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Usefulness of T2*-weighted MRI in the detection of adnexal torsion

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Academic year: 2021

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Title

Usefulness of T2*-weighted MRI in the detection of adnexal

torsion( 内容と審査の要旨(Summary) )

Author(s)

河合, 信行

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学) 甲第1037号

Issue Date

2017-03-25

Type

博士論文

Version

none

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/56157

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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氏名(本籍) 学 位 の 種 類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与要件 学位論文題目 審 査 委 員 河合 信行(岐阜県) 博 士(医学) 甲第 1037 号 平成 29 年 3 月 25 日 学位規則第4条第1項該当

Usefulness of T2*-weighted MRI in the detection of adnexal torsion

(主査)教授 土井 潔 (副査)教授 出口 隆 教授 武内 康雄 論 文 内 容 の 要 旨 卵巣付属器捻転は婦人科救急に限定しても稀な疾患であるが,卵巣機能の温存という観点で,迅 速な診断や外科的治療の必要性が強調されている。超音波検査が第 1 の診断 modality であるが,診 断に迷う場合は CT (computed tomography)や MRI (magnetic resonance imaging)が選択される。MRI は CT と異なり放射線被ばくがないため,特に若年者や妊娠中の患者に有用である。 T2*(T2 star)強調像は磁化率強調像の一種であり,出血巣や石灰化の検出を目的として主に中 枢神経領域で用いられている。赤血球内のヘモグロビンは,その時期によってオキシヘモグロビン, デオキシヘモグロビン,メトヘモグロビンと変化し,溶血してヘモジデリンとフェリチンに分解さ れる。T2*強調像は強い磁化率効果をもつヘモジデリンだけでなく,出血後早期に産生されたデオキ シヘモグロビンやメトヘモグロビンによる磁化率効果を検出するのにも有用である。 卵巣付属器捻転の主病態は,捻転に伴う卵巣からの静脈還流障害であり,これにより卵巣間質の 浮腫と内部出血が引き起こされる。これまでにも MRI における卵巣付属器捻転の所見は種々報告さ れているものの,出血巣を鋭敏に検出する T2*強調像の診断的価値を評価した報告はない。本研究 では,卵巣付属器捻転の診断における T2*強調像の有用性について検討した。 【対象と方法】 2013 年 1 月から 2014 年 12 月までの 24 ヶ月間に、60 例の閉経前女性患者に T2*強調像を含む骨 盤部 MRI を施行した。このうち卵巣間質が両側とも評価困難であった 8 例を除く,52 例(平均 37 歳,年齢範囲 10-49 歳)を対象とした。患者を卵巣付属器捻転群(8 例,8 卵巣)と非捻転群(44 例,72 卵巣)に振り分け,T2*強調像での信号強度について画像解析を行った。画像解析は 2 名の 放射線科医によって行い,T2*強調像における卵巣間質内の低信号の出現頻度とその分布(びまん型 または限局型),T2 強調像における卵巣間質の最大径,卵胞数と最大卵胞径を記録した。これらの 結果を 2 群間で比較・統計解析を行った。

MRI 撮像には Philips 社製の 1.5 テスラ MRI 装置(Intera Achieva 1.5T Pulsar)を用い,T1 強 調像,脂肪抑制 T1 強調像,T2 強調像,T2*強調像を撮像シークエンスとした。

【結果】

平均年齢は卵巣付属器捻転群が非捻転群より有意に低かった(28.8 歳 vs.38.6 歳;P < 0.01)。 卵巣間質における T2*強調像での低信号の出現頻度は,捻転群で 6 卵巣(75%),非捻転群で 26 卵 巣(36%)と捻転群で有意に高かった(P < 0.05)。出血性梗塞を示した強い捻転例(3 卵巣)で

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は全例に T2*強調像での低信号を認めた一方,出血性梗塞を示さない弱い捻転例(5 卵巣)でも 3 卵巣(60%)に T2*強調像での低信号を認めた。卵巣間質における T2*強調像での低信号の分布は, 捻転群で 5 卵巣(83%)がびまん型であったのに対し,非捻転群では全 26 卵巣が限局型(100%) であった(P < 0.01)。出血性梗塞を示した強い捻転例(3 卵巣)は全例がびまん型に分類された。 卵巣間質の最大径は捻転群が非捻転群より有意に大きかった(44.5 mm vs.26.3 mm;P < 0.01)。 卵胞数と最大卵胞径については 2 群間で有意差を認めなかった。 【考察】 前述のように卵巣付属器捻転の主病態は,捻転に伴う卵巣からの静脈還流障害であるが,動脈ま で阻血となる強い捻転が生じると非可逆性の出血性梗塞が生じる。我々の検討では,出血性梗塞を 示した強い捻転例(3 卵巣)だけでなく,出血性梗塞を示さない弱い捻転例(3 卵巣)においても, T2*強調像でびまん型の低信号を呈した。後者は静脈還流障害に伴ううっ血状態であり,T2*強調像 でのびまん型低信号は常に非可逆性変化であるとは限らないことが推察される。また、非捻転群で も比較的高い頻度で T2*強調像での限局型の低信号を認めた。これは卵巣そのものが月経に伴った 周期性の出血性臓器であることに起因するものと考えられる。非捻転群では T2*強調像にてびまん 型の低信号がみられなかったことからは,びまん型の低信号が卵巣付属器捻転に特異的な画像所見 といえる。 【結論】 卵巣付属器捻転では,正常例と比較して T2*強調像で低信号を認める頻度が高く,びまん型の分 布を示すことが多い。T2*強調像での低信号の出現頻度とその分布は,卵巣付属器捻転を診断する一 助となるため,卵巣付属器捻転が疑われて MRI が撮像される場合は T2*強調像を撮像シークエンス に追加すべきである。 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 申請者 河合信行は,卵巣付属器捻転における T2*強調像の有用性について検討した。その結果, 卵巣付属器捻転では,正常例と比較して T2*強調像で低信号を認める頻度が高く,びまん型の分布 を示すことが多いことを明らかとした。本研究の成果は、T2*強調像が卵巣付属器捻転の診断の一助 となることを示唆しており、今後の放射線診断学の発展に少なからず寄与するものと認める。 [主論文公表誌]

Nobuyuki Kawai, Hiroki Kato, Masayuki Kanematsu, Shimpei Kawaguchi, Toshihisa Kojima, Tatsuro Furui, Ken-ichirou Morishige, Masayuki Matsuo: Usefulness of T2*-weighted MRI in the detection of adnexal torsion. Acta Radiol Open. 2016 Jun 23; 5(6).

参照

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