• 検索結果がありません。

行政行為の遮断効―「違法性の承継」問題を手掛かりに 利用統計を見る

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "行政行為の遮断効―「違法性の承継」問題を手掛かりに 利用統計を見る"

Copied!
31
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

行政行為の遮断効―「違法性の承継」問題を手掛か

りに

著者

高木 英行

著者別名

Hideyuki Takagi

雑誌名

東洋法学

57

3

ページ

37-66

発行年

2014-03-31

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00006480/

(2)

第一章

 

はじめに

 

(行 政 処 分)

も、

て、

(行 政 事 件 訴 訟 法[以 下「行 訴 法」 ] 三 1) 条)

う「行

力」

り、

「取

2)

る。

は、

て、

ず、

(行 訴 法 一 四 条)

く「行

力」

あり、

「取消訴訟の出訴期間」である。

 

かかる行政行為の「特殊な効力」としての公定力・不可争力、ないしは、取消訴訟の「制度的効果」としての排

轄・

(以 下 適 宜「公 定 力(排 他 的 管 轄) 」・ 「不 可 争 力(出 訴 期 間) 」 と 記 3) す)

て、

「違

継」

る。

「先

為」

――

――「後

《 論    説 》

行政行為の遮断効

――

「違法性の承継」問題を手掛かりに

 

  

 

(3)

為」

4)

(民 集 六 三 巻 一 〇 号二六三一頁: 「二一年最 ( 5) 判」 )

は、最高裁として初めて違法性の承継を正面から「肯定」し

( 6)

 

学説では違法性の承継が例外的に肯定されるための判断基準を中心に、議論が活発に展開してきてい

( 7)

。他方で

違法性の承継が原則として否定され

( 8)

論拠に関しては、さほど議論が深められてきていない。もちろん救済の成否

に直結するという意味での解釈論的実益からすれば、判断基準に焦点が置かれることも妥当ではあ

( 9)

。しかし違法

を、

(排 他 的 管 轄)

(出 訴 期 間)

要となってきているのではないか。

 

そこで本稿では、違法性の承継が

原則として否定される論拠

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

に着目して考察し、またこの考察を手掛かりに、公

(排 他 的 管 轄)

(出 訴 期 間)

る。

(第 二 章)

(第 三 章)

(第 四 章)

る。

て、

(排 他 的 管 轄)

(出 訴 期 間)

る「遮

効」

る。

み、

の研究課題を指摘する

(第五章)

第二章

 

公定力説

 

伝統的に違法性の承継否定の論拠として公定力が挙げられてきた。本章では戦前戦後のこの公定力説の推移を検

討する。

(4)

第一節

 

戦前

 

10)

は、

「数

し、

を発生する場合と、数個の行為が各々別個の目的を有し、たとえその効果において相関連するとしても、各個の行

合」

し、

が、

は「そ

[髙 木 注: 後 行 行 為]

り、

[同 注: 前 行 行 為]

ら、

[同 注: 前 行 行 為]

く、

[同 注: 前 行 行 為]

て、

い。

て、

性の承継を否定する。

 

は、

(以 下「同 一 性 基 準」 )

11)

12)

は、

「国

13)

く「適

定」

えを媒介

( 14)

、行政行為のみならず

それ以外の行政庁の活動にも

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

公定力を認めるのだか

( 15)

、今日の公定力概念と射程

16)

は、

所・

(大 日 本 帝 国 憲 法 六 一 17) 条)

(行 政 裁 判 法 一 五 条、 明 治 二 三 年 法 律 一 〇 六 号、 行 政 庁 ノ 違 法 処 分 ニ 関 ス ル 行 政 裁 判 ノ 18) 件)

の議論であって、今日の違法性の承継論と前提も異な

( 19)

第二節

 

戦後

 

 

は、

を、

「行

が、

き、

使

て、

し、

律的規制をなす行

( 20)

」と定義し、私法行為と比較したその性質を「実定行政法秩序全体の構造」に求め

( 21)

。その性

(5)

も「公

力」

は、

「行

ず、

で、

応、

適法の推定を受け、相手方はもちろん、第三者も国家機関も、その効力を否定することを得ない効

( 22)

」である。

 

く。

「相

(例 え ば 買 収 計 画 の 決 定 と 買 収 処 分、 滞 納 処 分 と し て の 財 産 の 差 押 と 公 売 処 分 等 々)

は、

り、

(例 え ば 町 村 議 会 に お け る 歳 入 出 予 算 の 議 決 と こ れ に 必 要 な 町 村 税 の 賦 課、 租 税 賦 課 と 租 税 の 滞 納 処 分 と の 間)

は、

承継は認められないと解すべきであろ

( 23)

」。

 

このように田中説は、美濃部説の同一性基準を踏襲する一

( 24)

、原則否定の論拠に関しては詳らかではない。美濃

部説同様「公定力」を念頭に置くと推察されるが、そうだとすると両説間での公定力の用語法や説明の相違、また

戦前戦後の裁判制度の相違――二元的裁判所制度を廃止する日本国憲法七六条や、出訴事項に関し一般概括主義を

採用する行政事件訴訟特例法の制定等――を踏まえ、いかなる議論の相違が生じうるのか疑問も浮か

( 25)

第三節

 

小括

 

以上美濃部説から田中説へと学説の継承過程を中心に、違法性の承継否定の論拠としての公定力説の展開をみて

が、

26)

は、

「後

と、

れ、

( 27)

る。

は、

「実

に」

る。

は、

「『違

継』

が認められない限り、取消争訟期間を過ぎた営業停止処分の適法性とその効果を、許可取消処分の取消訴訟におい

(6)

は、

る。

28)

は、

られるのかととも

( 29)

、違法性の承継否定の論拠として不可争力

(出訴期間)

と公定力

(排他的管轄)

との関係をどの

ように考えるかである。以下これらの点にも留意し、公定力説以外の学説を検討していく。

第三章

 

遮断効果説

 

違法性の承継否定の論拠として、公定力説の課題点を明らかにしつつ登場してきたのが、小早川光郎氏の「遮断

効果」説であ

( 30)

。本章では同説の展開を検討する。

第一節

 

公定力と遮断効果

 

は、

「本

求・

て、

(確 認 行 為)

り、

に、

も、

が、

か」

を「行

の『遮

果』

31)

法性の承継問題を挙げ、

「実体法上の先決関係の有無」と「手続法的な考慮」に基づく判断基準を提示す

( 32)

 

き、

「滞

違法事由にならないということは、課税処分の本来の効果をのちの訴訟において通用せしめる公定力とは別個の、

課税要件の存否の主張に関する遮断効果が課税処分に結びつけられてい

( 33)

」結果と解すべきで、一般に「行政行為

には、その具体的効果の通用力としての公定力のほかに、そこで行政庁によって下された認定判断についての遮断

効果をも認めることに合理性の認められる場合があり、また、現在通用している解釈論でも、このような遮断効果

(7)

の承認されている場合があ

( 34)

。」と指摘する。

 

このように小早川説は、同一性基準とは異なる判断基準を提示するとともに、違法性の承継否定の論拠も公定力

す。

は、

「取

性」

が「行

帰結する」論理必然性はなく、遮断効果の有無は「現行取消訴訟手続の制度的な仕組に対して考慮を払いつつ、行

調

き」

で、

「い

き、いかなる種類の請求・抗弁との関係で遮断効果が認められるかは、それぞれの場合の関係法規の解釈によって

き」

35)

は、

「課

て、

は」

も「課税要件不存在の主張をもはや許さないとする政策的選択」が採られている結果にあ

( 36)

 

は、

「取

性」

と、

え「個

要」

37)

る。

は、

「行

が一般的に肯定される以上、行政行為の遮断効果もその限度では包括的に承認されている」と、両者が重なる余地

38)

。「あ

は、

のあらゆる主張――当該行為を違法とする主張――が妨げられることにほかならず、その意味で、いかなる行政行

為であれ、当該行為の実体法的効果の通用の有無が先決問題となるすべての訴訟に対する関係で、遮断効果を認め

られることにほかならない。問題は、右の限度を越えて遮断効果がそれ以外の訴訟に対しても認められるか否かに

39)

。」

 

は、

「一

で、

が、

(8)

おける法律効果の通用力以上のものではないことを明確にすると同時に、他方、機能的にそれを補うものとしての

行政行為の遮断効果を、公定力とは別個のものとして観念し、その有無および範囲を先決問題の種類ごとに検討し

ていく必要があると考える。そのような区別を認識したうえで、この遮断効果をも公定力の内容ないし効果に含ま

しめるか否かは、もとよりことばの問題というべ

( 40)

」と指摘する。

 

かくして小早川説の意義は、従来「公定力の範囲」の問題として、公定力に従属して論じられてきた違法主張に

関わる問題部分を取り出し、それを「遮断効果」として新たに構成し直した点にあると言えよう。次節では小早川

説を受けた学説展開をみていく。

第二節

 

公定力の概念規定

 

 

高野修

( 41)

は、取消訴訟の排他的管轄が「行政行為の効力を否定する場合か行政行為を違法と認定する場合をも含

か」

で、

「取

と、

法性の承継の問題は、その内容のとらえ方によっては、取消訴訟の排他的管轄の問題ではない」との理解の余地を

る。

を「表

る」

し、

が、

「裁

と」

「を

るのか否か」といった行訴法の解釈問題であるとする。

 

は、

が、

「排

て、法効果の否定の立場のように窺えるが、そうではなく、法効果の通用の否定につながるあらゆる違法性の主張

る」

で、

「行

た『本

(9)

法効果』に限定し、必要な場合に関係法規の解釈によって『遮断効果』を導き出す」考えと分析す

( 42)

 

つぎに藤田宙靖

( 43)

は、公定力を「正規の取消手続外で行政行為の効果を否定する権能」に関わる概念と解する限

り、

「違

継」

は「

『公

力』

の『限

界』

し『例

外』

く、

象」

る。そこでこの場合に問題となる、取消制度の排他性の効果に関しては、

「『公定力』とは別の名称を与える必要が

じ」

が、

は「行

果」

る。

も、

「行

め」

、「

『公

力』

その輪郭をできるだけ明確にした方が望ましい。

」との問題意識に立ち、以下の整理を提案する。

  「

i)

0 0 0

く、

0 0

て、

つ、

ii)

効果が及ぶ範囲内でのもの、という、最狭義の公定力概念を、一応明確に確立しておく必要がある」

。「但し、この

意味での公定力概念には入らないような『取消制度の排他性』の効果の場合でも、それらが法解釈論上認められる

理由は、行政庁の事実認定・法的判断等を他の国家機関等は一応尊重するのが合理的である、という実践的な判断

によるのであって、この点において右の最狭義の公定力概念とさしあたっての共通性を持つことは疑い無いから、

り、

び、

『取

性』

広義の公定力概念を用いることにも

(右の理論的関係が明確にされている限り)

、それなりの合理的な理由が認められ

( 44)

」。

 

かくして小早川説を受け学説では、法効果の取消しを阻害する意味での公定力と違法主張を認めない意味での遮

断効果との区別を明らかにする一

( 45)

、狭義・広義等の概念規定を通じて遮断効果を再び公定力概念へ統合する議論

る。

く。

「筆

は、

て、

[髙 木 注: 課 税 処 分 に 係 る

(10)

不 当 利 得 返 還 請 求 が 認 め ら れ な い こ と]

の“公

力”

の“遮

果”

し、

る。

」、

「本

稿

も、

の“遮

果”

れている。ただし、用語としては、それを広い意味での“公定力”の問題として語ることは可能であり、本稿もこ

の用語法によってい

( 46)

。」

第三節

 

規律=拘束的言明

 

さて太田匡彦

( 47)

は、行政行為の「規律」を、関係行政庁や利害関係のある私人を拘束する「言明」と理解する。

ただし「拘束」といっても、正当な理由なくその言明を取り消してはならない「破棄禁止」要請と、その言明の内

い「逸

止」

48)

は「な

続」

は「な

れた規律の内容」に関わる要請で、両者は「関連するものの一応は別個」という。

 

は、

が「規

明」

49)

、「行

を予定する法的仕組み」によりその拘束が基礎づけられる「規律力または拘束力」と「取消訴訟の排他的管轄に基

力」

て、

「逸

(規 律 力)

によって実現されると考え、公定力により保障されるべき要請を、行政行為それ自体の存続、すなわち破棄禁止要

請の実現に限定することで、両者を明確に区別し独立に考えるべ

( 50)

」と主張する。

 

以上両要請論は、公定力と遮断効果をめぐる議論とも内容上重なる部分があるようにも思われるが、この点に関

しては、行政行為による規律の意義と相まって、今後の検討課題としたい。ともあれ両要請論を踏まえ、違法性の

承継をいかに論ずるのかについて、太田氏は「他日を期す」として考察を留保してい

( 51)

(11)

 

52)

は、

「違

は、

る。

方、

を「取

(公 定 力)

か、

(不 可 争 力)

して理解するかについて争いがあるが」

、「本稿は立ち入らない。

」としてい

( 53)

第四節

 

小括

 

は、

が、

で〈公

係〉理解が問題点として浮き彫りになった。そしてこの点を考えるに当たっては、二一年最判の調査官解説におけ

る、

る、

54)

。「確

主張するのは先行処分の違法性にすぎず、その効力を否定するのでもその取消しを求めるのでもない。違法性の承

(取 消 訴 訟 の 排 他 的 管 轄 と も い わ れ る。 )

の共通の理解である。また、

公定力

が根拠になるとすれば違法性の承継は一切否定されるはずであり、一定の範囲

で承継を肯定する田中基準[髙木注:同一性基準]と矛盾する。

 

ここでは、公定力という用語でもって、前の下線部分では法効果の覆滅を遮断する作用、すなわち小早川説で言

う公定力、また藤田説で言う最狭義の公定力が、後の下線部分では違法主張を遮断する作用、すなわち小早川説で

言う遮断効

( 55)

、また藤田説で言う広義の公定力が念頭に置かれているということなのだろうか。あるいは後の下線

は、

「適

定」

56)

57)

に立つ前の下線部分とは異なる概念なのだろう

( 58)

。もっともこのような不明確さの一因は、これまでの学説の展開

(12)

にもあるように思われる

(なお田中基準との矛盾云々に関しては第四章第三節で検討する)

 

確かに、公定力と遮断効果の関係について、小早川説以降、概念的な明確化が進んできた。しかしそれでも、両

関係について、公定力と不可争力との関係のように並立しうるの

( 59)

、それとも公定力の一部として遮断効果が位置

づけられるのか、狭義・広義等の形式的な概念規定――ありていに言えば「ことばの問題」――を超えて十分に議

論されてきたのか疑問があ

( 60)

( 61)

また太田説では、違法性の承継否定の論拠について、両要請論との関連での検討は

さておき、少なくとも公定力に帰するか不可争力に帰するかが曖昧であっ

( 62)

。もっとも筆者は、後者の'公定力か

不可争力かの曖昧さ'の中にこそ、前者の'公定力と遮断効果との違い'を理解する「鍵」があるのではないかと

考える。

 

は、

「公

力」

、「遮

果」

、「不

力」

つ、

る。

下、

を「効

効」

る、

力を「違法主張遮断効」と言及する。

第四章

 

不可争力説

 

違法性の承継否定の論拠として、今日不可争力説が多数説と解してよいだろ

( 63)

。本章では同説を検討し、公定力

説ないし遮断効果説との内在的関連を分析する。

第一節

 

学説の状況

 

は、

「課

は、

ば、

(13)

の問題ではない。先行の課税処分の違法性が後続の滞納処分に承継されないのは、先行処分に公定力が認められる

からではなく、先行の課税処分に不服申立期間ないし出訴期間が適用されるから、不可争の状況になるだけのこと

である。要するに、課税処分の違法性を後続の滞納処分の段階で攻撃できるとなれば、課税処分に不服申立期間等

を設けて、早期に法律関係の確定を図ろうとした法の趣旨が損なわれることにな

( 64)

。」とする。

 

65)

も、

「違

は、

て、

題ではないから、公定力の問題とは区別される」としつつも、違法性の承継を認めると実質的には先行処分につい

て生じている不可争力を覆す結果になるし、また最終的に後行処分が取り消された場合、取消判決の拘束力を通じ

(不 整 合 処 分 取 消 義 務)

で、

る、

で「公

も、

い。

し、

「違

は、

て、

が、

他方において、

出訴期間

(不可争力)

の目的とされた行政上の法関係の早期安定の要請を犠牲にする」

と指摘する。

 

は、

し、

「違

する意味での行政行為の遮断効果は、取消訴訟の排他的管轄と出訴期間を定めた行政事件訴訟法のシステムから、

概括的に説明承認されるべきものである。すなわち、後行行為の取消訴訟においては不可争力を生じた先行行為の

違法の主張をもはや許さない、換言すれば違法性の承継を遮断するという手続法上の政策的選択は、行政法関係の

早期確定に奉仕せしめるために出訴期間を制限した取消訴訟制度を採択した行政事件訴訟法において、包括的に決

定されてい

( 66)

」という。

 

67)

も、

「先

に、

(14)

ば、

は、

(例: 課 税 処 分 と 滞 納 処 分 の 間)

が、

き」

る。

も、

「違

は、

や争訟手続を十分整備しておらず、私人が先行処分の段階で処分の違法性を実効的に争い得ない場合に、先行処分

(形 式 的)

68)

。」

は「行

ないし取消訴訟の出訴期間制限をどれだけ強く及ぼすかという問題の一

( 69)

」として、不可争力説を示唆す

( 70)

第二節

 

不可争力の内容

 

る、

る。

71)

は、

「行

に承認されている不可争力なるものは、決して当該行政行為の適法性を確定するものではなく、ただ単に、行政行

為の相手方その他の利害関係人の側で、通常の争訟手段によっては、当該行為の取消しを求めてその効力を争うこ

とを許さないとする力にほかならない。

」とする。その上で、

「国民が不可争力の生じた行政行為の取消しを求めて

争うのではなく、ただその違法性を主張し、争うだけであるならば、不可争力の存在にもかかわらず、それが絶対

に許されないものとはいえない。違法性の承継が問題になるのはまさにこの場面である。

」と指摘す

( 72)

 

また小早川光郎

( 73)

も、違法性の承継を認めることで先行行為に係る出訴期間の制限効果が緩和されているように

も、

「し

し、

は、

と、

[髙 木 注: 先 行 行 為]

の取消しを求めえないという限りでの“不可争力”を生み出すものではあるが、当該処分の取消訴訟で主張されえ

(こ こ で は 後 行 処 分 の 取 消 訴 訟)

(15)

の“不

力”

を、

い。

て、

“出

る”

い。

る。

は、

で、

法主張の遮断までをも含むものではないことが前提とされている。

 

74)

は、

「出

も、

は、

効果を有するにすぎず、事業認定に存在する違法が存在しないという効果を有するものではない、との理由で、事

業認定の違法性の承継を肯定すべきであるとの立論が判例上も学説上も多々見受けられる。

」とした上で、

「しかし

ら、

は、

て、出訴期間の徒過による不可争力の発生とは、実体上違法が存在するかもしれないにも拘らず、一定期間経過後

る。

る。

は、

力覆滅の遮断だけではなく、違法主張の遮断までをも含むとの理解であろう。

 

また大沼洋一

( 75)

も、違法性の承継を認めても「先行行為の不可争力に直接抵触するわけではない。先行行為自体

の取消訴訟を出訴期間経過後に認めるのではなく、後行行為の取消訴訟の内容において先行行為の違法を主張でき

るとするにとどまるからである。

」としつつも、

「だが、先行行為の違法を後行行為の取消訴訟で主張できるとする

と、実質上、先行行為の取消訴訟の本案を後行行為の取消訴訟の本案の中でなすことができることになる。また、

取消訴訟には、拘束力

(行訴法三三条一項)

が生じるので、後行行為の取消訴訟で先行行為の違法が認定されると、

行政庁は先行行為を取消、変更せざるを得ないことになる。そうすると、実質的には、違法性の承継を認めること

は、

い。

76)

点「公

力」

先の神橋説が想起されよう。

参照

関連したドキュメント

この間,北海道の拓殖計画の改訂が大正6年7月に承認された。このこと

租税法律主義を貫徹する立場からいえば,さらに税制改正審査会を明治38

そうした開拓財源の中枢をになう地租の扱いをどうするかが重要になって

嘆願書に名を連ねた人々は,大正5年1月17曰になって空知税務署に出頭

施行された工場法は,常時15人以上雇用する会社及び危険で有害とみなさ

これに対し,議員提出の税関係の法律案は,営業税法廃止案(2グループ

第2次整理では,地租に関し,宅地地価修正が実施され,田畑の租率が軽

ンスをとる。この作業をくりかえす。(ii)事務取扱いの要領は,宅地地価修