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不健康行動に関する規範意識・社会規範基本属性および準拠集団との関係

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Academic year: 2021

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平成10年2月15日 第45巻 日本公衛誌 第2号 151

不健康行動に関する規範意識・社会規範

基本属性および準拠集団との関係

吉井

清子

田村

高山

智子

大西

美紀

北嶋ゆきえ

白戸

深田

藤牧

山田

 今日,死亡率や罹患率との関連の認められるいわゆる「不健康行動」(喫煙,過食,深酒等)が,一般に 知られるようになってきたが,それらの悪影響を知りながらも,不健康行動をとり続ける人は少なくない。 本研究では,一般住民の視点から,不健康行動をとる理由・意味づけとその関連要因を明らかにすることを 目的とし,25∼54歳の一般住民を対象に,自記式質問紙を用いた郵送留置法により,調査を行った。不健康 行動をとる理由については,7種類の理由(仕事優先志向,集団・組織優先志向,ストレス解消への貢献, コミュニケーションの道具,現在志向,個人志向,見栄・かっこよさ)を想定し,それぞれ複数の問いから なる質問項目を作成した。  結果は,以下のとおりである。  1. 不健康行動に関する規範意識(不健康行動に対する理由への,その人個人の賛成・反対の傾向)では, 5種類の理由について,男性が女性と比べて,肯定的であった。女性の中では,若い世代や既婚者であるほ ど,肯定的であった。男性の中では,職種による違いがみられた。  2. 不健康行動に関する社会規範(不健康行動の理由づけについて,その集団の人がどの程度望ましいと 考えているかについての認知)と,準拠集団の種類との関連では,「職場」や「友人」集団が「家族」集団 と比べ,不健康行動への理由づけに,より肯定的であると認知されていた。  3. 不健康行動に関する規範意識・社会規範と関連のあった保健行動は,朝食摂取,喫煙,飲酒(頻度お よび量)であり,特に,飲酒行動が強い影響を受けていた。 Key words : 保健行動,規範,準拠集団,性差,年齢差

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