王
子
五
位
に
お
け
る
尊
貴
に
つ
い
て
石
附
勝
竜
一 は じ め に 王 子 五 位 と は 中 国 曹 洞 門 の 四 種 の 五 位 説 ( 偏 正 ・ 功 勲 ・ 君 臣 ・ 王 子 ) の 一 つ 、 曹 洞 宗 の 高 祖 た る 洞 山 大 師 の 法 従 兄 に あ た る 石 霜 慶 諸 普 会 大 師 ( 八 〇 七 -八 八 八 ) の 作 で 、 各 位 に 石 霜 (1) の 著 語 と 頗そ あ る も の を い う 。 と こ ろ で こ の 王 子 五 位 の 宗 旨 に つ い て は 、 従 来 殆 ん ど 詳 説 そ な い 。 そ れ は 石 霜 自 身そ 洞 山 ・ 曹 山 の 法 統 か ら は 傍 系 で あ り 、 又 五 位 の 特 色 は 偏 正 ・ 功 勲 で 尽 き 、 王 子 は 功 勲 の 響 説 に す ぎ ぬ と し て 軽 ん ぜ ら れ た こ と や 、 そ の 独 自 な 構 造 ・ 内 容そ 特 に 済 門 に 活 用 さ れ 、 曹 洞 派 下 と し て の 独 自 性 の 印 象そ 曖 昧 に な つ て い る こ と 等そ 原 因 と 思 わ れ る 。 だそ 、 是 の 如 く 独 自 な 形 式 ・ 内 容 ・ 影 響 力そ あ れ ば こ そ 、 こ の 究 明 に は 、 現 今 重 視 さ れ る 洞 門 宗 旨 の 論 理 的 明 確 化 や 洞 済 両 宗 旨 の 比 較 検 討 上 に 重 要 な 意 義そ あ る の で あ る 。 だそ こ こ で そ の 全 体 の 詳 論 は で き ぬ の で 、 ま ず 王 子 説 に お け る 尊 貴 性 の 把 握 を 中 心 課 題 と し て ゆ き た い 。 と い う の は 、 後 世 洞 済 い ず れ も 他 の 三 種 の 五 位 説 に 対 す る 王 子 五 位 の 特 質 ス ヲ は ﹁ 明 二 内 紹 外 紹 こ に あ り と し 、 天 子 ( 尊 貴 ) の 王 子 ( 修 道 者 ) に お け る 紹 継 ( 把 握 ) 如 何 を 根 幹 と す る 説 で あ る こ と を 認 め て い る か ら で あ る 。 こ れ を 考 え る に あ た り 、 ま ず 王 子 五 位 説 に 対 す る 従 来 の 諸 説 か ら 見 定 め て い き た い 。 二 王 子 五 位 説 の 二 解 釈 こ れ に つ い て 古 来 種 々 の 見 方そ な さ れ て い るで 、 代 表 的 な も の は 人 天 眼 目 ( 一 一 八 八 ) 、 洞 上 古 轍 ( 一 六 四 七 ) と 五 位 顕 訣 元 字 脚 ( 一 七 九 三 ) に あ る も の で あ ろ う 。 こ の 中 、 人 天 眼 目 は 四 種 の 五 位 説 を 同 種 と し て 功 勲 中 心 に 分 類 し なそ ら 、 説 明 も な い の で 、 こ こ で は 殆 ん ど 問 題 に な ら な い 。 古 轍 は こ れ に な ら っ て 功 勲 的 に み つ つ 、 更 に 批 判 改 変 し そ の 理 由 を 精 説 す る に あ た り 、 済 門 的 特 色そ 顕 著 で あ る の 王 子 五 位 に お け る 尊 貴 に つ い て ( 石 附 ) 三 三 九-780-王 子 五 位 に お け る 尊 貴 に つ い て ( 石 附 ) 三 四 〇 (2) で 、 ま ず こ れ を み た い 。 ル ル ヲ チ ク ニ ル ニ レ ノ リ ﹁ 誕 生 ー 最 初 知 レ有 。 即 能 頓 入 一二 色 幻 ⋮ ⋮ 此 与 二洞 山 正 中 偏 一 有 レ ハ レ ニ ル モ ル ヲ ダ ラ ニ ル ハ ニ チ ノ 異 。 正 中 偏 只 是 最 初 知 レ有 。 未 レ 入 二 一 色 叩 入 二 一 色 一乃 正 中 来 事 。 ﹂ ノ ハ ル ル ヲ ニ ト ス ヲ ド ノ ﹁ 朝 生 ー 此 子 不 レ 能 レ 知 レ有 。 止 事 二 外 紹 之 功 ⋮ 与 二洞 山 偏 中 乎 リ テ ナ リ ハ レ ニ シ テ ダ カ ニ レ ハ レ ニ シ テ ル ガ 有 レ異 。 以 二 偏 中 正 是 内 紹 。 而 未 レ就 レ位 者 。 此 是 外 紹 而 不 レ 紹 ナ ル ヲ ノ ク シ ヲ ラ ト シ ヲ ル ヲ ニ ス レ バ ヲ 者 ご ﹁ 末 生-此 子 遠 謝 二 一 切一 専 事 二 内 紹 幻 得 レ 入 二 一 色 殉 比 二 之 誕 ニ チ ノ リ ナ リ レ ハ チ シ ク ユ ヲ チ メ テ 生 叩 則 頓 漸 有 レ異 。 ⋮ ⋮ 此 与 二 正 中 来 一亦 異 。 此 乃 久 用 レ功 。 而 方 ル ニ ハ チ リ テ ニ ス ル チ ノ 入 二 正 位 一者 。 正 中 来 則 入 二 正 位 殉 而 転 身 者 也 。 ﹂ ﹁ 化 生 -即 洞 山 兼 ニ ジ ノ ニ 中 至 也 。﹂ ﹁ 内 生-正 同 二 洞 山 兼 中 到 こ こ の 骨 子 に 他 の 細 説 を 参 考 す る と 誕 生 に お い て 見 性 と い う 大 前 提 を 示 し 、 朝 生 で 努 力 す る も 未 だ 見 性 し 得 ず 、 末 生 で 努 力 の 結 果 見 性 し 得 、 化 生 で そ の 徳に 妙 用 に あ ら わ れ 、 内 生 で 理 智 一 致 し て 大 事 了 畢 し 、 無 為 よ り の 応 機 発 得 を 成 ず と し 、 段 階 功 勲 の 中 で 、 各 位に 内 紹 で 尊 貴 と の 直 接 の 連 関 は あ る も 、 朝 生 の み は 未 見 性 ・ 外 紹 位 だ と し て 、 こ れに 偏 正 功 勲 の 内 紹 の み な の と は 異 な る 特 性 と 見 性 中 心 に 主 張 し て い る 。 フ ハ ト ナ リ ト ハ こ れ に 対 し て 元 字 脚 は ﹁ 言 二 内 紹 一者 。 内 院 隆 誕 。 化 生 者 。 ナ リ ト ハ ナ リ ニ レ ナ リ ト ハ ル リ 法 化 口 生 。 誕 生 者 。 中 宮 誕 育 。 並 是 王 種 。 末 生 者 。 防 レ 自 二 庶 ト ハ ル ニ ニ レ ナ リ ツ ヲ バ ク レ 僚 幻 朝 生 者 。 産 由 二 嬢 御 幻 虹 是 臣 種 。 分 二 内 紹 外 紹 一 者 。 須 下 是 ラ ニ ヲ ニ ス ヲ 不 レ 由 二 階 級 殉 不 レ 歴 二 功 勲 ↓ 単 明 中 尊 貴 加 ﹂ と し 、 こ れ は 清 代 洞 ニ シ テ シ ル コ ト 門 の 恨 亭 静 挺 師 の 説 な る も 、 ﹁ 明 断 。 無 レ 有 二 余 纏 ご と 全 面 (3) 的 に 賛 意 を 示 し て い る 。 こ れ は 内 ・ 化 ・ 誕 ・ 末 ・ 朝 生 と 尊 貴 の 円 成 か ら の 順 で 独 特 で あ り 前 三 位 は 内 紹 後 二 位 は 外 紹 で 、 階 級 功 勲 よ り も 尊 貴 性 重 視 の 傾 向で 知 れ る 。 だで こ れ は 重 点 の お き 所 を 示 す の み で モ モ ノ リ テ ニ ル ト ゾ ト シ テ ﹁ 錐 下 然 外 紹 人 因 二 奉 重 一而 至 上 乎 。 内 紹 王 種 之 機 也 。 何 黙 黙 ラ ソ ヲ ニ ク ノ ト ズ ト ハ ニ レ 守 二 功 勲 一為 。 所 以 道 。 天 然 貴 胤 本 非 レ 功 是 也 。 ﹂ と い つ て い る こ と よ り す れ ば 、 実 際 の 形 式 と し て は 誕 生 を 大 前 提 と す る 朝 ・ 末 ・ 化 ・ 内 の 順 の 功 勲 と み て い る の は 同 様 で あ る 。 し か し 古 轍 の よ う に 功 勲 を 中 心 に 、 隔 絶 し た 尊 貴 の 見 性 を 企 つ こ と な く 、 外 紹 内 紹 を 論 ず る に 全 位 に お け る 尊 貴 の 存 在 を 説 き 、 到 未 到 を 問 わ ず 、 そ れ ら に 王 種 即 ち 本 証 の 本 具 を 説 く の を 主 眼 と み て い る の は 、 古 轍 と 相 反 す る 。 こ の 二 種 の 見 方 に 応 じ て 各 位 の 解 釈 の 仕 方 、 尊 貴 性 の 把 握 異 な つ て く る の で 、 次 に 両 者 の 説 を 対 比 せ し め 、 不 足 の 所 (4) は 祖 堂 集 の 石 霜 の 語 を 参 照 し つ つ 、 各 位 の 尊 貴 性 の 真 実 相 を 探 つ て み た い 。 三 各 位 に お け る 尊 貴 性 の 意 義 ズ ニ 誕 生 王 子 の 頚 で 重 要 な の は ﹁ 天 然 貴 胤 本 非 レ 功 ﹂ の 主 張 で 、 ツ テ ニ ヅ ヲ し か も そ の 尊 貴 た る 父 王 は ﹁ 鶴 騰 二 雷 漢 一出 二 銀 籠 こ と 誕 生 の 一 色 実 相 の 向 上 辺 を 更 に 超 越 し た 所 に あ る と し て い る こ と で あ る 。 こ の 言 詮 不 及 は 禅 門 た る 限 り 必 ず 強 調 さ れ て い る も の で 、 元 字 脚 も 古 轍 も こ れ の 表 面 的 解 釈 は 変 ら な い 。 た だ こ れ
-781-か 禅 の 一 大 前 提 と し て も 、 第 二 頭 の 王 子 と の 関 係 に お い て 、 い か に 回 互 せ し め ら れ て い る かか 問 題 な の で あ り 、 尊 貴 性 の ニ ユ ア ン ス も こ れ に よ り 異 な つ て く る の で あ る 。 ヅ シ テ サ ソ ヲ 即 ち 次 の 朝 生 で 、 古 轍 は 順 の ﹁ 金 榜 何 労 顕 二 至 勲 ご を 臣 下 の 功 を 記 す 金 榜 に は 至 勲 は 表 わ さ れ な い と 否 定 的 に と り 、 外 紹 ・ 臣 種 と し て 尊 貴 と は 断 絶 し て い る と す るか 、 元 字 脚 は 外 紹 位 と し つ つ 、 朝 生 の 至 勲 は 金 榜 ( 貼 札 ) に は 記 し つ く さ れ ぬ と 逆 に み 、 奉 勤 承 事 の 高 い 意 義 を 説 い て い る 。 こ の 方か 、 ミ ヲ ス ヲ ス ヲ 頗 の ﹁ 万 巻 積 レ 功 彰 二 聖 代 殉 一 心 忠 孝 輔 二 名 君 ご ま た 著 語 の ﹁ 白 リ ト ニ ス ノ 衣 為 二 上 輔 殉 直 指 二 禁 庭 中 こ か ら も 素 直 な 解 釈 で あ ろ う 。 又 末 生 を 古 轍 は 内 紹 と し て い るか 、 こ れ は 頚 の ﹁ 澄 凝 三 秋 思 ﹂ を 休 歓 凝 然 の 修 行 と し て 、 こ こ に 高 い 意 義 を 認 め 、 尊 貴 の イ テ ニ ユ ニ 存 在 を 主 張 す る も の で あ る 。か 次 の ﹁ 業 就 二 魏 科 一 酬 二 極 志 ご に よ れ ば 魏 科 即 ち 最 高 の 科 挙 に よ る こ の 位か 臣 種 た る こ と は 当 然 で 、 元 字 脚か 外 紹 と し て い る のか ふ さ わ し く 、 か く し て 始 め て 石 霜か 休 歓 の み で は 未 だ し で 、 真 の 尊 貴 は そ れ を 回 互 し た 所 だ と し て い る の に 応 じ 得 よ う 。 こ の 特 性 は 石 霜 の 嗣 九 峰 道 慶か 首 座 の 脱 去 一 辺 を 批 判 し た 有 名 な 話 に も し れ る と こ ろ で あ る 。 と も あ れ 外 紹 と 認 め つ つ 、 そ れ に 常 に 尊 貴か 保 持 さ れ て い る こ と を 述 べ て い る の は そ の 回 互 性 重 視 の 独 自 性 を 代 弁 す る と 思 わ れ る 。 化 生 と は 帝 化 を 奉 行 す る 位 で あ るか 、 そ の 働 を 頽 で ﹁ 高 低 セ ン ヤ ノ ヲ ノ ニ フ ヲ 堂 廃 二 尊 卑 奉 ご を 古 轍 は ﹁ 高 低 句 。 総 言 二 神 化 広 運 ご と 王 化 の 平 等 面 を の み 強 調 し た 句 と し て い る 。 元 字 脚 は こ れ と 内 性 に は 直 接 ふ れ て い ぬか 尊 卑 そ の ま ま の 差 別 を 重 視 し た 上 で そ れ ぞ れ の 奉 重 を 説 く も の で あ る こ と は 明 ら か で あ る 。 こ れ は 内 生 に 於 て 更 に よ く 顕 れ て く る 。 類 は 臣 ・ 修 の 染 汚 ス ノ ニ の 全 く な い 所 に ﹁ 砥 奉 二 一 人 天 地 貴 こ こ と と し て い るか 、 古 シ テ ル タ 轍 は こ れ を ﹁理 智 一 如 冥 合 不 レ 分 之 義 。 ﹂ と 、 一 体 の 機 中 心 に の べ 、 又 父 は 全 く 無 為 で あ る か ら 、 権 智 の 子か 父 の 代 り に 為 人 垂 手 す る こ と だ と 発 生 的 自 他 対 立 的 に の べ て い る 。 こ れ は 理 の 見 性 の 後 利 他 に 向 う 済 門 的 機 鋒 の 上 か ら の 説 で あ るか 、 石 霜 と し て は 尊 貴か 奉 重 に 表 れ た 所 を 重 視 す る の で 、 王 子 と は 単 な る 機 ・ 智 で は な く 円 具 の 人 に 重 心 を お い て ハ ス ニ い る と 思 う 。 即 ち 石 霜 は ﹁ 黒 漆 成 二 立 今 時 ご と 平 等 の 尊 貴か フ ナ ル カ レ 今 時 に 回 互 し て あ る こ と を 強 調 し 、 或 い は ﹁ 僧 問 。 如 何 是 ル ヲ ク ク ヲ 芥 子 納 二 須 弥 殉 師 云 。 隻 隻 而 聴 二 隻 隻 こ と 非 理 の 大 尊 貴 は 我 ノ か 二 つ の 耳 目 で 汝 の 二 を 聴 く 底 そ の も の と し 、 又 ﹁ 百 年 後 什 ノ ニ ル 慶 処 去 。 ﹂ と 滅 不 滅 を こ え た 真 身 の 所 在 を 問 わ れ て ﹁ 二 十 年 リ ニ シ レ 在 レ 世 一 千 五 百 人 ﹂ ﹁ 参 堂 去 ﹂ と 即 今 の 自 利 利 他 一 枚 の 修 証 を 以 て 答 え 、 事 相 重 視 の 性 格 を 打 出 し て い る 。 こ れ か ら す れ ば 奉 を 功 勲 の 上 か ら だ け で は な く 最 終 の 大 尊 貴 の 位 も 奉 に お い て こ そ 真 の 大 尊 貴 で あ る と し て い る と 受 取 る べ き で あ り 、 か く し て 元 字 脚か 応 機 接 物 を 究 極 の 挾 帯 ・ 兼 帯 と し て 、 古 轍 の 王 子 五 位 に お け る 尊 貴 に つ い て ( 石 附 ) 三 四 一
-782-王 子 五 位 に お け る 尊 貴 に つ い て ( 石 附 ) 三 四 二 よ う に 単 な る 他 受 用 と せ ぬ のか 妥 当 な 解 釈 で あ ろ う 。 こ れ ら か 洞 家 の 特 質 と し て 喧 伝 さ れ た 傍 提 綿 密 の 主 張 に 基 く の は い ト シ テ ヲ ナ ラ う を ま た な い 。 元 字 脚か 済 下 を ﹁ 事 二 機 鋒 一 不 二 細 密 ご と 分 つ 所 以 で あ る 。 四 お わ り に 以 上 で 王 子 五 位 の 尊 貴 性か 済 門 の 自 他 迷 悟 俊 別 の 鋭 鋒 に 対 し て 洞 門 の 傍 提 の 特 性 に よ る こ とか し ら れ るか 、 王 子 に は 他 の 五 位 に み ら れ ぬ 特 質 と し て 、 第 一 位 に 一 色 の 体 証 休 歓 と い う 大 前 提 と し て の 誕 生 を お き 、 又 王 子 と い う 題 の 下 に 奉 の 王 子 位 を 表 面 に お き 尊 貴 性 を 主 張 し て い る の は 人 機 重 視 に 外 な ら な い 。 こ れ は 洞 山 の 三 路 ・ 三 滲 漏 に 対 す る 曹 山 の 三 堕 ・ 四 異 類 の 内 容 名 称 の 差 に も 灰 見 え る 所 で あ る 。 こ れ は 一 般 に 開 祖 か ら 時 代か 降 り 、 応 機 の 方 便か 重 視 さ れ る 頃 に 必 ず 起 る 現 象 で あ る 。か 、 洞 上 の 指 標 と も い う べ き 五 位 に こ れ を 明 確 に 打 出 し た の は 石 霜 の 素 晴 し い 独 創 と い わ ね ば な る ま い 。 こ の 点 偏 正 に 対 す る 曹 山 の 君 臣 と も 異 な り 、 断 じ て 功 勲 の 響 説 に 留 ま る も の で は な い 。 し か し 、 こ の 故 に こ の 人 機 重 視か 後 世 済 門 で 偏 正 五 位 を 功 勲 的 に 解 し 、 形 式 の 綿 密 性 か ら 祖 師 臨 済 大 師 の 四 料 簡 よ り も 重 用 し 、 そ の 結 果 逆 に 洞 門 に 深 い 影 響 を 及 ぼ し 、 傍 提 の 宗 旨 か あ い ま い に な る 契 機 と な つ た と 思 わ れ る の で あ るか 、 そ れ に つ い て は 次 の 機 会 に の べ る こ と に す る 。 ( 註 略 ) 1 誕 生-( 貴 窩 非 常 種 天 生 位 至 尊 ) 天 然 貴 胤 本 非 功 徳 合 乾 坤 育 勢 隆 始 末 一 期 無 雑 種 分 宮 六 宅 不 他 宗 上 和 下 睦 陰 陽 順 共 気 連 枝 果 量 同 欲 識 誕 生 王 子 父 鶴 騰 雷 漢 出 銀 籠 ﹂ ﹁ 朝 生-( 白 衣 為 上 輔 直 指 禁 庭 中 ) 苦 学 論 情 世 群 出 来 凡 事 已 超 倫 詩 成 五 字 三 冬 雪 筆 落 分 毫 四 海 雲 万 巻 積 功 彰 聖 代 一 心 忠 孝 補 名 君 塩 梅 不 是 生 知 得 金 榜 何 挙 顕 至 勲 ﹂ ﹁末 生-( 循 途 方 覚 貴 漸 進 不 知 尊 ) 久 棲 巌 嶽 用 功 夫 草 楊 柴 扉 守 志 孤 十 載 見 聞 心 自 委 一 身 冬 夏 衣 練 無 澄 凝 愁 看 三 秋 思 清 誓 高 名 上 哲 図 業 就 魏 科 酬 極 志 比 来 臣 相 不 当 途 ﹂ ﹁ 化 生-( 政 威 無 陸 況 神 用 無 濤 ) 傍 分 帝 化 為 伝 持 万 里 山 河 布 政 威 紅 影 日 輪 凝 下 界 憩 油 風 冷 暑 炎 時 高 低 量 廃 尊 卑 奉 五 袴 蘇 途 遠 近 知 妙 印 手 持 煙 塞 静 当 陽 那 露 繊 機 ﹂ ﹁ 内 生-( 重 偉 休 勝 負 金 殿 臥 清 風 ) 九 重 深 密 復 何 官 桂 弊 懸 来 顕 妙 伝 砥 奉 一 人 天 地 貴 従 他 諸 道 自 分 権 柴 羅 帳 合 君 臣 隅 黄 閣 簾 垂 禁 制 全 為 汝 方 隅 官 属 恋 遂 将 黄 葉 止 喘 銭 ﹂ 2 曹 洞 宗 全 書 注 解 五 ・ 二 九 五 頁 以 下 3 同 右 五 六 三 頁 以 下 4 祖 堂 集 第 六 巻 一 八 丁 以 下