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大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 利用統計を見る

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Academic year: 2021

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1.は じ め に

日本の大学における外国語選択科目としては、主に英語・フランス語・ドイ ツ語・中国語・韓国語(朝鮮語)1 などが実施されている。文部科学省の2002年 度資料によると、大学全体に対しての外国語教育を実施する大学の割合は、英 語98.7%、ドイツ語84.1%、中国語82.8%、フランス語79.2%、韓国語46.9%、ス ペイン語35%、ロシア語27.6%、ラテン語15%、イタリア語14.4%、アラビア語 6.4%、その他20.6%であった。その中で最近韓流ブームという社会現象ととも に、韓国語学習者はここ数年かなり増加してきた。《図1》は2004年度文部科 学省の 「大学における教育内容の改革状況について」2を参照したものである。 同年度は、英語、中国語、ドイツ語、フランス語の順に外国語科目を開設して いる大学が多いが、韓国語科目を開設している大学も369校とかなり多いこと が分かる。これは、1995年の143校に比べると、10年近くで226校、2.58倍の増 加を示していることとなる。 大学における外国語教育の中で上位5に入る英語・ドイツ語・フランス語・ 中国語・韓国語を比べると2002年度から2004年度までの2年間の推移が《図2》 に表れている。《図2》をみると、2002年から2004年までの2年間で、英語は12校、 中国語23校、韓国語47校が増えている。韓国語は2年間で47校が増え、最も大 きい増加を見せているといえる。しかし、2年前よりドイツ語は15校、フラン ス語は5校が減っている。また、2002年度外国語科目の実施大学数は、科目別 に英語→ドイツ語→中国語→フランス語→韓国語の順で多かったが、2004年度 は、英語→中国語→ドイツ語→フランス語→韓国語の順で、中国語を実施する 大学がドイツ語より多くなっていることが大きな変化である。

大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析

李   熙      

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《図1》外国語教育の実施状況(2004年度) ᄖ࿖⺆ᢎ⢒䈱ታᣉ⁁ᴫ䋨ᐔᚑ䋱䋶ᐕᐲ䋩 ⧷⺆ 䊐䊤䊮䉴⺆ 䊄䉟䉿⺆ 䉴䊕䉟䊮⺆ ਛ࿖⺆ 䊨䉲䉝⺆ 䊤䊁䊮⺆ ᦺ㞲⺆䋨㖧࿖⺆䋩 䉝䊤䊎䉝⺆ 䉟䉺䊥䉝⺆ 䈠䈱ઁ ࿖┙ ౏┙ ⑳┙ 㪇 㪌㪇 㪈㪇㪇 㪈㪌㪇 㪉㪇㪇 㪉㪌㪇 㪊㪇㪇 㪊㪌㪇 㪋㪇㪇 㪋㪌㪇 㪌㪇㪇 㪌㪌㪇 㪍㪇㪇 㪍㪌㪇 㪎㪇㪇 ᄢቇᢙ 㪏㪊 㪎㪌 㪌㪊㪈 㪎㪐 㪌㪉 㪋㪇㪎 㪏㪊 㪋㪇 㪉㪌 㪈㪎㪏 㪎㪏 㪍㪊 㪋㪌㪇 㪌㪊 㪉㪈 㪈㪈㪇 㪎 㪊㪈 㪍㪊 㪌㪏 㪐 㪋 㪏㪍 㪉㪉 㪐 㪏㪍 㪊㪍 㪉㪎㪌 㪌㪏 㪋㪉㪈 㪊㪍 㪈㪉 㪈㪈㪐 㪍㪏㪐 㪌㪊㪏 㪈㪎㪏 㪌㪐㪈 㪏㪋 㪈㪇㪈 㪋㪏 㪈㪈㪎 㪊㪍㪐 㪌㪍㪉 㪈㪍㪎 ※大学院大学12大学(国立4大学、公立1大学、私立7大学)は対象としない。 本稿ではこのように最近急増している韓国語学習者の学習におけるニーズを 調査する必要があると考え、昨年度松山大学のハングル学習者を対象として学 習全般に関するアンケート調査を実施し、その結果をまとめてみた。ここでは、 2005年度のアンケート調査結果を基にして、 韓国語学習者の学習における態度 や意識、満足度、ニーズなどについて、2005年度と2006年度の2年間の推移を 分析することを目的としている。 186 言語文化研究 第26巻 第2号

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《図2》大学における外国語実施状況の推移 㵗 ᄢቇ䈮䈍䈔䉎ᄖ࿖⺆ታᣉ⁁ᴫ䈱ផ⒖ 㪍㪎㪎 㪌㪎㪎 㪌㪋㪊 㪊㪉㪉 㪌㪍㪏 㪊㪍㪐 㪌㪐㪈 㪌㪊㪏 㪌㪍㪉 㪍㪏㪐 㪇 㪉㪇㪇 㪋㪇㪇 㪍㪇㪇 㪏㪇㪇 ⧷⺆ 䊄䉟䉿⺆ 䊐䊤䊮䉴⺆ ਛ࿖⺆ 㖧࿖⺆ ᄢቇᢙ 㪉㪇㪇㪉ᐕ 㪉㪇㪇㪋ᐕ

2.大学における韓国語教育

国際文化フォーラムの資料によると、大学教員157人のアンケート調査結果、 大学の韓国語教育における到達目標として多かったのは、第一、「旅行会話程 度の簡単な会話ができるようになる(58.6%)」、第二、「新聞・雑誌をある程 度読めるようになる(45.9%)」、第三「ある程度自分の考えを自由に表現でき る(42%)」の順である(《図3》参照)。本調査による学習者の回答も韓国語の 学習目標として「旅行などに役立つ程度の簡単な会話能力」が2005年度79%、 2006年度71%と最も多かったことから、韓国語教員が考えている学習者の到達 目標と、今回調査の対象になった学習者の回答が一致しているといえる。 国際文化フォーラム(2005)によると、4年生大学における学習レベルは、 科目別にみると、入門134科目、初級188科目、中級199科目、上級61科目、専 門39科目である。合計621科目中、入門と初級が322科目、52%を占めている。 また、講義内容は、文法56科目(11.5%)、読解26科目(5.3%)、文法・読解61 科目(12.6%)、会話75科目(15.4%)、文法・会話203科目(41.8%)、講読65科 目(13.4%)になっている。合計486科目の内、文法・会話科目が203科目と最 も多いことから半数程度は会話と文法を並行して授業していると考えられる。 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 187

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《図3》国際文化フォーラム(2005)『日本の大学における韓国朝鮮語教育』 p.66 㵗 ᄢቇ䈱㖧࿖⺆ᢎ⢒䈮䈍䈔䉎ቇ⠌䈱೔㆐⋡ᮡ 㪈㪐㪅㪎㩼 㪌㪏㪅㪍㩼 㪋㪌㪅㪐㩼 㪎㪅㪍㩼 㪈㪋㪅㪇㩼 㪋㪉㪅㪇㩼 㪈㪐㪅㪈㩼 㪈㪅㪐㩼 㪇㪅㪇㩼 㪈㪇㪅㪇㩼 㪉㪇㪅㪇㩼 㪊㪇㪅㪇㩼 㪋㪇㪅㪇㩼 㪌㪇㪅㪇㩼 㪍㪇㪅㪇㩼 㪎㪇㪅㪇㩼 䊊䊮䉫䊦䈏⺒䉄䉎⒟ᐲ ᣏⴕળ⹤⒟ᐲ䈱◲න䈭ળ ⹤䈏䈪䈐䉎䉋䈉䈮䈭䉎 ᣂ⡞䊶㔀⹹䉕䈅䉎⒟ᐲ⺒䉄 䉎䉋䈉䈮䈭䉎 㪫㪭 䊆䊠䊷䉴䉕⡞䈇䈩䇮䈾䈿 ℂ⸃䈪䈐䉎䉋䈉䈮䈭䉎 ኾ㐷ᦠ䈏⺒䉄䉎䉋䈉䈮䈭䉎 䈅䉎⒟ᐲ⥄ಽ䈱⠨䈋䉕⥄ ↱䈮⴫⃻䈪䈐䉎 ⸒⺆䉋䉍䇮ᢥൻ䉇ᱧผ䉕ቇ 䈹䈼䈐䈪䈅䉎 㖧࿖⺆䈪䊂䉞䊔䊷䊃䈏䈪䈐 䉎䉋䈉䈮䈭䉎 《図4》4年生大学における韓国語学習レベル 㵗 㪋ᐕ↢ᄢቇ䈮䈍䈔䉎㖧࿖⺆ቇ⠌䊧䊔䊦 㪉㪈㪅㪍㩼 㪊㪇㪅㪊㩼 㪊㪉㪅㪇㩼 㪐㪅㪏㩼 㪍㪅㪊㩼 㪇㪅㪇㩼 㪌㪅㪇㩼 㪈㪇㪅㪇㩼 㪈㪌㪅㪇㩼 㪉㪇㪅㪇㩼 㪉㪌㪅㪇㩼 㪊㪇㪅㪇㩼 㪊㪌㪅㪇㩼 ౉㐷 ೋ⚖ ਛ⚖ ਄⚖ ኾ㐷

3.ニーズ分析の方法と項目

中西家栄子・茅野直子(2005:120)は、ストレブンズの外国語教育の成功 条件について紹介している。詳しくは、「①学習者にやる気があること。②学 習者が言語学習に目的意識をもつこと。③学習者が自己の学習能力に自信を もっていること。④当の外国語の社会的評価が高いこと。⑤学習の物理的条 188 言語文化研究 第26巻 第2号

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件(教材など)が良好なこと。⑥外国語学習の目的が実現可能なもので、教師 間にも社会的にも合意があること。⑦学習の目標、教授法、教材などが教師と 学習者に適切であること。⑧集中度が一定のレベル(すなわち最低でも週5 ∼ 6時間の授業)であること。⑨教師の専門的能力が高いこと。⑩学習者を大切 にする教師であること。」である。つまり、外国語教育の成功は学習者に重点 が置かれているといえる。そこで学習者の意見を確認するためにはニーズ調査 が必要になる。外国語教育としての韓国語教育における学習者の学習意欲やモ ティベーション、学習における目的意識・韓国語/韓国/韓国文化などについて の関心度、また、教材・教授法の重要性という点から、それを確認するための ニーズ調査・分析をすることはなにより優先的に行うべきことである。 ニーズ分析(Needs Analysis)の調査方法としては、①学習者を対象とする インタビュー、②調査表、③プレースメント・テスト、④適性テストなどがあ る。本調査は100人以上の学習者を対象としているので、インタビュー方式に は時間的な制限があることから、調査表方式を選んでいる。調査表方式は、質 問と回答の形式が統一されていることや客観性の高いこと、時間の節約ができ ること、結果の分析・整理が容易であることが、そのメリットである。 調査対象は、松山大学の2006年度前期ハングルⅠの中から著者(李)が担当 した3つのクラスと、愛媛大学共通教育科目の1つである朝鮮語選択クラスの 中から理学部と農学部を合わせた1つのクラスで行い、全体で131名(松山大学 84名、愛媛大学47名)である。調査時期としては、2006年度前期の終わりの7 月上旬に各クラスでアンケート調査を実施し、その場で回収した。アンケート 調査項目は、大きく「基本項目・韓国語学習・韓流への意識」の3つに分かれ ている。 松山大学における韓国語の授業は、「ハングル」という科目名で、前期にハ ングルⅠ、後期にハングルⅡを履修しなければならない。また、前期・後期と もに90分授業2コマを毎週行っている。前期ハングルⅠの授業を通して、文字 としてのハングルを習得し、簡単な自己紹介などができるようになり、文法学 習の面では、数字(漢数字、固有数字の言い方)、用言の丁寧な活用形である 「〼᪣શ૒」形、否定形(ᴶ+用言)まで習得することを到達目標としている。 愛媛大学における韓国語の科目名は、「朝鮮語」で前期・後期とも90分の授 業2コマを実施していて、前期授業の目標は松山大学と同じである。 調査項目としては、2005年度拙稿3と同様であり、具体的な項目の作成にお 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 189

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いては近藤(1999)と菊池(2004)を参考にしている。菊池(2004:154)は、 英語教育に関するものを提示4していて、近藤(1999)は、日本の大学におけ るドイツ語教育の現状と課題について、日本独文学会ドイツ語教育部会の調査 研究委員会が調査したものである。これは、大学におけるドイツ語教育につい て、2,831名の学習者を対象としてニーズを分析しているので大きな意義があ ると思う。

4.調査結果

(1)基礎質問 ① 性別 《図5》性別 㵗 ᕈ೎ 䋰䋵ᐕ ↵ 㪊㪋㩼 䋰䋵ᐕ ᅚ 㪍㪍㩼 䋰䋶ᐕ ↵ 㪌㪍㩼 䋰䋶ᐕᅚ 㪋㪋㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 ↵ ᅚ 2005年度は男性より女性の方が2倍近く多かったが、2006年度は男性56%、 女性44%と2005年度に比べほぼ対等になっている。 ② 学年 《図6》学年 ቇᐕ 㪏㪐㩼 㪏㩼 㪊㩼 㪈㩼 㪇㩼 㪇㩼 㪐㪉㩼 㪎㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 䋱࿁↢ 䋲࿁↢ 䋳࿁↢ 䋴࿁↢ 䋰䋵ᐕ 䋰䋶ᐕ 1年次を対象とする科目なので、1回生が2005・2006年度とも90%ぐらいの 190 言語文化研究 第26巻 第2号

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割合を占めている。 ③ 年齢 《図7》年齢 ᐕ㦂 㪍㪈㩼 㪊㪈㩼 㪌㩼 㪉㩼 㪇㩼 㪇㩼 㪈㩼 㪍㪈㩼 㪉㪏㩼 㪌㩼 㪉㩼 㪇㩼 㪇㩼 㪊㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 䋱䋸ᱦ 䋱䋹ᱦ 䋲䋰ᱦ 䋲䋱ᱦ 䋲䋲ᱦ 䋲䋳ᱦ 䋲䋴ᱦ એ਄ 䋰䋵ᐕ 䋰䋶ᐕ 年 齢 は2005・2006年 度 と も に18歳61%、19歳30%程 度、20歳5%、21歳2%で ある。2006年度は24歳以上が2005年度に比べ増えたのは、薬学部学生の平均年 齢が高くなっていることからである。 ④ 学部 《図8》学部 㵗 ቇ ㇱ 㪉㪉㩼 㪉㪈㩼 㪈㪋㩼 㪈㪉㩼 㪎㩼 㪉㪉㩼 㪈㪏㩼 㪇㩼 㪈㪏㩼 㪋㩼 㪉㪋㩼 㪇㩼 㪇㩼 㪈㪐㩼 㪈㪎㩼 㪉㩼 㪇㩼 㪇㩼 㪌㩼 㪈㪇㩼 㪈㪌㩼 㪉㪇㩼 㪉㪌㩼 㪊㪇㩼 ⚻ᷣ ⚻༡ ੱᢥ䊶␠ળ ᴺ ⮎ ᢎ⢒ ᴺᢥ ක ℂ ㄘ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2005年度回答者の学部は、松山大学の経済学部22%、経営学部21%、人文・ 社会学部14%、法学部12%の割合で、愛媛大学の教育学部7%、法文学部2%、 医学部22%であった。2006年度回答者の学部は、松山大学の経済学部18%、人 文・社会学部18%、法学部4%、薬学部24%で、愛媛大学の理学部19%、農学部 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 191

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17%である。 ⑤ 韓国に行ったことがありますか。 《図9》韓国に行った経験 㵗 㖧࿖䈮ⴕ䈦䈢 ⚻㛎 㪈㪇㩼 㪐㪇㩼 㪈㪇㩼 㪏㪐㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 䈅䉎 䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2005・2006年度ともに韓国に行った経験があると回答した人は10%で、ない と回答した人は90%である。 ⑥ 大学に入る前に韓国語を勉強したことがありますか。 《図10》大学入学前の韓国語学習経験(2006年度調査) ౉ቇ೨䈱ቇ⠌⚻㛎 㪌㩼 㪐㪌㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 䋷ฬ 䋱䋲䋴ฬ 䈅䉎 䈭䈇 この項目は、 韓国語学習における大学に入る前のレディネスを調べるため、 2006年度に新たに入れた項目である。その結果、入学前に学習したことのある と回答した人は7名5%で、95%のほとんどの人が学習経験がなかった。学習経 験のある人の回答の中は、中学の時から家で独学したり、本を読んだり、曲の 歌詞を覚えたり、テレビを見ながら家で1 ヶ月ぐらい勉強したりしたというも のである。 192 言語文化研究 第26巻 第2号

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(2)韓国語学習について ① 外国語の中で韓国語を選択した理由は何ですか(複数回答可)。 《図11》韓国語選択理由 㖧࿖⺆ㆬᛯℂ↱ 㪋㪊㩼 㪊㪉㩼 㪉㩼 㪈㪍㩼 㪋㪊㩼 㪎㩼 㪈㪍㩼 㪊㪌㩼 㪌㩼 㪉㪈㩼 㪈㪉㩼 㪈㪍㩼 㪈㪈㩼 㪋㪈㩼 㪈㪊㩼 㪋㩼 㪊㪉㩼 㪊㪎㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㖧࿖䈮㑐ᔃ䉕ᜬ䈦 䈩䈇䉎䈎䉌 ᣣᧄ䈫〒㔌⊛䈮ㄭ 䈇䈎䉌 એ೨䇮ቇ⠌䈚䈢⚻㛎 䈏䈅䉎䈎䉌 ዁᧪䇮ᓎ䈮┙䈧䈫ᕁ 䈉䈎䉌 ᣣᧄ⺆䈫⸒⺆᭴ㅧ 䈏ૃ䈩䈇䈩ᤃ䈚䈠䈉 䈣䈎䉌 න૏䈏ᤃ䈚䈒ข䉏䈠 䈉䈣䈎䉌 ⮈䉄䉎ੱ䈏䈇䈢䈎 䉌䇭 ᦨㄭ㖧ᵹ䊑䊷䊛䈣 䈎䉌䇭 䈠䈱ઁ䇭 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 韓国語を選択した理由をみると、2005年度は、順に見ると、日本語と言語 構造が似ていて易しそうだから43%・韓国に関心を持っているから43%→最近 韓流ブームだから35%→日本と距離的に近いから32%→将来役に立つと思うか ら16%・薦める人がいたから16%となっている。それに比べ、2006年度は、日 本語と言語構造が似ていて易しそうだから41%→韓国に関心を持っているから 37%→日本と距離的に近いから32%→最近韓流ブームだから21%→薦める人が いたから16%などの順である。 特に注目すべきことは、最近韓流ブームだからと回答した人は、2005年度は 35%で2番目であったが、2006年度は4番目で21%と回答比率が低くなってい ることである。これはやはり韓流に関する関心が2005年度より低下し、韓国語 学習にもその影響が出ていると考えられる。 2006年度の調査において、薦める人がいたからと回答した人には、誰かを具 体的に書いてもらった結果、先輩が7名で最も多かった。理由としては、「楽 しいから」、「日本語と言語構造が似ているから(2名)」、「一番楽に単位が取れ ると言っていたから」、「簡単だからと言われたので」と回答している。その他 には、「韓国人の友達と一度一緒に旅行したいから」、「祖母が習っていて」、「友 達がヨンさまが好きだから勉強して教えてほしいと言われたので」、「友達にハ ングルが読めたらかっこいいと言われたので」、「塾の先生が韓国によく行った 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 193

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りしているので」、「母がドラマに関心があるので」、「サークルの友達が、文字 の書き方から教えてくれるので」、「高校の先生が自分には韓国語が合っている と言ってくれたから」などがあった。韓国語選択のその他の理由としては、「韓 国に行きたいから」、「第2希望だったから」、「第一希望が落ちたので」、「芸能 人に話せる人も多いし、簡単だと思った」、「ドイツ語からあふれてしまったか ら(2名)」、「なんとなく(2名)」、「韓国人の友達がいたから」、「友達が選択し たから」、「記号みたいな文字が面白いと思ったから(2名)」、「第2外国語で韓 国語が取れるということを初めて知って興味を持ったから」、「漢字やアルファ ベットみたいな先入観のないハングル文字に関心があったから」、「ハングルが 読めたらかっこいいから」などがあった。特に薬学部学生の中には、本人の希 望通りに選択できなかった人がいるので、今後はドイツ語のクラスを増やすな どの対応をしていかなければならないと思う。 ② 現在の学習の後、外国語選択科目として、今後も続けて韓国語を学習した いと思いますか。 《図12》今後の学習希望 㵗 ੹ᓟ䈱ቇ⠌Ꮧᦸ 㪈㪌㩼 㪋㪍㩼 㪊㪐㩼 㪉㪊㩼 㪋㪇㩼 㪊㪎㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 ੹䈱න૏䈘䈋ข䉏䈳䈇䈇䇭 䈬䈤䉌䈫䉅䈇䈋䈭䈇 ⛯䈔䈩ฃ⻠䈚䈢䈇䇭 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 続けて受講したいと回答した人はあまり変わりがないが、単位さえ取ればい いと回答した人は、2006年度のほうが8%増えていて、1年次の単位を取ること だけを目的としている人が多くなったといえる。 194 言語文化研究 第26巻 第2号

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③ 韓国語の最終学習目標として、どんな能力を獲得したいと思いますか (複数回答可)。 《図13》韓国語の学習目標 㖧࿖⺆䈱ቇ⠌⋡ᮡ 㪊㪋㩼 㪎㪐㩼 㪈㪇㩼 㪊㪍㩼 㪉㩼 㪉㪋㩼 㪈㩼 㪊㪏㩼 㪎㪈㩼 㪈㪎㩼 㪉㪌㩼 㪏㩼 㪈㪊㩼 㪇㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 㪏㪇㩼 㪐㪇㩼 ᢎ㙃ᄖ࿖⺆䈫䈚䈩 䈱㖧࿖⺆䈱ၮᧄ ⊛䈭⍮⼂ ᣏⴕ䈭䈬䈮ᓎ┙䈧 ⒟ᐲ䈱◲න䈭ળ ⹤⢻ജ ㄉᦠ䉕૶䈦䈩䇮ᣂ ⡞䉇ᧄ䈭䈬䉕⺒䉃 䈢䉄䈱ၮ␆⊛䈭 ⢻ജ ᣣᏱ↢ᵴ䈮ᓎ┙ 䈧ળ⹤⢻ജ 䈅䉎⒟ᐲ䊎䉳䊈䉴 䈏䈪䈐䉎䈒䉌䈇䈱 ⢻ജ 㖧࿖⺆䈪⑳⊛䈭 ੤ᵹ䋨ᢥㅢ䈭䈬䋩 䈏䈪䈐䉎⒟ᐲ䈱⢻ ജ 䈠䈱ઁ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 大学教員を対象とする国際文化フォーラムのアンケート調査の結果、大学に おける韓国語教育の到達目標として最も多かったのは、「旅行会話程度の簡単 な会話ができるようになる」が58.6%であるが、今回の学習者を対象とした調 査結果も「旅行などに役立つ程度の簡単な会話能力」と回答した人は2005年度 79%、2006年度71%と一番多かった。その次に多いのは、教養外国語としての 韓国語の基本的な知識、日常生活に役立つ会話能力などの順である。 ④ 今後、韓国語学習を続けるとしたら、どのような選択科目を受講したいと 思いますか。 《図14》今後の学習希望スキル 㵗 ੹ᓟ䈱ቇ⠌Ꮧᦸ䉴䉨䊦 㪈㪌㩼 㪈㪇㩼 㪈㪇㩼 㪈㪈㩼 㪈㪋㩼 㪐㩼 㪍㪌㩼 㪍㪍㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 㪪㫇㪼㪸㫂㫀㫅㪾ਛᔃ⑼⋡ 㪣㫀㫊㫋㪼㫅㫀㫅㪾ਛᔃ⑼⋡ 㪩㪼㪸㪻㫀㫅㪾ਛᔃ⑼⋡ 㪮㫉㫀㫋㫀㫅㪾ਛᔃ⑼⋡ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 195

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2005年度は、Speaking → Listening → Reading・Writingの順に多かったが、 2006年度は、Speaking→Reading→Listening→Writingの順になっている。こ のように、 Speakingに対する学習希望が最も多いことは変わらないことから、 会話中心の授業を進めていくことが望ましいと考えられる。 ⑤ 韓国語学習に、現在どの程度興味や意欲を持っていますか。 《図15》学習への意欲や関心 ቇ⠌䈻䈱ᗧ᰼䉇㑐ᔃ 㪉㪉㩼 㪍㪋㩼 㪏㩼 㪈㩼 㪌㩼 㪈㪌㩼 㪌㪎㩼 㪈㪌㩼 㪌㩼 㪏㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 㕖Ᏹ䈮ᜬ䈦䈩䈇䉎䇭 ዋ䈚ᜬ䈦䈩䈇䉎䇭 䈅䉁䉍ᜬ䈦䈩䈇䈭䈇䇭 ోὼᜬ䈦䈩䈇䈭䈇䇭 䈬䈤䉌䈫䉅⸒䈋䈭䈇䇭 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2006年度は、「関心を持っている」という肯定的な意見が72%で、2005年度 の86%に比べ全体的に減っていて、「関心を持っていない」という否定的な意 見は20%で、2005年度の9%に比べ2倍以上増えている。 ⑤ ―1. 質問5で、「興味を持っている」と答えた人に尋ねます。興味を感じ るのはどの点ですか(複数回答可)。 《図16》韓国語における関心分野 㖧࿖⺆䈮䈍䈔䉎㑐ᔃಽ㊁ 㪉㪉㩼 㪈㪏㩼 㪊㩼 㪈㪋㩼 㪈㪋㩼 㪌㪋㩼 㪉㩼 㪊㩼 㪋㪈㩼 㪈㪈㩼 㪈㪉㩼 㪉㩼 㪉㪈㩼 㪉㪌㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 ⊒㖸 ᢥᴺ ᢎ᧚䈱᭴ᚑ䇭 ᜂᒰᢎຬ䈱ᢎ 䈋ᣇ䇭 ᬌቯ⹜㛎䈭䈬䇭 㖧࿖䈱ᣣᏱ↢ ᵴᢥൻ䇭 䈠䈱ઁ㵗 䇭 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 196 言語文化研究 第26巻 第2号

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韓国語における関心分野は、2005年度・2006年度ともに韓国の日常生活文化 に一番関心をもっている。その次は、発音、文法、担当教員の教え方、検定試 験の順である。 ⑤ ―2. 質問5で、「興味を持っていない」と答えた人に尋ねます。その理由 はどこにあると思いますか(複数回答可)。 《図17》韓国語に興味が持てない理由 ⥝๧䈏ᜬ䈩䈭䈇ℂ↱ 㪉㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪎㩼 㪈㪊㩼 㪇㩼 㪈㪊㩼 㪉㪇㩼 㪊㪏㩼 㪉㪊㩼 㪇㩼 㪈㪉㩼 㪋㩼 㪈㪉㩼 㪈㪐㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 ⊒㖸䈏㔍䈚䈇䇭 ᢥᴺ䈏㔍䈚䈇䇭 ീᒝ䈱⽶ᜂ䈏㊀ 䈇䇭 ᢎ᧚䈮⥝๧䈏ᜬ 䈩䈭䈇䇭 ᢎຬ䈱ᢎ䈋ᣇ䈏 ว䉒䈭䈇䇭 ข䉍䈢䈒䈩ข䈦䈢 䉒䈔䈪䈲䈭䈇 㖧࿖䈮⥝๧䈏䈭 䈇䇭 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2005年度は15名(8.7%)、2006年度は26名(19.8%)が韓国語に興味が持てな いと回答していて、割合の上では2006年度のほうが2005年度より2倍以上増え ている。またその理由は、2005年度は、勉強の負担が重い47%→発音が難しい・ 文法が難しい・韓国に興味がない20%の順であったが、2006年度は、発音が難 しい38%→勉強の負担が重い23%→文法が難しい19%の順で、発音の難しさや 勉強に関する負担が大きな要因となるようである。 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 197

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⑥ これまでの韓国語の授業を通じて、どんな感想を持っていますか   (複数回答可)。 《図18》授業後の感想 㵗 ᝼ᬺᓟ䈱ᗵᗐ 㪋㪋㩼 㪋㪎㩼 㪉㪈㩼 㪋㪐㩼 㪉㩼 㪈㪇㩼 㪊㩼 㪊㩼 㪈㩼 㪋㩼 㪋㪇㩼 㪈㪏㩼 㪋㪉㩼 㪊㪌㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 ᭉ䈚䈇 㖧࿖䈮ⴕ䈐䈢䈒 䈭䈦䈢 䉅䈦䈫ീᒝ䈚䈢䈒 䈭䈦䈢 㔍䈚䈇 ᗧ᰼䈏䈭䈒䈭䈦䈢 ቇ䈹ᗧ⟵䈏ಽ䈎 䉌䈭䈇 䈠䈱ઁ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 僅かな差ではあるが、2005度は第一、難しい49%、第二、韓国に行きたくなっ た47%、第三、楽しい44%であったが、2006年度は第一、韓国に行きたくなっ た42%、第二、難しい40%、第三、楽しい35%の順になっている。 ⑦ 現在の韓国語の運用能力でどんなことができると思いますか   (複数回答可)。 《図19》現在の韓国語運用能力 㵗 ⃻࿷䈱㖧࿖⺆ㆇ↪⢻ജ 㪐㪇㩼 㪈㪉㩼 㪈㪌㩼 㪈㪋㩼 㪏㪉㩼 㪈㪏㩼 㪈㪍㩼 㪉㪋㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 ◲න䈭᜿ᜦ ᣏⴕ䈪䈱◲න䈭ળ⹤ ㄉᦠ䉕૶䈇䈭䈏䉌ᢥㅢ ㄉᦠ䉕૶䈇䈭䈏䉌ᦠ☋䉕⺒䉃 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 90分の授業を週2コマずつ15週間受けた後、学習者自身が判断する運用能力 は、「簡単な挨拶程度ができる」が2005年度90%、2006年度82%と最も多い。 2006年度は、「辞書を使いながら書籍が読める」と回答した人が2005年度より 198 言語文化研究 第26巻 第2号

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10%増えている。 ⑧ 学校での韓国語の授業以外に韓国語を学習していますか。 《図20》授業以外の学習 㵗 ᝼ᬺએᄖ䈱ቇ⠌ 㪍㩼 㪐㪊㩼 㪐㪌㩼 㪌㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 䈚䈩䈇䉎 䈚䈩䈇䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 授業以外の学習については、90%以上のほとんどの人が学習していないと回 答している。 ⑨ 大学での韓国語の教材は主にどんな内容で構成されているほうがいいと思 いますか(1つだけ)。 《図21》大学における望ましい韓国語教材 ᄢቇ䈮䈍䈔䉎ᦸ䉁䈚䈇㖧࿖⺆ᢎ᧚ 㪊㪋㩼 㪈㪍㩼 㪋㪊㩼 㪎㩼 㪊㪋㩼 㪈㪊㩼 㪌㪇㩼 㪊㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 ၮ␆⊛䈭ᢥᴺ䉕ℂ ⸃䈚䇮ᢥ┨䈏⺒䉄䉎 䉋䈉䈮䈭䉎ᢎ᧚ ⥄ಽ䈱䈖䈫䉕વ䈋䉎 䈱䈮૶䈋䉎᭽䇱䈭⴫ ⃻ਛᔃ䈱ᢎ᧚ ᣣᏱ↢ᵴ䈏䈪䈐䉎႐ 㕙ਛᔃ䈱ળ⹤ᢎ᧚ 㖧࿖䈱␠ળ䉇ᢥൻ 䈏ಽ䈎䉎᭎⺑䈱ᄙ 䈇ᢎ᧚ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 調査の結果、学習者は日常生活に役立つ場面中心の会話教材を一番望んでい ることが分かった。その次は、基礎的な文法を理解し、文章が読めるようにな る教材(34%)、自分のことを伝えるのに使う様々な表現中心の教材(2005年 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 199

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度16%、2006年度13%)、韓国の社会や文化が分かる概説の多い教材(2005年 度7%、2006年度3%)の順であった。 ⑩ 大学の教養選択科目としての韓国語の授業形態として望ましいと思うのは どれですか(複数回答可)。 《図22》望ましい韓国語の授業 ᦸ䉁䈚䈇㖧࿖⺆䈱᝼ᬺ 㪉㪇㩼 㪌㪌㩼 㪍㪎㩼 㪈㪇㩼 㪉㩼 㪈㪐㩼 㪋㪊㩼 㪈㪎㩼 㪇㩼 㪉㪌㩼 㪋㪐㩼 㪉㪉㩼 㪈㪏㩼 㪍㩼 㪈㪐㩼 㪈㪐㩼 㪌㩼 㪎㩼 㪌㪍㩼 㪉㪈㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 㪏㪇㩼 ᢥᴺ䊶⸶⺒ਛᔃ䈱᝼ᬺ ળ⹤ਛᔃ䈱᝼ᬺ 䋴ᛛ⢻䈱✚ว⊛䈭᝼ᬺ ⡞䈐ข䉍㊀ⷞ䈱᝼ᬺ 㪣㪣ᢎቶ䈪ⴕ䈉᝼ᬺ ታ‛䉇↢䈱ᢎ᧚䉕૶䈉᝼ ᬺ 䊈䉟䊁䉞䊑䊶䉴䊏䊷䉦䊷䈮䉋 䉎᝼ᬺ 㪚㪛䉇䉦䉶䉾䊃䇮䊎䊂䉥䈭䈬 䈱ᯏེ䉕ᵴ↪䈚䈢᝼ᬺ 㖧࿖⺆䈣䈔䈪ㅴ䉄䉎᝼ᬺ䇭 㖧࿖䈱ᢥൻ䉇␠ળ䈮䈧䈇 䈩⠨䈋䉎᝼ᬺ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2005年度は、4技能の総合的な授業67%→会話中心の授業55%→ネイティ ブ・スピーカーによる授業43%の順、 2006年度は、会話中心の授業56%→4技 能の総合的な授業49%→ネイティブ・スピーカーによる授業の順22%に多かっ た。ちなみに、韓国語だけで進める授業について、2005年度の回答者は0%で あったが、2006年度は6%の割合を示し、変化があったといえる。 22%の順 200 言語文化研究 第26巻 第2号

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⑪ これまでの韓国語の授業を振り返ってみて、どの程度満足していますか。 《図23》授業の満足度 㵗 ᝼ᬺ䈱ḩ⿷ᐲ 㪈㪍㩼 㪍㪌㩼 㪈㪍㩼 㪊㩼 㪏㩼 㪇㩼 㪌㩼 㪈㪌㩼 㪋㪐㩼 㪉㪉㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 㕖Ᏹ䈮ḩ⿷䈚䈩 䈇䉎 ᄢ૕ḩ⿷䈚䈩䈇 䉎 䈬䈤䉌䈫䉅䈇䈋䈭 䈇 䈅䉁䉍ḩ⿷䈚䈩 䈇䈭䈇 ోὼḩ⿷䈚䈩䈇 䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 満足しているという肯定的意見は、2006年度は64%と2005年度の81%より 17%減っていて、満足していないという否定的意見は、2006年度は13%で、 2005年度の3%より10%も増えている。 ⑫ ハングル能力検定試験を受験した経験がありますか。 《図24》ハングル能力検定試験の受験経験 㵗 䊊䊮䉫䊦⢻ജᬌቯ⹜㛎䈱ฃ㛎⚻㛎 㪐㪏㩼 㪉㩼 㪉㩼 㪐㪏㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 㪈㪉㪇㩼 䈅䉎 䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 調査をする前期の段階においては、ハングル能力検定試験を受けたことのあ る人はほぼいない。 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 201

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⑬ これから、ハングル能力検定試験を受験してみたいと思いますか。 《図25》今後の受験希望 㵗 ੹ᓟ䈱ฃ㛎Ꮧᦸ 㪌㪇㩼 㪌㪇㩼 㪋㪈㩼 㪌㪐㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 ᕁ䈉 ᕁ䉒䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 将来的にハングル能力検定試験の受験を希望する人は、2005年度は50%で、 2006年度は41%と2005年度に比べやや減っている。 ⑭ 韓国語運用能力向上のために、自分自身はどのようなアイディアを持って いますか。意見を自由に書いてください。 2005年度 2006年度 ・韓国のCDやビデオを見たりする。 ・映画等で聞き取れた単語を書いていく。 ・地道に復習すればいいと思う。 ・韓国に留学に行きたい。 ・ 韓国語と関わる機会を増やすことが良い と思う。 ・ 自分が韓国へ行った経験を活かしたり、 知り合いが韓国語を少し話せるので、分 からないことは聞いたり、あとは、韓国 のDVDなどを見るようにしている。 ・ドラマを見る。 ・ 日常でハングルに置き換えられそうな単 語があると使ったりする。 ・とにかく書いて、発音して聞くこと。 ・韓国映画を見る。(4) ・発音をしっかりする。(3) ・会話をたくさん繰り返して慣れる。 ・韓国に実際に行ってみたい。(4) ・地道に勉強。       ・先生と話す。 ・韓国語で簡単な会話をする。 ・口を動かしながら書く。 ・とりあえず書いて覚える。 ・CDを何回も聴く。        ・家でも話す。 ・ インターネットで韓国のサイトを見て、 訳ができるように練習する。 202 言語文化研究 第26巻 第2号

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・基本的な単語を覚える。 ・ 現地に行ったり、ネイティブ・スピー カーと実際に話してみたりする。 ・ラジオ講座などを聴く。 (3)韓流と韓国語学習について ① 最近の韓国ブーム(韓流)に関心を持っていますか。 《図26》韓流についての関心度 㵗 㖧ᵹ䈮䈧䈇䈩䈱㑐ᔃᐲ 㪍㩼 㪋㪊㩼 㪈㪐㩼 㪉㪈㩼 㪈㪇㩼 㪌㩼 㪉㪏㩼 㪈㪐㩼 㪉㪌㩼 㪉㪉㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㕖Ᏹ䈮ᜬ䈦䈩䈇䉎 ዋ䈚ᜬ䈦䈩䈇䉎 䈬䈤䉌䈫䉅⸒䈋䈭䈇 䈅䉁䉍ᜬ䈦䈩䈇䈭䈇 ోὼᜬ䈦䈩䈇䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2005年度に比べ、2006年度は「関心を持っている」と肯定的に回答した人は 50%近くから33%と10%以上減り、「あまり関心を持っていない」、「全然関心を 持っていない」という否定的な意見は、2005年度の31%から47%と増えている ことが分かった。さらに、全然関心を持っていないと積極的に否定している回 答は、10%から22%と2倍以上増えていることは大きな変化といえる。 (3 )韓流と韓国語学習について 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 203

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① ―1. 質問1で、(1)(2)「関心を持っている」と答えた人に尋ねます。関 心がある分野は何ですか(複数回答可)。 《図27》韓流への関心分野 㵗 㖧ᵹ䈻䈱㑐ᔃಽ㊁ 㪍㪊㩼 㪐㪊㩼 㪉㪇㩼 㪊㪊㩼 㪈㪊㩼 㪉㩼 㪎㩼 㪎㪇㩼 㪌㪌㩼 㪉㪇㩼 㪉㪇㩼 㪈㪍㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 䊄䊤䊙 ᤋ↹ 㖸ᭉ େఝ ᱌ᚻ 䈠䈱ઁ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 関心があると回答した人は、2005年度は86名49%で、2006年度は44名33%で あった。そのうち、関心のある分野は映画が最も多く、2005年度は93%、2006 年度は70%である。しかし、俳優への関心度は10%以上減っている。 ① ―2. 質問1で、(1)(2)「関心を持っている」と答えた人に尋ねます。関 心を持ち始めたきっかけは何ですか(複数回答可)。 《図28》韓流に関心を持ち始めたきっかけ 㵗 㖧ᵹ䈮㑐ᔃ䉕ᜬ䈤ᆎ䉄䈢䈐䈦䈎䈔 㪈㪇㩼 㪍㪋㩼 㪊㪊㩼 㪏㩼 㪐㩼 㪊㩼 㪐㩼 㪉㪇㩼 㪍㪈㩼 㪈㪋㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 ర䇱㖧࿖䈮㑐ᔃ 䈏䈅䈦䈢䈱䈪 䊁䊧䊎䉇䊤䉳䉥 䈱⚫੺䈪 ኅᣖ䈏㖧ᵹ䊐䉜 䊮䈭䈱䈪 ෹㆐䈏㖧ᵹ䊐䉜 䊮䈭䈱䈪 䈠䈱ઁ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 関心を持っていると回答した人の中で、関心を持ち始めたきっかけは、テレ ビやラジオなどのメディアの影響が60%以上と一番多かった。その次は、家族 204 言語文化研究 第26巻 第2号

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の影響を受けている人が多い。 ① ―2―1. 質問1−2で、(3)「家族が韓流ファンなので」と答えた人に尋 ねます。家族の中で誰が関心を持っていますか(複数回答可)。 《図29》家族の中で関心を持っている人 㵗 ኅᣖ䈱ਛ䈪㑐ᔃ䉕ᜬ䈦䈩䈇䉎ੱ 㪋㩼 㪐㪍㩼 㪋㩼 㪈㪈㩼 㪇㩼 㪎㪏㩼 㪈㪈㩼 㪉㪉㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 㪈㪉㪇㩼 ␲Უ Უ ᆌ 䈠䈱ઁ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 家族の影響を受けたと回答している人は、2005年度は28名33%、2006年度は 9名20%である。家族のなかで関心を持っている人は、母が一番多く、母親の 影響が大きいと考えられる。 ① ―2―2. 質問1−2で、(3)「家族が韓流ファンなので」と答えた人に尋 ねます。家族の中で関心のある人の影響で、自分もさらに関心が 高まったと思いますか。 《図30》家族の影響がある 㵗 ኅᣖ䈱ᓇ㗀䈏䈅䉎 㪍㪈㩼 㪊㪐㩼 㪇㩼 㪎㪏㩼 㪉㪉㩼 㪈㪈㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 䈠䈉ᕁ䈉 䈬䈤䉌䈫䉅⸒䈋䈭䈇 䈠䈉ᕁ䉒䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 205

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家族の韓流への関心が自分にも影響したと回答した人は、そうでない人より かなり多いことが分かった。 ② 韓国ドラマや映画を見たことがありますか。 《図31》韓国映画やドラマの鑑賞 㵗 㖧࿖ᤋ↹䉇䊄䊤䊙䉕⷗䈢䈖䈫䈏䈅䉎 㪐㪉㩼 㪏㩼 㪎㪋㩼 㪉㪌㩼 㪇㩼 㪉㪇㩼 㪋㪇㩼 㪍㪇㩼 㪏㪇㩼 㪈㪇㪇㩼 䈅䉎 䈭䈇䇭 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 韓国のドラマや映画を見た人は2005年度92%、2006年度74%である。依然と してかなりの人が見ているが、2006年度は見たことがあると答えた人は18%減 り、見たことがないと答えた人は2005年度より3倍以上が増えている。 ② ―1. 質問2で、(1)「ある」と答えた人に尋ねます。何を見ましたか (複数回答可)。 《図32》見たことのある映画やドラマ ⷗䈢䈖䈫䈱䈅䉎ᤋ↹䉇䊄䊤䊙 㪋㪊㩼 㪉㪈㩼 㪈㪐㩼 㪊㪇㩼 㪈㪏㩼 㪉㪊㩼 㪈㪍㩼 㪉㪊㩼 㪊㪇㩼 㪋㪊㩼 㪈㪐㩼 㪈㪍㩼 㪇㩼 㪌㩼 㪈㪇㩼 㪈㪌㩼 㪉㪇㩼 㪉㪌㩼 㪊㪇㩼 㪊㪌㩼 㪋㪇㩼 㪋㪌㩼 㪌㪇㩼 ౻䈱䉸䊅䉺 ⟤䈚䈐ᣣ䇱 䊖䊁䊥䉝䊷䇭 ᄤ࿖䈱㓏Ბ 䉲䊠䊥 ⁸ᄸ⊛䈭ᓐᅚ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 206 言語文化研究 第26巻 第2号

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ドラマや映画を見たことがあると回答した人は、2005年度159名92%、2006 年度97名74%である。やはり、「冬のソナタ」を見た人が43%と一番多かった。 ③ 最近の韓国ブーム(韓流)は、自分の韓国語学習にも直接影響があると思 いますか。 《図33》韓流の影響 㵗 㖧ᵹ䈱ᓇ㗀 㪊㪉㩼 㪋㪏㩼 㪉㪇㩼 㪉㪋㩼 㪋㪇㩼 㪊㪍㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 ᓇ㗀䈏䈅䉎 䈬䈤䉌䈫䉅⸒䈋䈭䈇 ᓇ㗀䈏䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2005年度は、どちらとも言えない48%→影響がある32%→影響がない20%で あったが、2006年度は、どちらとも言えない40%→影響がない36%→影響があ る24%の順になっていて、前年度に比べ韓流の影響がないと回答した人がかな り増えている。これは、韓流への社会的な関心が少しずつ弱まっていることを 現しているのではないかと思う。 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 207

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③ ―1. 質問3で、(1)「影響がある」と答えた人に尋ねます。どんな影響で すか(複数回答可)。 《図34》韓流ブームの韓国語学習への影響 㵗 㖧ᵹ䊑䊷䊛䈱㖧࿖⺆ቇ⠌䈻䈱ᓇ㗀 㪌㪉㩼 㪋㪍㩼 㪎㪈㩼 㪈㪏㩼 㪉㪇㩼 㪉㪐㩼 㪈㪍㩼 㪈㪊㩼 㪈㪍㩼 㪈㪍㩼 㪈㪐㩼 㪍㪊㩼 㪊㪋㩼 㪌㪍㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 㪏㪇㩼 㖧࿖⺆䈻䈱ቇ⠌ ᗧ᰼䈏㜞䉁䈦䈢䇭 㖧࿖䈱ᣣᏱ↢ᵴᢥ ൻ䈮䈧䈇䈩⍮䉍䈢䈒 䈭䈦䈢 㖧࿖䈮ᣏⴕ䈮ⴕ䈐䈢 䈒䈭䈦䈢 㖧࿖䈮⇐ቇ䈮ⴕ䈐䈢 䈒䈭䈦䈢 㖧ᵹ䉴䉺䊷䈮ળ䈇䈢 䈒䈭䈦䈢 㖧࿖䈱⧯⠪ᢥൻ䈮 䈧䈇䈩⍮䉍䈢䈒䈭䈦 䈢 㖧࿖䈱વ⛔ᢥൻ䈮 䈧䈇䈩⍮䉍䈢䈒䈭䈦 䈢 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2006年度は2005年度に比べ、全体的に韓流ブームの影響を受けている人は少 ない。しかし、影響があると回答した人の中で、韓流ブームの影響で韓国語へ の学習意欲が高まったと回答した人の比率が前年度に比べ4%程度増えている。 208 言語文化研究 第26巻 第2号

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③ ―2. 質問2で、(1)「影響がある」と答えた人に尋ねます。今後、韓国 語運用能力の中で、どんな能力を獲得したいと思いますか(複数回答 可)。 《図35》韓流ブームの影響の結果、もっと習得したいと思う言語スキル 㵗 㖧ᵹ䊑䊷䊛䈱ᓇ㗀䈱⚿ᨐ䇮䉅䈦䈫⠌ᓧ䈚䈢䈇䈫ᕁ䈉䉴䉨䊦 㪌㪌㩼 㪊㪇㩼 㪎㩼 㪎㩼 㪌㪉㩼 㪍㪍㩼 㪊㪏㩼 㪐㩼 㪐㩼 㪌㪇㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 ⹤䈜䈖䈫 ⡞䈒䈖䈫 ⺒䉃䈖䈫 ᦠ䈒䈖䈫 䋴ᛛ⢻䈱✚ว⊛䈭⢻ജ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 韓流ブームの影響を受け、もっと習得したいと思うようになった言語運用能 力についての回答は、2005年度、話すこと55%→4技能の総合的な能力52%→ 聞くこと30%→読むこと・書くこと7%であったが、2006年度は、話すこと66% →4技能の総合的な能力50%→聞くこと38%→読むこと・書くこと9%の順で変 わりはないが、2006年度は他の技能より、話すことと聞くことの割合が高かっ た。 ④ 大学の韓国語学習の中で韓流を取り入れるとしたら、どのようにすればい いと思いますか。アイディアを書いてください。 2005年度 2006年度 ・ビデオを見たりする。 ・ ビデオと音楽を取り入れるのがいいと思 う。 ・映画や音楽鑑賞をする。 ・ドラマや映画を見る。(7) ・ 韓国語を履修していても、韓国に興味の ない人もいるので、取り入れないほうが いいと思う。(3) 3 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 209

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・ドラマや映画を見て日常会話を学ぶ。 ・留学生をクラスに入れる。(2) ・ テキストにある文法が使われているドラ マなどを紹介して、どのような場面でど のようにその文法が使われているかを教 えてほしい。 ・台本を読んでみる、訳してみる。(3) ・料理を作る。(3) ・歌を歌ったりする。(2) ・ 韓国の文化などについてのテレビを見 る。 ・新聞や雑誌を読む。 ・ 映画やドラマで出てくる日本と違った文 化を説明すればいいと思う。 ・俳優の名言やドラマの名言を言う。 ・有名な韓国人のインタビューを聞く。 ・韓国の流行を紹介する。 ・ 韓流ドラマを教材にして文法などを勉強 する。 ・ 学ぶ場面に合ったドラマのシーンを引用 する。 ⑤ 最近の韓国ブーム(韓流)は、今後どれくらい続くと思いますか。 《図36》今後の韓流ブーム ੹ᓟ䈱㖧ᵹ䊑䊷䊛 㪊㩼 㪈㪐㩼 㪍㪈㩼 㪈㪋㩼 㪉㩼 㪌㩼 㪌㪇㩼 㪈㪈㩼 㪉㪇㩼 㪈㪋㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 㪈㪇ᐕએ਄㐳䈒⛯䈒 㪊䌾㪌ᐕ䈓䉌䈇 㪈䌾㪉ᐕ䈓䉌䈇 㪍䊱᦬એౝ䈪⚳䉒䉎 䈠䈱ઁ 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2005・2006年度ともに1 ∼ 2年ぐらい続くと答えた人が50%以上である。参 210 言語文化研究 第26巻 第2号

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考までに、2006年度には、その他の回答として「韓国ブームはもう終わってい る」と答えた人が7人もいるが、これは2005年度にはなかった回答である。ま た、「ブームがなくてもお隣さんなので仲良しでいればいいと思う」、「韓流ブー ムというより日本と韓国の交流が深まって普通に互いの文化が混在していると 感じられる」という意見もあった。 ⑥ 最近の韓国ブーム(韓流)で、大学での韓国語受講生が増えたと思います か。 《図37》韓流ブームによる受講生人数の変化 㵗 㖧ᵹ䊑䊷䊛䈮䉋䉎ฃ⻠↢ੱᢙ䈱ᄌൻ 㪌㪇㩼 㪋㪎㩼 㪉㩼 㪍㪇㩼 㪊㪈㩼 㪏㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 Ⴧ䈋䈢 䈬䈤䉌䈫䉅⸒䈋䈭䈇 Ⴧ䈋䈩䈇䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 大学における韓国語受講生が増えたと思う人は2005・2006年度ともに50%以 上である。しかし、2005年度に比べ2006年度は、増えたと思う人が10%増えて いる反面、増えていないと思う人も増加している。 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 211

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⑦ 韓国ブーム(韓流)で、今後、大学での韓国語受講生がさらに増えると思 いますか。 《図38》今後の受講生の増加 㵗 ੹ᓟ䈱ฃ⻠↢䈱Ⴧട 㪉㪐㩼 㪍㪊㩼 㪏㩼 㪉㪎㩼 㪌㪇㩼 㪉㪉㩼 㪇㩼 㪈㪇㩼 㪉㪇㩼 㪊㪇㩼 㪋㪇㩼 㪌㪇㩼 㪍㪇㩼 㪎㪇㩼 䈠䈉ᕁ䈉 䈬䈤䉌䈫䉅⸒䈋䈭䈇 䈠䈉ᕁ䉒䈭䈇 㪇㪌ᐕ 㪇㪍ᐕ 2006年度は前年度に比べ、増えるという肯定的な回答は減り、増えないとい う否定的な回答は8%から22%とかなり増加している。 ⑧ 大学での韓国語受講生が増えた、または、増える理由は何だと思いますか。 具体的に書いてください。 2005年度 2006年度 ・韓国が身近な存在であるから。 ・ 日本に近いこともあり、また、発音も似 ている点。 ・ テレビでも色々韓国について放送したり しているから。 ・一番身近な感じがするから。 ・韓国はビジネス的にも大事だから。 ・ 韓国について興味が増し、言語への関心 も高まると思うので。 ・ 他の言語よりも、身に付きやすいと思う から。 ・韓国をもっと知りたいから。 ・隣国だから。(4) ・ テレビなどの韓国の映画やドラマの影 響。(2) ・日本語に似ているから。(3) ・ 韓国に旅行に行きたい人が多くなったか ら。(3) ・文法が日本語と似ているから。(4) ・ 韓国は近いし、今ブームで行ってみたい と思う人が多くなりそうだから。 ・ 韓国は身近な国だということが分かり、 旅行したり、会話をする機会が増えるか ら。 212 言語文化研究 第26巻 第2号

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・ 韓流ブームで旅行に行こうと思う人がい るから。 ・ 日本から一番近い外国だし、今後旅行す る機会もあると思うので、旅先で役立つ 程度の能力をつけたいからだと思う。 ・ やはり韓流の影響が大きいと思う。韓流 によってハングルに興味を持ったり、こ れからハングルの必要性が高くなると考 えたのかもしれない。 ・ 韓国語を少しでも理解できたら、映画・ ドラマを見るのが、更に楽しくなるし、 もっと興味を持てるからだと思う。 ・ 韓流や韓国と日本の政治的問題で韓国の ことを知ろうとするから。 ・ 自分が興味を持ったものを、より深く理 解したいと思うから。 ・韓流ブームだから。 ・ 韓国が経済的に力を持つようになったか ら。 ・ 韓国ブームにより韓国を身近に感じ、興 味を持つ気がする。 ・ 日中韓朝間でのアジアの諸問題が多々あ るため。 ・韓国に注目する機会が増えたから。 ・日本と韓国の距離が縮まったこと。 ・ 近い国で色々と話題が出てきているか ら。 ・ 以前よりハングルを聞いたりすることが 多いから。 ・ 韓国の文化的なことを知る機会が増えた から。 ・ 日本にとって韓国が今以上に密接に関わ るようになれば、韓国語の需要が高まる と思う。 ・ 韓国の文化が日本にどんどん入ってくる から。 ・韓国に親しみがわいたから。 ・ 単位を取り易いという情報を聞くことが あるからでは。 ・ 韓流ブームによる一時的なもので、今後 は減少すると思う。 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 213

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5.お わ り に

本稿は、ここ数年増加傾向を見せている日本の大学における外国語教育科目 の1つである韓国語学習者についての現状を調べる必要性から始めたものであ る。そこで、筆者が担当している学習者を対象として2005年度と2006年度の2 年間にわたって、韓国語学習と韓流についてのアンケート調査結果の推移を考 察してみた。 その結果、 韓国語を選択した理由として、2005年度は、順に、日本語と言語 構造が似ていて易しそうだから43%・韓国に関心を持っているから43%→最近 韓流ブームだから35%→日本と距離的に近いから32%であったが、2006年度は、 順に、日本語と言語構造が似ていて易しそうだから41%→韓国に関心を持って いるから37%→日本と距離的に近いから32%→最近韓流ブームだから21%であ る。 最近韓流ブームだからと回答した人は2005年度35%で2番目に多く、ブー ムの影響を受けた人がかなり多かったが、2006年度は4番目の21%と回答比率 が低くなっていることが注目する点である。これはやはり韓流への関心が2005 年度より低下し、韓国語学習にもその影響が出ているのだと思う。しかし、 言語構造の類似性や韓国への関心から選択したという回答が、第一・第二と変 わっていないことは肯定的に考えられる。 また、学習者が考えている学習目標は、旅行などに役立つ程度の簡単な会話 能力と回答した人が2005年度79%、2006年度71%と一番多かったことから、会 話中心の授業が必要とされていることが分かった。しかし、2006年度は、韓国 語に関心を持っているという肯定的な意見が72%であり、2005年度の86%に比 べ全体的に減っている。一方、韓国語に関心を持っていないという否定的な意 見は20%で、2005年度の9%に比べ2倍以上増えている。韓国語における関心 分野は、2005年度・2006年度ともに韓国の日常生活文化に一番関心が高く、言 語的な教育だけではなく文化に関する内容も取り入れながら進めていくべきで ある。 韓流への関心と韓国語学習への影響を調べてみた結果、2005年度は、 韓流に 関心を持っていると肯定的に回答した人は49%、関心を持っていないと否定的 に回答した人は31%であったが、2006年度は、 韓流に関心を持っているという 肯定的な回答は33%に減り、関心を持っていないという回答のほうが47%とそ れより多かったことは大きな変化の1つである。 韓流ブームと韓国語学習への 214 言語文化研究 第26巻 第2号

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影響については、2005年度は、影響があると回答した人のほうが32%と影響が ないと回答した人20%より多かったが、2006年度は、影響がない(36%)が、 影響がある(24%)より多くなっている。韓流に関心を持っていると回答した 人の中で、関心を持ち始めたきっかけとしては、2005・2006年度ともにテレビ やラジオなどのメディアの影響が60%以上と一番多かったことから、メディア の影響をかなり受けているといえる。 今後もさらに韓国語及び韓流に関しての学習者における関心の変化を観察し ていきたいと思う。 参 考 文 献 ϲ०⽶၊ḒᏦὪᓦᶾᤊ὆ⵊ՛ᶢԾἏᢶ՛ᶢᣋ⹊ պ⸦՛ᆫ՛ᶢᷞ՚Ế Ѓᪧ⸊ᾚᏦԾ⯚᤟ὦⵇ᪣὾ጦ⹂Ⳳ၊צྖЊᐊἲỲⵊẂ՚⁞ᢚᕲᤋᷞ՚ⵊ՛ ᶢԾἏ պ⸦՛ ⵊ՛ᶢԾἏⵇ⹺ خᨆ Ὢᓦ૮ⵇᶾᤊ὆ⵊ՛ᶢⵇ᪣὾὆Ẃ՚ᕲᤋ׊᩶૮ⵇἲ⃿᫚Ἢ၊՛ᶢԾ Ἇ ⸦ⵊ՛՛ᶢԾἏᷞ՚ⵇ⹺ خἎ ᤒጦ⁞ᢚҞӪᅪ⦣ⵢᓦⵊ՛ᶢⵇ᪣὾೒὆ὦ᫋ⵊ՛ᶢԾἏ պ ⸦՛ ⵊ՛ᶢԾἏⵇ⹺ خ ᨇⵇጦ`ኗ`὆ⵊ՛ᶢԾἏӪ ᤒҲᅪỲⵊ؞⓶ᷞ՚ⵊ՛ᶢԾἏ  պ⸦՛ ⵊ՛ᶢԾἏⵇ⹺ Ꮺⷲ᫋ᶦᶢԾἏӪ ὆՚᤟Ẃ᥺ḮԾᨆẂኗ㌐4ZMMBCVT㌑὆Ἆ⸃ᤦ؞ⵊ՛ᶢԾ Ἇⵇ὆ⷲ⹗ӪӪ ⵊ՛ጦ⹂ᢚ ᤟؞Ḳ㉽ⱊҫⷲ㉽ὢⷲታ૮ⵇԾᵿᷯᶢᨆ⃮ᒲԾἏӪ ኖ⸃Њᐊᷞ՚Ṧ՛ᶢԾἏ  պ⸦ⵊ՛Ṧ՛ᶢԾἏⵇ⹺ ᴶҫ⹂㉽خ ⹂㉽╊Ἦ׊ⵇ᪣὾⃿᫚὆ⵊ՛ᶢԾἏӪ Њᐊᐗⶓᶾ૮ⵆᷚⵊ՛ ᶢԾἏ պ⸦՛ ⵊ՛ᶢԾἏⵇ⹺ ὢⵢᷯⵇ᪣὾⃿᫚ᨆᶳἲỲⵊԾᾚᕲᤋⵊ՛ᶢԾἏ պ⸦՛ ⵊ՛ᶢ ԾἏⵇ⹺

Brown, H. Douglas. 2001. Teaching by Principles: An Interactive Approach to Language Pedagogy. Longman. 李熙卿 2006 「松山大学ハングル学習者のニーズ分析と韓流に関する意識調査」松山大学『言 語文化研究』第25卷第2号 植田晃次 2002「言語呼称の社会性―日本語で朝鮮語、韓国語、ハングル…と呼ばれる言語 の呼称再―」社会言語学刊行会『社会言語学』Ⅱ 板山眞由美・森田昌美編 2004『学習者中心の外国語教育をめざして』三修社 カイト由利子 他 2002「外国語学習に関する意識調査―学生による質問票調査から―」関西 大学外国語教育研究機構編『関西大学外国語教育研究』第3巻 菊地恵太 2004「効果的な英語教育プログラムを目指して―カリキュラム・デザインとニー ズ分析―」日本大学国際関係学部国際関係研究所『国際関係研究』第25巻第2号 久保田美子・奥村三菜子 2002「ケルン日本文化会館日本語講座受講者に関するアンケート 李煕   第25巻第2号 大学の韓国語学習者を対象とするニーズ分析 215

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調査結果報告」 国際交流基金日本語国際センター『日本国際センター紀要』第12号 小池行夫編 2003『応用言語学事典』研究社 国際文化フォーラム 2003『日本の大学での韓国・朝鮮語教育中間報告』 国際文化フォーラム 2005「特集韓国・朝鮮語教育をどう位置づけるか」『国際文化フォーラ ム通信No.65』 近藤弘 他 1999『ドイツ語教育の現状と課題―アンケート結果から改善の道を探る―』日本 独文学会ドイツ語教育部会ドイツ語教育に関する調査研究委員会 坂本裕子 2004「第二言語習得における学習の動機付けと学習意欲」愛知淑徳大学言語コミュ ニケーション学会編『言語コミュニケーション研究』第4号 中西家栄子・茅野直子 2005『日本語を教える③実践日本語教授法』バベル・プレス 孟子敏・増野仁・呉春相 2006「松山大学中国語履修者の学習目的に対する意識に関する調 査」松山大学『言語文化研究』第25巻第2号 山下高之 他 2003 「学習者ニーズに対応する日本語教育プログラムの実践報告(その1)」九 州女子大学『九州女子大学紀要』第40巻1号

和田稔 訳ブラウン.J.D.著 1999『言語テストの基礎知識(Testing in Language Programs)』大 修館書店 本稿は、2006年度松山大学特別研究助成による研究成果の一部である。 1 植田晃次 (2002) では、日本における朝鮮語の呼称の社会性について述べている。しかし、韓 国語・朝鮮語と言う1つの呼称に限定せずに、どのような呼称を選び取るかは呼び手と朝 鮮との関係性を反映し、ある言語を教える / 学ぶ、あるいは「研究」することの意味とも密 接な関係を持っていて、簡単に答えが出ないと記述している。国際文化フォーラムの資料 (2003) によると、4年制大学における言語名は、2002年から2003年までには「韓国語」が111 校33.1%と最も多くなっている。これは、1995年度調査に「朝鮮語」が57校39.9%と第一だっ たものに比較される。本稿では、「韓国語」という呼称を使うことにする。 2 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06060504/001.htm 参照。 3 李煕  2006「松山大学ハングル学習者のニーズ分析と韓流に関する意識調査」 松山大学 『言語文化研究』第25巻第2号 4 《ニーズ分析のための6項目の質問タイプ》 (菊池2004:154) Target Tasks 学習者は、どのようなことを、将来英語を使っていきたいのか。 Problems 学習者は、リスニングにおいてどのような問題点をもっているのか。 また、授業に対してどのような不平、不満をもっているのか。 Preferences 学習者は、授業でどのような教材を聴いてみたいのか。 Abilities 学習者は、英語を使用して現在何ができるのか。 Attitudes 学習者は、授業においてどんなことを好み、どんなことを好んでいな いのか。 Solutions 学習者は、英語リスニング能力向上のためにどのようなアイデアを もっているのか。 216 言語文化研究 第26巻 第2号

参照

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