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中年期女性の就労や社会的活動参加が健康状態に及ぼす影響と役割特牲の比較

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Academic year: 2021

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平成11年10月15日 第46巻 日本公衛誌 第10号 869

中年期女性の就労や社会的活動参加が健康状態に及ぼす

影響と役割特牲の比較

ヨシイ キヨコ 吉井 清子 ヤマザキ ヨシヒコ 山崎喜比古 目的 1. 中年期女性にとって,就労状態や社会的活動参加状態の違いが,精神的・身体的健康 にどのような差異をもたらしているのかを明らかにする。  2. 就労状態や社会的活動参加状態と健康指標との関連性は,家庭内役割(家事)と家庭 外役割(就労,社会的活動)の役割特性の差異によって,どのように説明づけられるかを明 らかにする。 方法 東京都某区在住の35∼44歳女性640人を対象とし,平成9年9∼10月に自記式質問紙によ る配票留置調査を実施した。 結果 1. フルタイム就労をしている人は,パートタイム就労や非就労の者と比べ,人生目的感 が高いが,身体疲労度も高かった。  2. 週1∼4時間の社会的活動に参加している人は,社会的活動に参加していない者や週 5時間以上の社会的活動に参加している者と比べ,抑うつが低く,人生目的感が高かった。  3. 非就労でかつ社会的活動に参加していない者で,最も抑うつが高く,人生目的感が低 い傾向にあった。  4. 家事に比べて,就労や社会的活動の方が,「やりがい」や「社会とのつながり」感が 高いと評価されていた。また,「肉体的なきつさ」,「精神的なきつさ」は,家事に比べてフ ルタイム就労の方で強いと評価されていたが,家事と社会的活動では差がなかった。  5. このような家事と就労および社会参加活動の役割特性の違いによって,就労および社 会的活動参加状態と健康指標との関連性が説明された。 Key words : 就労,社会的活動,女性,抑うつ,人生目的感,身体疲労度

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