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フロア分煙の某ホテルにおける PM 2.5 濃度の測定

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(1)

フロア分煙の某ホテルにおけるPM2.5濃度の測定 連絡先

605

-

8501

京都市東山区今熊野北日吉町

35

京都女子大学家政学部食物栄養学科宮脇研究室 小西彩絵

TEL: 075

-

531

-

7157

e

-

mail:

受付日2019年7月28日 採用日2020年3月10日 緒 言 タバコの煙は、ガス成分と粒子成分の混合物で あり、約

5,300

種類の化学物質が含まれ、そのうち

70

種類以上は発がん性があるとされる1)。粒子成分 はニコチンを含むタールの微粒子であり、粒子径が

0.4

1.0

μ

m

の微小粒子状物質として、

Particulate

Matter

2.5(

PM

2.5)に分類される2)。年間の

PM

2.5が

10

μ

g/m

3増加するごとに、全死亡率が

6

%、心肺疾患 死亡率が

9

%、肺がん死亡率が

14

%増加する3)。タ バコの先端から発生する煙(副流煙)と喫煙者が肺か ら吐き出す煙(呼出煙)の混合物が受動喫煙と定義さ れている。 健康増進法の一部を改正する法律(平成

30

年法律 第

78

号)(改正健康増進法)の成立により、学校・病 院・児童福祉施設等、行政機関においては、受動喫 煙防止の観点から原則敷地内禁煙が

2019

7

月より 義務づけられ、また、

2020

4

月からは、多数の者 が利用する施設は原則屋内禁煙となり、違反した者 に対しては指導や罰則が適用される4)。しかし、ホ テルや旅館の客室等においては「居住の用に供する 場所」として喫煙が認められている。これまでの研究 で、屋内空間分煙では非喫煙者の受動喫煙を防ぐこ とができないことが明らかとなっている5∼7)。そのた め、現在、日本の多くのホテルでは受動喫煙防止を 目的として禁煙フロアと喫煙フロアに階が分けられ ているが、禁煙と喫煙フロアの階を分けることで受 動喫煙を防止することが可能であるかを検討した報 告はない。また、客室が喫煙可であっても、ドアの 間や開閉時にタバコ煙が漏れ出ることが報告され ている8)。そこで、本研究では禁煙フロアと喫煙フ ロアに分けられている日本の一般的なビジネスホテ ルにおいて、それぞれのフロアの廊下における受動 【目 的】 ホテルにおいて空気中の微小粒子状物質(

PM

2.5)濃度の測定を行い、宿泊者に曝露される受動喫 煙を評価すること。 【方 法】 喫煙フロアおよび禁煙フロアに分けられているビジネスホテル

X

において、屋外、禁煙の

1

階ロ ビー、禁煙フロアおよび喫煙フロアの廊下における

PM

2.5の測定を行った。また、喫煙フロアの宿泊室内で喫 煙を行い、宿泊室の前の廊下にて

PM

2.5の変化も評価した。 【結 果】 喫煙フロアの廊下の

PM

2.5濃度は、屋外、ロビーおよび禁煙フロアよりも有意に高値であり、禁 煙フロアの

PM

2.5濃度も、屋外に連続するロビーより有意に高値であった。喫煙フロアの宿泊室で喫煙を行う と、宿泊室の前の廊下の

PM

2.5が喫煙前の約

2

3

倍に上昇した。喫煙フロアの

PM

2.5の平均値は、環境省の 定める大気環境基準の

1

年平均値を上回った。 【考 察】 

PM

2.5の濃度は喫煙フロアのみならず禁煙フロアにおいても高値であり、エレベーターや階段を通 してタバコ煙が拡散していると考えられた。また、喫煙者が宿泊室内で喫煙を行うと、宿泊室のドアの 間 から廊下に

PM

2.5が漏出することが認められた。 【結 論】 ホテルで禁煙フロアと喫煙フロアを階で分けていても受動喫煙は防止できない。 キーワード:受動喫煙、タバコ煙濃度、微小粒子状物質、フロア空間分煙

フロア分煙の某ホテルにおけるPM

2.5

濃度の測定

小西彩絵1、大和 浩2、西山信吾2、姜 英2、土井たかし3、西河浩之4、宮脇尚志1, 3, 4 1.京都女子大学 家政学部 食物栄養学科、2.産業医科大学 産業生態科学研究所 健康開発科学研究室 3.NPO 法人京都禁煙推進研究会(タバコフリー京都)、4.洛和会東寺南病院健診センター

《調査報告》

(2)

喫煙を

PM

2.5の濃度で評価し、フロアで分けることが 受動喫煙を防止するうえで有効であるかどうかを検 討することを目的とした。 方 法 1)測定方法 個 人 用 粉じん曝 露モニタ(

TSI

社、

SidePak ™

AM520

)を用い、床から約

120 cm

の高さで、

PM

2.5 濃度を

5

秒ごとのリアルタイムモニタリングを行っ た。 2)調査場所と時間 京都市内で階により喫煙フロアおよび禁煙フロア が分けられている中堅ビジネスホテル

X

にて

2

名で 調査を行った。ビジネスホテル

X

は築

20

年で

11

階 建てであり、本館は

110

室ある。宿泊客はビジネス 利用と観光利用が中心で、利用者の平均年齢は

42

歳、男女比は

7

3

である。ホテルは

1

階がロビー、

2

階以上が宿泊室で、喫煙フロアは

4

階と

8

階であ る。測定は

2018

8

8

日に行い、宿泊室内の掃除 後でかつ当日の宿泊者が入室する前(午後

6

時頃)に、 ホテルの屋外(玄関前)

5

分間、ロビー(禁煙)

5

分間、 禁煙フロア(

10

階)における宿泊室前の廊下中央で

10

分間、喫煙フロア(

4

階)における宿泊室前の廊下中 央で

10

分間の順で行った。その後、宿泊者が宿泊室 で喫煙する可能性が高いと思われる午後

8

時前より、 宿泊室のドアを閉めた状態で

4

階喫煙フロアの宿泊 室にて調査の協力者

1

名が喫煙を行い、喫煙中の

3

分間および喫煙終了後の

15

分間、宿泊室の前の喫煙 フロアの廊下で

PM

2.5濃度の測定を行った(1)。

PM

2.5の基準値は、環境省が定めている大気環境 基準9)を参考とした。 3)統計処理

解析には、

SPSS Statistics Ver.22

IBM

社)を用い た。対応のない

3

群以上の比較には

Kruskal

-

Wallis

検定の後、それぞれの場所の

PM

2.5の平均濃度の比 較を行った。

p

0.05

を有意とした。 4)倫理的配慮 ホテル内で

PM

2.5濃度の測定を行うに際し、文書 にてビジネスホテル

X

の承諾を得た。また、本研究 は産業医科大学倫理委員会の承認を得た(第

H26

-145

号)。 結 果 ビジネスホテル

X

の各フロアにおける

PM

2.5濃度 の平均値を2に示す。禁煙フロア(

10

階)の廊下の

PM

2.5濃度の平均値(

16.9

μ

g/m

3)は屋外(

9.4

μ

g/m

3) および

1

階ロビー(禁煙)(

11.0

μ

g/m

3)に比べ有意に 高値であった(

p

0.001

)。また、宿泊室での喫煙開 始前の喫煙フロア(

4

階)の宿泊室の前の廊下の

PM

2.5 濃度の平均値(

49.7

μ

g/m

3)は禁煙フロアの廊下に比 べ有意に高値であり(

p

0.001

)、喫煙フロアでは、

PM

2.5濃度の平均値は屋外の約

5

倍、ロビーの約

3

倍 の値であった。 3に、ビジネスホテル

X

の屋外からロビー、禁 煙フロア、喫煙フロアの順に移動し、喫煙フロアの 客室内で喫煙した前後で

PM

2.5濃度のリアルタイム モニタリングの結果を示す。喫煙フロアの宿泊室で 1 ビジネスホテルXの喫煙フロア(4階、宿泊室19室)の見取り図 喫煙者 宿泊場所 喫煙フロア廊下 測定場所 ベンダー コーナー 非常階段 非常階段 EV

(3)

フロア分煙の某ホテルにおけるPM2.5濃度の測定 喫煙を開始する前の喫煙フロアの廊下では、

PM

2.5の 値は

50

μ

g/m

3程度であったが、宿泊室での喫煙開始

1

分半後から宿泊室の前の廊下の

PM

2.5濃度は上昇し 始め、喫煙終了

5

分後以降にも上昇が続き、喫煙開 始前の

PM

2.5濃度の約

2

3

倍(

100

150

μ

g/m

3程 度)にまで上昇し、喫煙終了

15

分が経過しても高値 が持続していた。 考 察 本研究は、喫煙フロアと禁煙フロアが混在し、宿 泊客はビジネス利用と観光利用が中心である京都の ビジネスホテルにおいて、

PM

2.5濃度を測定して受動 喫煙の影響を検討した調査報告である。 本研究の結果、喫煙フロアの廊下の

PM

2.5濃度は、 屋外や屋外と連続する禁煙のロビーおよび禁煙フロ アよりも有意に高値であり、禁煙フロアでもロビー (禁煙)より有意に

PM

2.5濃度は高値であった。本測 2 ビジネスホテルXの各フロアにおけるPM2.5濃度(5分間または10分間の平均値) 3 ビジネスホテルXの各フロアにおけるPM2.5濃度(リアルタイム)

9.4

11.0

16.9

49.7

0 10 20 30 40 50 60 70 屋 屋外外 ホホテテルルののロロビビーー ( (禁禁煙煙)) 禁 禁煙煙フフロロアア廊廊下下 ( (1100階階)) 喫 喫煙煙フフロロアア廊廊下下((喫喫煙煙前前)) ( (44階階)) 微微 小小 粒粒 子子 状状 物物 質質 (( PP MM22..55 )) 濃濃 度度 (( μμ gg // mm 33)) PM2.5 大 大気気環環境境基基準準 1年年平平均均値値 15μg/m3 p<0.001 p<0.001 PM2.5 大 大気気環環境境基基準準 1日日平平均均値値 35μg/m3 p<0.001 図 図22..ビビジジネネススホホテテルルホホテテルルXXのの各各フフロロアアににおおけけるるPPMM22..55濃濃度度 ((55分分間間ままたたはは1100分分間間のの平平均均値値)) 0 35 70 105 140 175 210 245 1 9 :5 3 1 9 :5 4 1 9 :5 5 1 9 :5 6 1 9 :5 7 1 9 :5 9 2 0 :0 0 2 0 :0 1 2 0 :0 2 2 0 :0 3 2 0 :0 8 2 0 :0 9 2 0 :1 0 2 0 :1 1 2 0 :1 2 2 0 :1 7 2 0 :1 8 2 0 :1 9 2 0 :2 0 2 0 :2 1 2 0 :2 2 2 0 :2 3 2 0 :2 4 2 0 :2 5 2 0 :2 6 2 0 :2 7 2 0 :2 8 2 0 :2 9 2 0 :3 0 2 0 :3 1 2 0 :3 2 2 0 :3 3 2 0 :3 4 2 0 :3 5 2 0 :3 6 2 0 :3 7 2 0 :3 8 2 0 :3 9 2 0 :4 0 微 小 粒 子 状 物 質 ( P M2. 5 ) 濃 度 ( μ g / m 3) 宿泊室で 喫煙前 屋外 ロビー 禁煙フロア 廊下

喫煙フロア廊下

喫煙終了 5分後 喫煙終了 10分後 喫煙終了 15分後 図3.ビジネスホテルXの各フロアにおけるPM2.5濃度(リアルタイム) PM2.5大気環境基準 1日平均値 35μg/m3 宿泊室 で喫煙 (3分) PM2.5大気環境基準 1年平均値 15μg/m3 時刻

(4)

定においては、喫煙フロアのみならず禁煙フロアの

PM

2.5濃度も環境省の定める大気環境の

1

年平均値を わずかに上回っていた。この理由として、喫煙フロ アの

PM

2.5が、エレベーターや階段を通して禁煙フ ロアにまで拡散していることが考えられた。この拡 散を防止するためには、禁煙フロア直通のエレベー ターの設置や、喫煙者と禁煙者で使用する階段を別 にする必要があると思われるが、設備や運営の点か ら現実的ではない。また、喫煙フロアの宿泊室で喫 煙を行うとドアの 間から宿泊室の前の廊下に

PM

2.5 濃度が漏出し、この露出が喫煙フロアの廊下からエ レベーターや階段を通して禁煙フロアにまで拡散し ていることが考えられた。これらの結果から、ホテ ルにおける受動喫煙を防止するためには、宿泊室も 含めてホテル内を完全禁煙にする必要がある。 日本では喫煙率は年々低下している一方で、受動 喫煙が社会的な問題となっている。日本人の追跡調 査により受動喫煙を受けている者の罹患リスクは肺 がんで

1.3

倍10)、虚血性心疾患は

1.2

倍、脳卒中は

1.3

倍、乳幼児突然死症候群(

SIDS

)は

4.7

倍とされ、 少なくとも年間

1

5,000

人が受動喫煙で死亡してい ると推定されている11)。また、急性症状としてめま いや吐き気・頭痛だけでなく、受動喫煙に曝露され た者の

COPD

発症リスクが増加したり12)、精神・心 理的影響などが生じることが知られている3, 13)。ま た、複数の喫煙者が利用する喫煙室においては、喫 煙者は能動喫煙以外に他の喫煙者からの受動喫煙を 受けることになる14)

2020

年から施行される改正健 康増進法には、事務所や飲食店において、「喫煙可 能部分は客・従業員ともに

20

歳未満は立ち入ること ができない」「喫煙専用室と同等の煙の流出防止措置 を講じている場合は、非喫煙スペースへの

20

歳未満 の立ち入りは可能」15)とされているが、本研究から 廊下にて

20

歳未満の宿泊者や従業員の未成年者が受 動喫煙に曝露する可能性は十分高い。 受動喫煙防 止のため

20

歳未満の客や従業員を立ち入り禁止 の 趣旨から、喫煙可能な宿泊室のあるホテルを評価す れば利用者や従業員を含めた

20

歳未満の者の実効的 な喫煙フロアへの立ち入り禁止の措置が必要となり、 新たな対策を求められることとなる。特に本研究の 対象となったビジネスホテル

X

のように妊婦や子ど も等も含まれる観光客も多く宿泊するホテルでは、 少なくとも宿泊室を含めた屋内を全面禁煙にする必 また、日本も批准している「たばこの規制に関する 世界保健機関枠組条約」(

Framework Convention on

Tobacco Control

FCTC

)第

8

条「たばこの煙にさら されることからの保護」の履行のためのガイドライン で、屋内の職場と屋内の公共の場所を全面禁煙とす ることが要求されていることもその根拠となる8) ホテルは全客室を禁煙とし、ロビーに喫煙専用室 を

1

か所設置している施設が増えているが、

FCTC

8

条の結論では、「受動喫煙は安全な曝露レベル のない発がん物質であり、工学的な手法で受動喫煙 を防止することはできない」と断言していることから 喫煙専用室も設置するべきではない。また、

Matt

ら が、完全禁煙でないホテルでの壁や空気中のニコチ ン、宿泊者の指に付着したニコチンや尿中コニチン を測定し、完全禁煙のホテルの壁や空気中の濃度や 宿泊者に比べて、いずれも高い値であることを明ら かにしている16)。本研究に加え、法的な視点、過去 の研究結果からもホテル内を完全禁煙しない限り、 従業員を含めたホテル内のすべての人が受動喫煙曝 露の影響があるということが明確である。 本研究の限界として以下の点が挙げられる。第一 に、

PM

2.5はタバコ煙以外に工場や自動車、ボイラー や焼却炉などから排出されたばい煙等、大気汚染 やホテル内の飲食店(焼肉や焼鳥等)からも発生す る。今回の測定場所である京都は工場地帯ではなく、 日本では排ガス規制が進んでいるのでこれらの混入 は小さいとは考えられるがゼロではない。また、屋 外よりも禁煙フロアや喫煙フロアの空気が有意に高 かったことからも大気環境汚染物質の混入は考えに くい。今後は、空気中のニコチン濃度の測定も同時 に測定することで

PM

2.5濃度の上昇がタバコ煙由来 であることの証明も必要である。第二に、今回は都 市部の築

20

年程度のビジネスホテルのみにおける測 定しか行っていない。今後、最新の空調設備がある 新築のホテルや気密性の高い高層ホテル、あるいは、 近年増えてきている全客室が完全禁煙のホテルでの 測定との比較が必要である。第三に、喫煙宿泊者が 入室する前の時間帯に測定を行ってはいるが、喫煙 フロアにおける他の客室の入室状況や喫煙の有無の 確認はできていない。第四に、本研究における測定 は粉じん成分だけであり、ニコチンなどタバコの燃 焼に由来するガス成分の測定は行っていない。

(5)

フロア分煙の某ホテルにおけるPM2.5濃度の測定 結 語 禁煙フロアと喫煙フロアが階で分けられているビ ジネスホテルにおいて喫煙フロアの宿泊室で喫煙を 行うと、ドアの 間から宿泊室の前の廊下に

PM

2.5 濃度が漏出し、さらに、エレベーターや階段を通し て禁煙フロアにまで拡散していることが考えられた。 また、ホテルの居室を喫煙可にすると、禁煙フロア と喫煙フロアを階で分けても受動喫煙は防止できな い可能性が示唆された。ホテルにおける受動喫煙を 防止するためには、宿泊室も含めてホテル内を完全 禁煙にする必要があると考えられた。 利益相反 本研究に開示すべき

COI

はない。 謝 辞 本測定にあたり、ご協力をいただきましたビジネ スホテル

X

の関係者の方に深謝申し上げます。 本研究は、第

12

回日本禁煙学会学術集会にて、 第

2

回繁田正子賞優秀賞を受賞した。本研究の一部 は、厚生労働科学研究費補助金 循環器疾患・糖尿 病等生活習慣病対策総合研究、受動喫煙の防止を進 めるための効果的な行政施策のあり方に関する研究、 平成

26

年度(

H24

−循環器等(生習)−一般-

015

)に 基づき行われた。 引用文献 1) 田淵貴大:喫煙の医学. タバコ煙の成分. タバコ煙 に含まれる成分. In: 日本禁煙学会編. 禁煙学(改訂 4版). 南山堂, 東京, 2019, 2-6. 2)東敏昭, 桜井治彦, 外山敏夫, ほか:タバコ煙 粒子の捕集, 観察と気道内での動態. 日本公衛 誌  第1号1985; 32: 17-23. 3)厚 生 労 働 省 健 康 局長 受動喫煙防止対策について https://www. mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000004k3v -img/2r98520000004k5d.pdf (閲覧日: 2019年5月 10日) 3) 松崎道幸:喫煙の医学. 受動喫煙による疾患と対 策. PM2.5と受動喫煙. In: 日本禁煙学会編.禁煙学 (改訂4版). 南山堂, 東京, 2019, 107-109. 4)厚生労働省 受動喫煙対策 改正健康増進法の施 行期日について https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/ 000466496.pdf(閲覧日:2019年6月13日)

5) Semmonds A, Bailey K, Bentley S, et al: Smoking

in hotels: prevalence, and opinions about restrictions.

Aust J Public Health 1995; 19: 98-100.

6)大和浩, 姜英: 【禁煙up to date 新型タバコなど喫

煙対策の最新情報】受動喫煙対策 「分煙」ではな

ぜダメか 受動喫煙とサードハンドスモーク.治療

2017; 99: 1453-1456.

7) Policy recommendations on protection from expo

-sure to second-hand tobacco smoke. World Health

Organization. https://www.who.int/tobacco/re -sources/ publications/wntd/2007/pol_recommen -dations/en/ (閲覧日:2019年12月2日) 8)大和浩, 姜英, 太田雅規:「たばこの規制に関する 世界保健機関枠組条約」第8条「たばこの煙にさら されることからの保護」について. 日衛誌 2015; 70: 3-14. 9)環境省 微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報  2. 環境基準について https://www.env.go.jp/air/ osen/pm/info.html#STANDARD.( 閲 覧 日: 2019 年5月10日)

10) Hori M, Tanaka H, Wakai K, et al: Secondhand

smoke exposure and risk of lung cancer in Japan: a

systematic review and meta-analysis of epidemio

-logic studies. Jpn J Clin Oncol. 2016; 46: 942-951.

11)厚生労働省「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関す る検討会報告書」本文 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai -10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000172687. pdf(閲覧日:2019年6月13日) 12)陶山和晃, 田中貴子, 石松裕二ほか:夫からの環境 タバコ煙曝露による妻のCOPD発症リスクに関す る検討. 禁煙会誌 2019; 14: 55-62. 13)柴田朋実, 深山泉希, 西河浩之, ほか:受動喫煙の 曝露時間と呼吸機能及び心理ストレスとの関連 ― 人間ドック受診者における横断研究 ―. 禁煙学誌 2016; 11: 98-105. 14)鈴木史明, 笠松隆洋:国内空港における喫煙室利 用者の能動喫煙および受動喫煙の実態調査. 禁煙 会誌 2016; 11: 123-129. 15)厚生労働省 受動喫煙対策 改正健康増進法の体系 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/00048 9407.pdf(閲覧日:2019年6月13日)

16) Matt GE, Quintana PJ, Fortmann AL, et al: Thirdhand

smoke and exposure in California hotels: non

-smoking rooms fail to protect non-smoking hotel

guests from tobacco smoke exposure. Tob Control

(6)

Measurement on the PM

2.5

concentration in one hotel with space separation

of smoking indoor

Sae Konishi

1

, Hiroshi Yamato

2

, Ying Jiang

2

, Shingo Nishiyama

2

, Takashi Doi

3

,

Hiroyuki Nishikawa

4

, Takashi Miyawaki

1, 3, 4 Abstract

Objective:

The aim of the study was to measure the concentration of fine particulate matter (PM

2.5

) in hotel air

and assess guest exposure to passive smoking.

Methods:

We measured PM

2.5

concentration outside the business hotel X, in the non-smoking lobby, and in the

hallways of both the non-smoking and smoking floors. The PM

2.5

of smoke from a guest room on the smoking

floor was measured from the hallway in front of the room.

Results:

The PM

2.5

concentration in the hallway of the smoking floor was significantly higher than that

out-side the hotel, in the lobby, or on the non-smoking floor. Also, the PM

2.5

concentration on the non-smoking

floor was significantly higher than that in the lobby. When someone smoked, the PM

2.5

concentration in the

hallway in front of their room rose two to three times than before. The average PM

2.5

value on the smoking

floors exceeded the average annual value stipulated by the Ministry of the Environment.

Conclusion:

The PM

2.5

concentration was high not only on the smoking floors, but on the non-smoking floors

as well. It is possible that the cigarette smoke spread through the elevators and stairwells. Further, when a

smoker lights a cigarette in their room, it is possible that PM

2.5

may leak into the hallway through gaps of the

door in the guest room door. Therefore, passive smoking cannot be avoided even in hotels with smoking and

non-smoking floors.

Key words

passive smoking, tobacco smoke concentration, PM

2.5

, space separation of smoking indoor

1.

Department of Food and Nutrition, Faculty of Home Economics, Kyoto Women’s University

2.

Department of Health Development, Institute of Industrial Ecological Sciences, University of Occupational

and Environmental Health

3.

Kyoto Association of Tobacco Control, Nonprofit Organization

4.

Rakuwakai Toji-Minami Hospital

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