と魚ではどちらが多 いか、油を使う料理は多いかなど、傾向をまとめてみる。 ③ヒアリング内容や本文で、日本の伝統的な日常食や、近年の欧米化の流れをみる。 ④①~③を振り返りながら、p.62 のグラフを参照し、変化について客観的に把握する。

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基礎知識 2.食材から見える環境問題 1.関連科目 社会 【消費生活・衣食住】 地域の人々の生活 【産業】 地域の人々の生産や販売/我が国の農業や水産業 【国際理解】 世界の中の日本 算数 理科 【生態系・生物多様性】季節と生物/生物と環境 家庭 【消費生活・衣食住】 環境に配慮した生活の工夫/調理の基礎 道徳 【国際理解】 外国への関心 2.この節の目標 どのようにして食材が私たちの食卓に届くのかを食材ごとに検証し、日本では食材の多 くを輸入に頼っていること、食べ物を食べるまでには多くのエネルギーや水を消費してい ること、その影響は日本国内だけではなく海外の生産地にも及ぶことを理解する。 その際に「フードマイレージ」「有機農法」「地産地消」「バーチャルウオーター」などの 環境に関する用語や考え方についても学び、環境にやさしい食生活についての気づきにつ ながるようにする。 3.評価基準 【社会的事象についての知識・理解】 ・輸入に頼る日本の食料事情とそれに伴う海外の水事情、環境配慮型の農法、持続可能な 漁業のあり方などについて、知識を得、理解を深めている。 【数量や図形についての知識・理解】 ・グラフや図表が示す内容を理解することができる。 【自然事象についての知識・理解】 ・生育する季節ではないときに、植物(野菜)を生育することのデメリットについて理解 することができる。 ・魚介類の無秩序なとりすぎが海の生態系を乱す可能性があることを理解している。 【家庭生活への関心・意欲・態度】 ・自分たちの口にする食材が届くまでに多くの環境負荷がかかっていることに関心をもち、 環境にやさしい生活をするための方法を意欲的に考えることができる。 4.学習の展開方法 ①(導入例)その日の朝食や給食の献立を例に、それらの食材(穀物・野菜・魚介類・肉

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4 類)ごとに産地を想像させる。産地は、海外か国内(遠方/地元)かが分けられる程度で かまわない。 ②①の推測をふまえ、本文で食材がどこから来ているのかを確認していく。P.68 のコラム を先に参照し、国内自給率を示してもわかりやすい。 ③穀類については、特に小麦に注目して輸入率の高さを示し、輸入する場合にどのように 環境に負荷がかかるのかを、フードマイレージという考え方を用いて説明する。 ※フードマイレージについての参考URL 農林水産省 消費者相談:http://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/0907/05.html 環境goo「環境用語集」:http://eco.goo.ne.jp/word/life/S00258_kaisetsu.html ④野菜については、化学農法、有機農法、低農薬農法など、さまざまな農法があることを 示す。 ⑤図書館や新聞記事で、それぞれの農法のメリット、デメリットを調べてまとめ、自分は どのようにつくられた野菜を食べたいかを考える。 ⑥本文およびp.64 下のコラムで「地産地消」という言葉とそのメリットを示す。自分たち の学校の給食に地産地消が取り入れられているか、自分たちの地元で産する野菜には何が あるかなどについて調べる。 ※「身土不二」についての参考URL 環境goo「環境用語集」:http://eco.goo.ne.jp/word/life/S00267.html ⑦魚介類については、海の生態系を乱さない漁業のあり方を中心に伝える。P.65 の下のイ ラストに添えた質問について答えを考え、発表する。 また、p.57 の MSC マークを参照し、その意味を説明し、MSC マークのついた商品を選 ぶことで自分たちも海の生態系の保全に協力できることを示す。 参考:http://www.wwf.or.jp/activities/nature/cat1136/cat1143/ ⑧肉類については、肉の輸入の問題にとどまらず、家畜が育つまでには膨大な水が必要と されることを理解させる。「日本が輸入しているバーチャルウオーター」の図を用いて、日 本が食料の輸入大国であるということは水の輸入大国でもあること、すなわち自分たちの 食べる肉と世界の水不足の問題は無関係ではないことを教える。 ⑨p.66 下のコラムで、ペットボトルの水は環境負荷が高いことを教え、自分たちの生活を 見直す糸口を示す。

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基礎知識 3.日本と海外の食料事情 1.関連科目 社会 【国際理解】 世界の中の日本 体育 【健康】 健康な生活/病気の予防 家庭 【消費生活・衣食住】環境に配慮した生活の工夫 道徳 【国際理解】 外国への関心 2.この節の目標 世界の飢餓状況および日本の食品廃棄の現状を確認することを通して、食べ物を大切に しなくてはいけないことに気づきを与え、食べ残しをしない、食べ物を買いすぎないなど の行動につなげられるようにする。 3.評価基準 【社会的な事象への関心・意欲・態度】 ・日本では食品を廃棄することが多いが、世界では食べるものがなく飢餓状態におかれて いる国が尐なくないことに対して、理由や背景について自ら考えようとする。 【家庭生活への関心・意欲・態度】 ・多くの食べ物が廃棄されている現状に関心を抱き、食べ物をゴミにしないためにはどの ような点に注意して生活していくかを考え、そのように行動することができる。 【家庭生活についての知識・理解】 ・消費期限や賞味期限が示す内容を知り、それぞれの表示を自らの食生活に活用できる。 4.学習の展開方法 ①(導入例)自分たちの食生活を振り返り、食べ残しをすることがあるか、賞味期限切れ などで食べずに食材を捨てることがあるかなどを確認する。 あるいは、新聞記事やインターネットを活用し、世界の飢餓状況を示す記事を読ませる。 ②p.67 で世界の飢餓状況について知識を与える。 ③下の世界地図で、①の記事の国の飢餓状況を確認して、記事と地図をリンクさせる。そ の記事の国は世界で最も飢餓が激しいレベルである/もっと過酷な国があるなど、世界全 体の状況をおおまかに把握する。 ④地図で日本の飢餓状況レベルを確認したあと、p.68 で、日本では食品がゴミになること が多いという現状を教える。 ⑤賞味期限、消費期限についての知識を与える。1日(弁当なら1時間など)期限を過ぎ たから食べられないわけではないなど、具体的に示し、食べ物を無駄にしないように促す。

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6 ※コンビニなどでは期限切れ食品をどう扱っているか、その背景にはどのようなこと(流 通の仕組み、消費者の指向など)があるかなど、新聞記事やインターネットなどを活用し た調べ学習にもつなげることができる。 ⑥p.63~66 をふまえて、右下のコラムで日本の食料自給率の低さ、そのデメリットについ て知識を与える。

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基礎知識 4.上下水道の仕組みと役割 1.関連科目 社会 【資源・エネルギー】飲料水、電気、ガスの確保 家庭 【消費生活・衣食住】環境に配慮した生活の工夫 2.この節の目標 水が水源から私たちの家や学校まで届くまでと、使用した水が川や海に流されるまでの 流れを学ぶことで、自然環境と人間社会とのつながりに気づきを与える。また、現代日本 の衛生的な生活を支える上下水道の仕組みを把握する。 3.評価基準 【社会的事象についての知識・理解】 ・生活に欠かせない水が供給され、処理されるまでの流れを理解できる。 【家庭生活についての知識・理解】 ・家庭での水の使われ方を理解し、水を大切にする行動につなげていくことができる。 4.学習の展開方法 ①水道の水はもともとどこにあった水なのか、考えて発表する。 ②本文と下の図「水が私たちのところに届くまで」を使って、上水道の流れをたどる。 ③家庭での水の使用用途と割合を、グラフで確認する。 ④トイレや風呂など、使った水はどこに行くのか、考えて発表する。 ⑤本文で下水処理の仕組みを確認する。

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基礎知識 5.水不足になるとどうなるのか 1.関連科目 社会 【資源・エネルギー】飲料水、電気、ガスの確保 【消費生活・衣食住】地域の人々の生活 【産業】 地域の人々の生産と販売 【国際理解】 世界の中の日本 理科 【水・大気・土】 金属、水、空気と温度 体育 【健康】 健康な生活/病気の予防/快適な住まい方 家庭 【消費生活・衣食住】環境に配慮した生活の工夫 道徳 【国際理解】 外国への関心 【社会参画】 公徳心 2.この節の目標 水不足になったらどういうことが起こるのか、生活、産業の二つの視点から伝え、水の 役割と大切さを理解させる。また、水を有効利用する技術の存在と、その必要性も示唆す る。それらを通して、水も有限な資源であり、大切に使う必要があることに気づきを与え る。 3.評価基準 【社会的な事象への関心・意欲・態度】 ・水不足になったときの社会的な影響に関心をもち、水資源の大切さに気づくことができ る。 【自然事象への知識・理解】 ・水のはたらきについての知識をもち、水と衛生、食料確保、地球環境との関係を理解で きる。 【生活を創意工夫する能力】 ・水の使い方を見直し、生活の中で水を大切に使おうとすることができる。 4.学習の展開方法 ①(導入として)新聞記事やインターネットを活用し、東日本大震災で断水が続く地域・ 避難所の衛生状態について記した記事などを読む。 ②①の理解をふまえ、本文「生活に欠かせない水」で、水が生活に欠かせないものである ことを確認する。 ③生活面以外では、水不足によってどのような影響が生じるかを考え、発表する。

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9 ④③の意見をふまえ、本文「農業や工業にも影響が出る」で産業面への影響を確認する。 農業への影響は食料不足を招き、飢餓人口を増やすことにつながることも理解させる。 ⑤「限りある水を大切に」で、地球環境問題と水不足の関係を把握する。また、下のグラ フで、人間の使える水の有限性に気づきを与える。 ⑥水を大切にする方法として、技術面でも開発が進んでいることを示す。

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基礎知識 6.持続可能な社会への取り組み 1.関連科目 社会 【産業】 地域の人々の生産と販売 【資源・エネルギー】ごみの処理と利用 【3R】 ごみの処理と利用 2.この節の目標 環境に負荷をかけない農業の試みの一例として「循環型農業」の取り組みをみていくこ とで、環境をよくしていくには自分たちで行動していく必要があること、行動によって地 球の未来を変えることができることに対する気づきを喚起する。 3.評価基準 【社会的事象への関心・意欲・態度】 ・前節までの食べ物と環境についての国内外の状況に対して、自分たちにはどのようなこ とができるのか、日本ではどのような改善への取り組みがなされているのかを、積極的に 知ろうとすることができる。 【社会的な思考・判断】 ・「循環型農業」の取り組みには、生産者だけではなく、住民も参加していることなどから、 環境を改善していく活動は、自分たちと無関係ではないことに気づくことができる。 4.学習の展開方法 ①前節までの食べ物とくらしに関する状況を知り、どのようなことを考えたか意見を発表 する。 ②発言を受け、今、日本で問題の改善に向けて行われている取り組みの一例として、「循環 型農業」を紹介する。 ③新聞やインターネット、図書館を活用し、日本各地で行われているその他の事例を調べ てみる。 ④自分たちにはどのような協力・取り組みができるのか考え、発表する。

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⇨ 72~73 ページ

試してみよう 1.フードマイレージを体感しよう ~2.バーチャルウオーターを計算しよう 1.関連科目 国語 社会 【国際理解】世界の中の日本 算数 家庭 【消費生活・衣食住】調理の基礎/環境に配慮した生活の工夫 【3R】物や金銭の使い方と買物・環境に配慮した生活の工夫 2.この節の目標 フードマイレージゲームやバーチャルウオーター計算機というツールで、実際に遊んだ り計算したりすることを通して、自分たちの食事や生活と環境負荷の関係性を実感させ、 環境に配慮した行動につなげていく。 3.評価基準 【社会的な思考・判断】 ・ゲーム、計算の結果を示す内容を理解し、そこから自分のなすべき行動を考えることが できる。 【観察・資料活用の技能・表現】 ・ゲームや計算の結果が、どのような内容を示しているのか理解することができる。 【家庭生活への関心・意欲・態度】 ・フードマイレージゲームでの「夕食づくり」や、仮想水計算機入力のための献立づくり に興味をもち、楽しんで考えることができる。 4.学習の展開方法 1.フードマイレージを体感しよう ①あおぞら財団から、フードマイレージゲームなどの環境教材を借りる。 貸し出しに関する参照先:http://www.aozora.or.jp/foodmileage/contact.html ②「ゲームの試し方」やゲーム付属の解説書に従い、グループに分かれてゲームを行う。 ③各チームのフードマイレージを発表し、現代と1970 年代の生活を比べ、そこからわかっ たことを発表する。 2.バーチャルウオーターを計算しよう ①グループで夕食の献立を決め、必要な食材と、その分量をおおまかに決める。

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12 ②環境省の該当ページにアクセスし、食材の分量を入力する。

③献立と、入力して出されたバーチャルウオーターの量を発表する。 ④それぞれを比較し、わかったことを発表する。

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試してみよう 3.バケツで稲を育ててみよう 1.関連科目 国語 算数 社会 【産業】 我が国の農業や水産業 理科 【自然への愛着】 身近な自然の観察 家庭 【消費生活・衣食住】調理の基礎 図画工作 【自然への愛着】身近な材料(木切れなど)や場所などを基に発想して つくる造形遊び 2.この節の目標 米づくり体験を通して、作物を育てる大変さ、自身の育てた米を味わう喜びを知ると同 時に、食べ残すことの“もったいない精神”を育む。また、育てた米の様子から、粒の揃 った米を育てるために必要なことを考え、農法の種類と価格との関係について考え、理解 する。 3.評価基準 【数量や図形についての表現・処理】 ・米、野菜の重量と値段から、単位当たりの値段を導き出すことができる。 【自然事象への関心・意欲・態度】 ・稲の成長に関心をもち、意欲をもって育てていくことができる。 【生活の技能】 ・米を炊くことができる。 【造形への関心・意欲・態度】 ・稲の様子を絵日記として表現することに、熱心に取り組むことができる。 【話す・聞く能力】 ・米、野菜の価格の違いについて調べた内容を、わかりやすく伝えることができる。 【書く能力】 ・観察したこと、気づいたことを的確に記述することができる。 4.学習の展開方法 ①大きなバケツ、土、稲の苗、肥料など、稲を育てるための道具を用意する。 バケツで稲作するためのキットを販売しているインターネットのサイトや、学校にキッ トを配布しているJA もあるので、苗などの入手が難しい場合は利用するとよい。

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14 ②下記のホームページなどを参考にして、稲を植え、育てる。 参考:北陸農政局「稲を育てよう」URL: http://www.maff.go.jp/hokuriku/kids/pot/ JA グループ みんなのよい食プロジェクト「バケツ稲づくりマニュアル」 URL: http://www.yoi-shoku.jp/_files/manual.pdf ③成長の過程を観察し、絵日記などに記録する。気づいたこと、困ったことなども書き添 える。 ④収穫後、炊飯して食べてみる。給食や家庭で食べる米と、味、におい、形、色などを比 較してみる。 ⑤稲を育てて大変だった経験から、農家の人がどのような点に苦労しているかを考える。 ⑥無農薬米と一般の米、有機農法でつくった野菜と一般農法でつくった野菜の価格を比較 し、それらの価格が異なる理由を調べて発表する。

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実践しよう 1.私の町の、環境にやさしい献立をつくろう 1.関連科目 社会 【産業】 地域の人々の生産や販売/都道府県の産業 我が国の農業や水産業 【消費生活・衣食住】地域の人々の生活 家庭 【消費生活・衣食住】調理の基礎/環境に配慮した生活の工夫 2.この節の目標 旬の食材、地元の食材を意識した献立づくりを通して、環境や健康によい食材や献立に ついて知識を得、日々のくらしに役立てられるようにする。 3.評価基準 【社会的事象への関心・意欲・態度】 ・地域でとれる食材など、身近な社会の産業に興味をもって調べることができる。 【家庭生活への関心・意欲・態度】 ・どのような食材を用いれば環境や健康によいのかを積極的に考え、考えたことを献立づ くりに反映させることができる。 【生活の技能】 ・旬の食材などを取り入れた献立をつくることができる。 4.学習の展開方法 ①地元の特産品(食材)にはどのようなものがあるか、発表する。 ②発表されたもの以外にどのようなものがあるか、身近な大人に聞いたり、本、新聞など を活用したりして調べてみる。 ③地元の郷土料理にはどのようなものがあるか、身近な大人に聞いたり、本、新聞などを 活用したりして調べてみる。 ④身近な食材を、本来収穫できる季節ごとに分類する。 ⑤これまでにリストアップされた食材を用いて、郷土料理も含めて、どのような料理がで きるか考え、ワークシートに記入する。

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実践しよう 2.環境にやさしい料理にチャレンジ 1.関連科目 国語 家庭 【消費生活・衣食住】調理の基礎/環境に配慮した生活の工夫 2.この節の目標 p.74 でつくった献立を参考に、環境にやさしい料理を実際につくってみる。その際、「準 備」「調理」「片付け」というそれぞれの段階における行動を、各自でチェック表を用いて 振り返ったり、なぜ環境によいのかを話し合ったりすることで、環境に配慮した行動を身 につけ、日々の行動につなげていけるようにする。 3.評価基準 【家庭生活への関心・意欲・態度】 ・料理の各段階における行動一つ一つが環境配慮につながることに関心をもち、今後の行 動を変えていこうと意識することができる。 【生活の技能】 ・自分たちで考えた献立を、実際に手際よく調理することができる。 【話す・聞く能力】 ・チェック表にあるような行動が環境にやさしい理由について、自分の考えをまとめて、 わかりやすく級友に話すことができる。また、級友の話をよく聞き、内容を把握すること ができる。 4.学習の展開方法 ①p.74 を参考にして、調理する献立を決める。 ②準備(食材の買い物)、調理、片付け時にチェックすべき項目を確認し、チェックシート に質問の回答を記入する。 ③買い物、調理、片付けを実行する。 ④実行後、チェック項目が実践できたか、それぞれの行動を振り返り、実践できたところ に○をつける。 ⑤それらの行動が環境にやさしい理由について、グループやクラスで話し合う。 また、環境にやさしい料理を通して気づいたことを発表する。

参照

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1978年兵庫県西宮市生まれ。2001年慶應義塾大学総合政策学部卒業、