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アニリン樹脂成型材料CP-10Nについて

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(1)

u.D.C.d78.る52.027.7

Tbe Perties. to select molding dition to CP-10N

ン樹脂成型材料CP-10Nについて

次*

健**

Aniline

Plastic

Molding

MaterialCP-10N

By RyojiYokoyama and Hidetake Higuchi

Taga Works,Hitachi,Ltd.

Abstract

CP-10Nis a plastic molding materialhaving excellent dielectric

pro-Thismaterialisessentiallyathermo-plastic.Therefore,itis necessary the proper molding condition which difEers from that of phenolic material.This report explains the relation between this molding

con-the

properties,andgives

the proper condition required to permit the to fully manifestits properties.

In the case of CP-10N,although two or three factors of the molding

con-ditionarechangedalittle,thereis no great changeinits properties.However,

in consideration of the outer appearance and stability of the dimensions,Suf一 点cientprecautions must be taken concernlng the molding temperature,preSSure

and dismantling temperatures of the metalmold.The molded product has a

highmechanicalstrength

and moreover,its dielectric properties are very good

under normalconditions and at elevated temperatures.Absorption of moisture

Willcause tangent6toincrease approximately30% from that at normalcon・

dition.But saturationis reachedin a certain time and no further dropin

properties willbe observed.However,from the standpoint of the chemical

StruCture Of this material,itis desirable not to useit at

hightemperatures

above1300C.If these precautions are taken,it can be used over along period

withoutlosingits dielectric properties.

[Ⅰ〕緒

盲 アニリン・尉脂成型材料CP-10Nは,筆者の一人がさ きに発 したスタンドライト成型材料CP-60N(1)(フエ ノ←ル樹脂のl--l 、h萄品名)上向じく,通信機部品に使用 される低損作付機絶縁材料である。 CP-10Nほ通常熱・け塑性を有Lているが,一般の熱叫 塑性樹脂よりも,その」品甘偵用温塵が吊べ,またほとん どの有機溶剤に不溶であり,その誘電個性はフェノール 系材料にまさり,機械的強度もまた大きい。 このアニリン樹脂についてもCP-60Nの場こγ土同じ く,成型条件の変動に伴㍉成型品性傾があまり変動しな いこ土,成型品ほ100∼1300Cの高温に射え,高塩多湿 の悪条件、卜て'も誘電特性が低下Lにくいことなどが,そ の■lr】▲場性を高める上からみて必要である。 従来アニリン樹脂については製造法に関する研究が多 く(2卜(6),これらの諸相・′1三をあきらかにしたものが少い ので,われわれはCP-10Nについて成型条件土成型晶 *納 日立製作所多賀工場「 第1表 CP-10N の 性 能(保証佃) Tablel.PropertiesofCP¶-10N(Guaran-tee Value) 性 能 保証値 浣揮力密吸耐成 匿分数度 備 Mリ 動発 張 サ 水 夷ミ 勲 件 型 収 縮 率 曲 lデ さ 表面因:有 ±抵抗 体積固 有 ≡低抗 絶縁ま旺抗 耐 電 ′常 態 恭沸援 庄 誘電体力率(×104) 誘 電 % % (g/七m2) (mg/100cm2) (OC) (%) (kg/mln2) (ME〕) (M亮一Cm) (M!〕) (M£2) (kV/mm) .1Mc こ10Mc l∼10Mc 30∼50 2以 F 4∼4.5 1.2∼1.23 10以下 130 0.5∼0.7 8以上 107以上 107以上 5×106以上 5×105 以上 13以上 70∼80 55∼65 3.5・〉4.0 の性能との関係および成型品の特性につし1 こやゝ詳細に その内容を車齢干して使用者の優に供した。

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1462 昭和30年10月

〔ⅠⅠ〕使

使用したCP-10Nは弟1表(前頁参照)に示す性能 保証値を有し,誘電特性にすぐれているほか,帯、沸,水 小浸漬処理などによる電気的性能の低下も非常にすくな く,成型性も良好で通常のアニリン樹脂にみられるよう な型つき,流れ不良のない材料である。

〔ⅠⅠⅠ〕成型条件と性能の関係

CP-10Nは熱可塑性を有するため,フェノール樹脂成 型材料とは幾分異る方法で成型を行う必要がある。すな わち,材料を金型に 頃して加熱し(無加圧のまゝ),適 当な加熱温度に達したらこれを加圧プレスに移し,所定 圧に加圧し所定温度まで冷却したのち,金型を解体して 第37巻 第10号 成型品を▲取り出す必要がある。 第1図はこの工程を図示したもので,回申ノ州/_仁は可塑 化した材料の形態をl廿左するために欠くことのできない 工程である。 CP-10Nの熱可塑性は射出成型を可能にするほどでな いから,これを成型するときは圧縮成型 を用いるのが 最もよい。これらの条件と以下に述べる性能試験から めた標準成型条什を第2表に示した。第2表に示す加熱 時間,成型温度,成型圧力などは成型品の性能に影響を およぼす国子として考えられる項目である。 (l)加熱時問および加熱温度について この場合には加熱初温と最高温 との温度差および帖 聞が問題±なる。いま,加突如封抑こついて考えると,初 塩135∼1400C,最高湿 (ズ〟才) ♂♂ ・.ヾ・し押・∴、ご 第1図 CP-10N 成 型 工 Fig.1.Molding Process of CP-10N / Z ブ イ J ♂ 7 ∂ ♂ β 相 勲 脂_問(月) 第2図 曲げ強さ,収縮率,tan∂,eと加熱 時間の関係 Fig.2.FlexuralStrength,Shrinkage, tan∂,E VS.HeatingTime へ訳) 樹 腫噌 1700Cとした場合には時間 の変化によって第2図のような性能 変化を示す。これによると,誘電休 力率(tan∂)は約3∼4分,曲げ強さ ほ約5分の成型時問でほとんど一定 伯を示している。これに反して誘電 率(∈),収縮率は加熱時間の影響を うけない。こゝにtan∂およびe測 定用試験片は60声×3t,曲げ強さお よび収縮率測定用試験片は120mm XlOmmxlOm〆であるから,第2 表の標準成型条件によれば加熱 問 はそれぞれ4.2分および7分とな る。したがって,加熱時問はフェノ ール系材料と大差ない。この場合標 準畔問よりも少ない加熱時問で作業 、、、、 、 /符 /膠 ノ卸 脚 月]勲 序 (γ) 第3図 弧しゲ強さ,収縮率,tan∂,∈と加熱温度 の関係 Fig,3.FlexuralStrength,Shrinkage,tan∂, E VS.Heating Temperature

(3)

リ ン

樹月旨

型材料Cfし10N

1 一・ 1-._ /プ レ て 1463 第 2 表 Table2. CP-10N の 型 条 件 Molding Condition of CP-10N 材料装填時の金型毘空('C) 金型で封りった加熱最高温度 ぐC) 加 熱 成 i堅 金 型 解 材 料 予 材 料 予 時 庄 休 題 ●、 ∴ 和 昭 間*(分) 力(kg/cm2) 監 くOC) 圧(OC) 閤(分) 鴇 tは成型品の厚さ(mm)な示す。 130一)135 170 3+0.4t 200 130∼135 100/、′110 10 第 3 表 成型圧力 と 性能の 関係

Table3.Relation between Properties

and Molding Pressure 圧力(kg/Cm2) 成型品二二二___項 目 .試野・貪片厚み(mm)

tanい,:外

試験片iはna(×104),10Mc

∈ 匹=ヂ過さ 試験片 50 1100 4.5: 3.5; 3.4 3.4 邦鱒串カl空軍冬;褐色透間

幣。り!■ 叫嘉完

ルメ状 試験片厚み(mm) 一 外 観 蕗椚金言(kg/mm2) 同左 47.6 3.8 3.813.8 200 3.4 同左 47.2 3.8 ー・ 11.3111.0:10.2 _

不良.不良!良

5.8 7.6■ 8.4 するこLtも可能であるが,加熱時削が短かくなると製品 の外観もよくないから,標準成型条件はできるだけ守つ てほしい。 っぎに,初温,加熱時lⅢを一定(標準条件)に保ち, 加熱最高退座・プニ性能の関係を求めて苗3図に示すような 結果をえた。第3図によれて・・まtan∂,∈ は 、、企八温 囲 -、 では大差なこ,また曲げ強さ,収縮率は加熱温度160∼ 1800Cの範巨射こおいてほ侍にいちぢるしい変化があると はいえない。しかしながら曲げ強さは加熱温度が上記範 囲以下または以上となると低下することが認められ,加 芳郎_温度の影響をうける。したがってこれらのこ土から成 型条件としては,加熱時問がほゞ(3+0・4t)分土なるよ うに,また加熱温度が160∼1800Cとなるように管理を すれば良好な性能を有する成型品をうることができる。 (2)成型圧力について 加圧はすでに述べたように,材料の装填してある金型 を規定温度に加熱したのちこれを取り出し加圧プレスに 移すと同時に行う。成型圧力の影響を tan∂,eおよび 曲げ強さについて検討してこれを第3表に示した。第3 表に示すように成型品の厚さがうすい場合(tan∂試験 片)には50kg/cm2 の圧力でも成型可能であるが,厚 くなると外観不良となり(たとえl・ま曲げ強さ試験片)ム ラができやすい。このような傾向があるため,標準条件 としては200kg/cm2程度の成型圧力が必要である。 以上のほかCP-10Nの成触二おいて注意しなければ な1:〕ないことは金型灘体温度であって,この材料が熱可 成型品

[ニコ

\こ

萄 \ 田 \=こ \こも、 ヽこ ヽモ \\ミ 、ご勺

屯 、1\

‡ミキ

ミご← 金 型 第4回 流 動 産 試 験 金 型

Fig.4.Mold for Flow Property Test

塑性をユ」けこ土から考えれば直ちに理解される。 た土えば1500C以上で脚本した場ノ合は若干軟化,変 形し,140DCではやゝ軟化性を示すが,135CC以下の 解体温度となると軟化変形なごの外観上の異′請はなく良 品をえられる。製[品に対する上記の要求と作業能率とを 考えあわせれば第2牽こホした脚本温度130∼1350Cと いう条件は厳幣に守らなければならない。 (3)成型時の材料の流動性について 成型に当って材料の有する可型流動性は享E要な要素で ある。この流動度の測定には種々の方法がある。Krabl 法(7)に準じて一定の温度および圧力のもとで針状成型品 をつくり,その長さをもって流動度を測定する方法をと った。金型の概要は萌4図のごとくである。 標準成型条件で成型した場合CP-10N(7)流動度は30 ∼50%の範囲にある。この種の化学構造(8卜(10)を持つ 材料の流動度が加熱時問よりも加熱温度に支配されるこ とはあきらかであって,たとえば巌高温度が異る場合に は流動度は第5図(次頁参照)のように変化する。この 関係からも加熱温度措1700C程度にしなければ不十分 である。

〔ⅠⅤ〕誘電特性におよぽす材料予熱の効果

一般に材料の成型性や成型品の性能を向上させるため 成型に先立って材料を予熱することは有効な方法とされ ている。CP-10Nについてもこの傾向が認められるが, その例を第`図(次貢参照)および第7図(次貢参照)

に示した。試験に供した材料は受理状態のものおよび恒

温恒凝槽で300C-90%R.H.において1∼144時間吸湿

処即したもので,この両者を予熱しないで成型した場合 および予熱して成型した場合tan∂がどのようになるか を調べた。たゞし予葉鋸ま100∼1100C,10分とし,成型 は第2表の標準条件によった二.

(4)

14朗・ 昭和30年10月

撒7 ノ備7 ノW ノ硯7 脚 良好 カロ嫉 ノ妄 化) 、 第5図 Fig.5. 、-ハ〃) -・ ヽ 第6図 Fig.6. \ .、▼ 加熱温度 と 流動 の 関 係 Flow Property vs.Heatlng

Temperature 寄 席 翫 (〟rノ 周波 と tan∂の tan∂vs.Frequency 第`図は受理状態の成型材料について予熱および撫子 熟の場合の周波数(1∼10Mc)と tan∂の関係を示し たものであり,第7図は吸湿材料について予熱および無 予熱の場合の1Mcおよび10Mcにおけるtan∂を示 したものである。 (ズ〝▼〃) 、、、 ㌧ ∴ 、●、 第37巻 第10号 ノー1一一一一r-一L--…---一←-一一---=---1一 、:●、 予毒矢任す' 予勃 斗+斗___._____一」+ 、 、 、、、 第7図 木膵トの吸 ぷク 〝 ′協7 〟汐 剋王竺時間 (時間) 処理時間と tan∂ の関†系 (CP-10N)

Fig・7・tan∂ vs.Hygroscopic Time of Molding Compound(CP、10N) ー′ ′′ 、 、-、

∠__▲__一

〝 〝 眼湿処三軍時間 (開聞) 第8図 材料の吸湿処理時間と tan∂の関係 (CP-60N) Fig.8.tan∂vs.Hygroscopic Time of Molding Compound(CP.60N) ノ:〟 すなわち受理状態應よび吸湿処理した試粧二つい-ごの 予熱の効果ほ十ずれも3-10%で第7図上対照できる第 8固から求みたフユノトル樹脂の予熱効果(受理状態や 試料では25∼35%,吸湿処押した場合で40∼60%)ニ くらべればかなりすくない。

(5)

ア リ ン 樹

料 CP-10N に つ い て この差異は萌?図に示すようにCIし10NがCP、60N に比べ,幾分上廻る吸湿量を有しながら特殊な成型条件 のためたとえ吸湿しても加熱,加圧時の脱湿が容易に行 われるためである。 しかしながら予熱の効果はあきらかであるから,使用 に先立って材料は予熱した方がよい。

〔Ⅴ〕成型品の2,3の特性

(り 吸湿による誘電特性の変化 以上の検討からCIし10Nの成型条件こよる性能変化 が顕著でないことがわかったので本項では第2表の条件 で成型した成型晶の誘電特性が外的条件たとえば取掛二 よっていかに変化するかを調べた。 、 第9図 Fig.9. ロ及さ冠馳王翌日寺閻 朋闇) 成型材料の吸湿率(300C,90%R.H・) MoistureAbsorption%ofMolding Compounds(300C,90%R.H・) rズノ汐イ) 1465 すなわち第4表に示す条件で処理した成型晶の1Mc および10Mcにおけるtan∂の変化は第10図にホすよ うにいずれの処珊条件のものについてもある処珊 にtan∂上告まば一定の値を示している。 ′)友 淵 いまこの一定値にまで達したときのtan∂の増加率を

各処珊ご±に比較検討してみよう。煮沸7時間後の増加

率は28-37%(1∼10Mc),水浸144時間後の値は24∼ 31%(1∼10Mc),吸湿(30OC,90%R・H・)168f 間後 の値は22∼28%(1∼10Mc)でその増加の傾向はいずれ も近似Lまたそ叫直も近似している。 したがって成型晶を短咄l…煮沸するだけでその性能の 低 lこ磨こ†を予想することができる。 すなわち煮沸3帖l川のtan∂は吸湿,水浸のほぼ70 時閥に相当し,しかも同鳴調彼のそれぞれの増加率は・ほ ぼ飽和しているから,クミ豆矧 rl]の試験法としては成型品を 3時問程度煮沸すればよいこ土になる。 このように吸湿,吸水による講′掛 寺性の低下にほ一定 の関係があるように考えられたので,第10図のうち吸湿 処叩:二よろtan∂の変化をl吸水率との閑適において,二, 検討Lて∵′、た.。 第 4 Table4. 条 件 吸 湿 処 理 条 件

Test Conditions for Moisture AbsorptlOn 項 目 処 〕塑 正 益 琵(OC) 時 間(時間) 吸 湿 恒 の % (U 9 露 見 湿栖使.「1〕 30 0∼′168 韻ミ長7K浸(∬r)「ク 凋僅7一て浸頂(ノ好打「 :、 J :‥ .こ' 、■ :・ 、、、 ノ抗グ 〟汐 ● 、、 ●・● 胞 摺 日吉 問 (日吉問) 〝 7 第10因 試験片 の 吸湿処理時間 と tan∂の 関係

Fig.10.tan∂vs.Hygroscopic Time of Test Piece

(璧¥囁)

樹 ¥ 讐 水 浸 蒸増水巾に混潰 30 0∼144

(6)

1466 甜 打 (小こ 楓 ヒヘ 警 爪… 第11図 Fig.11. (メ〝 車 第12図 Fig.12. ℃ 昌、 「箋や■さし

叫1J

1J 車。 和30年10月 口H 掲■■ メガ 芳汐 ⊥紀ノ /脚 ノ材〟 β即 題i苧 8吾 閻 (指問) CP・-10N成型品 の吸水率 Water Absorption%of CP→10N Molded Products ノ銅材 ロ点 7】て 妥 と tan∂ の tan∂vs.Water Absorption% 〃 CP-10N成型品の吸水率をtan∂試験片について測 してこれを第11図に示した。(たゞし,吸水試験条件ほ第 4表に示す300C水浸を適用した)。吸水率は150時間 ではまだ飽和に達していないが,tan町則定結果から0∼ 150時間の範囲の吸水率とtan∂の関係を求めると第12 図のようになる。tan∂は吸水分の増加に伴いほゞ直線的 に増加するが,吸水率約0.17%で大体一定の伯を示すこ とがわかる。第12図において,tan∂ が直線的こ増加す る部分について吸水率0.1%当りのtan∂の増加は1Mc のとき 9×10 4,10Mcのとき8×10 4程度である。ま た,300Cで6 日間水中浸漬したのちでは第10図から あきらかなようにtan∂の増加は1Mcで17×10-4=, 10Mcで14×10「4となり,これを吸水率0.1%当りの 増加に換算すれば,1Mcおよび10Mcでそれぞれ6.6 ×10 4,5・5×10 4 となり,きわめてすくない。たゞし これは吸湿平衡に達したときの値ではない。 なお材料中に活性不純物が存在する場合にほ,高湿に 鮮/ヒ■ 用 第37巻 第10号 0 刀口車たノ洩7r ・ 力□至た′甥7r ---● ー ■■-・こ----1--__ 第13図 Fig.13. ● ■、---・---J --・----0 ■-、---■_._● 7 肥;警 巳毒問 (日言問) 加熱に よ る tan∂の 変化

Change of tan∂by Heating

第14図 Fig.14. (が 〟 〝 バ卿 〟て7 儲 /財 処 娼 指 問 (弼問j 吸水によ る 曲げ萌さ の変化 Change of FlexuralStrength by Water Absorption 成7 おいて誘電特性がいちぢるしく変化するといわれてい る。しかるにCP-10N 成型品の水浸(300C)による tan∂の飽和値は60∼82×10.4(1∼10Mc)程度であつ て,水浸前の値とくらべてその値の変動はきわめて少 い。したがってCP-10N中には講 特性の変動因子と 見なされる活性不純物の存在は考えられない。 すなわちCP-10Nは安定した誘電特性を有するとい うことができる。 以上吸湿,吸水によるtan∂の変化について述べたが, つぎに加熱二よる影響について述べる。CP-10N成型品 を120および130DCで1∼7時間加熱した場合の tan∂ もいちぢるしく変化しない。ただしこのような高温では さらに長時間加熱すれば縮合による水分の放出が予想さ れ,それに伴うtan∂の増加も考えられるが,第13図に 示した関係から推定してその増加分ほ性能を左右するほ どのものとは考えられない。 (2)機械的性質

(7)

リ ン

型 材 目頭にCP-10Ni■まかなり大きい機械的強度を有する ことを述べたが,この曲げ強さの平均は8.5kg/mm2程 度である。これは貰2表の標準成型条件にもとずいた場 合であり,第3図に示したところからみても加熱温度が 変れば曲げ強さにも若干の変化があることはあきらかで ある。 なお吸湿によっても強度は低下せず,吸水量とは無関 係にほぼ一定の値を示す。たとえば,さきに300Cの水 中に浸漬してtan∂の変化を求めたと同じ条件で曲げ強 さの変化を求めると某日図のようにむしろ常態よりやや 強い程度の値を示しており,これら吸水後の曲げ強さは 吸水量とは無関係である。 CP-10Nの化学的構造から考案して吸湿による性能 低下の少いことはあきらかであるが,誘電特性および機 械的強度の検討より CP-10Nの特性が外的条件によつ ていちぢるしく左右されないということが確認されたと 思う。

〔ⅤⅠ〕結

盲 以上CP-10Nの成型条件上言劉生能の関係および成型 品の誘電個性,機械的強度などと外的条件の関係につい て述べた。 CP-10Nは上述のごとく_これに適した成型 を適用 するこ土によりすぐれた誘電特性を発揮することができ る。また吸湿処矧こよるその特性の低下がすくなく,吸 特許第210890号

ドライノヾルブ避雷暑言の抵・抗盤特性要素に対する放電耐 量の要求は日進月歩のはげしさで,これに刺戟されて抵 抗鑑の製造技術の進歩が促され,現在では100,000A級 の放電耐量を有するものも出現している状態である。一 方避雷器として実際使用するときこの放電耐量を制限す るものは幾枚か積重ねた場合の沿面放電であって,この 対策として=抵抗鮭の側面に色々な加工を撞こすことが今 日まで行われてきたのであるが,そのおおむねは側面閃 絡距離を増す方法,塗料または軸薬を塗附あるいは焼付 けする方法などに限られるものてあった。しかるにこの ようないづれの方法も今日の大電流放電に際会してはあ まり役立たぬ場合があることを知るにおよび,本発明は 従来とは全く趣を異にした特殊ガス封項.の方法によった ものである。すなわちその要点は,抵抗盤型特性要素を 密封した容器内を真空に引いた後空気に比Lて造かに高 い絶縁耐力を有する絶縁気体を一気圧以上の圧力に充唄 t CP-10N に つ て 1467 水量が増加してもtan∂は一定値以上にならない。 また成型材料の状態で吸湿した場合にも誘電特性の低 下は著大ではないが,予熱を行うことが望ましくこれに ょって誘電特性を保証することができる。このように CP--10Nはすぐれた性能を有しており,フェノール樹脂 成型材料と る。 もに通信機部品用としての活用が期待され りに本実験に協力された石田氏および種々御指導賜 わった関係各位に深謝申しあげる。 参 考 文 献 (3) (4) (5) (6) (7) 横山,石田:日立評論 ChemicalAbstract: (1941) ChemicalAbstract: ChemicalAbstract: ChemicalAbstract: 野田:工化 5`198 3`1849(昭29-12) 35 7576,6194,7795 371804(1943) 39 4263(1945) 47 6695(1953) 554(昭28) M.Krahl:British Plastics,Nov.p.235 (1934) 鶴田:日化 72101,104(昭26) 野田,井本:工化 55 485(昭27)

P.D.Ritchie:A Chemistry of Plasticsand

High Polymers(1949)

(11)R.S.Morrell:

Plastics(1951)

紹 介

Synthetic Resins and Allied

浦 倫 義 したものてある。このようにすれば充填ガスは抵抗藍中 の微細気孔にまで入町込んで完全包囲の形となるのて, 沿簡放電に対する絶縁耐力はとみに向上する。一一例とし てフレオ∵ンガスおよび六弗化硫黄を用いた場合にはつぎ のどとくてある。すなわち抵抗應の厚さを20mmと見 て,20mmの間隙に才♂ける空気との破壊電圧との比をと

(賢豊吉諾),

って見たところ商用周波に対して約4.5倍

またインノヾバ/スに対しては3・5倍(篭器)定言妄表り議定

えている。一般に避 器用抵抗盟は常圧大気中て沿面閃 給するか,それ自身を体内貫通するかであるが,そのい づれにおいても大差ないのか現状である。本発明による 特殊ガス封現によれば抵抗藍の放電耐量は全部貫通破壊 によって決せられることになり,これを機として抵抗鰐 材質のさらに一層の改善がおのづから促進される効果が ある。 (宮崎)

(8)

日立製作所社員社外寄稿一覧(昭和30年7月受付分)

寄 稿 先 電気通信研究所 産業機 械 協 会 東京工 試験所 気車 研 究 会 鉄 道 現 業 社 日 本規格 会 気 通 信 学 日本労務研究 会 会 日 本規 格 協 会 東京都 立 大 字 理学部物理教室 オ ー ム 日 本機 械 芋 日 刊工 電 波 新 日 本能 率 協 日 本能 率 脇 東北保 安 協 /ト峰工 =亡 技 資 料 建設工 業 新 車輌技 術 協 日 本規 格 協 照 苧 社 会 聞 社 会 会 会 術 社 開 会 全 会 N.A.G.PressLtd. 電気通信研究所気通信研究所 日 本物 理 学 日 本磯 城 学 ・-- ム ・・- ム 応用 物 ≡理 学 特殊鋼 倶 楽 産業磯 城 協 オ ー ム 全 会 社 社 社 会 部 関東信越熱管理協会 フ シ′ ミ 斜 坑 ス 日 立 調 名 ル用 高 岡 波 同 期 電 郵 機 ッ プ 巻 上 設 備 に つ い て 節 計 に つ い 北海道留萌鉄道株式会社納日立液圧二軸ボギーディ ←ゼル郵車 .扇 風 機 の 諸 費 材 管 理 方 式 に お け る 一 考 察 ジャンクショソトランジスターによる水晶発振器 安 全 生 資 事 欧 米 の 質 量務 の IBM 分 析 計 を 見 て 第3編使洞目的による自動竃調整装置の分類 復 水 管 拡 管 部 の 疲 さ 工 テ レ ビ ジ テ レ ビ 用 受 像 管 に つい て(その3) 外 注 単 の 決 定 と 支 払 方 機工場における工数管理を中心とした製造手配 理化 着 工 作 ク ロ ス 鶴 見 第 上 械 ノヾ 磯 の の 精 度 規 格 と ∃塑 一 式 自 動交換機 に つ い て 発 電 所 280t/b ボ イ ラ ー 高速電車の経済的定格速度斗こ関する一考察 平 均 範 囲 を 用 い た挨二晩フ険査そ 他 データニシート京成電鉄ロマンスカー直流蛍光灯照明 ダ イ ヤ モ 住 友金属株式会社吹 田 製作所見学記 真 空 熔 解 に つ い て

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